【コピペOK】排泄・尿失禁のケアプラン文例202事例|おむつ・排尿障害・トイレ誘導

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「トイレが間に合わない」「夜のおむつ漏れが続く」「本人が失禁を隠そうとする」——排泄の悩みは、利用者の尊厳とQOLに直結する一方で、ケアプランの言葉にしづらいデリケートなテーマです。本記事は、排泄・尿失禁のケアプラン文例を200事例以上、ニーズ・長期目標・短期目標・サービス内容・第1表/第2表記入例までまとめた保存版です。おむつ・排尿障害・トイレ誘導など場面別にそのままコピペして使えます。

この記事でわかること
  • 排泄障害・尿失禁の主なタイプと、ケアプランで押さえる視点
  • 尊厳・自立支援・皮膚トラブル予防・尿路感染予防など外せないポイント
  • 尿失禁・頻尿・排尿障害・トイレ誘導・おむつ・便失禁など場面別の文例200事例以上
  • 第1表・第2表の記入例セットと、文例を安全に使うための注意点
  • よくある質問(おむつへの抵抗・夜間頻尿・尿路感染のサインなど)
目次

排泄・尿失禁とは|ケアマネが押さえる基礎知識

排泄に関する困りごとは、加齢・疾患・身体機能・認知機能・環境など複数の要因が重なって起こります。尿失禁は原因によってタイプが分かれ、対応も異なります。ケアマネは医学的な診断を医療職にゆだねつつ、「なぜ失敗するのか」をアセスメントで見極め、自立とプライドを守るケアにつなぐ役割を担います。

排泄ケアの基本は、安易に「おむつ」に切り替えるのではなく、トイレでの排泄をできるだけ続けられるよう支えることです。失禁を「仕方ない」と片づけず、原因に応じた対応を組み合わせることで、改善や悪化予防が期待できます。

尿失禁の主なタイプ

タイプ特徴主な対応の方向性
腹圧性尿失禁咳・くしゃみ・立ち上がりなど、腹圧がかかると漏れる骨盤底筋訓練、適切なパッド選び
切迫性尿失禁急に強い尿意が起こり、間に合わずに漏れる(過活動膀胱)受診、トイレ誘導、排尿リズムの把握
溢流性尿失禁尿が出にくく、残尿があふれて少量ずつ漏れる必ず受診(前立腺肥大・尿閉に注意)
機能性尿失禁排尿機能は保たれるが、移動・認知・環境の問題で間に合わない動線整備、トイレ誘導、衣服の工夫
新人ケアマネ新人

失禁があると、すぐおむつを勧めた方がよいのでしょうか?

ベテランケアマネ先輩

それは最後の選択肢に近いの。まずは「なぜ間に合わないのか」を見るのが先よ。トイレが遠い、ズボンが脱ぎにくい、尿意を感じてから動くのに時間がかかる——原因が分かれば、トイレでの排泄を保てることは多いの。おむつは自尊心にも影響するから慎重にね。

排泄ケアで気づきたいサイン

  • トイレの失敗が増えた、または失禁を隠そうとする様子がある
  • 排尿の回数が極端に多い/少ない、残尿感や排尿時の痛みを訴える
  • 水分を控えるようになり、脱水や便秘が心配される
  • 陰部やおしりの皮膚が赤い・ただれている(皮膚トラブル)
  • 外出や人との交流を避けるようになった(失禁への不安から)
注意:受診が必要なサインを見逃さない尿が出にくい・残尿感が強い・血尿・発熱を伴う・急な失禁の悪化などは、尿閉・尿路感染・前立腺肥大などの可能性があります。自己判断せず、すみやかに主治医へつなぎましょう。

