【コピペOK】高次脳機能障害のケアプラン文例215事例|第2表 ニーズ・目標

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交通事故や脳梗塞・脳出血のあとに残る高次脳機能障害は、記憶・注意・遂行機能・社会的行動など多岐にわたる症状が現れ、ケアプラン作成に悩むケアマネジャーも少なくありません。この記事では、現場ですぐに使える高次脳機能障害のケアプラン文例を215事例、目的別に整理して紹介します。すべてコピー&ペーストでそのまま使え、利用者の状態に合わせてアレンジしやすい構成です。第2表の記入例もあわせて掲載します。

この記事でわかること
  • 高次脳機能障害の基礎知識と、ケアプラン作成で押さえる視点
  • 記憶・注意・遂行機能・社会的行動・失語・半側空間無視など症状別の文例215事例
  • 家族支援・環境整備・社会参加・多職種連携まで網羅
  • 第2表(ニーズ・目標・サービス内容)の記入例と活用のコツ
目次

高次脳機能障害とは?ケアプラン作成の基礎知識

高次脳機能障害は、交通事故・脳梗塞・脳出血・脳挫傷などによる脳損傷のあとに起こることが多い障害です。記憶障害・注意障害・遂行機能障害・社会的行動障害などが代表的で、失語や半側空間無視を伴うこともあります。身体機能が回復していても、認知や行動の障害によって日常生活や社会生活に大きな支障が生じるため、介護・医療・福祉の連携が欠かせません。

ケアマネジャーには、本人の自立支援にとどまらず、家族支援や社会資源の活用まで含めた包括的なケアプランが求められます。外見からは分かりにくい「見えにくい障害」であることを踏まえ、本人・家族・多職種が特性を共有しながら支援することが大切です。また、症状は時間の経過やリハビリによって変化することもあるため、定期的なモニタリングで状態を確認し、計画を見直していく姿勢も欠かせません。

新人ケアマネ新人

高次脳機能障害って症状が幅広くて、どんな文例を書けばいいか迷います…。

ベテランケアマネ先輩

症状ごとに整理して考えるのがコツよ。この記事の文例を症状別に選んで、利用者さんの状態に合わせてアレンジすれば作りやすいわ。

ケアプラン作成で押さえたい3つの視点

1. 残された力を活かす「自立支援」の視点

できないことを補うだけでなく、残された力を活かす視点が重要です。手順表や声かけなどの工夫で、本人ができる動作を増やしていきます。

2. 家族の理解と負担軽減

高次脳機能障害は家族にも戸惑いが大きい障害です。特性の理解を促し、介護負担を軽くする支援を計画に必ず盛り込みましょう。

3. 多職種・社会資源との連携

医師・リハビリ職(PT・OT・ST)・地域の支援機関と連携し、医療とリハビリ、社会参加まで切れ目なくつなぐことが、生活の質の向上につながります。

文例をそのまま使うときの注意点

注意:必ず本人の状態に合わせて調整を掲載の文例はあくまでひな型です。症状の程度や生活背景は一人ひとり異なるため、アセスメントの内容に合わせて言葉を調整してください。第1表の総合的な援助の方針や第2表のニーズと整合させ、本人・家族の同意を得たうえで使用しましょう。

【症状別】高次脳機能障害のケアプラン文例215事例

記憶障害への支援に関する文例(No.1〜30)

記憶障害は高次脳機能障害の中でも頻度が高く、「約束を忘れる」「同じことを何度も聞く」「服薬を忘れる」といった形で生活に支障が出ます。本人の努力で覚えるのは難しいため、メモ・カレンダー・掲示など「外に出して見える化」する工夫を中心に支援します。以下の文例を、本人の生活リズムや家族の協力体制に合わせて選んでください。

