【コピペOK】帰宅願望のケアプラン文例200事例|課題・目標・サービス内容つき

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「家に帰りたい」と繰り返し訴える帰宅願望は、認知症の方に多くみられ、介護現場で対応に悩む行動の一つです。背景には不安・混乱・役割意識・生活リズムの乱れなど、その人なりの理由があります。この記事では、ケアマネがそのまま使える帰宅願望のケアプラン文例を200事例以上、「課題・目標・サービス内容」の形で用意しました。原因別の対応のコツや第2表の考え方もあわせて解説します。

この記事でわかること
  • 帰宅願望が起こる主な原因と対応の基本
  • コピペで使えるケアプラン文例200事例以上(課題・目標・サービス内容)
  • 原因別(不安・役割意識・生活リズム等)の支援のポイント
  • 文例をそのまま使うときの注意点とアレンジのコツ
  • 帰宅願望への対応でやってはいけないNG対応
目次

帰宅願望が起こる原因と対応の基本

帰宅願望は「わがまま」や「困った行動」ではなく、本人なりの理由がある行動・心理症状(BPSD)のひとつです。よくある背景には、見知らぬ環境への不安、夕方に強まる落ち着かなさ(夕暮れ症候群)、主婦や仕事などの役割意識、家族や我が家への思い、生活リズムの乱れなどがあります。

大切なのは、頭ごなしに「帰れません」と否定したり制止したりしないこと。まず気持ちを受け止め、安心感を提供し、環境調整・役割づくり・回想法・家族連携を組み合わせて対応します。ケアプランでは安全確保・心理的安定・環境調整・家族支援の4つの視点をバランスよく盛り込みます。

注意:否定・制止・嘘の説得はNG「ダメ」と止める、力ずくで引き留める、「もうすぐ家族が来る」など根拠のない嘘で言いくるめる対応は、かえって不安や興奮を強めます。まず傾聴・共感し、安心できる環境と役割で気持ちを切り替えるのが基本です。
新人ケアマネ新人

「帰りたい」と言われたとき、つい「ここにいましょう」と説得してしまいます…。

ベテランケアマネ先輩

説得しようとすると、たいてい逆効果になるのよね。まずは「お家が気になるんですね」と気持ちに寄り添うこと。そのうえで、お茶を一緒に飲んだり役割をお願いしたりして、自然に気持ちが切り替わる流れをつくると落ち着きやすいわ。

ポイント:文例は「課題・目標・サービス内容」をセットで第2表に落とし込みやすいよう、各事例を「課題(ニーズ)・目標・サービス内容」で整理しました。本人の言動を主語にして、状態や環境に合わせて言葉を調整してお使いください。

帰宅願望のケアプラン文例200事例【夕方・夜間・不安】

夕方になると「家に帰る」と訴える
課題
夕暮れ時に強い帰宅願望が出現し落ち着かない
目標
夕方も落ち着いて施設内で過ごせる
サービス内容
夕方の時間帯に声かけ・回想法・お茶の時間を設ける
デイサービス終了時に「家に帰る」と興奮する
課題
デイ利用後に帰宅願望が強まり混乱する
目標
安心して送迎を受け入れられる
サービス内容
職員が見通しを伝え、家族へ連絡・引き継ぎを行う
夜間に繰り返し帰宅願望を訴える
課題
夜間不眠と帰宅願望が重なり徘徊につながる
目標
夜間も安心して休める
サービス内容
環境を整え、訪問看護で睡眠衛生・服薬を相談
「子どもが待っている」と帰宅を希望する
課題
家族への思いから帰宅願望が出現する
目標
気持ちを受け止め安心感を得られる
サービス内容
家族写真を活用し、思いを傾聴して安心を提供
入院・入所直後で帰宅願望が強い
課題
新しい環境に馴染めず「帰る」と訴える
目標
安心して今の生活の場で過ごせる
サービス内容
馴染みの品を持ち込み、回想法と環境調整を行う
「仕事に行かないと」と帰宅を希望する
課題
現役時代の役割意識から帰宅願望が出る
目標
気持ちを尊重し落ち着いて過ごせる
サービス内容
役割を感じられる軽作業・係を導入する
昼間でも「帰る」と外に出ようとする
課題
日中も頻繁に帰宅願望を示す
目標
日中活動に参加して気持ちを落ち着けられる
サービス内容
デイサービスで活動参加・レクを促す
時間の混乱で帰宅願望が出現する
課題
現在地や時間を理解できず「帰る」と訴える
目標
安心して現在の環境に適応できる
サービス内容
職員が繰り返し優しく説明し、時計・カレンダーで見当識を支援
「ご飯を作らないと」と帰宅を希望する
課題
主婦としての役割意識から帰宅願望が出ている
目標
役割意識を満たし安心できる
サービス内容
調理・配膳準備の一部を一緒に行ってもらう
帰宅願望に伴い徘徊する
課題
帰宅願望から外に出て迷子になる危険がある
目標
安全を確保しつつ落ち着ける
サービス内容
離設センサー設置、職員による見守りと声かけ

