【丸パクリコピペOK】栄養のケアプラン文例を216事例紹介

高齢者の在宅生活を支えるうえで、「栄養」はリハビリや服薬と並ぶ大切なテーマです。低栄養や偏食が続くと、体力や免疫力が下がり、転倒・感染症・褥瘡(床ずれ)といった合併症のリスクが高まります。糖尿病や高血圧、腎疾患などの持病管理でも、食事と栄養のコントロールは欠かせません。
ところが、いざケアプランの第2表に栄養課題を書こうとすると、「ニーズ」「長期目標」「短期目標」「サービス内容」をどう表現すればよいか迷う場面は少なくありません。この記事では、ケアマネがそのままコピペで使える栄養のケアプラン文例を216事例紹介します。状態別・疾患別にカテゴリ分けしているので、担当する利用者に近い文例をすぐに探せます。
あわせて、栄養課題を見立てるアセスメントの視点、文例をそのまま使うときの注意点、第1表・第2表の記入例、よくある質問まで整理しました。日々の計画作成の時短に役立ててください。
- そのままコピペで使える栄養のケアプラン文例216事例(状態別・疾患別)
- 栄養課題を見立てるアセスメントの3つの視点
- 文例をそのまま使うときに必ず押さえたい注意点
- 第1表・第2表(栄養)の記入例と書き方のコツ
- 栄養のケアプランに関するよくある質問
栄養のケアプランがなぜ重要なのか
栄養状態は、高齢者の生活の質(QOL)を大きく左右します。低栄養になると筋力や活動量が落ち、フレイル(虚弱)やサルコペニア(筋肉量減少)が進みます。その結果、転倒や骨折、感染症にかかりやすくなり、在宅生活そのものが揺らいでしまいます。
反対に、適切な栄養管理ができていれば、リハビリの効果が出やすくなり、傷の治りも早まります。栄養はあらゆるケアの土台であり、ケアプランに栄養の視点を盛り込むことは、利用者の自立支援に直結します。

栄養って、なんとなく「食事量が減っている」くらいしか書けないんです…。どう深掘りすればいいですか?

大事なのは「なぜ食べられないのか」を切り分けることね。食欲の問題なのか、噛む・飲み込む機能なのか、疾患の制限なのか、調理・買い物などの環境なのか。原因が変われば入れるサービスも変わるのよ。
栄養のケアプランを立てるときのアセスメントの視点
適切な栄養課題を立てるには、表面的な「食事量の減少」だけでなく、その背景にある原因まで見ていく必要があります。ここでは押さえておきたい3つの視点を紹介します。
1. 低栄養のサインを見逃さない
体重減少、BMIの低下、血清アルブミン値の低下、握力や活動量の低下などは、低栄養を疑う代表的なサインです。とくに半年で2〜3kg以上の体重減少がある場合は注意が必要です。毎月の体重測定を支援に組み込み、変化に早く気づける体制をつくりましょう。
2. 「食べられない原因」を切り分ける
食事が進まない背景は人それぞれです。食欲そのものの低下、嚥下・咀嚼機能の問題、糖尿病や腎疾患などによる食事制限、調理や買い物が難しい生活環境、認知症による食行動の変化など、原因によって必要なサービスは大きく変わります。原因を切り分けてから文例を選ぶことが、的を射たケアプランへの近道です。
3. 多職種連携を前提に組み立てる
栄養課題は、ケアマネ単独では解決しきれません。管理栄養士、医師、歯科・歯科衛生士、言語聴覚士(ST)、訪問看護師、訪問介護員など、多職種が役割を分担する前提でサービス内容を考えると、実効性のある計画になります。
「課題(ニーズ)→ 目標 → サービス内容」は一本の線でつなぐのが基本です。課題に対して目標が対応し、目標を達成するためにサービスがある、という関係が崩れていないか確認しましょう。
栄養のケアプラン文例をそのまま使うときの注意点
本記事の文例は、計画作成の負担を軽くするためのたたき台です。コピペで活用する際は、次の点に必ず気をつけてください。
文例はあくまで「型」です。実際のケアプランは、アセスメントで把握した利用者本人の状態・意向、家族の状況、主治医の指示にもとづいて個別化する必要があります。とくに糖尿病・腎疾患・心不全などの食事制限は、必ず主治医や管理栄養士の指示を確認し、数値や制限内容を独自に書き加えないようにしましょう。

文例をそのまま貼り付けるだけだと、何か問題がありますか?