  1. 日課をホワイトボードに書き出し、視覚的に確認できるようにする。
  2. 毎朝、その日の予定を家族と一緒に声に出して確認する。
  3. スマートフォンのリマインダー機能を使い、予定や服薬を通知する。
  4. 服薬カレンダーを設置し、飲み忘れを防止する。
  5. 買い物リストを作成し、必要な物を漏れなく購入できるようにする。
  6. デイサービスの利用日をカレンダーに印をつけ、視覚的に覚える。
  7. 大切な予定は前日と当日に繰り返し声かけし、記憶を補助する。
  8. 写真や絵を用いた手順表を作り、動作の流れを思い出せるようにする。
  9. 通院日を家族と一緒に確認し、受診忘れを防ぐ。
  10. 食事・排泄・就寝などの生活リズムを固定し、習慣で記憶を補う。
  11. 服薬支援アプリを導入し、服薬の自己管理を支援する。
  12. メモリーノートを携帯し、出来事をその場で記録する習慣をつける。
  13. 約束事は必ずメモに残し、後から見返せるようにする。
  14. 電話で聞いた内容は、その場で紙に書き留める。
  15. 重要事項を玄関や冷蔵庫に掲示し、本人と家族で共有する。
  16. 日記をつける習慣を持ち、一日を振り返りやすくする。
  17. 色分けしたメモやふせんを使い、用件を区別しやすくする。
  18. 繰り返し穏やかに説明し、不安を和らげながら記憶を補う。
  19. 財布や鍵など持ち物の定位置を決め、紛失を防ぐ。
  20. 訪問介護員が訪問時に、その日の予定を一緒に確認する。
  21. 服薬を一包化し、いつ飲む分かを明記して取り違えを防ぐ。
  22. 家族間で予定を共有し、複数人で記憶を支える。
  23. 玄関に「火の元・戸締まり確認」の張り紙をして、外出前に確認する。
  24. デイサービスでの出来事を連絡帳に記録し、家庭でも振り返る。
  25. 名前と顔が一致しにくい場合、写真付きの一覧を用意する。
  26. 食事をとったか分からなくなる場合、一定時間食器を残しておく。
  27. 銀行や役所の手続きは家族が同行し、内容を記録する。
  28. 一日のスケジュールを朝・昼・夜に分けて掲示する。
  29. 大切な連絡先を見やすい場所に一覧で貼っておく。
  30. 繰り返しの質問にも否定せず、その都度丁寧に答えて安心感を与える。
ポイント:記憶障害は「外部化」で補う覚えておくのが難しい情報は、メモ・カレンダー・掲示など「外に出して見える化」するのが基本です。本人が自分で確認できる仕組みを整えましょう。

注意障害への支援に関する文例(No.31〜60)

注意障害があると、一つのことに集中し続けたり、複数の作業を同時に行ったりするのが難しくなります。気が散りやすく、ミスや事故にもつながりやすいため、刺激を減らした静かな環境を整え、作業を一つずつ区切るのが基本です。安全確保の視点も忘れずに盛り込みましょう。

  1. 作業は一度に複数行わず、一つずつ区切って行う。
  2. 集中できる時間を短く設定し、こまめに休憩を挟む。
  3. テレビや音楽を消し、静かな環境で作業に取り組む。
  4. 食事中は会話を控え、食事に注意を集中できるようにする。
  5. 外出時は付き添いをつけ、安全に移動できるようにする。
  6. 複雑な作業は職員や家族が分担して補助する。
  7. 注意がそれた際は、穏やかな声かけで作業に戻す。
  8. 家事は短時間に区切り、完遂できる量に調整する。
  9. デイサービスでは静かな席を用意する。
  10. 運転など危険を伴う行為は控えるよう支援する。
  11. 説明は短く、一度に一つの指示にとどめる。
  12. 火の取り扱いや刃物の使用時は見守りを行う。
  13. 危険物は本人の手の届かない場所に保管する。
  14. 動線上の障害物を取り除き、転倒を防ぐ。
  15. 金銭管理や買い物は家族が同行して支援する。
  16. 同じ日に複数の予定を入れず、一つに絞る。
  17. 課題を小分けにして、達成感を得やすくする。
  18. ガスコンロをIHに変更し、消し忘れによる事故を防ぐ。
  19. 作業終了後は必ず確認の声かけを行う。
  20. 集中力に応じて、活動内容や時間を調整する。
  21. 周囲の刺激を減らすため、物を整理した環境を整える。
  22. 服薬時は付き添い、確実に服用できたか確認する。
  23. 入浴中は見守りを行い、のぼせや転倒を防ぐ。
  24. 横断歩道では必ず付き添い、安全を確認する。
  25. 一つの話題に絞って会話し、混乱を防ぐ。
  26. 注意がそれやすい時間帯を把握し、無理のない予定を組む。
  27. 調理は電子レンジなど火を使わない方法を取り入れる。
  28. 視覚的に分かりやすい標識や矢印で動線を示す。
  29. 疲労が見られたら、早めに休息を促す。
  30. 本人のペースを尊重し、急かさず見守る。

