【コピペOK】大腿骨頸部骨折のケアプラン文例200事例を紹介

大腿骨頸部骨折は、高齢者にとても多い骨折のひとつです。手術や入院を経て在宅復帰するケースも多く、その後は歩行機能の低下や再転倒・再骨折のリスクと向き合うことになります。日常生活動作(ADL)の維持と生活環境の整備が、ケアマネジメントの大きなテーマです。
この記事では、大腿骨頸部骨折のケアプラン作成に欠かせない「再骨折予防・リハビリ継続・生活支援」の3つの視点を整理したうえで、そのままコピペで使える文例を250事例以上、第1表・第2表・サービス内容・場面別に分けて紹介します。
- 大腿骨頸部骨折とケアプラン作成の3つの視点
- 第1表(意向・課題分析・援助方針)の文例
- 第2表(ニーズ・長期目標・短期目標)の文例
- サービス内容の文例
- 場面別(退院直後・独居・認知症併存ほか)の文例

大腿骨頸部骨折で退院された方のケアプラン、目標やサービスの書き方に毎回迷ってしまいます。

このケースは「再骨折を防ぐ・リハビリを続ける・生活を支える」の3点で組み立てれば外しません。文例を見ながら整理しましょう。
1. 大腿骨頸部骨折とケアプラン作成の基本
1-1. 大腿骨頸部骨折とは
大腿骨頸部骨折は、太ももの付け根(股関節に近い部分)の骨折で、高齢者の転倒によって起こりやすい代表的な骨折です。背景に骨粗鬆症があることが多く、わずかな転倒でも骨折につながります。多くの場合、手術(骨接合術や人工骨頭置換術など)と入院・リハビリを経て、回復期リハビリ病棟などから在宅へ復帰します。
退院後に注意したいのは、歩行機能の低下、再転倒・再骨折のリスク、活動量低下による廃用症候群です。とくに一度骨折した人は、反対側の骨折を起こすリスクも高いとされ、再骨折予防がケアプランの最重要テーマになります。
1-2. ケアプラン作成の3つの視点
| 視点 | ケアプランで意識すること |
|---|---|
| 再骨折予防 | 住環境整備・福祉用具・骨粗鬆症の服薬管理・転倒予防のリハビリ |
| リハビリ継続 | 訪問・通所リハビリでの歩行訓練・筋力訓練・関節可動域の維持 |
| 生活支援 | 入浴・排泄・更衣・調理など、低下したADL・IADLの補完と自立支援 |
この3つを軸に、第1表で支援の方向性を示し、第2表で具体的な目標とサービスに落とし込みます。
1-3. 第1表と第2表の書き分け
第1表には、本人・家族の意向、課題分析の結果、総合的な援助の方針を記載します。第2表には、生活全般の解決すべき課題(ニーズ)、長期目標、短期目標、サービス内容を記載します。「再骨折させない」「自宅で安全に動ける」というゴールを、本人の言葉と具体的な支援に翻訳していくのがケアマネの役割です。
本記事の文例は、ケアプラン作成のたたき台です。必ず目の前の利用者のアセスメント結果・主治医やリハビリ職の評価・本人の意向と整合させ、その方に合わせて編集してからお使いください。医療的な判断は主治医・リハビリ専門職と連携して行ってください。
2. 第1表 意向・援助方針の文例
2-1. 利用者本人の意向(20事例)
- 骨折する前のように、自分の足で歩けるようになりたい。
- 転んでまた骨折するのが怖い。安全に過ごせるようにしたい。
- 住み慣れたこの家で、これからも暮らし続けたい。
- トイレやお風呂は、できる限り自分で行いたい。
- 痛みをやわらげて、毎日を楽に過ごしたい。
- 杖や歩行器を上手に使って、外に出かけたい。
- リハビリを続けて、少しずつ動けるようになりたい。
- 家族に負担をかけたくないので、できることは自分でしたい。
- 趣味の集まりにまた参加できるようになりたい。
- 入院はもうしたくない。自宅で療養を続けたい。
- 買い物や調理を、また少しずつ再開したい。
- 無理はしたくないが、寝たきりにはなりたくない。
- 夜、安心して眠れるようにしたい。
- 家のなかを安全に移動できるようにしたい。
- 友人や近所の人と、これまでどおり交流を続けたい。
- 体力を取り戻して、できることを増やしたい。
- 転倒が不安で外に出るのが怖い。少しずつ慣れていきたい。
- 家族に見守ってもらいながら、安心して生活したい。
- 骨を丈夫に保つために、食事にも気をつけたい。
- 骨折する前の生活に、できるだけ近づけたい。
2-2. 家族の意向(15事例)
- また転んで骨折しないか心配。再発を防ぐ支援をお願いしたい。
- 本人が望む在宅生活を、できる限り続けさせてあげたい。
