【コピペOK】課題整理総括表 脳梗塞編 記入例300文例

脳梗塞の利用者を担当すると、片麻痺・失語症・高次脳機能障害・再発リスク・家族の介護負担など、課題が多方面にわたり「課題整理総括表にどう書けばいいのか」と悩みがちです。この記事では、脳梗塞利用者の課題整理総括表にそのまま使える記入例を300文例、身体・心理・家族社会・総合表現の4カテゴリに分けて掲載します。すべてコピペOK。担当ケースに合わせてアレンジしてご活用ください。文例を眺めるだけでも「こういう視点があったか」と気づきが得られ、アセスメントの抜け漏れチェックにも役立ちます。忙しい業務のなかで、課題整理にかける時間を少しでも短くするためのお守りとして、ぜひ手元に置いておきましょう。
- 脳梗塞利用者の課題整理総括表の記入例300文例(4カテゴリ・通し番号)
- 「身体・心理・家族社会・総合表現」の整理の考え方
- 文例をそのまま使うときの注意点(個別性・根拠・最新確認)
- 第1表・第2表へのつなげ方と記入のコツ
脳梗塞利用者の課題整理総括表とは?書き方の基本
課題整理総括表は、利用者の「状況の事実」から「要因」を分析し、自立に向けた課題(ニーズ)を導くための様式です。脳梗塞は身体・認知・心理・社会・家族のすべてに影響が及ぶため、情報を整理しないまま書くと、課題が漏れたり重複したりしがちです。
課題整理総括表は、単に「困っていること」を書き並べる表ではありません。利用者の状況という「事実」を出発点に、その背景にある「要因(なぜそうなっているのか)」を分析し、自立を妨げている課題を見える化することが目的です。要因が整理できると、どのサービスをどう組み合わせれば改善に向かうのかが見えてきます。逆に、事実と要因のつながりが弱いと、サービスありきの“あてはめ”になってしまいがちです。
そこで本記事では、記入例を次の4カテゴリに分けています。まずこの枠組みで情報を分けると、抜け漏れなく整理しやすくなります。脳梗塞のように課題が多方面にわたるケースほど、この4分類が力を発揮します。
- 身体機能面(1〜80):麻痺・嚥下・ADL・医療管理など身体の状態
- 心理・認知面(81〜140):抑うつ・意欲・認知機能・意思表出など
- 家族・社会面(141〜200):介護力・経済・住環境・連携など
- 総合表現テンプレ(201〜300):「〜が必要」と支援の方向性をまとめる言い回し
新人脳梗塞の方は課題が多すぎて、どこから書けばいいか分からなくなります…。
先輩まず「身体」「心理」「家族・社会」に分けて事実を並べるといいわよ。事実が見えたら、要因をつないで「だから何が必要か」を総合表現でまとめる。この順番だと驚くほど整理しやすいの。
脳梗塞が生活に与える5つの影響と課題整理の視点
脳梗塞は、脳の血管が詰まることで脳細胞がダメージを受ける疾患です。どの部位が障害されたかによって症状が大きく変わるため、同じ「脳梗塞」でも利用者ごとに課題はまったく異なります。課題整理総括表を書く前に、まずは脳梗塞が生活に及ぼす代表的な5つの影響を押さえておきましょう。
①片麻痺(運動麻痺)
もっとも多くみられる後遺症が、左右どちらかの手足が動かしにくくなる片麻痺です。歩行・移乗・更衣・入浴・調理など、ほぼすべてのADL・IADLに影響します。麻痺側がどちらか、どの程度動かせるか、装具や杖を使っているかによって、必要な介助量と転倒リスクが変わります。課題整理では「右」「左」「軽度/重度」を必ず実態に合わせて記載しましょう。
②失語症・構音障害(コミュニケーション障害)
左脳が障害されると、言葉が出にくい・理解しにくい失語症が現れることがあります。意思疎通の難しさは、本人の意向確認を難しくするだけでなく、孤立感や自信喪失といった心理面の課題にも直結します。「話せない=分からない」ではない点に注意し、本人の理解力や伝達手段も併せて整理します。
③高次脳機能障害
