施設ケアプランの長期目標・短期目標 文例294【コピペOK】

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施設ケアプランを作成するとき、多くのケアマネジャーが「長期目標と短期目標の文言」で手が止まります。
「抽象的になってしまう」「ADLばかりで個別性が出せない」「監査で指摘されないか不安」——そんな悩みはありませんか。
施設は「生活の場」です。単なる機能維持ではなく、その人らしい暮らしをどう支えるかを言葉にすることが大切です。この記事では、施設ケアプランでそのまま使える長期目標・短期目標の文例を294例、ジャンル別に紹介します。コピペOK・状態別に整理しているので、必要な場面からすぐに探せます。

この記事でわかること
  • 施設ケアプランの長期目標・短期目標の違いと書き方の基本
  • 「個別性が出ない」「抽象的になる」を解決する4つの視点
  • ADL・排泄・認知症・看取りまでジャンル別294の文例(コピペOK)
  • 第1表・第2表に落とし込む記入例と、監査で指摘されない注意点
  • そのまま使うと危険な理由と、個別性を足すコツ
新人ケアマネ新人

先輩、施設ケアプランの目標って、つい『ADLの維持』ばかりになってしまって…。どうすれば個別性が出せますか?

ベテランケアマネ先輩

いい悩みね。施設は『暮らしの場』だから、『何ができるか』だけじゃなく『どんな毎日を送りたいか』を言葉にするといいのよ。文例を見ながら、その人の言葉に少しずつ寄せていきましょう。

目次

施設ケアプランの目標設定の基本|長期目標と短期目標の違い

まずは、長期目標と短期目標の役割を整理しておきましょう。両者の関係を理解すると、「ぶれない・評価できる」目標が立てやすくなります。

長期目標とは(概ね6か月〜1年)

長期目標は、その人が「どんな状態で暮らしていたいか」という生活全体のゴールです。期間の目安は概ね6か月〜1年。機能の数値ではなく、「安心して」「自分らしく」「楽しみながら」といった暮らしの方向性を示します。

短期目標とは(概ね1〜3か月)

短期目標は、長期目標に近づくための具体的で評価しやすいステップです。期間の目安は1〜3か月。「いつ・何を・どのくらい」が分かる行動や状態で書くと、モニタリングで達成度を判断しやすくなります。

項目長期目標短期目標
期間の目安概ね6か月〜1年概ね1〜3か月
内容生活全体のゴール・方向性具体的な行動・状態
視点どんな状態で暮らしたいか評価できる達成基準
書き方の例安心して施設生活を継続できる日中の活動に週3回以上参加できる
ポイント:長期と短期は「親子関係」短期目標は、必ず長期目標に向かう一歩になっているかを確認しましょう。長期目標とつながらない短期目標は、評価のときに「何のための目標か」が分からなくなります。

「個別性が出ない」を解決する4つの視点

施設ケアプランの目標が画一的になりがちなのは、「課題(できないこと)」からしか考えていないことが原因です。次の4つの視点を加えると、ぐっと個別性が出ます。

  • ①「その人らしさ」の視点これまでの暮らし・価値観・好きなことを反映する(例:「好きな園芸を続けられる」)。
  • ②「強み・できること」の視点残された力に着目する(例:「自分の手で食べる喜びを感じられる」)。
  • ③「生活の場」の視点機能訓練でなく、暮らしの楽しみ・役割・交流を盛り込む。
  • ④「評価できる」の視点短期目標は数値・頻度・場面など、達成を判断できる言葉にする。
新人ケアマネ新人

『その人らしさ』って、具体的にはどう書けばいいんですか?

ベテランケアマネ先輩

アセスメントで聞いた『好きだったこと』『大事にしてきたこと』を一言入れるだけでいいのよ。『安全に食べる』を『好きな和菓子を楽しみに、おいしく食べられる』にするだけで、ぐっとその人の顔が見えてくるでしょう?

