【コピペOK】課題整理総括表の阻害要因1000例以上|項目別・疾患別・場面別

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運営指導・実地指導でケアマネジメントの質を立証する書類として特に重視されるのが「課題整理総括表」です。なかでも「阻害要因」の欄は、毎回同じ表現になってしまう・抽象的だと指摘される——と悩む方が多いところ。本記事では、課題整理総括表の書き方の基本と、そのままコピペで使える阻害要因の文例1000例以上を、課題分析項目別・疾患別・状態別・場面別に網羅整理しました。監査で評価される書き方と、現場で即使える文例を両立させています。

この記事でわかること
  • 課題整理総括表と「阻害要因」の正しい意味・法的根拠
  • 監査・運営指導で見られる10のチェックポイント
  • 抽象的にならない阻害要因の書き方のコツ
  • 課題分析項目別・疾患別・場面別の阻害要因1000例以上(コピペOK)
  • 認知症・看取り・独居など特殊な場面の書き分け
新人ケアマネ新人

課題整理総括表の「阻害要因」って、毎回どう書けばいいか迷います。気づくと前と同じ言葉ばかりで…。

ベテランケアマネ先輩

わかるわ。コツは「身体・精神・環境・社会」の4側面で具体的に書くこと。この記事の文例を“引き出し”にして、ケースに合わせてアレンジすれば大丈夫よ。

目次

課題整理総括表とは

課題整理総括表の位置付け

課題整理総括表は、利用者の状況・課題・援助方針をマトリクス形式で整理する書類です。運営指導・実地指導で重視され、アセスメントからケアプランへの論理的なつながり、すなわちケアマネジメントの質を立証する重要な役割を担います。

項目内容
様式課題整理総括表(標準様式・任意様式)
目的アセスメント → 課題 → 援助の方向性 を一覧化する
主な構成状況の事実/要因(背景)/阻害要因/改善・維持の可能性/援助の方向性/優先順位

「阻害要因」とは

阻害要因とは、利用者の生活課題の解決や目標達成を妨げている要素のことです。次の4側面から多角的に分析することが、課題整理総括表の中核になります。

  • 身体的要因:疾患・障害・ADL低下 など
  • 精神的要因:認知症・うつ・意欲低下 など
  • 環境的要因:住環境・家族関係・経済 など
  • 社会的要因:社会参加機会・地域資源 など

法的根拠(運営基準・通知)

  • 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準(厚生省令第38号)第13条:アセスメントの実施、課題の把握、計画原案の作成
  • 「課題整理総括表」「評価表」の活用について(厚生労働省):標準フォーマットの提示
  • 居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について(老振発通知)
ポイント:必須ではないが実質必須課題整理総括表は法定の必須書類ではありません。しかし運営指導での質の評価で重視される実質必須の書類です。アセスメントの質と論理性を「見える化」する役割があります。

課題整理総括表の書き方の基本ルール

監査・指導で見られる10チェックポイント

  • 状況の事実が客観的に記載されているか
  • 要因(背景)が複数の視点から分析されているか
  • 阻害要因が具体的に書かれているか(抽象的でないか)
  • 援助の方向性が阻害要因に対応しているか
  • 優先順位が明確に示されているか
  • アセスメント結果との整合性が取れているか
  • 第1表・第2表と矛盾していないか
  • 更新時に状態変化が反映されているか
  • 本人・家族の意向が反映されているか
  • 介護保険の理念(自立支援・重度化防止)が反映されているか

阻害要因の書き方の4つのコツ

阻害要因は「なぜ課題が発生・継続しているか」を多角的に分析します。書き方のコツは次の4点です。

  • 複数の要因を併記する:身体・精神・環境・社会の4側面で
  • 具体的な事実を反映する:「歩行不安定」ではなく「両膝関節痛により10m歩行が限界」
  • 援助の方向性につなげる:阻害要因を解決すれば課題が改善する関係を示す
  • 抽象表現を避ける:「認知症」だけでなく「短期記憶障害により服薬管理困難」
注意:そのまま使わず必ずアレンジを以下の文例は汎用的な表現です。実際のケースでは、利用者本人の状況・数値・生活背景に合わせて具体化してください。コピペしたまま使うと「アセスメントから論理が飛んでいる」と指摘される原因になります。

課題分析項目別 阻害要因1000例以上

ここからは、課題整理総括表の課題分析(基本)項目に沿って、阻害要因の文例を分野別に整理します。各見出しの件数を目安に、ケースに合うものを選んでアレンジしてください。

3-1. 健康状態に関する阻害要因100例

慢性疾患の管理(25例)

  • 高血圧があり、降圧剤の服薬管理が必要
  • 糖尿病(HbA1c 7.5%)の食事・運動・服薬管理が必要
  • 心不全(NYHA Ⅲ度)で活動量の制限が必要
  • 慢性腎不全で週3回の透析が必要
  • COPDによる息切れがあり、活動範囲が制限される
  • 慢性疼痛(腰椎圧迫骨折後)が生活意欲を低下させている
  • 関節リウマチによる関節変形・痛みでADL制限がある
  • パーキンソン病でON/OFFがあり、活動の予測が困難
  • 認知症(HDS-R 18)で生活管理が困難
  • うつ病による意欲低下で社会参加機会が減少している
  • 高血圧が未治療で脳血管疾患の再発リスクが高い
  • 糖尿病の合併症(網膜症・神経障害・腎症)が進行中
  • 服薬管理ができておらず、症状コントロールが不安定
  • 急性期治療直後で全身機能が低下している
  • 進行性疾患(ALS等)で機能低下が進行している
  • 在宅酸素療法(HOT)使用中で活動量に制限がある
  • ペースメーカー植え込み中で電磁波の影響に配慮が必要
  • 経管栄養(胃ろう)使用中で経口摂取が困難
  • ストマ造設後で排泄管理が必要
  • 末期がんの進行で症状管理が必要
  • 心房細動があり抗凝固薬の管理と出血傾向への注意が必要
  • 甲状腺機能低下症により易疲労感・活動量低下がある
  • 脳梗塞後遺症により片麻痺・嚥下障害が残存している
  • 肝硬変により腹水・倦怠感があり活動が制限される
  • 貧血により立ちくらみ・易疲労感が続いている

急変・再発のリスク(20例)

  • 脳血管疾患の再発・心不全悪化等の急変リスクが高い
  • 誤嚥性肺炎を繰り返すリスクがある
  • 転倒による骨折歴があり、再骨折リスクが高い
  • 脱水・熱中症のリスクが高い
  • 低血糖発作のリスク(インスリン使用)がある
  • 低栄養により全身状態が悪化するリスクがある
  • 褥瘡の発生・悪化リスクが高い
  • 失禁による皮膚トラブルのリスクがある
  • 感染症(インフルエンザ・肺炎等)の重症化リスクがある
  • 薬剤性転倒のリスク(睡眠薬・降圧剤)がある
  • 急性期入院を繰り返すリスクがある
  • ターミナル期の急変対応が必要
  • 在宅酸素機器の故障・トラブル時の対応リスクがある
  • ペースメーカーの不具合時の対応リスクがある
  • 経管栄養チューブの抜去・閉塞リスクがある
  • 心筋梗塞の既往があり再発リスクが高い
  • てんかん発作のリスクがあり安全管理が必要
  • 起立性低血圧による失神・転倒のリスクがある
  • イレウス(腸閉塞)再発のリスクがある
  • 消化管出血のリスク(抗凝固薬・NSAIDs使用)がある

全身機能・体力(20例)