排泄・尿失禁のケアプランで外せない4つの視点

1.尊厳とプライバシーを守る

排泄は最もデリケートな場面です。失敗を責めない・人前で話題にしない・露出を最小限にするなど、自尊心を守る関わりをプランの前提に置きます。

2.「トイレでの自立」を最大限に支える

残された力を活かし、トイレでの排泄をできるだけ続けられるよう、動線・衣服・誘導のタイミングを工夫します。安易な全介助・おむつ化は避けます。

3.皮膚トラブル・尿路感染を予防する

失禁による皮膚のかぶれや尿路感染は、生活の質を大きく下げます。清潔保持・適切な吸収用品・水分管理を組み合わせて予防します。

4.医療・多職種と連携する

排尿障害・残尿・血尿・カテーテル管理などは医療の関与が不可欠です。主治医・訪問看護と連携し、状態に応じた対応を共有します。

ケアプラン文例をそのまま使うときの注意点

本記事の文例は、第2表(ニーズ/長期目標/短期目標/サービス内容)を中心に場面別で並べています。コピペして使えますが、次の点を必ず調整してください。

  • 主語を本人の言葉・実際の状況に置き換える(「自分でトイレに行きたい」など本人の意向を反映)
  • 期間は本人の状態に合わせる(短期目標は3〜6か月が目安)
  • 失禁のタイプ・原因に合った内容を選ぶ(溢流性などは必ず受診を前提に)
  • サービス内容は、実際に契約・提供する事業所・頻度に合わせる
  • 尊厳に関わる表現は配慮し、本人・家族の同意のもとで記載・共有する
ポイント:排泄記録が出発点いつ・どのくらい・どんな場面で失禁したかを記録すると、原因とパターンが見えてきます。排尿リズムが分かれば、トイレ誘導のタイミングを的確に設定でき、文例も個別化しやすくなります。

排泄・尿失禁のケアプラン文例【場面別200事例以上・コピペOK】

ここからは、第2表を中心とした文例を場面別に紹介します。各テーマで「ニーズ」「長期目標」「短期目標」「サービス内容」の順に並べ、通し番号を付けています。必要な文例を選んでご活用ください。

1. 尿失禁(全般)に関する文例

ニーズ

  • 1尿失禁があり外出に不安があるが、安心して日常生活を送りたい。
  • 2トイレが間に合わず失敗することがあるが、できるだけ自分でトイレに行きたい。
  • 3失禁を気にして人と会うのを避けがちだが、これまでどおり交流を楽しみたい。
  • 4下着を汚すことが増えてきたが、清潔を保ち気持ちよく過ごしたい。
  • 5失禁の不安で気持ちが沈みがちだが、自信を持って生活したい。

長期目標

  • 6失禁による不安が軽減し、安心して日常生活を送れるようになる。
  • 7適切な排泄方法が身につき、清潔で快適に過ごせる。
  • 8失禁を気にせず、外出や交流を楽しめるようになる。

短期目標

  • 9自分に合った吸収用品を使い、漏れの不安を減らせる。
  • 10排泄のパターンを把握し、早めにトイレに行ける。
  • 11失禁時に落ち着いて対処(着替え・清潔保持)ができる。
  • 12陰部の清潔を保ち、皮膚トラブルを防げる。

サービス内容

  • 13訪問介護:排泄の声かけ・介助、着替えや陰部の清潔保持を支援する。
  • 14訪問看護:失禁の原因・皮膚状態を確認し、医師と連携する。
  • 15福祉用具・物品:尿とりパッド等、本人に合った用品の選択を助言する。
  • 16家族:失敗を責めず、さりげなく着替えや片付けを手伝う。

2. 頻尿・過活動膀胱(切迫性尿失禁)に関する文例

ニーズ

  • 17急に強い尿意がきて間に合わないことがあるが、落ち着いて排泄したい。
  • 18トイレが近く外出が不安だが、安心して出かけられるようになりたい。
  • 19頻繁にトイレに行くため生活に支障があるが、ゆとりを持って過ごしたい。
  • 20尿意を感じてから慌ててしまうが、余裕をもってトイレに行きたい。

長期目標

  • 21尿意に落ち着いて対応でき、安心して生活できる。
  • 22外出や活動を、トイレの不安なく楽しめるようになる。
  • 23受診・治療により症状が落ち着き、生活の質が保てる。

短期目標

  • 24尿意を感じたら早めにトイレへ向かう習慣を持てる。
  • 25外出前にトイレを済ませ、行き先のトイレを確認できる。
  • 26受診して症状を医師に相談できる。
  • 27カフェインや就寝前の水分など、生活上の工夫を取り入れられる。

サービス内容

  • 28主治医・泌尿器科:頻尿・尿意切迫の状態を相談し、治療につなぐ。
  • 29訪問看護:排尿状況を確認し、生活上の工夫を助言する。
  • 30訪問介護:外出時のトイレ確認・誘導を支援する。
  • 31ケアマネ:通院支援を調整し、医療と情報を共有する。