- リハビリを継続して、歩く力を保ってほしい。
- 介護の負担が大きいので、サービスを上手に組み込みたい。
- 自宅の段差や手すりなど、住環境を安全に整えたい。
- 日中は仕事で不在なので、見守りを確保したい。
- 本人が安心して動けるよう、福祉用具を活用したい。
- 入浴や排泄など、転倒しやすい場面の支援を手厚くしたい。
- 遠方に住んでいるため、訪問サービス中心で支えてほしい。
- 本人の気力が落ちないよう、外出や交流の機会を持たせたい。
- 痛みの様子を専門職にこまめに見てほしい。
- 骨粗鬆症の薬を、きちんと飲めるよう支援してほしい。
- 緊急時にすぐ対応できる体制を整えてほしい。
- 老老介護なので、配偶者の負担を軽くしたい。
- 本人の「自分でやりたい」気持ちを尊重した支援をお願いしたい。
2-3. 課題分析の結果(15事例)
- 大腿骨頸部骨折後の歩行機能低下があり、訪問・通所リハビリによる機能訓練と住環境整備で在宅生活の継続を支援する必要がある。
- 再転倒・再骨折のリスクが高いため、住宅改修・福祉用具・転倒予防のリハビリを組み合わせた支援が必要である。
- 退院直後で生活機能が低下しているため、訪問系サービスを集中的に投入し、ADLの再獲得を支援する必要がある。
- 骨粗鬆症を背景とした骨折であり、服薬管理と栄養管理を継続して再骨折を予防する必要がある。
- 入浴・排泄など転倒しやすい動作に介助が必要なため、訪問介護・通所介護で安全な支援体制を整える必要がある。
- 独居のため、訪問サービスと地域の見守りを組み合わせ、転倒時にも速やかに対応できる体制が必要である。
- 老老介護世帯であり、介護者の負担軽減のため訪問サービスとレスパイトを組み合わせる必要がある。
- 転倒への不安から活動量が低下しているため、段階的なリハビリで自信を回復し、廃用症候群を予防する必要がある。
- 認知症を併存しており、安全行動の理解が難しいため、見守りと環境調整を多職種で行う必要がある。
- 痛みにより活動が制限されているため、疼痛管理と無理のない範囲のリハビリを両立する必要がある。
- 家事(調理・買い物・掃除)が困難になっているため、訪問介護による生活援助で在宅生活を支える必要がある。
- 外出機会の減少による社会的孤立が懸念されるため、通所サービスや地域活動への参加を支援する必要がある。
- 退院後の自宅環境が骨折前の身体状況に合っていないため、住宅改修・福祉用具の導入が必要である。
- 再骨折により寝たきりに移行するリスクがあるため、機能維持と転倒予防を支援計画の柱とする必要がある。
- 本人の「自分でできることは続けたい」という意向を尊重し、過介助を避けた自立支援を行う必要がある。
2-4. 総合的な援助の方針(15事例)
- 大腿骨頸部骨折後も住み慣れた自宅で安全に生活が継続できるよう、リハビリ・住環境整備・生活支援を組み合わせて支援します。再転倒の予防を最優先に、多職種で見守ります。
- 再骨折を予防するため、住宅改修・福祉用具の活用と転倒予防のリハビリを継続します。骨粗鬆症の服薬管理も訪問看護と連携して支援します。
- 退院直後の生活機能の回復期として、訪問リハビリ・訪問介護を集中的に投入し、ADLの再獲得と在宅生活への定着を支援します。
- 歩行機能の維持・向上を目標に、通所リハビリでの機能訓練を継続し、3カ月ごとに成果を評価して支援内容を見直します。
- 入浴・排泄など転倒しやすい場面の安全を確保するため、訪問介護・通所介護と福祉用具を組み合わせて支援します。
- 独居での在宅生活が継続できるよう、訪問サービスと地域の見守りを組み合わせ、緊急時にも速やかに対応できる体制を整えます。
- 主介護者である配偶者の負担軽減のため、訪問サービスとショートステイを組み合わせ、老老介護を無理なく続けられるよう支援します。
- 転倒への不安から活動が低下しないよう、段階的なリハビリで自信の回復を支え、廃用症候群を予防します。
- 認知症を併存しているため、安全な環境調整と見守りを多職種で統一し、再転倒・再骨折を予防します。
- 痛みをコントロールしながら活動性を保てるよう、訪問看護による疼痛管理とリハビリ職による無理のない訓練を両立します。
- 調理・買い物・掃除などの生活援助を訪問介護で補完し、残存機能を活かした自立した在宅生活を支援します。
- 外出機会と社会参加を確保し、生活意欲を維持できるよう、通所サービスや地域活動への参加を支援します。