  • 加齢による全身機能の低下がある
  • 入院による筋力低下(廃用症候群)がある
  • 低栄養による体力・免疫力の低下がある
  • 食欲低下による体重減少傾向がある
  • 嚥下機能低下による誤嚥リスクがある
  • 視力低下による日常生活の困難がある
  • 聴力低下によるコミュニケーション困難がある
  • 関節可動域制限・拘縮が進行している
  • 筋力低下によりADLが低下している
  • 体力低下により活動範囲が縮小している
  • バランス能力低下による転倒リスクがある
  • 疼痛により活動意欲が低下している
  • 慢性疲労感により活動量が低下している
  • 不眠・睡眠の質の低下がある
  • 食事摂取量の低下傾向がある
  • フレイル(虚弱)が進行している
  • サルコペニア(筋肉量減少)により転倒・骨折リスクが高い
  • 長期臥床により持久力が著しく低下している
  • 易感染状態で体調を崩しやすい
  • 浮腫により下肢の重だるさ・動きにくさがある

服薬・治療管理(20例)

  • 多剤併用(10剤以上)でポリファーマシー状態にある
  • 服薬の飲み忘れが頻発している
  • 認知機能低下により服薬管理が困難
  • 視覚障害により薬の判別が困難
  • 嚥下機能低下により内服が困難
  • 経管投与時の薬剤管理が必要
  • 麻薬使用による副作用観察が必要
  • インスリン自己注射の管理が困難
  • 服薬時間の管理ができていない
  • 残薬が多く、無駄が発生している
  • お薬手帳の管理ができていない
  • 複数医療機関の処方が重複している
  • 服薬の副作用(眠気・ふらつき)への対応が必要
  • 薬剤費の経済的負担が大きい
  • 服薬指導が本人・家族に十分理解されていない
  • 吸入薬の手技が習得できていない
  • 点眼薬・外用薬の使用が定着していない
  • 頓服薬の使用判断が本人・家族で難しい
  • 服薬拒否があり治療継続が困難
  • 市販薬・サプリメントとの相互作用に注意が必要

医療連携(15例)

  • 主治医との連絡体制が不十分
  • 訪問診療の継続が課題となっている
  • 通院困難で医療継続が難しい
  • 専門科(神経内科・循環器内科等)との連携が不足
  • 退院前カンファレンスでの情報共有が不十分
  • 医療情報の共有体制が不十分
  • 認知症外来との連携が必要
  • 精神科主治医との連携が必要
  • 訪問看護との連携が不足している
  • 訪問薬剤師との連携が必要
  • 訪問歯科との連携が必要
  • 緊急時の医療連絡先が文書化されていない
  • 救急搬送先病院との情報共有が必要
  • 急変時の対応フローが整備されていない
  • 多職種カンファレンスの定期開催が必要
3-2. ADL(日常生活動作)に関する阻害要因100例

歩行・移動(20例)

  • 両膝関節痛により10m歩行が限界
  • 片麻痺(左下肢)により歩行に介助が必要
  • すくみ足(パーキンソン病)により転倒リスクが高い
  • 起立性低血圧によるふらつきがある
  • 視力低下により段差・障害物の認識が困難
  • 平衡感覚の低下によりバランスが取りにくい
  • 下肢筋力低下により立ち上がりが困難
  • 拘縮による関節可動域制限がある
  • 屋外歩行が困難で外出機会が減少している
  • 階段昇降が困難で2階の生活に支障がある
  • 車いす移動の介助が必要
  • 寝たきりに近い状態で離床機会が減少している
  • 杖・歩行器の使用方法が習得できていない
  • 屋内移動でも見守りが必要
  • 移動時の疼痛により活動意欲が低下している
  • 長距離の歩行で息切れがあり休憩が必要
  • 夜間のトイレ移動時に転倒リスクが高い
  • 段差・敷居でつまずきやすい
  • 方向転換時にふらつき転倒しやすい
  • 歩行に対する恐怖心があり外出を避けている

起居・移乗(12例)

  • ベッドからの起き上がりに介助が必要
  • 立ち上がり動作に介助が必要
  • 車いすへの移乗に介助が必要
  • ベッド・床への移乗に介助が必要
  • 寝返りが自力でできない
  • 座位保持が困難(30分以上)
  • 起居動作時の疼痛がある
  • 移乗時の介護者への負担が大きい
  • 介助バー等の補助具が活用できていない
  • リフトの導入が必要
  • 端座位でバランスを崩しやすい
  • 移乗時に膝折れがあり危険

食事(12例)

  • 食事介助が必要(自力摂取が困難)
  • 嚥下機能低下によりむせがある
  • 食事姿勢の調整が必要
  • 自助具(曲がりスプーン等)の活用が定着していない
  • 食事中の疲労で完食できない
  • 視覚障害で食事の認識が困難
  • 認知症で食事中の集中が困難
  • 義歯の不適合で咀嚼が困難
  • 食事形態の調整が必要
  • 食事時間が不規則になっている
  • 利き手の麻痺により食具の操作が困難
  • 水分でむせやすく、とろみ調整が必要

排泄(12例)

  • 失禁の頻度が増加している
  • オムツ使用への精神的抵抗がある
  • 夜間トイレ移動時の転倒リスクがある
  • ポータブルトイレ使用への抵抗感がある
  • 排泄介助への羞恥心がある
  • ストマケアの継続が困難
  • 膀胱留置カテーテルの管理が必要
  • 便秘・下痢のコントロールが困難
  • 尿路感染症を繰り返すリスクがある
  • 排泄パターンの把握ができていない
  • トイレでの下衣の上げ下ろしに介助が必要
  • 排尿・排便の意思表示が困難

入浴・清潔(12例)

  • 浴室での転倒不安があり自宅入浴が困難
  • 入浴拒否の傾向がある
  • 入浴時の血圧変動リスクがある
  • 入浴介助時の介護者負担が大きい
  • 訪問入浴への抵抗感がある
  • 寝たきり状態で入浴方法が限定される
  • 皮膚トラブル発生のリスクがある
  • 入浴後のスキンケアが不十分
  • 髪・爪の手入れが行き届かない
  • 清潔保持に対する関心が低下している
  • 浴槽の出入りに介助が必要
  • 洗身・洗髪動作に一部介助が必要

整容・更衣(10例)

  • 整容(洗顔・歯磨き等)に介助が必要
  • 更衣動作に介助が必要
  • 衣服の選択が困難
  • 季節に合わない衣服を着てしまう
  • 髭剃りが自分でできない
  • 髪の手入れが定着していない
  • 整容意欲が低下している
  • 認知症により整容が困難
  • 視覚障害により整容が困難
  • ボタン・ファスナーの操作が困難

体位変換・その他ADL(10例)

  • 寝返りが自立できず褥瘡リスクがある
  • 体位変換のスケジュールが定着していない
  • エアマット未導入で褥瘡リスクがある
  • 介護者の体位変換介助の負担が大きい
  • 寝たきり状態で全介助が必要
  • 入院による著しいADL低下がある
  • 残存機能の活用ができていない
  • 福祉用具の活用が定着していない
  • ADL再獲得への意欲が低下している
  • 自立支援の視点が支援に反映されていない
3-3. IADL(手段的日常生活動作)に関する阻害要因90例

家事(20例)

