2025年度のケアマネ試験は難しかった?簡単だった?受験者の声から分析!

2025年(第28回)ケアマネジャー試験について、SNSでは「今年は難しかった」「思ったより簡単だった」とさまざまな声が飛び交いました。実際のところ、第28回の難易度はどうだったのでしょうか。
この記事では、確定した合格基準点・合格率と、専門家による出題総評をもとに、第28回ケアマネ試験の難易度を分析します。あわせて、来年度の受験を考えている方へのアドバイスもまとめました。
- 第28回(2025年度)ケアマネ試験の概要
- 確定した合格基準点・合格率と、その意味
- 分野別に見た第28回の難易度
- 「難しかった」「簡単だった」と声が分かれた理由
- 来年度(第29回)受験者へのアドバイス

第28回って、結局むずかしい年だったんですか?

確定した基準点と総評を見ると、全体としては「例年並み」。ただ分野ごとに差があったの。順に見ていきましょう。
第28回(2025年度)ケアマネ試験の概要
第28回介護支援専門員実務研修受講試験は、2025年10月12日に実施されました。試験は全60問・1問1点で、次の2分野で構成されています。
| 分野 | 問題数 |
|---|---|
| 介護支援分野 | 25問 |
| 保健医療サービス分野・福祉サービス分野 | 35問(保健医療20問+福祉15問) |
第28回の合格基準点と合格率【確定】
第28回の合格発表は2025年11月25日に行われました。確定した合格基準点と合格率は次のとおりです。
合格基準点:介護支援分野18点/保健医療・福祉サービス分野25点
全国の合格率:25.6%(受験者50,601人・合格者12,961人)
合格基準点は前回・第27回とまったく同じでした。合格率25.6%は、前年の第27回(32.1%)より下がったものの、令和に入ってからの平均(20%前後)と比べるとやや高めの水準です。基準点が大きく動かなかったことからも、第28回は難易度として「例年並み」だったといえます。
参照:厚生労働省「介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況等」/東京都福祉局
分野別に見た第28回の難易度
受験対策校による出題総評では、第28回は全体として「例年通り」との評価でした。ただし、分野ごとに難易度の印象は分かれています。
介護支援分野|やや難しめ
介護支援分野は、やや難しいと感じた受験者が多かったと分析されています。認知症基本法など、新しいテーマからの出題が難問となった一方で、介護認定審査会・課題分析標準項目・サービス担当者会議など、基本的な問題も多く出題されました。基礎をおさえ過去問演習を重ねていれば、得点できる問題が多かったといえます。
保健医療サービス分野|例年通り(比較的易しめ)
保健医療サービス分野は、例年通りの難易度で、他分野と比べると取り組みやすかったとされています。フレイル、サルコペニア、アドバンス・ケア・プランニングなど、専門用語を覚えていれば正答を導きやすい問題が多くありました。
福祉サービス分野|例年通り
福祉サービス分野も例年通りの出題項目でした。生活保護制度や成年後見制度といった定番テーマが出題された一方、小規模多機能型居宅介護に関する問題などは難問とされ、受験者を悩ませました。
「難しかった」「簡単だった」と声が分かれた理由
第28回は、SNS上で「難しかった」という声と「簡単だった」という声の両方が見られました。これは、受験者の準備状況やバックグラウンドによって体感が異なったためです。
「難しかった」と感じた要因
制度改正や新しいテーマからの出題、どれも正しそうに見える紛らわしい選択肢、長めの問題文による時間配分の難しさなどが挙げられます。直前対策中心だった人ほど、難しく感じた傾向があります。
「簡単だった」と感じた要因
過去問と似た問題が出たこと、消去法で解ける問題が一定数あったこと、出題分野の偏りが少なかったことなどです。過去問演習をしっかり重ねていた人ほど、取り組みやすく感じたといえます。
| 受験者層 | 難しく感じた理由 | 簡単と感じた理由 |
|---|---|---|
| 初受験の人 | 試験形式に不慣れ・対策不足 | 基礎中心の出題で勉強量が活きた |
| 実務経験者 | 改正テーマで現場経験が活かしにくい | 現場の知識が役立つ問題があった |
| 再受験者 | 出題傾向が前回と変化していた | 類似問題でリベンジしやすかった |
難しい年でも合格できる理由|合格基準点の補正
「今年は難しかった」と聞くと不安になりますが、ケアマネ試験には合格基準点が難易度に応じて補正される仕組みがあります。各分野で正答率70%が目安とされますが、その年の試験が難しければ基準点は下がり、易しければ上がります。
実際、過去には介護支援分野の基準点が13点(正答率52%)まで下がった年もありました。つまり「難しい年=合格しにくい」とは限りません。大切なのは、同じ試験を受けた受験者の中で相対的に上位に入ることです。
難易度に一喜一憂する必要はありません。過去問と基礎を固め、他の受験者より一歩先に準備しておくこと。これが、どんな難易度の年でも通用する最も確実な対策です。
来年度(第29回)受験者へのアドバイス

来年受けるなら、何を意識して勉強すればいいですか?

第28回の傾向から見ると、「過去問」「制度改正」「時間配分」の3つがカギよ。
- 過去問を5年分は解く過去問と似た問題は毎年出ます。出題傾向の理解と消去法の練習を兼ねて、最低5年分は繰り返し解きましょう。
- 制度改正・最新の通知に目を通す基礎に加えて、最新制度の確認が得点の分かれ目になります。テキストは最新版を使いましょう。
- 模試で時間配分を練習する長文問題に備え、1問あたりの目安時間を決めて解く練習をします。
- スキマ学習を取り入れる仕事や家事と両立する人は、音声教材や動画講座を活用すると学習時間を確保しやすくなります。
よくある質問(FAQ)
第28回ケアマネ試験は難しい年でしたか?
合格基準点が前回と同じ(介護支援18点・保健医療福祉25点)で、合格率も25.6%だったことから、全体としては「例年並み」といえます。ただし介護支援分野はやや難しめでした。
第28回の合格基準点は何点でしたか?
介護支援分野が18点、保健医療・福祉サービス分野が25点でした。各分野で基準点を満たす必要があり、片方でも届かないと不合格になります。
毎年、試験の難易度は変わりますか?
はい。年によって出題傾向や難易度は変動します。ただし合格基準は難易度に応じて補正されるため、難しい年でも基準点が下がることがあります。難易度を気にしすぎず、着実に準備することが大切です。
まとめ|第28回は「準備した人が報われる」例年並みの年
第28回(2025年度)ケアマネ試験は、合格基準点が前回と同じで合格率も25.6%と、全体としては例年並みの難易度でした。「難しかった」「簡単だった」と声が分かれたのは、準備状況による体感の差が大きいといえます。
- 第28回の合格基準点は介護支援18点・保健医療福祉25点(前回と同じ)
- 合格率は25.6%で、全体の難易度は「例年並み」
- 分野別では介護支援がやや難しめ、保健医療・福祉は例年通り
- 声が分かれたのは、過去問演習など準備の差による体感の違い
- 来年度は「過去問5年分・制度改正・時間配分」を意識した準備を
難易度は年によって変わりますが、合格基準は補正される仕組みです。難易度に一喜一憂せず、過去問と最新制度を軸に、早めの準備で着実に合格を目指しましょう。
