- 本人の「自分でできることは続けたい」という意向を尊重し、過介助を避けた自立支援の視点で関わります。
- 再骨折により寝たきりへ移行することを防ぐため、機能維持・転倒予防・栄養管理を支援の柱として多職種で取り組みます。
- 医療と介護が連携し、再発予防と生活の質の向上を両立できるよう、主治医・リハビリ職・サービス事業所と情報を共有しながら支援します。
3. 第2表 ニーズ・長期目標・短期目標の文例
第2表に記載する「ニーズ → 長期目標 → 短期目標」の3点セットを、テーマ別に整理しました。回数や期間は、アセスメント結果に合わせて具体的に置き換えてください。
3-1. 歩行・移動(12セット)
| ニーズ | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| 安全に歩けるようになりたい | 自宅内を安全に歩行できる | 訪問リハビリで歩行訓練が週○回継続できる |
| 歩く距離を伸ばしたい | 骨折前に近い歩行距離を取り戻す | 歩行距離を少しずつ延ばせる |
| 杖や歩行器を使いこなしたい | 福祉用具を活用して安全に移動できる | 杖・歩行器の使い方が定着する |
| 立ち上がり動作を安全に行いたい | 立ち座りが安全にできる | 手すりを使った立ち上がりが定着する |
| 移乗を安全に行いたい | ベッド・車いす間の移乗が安全にできる | 介助下で安全に移乗できる |
| 屋外を安全に歩きたい | 屋外歩行が継続できる | 段階的な屋外歩行練習ができる |
| 歩行中に転ばないようにしたい | 歩行中の転倒が起きない | 歩行時の介助・見守りが定着する |
| 歩行のふらつきを減らしたい | バランスよく歩ける | 訪問リハビリでバランス訓練が継続できる |
| 階段や段差を安全に越えたい | 段差・階段を安全に移動できる | 段差昇降の動作練習ができる |
| 移動の自信を取り戻したい | 転倒不安なく移動できる | 少しずつ移動範囲を広げられる |
| 車いすを安全に使いたい | 車いすでの移動が安全にできる | 車いす操作と移乗が定着する |
| 歩行機能の低下を防ぎたい | 歩行機能が現状を維持できる | 定期的な歩行訓練が継続できる |
3-2. 再骨折・転倒予防(12セット)
| ニーズ | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| もう骨折したくない | 再骨折が起きない | 転倒予防の支援が継続できる |
| 家の中で転ばないようにしたい | 自宅内で転倒が起きない | 住環境の整備と動線の確保ができる |
| 転倒しやすい場所を減らしたい | 転倒リスクの少ない住環境が保たれる | 段差解消・手すり設置ができる |
| 骨を丈夫に保ちたい | 骨粗鬆症の進行が抑えられる | 骨粗鬆症治療薬の服薬が継続できる |
| 夜間の転倒を防ぎたい | 夜間の移動が安全にできる | 夜間照明・ポータブルトイレの活用が定着する |
| 滑りにくい環境にしたい | 滑りによる転倒が起きない | 滑り止め・適切な履物の使用が定着する |
| 転倒予防の運動を続けたい | 転倒予防のための筋力が保たれる | 訪問・通所リハビリで運動が継続できる |
| 反対側の骨折も防ぎたい | 対側の骨折が起きない | 多面的な転倒予防策が継続できる |
| 転倒時にすぐ気づいてほしい | 転倒時に速やかに対応できる | 緊急通報・見守り体制が整う |
| ふらつきの原因に対応したい | ふらつきが軽減される | 主治医と相談し服薬・体調を確認できる |
| 家族も転倒予防を理解したい | 家族が転倒予防のポイントを実践できる | 専門職からの助言が家族に共有される |
| 転倒の不安を減らしたい | 転倒不安が軽減し活動できる | 段階的な活動でリスクと自信を確認できる |
3-3. 入浴(10セット)
| ニーズ | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| 安全に入浴したい | 安全な入浴が継続できる | 通所介護または訪問入浴で入浴が継続できる |
| 浴室で転ばないようにしたい | 入浴中の転倒が起きない | 浴室手すり・シャワーチェアの活用が定着する |
| 清潔を保ちたい | 清潔な状態が保たれる | 週○回の入浴・清拭が継続できる |