遂行機能障害への支援に関する文例(No.61〜90)

遂行機能障害は、「段取りを立てて物事を順序立てて進める」ことが難しくなる障害です。料理や掃除など、複数の工程からなる家事でつまずきやすくなります。工程を小さく分け、手順書やチェックリストで一つずつ示すことで、本人ができる範囲を広げていきます。できたことを認める声かけも意欲につながります。

  1. 家事は手順書に従い、段階的に支援する。
  2. 料理は工程を分け、簡単な作業から取り組む。
  3. 洗濯は家族が下準備し、本人は干す作業を担当する。
  4. ゴミ出しを決まった曜日・時間に行い、習慣化する。
  5. 課題を小さなステップに分け、達成感を持たせる。
  6. 本人の力に合わせ、家事の一部を任せる。
  7. 作業開始時に声かけし、行動のきっかけをつくる。
  8. やることをリスト化し、順番に取り組めるよう支援する。
  9. 一つの作業を終えてから、次に移るよう促す。
  10. デイケアでの活動を通じて、段取りの訓練を行う。
  11. 買い物リストをもとに、必要な物を選ぶ練習をする。
  12. できたことを肯定的にフィードバックし、意欲を高める。
  13. 予定表を使い、一日の見通しを持てるようにする。
  14. やり遂げた達成感を、日記やカレンダーに記録する。
  15. 家族と役割分担し、簡単な作業を本人が担う。
  16. 片付けや掃除を毎日繰り返し、手順を身につける。
  17. 活動は短時間で完了できる内容に調整する。
  18. 混乱した際は、再度ゆっくり手順を説明する。
  19. 手順をイラストや写真で示し、視覚的に理解を助ける。
  20. 介助者が作業の最初と最後を確認し、抜けを防ぐ。
  21. 朝の身支度を、順番に並べた表で示す。
  22. 服を着る順番に並べて置き、着衣を支援する。
  23. 調理は計量カップやタイマーを使い、手順を簡単にする。
  24. 金銭管理は、使う分だけ小分けにして渡す。
  25. 予定変更があるときは早めに伝え、混乱を防ぐ。
  26. 一日の終わりに、できたことを一緒に振り返る。
  27. 失敗しても責めず、やり直せる雰囲気をつくる。
  28. 趣味活動を通じて、計画・実行の力を維持する。
  29. 作業の見本を先に見せ、模倣しやすくする。
  30. 必要な道具をあらかじめ並べ、取りかかりやすくする。
ポイント:遂行機能障害は「手順の見える化」段取りが難しいときは、工程を分けて一つずつ示すのが効果的です。手順書・チェックリスト・声かけで「次の一歩」を支えましょう。

社会的行動障害への支援に関する文例(No.91〜120)

社会的行動障害は、感情のコントロールが難しくなったり、衝動的な言動や対人トラブルが増えたりする症状です。周囲との関係が崩れやすく、家族の悩みも深くなりがちです。否定から入らず、まず本人の気持ちを受け止め、望ましい行動を具体的にほめて強化する関わりが効果的です。刺激の少ない環境づくりとあわせて支援します。