文例は出発点として使うのが正解よ。利用者の言葉や生活の具体像を一言でも足すと、「その人のための計画」になる。目標は本人が達成感を持てる、前向きな表現にするのもコツね。
また、目標はできるだけ本人が主語になる前向きな表現にすると、モニタリングでの評価がしやすくなります。「〜できる」「〜を続けられる」といった形にそろえると、達成度を確認しやすいケアプランになります。
【コピペOK】栄養のケアプラン文例216事例
ここからが本編です。状態別・疾患別に9つのカテゴリに分けて、合計216事例を紹介します。各文例は「課題」「目標」「サービス内容」の3点で構成しています。担当する利用者に近いものを選び、個別の状況に合わせて言葉を整えてお使いください。
食欲低下・低栄養状態の改善(1〜32)
- 食欲低下
課題:食欲がなく食事量が減っている
目標:1日3食を安定して摂取できる
サービス内容:訪問介護で食事準備、配食サービスの導入 - 低栄養状態
課題:体重減少が見られ低栄養傾向にある
目標:体重を維持・改善できる
サービス内容:訪問看護で栄養状態を観察、栄養補助食品を導入 - 体重減少
課題:ここ数か月で体重が大きく減っている
目標:毎月の体重測定で減少を食い止められる
サービス内容:訪問看護で体重測定、主治医・栄養士と情報共有 - 低体重(BMI低値)
課題:BMIが低く痩せが進んでいる
目標:適正体重に近づけられる
サービス内容:高カロリー食品の導入、訪問看護で経過観察 - 血清アルブミン低下
課題:検査でアルブミン値が低く低栄養状態にある
目標:たんぱく質を十分に摂取できる
サービス内容:栄養補助食品の導入、管理栄養士の指導 - 加齢による食欲減退
課題:加齢に伴い食欲が落ちている
目標:嗜好に合わせ無理なく食べられる
サービス内容:訪問介護で好物を取り入れた食事を準備 - 少食傾向
課題:一度に少量しか食べられない
目標:少量高カロリーで必要量を確保できる
サービス内容:管理栄養士が補助食品・補食を提案 - 食事回数の不足
課題:1日1〜2食しか食べていない
目標:1日3食のリズムを取り戻せる
サービス内容:訪問介護で食事の声かけと準備 - 朝食欠食
課題:朝食を抜く習慣がある
目標:規則正しく朝食を摂れる
サービス内容:訪問介護で朝食を提供、管理栄養士が指導 - 食事への関心低下
課題:食事への意欲・興味が薄れている
目標:食事を楽しみと感じられる
サービス内容:訪問介護で好みの食材を活用、デイで集団食事 - うつ傾向による食欲不振
課題:気分の落ち込みで食事が進まない
目標:気持ちが安定し食事を摂れる
サービス内容:デイサービスで交流、主治医と連携 - 薬剤の副作用による食欲不振
課題:服薬の影響で食欲が落ちている
目標:副作用に配慮し食事量を確保できる
サービス内容:主治医・薬剤師と相談し服薬を調整 - 退院後の体力低下
課題:入院後に食欲と体力が低下している
目標:在宅生活に必要な栄養を確保できる
サービス内容:訪問看護で経過観察、配食サービスを活用 - がん療養中の食欲低下
課題:治療の影響で食べられる量が少ない
目標:食べられるものを少量ずつ摂れる
サービス内容:管理栄養士が嗜好に合う献立を提案 - 褥瘡治癒の遅れ
課題:低栄養で褥瘡が治りにくい
目標:高たんぱく・高カロリー食で治癒を促せる
サービス内容:訪問看護と管理栄養士が連携し栄養を強化 - 貧血による倦怠感
課題:鉄分不足で疲れやすい
目標:鉄分を補い活動量を保てる
サービス内容:管理栄養士の指導、鉄分の多い食品を導入 - フレイルの進行
課題:低栄養と筋力低下が同時に進んでいる
目標:栄養と運動でフレイルを予防できる
サービス内容:管理栄養士の指導と訪問リハビリの併用 - サルコペニア傾向
課題:筋肉量が減り転びやすい
目標:たんぱく質摂取と運動を継続できる
サービス内容:栄養補助食品の導入、訪問リハビリで運動 - 食事中の疲労
課題:食事の途中で疲れて食べきれない
目標:少量ずつ分けて必要量を摂れる
サービス内容:食事回数を増やす調整、訪問介護で支援 - 経口摂取量の不足
課題:必要エネルギーに対して摂取量が足りない
目標:必要なエネルギー量を確保できる
サービス内容:管理栄養士が高エネルギー献立を作成 - 補助食品の継続困難
課題:栄養補助食品を途中でやめてしまう
目標:継続して補助食品を摂れる
サービス内容:訪問看護・家族で声かけ、種類を工夫 - 補食の未導入
課題:少食でエネルギーが不足している
目標:間食・補食で1日の必要量を補える
サービス内容:管理栄養士が補食の内容を提案 - 体重測定の未実施
課題:体重の変化を把握できていない
目標:毎月体重を測り栄養状態を確認できる
サービス内容:訪問看護で定期的に体重を測定 - 栄養状態の評価不足
課題:栄養の評価が行われていない
目標:定期的に栄養評価を受けられる
サービス内容:主治医受診を調整、訪問看護で記録 - 食事摂取量の記録不足
課題:どれだけ食べているか把握できていない
目標:摂取量を記録し変化に気づける
サービス内容:訪問介護で食事量を記録・共有 - 嗜好の偏りによる低栄養
課題:好きな物しか食べず栄養が不足している
目標:バランスよく食べられる
サービス内容:管理栄養士が嗜好を活かした献立を工夫 - 義歯不適合による摂取低下
課題:入れ歯が合わず食事量が減っている
目標:入れ歯を調整し食事を楽しめる
サービス内容:歯科受診を調整、訪問介護で見守り - 孤食による食欲低下
課題:一人での食事が続き食欲がわかない
目標:人と食べる機会を持ち食欲を保てる
サービス内容:デイサービスで集団での食事を実施 - 季節による食欲変動
課題:夏場など食欲が落ちる時期がある
目標:時期に応じて食べやすい物を摂れる
サービス内容:訪問介護でさっぱりした献立を工夫 - 味覚の低下
課題:味を感じにくく食欲が落ちている
目標:味付けの工夫で食事量を保てる
サービス内容:管理栄養士と相談し献立・味付けを調整 - 食事準備不足による欠食
課題:準備ができず食事を抜いてしまう
目標:毎食きちんと食事を摂れる