3. 排尿障害・残尿・カテーテル管理に関する文例

ニーズ

  • 32尿が出にくく残尿感があるが、すっきりと排尿し体調を整えたい。
  • 33排尿のトラブルが続くが、適切な治療を受けて安心して暮らしたい。
  • 34カテーテルを使用しているが、感染なく安全に在宅生活を続けたい。
  • 35排尿時の痛みや不快感があるが、楽に過ごせるようになりたい。

長期目標

  • 36排尿の状態が安定し、安心して在宅生活を続けられる。
  • 37カテーテルを安全に管理し、感染やトラブルを防げる。
  • 38必要な治療を継続し、体調を保てる。

短期目標

  • 39排尿の状態を記録し、変化を医療職に伝えられる。
  • 40カテーテルや尿の異常(混濁・血尿・発熱)に早く気づける。
  • 41定期受診を継続できる。
  • 42水分を適切にとり、尿路感染を予防できる。

サービス内容

  • 43訪問看護:残尿・カテーテルの管理、感染兆候の観察を行い医師と連携する。
  • 44主治医・泌尿器科:排尿障害の治療と定期的な評価を行う。
  • 45訪問介護:清潔保持と日常の見守り、異常時の連絡を行う。
  • 46家族:尿の性状や体調の変化を観察し、関係者に共有する。
注意:尿が出ない・残尿感は要受診尿が出にくい、残尿感が強い、下腹部が張るなどは尿閉のサインのことがあります。放置すると腎機能に影響することもあるため、すみやかに医療職へ連絡してください。

4. トイレ誘導・トイレ動作の自立に関する文例

ニーズ

  • 47トイレまでの移動や動作に時間がかかり間に合わないが、自分でトイレを使いたい。
  • 48声かけがあればトイレでできるが、できるだけ自立して排泄したい。
  • 49ズボンの上げ下ろしに手間取るが、自分の力で排泄を済ませたい。
  • 50夜間にトイレに行くのが不安だが、安全に用を足したい。

長期目標

  • 51適切な誘導と環境のもと、トイレでの排泄を続けられる。
  • 52排泄動作の自立度を保ち、自尊心をもって生活できる。
  • 53安全にトイレを使用でき、転倒なく過ごせる。

短期目標

  • 54決まった時間のトイレ誘導で、失敗なく排泄できる。
  • 55手すりや福祉用具を使い、安全に立ち座りができる。
  • 56着脱しやすい衣服に変え、自分で上げ下ろしができる。
  • 57夜間も安全にトイレへ行ける環境を整えられる。

サービス内容

  • 58訪問介護:排尿リズムに合わせたトイレ誘導と一部介助を行う。
  • 59福祉用具貸与:手すり・ポータブルトイレ等で安全な動作を支える。
  • 60住宅改修:トイレへの手すり設置や段差解消で動線を整える。
  • 61通所・訪問リハ:立ち座り・移動の機能訓練で排泄動作を維持する。
新人ケアマネ新人

トイレ誘導は「定時」がいいのか、「尿意があるとき」がいいのか迷います。

ベテランケアマネ先輩

まず排泄記録でその人のリズムをつかむのが先よ。だいたいの間隔が分かれば、漏れる少し前に声をかける「時間誘導」が効く。本人が尿意を伝えられるなら、それを尊重して組み合わせるといいわね。

5. おむつ・パッドの適切な使用と皮膚トラブル予防に関する文例

ニーズ

  • 62夜間の漏れが続くが、安心して眠れるようにしたい。
  • 63おむつでかぶれてしまうが、皮膚を清潔に保ち快適に過ごしたい。
  • 64自分に合わない用品で不快感があるが、合った用品で気持ちよく過ごしたい。
  • 65おむつに抵抗があるが、できる範囲で自尊心を保ちながら過ごしたい。

長期目標

  • 66適切な吸収用品により、漏れの不安なく快適に過ごせる。
  • 67皮膚の清潔が保たれ、かぶれや褥瘡を防げる。
  • 68本人の尊厳に配慮した排泄ケアのもと、安心して生活できる。

短期目標

  • 69尿量や生活に合った用品を選び、漏れを減らせる。
  • 70定期的な交換と陰部洗浄で、皮膚を清潔に保てる。
  • 71皮膚の赤み・かぶれに早く気づき、対応できる。
  • 72日中はトイレ、夜間のみ用品を使うなど、無理のない使い分けができる。