文例をそのまま使うときの3つの注意点

文例はあくまでたたき台です。コピペしただけのプランは、本人不在・監査指摘のリスクがあります。次の3点を必ず確認してください。

注意①:アセスメントと整合させる課題分析(アセスメント)やニーズと目標がつながっているかを確認します。文例だけが浮いていると、監査で「根拠は?」と指摘されます。
注意②:本人・家族の意向を反映する目標は本人・家族と共有し、同意を得たものにします。本人の言葉を一言でも入れると個別性が高まります。
注意③:評価できる表現にする短期目標は「週3回」「8割摂取」など、モニタリングで達成度を判断できる言葉に調整します。

【ジャンル別】施設ケアプランの長期目標・短期目標 文例【全294例・コピペOK】

ここからは、施設ケアプランでそのまま使える長期目標・短期目標の文例を294例、ジャンル別に紹介します。必ず本人の状態・意向に合わせて言葉を調整してから使ってください。

①食事・栄養に関する目標例(30例)

「食べること」は施設生活の一番の楽しみです。安全面だけでなく、本人の嗜好や「おいしく食べたい」という思いを言葉に残すと、個別性のある目標になります。

No.長期目標短期目標
1好きなものを安全においしく食べ、施設での食事を楽しみに過ごせる毎食、姿勢を整え8割以上をむせ込みなく摂取できる
2経口摂取を続け、栄養状態を安定させて活動量を保てる1か月の体重変動を±1.0kg以内に保てる
3自分のペースで食事を味わい、満足感を得られる見守りのもと、20分以内に主食を完食できる
4誤嚥を防ぎながら、長く口から食べる生活を続けられる毎食後30分は座位を保ち、肺炎を予防できる
5好物の和菓子を楽しみに、食事への意欲を保てる週1回は本人の希望メニューを取り入れられる
6自分の手で食べる喜びを感じながら生活できる自助具を使い、主菜を自力で摂取できる
7口の中を清潔に保ち、おいしく食べられる状態を維持できる毎食後の口腔ケアを習慣として継続できる
8脱水を防ぎ、体調を崩さず穏やかに過ごせる1日1,200ml以上の水分をこまめに摂取できる
9栄養バランスの整った食事で、健康を維持できる主食・主菜・副菜を毎食バランスよく摂取できる
10嚥下機能に合わせた食形態で、安心して食べられる適切なとろみ・きざみ食で誤嚥なく摂取できる
11家族と一緒の食事を楽しみに、食欲を保てる面会時の外食・差し入れを安全に楽しめる
12食事の時間を心地よく過ごし、笑顔が増える同じテーブルの仲間と会話しながら食事できる
13間食も楽しみながら、必要な栄養を補えるおやつの時間に補助食品を無理なく摂取できる
14自分らしい食習慣を尊重され、満足して暮らせる本人の食べる順番やこだわりを尊重してもらえる
15低栄養を防ぎ、活気のある生活を送れる血清アルブミン値を基準内に維持できる
16むせや疲れを減らし、最後まで落ち着いて食べられる一口量を調整し、ペースを保って摂取できる
17味わう力を大切にし、食べる楽しみを失わない毎食、温かいものは温かいうちに提供される
18食事拒否が減り、安定して栄養をとれる声かけと環境調整で摂取量を6割以上保てる
19噛む力・飲み込む力を保ち、食生活を続けられる毎食前に嚥下体操を行い機能を維持できる
20食事中の不安が和らぎ、安心して食べられるなじみの職員が付き添い、落ち着いて食事できる
21適切な水分・栄養で、便通も整い快適に暮らせる食物繊維と水分を意識した食事を継続できる
22経管栄養と併用しつつ、楽しみの経口摂取を続けられるお楽しみ程度のゼリーを安全に味わえる
23自分で食器を選び、意欲的に食事に向かえる好みの食器・配膳で食事への関心を保てる
24食事の失敗を減らし、自尊心を保って食べられるエプロンや姿勢の工夫で衣服を汚さず食べられる
25季節の行事食を楽しみ、暮らしに彩りを感じられる行事食・誕生日食を安全に味わえる
26血糖を安定させ、合併症なく健康に過ごせる指示された食事量・間食制限を守れる
27塩分を控えつつ、おいしく食べる工夫を続けられる減塩食でも満足できる味付けで完食できる
28食べこぼしが減り、気持ちよく食事を終えられる握りやすいスプーンで自力摂取を続けられる
29食への関心を取り戻し、生きる意欲につなげられる週3回以上、自発的に「食べたい」と意思表示できる
30最期まで口から食べる喜びを大切にできる体調に合わせた食形態で安全に摂取できる