サービス内容:配食サービスの導入、訪問介護で準備 - 退院直後の栄養管理
課題:在宅復帰後の栄養管理が不十分
目標:在宅で安定した栄養管理ができる
サービス内容:訪問看護・管理栄養士・訪問介護が連携

低栄養のカテゴリは、体重や検査値といった「数字で追える指標」を目標に入れておくと、モニタリングで評価しやすくなるわよ。
嚥下機能・摂食機能の低下(33〜58)
- 嚥下機能低下
課題:むせ込みがあり摂取量が減少している
目標:嚥下食で安全に食事できる
サービス内容:ST指導、訪問介護で食形態を調整 - 食事中のむせ込み
課題:食事のたびにむせて食べられない
目標:むせずに安全に食べられる
サービス内容:ST訓練、とろみ・嚥下食の導入 - 誤嚥性肺炎の既往
課題:過去に誤嚥性肺炎を発症している
目標:誤嚥を防ぎ安全に食べられる
サービス内容:STの評価、嚥下食・とろみの調整 - とろみの未使用
課題:水分でむせるがとろみを使えていない
目標:とろみ付き飲料で安全に水分を摂れる
サービス内容:訪問介護でとろみ調整、家族へ指導 - 嚥下訓練の継続困難
課題:嚥下訓練が継続できていない
目標:訓練を続け経口摂取を保てる
サービス内容:STによる定期的な嚥下訓練 - 咀嚼力の低下
課題:噛む力が弱く食べられる物が限られる
目標:刻み食・やわらか食で栄養を摂れる
サービス内容:訪問介護で食形態を工夫、歯科受診を調整 - 嚥下時の姿勢不良
課題:不適切な姿勢でむせ込みが多い
目標:正しい姿勢で安全に食べられる
サービス内容:訪問リハビリで摂食姿勢を指導 - 摂食姿勢の保持困難
課題:座位を保てず食事が難しい
目標:安定した姿勢で食事を続けられる
サービス内容:訪問リハビリで姿勢保持訓練、福祉用具を活用 - 食事スピードの速さ
課題:早食いでむせやすい
目標:ペースを落として安全に食べられる
サービス内容:訪問介護で声かけ、一口量を調整 - 食事スピードの遅さ
課題:食事に時間がかかり完食できない
目標:適切な時間で食事を終えられる
サービス内容:訪問介護で食事介助・見守り - 嚥下疲労
課題:食事の後半で疲れてむせる
目標:疲れる前に必要量を摂れる
サービス内容:少量頻回の食事に調整、訪問介護で支援 - 経管栄養からの経口移行
課題:経口摂取がなかなか進まない
目標:少量でも口から食べられる
サービス内容:STの指導、訪問看護が支援 - 食事中の傾眠
課題:食事中に眠ってしまい摂取できない
目標:覚醒した状態で食事を摂れる
サービス内容:食事時間を見直し、訪問介護で声かけ - 一口量が多い
課題:大きな一口でむせ込みやすい
目標:適切な一口量で安全に食べられる
サービス内容:訪問介護でスプーンサイズを調整 - とろみ濃度の不適切
課題:とろみが濃すぎる/薄すぎて飲みにくい
目標:本人に合った濃度で水分を摂れる
サービス内容:STが濃度を評価、家族へ指導 - 食事形態のミスマッチ
課題:本人の機能に食形態が合っていない
目標:機能に合った食形態で食べられる
サービス内容:STの評価をもとに食形態を調整 - 口腔内に食べ物がたまる
課題:飲み込めず口腔内に食べ物が残る
目標:飲み込みを促し残留を防げる
サービス内容:ST訓練、訪問介護で声かけ - 嚥下反射の遅れ
課題:飲み込みのタイミングが遅い
目標:安全に飲み込めるよう支援できる
サービス内容:STの嚥下訓練、食事中の見守り - 食事中の咳込み
課題:咳き込みが多く食事が中断する
目標:咳き込みを減らし食事を続けられる
サービス内容:食形態・とろみの調整、ST評価 - 唾液の減少
課題:口が乾き飲み込みにくい
目標:口腔を潤し飲み込みやすくできる
サービス内容:口腔ケア、こまめな水分補給 - 食べこぼし
課題:食べこぼしが多く摂取量が減る
目標:こぼさず食べられる工夫ができる
サービス内容:自助具の導入、訪問介護で支援 - 義歯不適合による咀嚼困難
課題:義歯が合わず噛めない
目標:義歯を調整し噛んで食べられる
サービス内容:歯科受診を調整、訪問歯科と連携 - 開口困難
課題:口が開きにくく食事しづらい
目標:口腔体操で開口を保てる
サービス内容:訪問リハビリ・STで口腔機能訓練 - 嚥下障害と糖尿病の併存
課題:血糖管理と嚥下形態の両立が難しい
目標:安全で栄養バランスの良い食事を摂れる
サービス内容:ST・管理栄養士・医師が連携 - 食事中の見守り不足
課題:見守りがなく誤嚥のリスクが高い
目標:安全に見守られながら食事できる
サービス内容:訪問介護で食事中の見守り - むせへの不安
課題:むせるのが怖く食事量が減っている
目標:安心して食事を楽しめる
サービス内容:ST評価で安全性を確認、家族へ説明
偏食・食習慣の乱れ(59〜80)
- 偏食
課題:好みに偏り栄養が不足している
目標:バランスの取れた食事を摂れる
サービス内容:管理栄養士による献立指導 - 間食偏重
課題:間食が多く主食を摂れていない
目標:1日3食を優先できる
サービス内容:管理栄養士の指導、家族へ説明 - 甘い物の摂りすぎ
課題:菓子類ばかりで主食が減っている
目標:主食・主菜・副菜をそろえられる
サービス内容:管理栄養士の指導、家族の協力 - 夜食の習慣
課題:夜中に間食をしてしまう
目標:規則正しい食生活を送れる
サービス内容:管理栄養士の指導、家族の声かけ - 夜間過食
課題:夜間に過剰に食べて体重が増えている
目標:夜間の過食を減らせる
サービス内容:管理栄養士と連携し生活習慣を改善 - 朝食欠食の習慣
課題:朝食を食べない生活が続いている
目標:朝食を含め1日3食を摂れる
サービス内容:訪問介護で朝食を提供、管理栄養士が指導 - 外食偏重
課題:外食中心で栄養が偏っている
目標:自宅でも栄養バランスを整えられる
サービス内容:訪問介護で調理支援、管理栄養士が助言 - 濃い味の嗜好
課題:濃い味を好み塩分過多になっている
目標:減塩を意識して食べられる
サービス内容:管理栄養士の献立指導、減塩食の導入 - 辛い物への偏り
課題:辛い物ばかり好み栄養が偏る
目標:バランスのよい献立を摂れる
