【コピペOK】アセスメントのケアプラン文例500事例|課題分析標準項目23項目に沿った網羅版

ケアマネジメントの起点であるアセスメントは、ケアプラン全体の質を決める最重要業務です。しかし、いざアセスメントシートを書き始めると、こんな悩みにぶつかる方が多いはずです。
- 課題分析標準項目23項目それぞれに何を書けばよいか分からない
- 単なる事実の記録になり、「課題」「ケアマネの判断」が見えない
- 監査・実地指導で「アセスメントから課題への論理が見えない」と指摘された
- 認知症・看取り・退院後など特殊な場面での書き方に迷う
- 1ケースのアセスメントに2〜3時間かかって業務を圧迫している
- 新人ケアマネに「課題分析の進め方」を教えるのが難しい
本記事では、現役ケアマネジャー監修のもと、運営基準・課題分析標準項目(老企第29号通知)に沿ったアセスメントシートの書き方と、そのままコピペで使える文例500事例を、課題分析標準項目23項目別に整理しました。
新規アセスメント、更新アセスメント、再アセスメント、退院後アセスメントまで、ケアマネジメントのあらゆる場面に対応していますので、アセスメント業務の効率化と品質向上にご活用ください。
1. アセスメントとは
1-1. アセスメントの位置付け
アセスメントとは、利用者・家族との面接を通じて、心身の状態・生活状況・課題を専門的に把握し、ケアマネジメントの基礎情報を整理する業務です。
ケアマネジメントのPDCAサイクルにおいて、Plan(計画)の前段階にあたる重要な活動で、ケアプランの根拠となる情報の整理・分析がアセスメントの中核です。
1-2. 法的根拠(運営基準・通知)
アセスメントの根拠は次の通りです。
- 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準(厚生省令第38号)第13条第6号〜第8号:アセスメントの実施・課題の把握・居宅サービス計画原案の作成
- 厚生労働省「課題分析標準項目」(老企第29号通知):アセスメントで把握すべき23項目(基本情報9項目+課題分析14項目)
- 居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について(老振発第0331第3号):アセスメントの趣旨
1-3. 課題分析標準項目(23項目)
アセスメントは課題分析標準項目23項目に沿って実施します。これは厚生労働省通知で示された標準フォーマットです。
A. 基本情報に関する項目(9項目)
- 基本情報(受付、利用者等基本情報)
- 生活状況
- 利用者の被保険者情報
- 現在利用しているサービスの状況
- 障害高齢者の日常生活自立度
- 認知症である高齢者の日常生活自立度
- 主訴
- 認定情報
- 課題分析(アセスメント)理由
B. 課題分析(アセスメント)に関する項目(14項目)
- 健康状態
- ADL
- IADL
- 認知
- コミュニケーション能力
- 社会との関わり
- 排尿・排便
- じょく瘡・皮膚の問題
- 口腔衛生
- 食事摂取
- 問題行動
- 介護力
- 居住環境
- 特別な状況
各項目の記載で、「事実の把握」と「ケアマネとしての専門的判断(課題)」を区別することが大切です。
2. アセスメントシートの書き方の基本ルール
2-1. 「事実」と「専門的判断(課題)」を区別する
アセスメントの記載は、「観察した事実」と「専門的に分析した判断」を分けて書くのが原則です。
| 区分 | 例 |
|---|---|
| 事実 | 「歩行時にふらつきが見られる」「血圧150/90」 |
| 専門的判断 | 「転倒リスクが高い状態であり、住宅改修と機能訓練が必要」 |
2-2. 監査・指導で見られる10チェックポイント
実地指導・運営指導の現場でアセスメントについて多く指摘されるポイントは次の通りです。
- 23項目全てが記載されているか(空欄項目があれば理由を明記)
- 本人・家族との面接で得られた情報か(伝聞・推測のみではダメ)
- 事実と判断が区別されているか
- 専門的視点での課題抽出ができているか
