介護用の椅子おすすめ7選|立ち上がりやすい選び方【家族向け】

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「立ち上がるときにふらつく」「食卓のイスから立つのがつらそう」——在宅で親を介護していると、毎日使うイスこそ転倒や負担の原因になっていることがよくあります。この記事では、現役ケアマネ目線で本当に高齢者がラクに座れる・立てる介護用の椅子7選を、家族が選びやすいようにタイプ別・おすすめ順でご紹介します。失敗しない選び方のポイントもまとめました。

この記事でわかること
  • 介護用の椅子が高齢者の「立ち上がり」「転倒予防」になぜ役立つのか
  • 失敗しないための選び方5つのチェックポイント
  • ダイニング・高座椅子・玄関・座敷のタイプ別おすすめ7選(おすすめ順)
  • 各商品の特徴がひと目でわかる比較早見表とよくある質問
目次

介護用の椅子が高齢者に必要な理由とは?

高齢になると、太ももやお尻まわりの筋力が落ち、「座る」「立ち上がる」動作そのものが転倒のリスクになります。普通のイスは座面が低かったり、肘掛けがなかったりして、立ち上がるときに手で支える場所がありません。その結果、勢いで立とうとしてふらついたり、座るときにドスンと落ちて腰を痛めたりします。

介護用の椅子は、座面の高さ・肘掛け・安定性が立ち座りを助けるよう設計されています。肘掛けに手を添えて体を押し上げられるので、本人の「自分でできた」という自立も守れます。ご家族にとっても、抱え上げる介助が減り、腰への負担が軽くなるのが大きなメリットです。

新人ケアマネ新人

普通のダイニングチェアではダメなんですか?値段も安いですし…。

ベテランケアマネ先輩

使えないわけではないのよ。でも肘掛けがあるかどうかで立ち上がりやすさは全然違うの。転んで骨折すれば一気に寝たきりに近づくから、イス選びは予防のひとつと考えてあげてね。

ポイント:イスは「転倒予防の福祉用具」毎日何度も使う椅子は、住宅改修や手すりと並ぶ大切な転倒予防策。立ち座りがラクになるだけで、生活全体の自立度が変わります。

介護用の椅子の選び方|失敗しない5つのチェックポイント

「とりあえず人気の椅子を」と選ぶ前に、次の5点を確認すると失敗が減ります。本人の体格・住まい・使う場面に合わせるのがいちばん大切です。

① 肘掛け(アームレスト)があるか

立ち上がりのしやすさを左右する最重要ポイントです。手で押して立てる肘掛け付きを基本に選びましょう。握りやすい形状で、ぐらつかない頑丈さがあると安心です。

② 座面の高さが体に合っているか

座ったときに足の裏全体が床につき、膝が90度くらいになる高さが理想です。高さ調節ができるタイプなら、本人の身長やクッションの厚みに合わせて微調整できます。

③ 安定性・耐荷重は十分か

体重を預けても倒れない安定感が必須です。耐荷重120〜160kgなど余裕のある数値のものを選ぶと、寄りかかっても安心。脚にすべり止めがあるとさらに安全です。

④ 使う場所に合っているか

食卓ならダイニングチェア、テレビを見てくつろぐなら高座椅子、玄関の靴の着脱には玄関ベンチ、床座り中心の和室には座敷椅子、と場面ごとに最適な形が変わります。

⑤ 掃除・収納・移動のしやすさ

毎日使うものだからこそ、軽さ・折りたたみ・スタッキング(重ね置き)のしやすさも見ておきましょう。介助で動かす機会が多い椅子ほど、扱いやすさが効いてきます。

注意:本人の状態は必ず確認を麻痺や著しい筋力低下がある場合は、自己判断の前にケアマネジャーや理学療法士に相談を。福祉用具のレンタル・住宅改修と組み合わせた方がよいケースもあります。