サービス内容:管理栄養士が献立を調整 - 野菜不足
課題:野菜をほとんど食べない
目標:ビタミン・食物繊維を摂れる
サービス内容:管理栄養士の指導、配食サービスで補う - たんぱく質不足
課題:肉・魚・卵をあまり食べない
目標:たんぱく質を毎食摂れる
サービス内容:管理栄養士が献立を工夫、補助食品を導入 - 主食の摂りすぎ
課題:ご飯やパンに偏り栄養が偏る
目標:主菜・副菜もそろえて食べられる
サービス内容:管理栄養士の献立指導 - 同じ物ばかり食べる
課題:決まった物しか食べない
目標:少しずつ食品の幅を広げられる
サービス内容:管理栄養士が嗜好を活かして提案 - 食事内容の単調さ
課題:毎日同じ簡単な食事になっている
目標:変化のある食事を楽しめる
サービス内容:配食サービス、訪問介護で調理支援 - 過食傾向
課題:必要以上に食べてしまう
目標:適正量の食事を守れる
サービス内容:管理栄養士の指導、家族と食事を管理 - 早食いの習慣
課題:よく噛まず早食いしている
目標:よく噛んでゆっくり食べられる
サービス内容:訪問介護で声かけ、食事環境を整える - アルコールの摂りすぎ
課題:飲酒量が多く栄養が偏っている
目標:飲酒量を減らし食事を摂れる
サービス内容:主治医と連携し飲酒について指導 - アルコール依存傾向
課題:飲酒中心で食事をとらない
目標:節酒して食事を摂れる
サービス内容:主治医・専門機関と連携 - 間食の不足
課題:少食で補助的な間食もとらない
目標:補食を取り入れ必要量を補える
サービス内容:訪問介護で補食を準備 - 食事と服薬のタイミング不良
課題:食事と薬を飲む時間が合っていない
目標:服薬と食事を適切に調整できる
サービス内容:薬剤師・管理栄養士が連携 - 嗜好の急な変化
課題:以前と食の好みが変わり食べない
目標:変化に合わせた食事を提供できる
サービス内容:管理栄養士が嗜好を再評価 - 食習慣の乱れ
課題:食事時間が不規則で体調を崩しやすい
目標:規則正しい食習慣を取り戻せる
サービス内容:訪問介護で食事時間を整える
疾患別の食事・栄養管理(81〜114)
- 糖尿病食の管理
課題:血糖コントロールが不良である
目標:食事療法を継続できる
サービス内容:配食サービス(糖尿病対応)、管理栄養士に相談 - 糖尿病の食事制限不徹底
課題:自己流で食事制限が守れない
目標:指示に沿った食事療法ができる
サービス内容:管理栄養士の指導、配食サービスを活用 - 高血圧の食事管理
課題:塩分摂取が多い
目標:減塩を意識して食べられる
サービス内容:減塩食の導入、管理栄養士の指導 - 腎疾患対応食
課題:カリウム・たんぱくの制限が守れない
目標:主治医の指示に沿った食事ができる
サービス内容:管理栄養士・配食サービスを活用 - 慢性腎臓病の進行予防
課題:たんぱく・塩分の管理ができていない
目標:腎機能の悪化を防ぐ食事ができる
サービス内容:管理栄養士の指導、訪問看護で観察 - 心不全による水分・塩分制限
課題:自己判断で水分・塩分を摂りすぎる
目標:指示の範囲内で管理できる
サービス内容:訪問看護で確認、家族へ指導 - 高脂血症の食事管理
課題:脂質の多い食事で数値が悪化している
目標:脂質を控え数値を改善できる
サービス内容:管理栄養士の献立調整、配食サービス - 脂質異常症の継続管理
課題:食事改善が長続きしない
目標:食事療法を無理なく続けられる
サービス内容:管理栄養士が定期的に助言 - 胃切除後の栄養管理
課題:消化不良で栄養吸収が不十分
目標:小分け食で栄養を確保できる
サービス内容:管理栄養士が献立を調整、訪問介護で支援 - 胃腸不良による摂取不足
課題:胃もたれで食事量が少ない
目標:消化に良い食事で栄養を摂れる
サービス内容:主治医・管理栄養士の指導で献立調整 - 便秘による栄養不良
課題:食物繊維不足で排便が不規則
目標:食物繊維を摂り排便を整えられる
サービス内容:管理栄養士の指導、訪問介護で食材準備 - 下痢による栄養不足
課題:下痢が続き栄養が失われている
目標:消化に良い食事で栄養を保てる
サービス内容:主治医・管理栄養士と連携 - 痛風・高尿酸血症
課題:プリン体の多い食事が続いている
目標:尿酸値に配慮した食事ができる
サービス内容:管理栄養士の指導、主治医と連携 - 骨粗鬆症の予防
課題:カルシウムの摂取が少ない
目標:乳製品・大豆食品を摂れる
サービス内容:管理栄養士が献立を調整 - ビタミンD不足
課題:日光不足とビタミンD不足がある
目標:骨の健康を保つ栄養を摂れる
サービス内容:管理栄養士の指導、主治医と連携 - 嚥下障害と低栄養の併存
課題:嚥下障害で十分に栄養が摂れない
目標:嚥下食で必要な栄養を確保できる
サービス内容:ST・管理栄養士が連携し献立を作成 - 認知症と低栄養の併存
課題:食事を忘れ低栄養になっている
目標:食事回数を確保し栄養を保てる
サービス内容:訪問介護で声かけ、デイで見守り - パーキンソン病による食事困難
課題:振戦や動作緩慢で食事しづらい
目標:自助具を使い自分で食べられる
サービス内容:OTが自助具を提案、訪問介護で支援 - 脳卒中後の片麻痺
課題:片手で食事をするのが難しい
目標:片手でも食べやすい工夫ができる
サービス内容:OTが自助具・配膳を工夫 - COPDによる食事疲労
課題:呼吸が苦しく食事が続かない
目標:疲れずに必要量を摂れる
サービス内容:少量頻回の食事、管理栄養士が助言 - 心疾患による活動制限
課題:調理などの活動が負担になっている
目標:負担を抑えて栄養を確保できる
サービス内容:配食サービス、訪問介護で調理支援 - がん終末期の栄養支援
課題:食欲低下が進んでいる
目標:本人が望む物を無理なく摂れる
サービス内容:管理栄養士・訪問看護が連携し支援 - 嚥下障害と心不全の併存
課題:嚥下形態と水分制限の両立が難しい
目標:安全で適切な水分・食事を摂れる
サービス内容:ST・管理栄養士・医師が連携 - 透析中の食事管理
課題:透析に伴う食事制限が守れない
目標:指示に沿った食事管理ができる
