高齢者の歯ブラシおすすめ6選|磨く力に合わせた選び方

「親の歯ブラシ、若い人と同じものでいいの?」「自分で磨けなくなってきた家族には、どんな歯ブラシが合う?」。高齢になると、手の力やお口の状態が変わり、歯ブラシ選びの基準も変わってきます。
高齢者の歯ブラシは、本人がどれくらい自分で磨けるかを起点に選ぶと失敗しにくくなります。この記事では、高齢者の歯ブラシを選ぶ5つのポイントと、自分で磨ける人・介助で磨く人・うがいが難しい人のタイプ別におすすめの歯ブラシと口腔ケア用品6つを紹介します。
- 高齢者に合った歯ブラシが必要な理由
- 高齢者の歯ブラシを選ぶ5つのポイント
- タイプ別におすすめの歯ブラシと口腔ケア用品6選
- 6つのアイテムの比較表
- 高齢者の歯みがきを続けるコツと注意点
高齢者に合った歯ブラシが必要な理由
年齢を重ねると、握る力が弱くなり、歯ブラシを細かく動かしにくくなります。歯ぐきがやせて、歯と歯のすき間や根元に汚れがたまりやすくなるほか、唾液が減って口の中が乾き、汚れが残りやすくなります。
汚れが残ると、むし歯や歯周病だけでなく、口の中の細菌が肺に入って起こる誤嚥性肺炎の原因にもなります。本人の磨く力と口の状態に合った歯ブラシを選ぶことが、口の健康と全身の健康を守ることにつながります。
新人父の歯ブラシを、私と同じものにしていました。
先輩まずは、お父さんが自分でどのくらい磨けているかを見てあげて。そのうえで合う道具を選ぶと、磨きやすさがぐっと変わるわ。
高齢者の歯ブラシを選ぶ5つのポイント
- ヘッドは小さめを選ぶ奥歯まで届きやすく、口の中を傷つけにくくなります。
- 毛はやわらかめからふつう歯ぐきが弱っている人はやわらかめ、しっかり磨ける人はふつうが目安です。かためは歯ぐきを傷つけやすいため避けましょう。
- 握りやすい柄を選ぶ握る力が弱い人は、太めで滑りにくい柄が使いやすくなります。
- 磨く人に合わせる自分で磨くなら通常の歯ブラシ、介助で磨くなら介助用、うがいが難しいならスポンジやシートを使います。
- 続けやすい価格か毎日使い、定期的に交換するものなので、手に入れやすさも大切です。
【自分で磨ける人】高齢者におすすめの歯ブラシ
奇跡の歯ブラシ(ふつう・おとな用)|1本目に選びやすい定番
独特の形の毛先で、歯の表面や歯と歯の間の汚れをかき出しやすいと評判の歯ブラシです。力を入れすぎずに磨きたい人に向いています。3本セットなので、交換用をまとめて用意しておけます。
かたさは「ふつう」のため、歯ぐきがしっかりしていて、自分で磨ける人向けです。歯ぐきが弱っている場合は、当てる力を弱くするか、やわらかめのタイプを検討しましょう。
GUM デンタル歯ブラシ #211(3列コンパクト・ふつう)|歯ぐきのケアを意識したい人に
歯周病のケアで知られるブランドの、コンパクトなヘッドの歯ブラシです。3列のコンパクトヘッドと先の細い毛で、奥歯や歯と歯ぐきの境目に届きやすくなっています。
6本パックなので、1か月ほどを目安にこまめに交換しやすいのも利点です。毛先が開いてきたら、早めに交換しましょう。
【仕上げ磨き】歯と歯のすき間のピンポイントケアに
ラピス ワンタフトブラシ レプトン|届きにくい場所をピンポイントで
毛先が小さくまとまったワンタフトブラシは、通常の歯ブラシでは届きにくい、歯と歯のすき間、奥歯の奥、かぶせ物のまわりなどを磨くのに役立ちます。
通常の歯ブラシで磨いた後の仕上げ用として使うのがおすすめです。介助で磨くときにも、汚れがたまりやすい場所を効率よくケアできます。
【介助で磨く人】介助用の歯ブラシと口腔ケア用品
和光堂 オーラルプラス 口腔ケア歯ブラシ|介助で磨くときに
介護用品のシリーズの口腔ケア歯ブラシで、家族や介助者が口の中を見ながら磨くのに使いやすい形です。口を大きく開けにくい人の介助でも使いやすくなっています。
介助で磨くときは、本人の体を起こし、あごを少し引いた姿勢で行うと、唾液や水が気管に入りにくくなります。
マツヨシ 口腔ケアスポンジ|粘膜や舌の汚れを拭き取るときに
スポンジブラシは、歯のない部分の歯ぐき、頬の内側、上あご、舌などの汚れを拭き取るのに使います。個包装の使い捨てタイプなので、衛生的に使えます。
水を含ませたらしっかり絞ってから使うことが大切です。水分が多いと、誤嚥の原因になります。
【うがいが難しい人】拭き取りシートで口のケア
ハビナース 歯みがきティシュ|うがいができない人のケアに
指に巻いて、歯や口の中を拭き取るシートです。うがいが難しい人や、寝たきりの人の口のケア、災害時の備えにも使えます。ノンアルコールで、ミントの香りがついています。
シートで拭き取るだけでは、歯と歯の間の汚れは落としきれないことがあります。できる範囲で歯ブラシと組み合わせると、口の中をより清潔に保てます。
6つのアイテムの比較表
| アイテム | 種類 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 奇跡の歯ブラシ | 通常の歯ブラシ | 自分でしっかり磨ける人 |
| GUM #211 | 通常の歯ブラシ | 歯ぐきのケアを意識したい人 |
| ラピス ワンタフトブラシ | ワンタフトブラシ | 磨き残しを減らしたい人、仕上げ磨き |
| オーラルプラス 口腔ケア歯ブラシ | 介助用の歯ブラシ | 家族や介助者が磨く人 |
| 口腔ケアスポンジ | スポンジブラシ | 粘膜や舌の汚れを拭き取りたい人 |
| 歯みがきティシュ | 拭き取りシート | うがいが難しい人、寝たきりの人 |
高齢者の歯みがきを続けるコツと注意点
- できることは本人に任せ、できない部分だけを手伝う
- 入れ歯は外して、専用のブラシで毎日洗う
- 口の中が乾いている場合は、保湿してから磨くと汚れが落ちやすい
- 歯ぐきからの出血や、口の痛みが続く場合は歯科に相談する
新人本人が口の中を触られるのを嫌がる場合は、どうすればいいですか?
先輩いきなり口の中に入れず、まず唇や頬を軽くマッサージして慣れてもらうといいわ。短い時間から始めて、嫌がるときは無理をしないこと。歯科衛生士に訪問してもらう方法もあるわよ。
よくある質問(FAQ)
高齢者に電動歯ブラシはおすすめですか?
歯ブラシはどのくらいで交換すればいいですか?
歯が1本もない人も、歯ブラシは必要ですか?
介護保険で口腔ケアの支援を受けられますか?
- 高齢者の歯ブラシは、本人がどれくらい自分で磨けるかを起点に選ぶ
- ヘッドは小さめ、毛はやわらかめからふつう、握りやすい柄を選ぶ
- 自分で磨ける人は奇跡の歯ブラシやGUM、仕上げにはワンタフトブラシが候補
- 介助で磨くならオーラルプラスやスポンジブラシ、うがいが難しい人は拭き取りシートを使う
- むせやすい人は姿勢と水の量に注意し、困ったら歯科医師や歯科衛生士に相談する
