サービス内容

  • 73訪問介護:おむつ・パッドの交換、陰部洗浄、皮膚状態の観察を行う。
  • 74訪問看護:皮膚トラブル・褥瘡の予防とケア、医師との連携を行う。
  • 75福祉用具・物品:尿量・体型に合った用品選びを助言する。
  • 76家族:交換のタイミングや清潔保持のコツを共有し実践する。

6. 夜間頻尿・夜間排泄に関する文例

ニーズ

  • 77夜に何度もトイレに起きて眠れないが、ぐっすり休みたい。
  • 78夜間のトイレ移動で転倒が心配だが、安全に用を足したい。
  • 79夜の漏れで寝具を汚すことがあるが、安心して眠りたい。

長期目標

  • 80夜間も安心して排泄でき、まとまった睡眠がとれる。
  • 81夜間の転倒なく、安全に過ごせる。

短期目標

  • 82就寝前の排尿と水分調整で、夜間の排尿回数を減らせる。
  • 83ポータブルトイレや手すりを使い、夜間も安全に排泄できる。
  • 84夜間の漏れに備えた用品で、寝具を汚さず眠れる。
  • 85夜間頻尿の原因を受診で相談できる。

サービス内容

  • 86福祉用具貸与:ポータブルトイレ・センサー・手すりで夜間の安全を確保する。
  • 87訪問介護(夜間・定期巡回):夜間の排泄介助・見守りを行う。
  • 88主治医:夜間頻尿の原因を評価し、必要な治療につなぐ。
  • 89家族:就寝前の排尿の声かけと、夜間の安全環境を整える。

7. 便失禁・排便に関する文例

ニーズ

  • 90便失禁があり不安だが、清潔に安心して過ごしたい。
  • 91排便のコントロールが難しいが、規則的に排便し快適に過ごしたい。
  • 92下痢と便秘を繰り返すが、お腹の調子を整えたい。
  • 93トイレでの排便が間に合わないが、できるだけトイレで排便したい。

長期目標

  • 94排便リズムが整い、便失禁の不安なく過ごせる。
  • 95清潔が保たれ、皮膚トラブルなく快適に生活できる。
  • 96トイレでの排便を続け、自尊心をもって暮らせる。

短期目標

  • 97排便のパターンを把握し、トイレ誘導につなげられる。
  • 98食事・水分・活動で排便リズムを整えられる。
  • 99便失禁時に清潔を保ち、皮膚を守れる。
  • 100排便の異常(下痢の持続・血便など)に気づき相談できる。

サービス内容

  • 101訪問介護:排便リズムに合わせた誘導、清潔保持、陰部・臀部のケアを行う。
  • 102訪問看護:排便コントロールの助言、皮膚・全身状態の観察を行う。
  • 103主治医:下痢・便失禁の原因を評価し、必要な治療につなぐ。
  • 104家族:食事・水分・排便の様子を観察し共有する。

8. 排泄の尊厳・羞恥心への配慮に関する文例

ニーズ

  • 105排泄を人に世話されることに抵抗があるが、尊厳をもって過ごしたい。
  • 106失禁を恥ずかしく感じ気持ちが沈むが、自信をもって生活したい。
  • 107できることは自分でしたいので、必要な部分だけ支えてほしい。

長期目標

  • 108尊厳に配慮した支援のもと、安心して排泄ケアを受けられる。
  • 109失禁への羞恥や不安が和らぎ、前向きに生活できる。

短期目標

  • 110本人ができる部分を活かした排泄支援を受けられる。
  • 111プライバシーの守られた環境で排泄できる。
  • 112気持ちを支援者に話し、不安を和らげられる。

サービス内容

  • 113訪問介護:露出を最小限にし、声かけと配慮あるケアで自尊心を守る。
  • 114通所介護:プライバシーに配慮した排泄環境で支援する。
  • 115多職種:本人ができることを尊重し、関わり方をチームで統一する。
  • 116家族:失敗を責めず、本人の気持ちに寄り添う。

9. 認知症に伴う排泄トラブルに関する文例

ニーズ

  • 117トイレの場所が分からず失敗するが、安心して排泄できるようにしたい。
  • 118尿意をうまく伝えられないが、適切な支援で清潔に過ごしたい。
  • 119排泄のタイミングが分かりにくいが、落ち着いて用を足したい。
  • 120おむつを外してしまうことがあるが、本人が安心できる方法で支えたい。