  1. 感情の起伏が激しいときは、落ち着ける環境を整える。
  2. 衝動的な発言は否定せず、まず受け止めて対応する。
  3. 社会的ルールを繰り返し穏やかに伝え、行動の安定を図る。
  4. 集団活動は少人数から始め、徐々に慣れてもらう。
  5. デイサービス職員が間に入り、利用者同士の交流を支援する。
  6. トラブルが起きた際は速やかに介入し、双方を落ち着かせる。
  7. 障害特性を理解した職員・家族が、一貫した対応をとる。
  8. 暴言や拒否があっても、冷静に感情的にならず対応する。
  9. 本人が安心できる人間関係を維持できるよう配慮する。
  10. 他者との会話は短時間で区切り、疲労を防ぐ。
  11. トラブル後は、本人と一緒に状況を振り返る。
  12. 余暇活動を通じて、社会的な振る舞いを練習する。
  13. 本人に合った役割を与え、達成感を得られるようにする。
  14. 行動を観察し、計画の見直しに反映する。
  15. 刺激を減らした環境で、落ち着いて過ごせるようにする。
  16. 家族との交流を意識し、社会性の維持を図る。
  17. 問題行動が生じた際は原因を分析し、対応を検討する。
  18. 周囲に障害特性を説明し、理解を深めてもらう。
  19. 本人の感情を尊重し、無理のない社会参加を支援する。
  20. 安心して過ごせる居場所を確保する。
  21. 興奮しやすい場面を把握し、事前に環境を調整する。
  22. 「できたこと」を具体的にほめ、望ましい行動を強化する。
  23. 予定や約束は事前に伝え、急な変更による混乱を避ける。
  24. 感情が高ぶったときのクールダウンの方法を、一緒に決めておく。
  25. 金銭トラブルを防ぐため、家族が金銭管理を支援する。
  26. こだわりが強い場面では、本人の納得を得ながら進める。
  27. 適度な運動を取り入れ、気分の安定を図る。
  28. 対人トラブルが続く場合は、専門職に相談し助言を得る。
  29. 本人の得意なことを活かせる場面をつくる。
  30. 一日の生活リズムを整え、情緒の安定を支える。
新人ケアマネ新人

社会的行動障害への対応は、つい注意してしまいそうで難しいです。

ベテランケアマネ先輩

否定から入らず、まず受け止めるのが基本よ。望ましい行動を具体的にほめると、本人も安心して落ち着いていくわ。

失語・コミュニケーション障害への支援に関する文例(No.121〜140)

失語症などのコミュニケーション障害があると、「話したいことが言葉にならない」「相手の話が理解しにくい」といった困りごとが生じます。本人のもどかしさに寄り添い、ゆっくり短く話す・絵カードや筆談を併用する・言葉を待つといった工夫で、意思疎通を支えます。言語聴覚士(ST)との連携も重要です。

  1. ゆっくり、はっきりと短い言葉で話しかける。
  2. 「はい・いいえ」で答えられる質問を心がける。
  3. 絵カードや写真を使って意思疎通を図る。
  4. 筆談やジェスチャーを併用し、伝わりやすくする。
  5. 本人が言葉を探しているときは、急かさず待つ。
  6. 伝わったかどうかを、その都度確認する。
  7. コミュニケーションノートを作り、よく使う言葉をまとめる。
  8. 言語聴覚士(ST)と連携し、リハビリ方針を共有する。
  9. 静かな環境で、一対一で会話する時間をつくる。
  10. 本人の表情やしぐさから気持ちを汲み取る。
  11. うまく話せなくても、話そうとする意欲を尊重する。
  12. デイサービスで会話の機会を増やし、発話を促す。
  13. 家族にも、分かりやすい話し方のコツを伝える。
  14. 五十音表や指差しボードを活用して意思を伝える。
  15. 一度に多くを伝えず、要点を一つずつ伝える。
  16. 本人の好きな話題で会話し、発話の意欲を引き出す。
  17. 言い間違いを訂正しすぎず、安心して話せる雰囲気をつくる。
  18. タブレットの文字盤アプリなどICTを活用する。
  19. 伝えたいことが伝わったときは一緒に喜び、自信につなげる。
  20. 緊急時の意思表示方法(呼び鈴・カード等)を用意する。