- ニーズ・第2表との整合性が取れているか
- 更新時に前回からの変化が反映されているか
- 多職種からの情報が反映されているか(医療情報・看護情報等)
- 本人の意向・希望が一人称で記載されているか
- 介護保険の理念(自立支援・重度化防止)が反映されているか
- 記載日と実施場所が明確か
2-3. NG表現と修正例(Before / After)
| Before(NG例) | 問題点 | After(OK例) |
|---|---|---|
| 「特になし」 | アセスメント不十分 | 「現状では大きな問題なし。ADL・服薬・栄養とも維持。引き続き継続的なモニタリングで早期発見に努める」 |
| 「家族と相談する」 | 内容不明 | 「長女様より『母の食事量が減ってきた』との心配あり。主治医・栄養士と連携し、栄養状態の評価を実施する必要がある」 |
| 「ADL低下」 | 具体性不足 | 「屋内歩行に介助必要、入浴・排泄も介助あり。短時間の見守りでは事故リスクあり、全ADLで支援必要」 |
| 「サービス利用が必要」 | 課題と支援の対応不明 | 「転倒リスク(過去に転倒歴あり)、独居(家族遠方)、服薬管理困難(軽度認知機能低下)の3課題に対し、訪問介護・訪問看護・福祉用具の組み合わせで支援する」 |
3. 課題分析標準項目別 アセスメント文例500事例
3-1. 基本情報・生活状況(30事例)
基本情報(10例)
- 〇〇 〇〇 様(80歳・女性)。要介護2、認定有効期間令和○年○月〇日まで。長女と二人暮らし。
- 〇〇 〇〇 様(85歳・男性)。要介護3、独居(長女が遠方在住)。本人の意思確認可能。
- 〇〇 〇〇 様(78歳・女性)。要支援2、配偶者と二人暮らし。基本情報は本人・配偶者から聴取。
- 〇〇 〇〇 様(90歳・女性)。要介護4、長男夫婦と同居。認知症あり、家族からの情報補完が必要。
- 〇〇 〇〇 様(72歳・男性)。要介護2、独居。経済的に自立、年金で生活している。
- 〇〇 〇〇 様(85歳・女性)。要介護5、長男夫婦と同居。寝たきり、意思確認は表情・うなずきで実施。
- 〇〇 〇〇 様(88歳・男性)。要介護3、長女と同居。退院直後でアセスメント実施。
- 〇〇 〇〇 様(76歳・女性)。要支援1、配偶者と二人暮らし。介護予防の観点でアセスメント実施。
- 〇〇 〇〇 様(82歳・男性)。要介護2、施設入居。施設ケアマネと情報共有しながらアセスメント。
- 〇〇 〇〇 様(90歳・女性)。要介護4、認知症終末期。家族・主治医からの情報補完で実施。
生活状況(10例)
- 自宅は2階建て、本人は1階寝室で生活。階段昇降は手すり使用で見守り。
- 持ち家、独居。近所に長女様が住み、週2回訪問あり。
- アパート2階居住、エレベーターなし。階段昇降が課題。
- 配偶者と二人暮らし、配偶者も持病があり老老介護状態。
- 長男夫婦と同居、長男夫婦は就労中で日中独居。
- 経済的には年金で生活、特に生活保護は受けていない。
- 趣味は園芸・カラオケ、社会参加機会の確保が継続課題。
- 友人・近所付き合いは限定的、社会的孤立予防が必要。
- 自宅周辺は坂道が多く、外出には介助が必要な環境。
- 災害時の避難経路を本人・家族と確認済み。
主訴(10例)
- 本人「自宅で生活を続けたい」。家族「介護負担を分散したい」。
- 本人「リハビリを続けて歩けるようになりたい」。家族「再入院を予防したい」。
- 本人「家族に迷惑をかけたくない」。家族「自宅での看取りを支えたい」。
- 本人「独居でも自宅で過ごしたい」。家族(遠方)「見守りを充実させてほしい」。
- 本人「妻と一緒に最期まで過ごしたい」。家族(配偶者)「介護負担が大きい」。
- 本人「サービスを活用して自立した生活を続けたい」。家族「就労を継続できるよう支援してほしい」。
- 本人「認知症が心配」。家族「進行を緩やかにしたい」。
- 本人「痛みを軽減したい」。家族「苦痛のない最期を迎えてほしい」。
- 本人「経口で食べたい」。家族「経管栄養を活用しながら、好きなものを食べてほしい」。
