【コピペOK】課題整理総括表 認知症編 記入例500文例|BPSD・進行段階別・在宅看取りまで網羅
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ケアマネジャーが最も多く担当する利用者といえば認知症の方です。しかし認知症ケースはADLよりも認知・行動・社会面の課題が複雑で、課題整理総括表の作成に悩むことも多いはずです。
- 認知症の進行段階(軽度・中等度・重度)に応じた書き分けが分からない
- BPSD(帰宅願望・徘徊・暴言等)の課題分析が難しい
- 同じ表現の繰り返しになり、論理が飛んでしまう
- 認知症終末期・在宅看取りの記載に迷う
- 監査で「アセスメントが不十分」「課題と援助方針が結びついていない」と指摘
- 家族介護者支援の記載をどこに入れるか分からない
本記事では、現役ケアマネジャー監修のもと、認知症ケースの課題整理総括表の書き方と、そのままコピペで使える記入例500文例を、進行段階別・BPSD別・場面別・在宅看取りまで網羅整理しました。
目次
1. 認知症ケアマネジメントの基本
1-1. 認知症の主な種類と特徴
| 種類 | 主な特徴 |
|---|---|
| アルツハイマー型 | 短期記憶障害、見当識障害、徐々に進行 |
| 血管性 | 脳血管疾患後、まだら認知症、ADL低下併発 |
| レビー小体型 | 幻視、パーキンソニズム、認知変動 |
| 前頭側頭型 | 行動症状(脱抑制・常同行動)、人格変化 |
| 若年性 | 65歳未満で発症、就労・社会面の課題 |
1-2. 認知症の進行段階(FAST分類等)
| 段階 | 主な状態 | ケアマネジメントの主眼 |
|---|---|---|
| 軽度(FAST 4) | IADL障害、家事・金銭管理困難 | 進行予防、社会参加維持 |
| 中等度(FAST 5-6) | ADL一部介助、BPSD出現 | 在宅生活維持、家族支援 |
| 重度(FAST 7) | ADL全介助、コミュニケーション困難 | 安楽な生活、看取り準備 |
1-3. 法的根拠・ガイドライン
- 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準(厚生省令第38号)第13条
- 認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン(厚生労働省)
- 認知症ケアパス:地域での認知症の方への切れ目ない支援
2. 認知症ケースの課題整理総括表の書き方
2-1. 認知症ケース特有のチェックポイント
- 認知症の種類・進行段階が明記されているか
- BPSDの有無・対応が書かれているか
- 本人の意思確認状況・推定意思が反映されているか
- 家族介護者の負担と支援が含まれているか
- 認知症対応型サービスの活用検討があるか
- 服薬管理・金銭管理等のIADL支援が反映されているか
- 認知症外来等の医療連携が記載されているか
- 進行に応じた段階的サービス計画があるか
- 意思決定支援ガイドラインに沿った関わりが反映されているか
- 看取り期に向けたACPが視野に入っているか
2-2. 認知症ケース特有の阻害要因
認知機能関連
- 短期記憶障害により服薬・金銭管理困難
- 見当識障害により外出困難
- 判断力低下により火の不始末リスク
- 計算能力低下により買い物困難
- 失認・失行により日常動作困難
BPSD関連
- 帰宅願望・徘徊リスク
- 介護拒否(入浴・服薬等)
- 暴言・暴力行為
- 物盗られ妄想
- 幻視・幻聴
- 夜間不穏・昼夜逆転
家族・社会面
- 家族の認知症介護スキル不足
- 介護者の心身負担
- 社会的孤立
- 経済的虐待のリスク
- 意思確認困難
3. 進行段階別 認知症 課題整理総括表 記入例
3-1. 軽度認知症(FAST 4)の記入例(30事例)
状況の事実(10例)
- HDS-R 22/30、軽度の短期記憶障害あり
- 同じ話を繰り返す、約束を忘れる
- 火の不始末あり(鍋の焦げ付き)