②排泄に関する目標例(28例)

排泄は尊厳に直結する場面です。「失禁を減らす」だけでなく、本人の羞恥心や「自分でトイレに行きたい」という気持ちに寄り添った目標を立てましょう。

No.長期目標短期目標
31尊厳を保ちながら、できる限り自分でトイレで排泄できるトイレ誘導により日中の排泄成功回数を増やせる
32排便リズムを整え、おなかの不快感なく過ごせる水分・食事・運動で3日に1回の自然排便を保てる
33失禁の不安を減らし、安心して活動に参加できる2〜3時間ごとの声かけ誘導で失禁を減らせる
34便秘を予防し、すっきりした毎日を送れる1日1,200ml以上の水分摂取を継続できる
35皮膚トラブルを防ぎ、快適に過ごせる排泄後は速やかに清潔を保ち、発赤を防げる
36自立した排泄動作を保ち、自信をもって生活できる手すりを使い、見守りで立ち座りができる
37夜間も安心して眠り、日中の活動に集中できる就寝前の誘導で夜間排泄回数を2回以内にできる
38羞恥心に配慮され、気兼ねなく排泄できる同性介助・カーテン使用で安心して排泄できる
39尿路感染を防ぎ、体調を崩さず暮らせる水分摂取と陰部の清潔を保てる
40オムツへの依存を減らし、本人の力を活かせる日中はトイレ・ポータブルトイレを使用できる
41快適な排泄環境で、ストレスなく過ごせるプライバシーの保てる環境で排泄できる
42便失禁を減らし、気持ちよく一日を始められる排便パターンを把握し、誘導のタイミングを合わせられる
43下痢を予防し、脱水なく健康に過ごせる食事内容を確認し、体調変化に早く気づける
44自尊心を保ちながら排泄介助を受けられる本人の意思を確認しながら介助を進められる
45生活リズムが整い、排泄も安定する起床・食事・就寝の時間を一定に保てる
46残尿感や違和感が減り、すっきり過ごせる排尿後の確認で残尿の有無を把握できる
47夜間の安眠を確保し、転倒も防げる夜間はポータブルトイレを安全に使用できる
48排泄介助の負担が減り、本人も楽に過ごせる立位保持訓練で移乗をスムーズにできる
49ストーマを清潔に管理し、安心して生活できる本人・職員でストーマ周囲を清潔に保てる
50頻尿の不安が和らぎ、外出や活動を楽しめる排尿間隔を把握し、計画的にトイレへ行ける
51自然な排便を促し、下剤に頼りすぎず過ごせる腹部マッサージ・離床で腸の動きを促せる
52排泄の自立度を保ち、その人らしく暮らせるズボンの上げ下ろしを一部介助で行える
53不安や混乱を減らし、落ち着いて排泄できるなじみの職員が一定の手順で誘導できる
54膀胱機能を保ち、できる範囲で自立排泄を続けられる排尿日誌をもとに誘導時間を調整できる
55清潔で快適な状態を保ち、感染を防げるおむつ交換のタイミングを適切に保てる
56便秘による食欲低下を防ぎ、元気に過ごせる排便コントロールで腹部膨満を防げる
57尊厳ある排泄ケアで、穏やかな表情を保てる本人のペースを尊重した介助を受けられる
58排泄の自立に向けて、少しずつ力を取り戻せる下肢筋力訓練で立位の安定を図れる

③移動・移乗・転倒予防に関する目標例(28例)