- 本人「家事を続けたい」。家族「できる範囲で本人の自立を支えたい」。
3-2. 健康状態(40事例)
既往歴・現病歴(10例)
- 既往:高血圧(10年前〜)、糖尿病(5年前〜)、脳梗塞(3年前)。現病:高次脳機能障害(左片麻痺)。
- 既往:心筋梗塞(5年前)、心房細動(2年前)。現病:心不全、ペースメーカー植え込み中。
- 既往:胃がん(10年前手術)、現病:腰椎圧迫骨折(半年前)、慢性疼痛。
- 既往:脳出血(5年前)、現病:嚥下障害、失語症(軽度)、片麻痺。
- 既往:パーキンソン病(10年前〜)、現病:パーキンソン認知症の合併、嚥下機能低下。
- 既往:糖尿病(20年〜)、現病:糖尿病性腎症(透析導入間近)、足部潰瘍。
- 既往:肺結核(30年前)、現病:COPD、在宅酸素療法(HOT)使用中。
- 既往:アルツハイマー型認知症(5年前〜)。現病:BPSD(帰宅願望・夜間不穏)。
- 既往:胃がん(手術歴)、現病:末期がん、訪問診療・訪問看護で対応中。
- 既往:関節リウマチ(30年〜)、現病:関節変形・慢性疼痛、ADL制限あり。
現在の症状・バイタル(10例)
- バイタル安定(血圧130/80、脈拍72、体温36.5℃、SpO2 98%)。
- 血圧やや高め(150/90)、降圧剤の調整を主治医と協議中。
- 血糖コントロール良好(HbA1c 6.5%)、インスリン使用中。
- 心不全症状あり(下肢浮腫・体重増加傾向)。利尿剤調整中。
- 呼吸状態(SpO2 94%、活動時92%)、在宅酸素2L/分使用中。
- 嚥下機能低下、誤嚥性肺炎リスクあり。STと連携。
- 認知機能低下(HDS-R 18/30)、記憶障害・見当識障害あり。
- 慢性疼痛(NRS 4/10)、麻薬使用中で疼痛コントロール中。
- 全身倦怠感の訴えあり、食事・水分摂取量の評価が必要。
- ターミナル期、訪問診療24時間対応で症状管理中。
服薬状況(10例)
- 1日3回・5剤の服薬を本人で自己管理、お薬カレンダー定着。
- 多剤併用(10剤以上)、ポリファーマシー解消を主治医と相談。
- 服薬の飲み忘れあり、訪問薬剤師の活用を検討中。
- インスリン自己注射、訪問看護による管理が定着。
- 麻薬使用中、訪問看護・訪問診療医による疼痛緩和管理。
- 1包化により服薬が容易、家族の服薬支援も軽減。
- 認知症進行に伴い服薬管理困難、訪問薬剤師導入を検討。
- 副作用観察を訪問看護で継続実施、副作用なし。
- 服薬カレンダーへのセットを訪問看護師が担当、確実に管理。
- 経管投与の薬剤あり、簡易懸濁法を訪問薬剤師の助言で実施。
医療連携(10例)
- 主治医:〇〇クリニック 〇〇先生(月2回受診、訪問診療)。
- 訪問看護:〇〇訪問看護ステーション(週1回・24時間対応)。
- 訪問リハビリ:PT〇〇 様、OT〇〇 様(週2回)。
- 訪問歯科衛生士:〇〇歯科(週1回口腔ケア)。
- 訪問薬剤師:〇〇薬局(月1回服薬整理)。
- 退院前カンファレンス(〇月〇日)で医療情報を共有済み。
- 認知症外来(〇〇病院)と継続連携、月1回受診。
- 専門医(神経内科・循環器内科等)との連携が機能。
- 救急搬送先病院(〇〇病院)との情報共有を定期実施。
- 医療情報の共有はFAX・電話・直接対面で実施。
3-3. ADL(日常生活動作)(30事例)
- 屋内移動は歩行器を使用し見守りで安全に可能。屋外は車いす使用。
- ベッドからの起き上がりは介助バー使用で自立。
- 移乗動作は見守りで可能、本人の協力動作あり。
- 階段昇降は手すり使用で見守り可能。
- 食事動作は自助具(曲がりスプーン)の使用で自立。
- トイレ排泄は日中自立、夜間はポータブルトイレ使用。
- 入浴はデイで週2回、自宅では見守りで可能。
- 整容(洗顔・歯磨き)は自立、自分のペースで実施。
- 更衣は前開きの衣服で自立、後開きは介助必要。
- 寝返りは自立、褥瘡予防の体位変換も自分で実施。
- 屋内歩行は自立、屋外は杖使用で見守り。
- 屋外歩行は1人で困難、外出時はヘルパー同行。
- 全ADLに介助必要、本人の協力動作あり、介助量は中程度。