半側空間無視・視覚認知障害への支援に関する文例(No.141〜155)

半側空間無視は、片側(多くは左側)の空間に注意が向きにくくなる症状です。食事を片側だけ残す、無視側の人や物にぶつかるといった形で現れ、転倒や事故のリスクにもつながります。皿の配置や声かけ、目印などで無視側へ注意を促し、介助者が安全を確認する支援が中心になります。

  1. 食事は無視側にも注意を向けられるよう、皿の配置を工夫する。
  2. 声かけや目印で、見落としやすい側へ注意を促す。
  3. 移動時は無視側の障害物に注意し、付き添う。
  4. 無視側からの転倒やぶつかりを防ぐため、環境を整える。
  5. 食器を回転させて、食べ残しを防ぐ。
  6. 本や新聞は無視側に目印をつけ、読み飛ばしを防ぐ。
  7. 車いす移動時は、左右の安全を介助者が確認する。
  8. 整容や着替えは、無視側を介助者が確認・援助する。
  9. リハビリ職と連携し、注意を向ける訓練を取り入れる。
  10. 廊下や居室の動線を広く取り、ぶつかりを防ぐ。
  11. 段差や角に目印をつけ、視覚的に分かりやすくする。
  12. 無視側に大切な物を置かないよう、配置を工夫する。
  13. 入浴時は無視側の洗い残しややけどに注意する。
  14. 周囲の人にも特性を伝え、声かけの位置を工夫してもらう。
  15. 明るい照明を確保し、見えにくさを軽減する。

家族支援・介護負担軽減に関する文例(No.156〜180)

高次脳機能障害は「見えにくい障害」のため、家族が特性を理解できずに戸惑い、孤立してしまうことが少なくありません。家族への説明・心理的サポート・レスパイトの確保を計画に位置づけ、家族が安心して介護を続けられるよう支えます。家族の負担軽減は、結果的に本人の生活の安定にもつながります。

  1. 家族に高次脳機能障害の特徴を、分かりやすく説明する。
  2. 具体的な対応方法を伝え、家族が安心して介護できるようにする。
  3. 家族会議を開き、役割分担を確認する。
  4. 家族の心理的サポートを行い、介護負担を軽減する。
  5. 介護疲れを防ぐため、ショートステイを計画的に活用する。
  6. 訪問介護や通所サービスを導入し、家族の負担を減らす。
  7. 記録の方法を伝え、本人の変化を把握できるようにする。
  8. 家族の不安に応じて、多職種で連携して支える。
  9. 家族の相談窓口(地域包括・家族会等)を紹介する。
  10. 緊急時の連絡体制を整え、家族の安心につなげる。
  11. レスパイトケアを活用し、家族の休息時間を確保する。
  12. 家族だけで抱え込まないよう、定期的に声をかける。
  13. 介護に関する制度・サービスの情報を提供する。
  14. 同じ立場の家族が集う家族会への参加を勧める。
  15. 家族の体調にも気を配り、必要に応じて支援につなぐ。
  16. 本人への接し方を家族と一緒に振り返り、改善する。
  17. きょうだいや遠方家族とも情報を共有できるようにする。
  18. 家族の就労状況に配慮し、サービス時間を調整する。
  19. 障害福祉サービスや手帳・年金など、利用できる制度を案内する。
  20. 家族のがんばりを認め、ねぎらいの言葉をかける。
  21. 在宅介護が難しくなった場合の選択肢を、一緒に考える。
  22. 家族の介護スキル向上のため、専門職の助言の機会を設ける。
  23. 本人と家族双方の希望を聞き取り、計画に反映する。
  24. 介護負担を定期的に評価し、支援計画を見直す。
  25. 本人・家族が共に安心して暮らせることを目標に支援する。
注意:家族支援も計画に明記を高次脳機能障害は家族の戸惑いや負担が大きい障害です。本人への支援だけでなく、家族支援も第2表のニーズとして明確に位置づけると、サービスにつなげやすくなります。