記憶障害・注意障害・遂行機能障害・半側空間無視など、外見からは分かりにくい障害です。「できるはずなのにできない」背景に高次脳機能障害が隠れていることが多く、服薬管理や金銭管理、家事の段取りに影響します。安全確保の観点からも見落とせない視点です。
④嚥下障害
飲み込みの機能が低下すると、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。むせ込み・食事時間の延長・体重減少・低栄養は、生命に関わる重要な課題です。食事形態の調整や口腔ケア、姿勢の工夫など、医療職との連携を前提に整理しましょう。
⑤再発リスクと医療管理
脳梗塞は再発しやすい疾患です。血圧・血糖・服薬の管理、生活習慣の見直しが欠かせません。再発予防の理解度や自己管理力、定期受診の状況は、在宅生活を続けるうえで継続的に確認すべきポイントです。
文例をそのまま使うときの注意点
記入例は便利ですが、コピペしただけでは不十分です。課題整理総括表は、利用者一人ひとりの状況を分析するための様式であり、同じ脳梗塞でも症状や生活背景はまったく異なります。文例はあくまで思考の“きっかけ”として使い、次の3点を意識して、必ず目の前の利用者に合わせて調整してください。これを怠ると、内容が実態と合わない“ひな形そのまま”の表になり、運営指導などで指摘される原因にもなります。
回復段階(急性期・回復期・生活期)で変わる課題
脳梗塞の課題は、発症からの時期によっても変化します。同じ利用者でも、回復段階に応じて優先すべき課題が移り変わっていくため、課題整理総括表は「今、どの段階にいるか」を意識して見直すことが大切です。
急性期(発症直後〜数週間)
救命と全身状態の安定が最優先となる時期です。在宅のケアマネが関わる場面は限られますが、退院前カンファレンスなどで早期から情報を得ておくと、その後の支援計画がスムーズになります。麻痺や嚥下の状態、医療管理の必要性を把握しておきましょう。
回復期(数週間〜半年程度)
リハビリによって機能の回復が最も期待できる時期です。ADLの改善、福祉用具や住宅改修の検討、退院後の生活設計が中心課題になります。本人の「家に帰りたい」「もう一度歩きたい」という意欲を支え、目標に向けたサービス調整を行います。
生活期(半年以降〜)
回復した機能を維持し、再発を防ぎながら、その人らしい生活を続ける時期です。機能維持・再発予防・社会参加・家族の介護負担軽減が主な課題となります。状態が安定しているように見えても、廃用や意欲低下が静かに進むことがあるため、継続的なモニタリングが欠かせません。
【身体機能面】課題の記入例(1〜80)
麻痺・嚥下・ADL・医療管理など、身体の状態に関する記入例です。脳梗塞では身体機能面の課題が最も目に見えやすく、ケアプランの中心になりやすい領域でもあります。一方で「歩行が不安定」とだけ書くと要因が伝わりません。「下肢筋力低下と右片麻痺により歩行が不安定」のように、状態と要因をセットで記載すると、第2表のニーズやサービス選定につなげやすくなります。麻痺側・介助量・福祉用具の使用状況は、必ず目の前の利用者の実態に合わせて調整してください。
- 右片麻痺により歩行が不安定で見守りを要する
- 左片麻痺により屋内移動が困難
- 下肢筋力の低下により立ち上がりに介助を要する
- 上肢麻痺により更衣動作が困難
- 片手動作のため整容に時間を要する
- 歩行時にふらつきがあり転倒リスクが高い
- 杖歩行に不慣れで移動が不安定
- 車椅子操作に不安があり自走が難しい
- 階段昇降が困難で外出が制限される
- 起居動作に介助を要する
- ベッドからの離床時にふらつきがみられる
- 入浴動作に全介助が必要
- 洗身に一部介助を要する
- 麻痺側があり洗髪動作が困難
- トイレ動作に時間を要する
- 排泄後の後始末が困難
- 失禁があり羞恥心が強い