  • 調理ができず、食事準備が困難
  • 掃除が困難で住環境の清潔保持に支障がある
  • 洗濯ができず、衣類の管理に支障がある
  • ゴミ出しができず、家庭内にゴミが蓄積している
  • 買い物ができず、食材・日用品の確保が困難
  • 火の管理ができず、火災リスクがある
  • 家事全般に介助が必要
  • 認知症の進行により家事が困難
  • 配食サービス未利用で栄養確保が課題
  • 家事援助の活用が不十分
  • 家事への意欲が低下している
  • 季節の家事(衣替え等)が滞っている
  • 食器・調理器具の管理ができていない
  • 自助具を活用した家事ができていない
  • 自分でできる家事を介護者に依存している
  • 冷蔵庫内の食材管理ができず食中毒リスクがある
  • 調理の手順が分からなくなり中断してしまう
  • 掃除機・洗濯機等の家電操作が困難
  • 布団干し・寝具の交換ができていない
  • 整理整頓ができず物が散乱している

買い物・金銭管理(18例)

  • 買い物に1人で行けない
  • 認知症の進行により金銭管理が困難
  • 経済的虐待のリスクがある
  • 通帳・印鑑の管理ができない
  • 介護費用の支払いが滞っている
  • 経済状況の把握ができていない
  • 訪問販売・詐欺被害のリスクがある
  • 介護保険負担限度額認定証が未活用
  • 生活保護受給の検討が必要
  • 高額な医療費・介護費用の負担がある
  • 成年後見制度の活用検討が必要
  • 通院費・薬代の経済的負担がある
  • 介護用品の購入ができていない
  • 経済的不安が継続している
  • 福祉サービスの利用調整が必要
  • 同じ物を重複して買ってしまう
  • お釣りの計算ができず支払いに不安がある
  • キャッシュレス決済・ATM操作が困難

服薬管理(12例)

  • 1日3回以上の服薬管理が困難
  • お薬カレンダーの活用が定着していない
  • 飲み忘れによる症状悪化がある
  • 多剤併用の管理が困難
  • 服薬時間の管理ができていない
  • 認知症の進行による服薬困難がある
  • 訪問薬剤師の活用が不十分
  • 一包化が活用されていない
  • 残薬整理が必要
  • 服薬の副作用観察が必要
  • 飲み込みづらく服薬を中断しがち
  • 自己判断で服薬を中止してしまう

コミュニケーション・交通(12例)

  • 電話対応が困難
  • スマートフォン・PCの活用ができない
  • 公共交通機関の利用が困難
  • 介護タクシーの活用が不十分
  • 緊急通報装置の活用が定着していない
  • 失語症によるコミュニケーション困難がある
  • 補聴器の活用が定着していない
  • 視覚障害による情報入手が困難
  • 認知症によるコミュニケーション困難がある
  • 遠方家族との連絡手段が限定的
  • 運転免許返納後の移動手段が確保できていない
  • 外出時の道に迷うリスクがある

食事準備・栄養(13例)

  • 自分で食事を準備できない
  • 配食サービスが未利用
  • 栄養バランスの偏った食事になっている
  • 低栄養傾向がある
  • 体重減少傾向がある
  • 食事時間が不規則
  • 食事の楽しみが減少している
  • 嚥下機能に応じた食事形態の調整が必要
  • 経管栄養との併用で経口摂取が困難
  • 塩分・糖分制限の実施が困難
  • 同じものばかり食べて栄養が偏っている
  • 水分摂取量が不足し脱水リスクがある
  • 買い置きの食品で食事を済ませがち

役割・社会生活(15例)

  • 役割活動を喪失している
  • 趣味活動の継続が困難
  • 社会参加機会が減少している
  • 家族・地域とのつながりが希薄化している
  • 自立した生活への意欲が低下している
  • ヘルパー・通所サービス利用への抵抗がある
  • インフォーマルサービスの活用が不足
  • 福祉資源情報が不足している
  • 自助具・福祉用具の活用が不足
  • 就労継続が困難になっている
  • 家計管理の役割を担えなくなっている
  • 地域行事への参加が減少している
  • ペットの世話ができなくなっている
  • 庭・畑の手入れができなくなっている
  • 来客への対応が困難になっている
3-4. 認知に関する阻害要因90例

認知症・認知機能(20例)

  • 軽度認知障害(MCI)の進行リスクがある
  • 軽度認知症(HDS-R 22-24)でIADL支援が必要
  • 中等度認知症(HDS-R 15-21)で生活全般の支援が必要
  • 重度認知症(HDS-R 14以下)で全介助状態にある
  • アルツハイマー型認知症が進行している
  • 血管性認知症(脳梗塞後)がある
  • レビー小体型認知症(幻視・パーキンソニズム)がある
  • 前頭側頭型認知症(行動症状)がある
  • 若年性認知症で社会参加が困難
  • 認知症が未診断(疑い段階)である
  • 短期記憶障害が顕著
  • 見当識障害(時間・場所・人物)がある
  • 判断力が低下している
  • 計算能力が低下している
  • 失行(着衣・食事等の動作困難)がある
  • 実行機能障害により段取りが立てられない
  • 失認により物や人を正しく認識できない
  • 新しいことを覚えられず学習が困難
  • 注意力・集中力が低下している
  • 病識の欠如により支援を受け入れにくい

BPSD(行動・心理症状)(20例)

  • 帰宅願望が頻回にある
  • 徘徊のリスクがある
  • 介護拒否(特に入浴)がある
  • 暴言・怒声がある
  • 家族・介護者への暴力行為がある
  • 物盗られ妄想がある
  • 嫉妬妄想がある
  • 幻視(レビー小体型)がある
  • 幻聴がある
  • 不安・焦燥感が強い
  • 夜間不穏(夕暮れ症候群)がある
  • 昼夜逆転がある
  • 不眠がある
  • 抑うつ症状がある
  • 易怒性がある
  • 無為・無関心(アパシー)がある
  • つきまとい・後追いがある
  • 同じことを繰り返し訴える
  • 収集癖により物が溜まる
  • 不潔行為(弄便等)がある

認知機能低下による生活への影響(17例)

  • 服薬管理が困難
  • 金銭管理が困難
  • 火の不始末による火災リスクがある
  • 食事時間の認識が困難
  • 排泄の場所が分からない
  • 季節感が希薄になっている
  • 家族の認識ができない
  • 自分の年齢・名前が言えない
  • 簡単な計算ができない
  • 文字の読み書きが困難
  • 季節に合わない服装をする
  • 食事内容の認識が困難
  • 服薬の必要性の理解が困難
  • 通院の必要性の理解が困難
  • サービス利用の理解が困難
  • 道に迷い帰宅できないことがある
  • 約束や予定を覚えていられない

意思確認・意思決定(13例)

  • 意思確認が困難
  • 推定意思の根拠が不足している
  • ACP(人生会議)の実施が困難
  • 意思決定支援が必要
  • 成年後見制度の活用検討が必要
  • 家族の代理意思との齟齬がある
  • 本人の意向が変動する
  • 終末期の意思確認が必要
  • 延命処置の希望の確認が必要
  • 経管栄養の継続・中止の判断が必要
  • サービス選択の意思表示が難しい
  • 契約能力の判断が必要
  • 本人の希望と家族の希望が対立している

認知機能の維持・改善(20例)