| 自宅の浴室で入浴を続けたい | 自宅入浴が安全に継続できる | 浴室改修・福祉用具の導入ができる |
| 入浴時の負担を減らしたい | 無理なく入浴できる | 体調に合わせた入浴方法が選べる |
| 入浴をリハビリの機会にしたい | 入浴動作の自立度が保たれる | できる動作はご本人が行えるよう支援できる |
| 介護者の入浴介助負担を減らしたい | 介護者の負担が軽減される | 通所・訪問入浴の活用が定着する |
| 入浴の楽しみを続けたい | 入浴で気分転換ができる | 安心して入浴できる環境が整う |
| 皮膚の状態を保ちたい | 皮膚トラブルが起きない | 入浴後のスキンケアが定着する |
| 寝たきりでも清潔を保ちたい | 清潔保持が継続できる | 訪問入浴・清拭が継続できる |
3-4. 排泄(10セット)
| ニーズ | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| トイレで排泄を続けたい | トイレでの自立排泄が継続できる | トイレ手すりの活用と動作練習ができる |
| 排泄時に転ばないようにしたい | 排泄動作中の転倒が起きない | 排泄時の介助・見守りが定着する |
| 夜間の排泄を安全にしたい | 夜間の排泄が安全にできる | ポータブルトイレの設置と活用が定着する |
| 排泄の自立を保ちたい | 排泄動作の自立度が保たれる | できる動作はご本人が行えるよう支援できる |
| 排泄リズムを整えたい | 排便・排尿のリズムが整う | 水分・食事・運動の調整ができる |
| 清潔を保ちたい | 排泄後の清潔が保たれる | 排泄後の清潔保持の支援が定着する |
| 排泄の失敗による不安を減らしたい | 安心して排泄できる | 排泄パターンに合わせた支援ができる |
| トイレまでの移動を安全にしたい | トイレへの移動が安全にできる | 動線の整備と手すり設置ができる |
| 便秘を予防したい | 排便コントロールが取れる | 食事・水分・運動の調整が継続できる |
| 介護者の排泄介助負担を減らしたい | 介護者の負担が軽減される | 福祉用具・訪問介護の活用が定着する |
3-5. 更衣・整容(8セット)
| ニーズ | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| 着替えを自分で行いたい | 更衣動作の自立度が保たれる | 介助下で安全に更衣できる |
| 着替え時に転ばないようにしたい | 更衣中の転倒が起きない | 座位での更衣など安全な方法が定着する |
| 身だしなみを整えたい | 整容が継続できる | 整容動作の支援が定着する |
| 着脱しやすい服を使いたい | 無理なく更衣できる | 着脱しやすい衣類の選定ができる |
| 自助具を活用したい | 自助具を使って更衣できる | 自助具の選定と使い方が定着する |
| 季節に合った服装で過ごしたい | 体調に合った服装が保たれる | 衣類の準備・調整の支援が定着する |
| 更衣を生活リハビリにしたい | 更衣を通じて機能が維持される | できる動作はご本人が行えるよう支援できる |
| 介護者の更衣介助負担を減らしたい | 介護者の負担が軽減される | 訪問介護・自助具の活用が定着する |
3-6. 食事・栄養(10セット)
| ニーズ | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| 骨を丈夫に保つ食事をしたい | 骨の健康に配慮した食生活が継続できる | カルシウム・たんぱく質を意識した食事がとれる |
| 低栄養を防ぎたい | 栄養状態が現状を維持できる | 体重・食事摂取量のモニタリングが継続できる |
| 食事を自立してとりたい | 食事動作の自立が継続できる | 安全な姿勢で食事がとれる |
| 調理が難しいので食事を確保したい | 欠食のない食生活が保たれる | 配食サービス・訪問介護の活用が定着する |
| 体力を回復させたい | 体力が回復し活動量が増える | 栄養補助食品の活用ができる |
| 水分をしっかりとりたい | 適切な水分量が確保される | こまめな水分摂取が定着する |
| 食事を楽しみたい | 食の楽しみが継続できる | 本人の好みに合わせた食事提供ができる |
| 買い物が困難なので支援を受けたい | 食材の確保が継続できる | 訪問介護による買い物援助が定着する |