- 寝たきりに近い状態、清潔保持・排泄・食事に全介助必要。
- ADL低下傾向、リハビリの効果で改善見込みあり。
- ADL改善傾向、訪問・通所リハビリでADL再獲得が進む。
- 失語症はあるが、コミュニケーションボードで意思疎通可能。
- 視覚障害あり、補助具と環境整備で日常生活継続。
- 聴覚障害あり、補聴器使用で会話のコミュニケーション改善。
- 移動・移乗に介助必要、リフトの活用で介護負担も軽減。
- 起立性低血圧あり、立ち上がり動作に注意が必要。
- パーキンソン病のON時はADL自立、OFF時は介助必要。
- 排泄は失禁あり、リハパン使用で対応中。
- 入浴拒否傾向、なじみの職員での対応で改善。
- 食事介助時の姿勢調整で誤嚥予防。
- 経管栄養と並行して経口摂取(少量)を継続。
- 自助具・福祉用具の活用で残存機能を最大限活かしている。
- 整容時の声かけが必要だが、自発的な行動も増えている。
- ADLの自立度低下傾向、原因をアセスメント中。
- ADL現状維持、サービス内容と本人状態が整合している。
3-4. IADL(手段的日常生活動作)(30事例)
- 簡単な家事(洗濯物たたみ等)は本人実施、残存機能を活かしている。
- 調理はヘルパー援助、本人は味付け確認等で参加。
- 掃除はヘルパーに依頼、本人は自分の周りの整理を行う。
- 買い物は近所のスーパーまでヘルパー同行で可能。
- 金銭管理は本人実施、家計簿もつけている。
- 服薬管理は1日3回自己管理、お薬カレンダー定着。
- 電話対応は本人で可能、家族との連絡も自分で実施。
- 公共交通機関の利用が困難、介護タクシーへ移行。
- 認知症進行で家事・買い物・金銭管理が困難になりつつある。
- 配食サービスで食事関連の負担を軽減。
- ヘルパーとの共同調理で食事の楽しみを維持。
- 認知機能低下のため、家計管理を長女様に委ねる予定。
- 成年後見人による財産管理が定着。
- 服薬の飲み忘れあり、訪問薬剤師の活用を提案。
- スマートフォンの活用で、遠方家族とビデオ通話が可能。
- 介護タクシーで通院・外出を継続、医療継続できている。
- 1包化により服薬が容易、家族の服薬支援も軽減。
- ヘルパーによる家事援助で在宅生活を継続。
- 自助具の活用でIADLが継続できている。
- IADL全般で支援が必要、ヘルパーの援助で自立した生活継続。
- 経済的に安定、年金で生活している。
- 経済的不安あり、生活保護の活用を検討中。
- 通帳・印鑑の管理を家族と共有、本人の安心感あり。
- 配偶者の介護も並行、老老介護世帯のIADL支援。
- 子・孫世代との連絡が継続、家族関係も良好。
- 友人・近所付き合いがあり、社会的孤立を予防。
- 趣味活動(園芸・カラオケ等)が継続、生きがいとなっている。
- 役割活動(家事の一部・地域活動)が継続できている。
- 自治会・町内会との関わりが維持されている。
- IADLの自立度低下傾向、サービス内容の見直しが必要。
3-5. 認知(30事例)
- 認知機能維持、HDS-R 28/30、会話・質問への応答スムーズ。
- 軽度認知機能低下、HDS-R 22/30、MCIから初期認知症の段階。
- 中等度認知症、HDS-R 18/30、短期記憶障害・見当識障害あり。
- 重度認知症、HDS-R 評価困難、意思確認は表情・反応で。
- 認知症診断は受けていないが、もの忘れの訴えあり。
- アルツハイマー型認知症、認知症外来で薬物治療継続中。
- 血管性認知症、脳梗塞後遺症と認知機能低下が併存。
- レビー小体型認知症、幻視・パーキンソニズムあり。
- 前頭側頭型認知症、行動症状(脱抑制・常同行動)あり。
- 若年性認知症(60代)、就労継続中だが配慮が必要。
- 認知症対応型デイの活用で認知機能維持。
- 認知トレーニング・運動・他者交流で進行予防に取り組んでいる。
- 服薬管理が認知機能低下で困難になりつつある。
- 金銭管理が困難になり、家族・成年後見人と協力。
- 短期記憶障害顕著、同じ話を繰り返すことが増えた。
- 見当識障害(時間・場所)あり、日付確認支援が必要。