  • 認知症の進行予防が必要
  • 認知トレーニングの機会が不足している
  • 社会参加機会が不足している
  • 運動機会が不足している
  • 認知症対応型サービスの活用検討が必要
  • 認知症外来の継続受診が必要
  • 服薬調整の必要性がある
  • 家族の認知症介護スキルが不足している
  • 認知症介護教室への参加検討が必要
  • 認知症カフェ・サロンの活用が必要
  • 認知症ケアパスの理解が不足している
  • 多職種連携の必要性がある
  • 進行段階に応じたサービス見直しが必要
  • 進行に伴う家族支援の強化が必要
  • 終末期のACP実施が必要
  • 生活リズムの安定が必要
  • 役割・出番づくりによる活性化が必要
  • なじみの環境・人間関係の維持が必要
  • 難聴・視覚障害の補正による認知刺激の確保が必要
  • 口腔・栄養状態の改善による認知機能維持が必要
3-5. コミュニケーション能力に関する阻害要因40例
  • 失語症(運動性・感覚性)がある
  • 構音障害により発声が困難
  • 認知症の進行により会話の理解が困難
  • 聴覚障害があり補聴器の調整が必要
  • 視覚障害でジェスチャーの伝達が困難
  • ALSの進行により発声が困難
  • パーキンソン病により声量が低下している
  • 意思伝達装置の導入検討が必要
  • コミュニケーションボードの活用が不足している
  • 筆談ノートの活用が不足している
  • 表情・うなずきでの意思表示が中心になっている
  • 重度認知症で会話が困難
  • うつ症状によりコミュニケーションが低下している
  • 統合失調症により意思疎通が困難
  • 拒絶的態度・拒否がある
  • 言語の壁(外国人・帰国子女等)がある
  • 方言の理解が難しい場面がある
  • 専門用語が理解できない
  • 説明の繰り返しが必要
  • 家族・関係者間で情報共有が不足している
  • 多職種でコミュニケーションのコツが共有されていない
  • ICTツールの活用が不足している
  • 電話対応が困難
  • 文字の読み書きが困難(識字困難)
  • 関係事業所との情報共有が不足している
  • 主治医・看護師とのコミュニケーションが不足している
  • 苦情・要望の伝達が困難
  • 家族の関わりが不足している
  • 友人・地域とのコミュニケーション機会が減少している
  • ST(言語聴覚士)による言語訓練が必要
  • 難聴による聞き返しが多く会話が成立しにくい
  • 気管切開により発声が困難
  • 口腔・嚥下機能低下により発語が不明瞭
  • 場面緘黙・対人緊張により発話が乏しい
  • 注意散漫で会話が続かない
  • 感情表現が乏しく意思がくみ取りにくい
  • 夜間・体調により意思疎通の状態が変動する
  • 本人の訴えと客観的状況にずれがある
  • 意思決定に必要な情報提供が不足している
  • 本人が遠慮し本音を言えていない
3-6. 社会との関わりに関する阻害要因50例

社会参加機会(18例)

  • 引きこもり傾向で社会参加機会が減少している
  • 趣味活動を喪失している
  • 地域とのつながりが希薄化している
  • 友人・知人との交流が減少している
  • 配偶者死別後の社会的孤立がある
  • 認知症により社会参加が困難
  • ADL低下により外出が困難
  • 通所サービスが未利用
  • 地域サロン・ボランティアの活用が不足している
  • 認知症カフェが未利用
  • 役割活動(家事・地域行事等)を喪失している
  • 季節行事への参加が減少している
  • 趣味の会への参加が困難
  • 旅行・外出機会が減少している
  • 社会参加への意欲が低下している
  • 外出に伴う移動手段が確保できていない
  • 外出時のトイレ・体調管理の不安がある
  • 人との関わりへの自信を失っている

地域資源・インフォーマル(17例)

  • 民生委員との連携が不足している
  • 地域包括支援センターの活用が不足している
  • ボランティアの活用が不足している
  • 自治会・町内会との関わりが減少している
  • 近所付き合いが希薄化している
  • シルバー人材センターの活用が不足している
  • 地域ケア会議への情報共有が不足している
  • NPO・ボランティア団体との連携が不足している
  • 配食サービスの活用が不足している
  • 緊急通報装置の活用が不足している
  • 認知症高齢者見守りネットワークの活用が必要
  • 災害時の避難支援体制が不足している
  • 高齢者見守り推進事業の活用が必要
  • 地域の通いの場への参加が不足している
  • 福祉サービス情報が不足している
  • 住民主体の生活支援サービスが活用できていない
  • 家族会・当事者会とのつながりが不足している

経済・就労(15例)