- 服薬の飲み忘れが時折
- 金銭管理に支障(おつりの計算困難)
- 道に迷うことがある(一度迷子に)
- 家事の段取りが乱れる
- 物の置き忘れが頻発
- 日付・曜日の見当識障害
- 趣味活動への興味低下
阻害要因(10例)
- 軽度認知障害で IADL に支障が出始めている
- 服薬管理スキル低下によるアドヒアランス低下
- 金銭管理困難によるトラブルリスク
- 火災リスク(火の不始末)
- 外出時の迷子・徘徊リスク
- 家事スキル低下による生活管理困難
- 社会参加機会の減少傾向
- 認知症進行への本人・家族の不安
- 認知症外来との連携不足
- 進行予防の取り組み不足
援助の方向性(10例)
- 認知症外来での服薬調整・進行予防
- 訪問薬剤師・お薬カレンダーで服薬管理支援
- IH調理器導入で火災リスク低減
- GPS機器の活用で外出時の安全確保
- 通所介護で社会参加機会と認知トレーニング
- ヘルパーによる家事援助で生活基盤維持
- 家族・本人へ認知症の進行段階の理解促進
- 家族介護教室への参加支援
- 成年後見制度の早期検討
- ACPの早期実施
3-2. 中等度認知症(FAST 5-6)の記入例(30事例)
状況の事実(10例)
- HDS-R 18/30、中等度の認知機能低下
- ADLの一部に介助必要(着衣・整容等)
- BPSDあり(帰宅願望・夕暮れ症候群)
- 服薬・金銭管理が困難
- 食事・トイレの場所が時折わからない
- 家族の名前は分かるが、関係が混乱
- 入浴拒否傾向
- 夜間不穏・徘徊あり
- 失禁が見られる
- 簡単な会話は可能だが、複雑な会話は困難
阻害要因(10例)
- 中等度認知症によるADL・IADL障害
- BPSDによる介護負担増
- 帰宅願望・徘徊による外出時のリスク
- 介護拒否による必要なケアの提供困難
- 介護者である家族の心身負担深刻化
- 在宅生活継続の限界が近づきつつある
- 服薬管理ができず、症状コントロール不安定
- 失禁による皮膚トラブルリスク
- 夜間不穏による家族の睡眠不足
- 認知症対応型サービスの活用不足
援助の方向性(10例)
- 認知症対応型通所介護の導入で個別ケア
- 訪問介護による服薬声かけ・身体介護
- ショートステイによる家族のレスパイト
- 訪問看護による医療管理(薬剤調整含む)
- なじみの職員配置でBPSD緩和
- 環境調整(GPS・センサー等)で徘徊リスク低減
- 家族介護教室で介護スキル向上
- グループホーム入居の検討開始
- ACPの継続実施
- 認知症外来との連携強化
3-3. 重度認知症(FAST 7)の記入例(30事例)
状況の事実(10例)
- 重度認知症、HDS-R 評価困難
- ADL全介助状態
- 意思疎通が困難、表情・反応で意思を読み取る
- 家族の認識ができない
- 食事・嚥下機能低下
- 排泄・更衣全介助
- 寝たきり状態
- 褥瘡発生リスクあり
- BPSDは穏やかになりつつある
- 終末期に近づきつつある
阻害要因(10例)
- 重度認知症による意思疎通困難
- ADL全介助による介護者負担深刻
- 嚥下機能低下による誤嚥性肺炎リスク
- 寝たきりによる褥瘡発生リスク
- 経口摂取困難になりつつある
- 在宅生活の限界が近い
- 家族の看取り経験不足
- 看取り場所の意思決定支援が必要
- 24時間対応の医療体制不足
- 家族のグリーフケア準備不足
援助の方向性(10例)
- 推定意思を尊重した支援(意思決定支援ガイドライン)
- 訪問診療・訪問看護24時間体制で医療管理
- 訪問介護による身体介護で清潔・栄養確保
- 訪問入浴で清潔保持と気分転換
- 福祉用具(エアマット等)で褥瘡予防
- ACPの継続実施・看取り場所の意思決定支援
- 家族のグリーフケア視野の支援
- 在宅看取りまたは施設入所の選択肢提示
- 多職種チームによる包括的支援
- ターミナル期の家族支援強化
4. BPSD別 課題整理総括表 記入例
4-1. 帰宅願望(30事例)
状況の事実(10例)
- 夕方になると「家に帰りたい」と訴える