| 持病に配慮した食事をしたい | 疾患に応じた食事管理ができる | 主治医・栄養士の助言が共有される |
| 栄養状態を専門職に見てほしい | 栄養状態が継続的に評価される | 訪問看護による定期評価が継続できる |
3-7. リハビリ・機能訓練(12セット)
| ニーズ | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| リハビリを続けたい | リハビリが継続でき機能が維持される | 訪問・通所リハビリが週○回継続できる |
| 筋力を取り戻したい | 下肢筋力が回復・維持される | 筋力訓練が継続できる |
| 関節が固まらないようにしたい | 関節可動域が維持される | 関節可動域訓練が継続できる |
| 歩行訓練を続けたい | 歩行能力が維持・向上する | 歩行訓練が週○回継続できる |
| バランス能力を高めたい | バランスよく動作できる | バランス訓練が継続できる |
| 自宅でもリハビリを続けたい | 自宅での自主訓練が習慣化する | 自宅でできる運動メニューを共有できる |
| ADLの動作を取り戻したい | 日常生活動作が再獲得される | 生活場面での動作訓練ができる |
| 離床の時間を増やしたい | 1日○時間以上の離床が確保される | 段階的に離床時間を延ばせる |
| 廃用症候群を予防したい | 廃用症候群が進行しない | 離床・運動・栄養管理が組み合わせられる |
| リハビリの成果を確認したい | リハビリ目標が定期的に評価される | 3カ月ごとにADL評価ができる |
| 無理なくリハビリを続けたい | 体調に応じたリハビリが継続できる | 痛みや疲労に配慮した訓練ができる |
| 退院後のリハビリを途切れさせたくない | 退院後もリハビリが継続できる | 病院のリハビリ内容を引き継げる |
3-8. 痛みの管理(8セット)
| ニーズ | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| 痛みをやわらげたい | 痛みがコントロールされ安楽に過ごせる | 訪問看護による疼痛管理が継続できる |
| 痛みで動けない時間を減らしたい | 痛みによる活動制限が軽減される | 痛みの少ない時間帯に活動できる |
| 痛みを軽くする姿勢を保ちたい | 安楽な姿勢が保たれる | ポジショニングの工夫が定着する |
| 痛みを我慢しないようにしたい | 痛みを早めに専門職へ伝えられる | 痛みの訴えに速やかに対応できる |
| 服薬で痛みを抑えたい | 服薬により痛みが安定する | 主治医の処方どおりの服薬が継続できる |
| 痛みの変化を見てほしい | 痛みの状態が継続的に評価される | 訪問看護による痛みの観察が継続できる |
| 痛みがあっても活動を続けたい | 痛みと活動のバランスが取れる | 無理のない範囲の活動が継続できる |
| 痛みによる不眠を改善したい | 夜間に安楽に眠れる | 就寝時の痛みへの対応が定着する |
3-9. 住環境・福祉用具(10セット)
| ニーズ | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| 家の中を安全に動きたい | 安全な生活動線が確保される | 手すり設置・段差解消ができる |
| 転倒しにくい環境にしたい | 転倒リスクの少ない住環境が保たれる | 住宅改修・福祉用具の導入ができる |
| 手すりを活用したい | 手すりを使って安全に移動できる | 必要箇所への手すり設置が定着する |
| ベッドからの起き上がりを楽にしたい | 起居動作が安全にできる | 特殊寝台・手すりの活用が定着する |
| 歩行を助ける用具を使いたい | 福祉用具を活用して移動できる | 歩行器・杖の選定と使用が定着する |
| トイレ・浴室を安全にしたい | 水回りでの転倒が起きない | トイレ・浴室の環境整備ができる |
| 福祉用具を状態に合わせて見直したい | 状態に合った福祉用具が使われる | 定期的な福祉用具の点検・見直しができる |
| 夜間の移動を安全にしたい | 夜間の移動が安全にできる | 照明・ポータブルトイレの活用が定着する |
| 屋外への出入りを安全にしたい | 玄関の出入りが安全にできる | スロープ・手すりの設置ができる |