  • 経済的不安が継続している
  • 介護離職により経済状況が悪化している
  • 就労継続が困難になっている
  • 障害年金・介護保険外サービスの活用検討が必要
  • 生活保護受給の検討が必要
  • 介護費用の捻出が困難
  • 高額医療費の自己負担がある
  • 借金・金銭トラブルがある
  • 経済的虐待のリスクがある
  • 成年後見制度の活用検討が必要
  • 年金管理ができていない
  • 各種減免・給付制度を活用できていない
  • 世帯全体の生活困窮がある
  • 家計の収支把握ができていない
  • サービス利用控えにより必要な支援が不足している
3-7. 排尿・排便に関する阻害要因40例
  • 失禁回数が増加している
  • 尿閉のリスクがある
  • 便秘が慢性化している
  • 下痢が頻発している
  • 排泄パターンが不規則
  • 認知症により排泄行為が困難
  • 寝たきりにより排泄が全介助となっている
  • ストマケアの管理が困難
  • 膀胱留置カテーテルの管理が必要
  • 自己導尿の管理が必要
  • 尿路感染症を繰り返すリスクがある
  • 便失禁による皮膚トラブルがある
  • オムツ使用への抵抗感がある
  • ポータブルトイレ使用への抵抗感がある
  • 排泄介助への羞恥心がある
  • 介護者の排泄介助の負担が大きい
  • 夜間のトイレ移動時に転倒リスクがある
  • 排泄環境(手すり・温水洗浄便座等)の整備が不足している
  • 排泄日誌の記録が不足している
  • 排泄リハビリ(骨盤底筋訓練等)が必要
  • 排泄関連の福祉用具が未活用
  • 食事内容と便通の関連性の把握が不足している
  • 服薬の便通への影響がある
  • 経管栄養者の便通管理が必要
  • 透析患者の排尿管理が必要
  • 終末期の排泄ケアが必要
  • 排尿パターンの把握が不足している
  • 排便コントロールが不良
  • 排泄ケアの多職種連携が不足している
  • 排泄関連の家族指導が不足している
  • 頻尿により睡眠が妨げられている
  • 残尿感・排尿困難がある
  • 下剤の調整がうまくいっていない
  • 水分制限と便秘のバランス調整が必要
  • トイレまで間に合わず失禁することがある
  • 排泄の失敗による自尊心の低下がある
  • 陰部洗浄・清拭が不十分で感染リスクがある
  • 立位保持困難でトイレ動作に介助が必要
  • 排泄の意思表示ができない
  • 便秘による腹部膨満・食欲低下がある
3-8. じょく瘡・皮膚の問題に関する阻害要因35例
  • 寝たきりにより褥瘡発生リスクがある
  • 既に褥瘡が発生している(仙骨部D2等)
  • 低栄養により皮膚状態が悪化している
  • 失禁により皮膚トラブルがある
  • エアマットレスが未導入
  • 体位変換のスケジュールが定着していない
  • 介護者の褥瘡予防スキルが不足している
  • 皮膚観察の頻度が不足している
  • スキンケアが不徹底
  • 皮膚乾燥(高齢性乾皮症)がある
  • アトピー性皮膚炎の既往がある
  • 糖尿病性の皮膚トラブル(足部潰瘍)がある
  • 浮腫により皮膚が脆弱化している
  • 介護リフトの活用が不足している(皮膚摩擦予防)
  • ストマ周囲の皮膚トラブルがある
  • 入浴後のスキンケアが不足している
  • 訪問看護による皮膚観察の頻度が必要
  • 体圧分散用具の選定が不足している
  • 多職種で褥瘡予防の情報共有が不足している
  • 終末期の皮膚状態の管理が必要
  • 白癬(水虫)など足部の皮膚疾患がある
  • 掻痒感により掻き壊しがある
  • テープ・装具による皮膚剥離(スキンテア)がある
  • 圧迫・ずれによる発赤が生じやすい
  • 同一体位が長く除圧ができていない
  • 清潔保持が困難で皮膚が不衛生になりやすい
  • 発汗・蒸れによる皮膚トラブルがある
  • 爪白癬・肥厚爪のケアが必要
  • 末梢循環不全により創傷治癒が遅延している
  • 褥瘡の処置方法が家族に定着していない
  • 栄養補給による創傷治癒促進が必要
  • ポジショニングの知識・技術が不足している
  • シーツのしわ・寝具環境が皮膚に負担をかけている
  • るい痩により骨突出部の褥瘡リスクが高い
  • 皮膚科との連携が不足している
3-9. 口腔衛生に関する阻害要因35例
  • 口腔内の不潔により誤嚥性肺炎のリスクがある
  • 義歯の不適合により咀嚼が困難
  • 口腔ケアが不徹底
  • 訪問歯科衛生士が未利用
  • 訪問歯科診療が未利用
  • 嚥下機能が低下している
  • 口腔機能向上加算が未活用
  • 1日3回の口腔ケアが定着していない
  • 認知症により口腔ケアが困難
  • 経管栄養者の口腔ケアが必要
  • 口腔内に歯石・歯肉炎がある
  • 口内炎を繰り返している
  • 口腔内乾燥(口腔乾燥症)がある
  • 義歯の手入れが不足している
  • 摂食嚥下リハビリが必要
  • STによる嚥下訓練が未実施
  • 食事形態の調整が不足している
  • 介護職の口腔ケアスキルが不足している
  • 終末期の口腔ケアが必要
  • 口腔ケア用具の選定が不足している
  • 多職種で口腔ケアの情報共有が不足している
  • 本人が口腔ケアを抵抗・拒否する
  • 家族の口腔ケアスキルが不足している
  • 歯科訪問診療と訪問看護の連携が不足している
  • 口腔関連の問題の早期発見体制が不足している
  • 残存歯のむし歯・歯周病が進行している
  • 開口保持が難しく口腔ケアが困難
  • 唾液分泌の低下により自浄作用が弱い
  • 舌苔の付着により口臭・味覚低下がある
  • 義歯の紛失・破損がある
  • 噛み合わせの不良により食事量が低下している
  • 口腔機能低下(オーラルフレイル)が進行している
  • 服薬による口渇・口腔乾燥がある
  • 食後の口腔内残渣が誤嚥リスクとなっている
  • 歯科受診の機会が確保できていない
3-10. 食事摂取に関する阻害要因45例
  • 食欲低下の傾向がある
  • 体重減少傾向がある(過去6カ月で5%以上)
  • 低栄養(BMI 18.5以下等)がある
  • 嚥下機能が低下している
  • 誤嚥のリスクがある
  • 食事形態の調整が必要(きざみ・ペースト等)
  • 経管栄養(胃ろう・経鼻管)を使用中
  • 経口摂取が困難
  • 配食サービスが未利用
  • 食事準備が困難
  • 食事時間が不規則
  • 食事の偏り(栄養バランスの偏り)がある
  • 塩分・糖分・水分制限の実施が困難
  • 食事介助に依存している
  • 食事中のむせがある
  • 認知症により食事中の集中が困難
  • 義歯の不適合により咀嚼が困難
  • 経済的理由により食事の質が低下している
  • 独居により食事の質が低下している
  • 配偶者の調理困難(老老介護)がある
  • 食事の楽しみが減少している
  • 栄養補助食品の活用が不足している
  • 管理栄養士の訪問が未利用
  • 嚥下評価が未実施
  • 食事姿勢の調整が不足している
  • 食事に時間がかかりすぎる
  • 食事中の疲労で完食が困難
  • 食事の多様性が不足している
  • 終末期の食事は本人意思の尊重が必要
  • 多職種で食事関連の情報共有が不足している
  • 水分摂取量が不足し脱水傾向にある
  • とろみ調整が適切にできていない
  • 食事拒否があり摂取量が安定しない
  • 食事中に傾眠があり摂取が進まない
  • 視覚障害により食事の認識が困難
  • 利き手の麻痺により自力摂取が困難
  • 食べこぼしが多く十分に摂取できない
  • 嗜好の偏りが強く必要な栄養が摂れない
  • 糖尿病食・腎臓病食など治療食の継続が困難
  • 過食・盗食により体重・血糖の管理が難しい
  • 食事中の姿勢崩れにより誤嚥リスクが高い
  • 胃食道逆流により食後の不快感・誤嚥がある
  • 味覚・嗅覚の低下により食欲がわかない
  • 食事環境(騒音・におい等)が落ち着かない
  • 栄養状態のモニタリング体制が不足している
3-11. 問題行動(BPSD等)に関する阻害要因45例
  • 帰宅願望が頻回にある
  • 徘徊のリスクがある
  • 介護拒否(入浴・服薬・食事等)がある
  • 暴言・怒声がある
  • 暴力行為がある
  • 物盗られ妄想がある
  • 嫉妬妄想がある
  • 幻視・幻聴がある
  • 不安・焦燥感が強い
  • 夜間不穏がある
  • 昼夜逆転がある
  • 不眠がある
  • 抑うつ症状がある
  • 易怒性がある
  • 拒食・過食がある
  • 性的逸脱行動がある
  • 同じ話の繰り返しがある
  • 異食(口に入れる)がある
  • 弄便(便いじり)がある
  • 多動・落ち着きのなさがある
  • 自傷行為がある
  • 自殺念慮がある
  • 配偶者・家族への攻撃性がある
  • 介護職への攻撃性がある
  • 認知症外来との連携が不足している
  • 薬剤調整の必要性がある
  • 環境調整の必要性がある
  • なじみの職員配置が課題となっている
  • 家族の対応スキルが不足している
  • レスパイト不足により介護者が疲弊している
  • 収集癖・ためこみがある
  • つきまとい・後追いがある
  • 大声・奇声を発することがある
  • 無断外出・離設のリスクがある
  • 作話により事実確認が難しい
  • 失見当により混乱・不穏が生じる
  • BPSDの誘因(不快・痛み・空腹等)が特定できていない
  • 生活リズムの乱れがBPSDを悪化させている
  • 身体拘束に頼らない対応の検討が必要
  • BPSDの記録・評価が不足している
  • 本人のなじみの習慣が把握できていない
  • 過剰な刺激・不適切な声かけが不穏を招いている
  • 疼痛・便秘など身体不調がBPSDの背景にある
  • 服薬の副作用が行動症状に影響している
  • 非薬物的アプローチ(回想法等)が活用できていない
3-12. 介護力・家族支援に関する阻害要因100例

主介護者の状況(25例)

  • 主介護者が高齢(80代以上)である
  • 主介護者の体調不良が継続している
  • 主介護者が就労中で日中独居となる
  • 主介護者が遠方に在住している
  • 主介護者が独居である
  • 主介護者が配偶者で老老介護となっている
  • 主介護者が仕事・育児・介護のトリプルケア状態にある
  • 主介護者がヤングケアラー(10代・20代)である
  • 主介護者が認知症である
  • 主介護者がうつ病である
  • 主介護者に持病がある
  • 主介護者の倒壊リスクがある
  • 主介護者倒壊時のバックアップ体制が不足している
  • 主介護者の介護スキルが不足している
  • 主介護者に介護経験がない
  • 主介護者の心身の負担が深刻
  • 主介護者が社会的に孤立している
  • 主介護者の経済的負担が大きい
  • 主介護者が睡眠不足である
  • 主介護者が人間関係のストレスを抱えている
  • 主介護者が障害を抱えている
  • 主介護者が他の家族の介護も担っている(多重介護)
  • 主介護者の介護への意欲が低下している
  • 主介護者が休息を取れていない
  • 主介護者が相談先を持てていない