サービス内容:管理栄養士の指導、配食サービスを活用 - 糖尿病性腎症の進行
課題:糖尿病と腎機能の両方の管理が必要
目標:両方に配慮した食事ができる
サービス内容:管理栄養士・主治医が連携 - 服薬と栄養吸収の不良
課題:薬の影響で栄養吸収が悪い
目標:服薬と食事を調整し栄養を保てる
サービス内容:薬剤師と管理栄養士が連携 - 嘔気・嘔吐による摂取低下
課題:吐き気で食事が摂れない
目標:吐き気に配慮して食べられる
サービス内容:主治医と相談、管理栄養士が献立を工夫 - 口内炎による摂取困難
課題:口内炎で食べると痛い
目標:痛みに配慮した食事を摂れる
サービス内容:管理栄養士が刺激の少ない献立を提案 - 味覚障害(治療の影響)
課題:治療の影響で味を感じにくい
目標:味付けの工夫で食事量を保てる
サービス内容:管理栄養士が献立・味付けを調整 - 認知症による拒食
課題:食事を拒むことがある
目標:食事を受け入れられるようになる
サービス内容:好物を活かした献立、声かけの工夫 - 高血糖と低栄養の併存
課題:血糖管理と低栄養対策の両立が難しい
目標:バランスのとれた食事ができる
サービス内容:管理栄養士・主治医が連携 - リハビリ期の栄養強化
課題:リハビリに必要な栄養が不足している
目標:運動の効果を高める栄養を摂れる
サービス内容:管理栄養士の指導、訪問リハビリと連携 - 感染症予防のための栄養
課題:免疫が低下し感染しやすい
目標:栄養を整え抵抗力を保てる
サービス内容:管理栄養士の指導、訪問看護で観察 - 退院後の再入院予防
課題:栄養不良で再入院のリスクが高い
目標:在宅で栄養を維持し再入院を防げる
サービス内容:訪問看護・管理栄養士・訪問介護が連携

疾患別の文例は、つい数値や制限を細かく書きたくなります…。

具体的な制限値は主治医や管理栄養士の領域よ。ケアプランには「指示に沿った食事ができる」と書いて、数値の管理は専門職に委ねるのが安全ね。
水分摂取・脱水予防(115〜138)
- 水分不足
課題:水分摂取が少なく脱水傾向にある
目標:1日の目安量の水分を摂取できる
サービス内容:訪問介護で水分補給の声かけ - 水分摂取の忘れ
課題:こまめな水分補給ができない
目標:1日数回の水分摂取を習慣化できる
サービス内容:訪問介護で定期的に声かけ - 水分拒否
課題:水分を摂ることを嫌がる
目標:ゼリーやスープで水分を補える
サービス内容:訪問介護で工夫して提供 - 認知症による水分拒否
課題:水分補給を拒んでしまう
目標:工夫して水分を摂れる
サービス内容:ゼリー飲料・スープを活用 - 夏場の脱水リスク
課題:暑さで水分が不足しやすい
目標:こまめに水分を摂れる
サービス内容:訪問介護で声かけ、経口補水液を活用 - 冬場の水分不足
課題:寒さで水分摂取量が減る
目標:温かい飲み物で摂取量を確保できる
サービス内容:訪問介護で温かい飲み物を提供 - 水分摂取のむら
課題:日によって摂取量が大きく変わる
目標:安定した摂取量を保てる
サービス内容:訪問介護で定期的に声かけ・記録 - 水分制限の必要性
課題:心不全・腎疾患で水分制限が必要
目標:指示量を守って水分を摂れる
サービス内容:訪問看護で水分量を管理 - 水分制限の過剰
課題:制限を意識しすぎて摂取不足になっている
目標:適正量の水分を摂れる
サービス内容:訪問看護で適量を指導 - トイレを気にした水分制限
課題:失禁が心配で水分を控えている
目標:安心して必要量を摂れる
サービス内容:排泄支援と合わせて水分を声かけ - 飲み物を飲みにくい
課題:コップが重く水分を摂りにくい
目標:飲みやすい容器で水分を摂れる
サービス内容:ストロー付き容器など自助具を導入 - 水分でむせる
課題:水分でむせて飲むのを避けている
目標:とろみ付き飲料で安全に摂れる
サービス内容:ST評価、とろみの調整 - 脱水の既往
課題:過去に脱水で受診したことがある
目標:脱水を予防できる
サービス内容:訪問看護で観察、こまめな水分補給 - 発熱時の水分管理
課題:発熱時に水分が不足しやすい
目標:発熱時もしっかり水分を摂れる
サービス内容:訪問看護で観察、家族へ指導 - 利尿剤服用中の水分管理
課題:利尿剤の服用で脱水のリスクがある
目標:適切に水分バランスを保てる
サービス内容:訪問看護で観察、主治医と連携 - のどの渇きを感じにくい
課題:口渇感が乏しく水分を飲まない
目標:時間を決めて水分を摂れる
サービス内容:訪問介護で時間ごとに声かけ - 水分の好みの偏り
課題:お茶以外を飲もうとしない
目標:飲める物を増やし水分を確保できる
サービス内容:本人の好みに合う飲み物を工夫 - 朝の水分不足
課題:起床後の水分補給ができていない
目標:起床時から水分を摂れる
サービス内容:訪問介護で朝の声かけ - 入浴前後の水分補給不足
課題:入浴で汗をかいても水分を摂らない
目標:入浴の前後に水分を摂れる
サービス内容:訪問介護で入浴前後に声かけ - 夜間の水分不足
課題:夜間に水分を摂らず朝に脱水傾向
目標:就寝の前後に適度に水分を摂れる
サービス内容:訪問介護で就寝前に声かけ - 水分摂取量の把握不足
課題:どれだけ飲んでいるか分からない
目標:摂取量を把握し調整できる
サービス内容:訪問介護で水分量を記録 - 経口補水の未活用
課題:脱水傾向だが補水ができていない
目標:必要時に経口補水液を活用できる
サービス内容:訪問看護の助言で補水液を導入 - 食事からの水分不足
課題:食事量が少なく水分も不足している
目標:食事と飲み物の両面で水分を補える
サービス内容:汁物を増やすなど献立を工夫 - むくみと水分管理
課題:むくみがあり水分管理が必要
目標:むくみに配慮して水分を調整できる
サービス内容:訪問看護で観察、主治医と連携
調理・買い物・食事準備の支援(139〜164)
- 食事準備困難
課題:調理ができず食事が不規則になっている
目標:毎日規則正しく食事できる
サービス内容:訪問介護で調理支援 - 調理意欲の低下
課題:料理を作る意欲がわかない
目標:簡単な調理で栄養を確保できる