環境整備・安全確保に関する文例(No.181〜200)

記憶・注意・遂行機能の障害は、転倒・誤薬・火の不始末・無断外出などの事故につながりやすく、住環境を整えることが安全な在宅生活の土台になります。整理整頓や住宅改修、見守り機器の活用など、本人の状態に合わせた環境調整を計画に盛り込みましょう。

  1. 室内を整理整頓し、混乱や転倒を防ぐ。
  2. 危険物を片付け、安全な生活環境を整える。
  3. 予定表や掲示物を、見やすい場所に設置する。
  4. 手すりの設置など住宅改修を検討する。
  5. 段差を解消し、つまずきを防ぐ。
  6. 火災やガス漏れに備え、警報器を設置する。
  7. 玄関の施錠を工夫し、無断外出による事故を防ぐ。
  8. 夜間の足元灯を設置し、転倒を予防する。
  9. 浴室に滑り止めマットを敷き、転倒を防ぐ。
  10. 生活リズムを家族と共有し、一貫性を持たせる。
  11. 服薬は管理しやすい場所にまとめ、誤薬を防ぐ。
  12. 緊急通報装置を導入し、万一に備える。
  13. 季節に応じた室温管理で、体調を整える。
  14. 本人が迷いやすい場所に、案内表示を付ける。
  15. 刃物・薬品など危険物の保管場所を施錠する。
  16. 動線をシンプルにし、移動の負担を減らす。
  17. 環境調整を繰り返し行い、本人に合った住まいに整える。
  18. 地域の見守りサービスを活用し、安全を確保する。
  19. GPS等を活用し、外出時の所在確認に備える。
  20. 定期的に住環境を点検し、危険箇所を改善する。

社会参加・リハビリ・多職種連携に関する文例(No.201〜215)

在宅生活の安定だけでなく、本人らしい社会参加や役割の回復を目指すことも大切な視点です。リハビリ職や主治医、地域の支援機関と連携し、就労支援や当事者会なども活用しながら、社会とのつながりを保てるよう支援します。多職種で情報を共有し、切れ目のない支援につなげましょう。

  1. デイケアやリハビリで、心身機能の維持・向上を図る。
  2. 本人の趣味や関心を活かした活動の機会をつくる。
  3. 就労支援や地域活動支援センターなど、社会資源を活用する。
  4. 主治医と連携し、医療面の情報を共有する。
  5. リハビリ職(PT・OT・ST)と目標を共有し、計画に反映する。
  6. 地域の当事者会・家族会への参加を支援する。
  7. 障害者手帳や自立支援医療など、制度の活用を支援する。
  8. 多職種でカンファレンスを開き、支援方針を統一する。
  9. 本人の強みを活かせる役割を、地域の中で見つける。
  10. 外出や交流の機会を増やし、社会とのつながりを保つ。
  11. 就労を希望する場合は、関係機関と連携して支援する。
  12. 体調や障害特性に応じて、活動量を無理なく調整する。
  13. 定期受診を支援し、症状の変化を早期に把握する。
  14. 本人・家族・専門職で情報を共有し、切れ目なく支援する。
  15. 本人と家族の生活の質(QOL)向上を目標に、計画を実施する。

第2表の記入例(ニーズ・目標・サービス内容)