- 認知機能のばらつきあり(夜間悪化)、生活リズム調整で対応。
- 認知機能の進行は緩やか、本人の自尊心も保たれている。
- 重度認知症で意思確認困難、推定意思を尊重した支援。
- 認知症外来との連携継続、専門的助言を支援に反映。
- 認知症の進行に応じて、サービス内容を段階的に調整。
- 認知症のBPSD(行動・心理症状)への対応が課題。
- 帰宅願望・徘徊あり、安全確保のため見守り強化。
- 介護拒否(特に入浴)あり、なじみの職員での対応で改善。
- 物盗られ妄想が見られ、家族と対応のコツを共有。
- 不安・焦燥感が強い、訪問看護師の継続関わりで安定。
- 夜間不穏あり、生活リズム調整と服薬調整で対応。
- 認知症の終末期に向けたACP実施、推定意思を尊重。
- 成年後見制度の活用で身上監護・財産管理を支援。
- 認知症介護のスキル向上のため、家族介護教室への参加を促進。
3-6. コミュニケーション能力(20事例)
- 言語的コミュニケーション可能、意思疎通も明確。
- 失語症があるが、コミュニケーションボードで対応可能。
- 補聴器の使用で会話の聞き取りが改善。
- 視覚障害あり、声かけでのコミュニケーションが中心。
- 認知機能低下で会話の理解が困難、シンプルな表現で対応。
- 表情・うなずきでの意思表示が可能、推定意思を尊重。
- STの言語訓練継続、コミュニケーション能力の維持・向上。
- 構音障害があり、ジェスチャー・絵カードを併用。
- ALSの進行で発声困難、意思伝達装置を活用。
- 重度認知症で会話困難、表情から推定意思を確認。
- 家族との関わりが良好、感謝の気持ちも表現できる。
- 関係事業所との関係性も良好、本人の安心につながっている。
- メモを活用したコミュニケーションが定着。
- 文字盤・コミュニケーションボードの活用が継続。
- 慣れた職員には素直な反応、初対面では緊張。
- 訪問者への対応が本人で可能、認知機能維持の指標。
- コミュニケーション意欲は高い、外出機会で他者交流を確保。
- 失語症のため家族・関係者にコミュニケーションのコツを共有。
- 聴覚障害があるが、補聴器と筆談ノートで意思疎通可能。
- 終末期も意思伝達手段(うなずき・表情)を活用、関わりを継続。
3-7. 社会との関わり(20事例)
- 趣味活動(カラオケ・園芸・書道等)への参加意欲が高い。
- デイでの他者交流が楽しみとなっている。
- 友人・近所付き合いがあり、社会的孤立予防ができている。
- 民生委員・近所の方々との関係が良好、見守りも機能。
- 自治会・町内会との関わりが維持されている。
- 地域サロン・ボランティア活動への参加が継続。
- 認知症カフェへの参加で社会参加機会を確保。
- 引きこもり傾向、外出機会の確保が課題。
- 配偶者死別後の社会的つながり再構築を支援中。
- 独居だが家族・近隣・専門職での見守りが機能。
- 趣味の会への参加で生きがいを得ている。
- 通所サービスでの活動が社会参加機会となっている。
- 役割活動(家事・地域行事)で生活意欲を維持。
- 家族との関わりが良好、子・孫世代も介護を理解。
- 季節の行事への参加が本人の楽しみとなっている。
- 介護家族会・地域サロンへの参加が定着。
- 地域包括支援センターとの連携が継続。
- 友人・知人との交流が継続、社会的孤立を予防。
- 認知症の進行で社会参加が縮小傾向、新しい場所への適応が必要。
- 社会参加意欲は高いが、ADL低下で外出困難に。福祉用具で対応。
3-8. 排尿・排便(25事例)
- 日中はトイレで排泄自立、夜間はポータブルトイレ使用。
- オムツ使用、声かけでトイレ誘導も成功している。
- 失禁回数が減少、排泄パターン把握で改善。
- 排泄介助が必要だが、本人の協力動作あり。
- 便秘なし、排便のリズムが整っている。
- 便秘傾向、食事内容調整と運動療法で改善。
- 尿閉・尿失禁なし、排尿状態安定。
- 膀胱留置カテーテル管理を訪問看護で実施、月1回交換。
- ストマケアが本人・家族で継続できている。
- 排泄介助時の声かけで本人の協力が得られる。
- ポータブルトイレ設置で夜間の安全性向上。