サービス内容:OTが簡単レシピを提案、訪問介護で支援 - 一人での調理困難
課題:調理ができず菓子パン等で済ませている
目標:バランスの良い食事を摂れる
サービス内容:訪問介護で調理支援 - 視力低下による調理困難
課題:視力低下で包丁作業が危険
目標:安全に食事を準備できる
サービス内容:訪問介護で代行調理 - 買い物困難による食材不足
課題:外出できず食材が不足している
目標:必要な食材を確保できる
サービス内容:訪問介護で買い物代行 - 調理器具を使えない
課題:電子レンジ等を使わず偏った食事になっている
目標:簡単な調理を実践できる
サービス内容:OTが機器の使い方を指導 - 火の不始末リスク
課題:調理中の火の管理が不安
目標:安全に食事を準備できる
サービス内容:訪問介護で調理支援、IH機器を検討 - 立位保持困難で調理できない
課題:長く立てず調理が負担になっている
目標:座っての調理や配食で栄養を確保できる
サービス内容:配食サービス、訪問介護で支援 - 調理時間の負担
課題:長時間の調理が難しく簡易食に偏る
目標:時短調理で栄養を確保できる
サービス内容:OTが調理環境を整備 - 高齢夫婦のみの生活
課題:簡単な食事中心で栄養が偏る
目標:夫婦で栄養バランスを確保できる
サービス内容:配食サービスの利用 - 配食サービスの未利用
課題:調理が負担だが配食を使っていない
目標:配食で安定して食事を摂れる
サービス内容:配食サービスの導入を支援 - 配食の食べ残し
課題:配食を残してしまう
目標:配食を無理なく食べきれる
サービス内容:量・献立を見直し、声かけ支援 - 食材の管理困難
課題:食材を腐らせてしまう
目標:食材を適切に管理できる
サービス内容:訪問介護で食材管理を支援 - 簡易食への偏り
課題:カップ麺などに偏っている
目標:栄養のある食事に切り替えられる
サービス内容:配食サービス、訪問介護で調理支援 - 調理スキルの不足
課題:調理経験が乏しく栄養が偏る
目標:簡単な調理を身につけられる
サービス内容:OT・訪問介護が調理を支援 - 経済的理由による食事制限
課題:食費を抑えて栄養が不足している
目標:限られた範囲で栄養を確保できる
サービス内容:管理栄養士が低コストの献立を助言 - 食事の用意を家族に依存
課題:家族不在時に食事がとれない
目標:家族不在でも食事を確保できる
サービス内容:訪問介護・配食サービスで補う - 台所の不衛生
課題:台所が不衛生で調理しにくい
目標:清潔な環境で食事を準備できる
サービス内容:訪問介護で台所の環境整備 - 冷蔵庫の管理困難
課題:冷蔵庫内が整理できず食材が傷む
目標:食材を衛生的に保てる
サービス内容:訪問介護で冷蔵庫の整理を支援 - 調理中の転倒リスク
課題:台所での転倒が心配
目標:安全に調理・配膳できる
サービス内容:手すり等の環境調整、訪問介護で支援 - 配膳・下膳の困難
課題:配膳や片づけが負担になっている
目標:安全に配膳・下膳できる
サービス内容:訪問介護で配下膳を支援 - 食器の管理困難
課題:食器の準備・片づけが難しい
目標:清潔な食器で食事できる
サービス内容:訪問介護で食器の準備・片づけ - 献立を考えられない
課題:何を作ればよいか分からない
目標:栄養バランスのよい献立を立てられる
サービス内容:管理栄養士・訪問介護が献立を提案 - まとめ買いができない
課題:買い物の頻度を確保できない
目標:計画的に食材を確保できる
サービス内容:訪問介護で買い物を計画的に支援 - 調理の負担による疲労
課題:毎日の調理で疲れている
目標:負担を減らし食事を続けられる
サービス内容:配食サービスと調理支援を併用 - 退院後の食事準備
課題:退院直後で食事準備が整わない
目標:在宅で食事準備を整えられる
サービス内容:訪問介護・配食サービスで支援
認知症のある方の食事支援(165〜180)
- 食事に集中できない
課題:認知症で食事中に離席してしまう
目標:最後まで食事を続けられる
サービス内容:デイで集団食事を活用、声かけ支援 - 食事をしたことを忘れる
課題:食べたことを忘れてしまう
目標:毎食しっかり摂取できる
サービス内容:訪問介護で食事の声かけ・記録 - 認知症による食事量減少
課題:食べたことを忘れ十分に摂れない
目標:食事回数を確保し栄養を摂れる
サービス内容:訪問介護で声かけ、デイで見守り - 認知症による多食
課題:食べたことを忘れ繰り返し食べてしまう
目標:食事回数を適正化できる
サービス内容:訪問介護で管理、家族へ指導 - 食事の途中で立ち歩く
課題:落ち着いて食事ができない
目標:座って食事を続けられる
サービス内容:デイで集団食事、食事環境を整える - 食べ物と認識できない
課題:目の前の物を食べ物と分からない
目標:食事と認識して食べられる
サービス内容:声かけや盛り付けの工夫 - 食具の使い方が分からない
課題:箸やスプーンの使い方が分からない
目標:食具を使い自分で食べられる
サービス内容:訪問介護で声かけ・一部介助 - 異食のリスク
課題:食べ物でない物を口にしてしまう
目標:安全に食事できる環境を保てる
サービス内容:環境整備、訪問介護で見守り - 食事拒否(認知症)
課題:食事を拒むことが増えている
目標:安心して食事を受け入れられる
サービス内容:好物の活用、声かけの工夫 - 食事への注意散漫
課題:周囲が気になり食事が進まない
目標:落ち着いた環境で食事できる
サービス内容:静かな環境を整える、訪問介護で支援 - 昼夜逆転による食事の乱れ
課題:生活リズムの乱れで食事が不規則
目標:生活リズムを整え食事を摂れる
サービス内容:デイ利用で生活リズムを整える - 介助への抵抗
課題:食事の介助を嫌がる
目標:安心して介助を受けられる
サービス内容:なじみの介助者・声かけの工夫 - 食事のペースの乱れ
課題:食べる速さが極端に速い/遅い
目標:安全なペースで食事できる
サービス内容:訪問介護で声かけ・見守り - 認知症による偏食の悪化
課題:決まった物しか食べなくなった