上記の文例を、実際の第2表に落とし込んだ記入例です。ニーズ→長期目標→短期目標→サービス内容の流れで整合させるのがポイントです。ニーズは本人の「〜したい」という前向きな言葉で表現し、目標はその実現に向けた段階として設定すると、本人・家族が納得しやすい計画になります。サービス内容には、症状別の文例から具体的な支援を選んで落とし込みましょう。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
記憶障害があるが、忘れずに予定をこなして生活したい予定や服薬を自分で管理し、在宅生活を続けられるカレンダーとメモを使い、毎日の予定を確認できる日課をホワイトボードに書き出し視覚的に確認/服薬カレンダーで飲み忘れを防止/訪問時に予定を一緒に確認
段取りが立てにくいが、家事を続けて役割を持ちたい簡単な家事を自分で行い、生活に張りを持てる手順表を見ながら、決まった家事を一つ行える手順書に沿って段階的に支援/作業開始時の声かけ/できたことを肯定的にフィードバック
感情が高ぶりやすいが、周囲と穏やかに過ごしたい落ち着いた人間関係の中で安心して生活できる興奮する場面を減らし、穏やかに過ごせる日が増える刺激の少ない環境調整/クールダウン方法を一緒に決める/デイサービス職員による交流支援

ケアプラン文例を活用する4つのコツ

文例はあくまで出発点です。同じ「記憶障害」でも、本人の生活背景や家族の協力体制によって、適切な支援は変わります。次の4つのステップを意識すると、文例を「自分の利用者に合った計画」へと仕上げやすくなります。漫然と貼り付けるのではなく、アセスメントとの一貫性を確認しながら使うことが、質の高いケアプランへの近道です。

  • アセスメントで症状を整理する記憶・注意・遂行機能・社会的行動など、どの症状が生活の支障になっているかを把握する。
  • 症状別に文例を選ぶ本記事のカテゴリから、利用者の状態に合う文例を選んで組み合わせる。
  • 本人の言葉に合わせて調整する固有名詞や生活背景を加え、本人・家族が納得できる表現に整える。
  • 第1表・第2表と整合させる総合的な援助の方針やニーズと矛盾がないか確認し、同意を得て確定する。

よくある質問(FAQ)

高次脳機能障害のケアプランは、介護保険と障害福祉どちらで作りますか?
年齢や認定状況によって異なります。介護保険の対象であれば居宅サービス計画で作成し、必要に応じて障害福祉サービスと併用します。利用できる制度は自治体によって運用が異なるため、窓口で確認しましょう。
文例はそのままコピーして使ってよいですか?
ひな型としてコピーは可能ですが、必ず利用者の状態や生活背景に合わせて調整してください。アセスメント内容やニーズと整合させ、本人・家族の同意を得たうえで使用することが大切です。
身体は元気なのに支援が必要な理由を、家族に説明するには?
高次脳機能障害は「見えにくい障害」であることを伝えるのがポイントです。記憶や段取り、感情のコントロールなど、外見では分かりにくい部分に支障があることを具体例で説明すると理解が深まります。
本人が支援を拒否する場合はどうすればよいですか?
まず本人の思いを受け止め、できていることを認めることが大切です。無理に進めず、本人が納得できる範囲から始め、信頼関係を築きながら少しずつ支援を広げていきましょう。
多職種とはどのように連携すればよいですか?
主治医・リハビリ職(PT・OT・ST)・地域の支援機関と情報を共有し、サービス担当者会議で方針を統一します。症状の変化を共有し合うことで、切れ目のない支援につながります。
まとめ
  • 高次脳機能障害は記憶・注意・遂行機能・社会的行動など症状が幅広く、症状別に整理してケアプランを組むのがコツ。
  • 本記事では記憶・注意・遂行機能・社会的行動・失語・半側空間無視・家族支援・環境整備・社会参加まで、215事例を目的別に紹介した。
  • 文例はひな型として活用し、アセスメント内容や本人・家族の希望に合わせて必ず調整する。
  • 第1表・第2表と整合させ、多職種連携と家族支援を計画に位置づけることで、生活の質の高いケアプランになる。

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