認知症の親が入れる施設は?種類と選び方・注意点を解説

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認知症が進んでくると、「うちの親はどんな施設なら受け入れてもらえるの?」と不安になる家族はとても多いものです。認知症でも入れる施設は実はたくさんあります。この記事では、認知症の親が入れる施設の種類と選び方、見学・契約で確認したい注意点を、現役ケアマネの視点でやさしく解説します。

この記事でわかること
  • 認知症の親が入れる施設の種類と特徴
  • 認知症の人の施設選びで重視したいポイント
  • 見学・契約のときに確認すべき注意点
  • 家族が無理なく施設を探すための進め方
目次

認知症の親が入れる施設の種類

結論から言うと、認知症だからといって施設に入れないわけではありません。むしろ、認知症の方を専門的に受け入れる施設が多くあります。「認知症だと断られるのでは」と心配して施設探しをためらう家族もいますが、実際には認知症ケアに力を入れた施設が数多くあるので安心してください。代表的なものを見てみましょう。

施設の種類特徴認知症への対応
グループホーム少人数(1ユニット9人まで)で家庭的に暮らす認知症の人専用。手厚い見守り
特別養護老人ホーム(特養)公的施設で費用を抑えやすい認知症の受け入れ可。重度にも対応
介護付き有料老人ホーム民間でサービスが手厚い認知症対応の施設が多い
介護老人保健施設(老健)リハビリ中心で在宅復帰を目指す受け入れ可(施設による)

とくにグループホームは認知症の人のための施設で、少人数で顔なじみのスタッフに見守られながら、落ち着いて暮らせるのが特徴です。一方、症状が重い場合や医療ケアが必要な場合は、特養や介護付き有料老人ホームが向いていることもあります。

新人ケアマネ新人

認知症が進んでいると、どの施設も断られそうで不安です…。

ベテランケアマネ先輩

大丈夫よ。認知症対応に慣れた施設はたくさんあるわ。大事なのは、その施設が「うちの親の症状」に対応できるかを確認すること。複数を比べてみるのが安心ね。

認知症の施設選びで重視したいポイント

認知症の方の施設選びでは、一般的な条件に加えて次の点を重視すると失敗が減ります。

①認知症ケアの体制が整っているか

スタッフが認知症ケアに慣れているか、見守りの人員は十分か。夜間のスタッフ体制もあわせて確認しましょう。

②症状が進んでも住み続けられるか

今は軽くても、将来重くなる可能性があります。「症状が進んだら退去」とならないかを事前に確認しておくと、住み替えの負担を防げます。

③医療対応・看取りができるか

持病や服薬の管理、いざというときの医療連携や看取りに対応できるかも大切な確認ポイントです。

④本人が穏やかに過ごせる環境か

少人数か大規模か、雰囲気が落ち着いているか。本人の性格に合う環境かどうかも見てあげましょう。

ポイント:「対応できる症状の範囲」を必ず確認同じ種類の施設でも、受け入れられる症状の程度はさまざまです。徘徊・暴言・夜間対応など、気になる症状を具体的に伝えて「対応可能か」を確認しましょう。
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見学・契約で確認したい注意点

認知症の親の施設選びでは、パンフレットだけでは分からないことが多くあります。見学・契約の前に次の点をチェックしましょう。

  • 入居者が穏やかに過ごしているか、表情はどうか
  • スタッフの声かけや接し方が丁寧か
  • 身体拘束や過度な薬の使用に頼っていないか
  • 家族との連絡・面会のしやすさ
  • 症状が進んだ場合の対応方針(退去条件)
注意:「退去条件」は必ず書面で確認「暴言・暴力が出たら退去」「医療依存度が高くなったら退去」など、施設ごとに条件が異なります。後から困らないよう、契約前に退去になるケースを具体的に確認しておきましょう。

こうした確認は、実際にいくつかの施設を見比べることで判断しやすくなります。1か所だけで決めず、認知症対応の施設を2〜3か所そろえて比較するのがおすすめです。家族だけで一件ずつ探すのは大変なので、まとめて資料を取り寄せられるサービスを使うと効率的に進められます。

新人ケアマネ新人

本人が認知症だと、見学に連れて行くのも一苦労で…。

ベテランケアマネ先輩

まずは家族だけで資料を集めて候補を絞り、良さそうな所だけ見学すればいいのよ。担当ケアマネに同行を相談するのも一つの手ね。

家族が無理なく施設を探すための進め方

認知症の親の施設探しは、本人を連れて何か所も見学するのが難しく、家族の負担が大きくなりがちです。無理なく進めるために、次の流れを意識しましょう。

  • まず相談する担当ケアマネや地域包括支援センターに、症状と希望を伝えて相談する。
  • 情報を集める認知症対応の施設の種類・費用を知り、資料をまとめて取り寄せる。
  • 候補を絞る症状に対応できる施設を2〜3か所に絞り込む。
  • 見学・体験する家族が見学し、可能なら体験入居で本人の様子を確認する。
  • 家族で決める本人の気持ちも聞きながら、納得して入居を決める。

ポイントは、いきなり見学に行くのではなく、まず資料で候補を絞ることです。認知症対応の施設は数が多く、対応できる症状の範囲もさまざま。家にいながらまとめて資料を比べておけば、本人を連れての見学は本当に良さそうな所だけで済み、家族の負担を大きく減らせます。

よくある質問(FAQ)

認知症が重くても入れる施設はある?
あります。特養や認知症対応の介護付き有料老人ホームなど、重度の認知症でも受け入れる施設があります。症状を具体的に伝えて、対応可能か確認しましょう。
グループホームと特養、どちらがいい?
少人数で家庭的に過ごせるのがグループホーム、費用を抑えやすく重度にも対応しやすいのが特養です。本人の症状・予算・希望に合わせて、両方の資料を比べて選ぶのがおすすめです。
徘徊があっても入居できる?
徘徊に対応した見守り体制のある施設なら入居できます。ただし施設ごとに対応の範囲が違うため、事前に必ず確認しましょう。
費用は普通の施設と違う?
大きくは変わりませんが、グループホームは地域や施設で費用に幅があります。負担限度額認定などの制度も含め、複数施設を比較して確認すると安心です。
遠方に住んでいても探せる?
探せます。親の住む地域の施設資料をまとめて取り寄せれば、離れていても候補を比較できます。面会のしやすさも考え、本人や自分が通いやすいエリアで探すとよいでしょう。
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まとめ
  • 認知症でも入れる施設は多く、グループホームや特養などが代表的
  • 選ぶときは「認知症ケア体制・住み続けられるか・医療対応・環境」を重視
  • 見学では入居者の表情やスタッフの接し方、退去条件を必ず確認
  • 認知症対応の施設を複数比較し、資料を取り寄せて検討すると安心

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