目標:食べられる物の幅を保てる
サービス内容:管理栄養士が嗜好を活かして工夫 - 食事時間が分からない
課題:食事の時間が認識できない
目標:決まった時間に食事を摂れる
サービス内容:訪問介護・デイで食事の時間を知らせる - 家族の介護負担(食事介助)
課題:毎食の介助で家族が疲弊している
目標:家族の負担を軽減できる
サービス内容:訪問介護・デイで食事支援を分担
口腔・義歯・咀嚼の問題(181〜195)
- 入れ歯不適合
課題:入れ歯が合わず食事量が減っている
目標:入れ歯を調整し食事を楽しめる
サービス内容:歯科受診を調整、訪問介護で見守り - 義歯の管理不足
課題:義歯を清掃せず口腔トラブルがある
目標:義歯を清潔に保ち食事しやすくできる
サービス内容:訪問介護で義歯清掃を支援 - 口腔内の汚れ
課題:口腔内が不衛生で食欲が落ちている
目標:清潔な口腔で食事を楽しめる
サービス内容:訪問介護・訪問歯科で口腔ケア - 歯科疾患による咀嚼困難
課題:虫歯や歯周病で噛めない
目標:治療後に咀嚼機能を取り戻せる
サービス内容:歯科受診、訪問歯科と連携 - 咀嚼音への過敏
課題:義歯の音が気になり摂取量が減る
目標:快適に食事ができる
サービス内容:歯科で調整、訪問介護で配慮 - 口腔乾燥
課題:口が乾いて食べにくい
目標:口腔を潤し食べやすくできる
サービス内容:口腔ケア、水分補給の工夫 - むし歯の痛み
課題:歯の痛みで食事量が減っている
目標:痛みを治療し食事を摂れる
サービス内容:歯科受診を調整 - 義歯の紛失・破損
課題:義歯がなく噛めない状態にある
目標:義歯を整え噛んで食べられる
サービス内容:歯科受診を調整、当面はやわらか食 - 口腔機能の低下
課題:舌や口唇の動きが弱くなっている
目標:口腔体操で機能を保てる
サービス内容:訪問リハビリ・STで口腔機能訓練 - 嚥下前の口腔ケア不足
課題:口腔ケア不足で誤嚥のリスクが高い
目標:口腔を清潔にし誤嚥を予防できる
サービス内容:訪問介護・訪問歯科で口腔ケア - 義歯装着を嫌がる
課題:義歯を入れず軟らかい物しか食べない
目標:義歯を装着し食事の幅を保てる
サービス内容:歯科で調整、声かけの工夫 - 歯の本数が少ない
課題:残っている歯が少なく噛みにくい
目標:噛みやすい食形態で栄養を摂れる
サービス内容:訪問介護で食形態を調整 - 口腔ケアの自立困難
課題:自分で口腔ケアができない
目標:口腔を清潔に保てる
サービス内容:訪問介護で口腔ケアを支援 - 唾液誤嚥のリスク
課題:唾液でむせることがある
目標:誤嚥を防ぎ口腔を保てる
サービス内容:口腔ケア、ST評価 - 食後の口腔残渣
課題:食後に食べ物が口に残る
目標:食後の口腔を清潔に保てる
サービス内容:訪問介護で食後の口腔ケア
独居・家族支援・食環境の整備(196〜216)
- 独居による栄養不良
課題:一人暮らしで簡単な食事しか摂れない
目標:必要な栄養を確保できる
サービス内容:配食サービスの導入、見守り支援 - 独居による孤食
課題:一人での食事が多く食欲が低下している
目標:人と食事し食欲を保てる
サービス内容:デイで集団での食事を実施 - 孤食による抑うつ
課題:孤食で気分が落ち込んでいる
目標:食事を楽しめる機会を持てる
サービス内容:デイ利用で食事を通じた交流 - 食事環境の不整備
課題:食卓が整わず食事に集中できない
目標:落ち着いて食事できる環境を整える
サービス内容:訪問介護で食事環境の調整 - 食事環境の不安定
課題:食事場所が落ち着かず摂取量が減る
目標:安心できる環境で食事できる
サービス内容:訪問介護で食事環境の整備 - 家族の調理スキル不足
課題:家族の料理が栄養に偏っている
目標:家族が栄養バランスを整えられる
サービス内容:管理栄養士が家族に指導 - 家庭内の栄養知識不足
課題:家族に栄養知識がなく偏食が続く
目標:家族も正しい食事管理ができる
サービス内容:管理栄養士が家族へ指導 - 家族の介護疲れ
課題:家族が食事支援に疲れている
目標:家族の負担を軽減できる
サービス内容:訪問介護・配食サービスで分担 - 家族不在時の食事
課題:日中家族が不在で食事がとれない
目標:家族不在でも食事を確保できる
サービス内容:訪問介護・配食サービスで対応 - 家族の見守り不足
課題:独居で食事の見守りがない
目標:安否確認とともに食事を支援できる
サービス内容:訪問介護・配食サービスで見守り - 食事の安否確認
課題:食事を摂れているか把握できない
目標:食事の状況を定期的に確認できる
サービス内容:配食サービス・訪問介護で確認 - 食事介助の人手不足
課題:食事介助の手が足りていない
目標:必要な食事介助を受けられる
サービス内容:訪問介護で食事介助を確保 - 食事時間が不規則
課題:生活が不規則で食事時間が乱れている
目標:規則正しい食事時間を保てる
サービス内容:訪問介護で食事時間を整える - 緊急時の食事確保
課題:災害・体調不良時の食事が不安
目標:緊急時にも食事を確保できる
サービス内容:備蓄や連絡体制を家族と整える - 食事の楽しみの不足
課題:食事が義務的で楽しめていない
目標:食事を楽しみと感じられる
サービス内容:行事食や好物を取り入れる工夫 - 近隣との交流不足
課題:地域とのつながりが薄く孤立気味
目標:会食など交流の機会を持てる
サービス内容:地域の通いの場・デイを活用 - 食事に関する不安
課題:栄養がとれているか不安がある
目標:安心して食生活を送れる
サービス内容:管理栄養士・訪問看護が定期的に助言 - 介護者の高齢化
課題:支える家族自身も高齢で負担が大きい
目標:介護者の負担を抑え食事を支えられる
サービス内容:訪問介護・配食サービスを組み合わせる - 食費・家計の管理困難
課題:家計管理が難しく食事に影響している
目標:安定して食事を続けられる
サービス内容:関係機関と連携し家計面を相談 - 退院後の生活再構築
課題:退院後の食生活が安定しない
目標:在宅で安定した食生活を築ける
サービス内容:多職種が連携し食事を支援 - 総合的な栄養管理不足