「歩けること」「動けること」は活動範囲と意欲に直結します。安全確保と本人の「自分で動きたい」気持ちのバランスを目標に落とし込みます。

No.長期目標短期目標
59住み慣れたフロアを安全に移動し、行きたい場所へ行ける歩行器を使い、見守りで居室〜食堂を移動できる
60転倒なく安心して、自分のペースで生活できる環境整備と見守りで転倒ゼロを継続できる
61移乗動作を保ち、できる限り自分の力で動ける手すりを使い、軽介助でベッド〜車椅子へ移れる
62自立歩行を維持し、活動的な毎日を送れる毎日廊下を往復し、歩行距離を保てる
63車椅子を自分で操作し、好きな場所へ移動できる自走でフロア内を安全に移動できる
64移動への不安が和らぎ、意欲的に動ける職員の見守りで安心して歩行できる
65立ち上がる力を保ち、生活動作を続けられる1日数回の立ち上がり練習を継続できる
66活動範囲を保ち、閉じこもりを防げる日中はフロアやデイルームで過ごせる
67転倒リスクを減らし、骨折なく暮らせる滑り止め・適切な履物で安全に移動できる
68下肢筋力を保ち、移動能力の低下を防げる週2回の機能訓練・体操に参加できる
69外気にふれ、季節を感じる暮らしを続けられる月1回以上、屋外で散歩・外気浴ができる
70安定した姿勢で、安全に歩き続けられる正しい姿勢を意識して歩行できる
71移動時の安全を確保し、安心して過ごせる移乗・移動時に職員が付き添える
72転倒・骨折を予防し、活動を続けられる定期的な転倒アセスメントで危険を把握できる
73散歩や行事を楽しみに、活動意欲を保てる週1回以上、散歩や外出行事に参加できる
74移動の自信を取り戻し、前向きに生活できる成功体験を重ね、歩行への意欲を高められる
75関節の動きを保ち、移動・移乗を楽に行える毎日の関節可動域訓練を継続できる
76安定した座位を保ち、活動に参加できる車椅子上で正しい座位姿勢を保てる
77車椅子を安全に使い、事故なく生活できる乗車時のブレーキ・フットレスト確認を徹底できる
78移動への抵抗が減り、離床の機会を増やせる声かけの工夫で離床に応じられる
79自立支援を受けながら、できることを続けられる部分介助で移乗動作を行える
80安全な移乗で、職員も本人も負担なく過ごせる適切な福祉用具・2名介助で安全に移乗できる
81転倒予防の意識を高め、無理のない範囲で動ける注意点を理解し、ナースコールで援助を求められる
82下肢の力を保ち、立位・移乗を続けられる立位保持時間を少しずつ延ばせる
83日中の離床を保ち、生活にメリハリをつけられる1日4時間以上の離床時間を確保できる
84拘縮を防ぎ、安楽な姿勢で過ごせるポジショニングで良肢位を保てる
85歩行の安定により、生活の自由度を保てるT字杖を使い、見守りで歩行できる
86移動に伴う痛みを和らげ、動きやすくできる痛みの少ない介助方法・福祉用具を選べる

④入浴・清潔・整容に関する目標例(24例)

清潔を保つことは健康と気分の両方に関わります。「さっぱりして気持ちいい」という本人の感覚や、身だしなみへのこだわりも目標に活かしましょう。

No.長期目標短期目標
87清潔を保ち、さっぱりとした気持ちで過ごせる週2回の入浴で全身の清潔を保てる
88皮膚を健やかに保ち、トラブルなく暮らせる入浴後の保湿ケアで乾燥・かゆみを防げる
89入浴への抵抗が和らぎ、安心して湯につかれるなじみの職員の対応で落ち着いて入浴できる
90身だしなみを整え、自分らしさを保って過ごせる毎朝の整髪・整容を習慣として続けられる
91感染を予防し、健康な状態を維持できる手指・身体の清潔ケアを徹底できる
92自分で体を洗う力を保ち、自立を続けられる一部見守りで前面の洗身を自分で行える
93安全に入浴し、事故なく快適に過ごせる滑落防止・見守りで安全に入浴できる
94好みの温度でゆったり湯につかり、安らげる適温の湯でリラックスして入浴できる
95褥瘡を予防し、皮膚を健やかに保てる入浴・清拭時に皮膚状態を観察できる
96羞恥心に配慮され、気兼ねなく入浴できる目隠し・同性介助で安心して入浴できる
97整容を楽しみ、生活への意欲を保てる鏡を見ながら身だしなみを整えられる
98口腔を清潔に保ち、健康とおいしい食事を守れる毎食後の口腔ケアを継続できる
99爪や手足を清潔に保ち、けがや感染を防げる月1回以上、爪のケアを受けられる
100清潔な衣類で、気持ちよく毎日を過ごせる汚染時はこまめに更衣できる
101肌の乾燥を防ぎ、かゆみなく快適に暮らせる1日1回以上、保湿剤を塗布できる
102理美容を楽しみ、暮らしに張りをもてる月1回の理美容サービスを利用できる
103整容動作を保ち、自分でできる喜びを感じられる部分支援で歯磨き・洗顔を自分で行える
104体調に合わせて安全に入浴できる入浴前後のバイタル確認で安全を確保できる
105入浴拒否が減り、無理なく清潔を保てる入浴時間・誘い方を本人に合わせられる
106不安なく入浴に向かい、心地よく過ごせる手順を丁寧に説明し、安心して入浴できる
107清潔な環境で、衛生的に暮らせる居室・寝具の清潔を保てる
108入浴後の爽快感を保ち、気分よく過ごせる入浴後に水分補給を行い体調を保てる
109身だしなみを整え、人前に出る自信をもてる外出・面会前に整容を整えられる
110自尊心を大切にされ、穏やかに入浴できる本人のペースを尊重した介助を受けられる