長期目標

  • 121分かりやすい環境と関わりのもと、落ち着いて排泄できる。
  • 122失敗が減り、清潔で穏やかに過ごせる。

短期目標

  • 123トイレの場所が分かる表示や誘導で、迷わず排泄できる。
  • 124排泄サインを支援者が把握し、適切に誘導できる。
  • 125本人が安心できる声かけのもと、ケアを受け入れられる。
  • 126皮膚の清潔が保たれ、トラブルを防げる。

サービス内容

  • 127訪問介護:表情・落ち着きのなさなど排泄サインを読み取り、さりげなく誘導する。
  • 128住環境:トイレの表示・照明・動線を分かりやすく整える。
  • 129通所介護:なじみの職員が一貫した関わりで排泄を支援する。
  • 130家族・多職種:本人が安心できる関わり方を共有し統一する。

10. トイレへの動線・移動・環境整備に関する文例

ニーズ

  • 131トイレが遠く移動が大変だが、安全に間に合うようにしたい。
  • 132段差や暗さで転倒が心配だが、安心してトイレを使いたい。
  • 133立ち座りがつらいが、自分でトイレ動作を続けたい。

長期目標

  • 134安全な環境のもと、転倒なくトイレを使用できる。
  • 135動線が整い、間に合わずに失敗することが減る。

短期目標

  • 136手すりや福祉用具を使い、安全に移動・立ち座りができる。
  • 137夜間も足元灯などで安全にトイレへ行ける。
  • 138居室近くのポータブルトイレを必要時に使える。
  • 139着脱しやすい衣服で、トイレでの動作がスムーズになる。

サービス内容

  • 140住宅改修:手すり設置・段差解消でトイレまでの動線を整える。
  • 141福祉用具貸与:歩行器・手すり・ポータブルトイレ等を活用する。
  • 142訪問リハ:移動・立ち座りの機能訓練を行う。
  • 143訪問介護:安全な移動とトイレ動作を見守り・介助する。

11. 水分管理・脱水・尿路感染予防に関する文例

ニーズ

  • 144失禁を気にして水分を控えがちだが、脱水を防いで健康に過ごしたい。
  • 145尿路感染を繰り返すが、予防して安定して暮らしたい。
  • 146水分のとり方が分からないが、適切に水分をとって体調を保ちたい。

長期目標

  • 147適切な水分摂取により、脱水や尿路感染を防げる。
  • 148体調が安定し、安心して在宅生活を続けられる。

短期目標

  • 1491日の目安量を意識して水分をとれる。
  • 150陰部の清潔を保ち、尿路感染を予防できる。
  • 151発熱・尿の混濁などの感染サインに早く気づける。
  • 152水分摂取と排尿の状況を記録・共有できる。

サービス内容

  • 153訪問介護:こまめな水分摂取の声かけと記録を行う。
  • 154訪問看護:脱水・感染兆候の観察と医師への連携を行う。
  • 155主治医:尿路感染の予防・治療と定期評価を行う。
  • 156家族:水分摂取と体調の変化を見守り共有する。

12. 外出・社会参加と排泄の不安に関する文例

ニーズ

  • 157失禁が心配で外出を控えているが、また出かけて楽しみたい。
  • 158通所先のトイレが不安だが、安心してサービスを利用したい。
  • 159旅行や行事に参加したいが、排泄の不安を減らしたい。

長期目標

  • 160排泄の不安が軽減し、外出や社会参加を楽しめる。
  • 161安心して通所サービスや行事に参加できる。

短期目標

  • 162外出前後にトイレを済ませ、安心して出かけられる。
  • 163外出先のトイレや吸収用品を準備できる。
  • 164通所先で排泄の支援を受けながら安心して過ごせる。

サービス内容

  • 165通所介護:トイレ誘導と配慮ある支援で安心して利用できるようにする。
  • 166訪問介護:外出準備・トイレ確認を支援する。
  • 167福祉用具・物品:外出用の吸収用品・携帯用品の選択を助言する。
  • 168家族:外出に同行し、トイレの場所を事前に確認する。