課題:低栄養・偏食・疾患管理が不十分
目標:総合的に栄養を改善できる
サービス内容:管理栄養士・訪問看護・訪問介護の連携
第1表・第2表の記入例|栄養に関するケアプランの書き方
文例を実際のケアプランに落とし込むときのイメージをつかめるよう、第1表(総合的な援助の方針)と第2表(居宅サービス計画)の記入例を紹介します。利用者の状態に合わせて表現を整えてお使いください。
第1表の記入例(総合的な援助の方針)
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 利用者の状況 | 食欲低下と体重減少がみられ、低栄養が懸念される。独居のため食事の準備や見守りに支援が必要。 |
| 総合的な援助の方針 | 低栄養の進行を防ぎ、安定して食事を摂れる生活を目指します。配食サービスと訪問介護で食事を確保し、訪問看護で栄養状態を観察。体調変化時は速やかに主治医・関係者で情報を共有し、対応します。 |
第2表の記入例(低栄養のケース)
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 生活全般の解決すべき課題(ニーズ) | 食事量が減り体重が落ちているため、しっかり食べて体力を保ちたい。 |
| 長期目標 | 低栄養が改善し、体重を維持できる。 |
| 短期目標 | 1日3食を安定して摂取できる。 |
| サービス内容 | 配食サービスでバランスのとれた食事を提供。訪問介護で食事準備と食事量の確認。訪問看護で月1回の体重測定と栄養状態の観察。 |
第2表の記入例(嚥下機能低下のケース)
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 生活全般の解決すべき課題(ニーズ) | 食事中にむせることがあり、安全に食べられるようになりたい。 |
| 長期目標 | 誤嚥なく、安全に食事を続けられる。 |
| 短期目標 | 本人に合った食形態・とろみで、むせずに食事できる。 |
| サービス内容 | 言語聴覚士による嚥下機能の評価と訓練。訪問介護で食形態の調整と食事中の見守り。家族へとろみのつけ方を指導。 |

ニーズはどうしても「低栄養の改善」みたいに固くなってしまいます…。

ニーズは利用者本人の言葉に近づけるといいわよ。「しっかり食べて体力を保ちたい」のように、本人の願いの形にすると、ご本人も納得しやすい計画になるの。
栄養のケアプランを上手に活用するコツ
文例を計画作成に活かすときは、次のステップで進めると、その人に合った実効性のあるケアプランになります。
- 食べられない原因を切り分ける食欲・嚥下・疾患・環境・認知症など、どこに課題の根があるかをアセスメントで見極めます。
- 近いカテゴリの文例を選ぶ本記事の9カテゴリから、利用者の状態に最も近い文例を選びます。複数を組み合わせても構いません。
- 本人の言葉と生活像を足すニーズは本人の願いの形に、目標は達成度を確認できる表現に整えます。生活の具体像を一言加えると個別性が高まります。
- 多職種でサービスを分担する管理栄養士・医師・歯科・ST・訪問看護・訪問介護など、役割を分けてサービス内容に落とし込みます。
- モニタリングで見直す体重や食事量など、追える指標で達成度を確認し、必要に応じて文例を入れ替えて計画を更新します。
栄養のケアプランに関するよくある質問
文例はそのままコピペして使ってよいですか?
たたき台としてコピペで使えますが、必ず利用者本人の状態・意向、家族の状況、主治医の指示にもとづいて個別化してください。文例はあくまで表現の「型」です。
低栄養はどのように見極めればよいですか?
体重減少、BMIの低下、血清アルブミン値の低下、活動量や握力の低下などが代表的なサインです。とくに半年で2〜3kg以上の体重減少がある場合は注意し、訪問看護などで定期的に体重を測定する体制をつくると変化に気づきやすくなります。
糖尿病や腎疾患の具体的な制限値をケアプランに書くべきですか?
具体的なエネルギー量や制限値は、主治医や管理栄養士が指示する領域です。ケアプランには「主治医の指示に沿った食事ができる」といった形で書き、数値の管理は専門職に委ねるのが安全です。
栄養のケアプランに管理栄養士は必ず関わりますか?
すべてのケースで必須ではありませんが、低栄養や疾患別の食事管理が必要な場合は、管理栄養士の関与が計画の実効性を高めます。居宅療養管理指導など、利用できる仕組みを検討するとよいでしょう。
食欲低下と嚥下障害、どちらの文例を選べばよいか迷います。
「むせる」「飲み込みにくい」が中心なら嚥下機能のカテゴリ、「食べる気がしない」「量が入らない」が中心なら食欲低下・低栄養のカテゴリが目安です。両方が重なる場合は、二つの文例を組み合わせて課題を整理してください。
目標はどのような表現にすればよいですか?
「1日3食を摂取できる」「むせずに食事できる」のように、本人を主語にした前向きで具体的な表現にすると、モニタリングで達成度を確認しやすくなります。期間や数値が定められる場合は、それを加えるとさらに評価しやすくなります。
まとめ|栄養のケアプランは原因の切り分けと多職種連携がカギ
栄養状態は、高齢者の在宅生活の質を大きく左右します。低栄養や偏食は身体機能の低下や疾患リスクを高め、逆に適切な栄養管理はリハビリの効果や健康寿命の延伸に直結します。
- 栄養のケアプランは「食欲・嚥下・疾患・環境・認知症」など原因を切り分けてから文例を選ぶ
- 本記事の216事例は状態別・疾患別の9カテゴリ。利用者に近い文例を組み合わせて使える
- 文例は型として活用し、本人の言葉・生活像・主治医の指示を加えて必ず個別化する
- 疾患別の制限値は専門職に委ね、ケアプランには「指示に沿った食事ができる」と書く
- 管理栄養士・医師・歯科・ST・訪問看護・訪問介護で役割を分担すると実効性が高まる
今回紹介した216事例を、利用者や家族の状況に合わせて組み合わせ、栄養ケアを強化することで在宅生活の安定につなげてください。
