- 嚥下機能の低下により誤嚥リスクが高い
- 食事中の姿勢保持が困難
- 食事に時間がかかり疲労しやすい
- むせ込みが頻回にみられる
- 半側無視により食事を取り残す
- 低栄養のリスクがある
- 体重減少が続いている
- 口腔衛生が保てていない
- 構音障害により発語が不明瞭
- 失語症により意思疎通が困難
- 言語理解の低下がみられる
- 半側空間無視がある
- 視野障害があり移動に注意を要する
- 高次脳機能障害により段取りが立てにくい
- 注意力の低下がみられる
- 判断力の低下により安全確保が難しい
- 記憶力の低下により予定を忘れやすい
- 服薬の自己管理が困難
- インスリン自己注射の手技が不安定
- 血圧の変動が大きく管理を要する
- 脳梗塞の再発リスクが高い
- 活動量の低下が続いている
- 廃用症候群が進行しやすい状態
- 易疲労性があり活動が続かない
- 日中の臥床時間が長い
- 夜間の不眠がみられる
- 昼夜逆転の傾向がある
- 下肢に浮腫がみられる
- 麻痺側に疼痛の訴えがある
- 関節拘縮が進行している
- 麻痺側を使わない傾向がある
- 生活動作への自信を失っている
- 片手では調理が困難
- 家事全般の遂行が難しい
- 買い物のための外出が困難
- 外出の機会が減少している
- 移乗動作が不安定
- ベッドから車椅子への移乗が困難
- トイレ移動時の転倒リスクが高い
- 浴室内の移動が困難
- 必要箇所に手すりが未設置
- 住宅内の段差が多く転倒リスクがある
- 2階での生活が困難
- 手指の巧緻性が低下している
- ボタンの掛け外しが困難
- 箸の使用が困難
- 書字が困難
- 発話機会が減りコミュニケーションが乏しい
- 表情が乏しくなっている
- 全般的に意欲が低下している
- 活動への意欲が低い
- 運動の継続が難しい
- リハビリへの意欲に波がある
- 医療依存度が高い
- 定期的な受診が必要
- 水分摂取が不足しがち
- 便秘の傾向がある
- 尿意の自覚が遅れる
- 排便コントロールが不安定
- 自己管理への意識が低い
- 再発予防の理解が不足している
- 塩分制限の理解が不足している
- 生活習慣の改善が進みにくい
【心理・認知面】課題の記入例(81〜140)
抑うつ・意欲低下・認知機能・意思表出など、心理面と認知面の記入例です。脳梗塞では、身体の変化に伴って「これまでできていたことができなくなった」喪失感から、抑うつや自信喪失が生じやすくなります。心理面の課題は外から見えにくく、見落とされがちですが、リハビリやサービス利用への意欲を大きく左右する重要な領域です。「拒否」「無気力」と表面的に書くだけでなく、その背景にある不安や喪失感まで読み取って記載すると、支援の方向性が定まりやすくなります。
- 脳梗塞後に抑うつ傾向がみられる
- 病後の自信喪失が強い
- 役割を失った喪失感がある
- 将来への不安が強い
- 再発への恐怖を抱えている
- 外出への不安が大きい
- 人前に出ることへの抵抗がある
- 失語症により孤立感を感じている
- コミュニケーションを避けがち
- 他者への依存が強い
- 家族への依存傾向がある
- 意思決定が困難
- 感情が不安定になりやすい
- 易怒性がみられる
- 被害的な思考がみられる
- 物盗られ妄想がみられる
- 記憶障害がある
- 見当識の低下がみられる
- 状況判断の力が低下している
- 認知症を併存している
- 全般的な意欲低下がある
- 活動を拒否することがある
- リハビリを拒否することがある
- 入浴を拒否することがある
- デイサービスの利用を拒否する
- 医療的支援を拒みがち
- 服薬を拒否することがある
- 無気力な状態が続いている
- 表情の変化が乏しい
- 自分の希望を表出しにくい
- 支援者への不信感がある
- 制度への理解が不足している
- 説明の理解に時間を要する