- 排泄パターンを把握し、声かけ・誘導が定着。
- 失禁による皮膚トラブルなし、スキンケア定着。
- 排泄環境(手すり・温水洗浄便座)の整備で自宅排泄継続。
- 便秘・下痢のコントロールを栄養士・主治医で連携。
- 認知症があっても排泄誘導で失禁回避。
- 経管栄養者の便通管理を栄養剤調整で対応。
- 排泄関連の福祉用具(リハパン・防水シーツ等)の活用。
- 透析後の排尿管理を訪問看護でモニタリング。
- 排泄日誌の記録で排尿パターン把握。
- 痔・脱肛等の処置を訪問看護で実施。
- 排泄訓練(骨盤底筋訓練)の継続効果。
- 終末期の排泄ケア、尊厳を守った関わり。
- 排泄関連の自立度低下、サービス内容調整が必要。
- オムツ・パッドの選定が適切、漏れなし。
3-9. じょく瘡・皮膚の問題(15事例)
- 褥瘡なし、訪問看護による週○回の皮膚観察で予防。
- エアマットレス使用で体圧分散、褥瘡予防。
- 皮膚状態良好、訪問看護のスキンケア定着。
- 仙骨部に発赤あり(褥瘡前段階)、体位変換と除圧で対応中。
- 褥瘡治療中(仙骨部 D2)、訪問看護による創処置毎日。
- 褥瘡治癒、訪問看護による継続観察。
- 失禁による皮膚トラブルなし、オムツ交換とスキンケア徹底。
- アトピー性皮膚炎の既往あり、保湿管理を訪問介護で実施。
- 介護リフトの活用で皮膚への摩擦軽減、トラブルなし。
- 寝たきり状態、エアマット・体位変換・スキンケアで予防。
- 浮腫による皮膚トラブルあり、循環器主治医と連携。
- 糖尿病性皮膚トラブル(足部潰瘍)あり、訪問看護で処置。
- 入浴後のスキンケアが定着、皮膚状態良好。
- ストマ周囲の皮膚トラブルなし、ストマケア定着。
- 看取り期も皮膚観察と褥瘡予防を継続。
3-10. 口腔衛生(15事例)
- 口腔内清潔、訪問歯科衛生士の週1回ケアが効果。
- 入れ歯の管理が適切、訪問歯科診療で定期調整。
- 口腔内に歯石・口内炎あり、訪問歯科診療で処置中。
- 嚥下機能低下、誤嚥性肺炎予防のため口腔ケア徹底。
- 1日3回の口腔ケアが定着、家族・介護職で実施。
- 訪問歯科衛生士による専門的口腔ケアが週1回継続。
- 口腔機能向上加算のあるデイで嚥下リハビリ実施。
- 経管栄養者の口腔ケア、訪問看護と連携で実施。
- 認知症があっても口腔ケアを継続、なじみの職員でケア。
- 義歯の不適合があり、訪問歯科診療で調整中。
- 口腔機能訓練(パタカラ体操等)を継続。
- 食事形態の調整を歯科衛生士と栄養士で協議。
- 終末期も口腔ケアを継続、誤嚥予防と気分転換。
- 口腔内乾燥(口腔乾燥症)あり、保湿剤の活用。
- 摂食嚥下リハビリの専門評価を継続、経口摂取を維持。
3-11. 食事摂取(25事例)
- 1日3食を確実に摂取、栄養バランス良好。
- 食事量維持、体重も安定。
- 配食サービスで栄養バランスを確保。
- ヘルパーとの共同調理で食事の楽しみを維持。
- 嚥下機能に応じた食事形態(きざみ・とろみ)に調整。
- 経管栄養と並行して経口摂取を継続。
- 食欲低下傾向、栄養補助食品の活用を継続。
- 体重減少(2kg)あり、低栄養リスクを判断、栄養士介入。
- 食事時間が楽しいものとなっている、本人の好みを反映。
- 塩分制限食を継続、配食サービスで対応。
- 糖尿病食を継続、血糖値コントロール良好。
- 食事中のむせがあり、嚥下訓練と食事姿勢調整を実施。
- 経口摂取困難になり、経管栄養(胃ろう)導入を検討中。
- 経管栄養(胃ろう)の管理が定着、合併症なし。
- 水分摂取量が適切、脱水予防できている。
- 食事介助時の姿勢調整で誤嚥予防。
- 食事の好みを反映、本人の満足度高い。
- 季節の食材を取り入れ、食欲増進。
- 栄養士の助言で家族の調理スキル向上。
- 食事の自立度低下、ヘルパー介助を増加。
- 飲み込み困難になりつつある、ST介入で対応。
- 経管栄養の量・速度を調整、便通安定。
- 食事の楽しみを最後まで支える方針、看取り期も継続。
- 介護施設・GHでの食事内容も適切。
- 経口摂取再開の可能性を継続評価、嚥下訓練を実施。