| 福祉用具の使い方を覚えたい | 福祉用具を正しく使える | 専門相談員・リハ職からの指導が定着する |
3-10. 心理・意欲・社会参加(10セット)
| ニーズ | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| 転倒の不安をやわらげたい | 不安なく生活できる | 段階的な活動で自信を回復できる |
| 生活に楽しみを持ちたい | 趣味や楽しみが継続できる | 趣味活動の機会が確保できる |
| 気力が落ちないようにしたい | 生活意欲が保たれる | 役割や活動の機会が生活に組み込まれる |
| 外出の機会を持ちたい | 外出・社会参加が継続できる | 通所サービスや外出支援が活用できる |
| 人との交流を続けたい | 他者との交流が継続できる | 通所・地域活動への参加が定着する |
| 孤立を防ぎたい | 社会的な孤立が予防される | 地域・家族とのつながりが維持できる |
| 不安を相談したい | 不安を相談できる関係が保たれる | 専門職による傾聴・相談対応が継続できる |
| 本人らしい生活を続けたい | 本人らしい暮らしが継続できる | 本人の希望を反映した支援ができる |
| 家族との時間を大切にしたい | 家族とともに安心して過ごせる | 家族と協力した生活支援ができる |
| 前向きにリハビリに取り組みたい | 意欲的にリハビリに取り組める | 小さな達成を多職種で共有できる |
3-11. 家事・生活援助(8セット)
| ニーズ | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| 掃除を続けたい | 住環境が清潔に保たれる | 訪問介護による掃除支援が継続できる |
| 洗濯を続けたい | 衣類の清潔が保たれる | 洗濯の支援が定着する |
| 調理を続けたい | 食事の準備が継続できる | 調理支援・配食の活用が定着する |
| 買い物を続けたい | 必要な物の確保が継続できる | 買い物援助・代行が定着する |
| ゴミ出しを続けたい | ゴミ出しが継続できる | ゴミ出しの支援が定着する |
| できる家事は自分で続けたい | 残存機能を活かした家事が継続できる | できる家事はご本人が行えるよう支援できる |
| 家事の負担を減らしたい | 無理なく在宅生活が継続できる | 家事支援の組み合わせが定着する |
| 整理整頓で転倒を防ぎたい | 転倒の少ない室内環境が保たれる | 動線上の整理整頓が継続できる |
4. サービス内容の文例(70事例)
第2表の「サービス内容」欄に記載できる文例です。事業所名・回数は実際のケースに合わせて置き換えてください。
- 訪問リハビリで歩行訓練・筋力訓練を実施する。
- 訪問リハビリで関節可動域訓練を行う。
- 訪問リハビリでバランス訓練を行う。
- 訪問リハビリで自宅環境に合わせた動作練習を行う。
- 訪問リハビリで歩行補助具の使い方を指導する。
- 通所リハビリで個別リハビリ(PT・OT)を受ける。
- 通所リハビリで機能訓練を継続する。
- 通所リハビリで生活リハビリを行う。
- 通所介護で入浴・機能訓練を受ける。
- 通所介護でレクリエーション・他者交流に参加する。
- 通所介護で口腔ケア・口腔体操を受ける。
- 訪問介護で掃除・整理整頓を支援する。
- 訪問介護で洗濯を支援する。
- 訪問介護で調理を支援する。
- 訪問介護で買い物援助・代行を行う。
- 訪問介護でゴミ出しを支援する。
- 訪問介護で入浴・清拭の介助を行う。
- 訪問介護で排泄介助・見守りを行う。
- 訪問介護で更衣の介助を行う。
- 訪問介護で移乗・移動の介助を行う。
- 訪問介護で通院の同行(通院介助)を行う。
- 訪問介護で安否確認・声かけを行う。
- 訪問介護で外出の同行支援を行う。
- 訪問看護でバイタル測定・健康観察を行う。
- 訪問看護で疼痛管理を行う。
- 訪問看護で服薬管理・服薬指導を行う。
- 訪問看護で皮膚状態の観察・スキンケアを行う。
- 訪問看護で骨粗鬆症治療薬の服薬支援を行う。
- 訪問看護で体調変化時に主治医と連携する。
- 訪問入浴で安全な入浴を支援する。
- 福祉用具貸与で歩行器・杖を導入する。
- 福祉用具貸与で車いすを導入する。
- 福祉用具貸与で特殊寝台・付属品を導入する。
- 福祉用具貸与で手すり・スロープを導入する。
- 福祉用具購入でシャワーチェア・浴室用品を整える。