介護負担・レスパイト(20例)

  • 介護負担が深刻化している
  • レスパイト機会が不足している
  • ショートステイが未利用
  • 訪問サービスが未利用
  • 通所サービスが未利用
  • 緊急時のバックアップ体制が不足している
  • 介護休業制度が未活用
  • 介護家族会への参加がない
  • 家族介護者教室への参加がない
  • 兄弟姉妹間の介護分担が不足している
  • 遠方家族との連絡が不足している
  • 育児と介護のダブルケアがある
  • 老老介護世帯の介護負担がある
  • 認知症介護の精神的負担がある
  • 看取り介護の心理的負担がある
  • 夜間介護による睡眠不足がある
  • 介護による外出・社会参加の制限がある
  • 医療的ケアの負担が大きい
  • 排泄介助・入浴介助の負担が大きい
  • 介護うつ・燃え尽きのリスクがある

家族関係(20例)

  • 家族関係に課題がある
  • 兄弟姉妹間で意見の相違がある
  • 配偶者死別後の家族関係の再構築が必要
  • 介護放棄の懸念がある
  • 経済的虐待の懸念がある
  • 身体的虐待の疑いがある
  • 心理的虐待の疑いがある
  • ネグレクト(介護放棄)がある
  • 家族カンファレンスが未開催
  • 家族間のコミュニケーションが不足している
  • 家族の介護への理解が不足している
  • 家族の本人に対する関わりが不足している
  • 家族の役割分担が不明確
  • 家族の情報共有が不足している
  • 家族の意思決定への参加が不足している
  • キーパーソンが不在・不明確である
  • 家族が本人の状態を受け入れられていない
  • 過干渉により本人の自立を妨げている
  • 家族間で介護方針が対立している
  • 家族の介護に対する温度差が大きい

介護スキル・教育(18例)

  • 介護スキルの習得が不足している
  • 認知症介護の理解が不足している
  • 経管栄養・吸引等の医療的ケアの習得が困難
  • 服薬管理スキルが不足している
  • 排泄介助スキルが不足している
  • 入浴介助スキルが不足している
  • 食事介助スキルが不足している
  • 口腔ケアスキルが不足している
  • 体位変換・褥瘡予防スキルが不足している
  • 介護者教室・研修への参加がない
  • 訪問看護師による家族指導が不足している
  • 介護職員による家族指導が不足している
  • 多職種での家族指導の連携が不足している
  • 介護者向け情報提供が不足している
  • 介護者向けカウンセリングが不足している
  • 移乗・移動介助の方法が身についていない
  • 緊急時・急変時の対応方法を知らない
  • 福祉用具の正しい使い方が定着していない

インフォーマル資源(17例)

  • 親族の関わりが不足している
  • 近隣住民の見守りが不足している
  • 民生委員との連携が不足している
  • 地域ボランティアの活用が不足している
  • 自治会・町内会との連携が不足している
  • 知人・友人の関わりが減少している
  • 認知症高齢者見守りネットワークが未活用
  • 災害時の避難支援者が不在
  • ペット飼育が介護に影響している
  • 宗教団体との関わりがある
  • シルバー人材センターの活用が不足している
  • NPO・ボランティアの活用が不足している
  • 民間サービス(家事代行等)の活用が不足している
  • 地域包括支援センターの活用が不足している
  • ICTツールでの遠距離家族との情報共有が不足している
  • 緊急連絡網・支援者リストが整備されていない
  • 近隣の協力者が高齢化し支援力が低下している
3-13. 居住環境に関する阻害要因90例

住宅構造・段差(18例)

  • 玄関の段差が高く、出入りが困難
  • 廊下の段差で転倒リスクがある
  • 浴室の段差で入浴が困難
  • トイレへのアクセスに段差がある
  • 階段昇降が困難
  • 寝室と居間の動線が長い
  • 廊下の幅が狭く、車いす移動が困難
  • 玄関の上がり框が高い
  • 居室の入り口に段差がある
  • 屋外の段差で外出が困難
  • アパートにエレベーターがない
  • 玄関のドアが重く、開閉が困難
  • 寝室が2階で生活が分断されている
  • トイレが遠い
  • 浴室・トイレが寒い
  • 敷居でつまずきやすい
  • 和室での起居動作(布団・畳)が負担になっている
  • 家全体が古く動線に危険箇所が多い

手すり・福祉用具(18例)

  • 手すりが未設置(玄関・廊下・浴室・トイレ)
  • 介護ベッドが未導入
  • 車いすが未利用
  • 歩行器・歩行補助杖が未利用
  • ポータブルトイレが未設置
  • シャワーチェアが未利用
  • 浴槽用手すりが未設置
  • 滑り止めマットが未利用
  • 福祉用具専門相談員の評価が未実施
  • リフトが未導入(移乗介助負担)
  • 階段昇降機が未設置
  • エアマットレスが未導入
  • センサーマットが未利用
  • GPS機器が未利用(徘徊者)
  • 緊急通報装置が未設置
  • 福祉用具の使い方が定着していない
  • 身体状況に合わない福祉用具を使用している
  • 福祉用具のメンテナンスが行き届いていない

住宅改修(12例)

  • 浴室の手すり設置が必要
  • トイレの手すり設置が必要
  • 玄関スロープの設置が必要
  • 段差解消が必要
  • 滑り止め床材への変更が必要
  • 引き戸への変更(トイレ等)が必要
  • 温水洗浄便座の設置が必要
  • 浴室の床材変更が必要
  • 玄関ベンチの設置が必要
  • 動線改善のための間取り変更が必要
  • 住宅改修費の支給限度額を把握できていない
  • 改修の必要性が家族に理解されていない

環境整備・安全(18例)

  • 火の不始末による火災リスクがある
  • 認知症対応の環境整備(IH調理器等)が不足している
  • 室温管理の課題(夏の暑さ・冬の寒さ)がある
  • 寝室の照明が不足している
  • 廊下の照明が不足している
  • 居間の整理整頓が不足している
  • 危険物(刃物・薬剤等)の管理が不足している
  • 観葉植物の管理(誤食リスク)が必要
  • ペットの飼育環境に課題がある
  • 家具のレイアウトに転倒リスクがある
  • 床の段差(カーペット等)につまずきリスクがある
  • 認知症の徘徊対策(鍵・センサー等)が必要
  • 災害時の避難経路が確保できていない
  • 防災用品の準備が不足している
  • 地震対策(家具固定等)が不足している
  • ヒートショックのリスクがある
  • コード類につまずく危険がある
  • 夜間の足元灯がなく転倒リスクがある

屋外環境(8例)

  • 庭・玄関先の整備が不足している
  • 周辺の歩道環境(段差・障害物)に危険がある
  • バス停・駅へのアクセスが困難
  • 近所のスーパー・医療機関へのアクセスが困難
  • 屋外活動の機会が減少している
  • 自宅周辺に坂道が多く外出の負担が大きい
  • 積雪・凍結により冬季の外出が困難
  • 夜間の屋外照明が乏しく外出が危険