介護用の椅子おすすめ7選【タイプ別・おすすめ順】

ここからは、家族が選びやすいようおすすめ順に7商品を紹介します。レビュー件数・人気・介護現場での使いやすさを総合的に判断しました。気になるタイプから読み進めてください。

【第1位】不二貿易 玄関椅子・玄関ベンチ サポートチェア 95778(高さ調節・棚付き)

レビュー2,955件・ベストセラー上位の超人気モデル。玄関での靴の着脱や、立ち座りのきっかけになる場面で活躍する玄関ベンチです。実は介護で最も転倒が起きやすいのが「玄関の段差での立ち座り」。ここに腰かけられる椅子を1脚置くだけで、靴の脱ぎ履きが格段に安全になります。座面の高さを調節でき、体格に合わせて足がしっかり床につく位置に設定できるのも安心ポイントです。

座面下に棚が付いているので、スリッパや靴ベラ、印鑑などの小物を置けて玄関がすっきり。コンパクトながら安定感があり、立ち上がるときに手をつく支えにもなります。圧倒的なレビュー数が示すとおり、介護用途だけでなく「家族みんなが使える玄関のちょい掛けイス」として満足度が高い1台です。迷ったらまずこれ、と言える万能さで第1位に選びました。

こんな方におすすめ玄関の上がり框(かまち)で靴を履くときにふらつく方/省スペースで安全対策をしたい方/棚付きで玄関を片付けたい方。

【第2位】山善(YAMAZEN) 高座椅子 リクライニング 高さ調節4段階・折りたたみ WHT-53

ベストセラー1位の定番高座椅子。座面が高めに設計された「高座椅子」は、低い座椅子と違って立ち上がりがとてもラクなのが特徴です。畳やフローリングに直接座るのがつらくなった方でも、肘掛けに手を添えてスッと立てます。背もたれはリクライニングし、テレビを見たり少し休んだりするくつろぎ時間にぴったりです。

高さは4段階で調節できるので、本人の身長や膝の状態に合わせて最適な座面に。使わないときは折りたためるため、来客時や掃除のときに片付けやすいのも在宅介護でうれしいポイントです。手頃な価格ながら必要な機能がそろっており、「まず1脚試したい」という方に自信を持っておすすめできる、コスパ最強クラスの高座椅子です。

こんな方におすすめ和室やリビングで床座りがつらくなった方/テレビ前のくつろぎ用に1脚ほしい方/使わないときは折りたたんで収納したい方。

【第3位】SUWALABO スワラボ リクライニングチェア コンフォール 高座椅子 RMJJ-36

ベストセラー2位の本格派リクライニング高座椅子。第2位の山善より背もたれの倒れ角度やクッション性が上質で、長時間座っても疲れにくいのが魅力です。「コンフォール(comfort=快適)」の名のとおり、ゆったりくつろぎたい方や、日中の多くをイスで過ごす方に向いています。肘掛けはしっかりしていて、立ち上がりの支えとしても頼れます。

リクライニングは無理なく角度を変えられ、読書・テレビ・うたた寝などシーンに合わせて姿勢を調整できます。座面高もあるため立ち座りがラクで、座椅子のような「床から立てない」ストレスがありません。デザインも落ち着いていて、リビングに置いても生活感が出にくいのもポイント。くつろぎと立ち上がりやすさを両立させたい方の本命と言える一脚です。

こんな方におすすめ日中の多くをイスで過ごす方/しっかりリクライニングしてくつろぎたい方/クッション性・座り心地を重視したい方。

【第4位】ottostyle.jp ダイニングチェア 介護椅子 肘付き 木製 耐荷重120kg(スタッキング可)

食卓まわりの立ち座りを助ける肘掛け付きダイニングチェア。レビュー780件と支持が厚く、「食事のたびに立ち上がるのがつらい」という日常のいちばん多い場面をカバーします。両側の肘掛けに手をついて立てるので、テーブルに手をつく不安定な立ち方を防げます。木製であたたかみがあり、一般的なダイニングにもなじむデザインです。