帰宅願望のケアプラン文例【役割意識・家事への思い】

「子どもを迎えに行く」と帰宅を訴える
課題
子育て中と思い込み迎えに行こうとする
目標
安心して現在の状況を受け入れられる
サービス内容
職員が優しく説明し、写真や会話で安心感を提供
夕食前に「家に帰る」と不安になる
課題
食事前に落ち着かず帰宅願望を示す
目標
落ち着いて食事がとれる
サービス内容
食前に声かけし、安心できる雰囲気を整える
「親が待っている」と帰宅を望む
課題
過去の記憶から親のもとに帰りたい気持ちが強い
目標
気持ちを尊重し安心して過ごせる
サービス内容
回想法を取り入れて会話を行う
昼寝後に混乱し帰宅願望を訴える
課題
目覚めた後に場所を理解できず不安になる
目標
安心して再び環境に馴染める
サービス内容
起床後に職員が声かけと状況説明を行う
「家事が残っている」と帰宅を訴える
課題
家庭での役割意識が強く落ち着かない
目標
役割を感じながら安心して過ごせる
サービス内容
簡単な掃除・配膳など施設内の役割をお願いする
「ペットが待っている」と帰宅を希望する
課題
自宅のペットが心配で帰宅願望を示す
目標
気持ちを尊重し安心感を得られる
サービス内容
ペットの写真を見ながら会話し、家族に世話を確認
「買い物に行かないと」と帰宅を希望する
課題
買い物への責任感から帰宅を訴える
目標
安心して現在地で過ごせる
サービス内容
買い物リスト作成や擬似活動で満足感を提供
「畑の世話をしないと」と帰宅を望む
課題
農作業への役割意識から帰宅願望が出る
目標
安心して施設で過ごせる
サービス内容
園芸活動を取り入れ、役割を代替的に満たす
「洗濯をしないと」と帰宅を訴える
課題
家事責任感から帰宅願望が出る
目標
気持ちを満たし落ち着いて過ごせる
サービス内容
タオルたたみなどの役割を提供する
「親の介護をしないと」と帰宅を希望する
課題
過去の役割意識から帰宅を訴える
目標
気持ちを尊重し安心して過ごせる
サービス内容
回想法で過去の役割を語ってもらう
「店を開けないと」と帰宅を望む
課題
過去の職業意識から帰宅願望が強い
目標
気持ちを満たし安心して過ごせる
サービス内容
模擬的な作業を行い満足感を得てもらう
「畑の草取りがある」と帰宅を希望する
課題
農作業への責任感で不安がある
目標
気持ちを受け止め安心できる
サービス内容
園芸療法で草花の手入れを行う
「仕事の書類を仕上げないと」と帰宅を訴える
課題
過去の職業意識が残っている
目標
安心して環境に適応できる
サービス内容
簡単な書類整理など模擬作業を用意する
「子どもにご飯を作らないと」と帰宅を希望する
課題
母親としての役割意識が残っている
目標
安心して現在の生活を送れる
サービス内容
施設内で配膳作業をお願いする
「学校から帰る時間だ」と帰宅を訴える
課題
学生時代の記憶で時間を混同している
目標
気持ちを受け止め安心できる
サービス内容
回想法を取り入れ、当時の話題で会話する
「会社に遅刻する」と帰宅を希望する
課題
現役時代の責任感が強く焦る
目標
安心して滞在できる
サービス内容
模擬的な作業を提供し満足感を持たせる
「お風呂を掃除しないと」と帰宅を望む
課題
家庭内の家事が気になり落ち着かない
目標
安心して滞在できる
サービス内容
入浴準備など簡単な役割を依頼する
「夕飯を作らないと」と帰宅を望む
課題
主婦としての役割意識が強く帰宅願望を示す
目標
気持ちを受け止め安心して過ごせる
サービス内容
調理活動を部分的に任せ満足感を得てもらう
「洗濯物を畳まないと」と帰宅を希望する
課題
家事を気にして落ち着かない
目標
役割を持つことで安心できる
サービス内容
施設内でタオル畳みを依頼する
「仕事の引き継ぎがある」と帰宅を訴える
課題
過去の職業記憶が残っている
目標
安心して現在の生活に集中できる
サービス内容
模擬的な事務作業を用意する
「台所を片付けないと」と帰宅を希望する
課題
家事が気になって落ち着かない
目標
安心して施設で過ごせる
サービス内容
簡単な片付け作業を依頼する
「畑に水をやらないと」と帰宅を希望する
課題
農作業意識が強く不安になる
目標
安心感を得て滞在できる
サービス内容
園芸療法で水やり等の活動を代替する
「掃除をしないと」と帰宅を望む
課題
家庭での役割意識が残っている
目標
安心感を持って過ごせる
サービス内容
施設内で清掃作業をお願いする
「会議に出席しないと」と帰宅を訴える
課題
社会的役割意識が残っている
目標
安心して過ごせる
サービス内容
模擬的な役割・係を用意する
「ご飯を炊かないと」と帰宅を訴える
課題
食事準備への責任感が強い
目標
安心して現在の環境に適応できる
サービス内容
配膳や盛り付けを依頼する
「畑を耕さないと」と帰宅を望む
課題
農作業への責任感が強い
目標
安心感を持って過ごせる
サービス内容
園芸療法を取り入れる
「お風呂を洗わないと」と帰宅を希望する
課題
家庭内の家事が気になる
目標
安心感を得て過ごせる
サービス内容
施設内で簡単な役割を依頼する
「洗い物が残っている」と帰宅を訴える
課題
家庭での役割意識が強い
目標
安心して現在地で生活できる
サービス内容
施設内で簡単な食器拭きをお願いする
「布団を干さないと」と帰宅を訴える
課題
家事への責任感から不安が出ている
目標
安心感を得て落ち着ける
サービス内容
洗濯や布団に関する回想法・代替活動を行う
「畑を見に行かないと」と帰宅を訴える
課題
農作業意識が残っている
目標
安心して滞在できる
サービス内容
園芸活動を提供し気持ちを満たす