経済・住居形態(16例)

  • 賃貸住宅で住宅改修が困難
  • 持ち家の老朽化がある
  • 引っ越しの必要性がある
  • サ高住・有料老人ホームへの移行検討が必要
  • 施設入所の検討が必要
  • 家賃・住居費の負担がある
  • 公営住宅・福祉住宅の検討が必要
  • 住居喪失のリスクがある
  • 同居家族の住居に課題がある
  • 在宅生活継続の限界が近づいている
  • 持ち家の維持・管理が困難になっている
  • 住み替えに対する本人の抵抗がある
  • 近隣トラブルにより居住の継続が難しい
  • 独居で見守りのない住環境にある
  • 多頭飼育・ごみ屋敷化のリスクがある
  • 転居に伴う環境変化への適応が課題
3-14. 特別な状況に関する阻害要因50例

看取り・終末期(13例)

  • 終末期で症状管理が必要
  • 看取り場所の意思決定支援が必要
  • ACP(人生会議)の実施が必要
  • 延命処置の希望の確認が必要
  • 家族のグリーフケアの準備が必要
  • 24時間対応体制の整備が必要
  • 苦痛緩和の体制が必要
  • 訪問診療・訪問看護の連携が必要
  • 看取り介護加算・ターミナルケア加算の活用が必要
  • 看取り後の家族支援が必要
  • 本人の意思と家族の意向の調整が必要
  • 急変時の対応方針が共有されていない
  • 在宅看取りへの家族の不安が強い

退院支援・在宅復帰(10例)

  • 退院後の在宅復帰の準備が必要
  • 退院前カンファレンスの活用が必要
  • 退院後の医療継続が課題
  • 退院後の家族の介護スキルが不足している
  • 退院後3カ月の集中的な支援が必要
  • 退院に伴う住環境整備が間に合っていない
  • 退院後のサービス調整が必要
  • 入院による生活機能の低下がある
  • 医療機関との情報共有が不足している
  • 退院後の通院手段が確保できていない

認定変更・更新(8例)

  • 区分変更申請の必要性がある
  • 認定更新時の対応が必要
  • 主治医意見書の更新が必要
  • 認定調査の同行が必要
  • 認定変更後のサービス再構築が必要
  • 状態変化に認定区分が見合っていない
  • 更新時期の管理ができていない
  • 支給限度額を超過しており調整が必要

虐待・権利擁護(9例)

  • 高齢者虐待の疑いがある
  • 経済的虐待への対応が必要
  • ネグレクトへの対応が必要
  • 成年後見制度の活用が必要
  • 権利擁護の支援体制が必要
  • セルフネグレクト(自己放任)がある
  • 身体拘束に関する課題がある
  • 消費者被害・契約トラブルのリスクがある
  • 本人の意思に反した処遇のリスクがある

その他特殊状況(10例)

  • 災害時の対応(台風・地震等)が必要
  • 感染症(新型コロナ等)への対応が必要
  • 文化的・宗教的配慮が必要
  • 外国籍利用者への支援が必要
  • ペット同伴の在宅生活への配慮が必要
  • 身寄りがなく支援体制の構築が必要
  • 8050問題(高齢親と中高年の子)を抱えている
  • 触法・トラブル歴があり地域連携に配慮が必要
  • 難病・医療依存度が高く特別な体制が必要
  • 暑熱・寒冷など季節要因への対応が必要
3-15. 服薬・医療管理に関する阻害要因50例
  • 多剤併用(ポリファーマシー)による副作用リスクがある
  • 服薬アドヒアランスが低く治療効果が安定しない
  • 一包化・お薬カレンダーが活用できていない
  • 処方の重複・相互作用のチェック体制が不足している
  • 定期受診が滞り病状管理ができていない
  • 検査値(血圧・血糖・体重等)のモニタリングが不足している
  • 在宅酸素療法(HOT)の管理が必要
  • 在宅人工呼吸器(NPPV/TPPV)の管理が必要
  • 喀痰吸引が必要で医療的ケア体制の確保が課題
  • 胃ろう・経鼻経管栄養の管理が必要
  • 中心静脈栄養(IVH)の管理が必要
  • インスリン注射・血糖測定の管理が必要
  • 膀胱留置カテーテルの管理が必要
  • ストマ(人工肛門・人工膀胱)の管理が必要
  • 褥瘡処置など継続的な医療処置が必要
  • 麻薬性鎮痛薬の管理と副作用観察が必要
  • 抗凝固薬による出血傾向への注意が必要
  • 透析の通院・体調管理が必要
  • 感染予防(標準予防策)の徹底が必要
  • 医療機器のトラブル時の対応体制が不足している
  • 緊急時の医療連絡体制が整備されていない
  • 訪問看護の導入・増回の検討が必要
  • 主治医・訪問看護・薬剤師の連携が不足している
  • 退院時の医療情報の引き継ぎが不足している
  • 本人・家族が病状・治療方針を理解できていない
  • 服薬の自己中断・過量服薬のリスクがある
  • 体調変化の早期発見・報告体制が不足している
  • 発熱・脱水時の対応方法が共有されていない
  • 痛みの評価とコントロールが不十分
  • かかりつけ医を持てていない
  • 専門医療機関への受診調整が必要
  • 医療と介護の情報共有ツールが活用されていない
  • 薬の飲み合わせを管理する人がいない
  • 処方薬の保管状態が不適切(紛失・誤薬リスク)
  • 服薬時の見守り・声かけが必要
  • 嚥下困難により内服薬の剤形変更が必要
  • 定期的な栄養・水分管理が必要
  • 体重・浮腫の変化に基づく治療調整が必要
  • 予防接種(インフルエンザ・肺炎球菌等)が未接種
  • 健康診断・がん検診の機会が確保できていない
  • 持病の増悪因子(塩分・喫煙・飲酒等)の管理が必要
  • 医療依存度の高まりにサービス体制が追いついていない
  • 看護小規模多機能型居宅介護の活用検討が必要
  • 定期巡回・随時対応型サービスの活用検討が必要
  • 夜間・休日の医療対応体制が不足している
  • 退院後の医療継続のための社会資源調整が必要
  • 服薬支援ロボット・服薬カレンダー等の導入検討が必要
  • 医療的ケア児・者としての制度横断的支援が必要
  • リハビリと医療管理の連携が不足している
  • 本人の医療に対する不安・拒否感が強い
3-16. リハビリ・自立支援・意欲に関する阻害要因45例
  • リハビリの継続が困難になっている
  • 生活意欲・活動意欲が低下している
  • 廃用症候群の進行リスクがある
  • 残存機能の活用ができていない
  • 自立支援の視点が支援に反映されていない
  • 過介助により本人の能力低下を招いている
  • 通所リハビリ・訪問リハビリが未利用
  • 個別機能訓練の機会が不足している
  • 目標(短期・長期)が本人と共有されていない
  • リハビリへのモチベーションが維持できていない
  • 生活リハビリ(家事・趣味等)の機会が不足している
  • 役割・出番づくりができていない
  • 離床機会が少なく活動性が低下している
  • 外出・社会参加の機会が不足している
  • 機能訓練後の生活への般化ができていない
  • 福祉用具を活用した自立支援ができていない
  • 本人の「したい」生活像が把握できていない
  • リハビリ専門職との連携が不足している
  • 退院後のリハビリ継続体制が不足している
  • 転倒不安により活動を控えている
  • 疼痛によりリハビリが進まない
  • 認知機能低下により訓練の理解が難しい
  • うつ・意欲低下によりリハビリ参加が困難
  • 家族がリハビリの意義を理解していない
  • 自主トレーニングが定着していない
  • 口腔・嚥下リハビリが必要
  • 歩行能力の維持・改善が必要
  • ADL再獲得の見込みが評価されていない
  • 活動と参加のバランスが取れていない
  • 本人の強み・できることに着目できていない
  • 季節・天候により活動量が大きく変動する
  • 趣味・楽しみが見いだせていない
  • リハビリの効果が記録・評価されていない
  • 生活機能向上を阻む環境要因がある
  • 多職種でのリハビリ目標の共有が不足している
  • 介護予防の取り組みが不足している
  • フレイル予防の視点が支援に反映されていない
  • 運動習慣がなく体力低下が進んでいる
  • 意欲を引き出す関わり(動機づけ)が不足している
  • 地域の通いの場・体操教室につながれていない
  • 本人の自己効力感が低下している
  • 成功体験の積み重ねができていない
  • 褒める・認める関わりが不足している
  • 生活全体を通したリハビリの視点が不足している
  • 本人のペースに合わせた支援ができていない