耐荷重は120kgとしっかり。使わないときは重ねて収納(スタッキング)できるので、来客時や掃除のときにも便利です。介護用とわかりにくいナチュラルな見た目なので、「いかにも福祉用具」という雰囲気が苦手な方にもおすすめ。毎日の食事を安全に、そして自分のペースで続けるための定番チェアとして第4位に選びました。

こんな方におすすめ食卓の椅子の立ち座りがつらい方/介護用に見えないデザインがよい方/2脚そろえて夫婦で使いたい方。

【第5位】Hilax ダイニングチェア 肘付き 耐荷重160kg 介護椅子 木製(スタッキング可)

ベストセラー5位・レビュー546件のダイニングチェア。第4位のottostyleと同じ肘掛け付きタイプですが、耐荷重160kgとさらに頑丈なのが特徴です。体格のしっかりした方や、立ち上がるときに肘掛けへ強く体重をかける方でも安心して使えます。木製フレームで安定感があり、ぐらつきにくい作りです。

こちらもスタッキング対応で、複数脚を重ねて省スペースに収納できます。デイサービスや施設でも使われるしっかりした作りなので、耐久性・安定性を最優先したい方に向いています。「とにかく頑丈で長く使える食卓イスがほしい」というニーズに応える一脚として、第4位とあわせて検討したいモデルです。

こんな方におすすめ体格がよく高い耐荷重が必要な方/肘掛けに強く体重をかけて立つ方/頑丈さ・耐久性を最優先したい方。

【第6位】エムール ひじ掛け付きリクライニングチェア「きらく」高座椅子 ギア式・高さ調節(ピンク)

レビュー223件のギア式リクライニング高座椅子。背もたれを無段階に近いギア式で細かく調整でき、自分にちょうどいい角度でくつろげます。肘掛け付きで立ち座りを支え、座面の高さも調節可能。明るいピンクなどやさしい色合いがそろい、お部屋の雰囲気を明るくしたい方や、女性の利用者に好まれます。

ギア式は倒したい角度でしっかり止まるので、読書・テレビ・休憩と姿勢を変えながら長く座るのに向いています。コンパクト設計で和室にもなじみやすく、くつろぎと立ち上がりやすさのバランスがとれた一脚です。色やデザインにもこだわって選びたい方の選択肢として、第6位にランクインしました。

こんな方におすすめ背もたれの角度を細かく決めたい方/明るい色・やさしいデザインを選びたい方/コンパクトな高座椅子を探している方。

【第7位】コジット 思いやり座敷椅子(紺)

レビュー453件の座敷(床座り)用の椅子。「やっぱり畳に座りたい」「こたつで過ごしたい」という和室中心の生活に寄り添う一脚です。床に近い低めの設計ながら、背もたれと肘当てで体を支え、長時間の床座りでも腰や背中がラクになります。あぐらや正座がつらくなった方の負担をやわらげてくれます。

軽くて移動させやすく、こたつや座卓との相性が抜群。落ち着いた紺色で和室になじみます。ただし座面が低いぶん、高座椅子に比べると立ち上がりはやや力が要るため、床座りの生活を続けたい方向けとして第7位に。立ち座りのしやすさを最優先するなら、上位の高座椅子も検討してみてください。

こんな方におすすめこたつや座卓など床座りの生活を続けたい方/和室で使える背もたれ付きの椅子がほしい方/正座・あぐらの負担を減らしたい方。

介護用の椅子おすすめ7選 比較早見表

ここまで紹介した7商品を、タイプ・特徴・向いている人で比較できるようまとめました。使う場所から逆算して選ぶのが失敗しないコツです。

順位/商品タイプ特徴向いている人
1位 不二貿易 玄関椅子 95778玄関ベンチ高さ調節・棚付き・レビュー2,955件玄関の靴の着脱を安全にしたい
2位 山善 高座椅子 WHT-53高座椅子4段階調節・折りたたみ・BS1位コスパよく1脚試したい
3位 SUWALABO コンフォール高座椅子本格リクライニング・座り心地◎日中ずっとくつろぎたい
4位 ottostyle ダイニングチェア食卓イス肘付き・耐荷重120kg・木製食卓の立ち座りを助けたい
5位 Hilax ダイニングチェア食卓イス肘付き・耐荷重160kgで頑丈体格がよく頑丈さ重視
6位 エムール きらく高座椅子ギア式・色がやさしい角度調整・デザイン重視
7位 コジット 思いやり座敷椅子座敷椅子床座り対応・和室向けこたつ・床座りを続けたい
新人ケアマネ新人