帰宅願望のケアプラン文例【家族への思い・戸締まりの不安】

「夫(妻)が待っている」と帰宅を訴える
課題
配偶者への思いから帰宅願望が強い
目標
思いを受け止めて安心できる
サービス内容
配偶者との面会や写真・電話を活用する
「孫が帰ってくる」と帰宅を望む
課題
家族行事を気にして帰りたいと訴える
目標
気持ちを尊重し安心感を得られる
サービス内容
孫の写真や話題を提供し会話する
「鍵を閉めていない」と帰宅を希望する
課題
家の管理が気になり帰宅願望を訴える
目標
安心して滞在できる
サービス内容
家族から「戸締まり済み」と伝えてもらう
「郵便物を確認しないと」と帰宅を希望する
課題
郵便や宅配物が気になり落ち着かない
目標
安心して現在地で過ごせる
サービス内容
家族に確認を依頼し「済んでいる」と伝える
「動物にエサをやらないと」と帰宅を望む
課題
飼育中の動物の世話を心配している
目標
安心感を持って施設で過ごせる
サービス内容
写真や会話で動物の様子を伝える
「親戚が来る」と帰宅を希望する
課題
親戚を迎えなければと思っている
目標
安心して施設で過ごせる
サービス内容
親戚の話題を共有し安心感を持たせる
「門を閉めていない」と帰宅を望む
課題
家庭の安全が気になって落ち着かない
目標
安心して施設で過ごせる
サービス内容
家族から「閉めた」と伝えてもらう
「電気を消していない」と帰宅を訴える
課題
自宅の電気が気になり不安になる
目標
安心して施設で生活できる
サービス内容
家族に確認を依頼し「消した」と伝える
「火を消していない」と不安を訴える
課題
ガスコンロの火を気にして帰宅願望が出る
目標
安心して現在地に留まれる
サービス内容
家族から安全確認を伝え、安心材料を増やす
「洗濯物を取り込まないと」と帰宅を希望する
課題
家事責任感が残っている
目標
安心感を得て落ち着いて過ごせる
サービス内容
タオルたたみを一緒に行い代替する
「子どもを迎えに行かないと」と帰宅を望む
課題
子育て記憶が残っている
目標
気持ちを尊重し安心感を得られる
サービス内容
孫の写真や話題で安心感を提供する
「家族に電話しないと」と帰宅を希望する
課題
家族への思いが強く帰宅願望につながる
目標
安心して連絡が取れるようにする
サービス内容
職員が電話をサポートし、声を聞いて安心してもらう
「冷蔵庫の物が腐る」と不安を訴える
課題
家庭内の管理を心配して帰宅願望が出る
目標
安心感を得て滞在できる
サービス内容
家族に確認してもらい「片付けた」と伝える
「家の戸締まりが心配」と帰宅を希望する
課題
防犯に対する不安がある
目標
安心して現在の場所で過ごせる
サービス内容
「戸締まりを確認した」と具体的に説明する
「兄弟が待っている」と帰宅を望む
課題
家族の記憶が混乱している
目標
気持ちを受け止め落ち着ける
サービス内容
家族の写真を用いて安心感を与える
「飼い犬を散歩に行かせないと」と帰宅を希望する
課題
ペットの世話を心配している
目標
気持ちを落ち着けられる
サービス内容
ペットの写真を用いて会話し安心してもらう
「冷暖房を切っていない」と不安を訴える
課題
光熱費や安全を心配している
目標
安心して環境に適応できる
サービス内容
家族に確認し「切った」と伝える
「家族に迷惑をかけている」と帰宅を希望する
課題
家族への気兼ねから帰宅願望が出る
目標
安心して現在の生活を送れる
サービス内容
家族に協力を依頼し、安心できる言葉を伝えてもらう
「薬を飲んでいない」と帰宅を訴える
課題
服薬管理を心配して帰宅願望につながる
目標
安心して服薬できる
サービス内容
訪問看護・職員による服薬管理を支援する
「家族が心配」と帰宅を訴える
課題
家族への思いが強く情緒が不安定になる
目標
安心して施設内で過ごせる
サービス内容
家族と定期的に面会・連絡できる環境を調整する
「孫を迎えに行かないと」と帰宅を訴える
課題
過去の子育て経験が影響している
目標
気持ちを尊重し安心できる
サービス内容
孫の写真や話題を提供し会話する
「鍵を閉めてない」と帰宅を希望する
課題
家の安全を心配している
目標
安心感を持って過ごせる
サービス内容
家族から「戸締まり済み」と伝えてもらう
「兄弟と約束がある」と帰宅を希望する
課題
家族との予定を気にしている
目標
気持ちを尊重し落ち着ける
サービス内容
家族と連絡を取り安心感を与える
「犬に餌をあげないと」と帰宅を訴える
課題
ペットへの責任感が強い
目標
気持ちを落ち着けられる
サービス内容
写真や話題で安心感を提供する
「子どもが帰ってくる」と帰宅を望む
課題
過去の生活リズムが影響している
目標
安心感を得られる
サービス内容
子どもの話題を活用して会話する
「兄弟に会いに行く」と帰宅を希望する
課題
家族への思いが強く帰宅願望が出る
目標
安心感を得て生活できる
サービス内容
家族との面会を調整する
「冷蔵庫を閉め忘れた」と帰宅を望む
課題
家事管理を心配している
目標
安心して滞在できる
サービス内容
家族に確認してもらい安心材料を伝える
「友達と約束がある」と帰宅を希望する
課題
過去の人間関係を意識している
目標
安心感を得て過ごせる
サービス内容
回想法で友人との思い出を語ってもらう
「鍵を持っていない」と帰宅を訴える
課題
帰宅できないことに不安を感じている
目標
安心して滞在できる
サービス内容
職員が寄り添い、安心できる声かけを行う
「近所づきあいがある」と帰宅を訴える
課題
地域での役割を気にして帰宅を望む
目標
安心感を得て現在の環境に馴染める
サービス内容
地域行事の話題を提供し会話を楽しむ
「家の戸を開けっぱなし」と帰宅を訴える
課題
家庭の安全を気にして不安が出る
目標
安心感を得て落ち着ける
サービス内容
家族から安全確認を伝える
「お母さんが心配する」と帰宅を望む
課題
過去の家族関係の記憶から不安になる
目標
気持ちを受け止め安心できる
サービス内容
傾聴と回想法で当時の思いに寄り添う
「家族が迎えに来るはず」と玄関で待つ
課題
家族の迎えを待ち落ち着かない
目標
安心して過ごせる時間を増やす
サービス内容
見通しを伝え、待つ間に好きな活動へ誘導する
「実家に帰る」と荷物をまとめ始める
課題
実家への帰属意識が強く出ている
目標
気持ちを尊重しつつ安全に過ごせる
サービス内容
否定せず思いを聴き、馴染みの話題で気持ちを和らげる
面会後に「一緒に帰る」と訴える
課題
家族の面会後に帰宅願望が強まる
目標
面会後も落ち着いて過ごせる
サービス内容
面会の終わり方を家族と工夫し、直後に活動へ誘導