13. 第1表「利用者・家族の意向」の文例

本人の意向

  • 169失敗が増えてきたが、できるだけ自分でトイレに行きたい。
  • 170漏れの不安をなくして、安心して外出を楽しみたい。
  • 171おむつにはできるだけ頼らず、これまでどおり生活したい。
  • 172夜もぐっすり眠れるよう、夜間の排泄を落ち着かせたい。
  • 173恥ずかしい思いをせず、尊厳をもって支援を受けたい。
  • 174皮膚のかぶれをなくして、気持ちよく過ごしたい。
  • 175水分をしっかりとって、体調を崩さず暮らしたい。
  • 176住み慣れた家で、これからも安心して生活を続けたい。

家族の意向

  • 177本人ができることは続けてほしいので、自立を支えてほしい。
  • 178夜間の排泄や転倒が心配なので、安全に見守ってほしい。
  • 179皮膚トラブルや感染を防ぎ、清潔を保ってほしい。
  • 180排泄介助の負担が大きいので、サービスで支えてほしい。
  • 181本人の尊厳に配慮した排泄ケアをお願いしたい。
  • 182排泄トラブルがあれば、早めに医療につなげてほしい。
  • 183適切な用品選びについて助言がほしい。

14. 第1表「総合的な援助の方針」の文例

  • 184排泄の自立をできるだけ保てるよう、トイレ誘導・環境整備・機能訓練を組み合わせて支援します。
  • 185本人の尊厳とプライバシーに配慮し、安心して排泄ケアを受けられる関わりを多職種で統一します。
  • 186失禁の原因に応じた対応を行い、安易なおむつ化を避け、本人らしい生活を支えます。
  • 187皮膚の清潔保持と適切な吸収用品により、かぶれや褥瘡を予防します。
  • 188水分管理と清潔保持により、脱水・尿路感染を予防し体調の安定を図ります。
  • 189排尿障害・残尿・血尿などは主治医・訪問看護と連携し、早期対応できる体制を整えます。
  • 190夜間の排泄と移動の安全を確保し、転倒なくまとまった睡眠がとれるよう支援します。
  • 191失禁への不安を和らげ、外出や社会参加を続けられるよう支えます。
  • 192家族の介護負担に配慮し、サービスと相談支援により無理なく介護を続けられるよう支援します。
  • 193排泄記録をもとに排尿リズムを把握し、状態に応じてプランを柔軟に見直します。
  • 194本人の生活歴や価値観を尊重し、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられるよう支援します。
  • 195認知症がある場合も、分かりやすい環境となじみの関わりで落ち着いた排泄を支えます。
  • 196本人・家族・医療・介護の関係者が方針を共有し、チームで一貫した排泄ケアを行います。
  • 197清潔・安全・自立・尊厳の4つを軸に、生活の質を高める排泄支援を継続します。
  • 198排泄に関する困りごとを定期的に確認し、早期に対応・相談できる体制を保ちます。
  • 199本人が「できる」部分を活かし、必要な部分だけを支える過不足のないケアを行います。
  • 200排泄の状態変化に応じて福祉用具・住宅改修・サービスを調整し、安心できる在宅生活を支えます。
  • 201便通の状態にも配慮し、食事・水分・活動を整えて快適な排便を支援します。
  • 202緊急時(尿閉・発熱・急な悪化)の連絡体制を確認し、すみやかに医療につなげます。
ポイント:文例は202事例本記事には、ニーズ・長期/短期目標・サービス内容・第1表の意向/方針まで合計202の文例を掲載しています。失禁のタイプや本人の状況に合わせて調整してください。

第1表・第2表の記入例セット(排泄・尿失禁)

文例を組み合わせると、実際のケアプランは次のように整えられます。一例として構成の参考にしてください。

記入例1:機能性尿失禁(間に合わない)の方

項目記入例
ニーズ移動や着脱に時間がかかりトイレが間に合わないことがあるが、できるだけ自分でトイレに行き、清潔に過ごしたい。
長期目標
(6か月)
適切な誘導と環境のもと、トイレでの排泄を続け、自尊心をもって生活できる。
短期目標
(3か月)
排尿リズムに合わせた誘導と手すりの活用で、失敗なく安全に排泄できる。
サービス内容訪問介護(トイレ誘導・一部介助)/福祉用具貸与(手すり)/住宅改修(段差解消)/家族の見守り