3-12. 問題行動(BPSD等)(20事例)
- 問題行動なし、穏やかに過ごされている。
- 帰宅願望が時折あるが、声かけで落ち着く。
- 夕方〜夜間の不穏(夕暮れ症候群)が見られる。
- 徘徊傾向あり、GPS機器の活用で家族の安心を確保。
- 介護拒否(特に入浴)あり、なじみの職員での対応で改善。
- 暴言が時折あるが、原因分析と対応の工夫で減少。
- 物盗られ妄想が見られる、家族と対応のコツを共有。
- 不安・焦燥感が強い、訪問看護師の継続関わりで安定。
- 介護拒否なし、ヘルパーとの関係も良好。
- 夜間不穏が改善、生活リズム調整と服薬調整の効果。
- BPSDが悪化、認知症外来との連携で薬剤調整中。
- 暴力行為あり、家族の安全確保と専門医との連携で対応。
- 幻視(レビー小体型認知症)への対応、家族と共有。
- 帰宅願望時の対応として、家族写真や思い出の品で安心感確保。
- BPSDが軽減傾向、環境調整と認知症対応型デイの効果。
- 自殺念慮なし、訪問看護による継続観察で確認。
- 怒りっぽさが軽減、介護者との関係改善も寄与。
- 落ち着いて過ごされている、サービス内容も適切。
- 自虐・セルフネグレクト傾向あり、地域包括との連携で対応。
- 認知症終末期、BPSDも軽減傾向。
3-13. 介護力(25事例)
主介護者の状況(10例)
- 主介護者:長女様(50代・就労中)。介護負担は許容範囲、サービス活用で対応。
- 主介護者:配偶者(80代)、老老介護状態。介護負担軽減が課題。
- 主介護者:長男夫婦、就労と介護の両立で負担あり。
- 主介護者:遠方の長女様、訪問サービスとICTツールで遠距離介護。
- 主介護者:本人(独居)、自立した生活を継続中。
- 主介護者:兄弟姉妹で交代、家族カンファレンスで調整。
- 主介護者:成年後見人、財産・身上監護で対応。
- 主介護者:ヤングケアラー(学生の子)、若年家族の支援も並行。
- 主介護者:施設職員(施設入居)、ケアマネと連携。
- 主介護者:介護休業中、介護専念で対応。
介護負担の状況(10例)
- 介護負担は軽度、サービス活用で介護者の生活も維持。
- 介護負担増加、レスパイト追加で対応中。
- 介護負担深刻化、家族会の紹介とレスパイト強化。
- 介護者の通院機会確保、サービス時間調整で対応。
- 介護者の就労継続のためサービスを最適化。
- 介護者倒壊時のバックアップ(緊急ショート)整備済み。
- ダブルケア(育児と介護)世帯、双方の支援を継続。
- 介護離職予防のため、サービス時間調整。
- 介護者の心身負担が深刻、家族会・サロンでの心理支援。
- 介護者の体調不良があり、訪問サービスを増加。
介護スキル・関わり(5例)
- 介護スキルが向上、家族介護教室の効果。
- 介護方法に不安あり、訪問看護師の指導が継続。
- 介護経験豊富、自立した家族介護が成立。
- 認知症介護のスキル向上、家族会への参加が定着。
- 看取り経験のない家族、訪問看護師の支援で安心して臨める。
3-14. 居住環境(20事例)
- 自宅環境は安全に整備、住宅改修・福祉用具で対応。
- 玄関・浴室・トイレに手すりを設置、転倒予防に寄与。
- 介護用ベッドの活用で起居動作が容易、介護者の負担も軽減。
- 寝室と居間が同フロア、生活動線が短い。
- 自宅2階居住、階段昇降が課題で階段昇降機を導入。
- アパートエレベーターなし、外出時の移動が課題。
- 持ち家・独居、近所の方々との関係が良好。
- 配偶者と二人暮らし、老老介護世帯の住環境。
- 災害時の避難経路・避難先を本人・家族と確認済み。
- 自宅周辺は坂道が多く、外出には介助が必要。
- 寝室・居間・水回りが1階に集約、生活動線最適化。
- 介護リフトの導入で安全な移乗が可能に。
- 認知症対応の環境整備(IH調理器・センサー等)が機能。
- 庭の手入れが本人の楽しみ、屋外環境も活かしている。
- 段差解消スロープの設置で車いす移動が安全に。
- 浴室・トイレの環境整備で自宅入浴・排泄を継続。
- 福祉用具(ベッド・車いす・手すり)の活用で生活動線整備。
- 自宅環境の課題発生、再評価が必要。
