ケアマネージャー（介護支援専門員）として働いていると、日々さまざまな出来事があり、嬉しい瞬間もあれば、思わず心が折れそうになることもあります。
介護業界ならではの悩みや、やりがいを感じる瞬間は、他の職種にはなかなか理解されにくいものです。
本記事では、ケアマネの仕事でよくある「あるある」エピソードを、楽しいことから辛いことまで幅広く紹介します。
共感できる部分がきっとあるはずです。ぜひ参考にしてください。
ケアマネの仕事あるある【楽しい編】
ケアマネ業務には大変なことが多いですが、その中でも「楽しい」と感じる瞬間もあります。
やりがいを感じる場面や、嬉しい出来事をいくつかご紹介します。
あるある1：利用者や家族からの感謝の言葉に励まされる
ケアマネとしてのやりがいを感じる瞬間のひとつが、利用者やその家族から直接感謝の言葉をもらったときです。特に「あなたがいてくれて助かっています」と言われたときは、疲れが一気に吹き飛ぶ感覚になります。
具体例
- 「ケアプランを作ってくれてありがとう」と笑顔で感謝される。
- 家族から「本当に頼りにしています」と言われ、モチベーションが上がる。
- 利用者が元気にリハビリに取り組む姿を見て感動する。
あるある2：他職種との連携がうまくいったときの達成感
ケアマネ業務は多職種連携が欠かせません。訪問介護員や看護師、リハビリ職などと協力し、チーム一丸となって利用者を支援できたときは、大きな達成感があります。
具体例
- チームで問題解決し、利用者の状態が改善したとき。
- 多職種会議で意見が一致し、最適なケアプランが立案できたとき。
- 連携がうまくいき、スムーズな支援が実現したとき。
あるある3：利用者の成長や回復を実感すると嬉しい
長く支援している利用者が、リハビリやケアの効果で回復したり、自立度が向上したりすると、ケアマネとしての喜びを強く感じます。
具体例
- 「歩けるようになりました！」と報告を受けたときの感動。
- 日々のケアが実を結び、表情が明るくなった利用者の姿を見たとき。
- 家族が「本当に元気になって良かった」と喜ぶ声を聞いたとき。
ケアマネの仕事あるある【辛い編】
一方で、ケアマネ業務には辛い瞬間も多く存在します。心が折れそうになる瞬間や、思わずため息が出る場面をいくつか紹介します。
あるある4：クレーム対応に疲弊する
ケアプランやサービス内容が利用者や家族の期待に沿わないと、クレームが寄せられることがあります。特に、理不尽なクレームや、感情的な批判を受けたときには心が折れそうになるものです。
具体例
- 「もっと介護回数を増やせ」と無理な要望を突きつけられる。
- 「対応が遅い」と怒鳴られ、精神的にダメージを受ける。
- 家族から矢継ぎ早に質問され、答えに詰まってしまう。
あるある5：書類作成に追われて残業が続く
ケアマネ業務では、ケアプラン作成や訪問記録、報告書など、多くの書類作成が発生します。特に月末には業務が集中し、残業が続くことが多くなります。
具体例
- 月末に訪問記録や計画書が重なり、深夜まで作業が続く。
- 訪問先で予期せぬトラブルが発生し、記録が増えてしまう。
- 細かな修正依頼が重なり、何度も書き直す羽目になる。
あるある6：他職種との意見が合わずストレスに
多職種連携がうまくいかないと、意見が対立してストレスが溜まります。特に価値観や支援方針が異なると、調整が難航することがあります。
具体例
- 看護師や介護職との意見が食い違い、調整が難航する。
- 多職種会議で意見が割れて、結論が出ないまま終了する。
- 上司からの指示と現場スタッフの考えが食い違い、板挟みになる。
まとめ
ケアマネの仕事には、楽しいことや嬉しい瞬間がある一方で、辛さやストレスが付きまといます。
利用者や家族から感謝の言葉をもらったときや、連携がうまくいったときには、大きなやりがいを感じます。
しかし、その反面、クレーム対応や書類作成に追われる場面では精神的にも肉体的にも疲弊することがあります。
大切なのは、楽しい瞬間をしっかり感じ取り、辛いときには一人で抱え込まずに周囲と支え合うことです。
ケアマネとしての使命感を大切にしながら、心身のバランスを保ちながら働いていきましょう。