記入例2:夜間頻尿・皮膚トラブルがある方

項目記入例
ニーズ夜間の排尿が多く漏れもあり皮膚がかぶれやすいが、安心して眠り、清潔に過ごしたい。
長期目標
(6か月)
夜間も安心して排泄でき、皮膚の清潔を保って快適に過ごせる。
短期目標
(3か月)
就寝前の排尿・水分調整と適切な用品で漏れを減らし、皮膚トラブルを防げる。
サービス内容福祉用具貸与(ポータブルトイレ)/訪問看護(皮膚ケア・受診連携)/訪問介護(交換・陰部洗浄)/主治医の受診

排泄・尿失禁のケアプランを上手に活用する3ステップ

  • ステップ1:排泄記録で原因とリズムをつかむいつ・どんな場面で失禁するかを記録し、失禁のタイプと排尿リズムを見極めます。これがケアプランの土台になります。
  • ステップ2:自立を軸に小さな目標を設定する「トイレでの排泄を続ける」を基本に、誘導・環境・用品を組み合わせ、達成可能な短期目標に落とし込みます。
  • ステップ3:多職種で共有し、こまめに見直す皮膚・排尿障害・感染などは医療と連携し、モニタリングで状態に応じてプランを更新します。
注意:尊厳への配慮を最優先に排泄ケアは本人の自尊心に直結します。失敗を責めない・人前で話題にしない・露出を最小限にする——この配慮を欠くと、本人が水分や外出を控え、かえって状態が悪化することがあります。

排泄・尿失禁のケアプランに関するよくある質問

失禁があると、すぐにおむつにした方がよいですか?
いいえ。まずは「なぜ間に合わないのか」を見極めることが先です。トイレ誘導・動線整備・衣服の工夫でトイレでの排泄を保てることは多く、おむつは自尊心や活動性に影響するため慎重に検討します。日中はトイレ、夜間のみ用品を使うなど、段階的な使い分けも有効です。
本人がおむつを強く嫌がります。どうすればよいですか?
嫌がる気持ちを受け止め、無理強いは避けます。パッドなど目立ちにくい用品から試す、トイレでの排泄をできる限り支える、本人が選べるようにするなど、自尊心を守る工夫をします。背景に羞恥や不安があることが多いので、気持ちに寄り添う関わりが大切です。
水分を控えれば失禁は減りますか?
自己判断での水分制限は危険です。脱水や尿路感染、便秘を招くことがあります。失禁が心配でも必要な水分はとり、就寝前の量を調整するなど、とり方を工夫するのが基本です。適切な量は体調により異なるため、主治医に相談しましょう。
尿路感染のサインにはどんなものがありますか?
発熱、尿の混濁・悪臭、排尿時の痛み、急な失禁の悪化、元気のなさなどが挙げられます。高齢者では症状がはっきりしないこともあります。気づいたら自己判断せず、すみやかに主治医・訪問看護へ連絡してください。
夜間頻尿で何度も起きてしまいます。対応のポイントは?
就寝前の排尿と水分・カフェインの調整、ポータブルトイレや手すり・足元灯による安全確保が基本です。背景に過活動膀胱・前立腺肥大・心疾患などがあることもあるため、改善しない場合は受診をすすめます。夜間の転倒予防もあわせて検討します。
皮膚のかぶれ(おむつかぶれ)を防ぐには?
こまめな交換と陰部の清潔保持、尿量に合った吸収用品の選択が基本です。赤みやただれがある場合は、訪問看護や主治医に相談します。長時間の蒸れを避け、可能ならトイレでの排泄を保つことも予防につながります。
まとめ
  • 尿失禁はタイプ(腹圧性・切迫性・溢流性・機能性)で対応が異なり、まず原因の見極めが重要。
  • ケアプランは「安易なおむつ化」ではなく、トイレでの自立を最大限支える方向で組み立てる。
  • 外せない視点は、①尊厳・プライバシー、②自立支援、③皮膚トラブル・尿路感染予防、④医療連携の4つ。
  • 本記事の文例202事例は、失禁のタイプと本人の状況に合わせて調整し、多職種で共有して活用する。
  • 尿が出にくい・血尿・発熱などは受診が必要なサイン。自己判断せず主治医・訪問看護につなぐ。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。排尿・排便のトラブルは疾患が背景にあることもあります。診断・治療は主治医等の医療専門職にご相談ください。制度・報酬や福祉用具・住宅改修の取り扱いは保険者により異なる場合があるため、最新の運用は各保険者・地域包括支援センターにご確認ください。

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