- 訪問看護中も帰宅を希望される
- 過去に住んでいた家に帰ろうとする
- 「子どもが待っている」と外出しようとする
- 何度説明しても理解が困難
- 服を着替えて外出準備をする
- 玄関の鍵を開けようとする
- 涙を流しながら帰宅を訴える
- デイサービスでも頻発
- 夜間にも症状が出現
阻害要因(10例)
- 中等度認知症による見当識障害
- なじみの環境への喪失感
- 過去の生活への記憶の固着
- 不安・寂しさからくる感情症状
- 環境変化(入院・施設入所等)が誘因
- 介護者・職員の対応スキル不足
- 一日の活動量の不足
- 体調不良(便秘・身体的不調)が誘因の可能性
- 服薬の影響(副作用)の可能性
- 家族の理解・対応の不足
援助の方向性(10例)
- 認知症対応型デイで本人のペースに合わせた個別ケア
- なじみの職員配置で安心感の確保
- 過去の写真・思い出の品を活用した心理的支援
- 帰宅願望時の声かけ・対応のコツを家族・職員で共有
- 日中の活動量を確保し、生活リズムを整える
- 体調不良の早期発見(便秘・脱水等)
- 服薬調整を主治医・認知症外来と相談
- 環境調整(落ち着いた空間の確保)
- 不安への共感的傾聴
- 認知症対応型グループホーム入居も視野
4-2. 徘徊(25事例)
状況の事実(8例)
- 自宅から外出して帰宅できない(迷子)
- 真夜中に外出する
- デイで他の利用者の居室に入る
- 屋内を絶え間なく歩き回る
- 外出時にどこに行ったか分からなくなる
- 過去に行方不明事案あり
- 警察の保護を受けたことがある
- 寒さ・暑さに無頓着で外出する
阻害要因(8例)
- 認知症による見当識障害
- 行動の予測が困難
- 危険認識の低下(交通・気候等)
- 外出時の安全確保が困難
- 家族の見守り体制の限界
- 地域での見守り体制の整備不足
- GPS機器等の未活用
- 認知症高齢者見守りネットワーク未活用
援助の方向性(9例)
- GPS機器の活用で位置情報把握
- 認知症高齢者見守りネットワークへの登録
- 民生委員・近隣・警察への情報共有
- 認知症対応型デイで日中の活動量確保
- 玄関センサー・施錠工夫
- 一人歩きSOSネットワークの活用
- 衣服にネームタグ等の装着
- 家族の対応方法の習得支援
- 緊急時の連絡網整備
4-3. 介護拒否(暴言・暴力)(25事例)
状況の事実(8例)
- 入浴を拒否し、暴言を発する
- 服薬を拒否し、薬を捨てる
- 食事介助を拒否
- 介護者を叩く・蹴る
- 排泄介助を拒否
- デイサービスでの活動参加を拒否
- 訪問サービスを拒否
- 過去に介護者に怪我をさせたことがある
阻害要因(8例)
- 中等度〜重度認知症による状況理解困難
- 過去の生活習慣との齟齬
- 介護者・職員との関係性構築不足
- 体調不良が誘因の可能性
- 環境への不適応
- 服薬の副作用の可能性
- 認知症の進行段階に応じた対応スキル不足
- 家族の心身負担深刻化
援助の方向性(9例)
- なじみの職員配置で関係性構築
- 本人のペースに合わせた声かけ・対応
- 拒否の引き金(時間帯・状況)の分析
- 主治医・認知症外来での薬剤調整
- 多職種カンファレンスで対応統一
- 家族の介護スキル向上支援
- レスパイト機会の確保
- 環境調整(落ち着いた空間)
- 認知症対応型サービスへの変更検討
4-4. 物盗られ妄想(15事例)
状況の事実(5例)
- 「お金が盗られた」と頻繁に訴える
- 介護者・家族を犯人扱い
- 通帳・印鑑を執拗に隠す
- 警察を呼ぼうとする
- 関係性が悪化しつつある
阻害要因(5例)
- 中等度認知症による短期記憶障害
- 不安・喪失感からくる症状
- 家族関係の悪化リスク
- 周囲の理解不足
- 環境変化が誘因の可能性
援助の方向性(5例)
- 多職種で対応のコツを共有(否定しない)
- 家族にも対応方法を指導
- 通帳・印鑑の管理方法を再検討
- 認知症外来との連携で薬剤調整も
- 環境調整・安心感の確保
4-5. 夜間不穏・昼夜逆転(15事例)