帰宅願望のケアプラン文例【不安・情緒の不安定・安全確保】

帰宅願望から落ち着きがなくなる
課題
帰りたい気持ちが強く情緒が不安定になる
目標
落ち着いて過ごせる時間を増やす
サービス内容
音楽・趣味活動で気分転換を促す
帰宅願望で興奮状態になる
課題
制止すると大声を出して興奮する
目標
落ち着いて気持ちを切り替えられる
サービス内容
安全確保のうえ傾聴し、安心感を与える
夜間せん妄に伴う帰宅願望
課題
夜間に混乱して帰宅を訴える
目標
夜間も安心して休める
サービス内容
環境調整、訪問看護で睡眠支援・受診相談
帰宅願望で食事を拒否する
課題
「家で食べる」と言って食事を拒む
目標
施設内でも食事を受け入れられる
サービス内容
食事環境を家庭的に工夫し、無理強いしない
帰宅願望で外に出ようとする
課題
施設から出て迷子になる危険がある
目標
安全に過ごせる
サービス内容
離設センサー設置、職員による声かけと見守り
玄関前で帰宅を強く訴え続ける
課題
出口にこだわり帰宅願望が持続する
目標
安心して別の場所で過ごせる
サービス内容
気をそらせる声かけと、落ち着ける居場所づくり
帰宅できず涙を流す
課題
帰れない現実に強い喪失感を抱く
目標
気持ちが和らぎ安心できる
サービス内容
そばに寄り添い傾聴し、安心できる関わりを持つ
帰宅願望から他者へ当たってしまう
課題
不安・焦りから他利用者とトラブルになる
目標
穏やかに過ごせる
サービス内容
個別に落ち着ける環境へ誘導し、刺激を減らす
入浴拒否と帰宅願望が重なる
課題
「家で入る」と入浴を拒み帰宅を訴える
目標
安心して入浴・生活できる
サービス内容
声かけのタイミングを工夫し、無理のない誘導を行う
薬の影響で夕方の不穏・帰宅願望が強い
課題
服薬状況が言動に影響している可能性がある
目標
落ち着いて夕方を過ごせる
サービス内容
主治医・訪問看護と服薬内容を相談・共有する
体調不良が背景にある帰宅願望
課題
便秘・発熱など不快感が帰宅願望を強めている
目標
体調が整い落ち着いて過ごせる
サービス内容
バイタル確認と体調管理、看護職と連携する
空腹・口渇から落ち着かず帰宅を訴える
課題
生理的欲求が満たされず不穏になる
目標
快適に過ごせる
サービス内容
水分・補食を提供し、こまめに様子を確認する
トイレの不安から帰宅願望が出る
課題
排泄環境への不安が帰宅願望につながる
目標
安心して排泄・生活できる
サービス内容
定時誘導と分かりやすいトイレ案内で安心を提供
疲労がたまると帰宅願望が強まる
課題
活動過多で疲れ、落ち着かなくなる
目標
休息と活動のバランスがとれる
サービス内容
休憩時間を確保し、生活リズムを整える
周囲の騒がしさで帰宅願望が出る
課題
刺激の多さで混乱し帰りたくなる
目標
落ち着いた環境で安心できる
サービス内容
静かなスペースを用意し、刺激を調整する
夕暮れ症候群で毎日同じ時間に不穏
課題
夕方に決まって帰宅願望と不安が出る
目標
夕方を穏やかに過ごせる
サービス内容
夕方に好きな活動・役割を組み、生活リズムを整える
「ここはどこ」と混乱し帰宅を訴える
課題
場所の見当識低下で不安になる
目標
今いる場所に安心できる
サービス内容
表示や案内を分かりやすくし、繰り返し穏やかに説明
知らない人ばかりで不安になり帰宅を望む
課題
馴染みのない人間関係で落ち着かない
目標
安心できる関係の中で過ごせる
サービス内容
担当職員を固定し、顔なじみの関係づくりを進める
居室に馴染めず帰宅願望が出る
課題
新しい居室環境に安心できない
目標
自分の居場所として安心できる
サービス内容
馴染みの家具・写真を配置し、居心地を整える
不安が強いとき特定の物を探して帰ろうとする
課題
大切な物が手元にないと不安になる
目標
安心して過ごせる
サービス内容
愛用品を身近に置き、すぐ確認できるようにする
昼夜逆転で夜間に帰宅願望が強い
課題
生活リズムの乱れから夜に活動的になる
目標
昼夜のリズムが整う
サービス内容
日中の活動・日光浴を増やし、夜間の休息を促す
レク後の切り替えができず帰宅を訴える
課題
活動から日常へ気持ちを切り替えにくい
目標
スムーズに次の場面へ移れる
サービス内容
終了の見通しを伝え、落ち着く時間を設ける
同室者とのトラブルから帰宅願望が出る
課題
人間関係のストレスが帰宅願望を強める
目標
安心して過ごせる関係をつくれる
サービス内容
席や生活動線を調整し、距離を保てるようにする
天候の悪化で不安になり帰宅を訴える
課題
雨や雷など環境変化で落ち着かない
目標
安心して過ごせる
サービス内容
安心できる声かけと、気のまぎれる活動を提供する
帰宅願望から服を着替えて出ようとする
課題
外出準備を始め離設リスクが高まる
目標
安全に過ごせる
サービス内容
否定せず付き添い、自然に室内活動へ誘導する
「タクシーを呼んで」と帰宅手段を求める
課題
具体的に帰る方法を探し落ち着かない
目標
気持ちが切り替わり安心できる
サービス内容
気持ちを受け止めつつ、お茶や会話で関心を転換する
荷物を何度もまとめ直して帰ろうとする
課題
帰り支度を繰り返し落ち着かない
目標
安心して過ごせる時間が増える
サービス内容
支度を手伝いながら傾聴し、馴染みの活動へつなぐ
「お金がない、家に取りに帰る」と訴える
課題
金銭への不安から帰宅願望が出る
目標
安心して過ごせる
サービス内容
不安を傾聴し、家族と連携して安心材料を伝える
帰宅願望が続き食事・水分が進まない
課題
不穏で食事・水分摂取量が低下する
目標
必要な栄養・水分を確保できる
サービス内容
落ち着いた環境で少量ずつ提供し、摂取量を記録する
夜間の帰宅願望で転倒の危険がある
課題
夜間に動き回り転倒リスクが高い
目標
安全に夜間を過ごせる
サービス内容
離床センサー・足元灯を整え、見守り体制を強化する

