高齢者の食欲がない時におすすめの栄養補助食品

「最近、親の食事量が減ってきた」
「ごはんを半分も食べられない」
「痩せてきているのが心配…」
高齢者の食欲低下は、多くのご家族が直面する悩みです。年齢を重ねると、活動量の低下や味覚の変化、病気や服薬の影響などによって、自然と食事量が減ってしまうことがあります。
しかし、食事量が減ると心配なのが“低栄養”です。低栄養は体力の低下だけでなく、転倒や入院、さらには要介護度の悪化にもつながります。
そこで活用したいのが「栄養補助食品」です。少量でも効率よくエネルギーやたんぱく質を摂取できるため、食欲がない時の強い味方になります。
この記事では、高齢者の食欲がない時におすすめの栄養補助食品をわかりやすく紹介します。
高齢者の食欲がない時には栄養補助食品がおすすめ
高齢者は若い頃と比べて基礎代謝は下がりますが、実はたんぱく質やビタミンの必要量はあまり減りません。
つまり、
- 食事量は減る
- でも必要な栄養量は大きく変わらない
というアンバランスな状態が起こりやすいのです。
栄養補助食品のメリットは、
- 少量で高カロリー
- たんぱく質が豊富
- ビタミン・ミネラル配合
- やわらかく飲みやすい
- 食欲がない時でも取り入れやすい
という点です。
例えば、通常の食事で400kcal摂ろうとするとかなりの量が必要ですが、栄養補助飲料なら1本で200kcal前後摂取できます。
「ごはんは半分しか食べられないけど、これなら飲める」という方は非常に多いです。
高齢者が低栄養になるリスク
高齢者の低栄養は、見逃されがちですが非常に危険です。
① 筋力低下(サルコペニア)
たんぱく質不足が続くと筋肉量が減少します。
その結果、
- 歩行速度が落ちる
- 立ち上がりが困難になる
- 転倒リスクが高まる
といった悪循環に陥ります。
② 免疫力低下
栄養が不足すると免疫力が低下し、
- 肺炎
- 尿路感染症
- 褥瘡(床ずれ)
のリスクが高まります。
③ 入院・要介護度悪化
体力低下は入院リスクを高め、入院をきっかけに一気にADLが落ちるケースもあります。
特に注意したいサインは、
- 半年で2〜3kg以上の体重減少
- 血清アルブミン値の低下
- 食事量が明らかに減っている
といった変化です。
食欲が落ちた段階で早めに栄養補助食品を取り入れることが重要です。
高齢者の食欲がない時におすすめの栄養補助食品
ここからは、実際に医療・介護現場でもよく使われている栄養補助食品を紹介します。
メイバランスミニ アソート
少量で高エネルギーを摂取できる代表的な栄養補助飲料です。
- 1本125mlで200kcal
- たんぱく質7.5g
- 11種類のビタミン
- 10種類のミネラル配合
- 味のバリエーションが豊富
「とにかく量が飲めない」という方に向いています。
小容量なので、負担が少なく、間食としても使いやすいのが特徴です。
アソートタイプなら複数の味が楽しめるため、飽きにくいというメリットもあります。
メイバランスミニカップ
同じシリーズのカップタイプです。
- ストロー不要
- とろみがややあり飲みやすい
- クリーミーな味わい
誤嚥リスクがある方や、むせやすい方にはこちらのタイプが適している場合があります。
味は、
- コーヒー味
- バナナ味
- ストロベリー味
- ココア味
などがあり、好みに合わせて選べます。
「食事は無理でも、これなら飲める」という高齢者は多い商品です。
Nestle(ネスレ) アイソカル 100
より少量タイプの栄養補助飲料です。
- 100mlで100kcal
- たんぱく質配合
- 飲みきりサイズ
「200kcalはきつい」「まずは少量から試したい」という場合に向いています。
少食の方や、食事にプラスして使いたい場合に便利です。
森永 栄養補助飲料 エンジョイクリミール
コストパフォーマンスと味のバランスが良い商品です。
- 125mlで200kcal
- たんぱく質7g
- 味の種類が豊富
ミルク感が強く、甘めの味が特徴です。
デザート感覚で取り入れられるため、間食代わりにも使いやすいです。
価格帯も比較的手頃なので、継続しやすい点もメリットです。
Nestle(ネスレ) アイソカル ゼリー ハイカロリー
飲料タイプが難しい方にはゼリータイプがおすすめです。
- 66gで150kcal
- コンパクトサイズ
- 嚥下しやすい
むせやすい方や、液体が苦手な方に向いています。
冷やすと食べやすく、夏場にも使いやすい商品です。
食欲がない時でも「ゼリーなら食べられる」というケースは多く、在宅介護でも活躍します。
まとめ
高齢者の食欲低下は、決して珍しいことではありません。しかし、そのまま放置すると低栄養につながり、筋力低下や転倒、入院リスクを高めます。
栄養補助食品は、
- 少量で高カロリー
- たんぱく質が豊富
- 飲みやすい
- 継続しやすい
というメリットがあります。
特におすすめは、
- メイバランスミニ
- アイソカルシリーズ
- エンジョイクリミール
といった医療・介護現場でも使われている商品です。
大切なのは、「食べられないことを責めない」こと。
無理に通常食を完食させるのではなく、今の状態に合わせて補助食品を上手に活用することが、ご本人の体力維持につながります。
ご家族ができる大切なサポートのひとつとして、ぜひ栄養補助食品を取り入れてみてください。
