疾患別に見る阻害要因の書き分け例

同じADL低下でも、背景となる疾患によって阻害要因の表現は変わります。疾患の特性をふまえて具体化すると、アセスメントからの論理が明確になり、監査でも評価されやすくなります。代表的な疾患別の書き分け例を示します。

脳血管疾患(脳梗塞・脳出血後)

  • 右片麻痺により利き手での食事・更衣動作が困難
  • 嚥下障害により誤嚥性肺炎のリスクが高い
  • 高次脳機能障害(失語・失行・注意障害)により生活管理が困難
  • 再発リスクが高く血圧・服薬管理が必要
  • 感覚障害により熱傷・外傷に気づきにくい

認知症(アルツハイマー型・レビー小体型等)

  • 短期記憶障害により服薬・金銭管理が困難
  • 見当識障害により外出時に道に迷うリスクがある
  • 幻視・パーキンソニズム(レビー小体型)により転倒リスクが高い
  • BPSDにより在宅介護の負担が増大している
  • 病識の欠如によりサービス導入が難しい

パーキンソン病

  • すくみ足・小刻み歩行により転倒リスクが高い
  • ON/OFF現象により活動の予測が困難
  • 嚥下障害・構音障害により食事・会話に支障がある
  • 姿勢反射障害により易転倒性がある
  • 自律神経症状(便秘・起立性低血圧)への対応が必要

糖尿病

  • 血糖コントロール不良により合併症が進行している
  • 低血糖発作のリスクがあり見守りが必要
  • 糖尿病性神経障害・足病変により転倒・感染リスクがある
  • 食事療法・運動療法の自己管理が困難
  • 視力低下(網膜症)により生活動作に支障がある

心不全・呼吸器疾患(COPD等)

  • 労作時呼吸困難により活動範囲が制限される
  • 在宅酸素療法の管理と活動量の調整が必要
  • 増悪(急性増悪・心不全悪化)の早期発見が必要
  • 塩分・水分制限の自己管理が困難
  • 易疲労感により日常生活動作が制限される

がん(終末期含む)

  • 疼痛コントロールと副作用管理が必要
  • 全身倦怠感・食欲不振により活動・栄養が低下している
  • 病状進行に伴う急速なADL低下に対応が必要
  • 本人・家族の心理的支援(ACP・グリーフケア)が必要
  • 在宅療養を支える医療・介護の24時間体制が必要

課題整理総括表の記入例(阻害要因→援助の方向性)

阻害要因は、援助の方向性とセットで考えると説得力が増します。「この阻害要因を解決すれば課題が改善する」という関係を示すのがポイントです。具体例を表で示します。

状況の事実阻害要因援助の方向性
歩行が不安定で外出を控えている両膝関節痛により10m歩行が限界。屋外に手すりがなく転倒不安が強い住宅改修(手すり設置)と通所リハビリで下肢筋力・歩行能力を維持・改善
服薬の飲み忘れが頻発している短期記憶障害により服薬管理が困難。独居で見守りがない一包化・服薬カレンダー導入、訪問介護・訪問看護による服薬確認
入浴ができていない浴室の段差と転倒不安、介護拒否があり自宅入浴が困難住宅改修と福祉用具、通所介護での入浴により清潔保持と意欲向上を図る
家族の介護負担が大きい主介護者が高齢でレスパイト機会が不足。夜間介護で睡眠不足ショートステイ・通所サービスの活用と家族支援で介護継続を支える
ポイント:3〜5個に絞って具体化阻害要因は多すぎると焦点がぼやけ、少なすぎると分析不足と評価されます。1課題につき3〜5個を目安に、本人の数値・生活背景を入れて具体化しましょう。

課題整理総括表を効率化するコツ

  • 阻害要因のテンプレ化本記事の1000例以上を事業所内テンプレートに取り込み、疾患別・場面別に整理しておきます。
  • アセスメントと連動アセスメントシートの情報をそのまま阻害要因に反映し、論理の飛びをなくします。
  • 4側面でチェック身体・精神・環境・社会の4側面が漏れていないか、チェックリスト方式で確認します。
  • 援助の方向性と対応づけ各阻害要因に対応する援助の方向性を必ずセットで記載します。
  • 更新時に状態変化を反映更新のたびに状態変化を反映し、第1表・第2表との整合性を保ちます。
新人ケアマネ新人

文例をテンプレにしておけば、毎回ゼロから考えなくて済みますね。これなら時短になりそうです!

ベテランケアマネ先輩

そうね。ただし、テンプレを“そのまま貼る”のはNG。必ず本人の事実に置き換えてアレンジすること。そこが質の分かれ目よ。

よくある質問(FAQ)

課題整理総括表は法定の必須書類ですか?
法定の必須書類ではありませんが、運営指導で重視される実質必須書類です。アセスメントの質と論理性を立証する重要な役割を持ちます。
阻害要因はいくつ書けばよいですか?
1課題につき3〜5個程度が目安です。多すぎると焦点がぼやけ、少なすぎると分析不足と評価されます。身体・精神・環境・社会の4側面でバランスよく挙げましょう。
阻害要因と援助の方向性の対応関係は?
「阻害要因を解決すれば課題が改善する」という関係性を示します。例:阻害要因「歩行不安定」→援助の方向性「住宅改修と機能訓練」。必ずセットで考えます。
認知症で意思確認できない場合、阻害要因はどう書きますか?
「推定意思の根拠が不足」を阻害要因に含め、援助の方向性として「意思決定支援ガイドラインに沿った関わり」を提示します。家族や多職種からの情報も活用します。
看取り期の課題整理総括表のポイントは?
「症状管理」「苦痛緩和」「家族支援」「ACP」を中心に整理します。本人・家族の意思尊重を最優先にし、急変時の方針も共有しておきます。
文例はそのままコピペして使ってよいですか?
そのまま使うと「アセスメントから論理が飛んでいる」と指摘される原因になります。本人の状況・数値・生活背景に置き換えて具体化してから使いましょう。
まとめ
  • 課題整理総括表は、ケアマネジメントの質を立証する運営指導の実質必須書類
  • 阻害要因は身体・精神・環境・社会の4側面から多角的に分析する。
  • 抽象表現を避け、具体的な事実・数値を反映して書く。
  • 各阻害要因は援助の方向性とセットで対応づけ、第1表・第2表と整合させる。
  • 認知症・看取り・独居など特殊な場面は、専用の阻害要因で書き分ける。
  • 本記事の阻害要因1000例以上を“引き出し”として、ケースに合わせてアレンジして活用を。

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