- 情報を整理するのが難しい
- 注意が散漫になりやすい
- 物事への集中が続かない
- 感情の起伏が大きい
- 家族への精神的依存が強い
- 生活目標が不明確
- 生きがいを見いだせずにいる
- 社会的に孤立しがち
- 社会参加の機会が減っている
- これまでの趣味を中断している
- 外出する機会が少ない
- 自己肯定感が低下している
- 家庭内での役割を失っている
- 家族の介護負担への罪悪感がある
- 不調を他者のせいにしがち
- 支援を拒む傾向がある
- 生活の変化を受け入れにくい
- 不安発作がみられることがある
- 夜間に不安が強まる
- 睡眠の質が低下している
- 食欲が低下している
- ストレスから過食の傾向がある
- 不穏になることがある
- 混乱した状態になることがある
- 判断に時間がかかる
- 支援の継続が難しい場面がある
- 自分の意思を伝えにくい
【家族・社会面】課題の記入例(141〜200)
介護力・経済・住環境・地域連携など、家族と社会的環境に関する記入例です。在宅生活が続けられるかどうかは、本人の状態だけでなく「支える環境が整っているか」で大きく変わります。脳梗塞では介護が長期化しやすいため、介護者の高齢化・疲労、キーパーソンの有無、住環境、経済面、多職種連携の状況まで幅広く確認することが欠かせません。家族の介護力は時間とともに変化するため、モニタリングのたびに見直す視点も大切です。
- 介護者が高齢である
- 老老介護の状態にある
- 介護者に疲労が蓄積している
- 介護者が腰痛を抱えている
- 介護者に抑うつ傾向がみられる
- 家族関係に不和がある
- 家族間の役割分担が不明確
- 家族の介護協力が得にくい
- キーパーソンが不在
- 家族が遠方に住んでいる
- 近隣との交流がない
- 社会的に孤立している
- 収入の減少がみられる
- 医療費の負担が重い
- 介護費用の負担が重い
- 利用できる制度を活用できていない
- 地域資源を利用できていない
- 見守り体制が不足している
- 緊急時の対応体制が未整備
- 通院に付き添う人が不足している
- 退院後の支援が十分でない
- 住宅改修が未実施
- 必要な福祉用具が未導入
- 手すりが未設置
- 住環境に段差が多い
- 独居で支援者が身近にいない
- 家族の支援が期待しにくい
- 支援ネットワークが希薄
- インフォーマルな支援が不足している
- 地域のサロン等に参加していない
- 多職種の連携が不足している
- 医療との連携が不足している
- 関係者間の情報共有が不足している
- 相談先が分からず孤立している
- 成年後見制度を利用できていない
- 金銭管理が困難
- 消費者被害のリスクがある
- 生活リズムが不安定
- 外出の機会が少ない
- 就労を中断している
- 社会的役割を喪失している
- 家事の分担が困難
- 施設入所の検討が必要
- 在宅生活の継続に不安がある
- 支援内容の調整が難しい
- 介護負担が増大している
- 家族の心理的不安が大きい
- 終末期の意思が未確認
- ACP(人生会議)が未実施
- 看取りの体制が未整備
- 今後の生活設計が未検討
- 支援の優先順位が不明確
- 課題が多岐にわたっている
- 支援の長期化が見込まれる
- 継続的なモニタリングが必要
- 状況の変動が大きい
- 支援体制の再構築が必要
- 生活の立て直しが必要
- 家庭内の役割の再構築が必要
- 包括的な支援が必要
【総合表現テンプレ】支援の方向性のまとめ方(201〜300)
事実と要因を踏まえ、「〜が必要」と支援の方向性をまとめる言い回しです。第1表の総合的な援助の方針や、第2表のニーズへつなげる際の“ブリッジ”として活用できます。1〜200で挙げた課題を、ここで支援の言葉に変換するイメージです。たとえば「右片麻痺により歩行が不安定(課題)」→「転倒予防への支援が必要(方向性)」→「安全に屋内を移動して生活したい(ニーズ)」という流れです。課題を並べただけで終わらせず、必ず支援の方向性まで言語化することで、ケアプラン全体に一貫性が生まれます。