⑤睡眠・生活リズムに関する目標例(16例)

昼夜のリズムは心身の安定の土台です。「夜ぐっすり眠り、昼は活動的に」という生活全体のリズムづくりを目標に据えます。

No.長期目標短期目標
111昼夜のリズムを整え、心身ともに安定して過ごせる日中の活動参加で夜間に連続して眠れる
112夜間ぐっすり眠り、日中を活気よく過ごせる就寝環境を整え、中途覚醒を減らせる
113安心できる環境で、穏やかに入眠できる就寝前の声かけ・照明調整で入眠を促せる
114生活にメリハリをつけ、その人らしく暮らせる毎日決まった時間に起床・離床できる
115昼夜逆転を防ぎ、規則正しい生活を送れる日中の離床・活動時間を確保できる
116睡眠不足による不調を防ぎ、元気に過ごせる夜間の睡眠を6時間以上確保できる
117夜間の不安が和らぎ、安心して眠れる巡視と声かけで夜間の不穏を減らせる
118自然な眠りを促し、薬に頼りすぎず過ごせる日中の運動・日光浴で入眠を促せる
119快適な寝具・室温で、心地よく眠れる本人に合った寝具・室温を整えられる
120朝すっきり目覚め、一日を気持ちよく始められる起床後にカーテンを開け生活リズムを整えられる
121日中の眠気を減らし、活動に参加できる午睡を適切な時間に調整できる
122夜間頻尿を減らし、まとまった睡眠をとれる夕方以降の水分・カフェインを調整できる
123落ち着いた夜を過ごし、安心して暮らせる就寝前のルーティンで気持ちを落ち着けられる
124生活リズムの安定で、表情が穏やかになる活動と休息のバランスを保てる
125安眠を妨げる要因を減らし、ぐっすり眠れる騒音・光などの環境要因を調整できる
126規則正しい暮らしで、心身の健康を保てる食事・活動・就寝の時間を一定に保てる

⑥認知症・BPSDに関する目標例(50例)