- 福祉用具購入でポータブルトイレを整える。
- 住宅改修で手すりを設置する。
- 住宅改修で段差を解消する。
- 住宅改修で浴室・トイレの環境を整える。
- 住宅改修で滑りにくい床材へ変更する。
- 福祉用具専門相談員が用具の選定・調整を行う。
- 配食サービスで栄養バランスのとれた食事を確保する。
- 主治医が定期的に診察し状態を確認する。
- 主治医・整形外科と連携し再発予防を図る。
- リハビリ職と連携し自宅でできる運動を共有する。
- ケアマネジャーが定期的にモニタリングを行う。
- ケアマネジャーがサービス担当者会議を開催する。
- ケアマネジャーが本人・家族の意向を確認する。
- 緊急通報装置を設置し、緊急時に備える。
- 地域包括支援センターと連携し見守り体制を整える。
- 民生委員・近隣による見守りを組み合わせる。
- 家族が日常の見守りと声かけを行う。
- 家族が転倒予防のポイントを学び実践する。
- ショートステイで介護者のレスパイトを確保する。
- 訪問介護で生活リズムを整える支援を行う。
- 通所介護で離床時間を確保する。
- 訪問リハビリで段階的な屋外歩行練習を行う。
- 訪問看護で栄養状態のモニタリングを行う。
- 訪問介護で服薬の声かけ・確認を行う。
- 通所サービスで趣味活動への参加を支援する。
- 訪問リハビリで立ち上がり・移乗動作を訓練する。
- 福祉用具で夜間の移動の安全を確保する。
- 訪問介護で室内の整理整頓を行い転倒を予防する。
- 訪問看護で創部・術後の状態を観察する。
- 通所リハビリで3カ月ごとにADL評価を行う。
- 主治医・薬剤師と連携し服薬を整理する。
- 訪問介護で外出機会を確保し社会参加を支援する。
- 家族・事業所で緊急時の対応手順を共有する。
- 多職種カンファレンスで支援内容を定期的に見直す。
- 訪問リハビリで家族へ介助方法を指導する。
- 通所介護で安心して過ごせる居場所を提供する。
5. 場面別の文例
5-1. 退院直後(6セット)
| ニーズ | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| 退院後の生活を安全に立て直したい | 退院後の在宅生活が安定する | 退院後3カ月の集中支援が継続できる |
| 退院前にリハビリ内容を引き継ぎたい | 病院のリハビリが在宅でも継続される | 退院前カンファレンスで情報が共有される |
| 自宅環境を退院前に整えたい | 身体状況に合った住環境が整う | 退院前に住宅改修・福祉用具を準備できる |
| 退院直後の不安を減らしたい | 家族の不安が軽減される | 訪問サービスの集中投入と相談対応ができる |
| 退院後の再入院を防ぎたい | 再入院せず在宅生活が継続できる | 医療と介護の連携体制が整う |
| 段階的に通所サービスへ移行したい | 状態に応じてサービスが移行できる | 退院後3カ月をめどに段階移行できる |
5-2. 独居高齢者(6セット)
| ニーズ | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| 独居でも安全に暮らしたい | 独居での在宅生活が継続できる | 訪問サービスと見守りが組み合わせられる |
| 転倒時にすぐ気づいてほしい | 緊急時に速やかに対応できる | 緊急通報装置・見守り体制が整う |
| 毎日の安否を確認してほしい | 日々の安否確認が継続できる | 訪問介護・地域による見守りが定着する |
| 食事をきちんととりたい | 独居でも栄養が確保される | 配食・買い物援助の活用が定着する |
| 孤立しないようにしたい | 地域とのつながりが維持される | 通所・地域活動への参加が継続できる |
| 遠方家族と情報を共有したい | 遠方家族の関わりが継続できる | 状態を共有できる連絡体制が整う |
5-3. 認知症を併存(6セット)
| ニーズ | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| 認知症があっても安全に動きたい | 転倒なく安全に生活できる | 見守りと環境調整が多職種で統一される |
| 安全行動の理解を支えたい | 無理な動作による転倒が起きない | 声かけ・見守りの方法が共有される |
| リハビリを認知症に配慮して続けたい | 本人のペースでリハビリが継続できる | なじみの環境での機能訓練ができる |