- 片麻痺により日常生活全般に支障がある
- 高次脳機能障害により自己管理が困難
- 認知機能の低下により安全確保が難しい
- 嚥下機能の低下により誤嚥リスクが高い
- 再発予防の管理が必要
- 服薬の自己管理に支援が必要
- 生活習慣の改善が必要
- 在宅生活の維持に支援が必要
- 介護負担の軽減に向けた支援が必要
- 住環境の整備が必要
- 福祉用具の調整が必要
- リハビリ継続への支援が必要
- 活動量を増やす支援が必要
- 栄養状態の改善支援が必要
- 排泄管理への支援が必要
- 入浴に関する支援が必要
- 外出機会を増やす支援が必要
- 社会参加に向けた支援が必要
- 意欲を高める支援が必要
- 自己決定を支える支援が必要
- 意思決定への支援が必要
- 家族支援の強化が必要
- 多職種連携の強化が必要
- 医療連携の強化が必要
- 見守り体制の強化が必要
- 危機管理体制の整備が必要
- 再発予防の指導が必要
- 生活全体の再評価が必要
- 支援方針の再検討が必要
- 目標の再設定が必要
- 支援体制の再構築が必要
- 包括的な支援が必要
- 在宅の限界点の見極めが必要
- 施設移行の検討が必要
- 看取りに向けた支援の検討が必要
- 生活再建の支援が必要
- 自立支援の強化が必要
- ADL改善への支援が必要
- IADL改善への支援が必要
- 安全確保への支援が必要
- 継続的なモニタリングが必要
- 状況変動に応じた柔軟な対応が必要
- 生活目標の共有が必要
- 家族の意向調整が必要
- 本人の意向の再確認が必要
- 多職種での協議が必要
- 医療面の再評価が必要
- 課題整理の再実施が必要
- 緊急対応計画の作成が必要
- 支援の優先順位の整理が必要
- 生活リズム改善への支援が必要
- 睡眠改善への支援が必要
- 水分摂取への支援が必要
- 食事形態の調整が必要
- 口腔ケアへの支援が必要
- 転倒予防への支援が必要
- 服薬管理への支援が必要
- 排泄自立への支援が必要
- 入浴自立への支援が必要
- 更衣自立への支援が必要
- コミュニケーション支援が必要
- 意欲維持への支援が必要
- 役割の再構築への支援が必要
- 生きがいづくりへの支援が必要
- 地域交流への支援が必要
- 介護技術の指導が必要
- 家族への心理的支援が必要
- 経済面の支援検討が必要
- 成年後見制度の検討が必要
- 災害時対策の検討が必要
- 緊急連絡体制の整備が必要
- 医療処置の管理支援が必要
- 定期受診の調整が必要
- 退院後の支援強化が必要
- 在宅復帰への支援が必要
- 支援の長期化が見込まれる
- 継続的な評価が必要
- 支援の強化が必要
- 総合的な再評価が必要
- 包括的なケアマネジメントの強化が必要
- 麻痺の進行予防への支援が必要
- 関節拘縮の予防への支援が必要
- 褥瘡予防への支援が必要
- 体力維持への支援が必要
- 心身機能の維持・向上への支援が必要
- 生活意欲の回復への支援が必要
- 家族のレスパイト(介護休養)の確保が必要
- 介護サービスの再調整が必要
- 通所サービスの利用検討が必要
- 訪問サービスの利用検討が必要
- 短期入所の利用検討が必要
- 福祉用具貸与の見直しが必要
- 住宅改修の検討が必要
- リハビリ目標の見直しが必要
- 再発時の対応手順の共有が必要
- 本人・家族への疾病理解の支援が必要
- 服薬アドヒアランス向上への支援が必要
- 生活全般の安全管理が必要
- 本人の強み・意欲を活かした支援が必要
- 自立と安全のバランスを踏まえた支援が必要
課題整理総括表から第1表・第2表へのつなげ方(記入例セット)