- 看取り期に適した自宅環境を整備中。
- ポータブルトイレの設置で夜間の安全性向上。
3-15. 特別な状況(15事例)
- 高齢者虐待の疑いあり、地域包括・行政と連携で対応中。
- 経済的虐待の懸念、成年後見制度の活用を検討。
- セルフネグレクト傾向、地域包括との連携で対応。
- 文化的・宗教的な配慮が必要(仏教・神道等)。
- 外国籍利用者、コミュニケーションは家族通訳で対応。
- ペット飼育中、ペット同伴で看取りを希望。
- 同性パートナーシップ世帯、家族と同等の対応で支援。
- 障害者手帳保持、障害福祉サービスとの併用。
- 生活保護受給世帯、必要な医療・介護を継続。
- 受刑歴あり、社会的偏見への配慮を継続。
- 認知症のBPSD増悪期、専門的対応が必要。
- 看取り期、ACPに基づく支援を実施。
- 意思確認困難、推定意思を尊重した支援。
- 自然災害被災後、避難・支援継続中。
- 感染症流行時のサービス調整・感染予防対策。
4. アセスメントの効率化とFAQ
4-1. 効率化のテクニック
- アセスメントシートのテンプレート化:事業所内で標準フォーマットを共有
- 音声入力アプリ:訪問先で音声メモ → 後で整理
- チェックリスト方式の併用:定型項目はチェック、特記事項のみ記述
- 本記事の文例集を活用:該当箇所をコピペ → 個別アレンジ
- 多職種からの情報を集約:訪問看護記録・主治医情報を反映
4-2. よくある質問(FAQ)
Q1. アセスメントは何時間かけるのが標準ですか?
A. 初回アセスメントは1〜2時間、更新時は30分〜1時間が目安です。利用者の状態と課題の複雑さに応じて柔軟に。
Q2. アセスメントシートとモニタリングシートの違いは?
A. アセスメントは課題分析、モニタリングは評価です。アセスメントは新規・変化時に実施、モニタリングは月1回の継続評価です。
Q3. 23項目すべてを毎回記入する必要はありますか?
A. 基本的には全項目記入です。空欄にする場合は「該当なし」「変化なし」「前回情報を継続活用」等の理由を明記しましょう。
Q4. 認知症で本人から情報が取れない場合は?
A. 家族・主治医・関係者からの情報補完で対応します。情報源を明記することが大切です。
Q5. アセスメントの保存期間は?
A. 2年間です。運営基準第29条で定められています。
Q6. 退院後すぐのアセスメントで気をつけることは?
A. 退院前カンファレンスの情報を反映することが大切です。入院前との変化点を明確にしましょう。
Q7. アセスメントから第2表への流れは?
A. アセスメントで把握した課題 → 第2表のニーズ(生活全般の解決すべき課題)→ 長期目標 → 短期目標と論理的に展開します。
Q8. 多職種からの情報はどう統合しますか?
A. 主治医意見書・訪問看護記録・他事業所からの情報を集約し、ケアマネ視点で整理します。情報源を明記することが大切です。
Q9. 課題分析標準項目以外の項目を追加してもいい?
A. 追加可能です。利用者特有の事情(趣味・宗教・特別なニーズ等)は別途記録しましょう。
Q10. アセスメントの新人教育のコツは?
A. 本記事の文例集を教材として、実際のケースで「なぜこの記載になるか」を一緒に考える演習方式が効果的です。
5. まとめ
アセスメントは、ケアマネジメント全体の質を決める起点です。
本記事のポイントを再確認します。
- 課題分析標準項目23項目に沿って網羅的にアセスメント
- 事実と専門的判断(課題)を区別して書く
- 本人・家族・多職種からの情報を統合する
- 監査では論理的な課題抽出と支援計画への展開が見られる
- 更新時は前回からの変化点を必ず反映
- 認知症等で本人から情報が取れない場合は家族・主治医からの情報補完
- 事業所内で文例集を共有し、品質と効率を両立する
本記事の文例500事例は、現場ですぐに使える形でまとめています。ケースに合わせて固有名詞・数値・サービス名を置き換えて、ご活用ください。
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