帰宅願望のケアプラン文例【活動・回想法・環境調整で落ち着く】

日中の暇な時間に帰宅願望が強い
課題
手持ち無沙汰になると「帰る」と言う
目標
日中の活動参加で落ち着ける
サービス内容
レクリエーションや体操への参加を促す
好きな作業中は帰宅願望が和らぐ
課題
集中できる活動がないと不穏になる
目標
好きな活動で穏やかに過ごせる
サービス内容
本人の趣味(手芸・塗り絵等)を日課に取り入れる
音楽を聴くと落ち着く
課題
帰宅願望時に気持ちを切り替えにくい
目標
音楽で安心して過ごせる
サービス内容
好きな曲・懐かしい歌を取り入れ気分転換を図る
昔の写真で会話すると安定する
課題
過去への思いが帰宅願望につながる
目標
思い出を語り安心できる
サービス内容
回想法を取り入れ、写真を見ながら会話する
役割を任されると落ち着く
課題
出番がないと不安・帰宅願望が出る
目標
役割を通じて自信と安心を得られる
サービス内容
配膳・洗濯物たたみ等の役割を継続的に依頼する
散歩・外気浴で気分が落ち着く
課題
閉塞感から帰宅願望が強まる
目標
気分転換して穏やかに過ごせる
サービス内容
安全に配慮して散歩・外気浴の機会を設ける
お茶や談話の時間で安心する
課題
一人になると帰宅願望が出る
目標
人との関わりの中で安心できる
サービス内容
お茶の時間・談話の場を設け、孤立を防ぐ
手仕事に集中すると帰宅願望が減る
課題
気をそらす活動がないと不穏になる
目標
集中できる時間を持ち落ち着ける
サービス内容
折り紙・園芸・調理など手作業を提供する
なじみの場所に似た環境で安心する
課題
環境の違和感が帰宅願望を強める
目標
居心地よく過ごせる
サービス内容
家庭的な設えや馴染みの品で環境を整える
生活リズムが整うと帰宅願望が減る
課題
不規則な生活が不穏を招く
目標
規則的な生活で安定して過ごせる
サービス内容
起床・食事・活動・就寝の日課を一定に保つ
担当職員がそばにいると安心する
課題
不安が強く帰宅願望が出やすい
目標
信頼関係の中で安心して過ごせる
サービス内容
なじみの職員を中心に関わり、安心感を高める
見当識支援で混乱が和らぐ
課題
時間・場所の混乱から帰宅願望が出る
目標
見通しを持って安心して過ごせる
サービス内容
時計・カレンダー・予定表で見当識を支援する
回想を引き出す活動で落ち着く
課題
過去への思いが強く帰宅を訴える
目標
思い出を語り満足感を得られる
サービス内容
回想法プログラムや昔の道具を活用する
日課表があると安心して過ごせる
課題
次の予定が分からず不安になる
目標
見通しを持って落ち着いて過ごせる
サービス内容
本人用の分かりやすい日課表を用意する
なじみの食事で安心する
課題
食事への違和感が帰宅願望を強める
目標
食事の時間を楽しみに過ごせる
サービス内容
好物や馴染みの味を取り入れ、食事を楽しめるようにする
夕方に役割活動を入れると落ち着く
課題
夕方に決まって帰宅願望が出る
目標
夕方を役割とともに穏やかに過ごせる
サービス内容
夕方に配膳・片付け等の役割を組み込む
園芸活動で気持ちが安定する
課題
農作業への思いから帰宅願望が出る
目標
園芸を通じて満足感を得られる
サービス内容
プランター栽培など園芸療法を取り入れる
体を動かすと落ち着く
課題
エネルギーを持て余し不穏になる
目標
適度な運動で落ち着いて過ごせる
サービス内容
体操・散歩など身体活動を日課に取り入れる
他者との交流で気がまぎれる
課題
孤立感から帰宅願望が出る
目標
交流の中で安心して過ごせる
サービス内容
グループ活動・共同作業の機会を設ける
安心できる居場所があると落ち着く
課題
落ち着ける場所がないと不穏になる
目標
自分の居場所で安心して過ごせる
サービス内容
本人が落ち着けるコーナー・席を確保する
在宅で夕方に「家に帰る」と外へ出る
課題
自宅にいても夕方に帰宅願望が出て外出する
目標
自宅で安全に夕方を過ごせる
サービス内容
訪問介護で夕方の見守り・声かけ、家族と連携する
在宅で「ここは自分の家ではない」と訴える
課題
自宅を自宅と認識できず帰宅願望が出る
目標
自宅で安心して過ごせる
サービス内容
馴染みの品の配置、家族の声かけ方法を助言する
在宅で日中独居の時間に不穏になる
課題
独居時間の不安から帰宅願望・外出が出る
目標
日中も安心して過ごせる
サービス内容
通所介護やデイの利用で日中の居場所を確保する
在宅で家族の外出中に出て行こうとする
課題
家族不在時に離設・徘徊のリスクがある
目標
安全に在宅生活を続けられる
サービス内容
見守り機器の活用、近隣・地域の見守り体制を整える
在宅で夜間に外へ出ようとする
課題
夜間の帰宅願望で外出し事故の危険がある
目標
夜間も安全に過ごせる
サービス内容
センサー・施錠の工夫、夜間の生活リズム調整を支援する
ショートステイ中に帰宅願望が強い
課題
短期入所で環境が変わり帰宅を訴える
目標
短期入所中も落ち着いて過ごせる
サービス内容
馴染みの品の持参、職員の丁寧な関わりを依頼する
入所後しばらく帰宅願望が続く
課題
新生活への適応に時間がかかっている
目標
徐々に新しい環境に馴染める
サービス内容
焦らず関わり、なじみの人・物・活動を増やす
退院直後に帰宅願望が強い
課題
入院後の環境変化で混乱している
目標
落ち着いて生活を再開できる
サービス内容
生活リズムの再構築と安心できる関わりを行う
「家族に悪い」と遠慮から帰宅を望む
課題
家族への気遣いが帰宅願望につながる
目標
気兼ねなく安心して過ごせる
サービス内容
家族から「気にしなくてよい」と伝えてもらう
「迷惑をかけたくない」と帰宅を訴える
課題
自責の念から帰宅願望が出る
目標
自分を責めず安心して過ごせる
サービス内容
本人の存在を肯定する関わりと役割を提供する

