高齢者の着脱しやすい服おすすめ7選|前開き・テープ式の選び方

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「ボタンが留めにくくなってきた」「腕を上げると痛がって、着替えのたびに大変」。高齢の親の着替えで、こんな悩みを抱える家族は少なくありません。

着替えの負担は、服を着脱しやすいものに変えるだけで、本人にも介助する家族にも軽くなることがあります。この記事では、高齢者に着脱しやすい服が必要な理由、選び方の4つのポイント、肌着・パジャマ・ズボンまでおすすめの7つ、着替えを楽にする介助のコツを紹介します。

この記事でわかること
  • 高齢者に着脱しやすい服が必要な理由
  • 着脱しやすい服の選び方4つのポイント
  • 高齢者向けの着脱しやすい服おすすめ7選
  • 7つの服の比較表
  • 着替えを楽にする声かけと介助のコツ
目次

高齢者に着脱しやすい服が必要な理由

年齢を重ねると、肩や肘の関節が動かしにくくなったり、指先の力が弱くなったりして、ボタンを留める、腕を上げて服をかぶる、ズボンを引き上げるといった動作が難しくなります。脳梗塞の後遺症やリウマチなどで、片側の手足が動かしにくい人もいます。

着脱しやすい服とは、前開き、面ファスナー(ワンタッチテープ)、伸びる素材などの工夫で、少ない動作で着たり脱いだりできる服のことです。

新人ケアマネ新人

まだ自分で着替えられる親に、介護用の服を用意するのは早すぎませんか?

ベテランケアマネ先輩

そう思いがちよね。でも「自分で着られるうちに、着やすい服にしておく」のが理想なの。着替えを諦める前に服を変えてあげると、自分でできる時間を長く保てるのよ。

着脱しやすい服の選び方4つのポイント

ポイント確認すること
① 開き方前開き、ワンタッチテープ、スナップボタン、ファスナーで大きく開くか
② 素材肌に直接触れるものは、綿など肌にやさしく汗を吸う素材か
③ サイズと伸びやすさ腕や脚を通しやすいゆとりがあるか。大きすぎて裾を踏まないか
④ 洗濯のしやすさ洗濯機で洗えるか、乾燥機に対応しているか、洗い替えを用意しやすいか
ポイント:「どの動作で困っているか」から選ぶ上半身の着替えが大変なのか、ズボンの上げ下げが大変なのかで、選ぶ服は変わります。一度にすべてをそろえず、一番困っている動作に合う服から1着試してみましょう。

【肌着】前開きで着やすい高齢者向けの肌着

① ハナサンテラス 介護下着(女性用・前開き2枚組)

前開きでワンタッチテープを使った、女性用の肌着です。ボタンを留めにくくなった人や、腕が上がりにくい人でも、胸元のテープを合わせるだけで着られます。

綿100%で肌ざわりがやさしく、2枚組で洗い替えを用意しやすいのも利点です。

② 前開きワンタッチテープ 介護肌着(男性用・2枚組)

男性用の前開きの肌着で、ワンタッチテープで簡単に留められます。寝たままの着替えや、介助での着替えにも使いやすい形です。

綿100%で、抗菌・消臭の加工があるタイプなので、毎日着る肌着として続けやすくなっています。

③ グンゼ 快適工房 前開き3分袖シャツ(女性用)

肌着の定番メーカーの前開きシャツです。見た目は普段の肌着に近く、介護用の服に抵抗がある人でも取り入れやすいのが特徴です。

前開きで腕を大きく上げずに着られるため、肩の痛みがある人の着替えが楽になります。

【パジャマ・上着】寝たままでも着替えやすい服

④ 前開き ゆったり パジャマ(作務衣タイプ)

作務衣のような形で、前を大きく開けて着られるパジャマです。ゆったりしたつくりで、寝たままの着替えや、体を動かしにくい人の着替えに向いています。

綿100%で、寝ている間の汗も吸いやすくなっています。

⑤ ケアファッション スナップボタン前開きTシャツ(女性用)