状況の事実(5例)
- 夜間に何度も起きる
- 大声を上げる・歌を歌う
- 昼間は寝てばかり
- 家族の睡眠不足が深刻
- 服薬の効果が薄い
阻害要因(5例)
- 認知症による生活リズムの乱れ
- 日中の活動量不足
- 服薬の影響(不適切な処方)
- 体調不良(便秘・痛み等)
- 環境(光・音)の影響
援助の方向性(5例)
- 日中の通所サービスで活動量確保
- 睡眠剤の調整を主治医と相談
- 体調不良の早期発見・治療
- 寝室環境の調整(光・温湿度)
- 家族のレスパイト確保
5. 場面別 認知症 課題整理総括表 記入例
5-1. 独居の認知症利用者(25事例)
状況の事実(8例)
- 一人暮らし、家族は遠方
- 近所の方から「最近様子がおかしい」との情報
- 食事の摂取量が不明
- 家の中の整理整頓ができていない
- 服薬の飲み忘れが頻発
- 火の不始末あり
- 通院ができていない
- 失禁あり
阻害要因(8例)
- 独居かつ家族不在で見守り体制が脆弱
- 認知症進行に対応できていない
- 服薬管理の困難
- 火災リスクの高さ
- 栄養管理の困難
- 通院困難で医療継続ができていない
- 失禁による皮膚トラブルリスク
- 詐欺・経済的虐待のリスク
援助の方向性(9例)
- 訪問介護による毎日の安否確認・生活援助
- 訪問看護による医療管理・服薬支援
- 配食サービスで栄養確保
- IH調理器の導入で火災リスク低減
- 緊急通報装置の設置
- 民生委員・地域包括との見守り連携
- 認知症対応型デイで社会参加・健康観察
- 成年後見制度の活用検討
- グループホーム入居の段階検討
5-2. 老老介護(夫婦どちらも認知症)(20事例)
状況の事実(5例)
- 夫婦で要介護2と要支援2
- お互いの介護を補完し合っている
- 食事・服薬の管理が両者とも不安定
- 子世代は遠方
- 訪問サービスへの抵抗感
阻害要因(7例)
- 夫婦双方が認知症で介護力が脆弱
- 食事・服薬管理が両者とも困難
- 緊急時対応の体制不足
- 子世代が遠方で日常的な見守り困難
- 本人たちのサービス利用への抵抗感
- 経済的不安
- 在宅生活継続の限界が近い
援助の方向性(8例)
- 双方への介護保険サービス導入
- 訪問介護・通所介護の併用
- 配食サービスで栄養確保
- 訪問看護による医療管理
- 子世代との連絡網整備(ICTツール活用)
- 緊急通報装置の設置
- 介護者教室への子世代の参加
- 施設入所も視野に入れた継続検討
5-3. 認知症終末期(20事例)
状況の事実(5例)
- 重度認知症、意思疎通困難
- 経口摂取量低下、体重減少
- 家族間で看取り場所の意見相違
- 家族の看取り経験なし
- ACPが十分実施されていない
阻害要因(7例)
- 重度認知症で意思確認困難
- 嚥下機能低下による誤嚥リスク
- 経管栄養の継続・中止の判断
- 家族のグリーフケア準備不足
- 24時間対応体制の整備不足
- 看取り場所の意思決定支援
- 文化的・宗教的配慮
援助の方向性(8例)
- 過去のACP・本人の生活歴から推定意思を尊重
- 訪問診療・訪問看護24時間対応で症状管理
- 訪問介護による身体介護で清潔・栄養確保
- 嚥下評価と食事形態調整を多職種で
- 家族カンファレンスで看取り場所合意形成
- 家族のグリーフケアまで視野に入れた支援
- 看取り後の家族訪問計画
- 多職種チームでの情報共有徹底
6. 専門医療連携・服薬管理(30事例)
6-1. 認知症外来連携(10例)
- 認知症外来未受診で診断未確定
- 認知症外来との連携不足
- 服薬の効果が見えない
- BPSDへの薬剤調整が必要
- 抗認知症薬の継続評価
- 副作用観察が必要
- 家族への病状説明が不十分
- 神経内科・精神科の併診が必要
- 認知症ケアパスの活用不足
- 認知症初期集中支援チームとの連携
6-2. 服薬管理(10例)
- 多剤併用(認知症薬+身体疾患薬)
- 服薬の飲み忘れが頻発
- お薬カレンダーの活用が不十分
- 1包化が活用されていない