整理した課題を、ケアプラン本体へどう展開するかのイメージです。課題整理総括表で「事実」と「要因」を整理したら、それを第2表のニーズ(解決すべき課題)へとつないでいきます。ここでつまずくケアマネは少なくありませんが、コツは「課題=できないこと」を「ニーズ=本人がこうしたい」に翻訳すること。下に脳梗塞利用者の代表的な3パターンを表にまとめましたので、言い換えの感覚をつかんでください。
| 状況(事実) | 要因の分析 | 第2表ニーズ(記入例) |
|---|---|---|
| 右片麻痺で歩行が不安定、転倒の不安が強い | 下肢筋力低下と麻痺、環境未整備が重なっている | 転倒せず安全に屋内を移動して生活したい |
| 失語症で意思疎通が難しく外出が減っている | コミュニケーション障害から自信喪失・孤立へ | 自分の思いを伝え、人と関わりながら過ごしたい |
| 独居で服薬管理が不安定、再発リスクが高い | 自己管理力の低下と見守り不足、医療連携不足 | 薬を確実に飲み、再発を防いで在宅生活を続けたい |
新人課題を並べたあと、どうやってニーズの言葉に変えればいいですか?
先輩課題は「〜ができない/不安定」という事実、ニーズは「〜したい」という本人の願い。総合表現テンプレ(201〜300)を“ブリッジ”にして、本人の言葉へ言い換えると自然につながるわよ。
課題整理総括表でやりがちなNG記載と改善例
文例を使うときに陥りやすい“もったいない書き方”があります。下の表で、NG例と改善のポイントを確認しておきましょう。事実・要因・本人視点の3つがそろっているかがチェックの軸です。
| NG記載例 | なぜ不十分か | 改善例 |
|---|---|---|
| 歩行が不安定 | 要因が書かれておらず根拠が不明 | 右片麻痺と下肢筋力低下により歩行が不安定で転倒リスクが高い |
| 本人が拒否的 | 背景が読み取れず支援につながらない | 病後の自信喪失から外出やリハビリに消極的になっている |
| 家族の協力なし | 断定的で家族を否定する印象になる | 介護者が高齢で就労中のため、日中の支援に限界がある |
| できないことばかり列挙 | 強みが見えず本人中心でない | 片手は自由に使え意欲もあるため、できる動作を活かす支援が必要 |
文例を上手に活用する4ステップ
- 事実を集める身体・心理・家族社会の3視点で、観察・本人や家族からの聞き取り・他職種からの情報をもとに、事実を客観的に書き出します。この段階では評価や判断を交えず、ありのままの状況を集めるのがコツです。
- 該当文例を選ぶ1〜200の記入例から、利用者に当てはまる課題をピックアップします。麻痺側・程度・要因を実態に合わせて調整し、できていることや強みも忘れずに加えましょう。
- 方向性をまとめる201〜300の総合表現を使い、「何が必要か」という支援の方向性を簡潔に整理します。課題と支援が一対一でつながっているか確認します。
- 本人の言葉へ変える「〜したい」というニーズに言い換え、第1表の総合的な援助の方針や第2表のニーズへ展開します。本人の意向が中心に据えられているかを最後に見直しましょう。
課題整理総括表(脳梗塞)に関するよくある質問
文例はそのままコピペして提出してよいですか?
否定的な課題ばかりになってしまいます。
脳梗塞特有で押さえるべき視点は?
他の疾患の文例も知りたいです。
課題整理総括表は必ず作成しなければいけませんか?
事例の番号順に書く必要はありますか?
- 脳梗塞利用者の課題は「身体・心理・家族社会」の3視点で事実を整理すると漏れにくい。
- 記入例は1〜200で課題を選び、201〜300の総合表現で支援の方向性をまとめる。
- 文例はたたき台。麻痺側・程度・要因・本人の意向を反映し、個別性を必ず持たせる。
- 課題(〜できない)をニーズ(〜したい)へ言い換え、第1表・第2表へつなげる。
