| 服薬を確実に行いたい | 骨粗鬆症等の服薬が継続できる | 服薬支援が毎日実施できる |
| 家族の介護負担を減らしたい | 介護者の負担が軽減される | 通所・ショートステイの活用が定着する |
| 認知症の進行に応じて支援したい | 進行段階に応じた支援が継続できる | 認知症外来との連携が定着する |
5-4. 再骨折リスクが高いケース(6セット)
| ニーズ | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| 反対側の骨折を防ぎたい | 対側の骨折が起きない | 多面的な転倒予防策が継続できる |
| 骨粗鬆症をしっかり治療したい | 骨粗鬆症の治療が継続できる | 定期受診と服薬管理が継続できる |
| 転倒の要因を減らしたい | 転倒リスク要因が軽減される | 住環境・服薬・体調の点検ができる |
| 過去の転倒を繰り返したくない | 転倒が再発しない | 転倒予防プログラムが継続できる |
| 体力低下による転倒を防ぎたい | 転倒予防の体力が保たれる | 機能訓練・栄養管理が継続できる |
| 家族も再骨折予防に取り組みたい | 家族が予防のポイントを実践できる | 専門職の助言が家族に共有される |
5-5. 老老介護・看取りを視野に入れたケース(6セット)
| ニーズ | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| 老老介護を無理なく続けたい | 老老介護世帯の在宅生活が継続できる | 訪問サービスとレスパイトが組み合わせられる |
| 介護者の負担を減らしたい | 介護者の負担が軽減される | ショートステイ・通所の活用が定着する |
| 介護者の体調にも配慮したい | 介護者の健康が保たれる | 介護者の休養機会が確保できる |
| 寝たきりへの移行を防ぎたい | 寝たきりが進行しない | 離床・機能維持の支援が継続できる |
| 状態が変化しても在宅で過ごしたい | 状態に応じた在宅支援が継続できる | 多職種で支援内容を柔軟に見直せる |
| 穏やかな療養生活を送りたい | 安心できる療養環境が保たれる | 本人・家族の意向に沿った支援ができる |

これだけ文例があれば、目標もサービスも書きやすくなりそうです!

そのまま使うのではなく、その方の状態と意向に合わせて編集するのを忘れずに。再骨折予防だけは、どのケースでも必ず意識してくださいね。
6. よくある質問(FAQ)
大腿骨頸部骨折のケアプランで、いちばん大切な視点は何ですか?
再骨折・再転倒の予防です。一度骨折した方は反対側の骨折リスクも高く、再骨折が寝たきりにつながることもあります。住環境整備・福祉用具・骨粗鬆症の服薬管理・転倒予防のリハビリを組み合わせ、計画全体に予防の視点を通すことが大切です。
退院直後はどんなサービスを優先すればよいですか?
退院直後は生活機能が低下しているため、訪問リハビリ・訪問介護・訪問看護を集中的に投入するのが基本です。退院前カンファレンスで病院のリハビリ内容を引き継ぎ、住宅改修・福祉用具を退院前に整えておくと、スムーズに在宅生活へ移行できます。
本人が「自分でやりたい」と言う場合、どこまで任せてよいですか?
残存機能を活かす自立支援は大切ですが、転倒リスクのある動作は無理をさせないことが前提です。主治医・リハビリ職の評価をもとに「安全にできる動作」と「介助が必要な動作」を整理し、できる動作はご本人に、リスクのある動作は支援する——という線引きを多職種で共有しましょう。
文例はそのまま使ってもよいですか?
文例はたたき台です。必ず目の前の利用者のアセスメント結果・意向・身体状況に合わせて編集してください。とくに回数や期間、医療的な内容は、主治医やリハビリ職と連携して具体化することが必要です。
大腿骨頸部骨折のケアプランについて、要点を整理します。
- ケアプランの柱は「再骨折予防・リハビリ継続・生活支援」の3つ。
- 一度骨折した方は反対側の骨折リスクも高く、予防を計画全体に通す。
- 退院直後は訪問系サービスを集中投入し、住環境も早めに整える。
- 残存機能を活かしつつ、転倒リスクのある動作は無理をさせない。
- 文例はたたき台。アセスメント結果と本人の意向に合わせて編集する。
本記事の文例を活用しながら、利用者の状態に合わせてアレンジし、安心・安全な在宅生活を支えていきましょう。
