種類が多くて、結局どれを勧めればいいか迷います…。

ベテランケアマネ先輩

まず「どこで困っているか」を聞くといいわ。玄関なら1位、テレビ前なら高座椅子、食卓なら肘付きダイニング。場所が決まれば自然と絞れるのよ。

介護用の椅子を上手に活用するコツ

せっかく選んだ椅子も、置き方や使い方を工夫するとより安全・快適になります。次の手順を参考にしてください。

  • 本人の動作を観察するどの場面(玄関・食卓・テレビ前)で立ち座りに困っているかを見極めます。いちばん困っている場所から1脚導入するのが効果的です。
  • 座面の高さを合わせる足裏が床につき、膝が約90度になる高さに調節。クッションの厚みも考慮して微調整します。
  • 肘掛けで立つ練習をする「手で押して立つ」動作を一緒に確認。前かがみになってから立つと、より少ない力で安全に立てます。
  • 置き場所と動線を整える椅子のまわりに物を置かず、立ち上がってからの一歩がふらつかないよう手すりや家具の配置も見直します。
  • 必要ならケアマネに相談状態によっては福祉用具レンタルや住宅改修の方が適切なことも。専門職に相談して最適な組み合わせを選びましょう。

介護用の椅子に関するよくある質問

介護用の椅子は介護保険でレンタルできますか?
一般的な椅子は介護保険の福祉用具貸与の対象外で、購入が基本です。ただし「昇降機能付きいす」など一部の特殊な機器は対象になる場合があります。判断に迷うときは担当のケアマネジャーに確認しましょう。
高座椅子とダイニングチェアはどちらがいいですか?
使う場所で選びます。テレビを見てくつろぐリビング・和室なら高座椅子、食事をする食卓なら肘掛け付きダイニングチェアが向いています。両方の場面で困っているなら、それぞれ1脚ずつ用意するのが理想です。
立ち上がりがいちばんラクなのはどのタイプですか?
座面が高めで肘掛けのあるタイプ(高座椅子・肘付きダイニングチェア)です。座面が低い座椅子・座敷椅子は床座りには快適ですが、立ち上がりには力が必要になります。立ち座りを最優先するなら座面の高さを重視してください。
耐荷重はどのくらいあれば安心ですか?
体重に対して余裕のある120〜160kg程度を目安にすると安心です。立ち上がる際に肘掛けへ強く体重をかけるため、本人の体重ぎりぎりではなく、しっかり余裕のある数値を選びましょう。
認知症の親でも使えますか?
使えますが、折りたたみ機構や可動部に指を挟まないよう、操作は家族が行うと安全です。シンプルで安定した固定式の椅子のほうが混乱が少ない場合もあります。本人の状態に合わせて選んでください。
まとめ
  • 介護用の椅子は立ち上がり・転倒予防を助ける大切な道具。肘掛け・座面の高さ・安定性・使う場所・扱いやすさの5点で選ぶ。
  • 玄関の安全対策なら1位・不二貿易の玄関ベンチ、くつろぎ+立ち座り重視なら高座椅子(山善・SUWALABO)がおすすめ。
  • 食卓には肘付きダイニングチェア(ottostyle・Hilax)、床座り中心の和室には座敷椅子(コジット)と、場面で選ぶのが失敗しないコツ。
  • 状態によっては福祉用具レンタルや住宅改修が適切なことも。迷ったらケアマネジャーに相談を。

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