帰宅願望のケアプラン文例【多職種連携・医療・コミュニケーション】

対応方法が職員でばらつく
課題
関わり方が統一されず本人が混乱する
目標
一貫した対応で安心して過ごせる
サービス内容
対応方法をケース会議で統一し、記録で共有する
帰宅願望の要因が分からず対応に迷う
課題
引き金となる状況が把握できていない
目標
要因を把握し的確に対応できる
サービス内容
出現時間・状況を記録し、多職種で要因を分析する
主治医と症状を共有したい
課題
BPSDの背景に体調・薬剤の影響が疑われる
目標
医療的背景を踏まえ適切に対応できる
サービス内容
主治医・訪問看護と情報共有し、必要時受診を調整する
服薬調整が必要な可能性がある
課題
強い不穏・不眠が続いている
目標
適切な医療連携のもと落ち着いて過ごせる
サービス内容
医師に状況を報告し、服薬内容の相談・観察を行う
リハビリ職と活動内容を相談したい
課題
本人に合う活動が定まっていない
目標
本人に合った活動で落ち着ける
サービス内容
機能訓練指導員・PT/OTと活動プログラムを検討する
サービス担当者会議で方針を共有したい
課題
関係者間で支援方針が共有されていない
目標
チームで一貫した支援ができる
サービス内容
担当者会議で対応方針・役割分担を確認する
家族と施設で情報を共有したい
課題
家庭での様子と施設での様子が共有されていない
目標
双方の情報を活かした支援ができる
サービス内容
連絡ノート・面談で家族と情報を共有する
地域包括・関係機関と連携したい
課題
在宅での見守り・支援体制が不足している
目標
地域で安心して暮らせる
サービス内容
地域包括支援センター・民生委員等と見守り体制を整える
否定的な声かけで興奮が強まる
課題
制止や否定で帰宅願望が悪化する
目標
穏やかに気持ちを切り替えられる
サービス内容
否定せず受容・共感し、関心を別へ向ける関わりを徹底する
本人の言葉の背景を理解したい
課題
「帰りたい」の真意がつかめない
目標
本人の思いに沿った支援ができる
サービス内容
言葉の背景(不安・役割・人恋しさ)を傾聴し把握する
気持ちを受け止める声かけで落ち着く
課題
共感されないと不安が強まる
目標
受け止められ安心できる
サービス内容
「お家が気になるんですね」と共感の言葉から関わる
話題を変えると気持ちが切り替わる
課題
帰宅にこだわり続け落ち着かない
目標
気持ちを切り替えて過ごせる
サービス内容
好きな話題・活動へ自然に関心を移す声かけをする
一緒に歩きながら話すと落ち着く
課題
座って話すと焦りが強まる
目標
歩行を通じて気持ちが安定する
サービス内容
付き添い歩行をしながら傾聴し、安心へつなぐ
なじみの呼び名で安心する
課題
距離を感じると不安・帰宅願望が出る
目標
親しみの中で安心して過ごせる
サービス内容
本人が好む呼び方を共有し、温かく関わる
タッチングで落ち着く
課題
言葉だけでは不安が和らがない
目標
安心感を得て落ち着ける
サービス内容
手を添える等のタッチングで安心を伝える
短く分かりやすい説明で混乱が減る
課題
長い説明で混乱し帰宅願望が強まる
目標
理解しやすく安心できる
サービス内容
短い言葉でゆっくり、繰り返し穏やかに伝える
本人のペースに合わせると落ち着く
課題
急かされると不安・興奮が強まる
目標
自分のペースで安心して過ごせる
サービス内容
急がず本人の言葉を待ち、ゆとりをもって関わる
選択肢を示すと納得しやすい
課題
一方的な誘導で拒否が強まる
目標
自分で選び納得して過ごせる
サービス内容
「お茶にする?散歩にする?」と選べる声かけをする
出現パターンを記録して予防する
課題
帰宅願望の出やすい時間・状況がある
目標
事前の関わりで予防できる
サービス内容
記録から出現パターンを把握し、前もって活動を組む
本人の生活歴を支援に活かす
課題
背景を踏まえない対応で空回りする
目標
生活歴に沿った支援で安心できる
サービス内容
職歴・家族構成・習慣を把握し、声かけ・活動に反映する
「仕事に行かないと」と毎朝訴える
課題
現役時代の生活リズムが残っている
目標
朝を落ち着いて過ごせる
サービス内容
朝の役割・活動を用意し、出勤に代わる満足感を提供する
「学校に迎えに行かないと」と帰宅を希望する
課題
子育て記憶が影響している
目標
安心して現在の生活を受け入れられる
サービス内容
孫の話題や回想法を活用して安心を提供する
「店番をしないと」と帰宅を訴える
課題
商売をしていた頃の役割意識が強い
目標
役割感を満たし落ち着ける
サービス内容
受付・物品整理など模擬的な役割を依頼する
「お客さんが来る」と帰宅を望む
課題
来客対応の責任感から落ち着かない
目標
安心して過ごせる
サービス内容
お茶出しなどの役割を通じて満足感を提供する
「子どもの世話がある」と帰宅を訴える
課題
育児の役割意識が残っている
目標
気持ちを満たし安心できる
サービス内容
人形・ぬいぐるみを用いた関わりや回想で寄り添う
「自分の布団で寝たい」と帰宅を望む
課題
睡眠環境の違和感が帰宅願望を強める
目標
安心して眠れる
サービス内容
馴染みの寝具・好みの環境を整え、入眠を支援する
「お墓参りに行かないと」と帰宅を訴える
課題
先祖や行事への思いから帰宅を望む
目標
気持ちを尊重し安心できる
サービス内容
思いを傾聴し、家族と行事への対応を相談する
季節の行事を気にして帰宅を望む
課題
正月・盆など行事意識から帰宅願望が出る
目標
季節を感じながら安心して過ごせる
サービス内容
施設行事で季節感を演出し、満足感を提供する
「近所に挨拶に行かないと」と帰宅を希望する
課題
近所づきあい意識が残っている
目標
安心して現在地で過ごせる
サービス内容
挨拶に代わる会話・交流活動を導入する
「畑の収穫がある」と帰宅を訴える
課題
収穫時期への思いから帰宅願望が出る
目標
気持ちを満たし安心できる
サービス内容
園芸活動で収穫体験を取り入れる
「仏壇に手を合わせたい」と帰宅を望む
課題
日課だった習慣ができず不安になる
目標
習慣を続け安心できる
サービス内容
手を合わせる時間・場を施設内に設ける
「お金を払っていない」と帰宅を訴える
課題
支払いへの責任感から不安になる
目標
安心して過ごせる
サービス内容
家族と連携し「支払い済み」と安心を伝える
「約束の時間に間に合わない」と焦る
課題
時間の混乱から焦りと帰宅願望が出る
目標
落ち着いて過ごせる
サービス内容
「大丈夫ですよ」と安心を伝え、見当識を支援する
「電車に乗らないと」と帰宅手段を探す
課題
具体的な移動手段を探し落ち着かない
目標
気持ちが切り替わり安心できる
サービス内容
傾聴しつつ、馴染みの活動・話題へ関心を向ける
「家の鍵が見つからない」と探し回る
課題
探し物への不安が帰宅願望につながる
目標
安心して過ごせる
サービス内容
一緒に探す姿勢を見せつつ、安心できる声かけをする
「夫が心配しているはず」と帰宅を望む
課題
配偶者への思いから帰宅願望が強い
目標
安心して過ごせる
サービス内容
配偶者の写真・話題で寄り添い、面会を調整する
「玄関先で待っていたい」と動かない
課題
帰る準備の姿勢のまま離れられない
目標
安心して別の場所へ移れる
サービス内容
気持ちを受け止め、温かい飲み物や会話で誘導する