- 訪問薬剤師の活用検討
- 服薬の副作用観察が必要
- 抗精神病薬使用時のリスク
- 服薬時間の管理ができていない
- 残薬整理が必要
- 経管投与の薬剤管理
6-3. 行動症状への対応(10例)
- 帰宅願望時の薬剤調整
- 夜間不穏への対応
- 介護拒否時の対応
- 暴言・暴力への対応
- 物盗られ妄想への対応
- 幻視への対応(レビー小体型)
- 抑うつ症状への対応
- 不安・焦燥への対応
- 多動・徘徊への対応
- 終末期の症状管理
7. 家族支援・介護者支援(40事例)
7-1. 主介護者の状況(10例)
- 主介護者の心身負担深刻
- 主介護者の睡眠不足
- 主介護者の体調不良
- 主介護者の就労継続困難
- 主介護者倒壊のリスク
- 主介護者の社会的孤立
- 主介護者の経済的負担
- ヤングケアラー世帯
- 老老介護世帯
- 単独介護者(兄弟支援なし)
7-2. 介護スキル・教育(10例)
- 認知症介護のスキル不足
- BPSDへの対応スキル不足
- 家族介護教室への未参加
- 認知症ケアの理解不足
- 訪問看護師による家族指導不足
- 服薬管理スキルの不足
- 排泄介助スキルの不足
- 入浴介助スキルの不足
- 認知症ケアパスの理解不足
- 認知症の進行段階の理解不足
7-3. 家族関係(10例)
- 兄弟姉妹間の意見の相違
- 介護放棄の懸念
- 経済的虐待のリスク
- 配偶者死別後の家族関係
- 家族カンファレンスの未開催
- 子世代の関わり不足
- 遠方家族との連絡不足
- 家族の介護への理解不足
- 認知症介護への偏見
- 看取りの意思決定での意見対立
7-4. レスパイト・社会資源(10例)
- ショートステイの活用不足
- 家族介護者教室への未参加
- 認知症カフェの未利用
- 家族会への未参加
- 地域包括支援センターの活用不足
- 民生委員との連携不足
- ボランティア団体の活用不足
- ICTツールでの遠距離家族支援不足
- 緊急時のバックアップ体制不足
- グリーフケアの準備不足
8. 課題整理総括表(認知症編)の効率化とFAQ
8-1. 効率化のテクニック
- 進行段階別のテンプレ作成:軽度・中等度・重度で異なるフォーマット
- BPSD別の阻害要因チェックリストを事業所内で共有
- 家族介護者支援の項目を必ず含める
- 意思決定支援ガイドラインに沿った関わりを反映
8-2. FAQ
Q1. 認知症未診断の利用者の課題整理総括表は?
A. 「認知症の疑い」として記載し、認知症外来受診を援助の方向性に明記します。診断確定後に再アセスメントを実施。
Q2. BPSDがない認知症ケースは?
A. 進行予防・社会参加維持を中心に阻害要因と援助の方向性を整理します。BPSDがないことも明記。
Q3. 認知症終末期で本人意思が確認できない場合は?
A. 過去のACP記録・本人の生活歴・現在の表情から推定意思を尊重した記載をします。意思決定支援ガイドラインに沿った関わりを明記。
Q4. 介護者である家族への支援はどこに書く?
A. 「介護力」項目で家族の状況・スキル・負担を整理し、援助の方向性で支援内容を明記します。
Q5. 認知症外来との連携が不十分な場合は?
A. **阻害要因として「認知症外来との連携不足」**を明記し、援助の方向性で連携強化を提示します。
9. まとめ
認知症ケースの課題整理総括表は、ADLよりも認知・行動・社会面の複雑な課題を多角的に分析する必要があります。
本記事のポイントを再確認します。
- 進行段階(軽度・中等度・重度)に応じた書き分けが重要
- BPSD(帰宅願望・徘徊・拒否等)の課題分析を具体的に
- 意思決定支援ガイドラインに沿った関わりを反映
- 家族介護者支援を必ず含める
- 認知症外来等の医療連携を明記
- 看取り期に向けたACPを視野に入れる
- 多職種チームでの統一対応を反映
本記事の記入例500文例を、ケースに合わせてアレンジしてご活用ください。
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