ケアマネ受験資格が5年→3年に短縮!いつから・対象・経過措置を解説

「ケアマネの受験資格が5年から3年に短縮されるって本当?」——そんなニュースを耳にして気になっている方は多いはずです。深刻なケアマネ不足を背景に、厚生労働省が受験資格の緩和を打ち出しました。この記事では、いつから・誰が対象・経過措置はどうなるのかを、現役ケアマネ目線で正確に整理します。
- 受験資格が「5年→3年」へ短縮される改正の概要
- いつから適用されるのか(施行スケジュールの見込み)
- 短縮の対象になる人・新たに加わる対象資格
- 移行期の経過措置と「申し込めなかった」を防ぐ注意点
ケアマネ受験資格が「5年→3年」に短縮される改正とは
厚生労働省は、介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格取得要件を緩和する方針を固めました。2025年10月27日の社会保障審議会・介護保険部会で提案され、大筋で了承されています。柱は2つで、受験に必要な実務経験年数の短縮と、対象となる基礎資格の拡大です。
これまでケアマネ試験(介護支援専門員実務研修受講試験)を受けるには、対象の国家資格などを取得したうえで「5年以上かつ900日以上」の実務経験が必要でした。今回の改正案では、これが「3年以上かつ540日以上」へと大きく引き下げられます。
| 項目 | 現行(旧) | 改正案(新) |
|---|---|---|
| 実務経験の期間 | 5年以上 | 3年以上 |
| 従事日数 | 900日以上 | 540日以上 |
| 対象資格 | 従来の国家資格等 | 医療系5職種を追加 |
新人2年も短くなるなんて大きいですね。これでもう今年から3年で受けられるんですか?
先輩気持ちはわかるけど、そこが一番の注意点よ。まだ「検討・了承」の段階で、施行はこれから。いつから適用されるかを正しく押さえておきましょうね。
いつから適用される?施行スケジュールの見込み
結論から言うと、2026年6月時点ではまだ確定しておらず、現行の「5年ルール」が有効です。改正は法令の手続きを経てから施行されます。現時点で示されている見込みは次の通りです。
| 年度 | 予定される動き |
|---|---|
| 2026年度(令和8年度) | 改正案の制度設計・運用ルールの具体化 |
| 2027年度(令和9年度) | 新ルール(3年)での試験開始が有力視(未確定) |
つまり、2026年度の試験は現行の5年ルールが適用される可能性が極めて高い状況です。「3年に短縮された」というニュースだけを見て準備を進めると、いざ願書を取り寄せたときに「まだ5年必要だった」という取り違えが起こりかねません。
短縮の対象は誰?対象資格の拡大もチェック
今回の改正では、実務経験の短縮だけでなく、受験できる基礎資格の範囲も拡大されます。医療連携の強化をねらい、新たに次の5職種が対象に加わる見込みです。
- 診療放射線技師
- 臨床検査技師
- 臨床工学技士
- 救急救命士
- 公認心理師
これまで「医療の専門知識はあるのに受験できなかった」層にとっては、キャリアの選択肢が広がる改正です。すでにケアマネとして働いている方にとっても、今後は多様な背景を持つ仲間が増えることを意味します。
経過措置と移行期に注意したいこと
制度が切り替わる時期は、最も混乱が起きやすいタイミングです。受験予定の同僚や、これから挑戦する後輩から相談を受けたときに、次の点を押さえておくと安心です。
- 施行日を確認する「3年」が適用されるのはどの年度の試験からか。公式発表で施行日を確かめてから準備する。
- 自分の経験年数を計算する期間(年数)と従事日数の両方を満たす必要がある。実務経験証明書の計算ルールに沿って確認する。
- 受験年度のルールに合わせる申し込む年度に有効なルール(5年か3年か)で要件を満たしているかを最終チェックする。
実務経験の計算は、雇用形態や勤務日数によって複雑になりがちです。パート勤務でも、期間と日数の要件を満たせば受験は可能です。判断に迷う場合は、勤務先の所在地を管轄する都道府県や、各地のケアマネジャー協会が公開している従事期間の計算ツールを活用しましょう。
新人後輩から「もう3年で受けられますよね?」と聞かれたら、どう答えればいいですか?
先輩「短縮の方針は決まったけれど、施行はこれから。受ける年度のルールを必ず公式で確認してね」と伝えるのが正解よ。情報のアンテナを張っておくのが一番の備えね。
なぜ今、受験資格が緩和されるのか
背景にあるのは、限界に近づいたケアマネジャー不足です。担当件数の増加による負担、退職者の補充が追いつかないことによる事業所の運営難、そして2018年の要件厳格化以降に続いた若手の流入減少が重なり、現場の人手は年々厳しくなっています。
こうした状況を打開するため、国は「入り口(受験)を広げ、出口(更新)を見直す」というセットの改革に踏み切りました。受験資格の短縮と対象資格の拡大は、まさに担い手を増やすための入り口の改革にあたります。
よくある質問
2026年度の試験は3年の実務経験で受けられますか?
3年に短縮されるのはいつからですか?
新しく対象になる資格は何ですか?
従事日数も変わるのですか?
ケアマネ資格そのものが廃止されるのですか?
- ケアマネ受験資格は「5年・900日」→「3年・540日」へ短縮する方針が了承された。
- 診療放射線技師・臨床検査技師・臨床工学技士・救急救命士・公認心理師の5職種が対象に追加される見込み。
- 2026年6月時点では未施行で、現行の5年ルールが有効。新ルールは2027年度試験からが有力視(未確定)。
- 自動適用ではないため、受験する年度のルールを公式発表で必ず確認することが最大の注意点。
