帰宅願望のケアプラン文例【終末期・状態変化・包括的対応】

体力低下後も帰宅願望が続く
課題
身体機能が低下しても帰宅願望がみられる
目標
安全に配慮しつつ気持ちが安定する
サービス内容
転倒に注意して見守り、思いを傾聴して安心を提供する
終末期に「家に帰りたい」と希望する
課題
人生の最終段階で在宅を強く望んでいる
目標
本人の意思を尊重した支援を受けられる
サービス内容
家族・医療と在宅療養や外泊の可否を検討・調整する
外泊で帰宅願望が和らぐ
課題
長期間帰宅できず不安が募っている
目標
自宅で過ごす時間を持ち気持ちが落ち着く
サービス内容
家族と相談し、可能な範囲で外泊・帰宅の機会を設ける
言葉にできないが帰りたい様子がある
課題
意思表示が難しく落ち着かない様子がある
目標
非言語のサインから思いをくみ取り安心できる
サービス内容
表情・行動を観察し、これまでの言動から思いを推し量る
家族の不安・負担が大きい
課題
帰宅願望への対応で家族が疲弊している
目標
家族が安心して介護を続けられる
サービス内容
レスパイト利用・相談支援で家族の負担を軽減する
家族が対応に戸惑っている
課題
適切な接し方が分からず家族が困っている
目標
家族が落ち着いて対応できる
サービス内容
否定しない・共感する声かけの方法を家族へ助言する
帰宅願望の改善状況を評価したい
課題
支援の効果が把握できていない
目標
効果を確認し支援を改善できる
サービス内容
モニタリングで出現頻度・落ち着いた場面を記録・評価する
状態変化に応じて計画を見直したい
課題
状態が変化し従来の対応が合わなくなっている
目標
その時々の状態に合った支援を受けられる
サービス内容
定期的にケアプランを見直し、対応を更新する
本人の希望を支援に反映したい
課題
本人の意向が支援に十分反映されていない
目標
本人の望む暮らしに近づける
サービス内容
本人・家族の希望を確認し、計画へ反映する
「ここにいてもいい」と思えるようにしたい
課題
居場所への安心感が持てていない
目標
今の場所を居場所として受け入れられる
サービス内容
役割・交流・馴染みの環境で「いてよい」と感じられる関わりを行う
安心できる関係づくりを最優先したい
課題
信頼関係が浅く不安が出やすい
目標
信頼関係の中で安心して過ごせる
サービス内容
担当職員を中心に継続的・受容的に関わる
過去の役割を尊重した支援をしたい
課題
役割の喪失感が帰宅願望につながっている
目標
役割を感じ自己有用感を持てる
サービス内容
本人の経歴に応じた役割・出番を継続的に提供する
不安の根本に寄り添いたい
課題
表面的な対応では帰宅願望が繰り返される
目標
不安の根本が和らぎ落ち着ける
サービス内容
背景にある不安・喪失感に丁寧に寄り添い支援する
生活の楽しみを増やしたい
課題
楽しみが乏しく不穏になりやすい
目標
楽しみのある生活を送れる
サービス内容
趣味・嗜好・行事を取り入れ、生活に彩りを加える
本人らしさを大切にしたい
課題
画一的な対応で本人らしさが失われがち
目標
本人らしい暮らしを続けられる
サービス内容
価値観・習慣を尊重した個別ケアを行う
多様な理由による帰宅願望に包括的に対応したい
課題
多様な要因で繰り返し帰宅願望が出ている
目標
安心して環境に適応できる
サービス内容
職員・家族・医師が連携し、包括的に対応する
在宅生活の継続を支えたい
課題
帰宅願望・徘徊で在宅継続が難しくなっている
目標
住み慣れた地域で暮らし続けられる
サービス内容
サービスを調整し、地域の見守りと家族支援を強化する
将来の選択肢を一緒に考えたい
課題
今後の暮らし方の見通しが立っていない
目標
本人・家族が納得して今後を選べる
サービス内容
在宅継続・施設入所など選択肢を一緒に検討する
尊厳を守る関わりを徹底したい
課題
対応次第で自尊心を傷つける恐れがある
目標
尊厳を保ち安心して過ごせる
サービス内容
一人の大人として敬意をもって関わり、自尊心に配慮する
「その人らしく」過ごせることを目標にしたい
課題
帰宅願望に振り回され生活の質が下がっている
目標
本人らしく穏やかな毎日を過ごせる
サービス内容
安心・役割・つながりを軸に、生活全体を支える
「迎えはまだか」と何度も尋ねる
課題
迎えを待ち続け同じ訴えを繰り返す
目標
安心して待ち時間を過ごせる
サービス内容
その都度受け止め、見通しを伝えつつ活動へ誘導する
「もう日が暮れるから帰る」と急ぐ
課題
暗くなる前に帰ろうと焦りが出る
目標
落ち着いて夕方を過ごせる
サービス内容
明るい照明と夕方の役割活動で安心感を高める
「家族が探している」と不安がる
課題
家族に心配をかけている思いから不安になる
目標
安心して過ごせる
サービス内容
家族と連絡を取り「大丈夫」と伝えてもらう
「ここの食事は口に合わない、家で食べる」と訴える
課題
食事の違和感が帰宅願望につながる
目標
食事を楽しみに過ごせる
サービス内容
嗜好を把握し、好みの味・形態に近づける
「自分の部屋で休みたい」と帰宅を望む
課題
くつろげる場所がなく落ち着かない
目標
安心して休める場所を持てる
サービス内容
居室を居心地よく整え、休息できる時間を確保する
「お世話になりました」と帰り支度を始める
課題
滞在を一時的なものと捉え帰ろうとする
目標
安心して生活を続けられる
サービス内容
否定せず受け止め、馴染みの活動で気持ちを和らげる
「バスの時間がある」と外へ向かう
課題
具体的な帰宅手段を意識し離設しようとする
目標
安全に過ごせる
サービス内容
付き添い、見守りのうえで関心を別の活動へ向ける
「家の様子を見てくる」と外出しようとする
課題
自宅の状況が気がかりで落ち着かない
目標
安心して過ごせる
サービス内容
家族に様子を確認してもらい、写真や報告で安心を提供する
日中の傾眠で夜間に帰宅願望が強まる
課題
昼夜のリズムの乱れが帰宅願望を招く
目標
昼夜のリズムが整い夜間に休める
サービス内容
日中の活動・覚醒を促し、生活リズムを調整する
慣れた職員の異動後に帰宅願望が再燃する
課題
関係の変化で不安が高まっている
目標
新しい関係の中で再び安心できる
サービス内容
引き継ぎを丁寧に行い、新担当が時間をかけて関係を築く
「孫の世話を頼まれている」と帰宅を望む
課題
家庭での役割の記憶から帰宅願望が出る
目標
役割感を満たし安心できる
サービス内容
子守唄・人形等を用いた関わりや回想で寄り添う
不快や痛みを「帰りたい」と表現する
課題
体の不調を言葉にできず帰宅願望として現れる
目標
不快が取り除かれ落ち着ける
サービス内容
痛み・かゆみ・寒暖など身体面を確認し、看護職と連携する