スナップボタンで前が開くTシャツです。普段着として着られるデザインで、デイサービスなど外出するときにも着やすい服です。

乾燥機に対応していて、洗濯の手間が少ないのも家族にとってうれしいポイントです。

【ズボン】寝たままでも着替えられるズボン

⑥ フルオープン式 介護ズボン(両脇ファスナー)

両脇のファスナーでズボンを大きく開けられる介護用のズボンです。寝たままの着替えや、おむつの交換のときに、ズボンを全部脱がせずに対応できます。

裏起毛のタイプは寒い時期にも暖かく、ベッドで過ごす時間が長い人に向いています。

⑦ そのほかの着脱しやすい服

本人の体の状態や好みに合わせて、ほかにも着脱しやすい服を選べます。サイズや開き方を確認し、まずは1着試してからそろえていくと失敗しにくくなります。

7つの服の比較表

商品種類向いている人
ハナサンテラス 介護下着女性用 前開き肌着ボタンが留めにくい、腕が上がりにくい女性
前開きワンタッチテープ肌着男性用 前開き肌着介助や寝たままの着替えが必要な男性
グンゼ 快適工房 前開きシャツ女性用 前開き肌着普段の肌着に近いものを選びたい女性
前開き ゆったりパジャマパジャマ寝たままの着替えが必要な人
スナップボタン前開きTシャツ普段着外出時にも着たい女性
フルオープン式 介護ズボンズボン寝たままの着替えやおむつの交換が必要な人

着替えを楽にする声かけと介助のコツ

  • 着る順番を工夫する体を動かしにくい側から着て、動かしやすい側から脱ぐと楽になります(着患脱健)。
  • 座って着替える立ったままの着替えは転倒の危険があるため、椅子やベッドに座って行います。
  • できる部分は本人に任せるボタンを1つ留めるだけでも、本人ができることは任せます。
  • 一つずつ声をかける「次は右の腕を通しますね」と、動作を伝えながら進めます。
注意:本人の好みを大切にする介護用の服に抵抗を感じる人もいます。色や柄を一緒に選ぶなど、本人の気持ちを大切にしましょう。皮膚が弱い人は、縫い目やテープが肌に当たらないかも確認してください。
新人ケアマネ新人

片側の手が動かしにくい父の着替えで、腕を通すのに苦労しています。

ベテランケアマネ先輩

動かしにくい側の腕から先に袖を通して、脱ぐときは動かしやすい側から脱ぐと、ずっと楽になるわ。前開きの服と組み合わせると、お互いの負担がかなり減るわよ。

よくある質問(FAQ)

介護用の服は、介護保険で買えますか?
衣類は介護保険の対象になりません。自治体によっては、紙おむつなどの支給はありますが、服は自費で購入します。
サイズはどう選べばいいですか?
普段のサイズを基準に、腕や脚を通しやすいよう少しゆとりのあるものを選びます。ズボンは大きすぎると裾を踏んで転ぶ危険があるため、丈に注意しましょう。
ワンタッチテープは、洗濯で傷みませんか?
テープ同士を留めてから洗濯すると、ほかの衣類への引っかかりや、テープの傷みを防げます。洗濯ネットを使うのもおすすめです。
認知症の親が、前開きの服を嫌がります。
見た目が普段の服に近いものを選ぶと、受け入れてもらいやすくなります。本人が好きな色を選ぶなど、気持ちに寄り添いましょう。
まとめ
  • 高齢になると関節や指先が動かしにくくなり、着脱しやすい服が着替えの負担を軽くする
  • 開き方、素材、サイズと伸びやすさ、洗濯のしやすさの4つで選ぶ
  • 肌着は前開きでワンタッチテープのもの、寝たままならパジャマやフルオープン式のズボンが便利
  • 一番困っている動作に合う服から1着試してそろえていく
  • 着患脱健の順番と、できる部分を本人に任せることで、着替えがさらに楽になる

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