【ケアマネ必見】施設ケアプラン第2表に絶対入れるべき項目とは?

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特養・老健・グループホームなど介護施設で必須となる「施設ケアプラン」。

特に第2表は、利用者の課題・目標・サービス内容を具体的に落とし込む最重要書類です。

しかし「第2表に何を必ず書けばいいのか」「抜け漏れがないか不安」と悩むケアマネジャーも少なくありません。

この記事では、【施設ケアプラン第2表に絶対入れる項目】をわかりやすく整理し、作成のコツや事例もあわせて解説します。

目次

第2表とは?施設ケアプランでの位置づけ

施設ケアプランの第2表は「サービス内容表」と呼ばれ、利用者の課題に対してどのような介護サービスを提供するかを具体的に記載するものです。

  • 利用者の生活課題
  • 長期目標・短期目標
  • サービス内容(誰が、いつ、何をするか)
  • サービス担当者

を明記し、ケアプランの核となる部分です。ここに不備があると、実際の介護現場での支援内容が曖昧になり、事故やサービスの不一致につながります。

第2表に絶対入れるべき項目

1. 基本的ADL(日常生活動作)への支援

入浴・排泄・食事・移動など、日常生活の基礎部分に対する支援は必ず盛り込みます。

  • 入浴介助:安全確保・転倒予防
  • 排泄介助:トイレ誘導・おむつ交換
  • 食事介助:嚥下状態に応じた支援
  • 移動介助:歩行・車椅子移動の安全確保

2. 健康管理・服薬支援

施設では医療との連携が必須です。利用者の病歴や服薬状況を踏まえ、以下を明記します。

  • バイタル測定(血圧・体温など)
  • 服薬支援(誤薬防止のための確認)
  • 医師・看護師との連携内容

3. 生活リズムと環境整備

利用者が施設で安心して暮らすためには「生活の安定」が不可欠です。

  • 起床・就寝リズムの支援
  • 居室や共有スペースの環境調整
  • 季節ごとの体調管理(熱中症・脱水予防など)

4. 栄養・口腔ケア

高齢者施設では誤嚥性肺炎や低栄養のリスクが高いため、食支援は必須です。

  • 栄養バランスを考えた食事提供
  • 嚥下食・とろみ食などの対応
  • 毎食後の口腔ケア

5. レクリエーション・社会参加

生活の質を高めるためには、単なる介護だけでなく「楽しみ」や「交流」も欠かせません。

  • 個別レクリエーション(本人の趣味に合わせる)
  • 集団レクリエーション(音楽、体操、季節行事)
  • 地域や家族との交流支援

6. 精神面・認知症ケア

認知症の方や心身に不安を抱える方への支援も重要です。

  • BPSD(行動・心理症状)への対応方法
  • 安心して過ごせる声かけや環境調整
  • 不安や孤独感への心理的支援

7. 家族・地域との連携

利用者本人だけでなく、家族の安心を支えることも第2表に盛り込みます。

  • 家族との情報共有(面会時の報告、電話連絡)
  • 地域医療・包括支援センターとの連携
  • 退所後を見据えた支援の方向性

記載のコツと注意点

  • 「誰が」「どのように」まで具体的に書く
     例:「入浴介助を行う」ではなく「介護職員が週2回、浴室内で転倒防止に配慮しながら入浴介助を行う」と詳細に。
  • 目標は数値化・行動化する
     「できるだけ自立」では曖昧 → 「週3回は自力でトイレに行く」など具体的に。
  • 他の表(第1表・第3表)との整合性を確認する
     第2表だけ独立させず、アセスメント内容やサービス担当者会議での合意内容と一致させることが重要です。

施設ケアプラン第2表の事例

事例1:要介護3・認知症高齢者

  • 課題:排泄の失敗が増えている。
  • 長期目標:トイレでの排泄を継続できる。
  • 短期目標:日中は1日3回トイレ誘導を行う。
  • サービス内容:介護職員が日中3時間おきに声かけ・誘導。夜間は見守り強化。

事例2:要介護2・独歩可能な高齢者

  • 課題:体力低下により活動性が減っている。
  • 長期目標:日常生活動作を維持する。
  • 短期目標:週3回の体操に参加する。
  • サービス内容:機能訓練指導員がレクリエーション体操を実施。

まとめ

施設ケアプランの第2表は、利用者の生活を支える最重要部分です。

必ず記載すべきは【ADL支援】【健康管理】【生活リズム】【栄養・口腔ケア】【レクリエーション】【精神面支援】【家族・地域連携】の7項目です。

これらを具体的に盛り込み、ケアマネジャーが主導して作成することで、現場で実際に活用できる計画となります。

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