第2表の記入例(帰宅願望)

文例を組み合わせると、第2表は次のように整います。「課題(ニーズ)→長期目標→短期目標→サービス内容」の流れで、本人の言葉や思いを起点に書くのがコツです。

ニーズ長期目標短期目標サービス内容
夕方になると不安が強まり「家に帰る」と訴え落ち着かない安心できる居場所の中で穏やかに生活できる夕方も落ち着いて過ごせる時間が増える夕方の役割活動・回想法、職員の声かけ統一、家族との連携
役割を求める思いから帰宅願望が出て、外に出ようとする役割を感じ、自分の居場所だと思って暮らせる施設内の役割を担い満足感を持てる配膳・洗濯物たたみ等の役割提供、活動参加、離設センサーでの見守り
環境の変化に馴染めず帰宅願望と夜間の不穏がみられる新しい生活環境で安心して休める夜間も落ち着いて休める日が増える馴染みの品での環境調整、生活リズム支援、訪問看護・主治医との連携
注意:文例はそのまま使わず、本人に合わせて調整を帰宅願望の背景は一人ひとり異なります。文例はたたき台として活用し、アセスメントで把握した本人の生活歴・性格・出現状況に合わせて言葉を整えてください。安易な制止や嘘の説得は避け、まず気持ちを受け止める姿勢を計画にも反映させましょう。

帰宅願望への対応のコツ(3ステップ)

  • 受け止める否定・制止をせず、「お家が気になるんですね」とまず気持ちに共感する。
  • 背景を探る不安・役割意識・生活リズム・体調など、帰りたい理由を見極める。
  • 切り替える役割・回想・お茶・活動など、安心して気持ちを切り替えられる関わりにつなぐ。
新人ケアマネ新人

これだけ事例があると、自分のケースに近いものがきっと見つかりますね!

ベテランケアマネ先輩

そうね。でも丸写しで終わらせず、「この人はなぜ帰りたいのか」を一度考えてみて。背景に合った一文に直すだけで、グッと伝わるプランになるわよ。

よくある質問(FAQ)

「家に帰りたい」と言われたら、まず何と返せばいい?
否定や説得から入らず、「お家が気になるんですね」と気持ちを受け止める言葉から始めましょう。安心感を伝えたうえで、お茶や役割、会話へ自然につなぐと落ち着きやすくなります。
「もうすぐ家族が来ますよ」と嘘をついても良い?
根拠のない嘘は、約束が果たされないと不信や不穏を強めるおそれがあります。事実に反する説得より、気持ちへの共感と関心の転換を基本にしましょう。家族の協力が得られる場面では、実際に連絡を取るのも有効です。
夕方に決まって帰宅願望が出ます。対策は?
夕暮れ症候群の可能性があります。出やすい時間帯に役割活動やお茶の時間をあらかじめ組み込み、生活リズムを整えると予防につながります。空腹・疲労・体調など生理的な要因も確認しましょう。
200事例の中からどう選べばいい?
まず「いつ・どんな状況で帰宅願望が出るか」を記録し、最も近い場面の事例を選ぶのが基本です。不安・役割意識・生活リズムなど背景別に整理しているので、本人の要因に合うカテゴリから組み合わせてください。
まとめ
  • 帰宅願望は「困った行動」ではなく、不安・役割意識・生活リズム・記憶など本人なりの理由があるBPSDのひとつ。
  • 否定・制止・嘘の説得はNG。まず気持ちを受け止め、安心感を提供することが基本。
  • ケアプランは安全確保・心理的安定・環境調整・家族支援の4つの視点でバランスよく組む。
  • 紹介した200事例以上の文例はたたき台。本人の生活歴や出現状況に合わせて必ず調整する。
  • 「受け止める→背景を探る→切り替える」の3ステップで、本人が安心できる関わりにつなぐ。

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