認知症のケアでは「症状を抑える」発想だけでなく、本人が安心して笑顔で過ごせること、なじみの関係や役割を保つことを目標の中心に置きます。

No.長期目標短期目標
127なじみの環境で安心して、穏やかに暮らせる居室・物の配置を一定に保ち混乱を減らせる
128不安が和らぎ、落ち着いた表情で過ごせる定期的な声かけ・傾聴で安心感を保てる
129刺激の少ない環境で、心穏やかに過ごせる過剰な刺激を避け、落ち着ける場所を確保できる
130昼夜逆転が改善し、生活リズムを取り戻せる日中の活動参加で夜間の睡眠を促せる
131安全を確保しながら、自由に過ごせる見守り・センサーで安全に行動できる
132役割をもち、自分の存在価値を感じられる洗濯たたみなど簡単な役割を担える
133笑顔で過ごす時間が増え、生活を楽しめる好みのレクリエーションに週3回参加できる
134混乱が減り、落ち着いて生活できる職員が統一した声かけ・対応を行える
135成功体験を重ね、自尊心を保てるできることに着目した関わりを受けられる
136孤立を防ぎ、人とのつながりを感じられる談話やお茶の時間に参加できる
137趣味を続け、生きがいを感じて暮らせる昔から好きな手芸・園芸を続けられる
138感情が安定し、穏やかに人と関われる興奮時は個別対応で気持ちを落ち着けられる
139安定した睡眠で、日中を穏やかに過ごせる就寝環境を整え、夜間の不穏を減らせる
140興奮や不穏が和らぎ、安心して過ごせる静養できる空間でクールダウンできる
141規則正しい生活で、心身が安定する起床・食事・就寝の時間を一定に保てる
142気持ちが落ち着き、穏やかな時間を過ごせる訴えを否定せず傾聴してもらえる
143好きな音楽で、表情がやわらぐ時間をもてる音楽療法・なじみの曲で安らげる
144情緒が安定し、安心して暮らせる家族写真やなじみの品でくつろげる
145信頼できる職員との関係で、安心感をもてるなじみの職員が中心となり対応できる
146自分らしい役割を果たし、意欲を保てる本人の得意を活かした役割を担える
147人との交流を保ち、社会性を維持できる他者との交流の機会を週3回以上もてる
148落ち着いた環境で、穏やかに過ごせる刺激を調整し、安心できる空間を保てる
149見通しをもち、混乱なく一日を過ごせる予定を分かりやすく伝えてもらえる
150不安なときに支えられ、安心を取り戻せる手を握る・寄り添うなどの支援を受けられる
151人としての尊厳を保ち、穏やかに暮らせる否定せず受け止める関わりを受けられる
152毎日に楽しみを見つけ、笑顔で過ごせる本人に合った日課を組み立てられる
153活動に参加し、心身の活力を保てる週3回以上、活動・レクに参加できる
154徘徊時も安全を確保し、安心して過ごせるセンサー・見守りで危険を防げる
155情緒が安定し、心地よい居場所を感じられる安心できる場所・人を確保できる
156残された力を活かし、認知機能を保てる回想法・脳トレに継続して取り組める
157孤独感が和らぎ、人とのふれあいを感じられる会話・交流の機会を毎日もてる
158拒否が減り、無理なくケアを受けられる選択肢を示し、本人の意思を尊重できる
159見通しのある暮らしで、安心して過ごせる日課・予定を繰り返し分かりやすく伝えられる
160夜間も穏やかに過ごし、安眠できる夜間巡視と環境調整で安心して眠れる
161感情が安定し、好きなことで心が満たされる好みの音楽・活動を取り入れられる
162日々の関わりの中で、笑顔のある生活を送れる職員との日常的な交流を保てる
163不穏時も早く支えられ、安全に過ごせる変化に早く気づき、早期に対応できる
164生活への意欲を保ち、張りのある毎日を送れる興味のある活動を提案してもらえる
165丁寧な説明で安心し、混乱なく過ごせるケアの前に分かりやすい説明を受けられる
166少人数の穏やかな交流で、安心して関われる少人数の活動で落ち着いて過ごせる
167職員間の連携で、混乱を最小限にできる対応方針を職員間で共有できる
168見慣れた環境で、安心して暮らし続けられる身の回りの物の配置を固定できる
169気持ちを受け止められ、精神的に安定できる傾聴・共感的な関わりを受けられる
170行事に参加し、社会とのつながりを感じられる季節の行事に参加できる
171感情の高ぶりが減り、穏やかに人と関われる興奮の引き金を把握し個別に対応できる
172日中しっかり目覚め、活動的に過ごせる離床を促し、日中の覚醒を保てる
173穏やかな対人関係の中で、安心して暮らせる他者とのトラブルを予防できる
174認知機能の低下を緩やかにし、力を保てる脳トレ・会話・活動を継続できる
175生活満足度を高め、自分らしく過ごせる本人の希望を聴き、ケアに反映できる
176安心の見守りの中で、穏やかに暮らせる見守り体制を整え危険を防げる

⑦心理・意欲・自尊心に関する目標例(20例)

「生きる意欲」や「自分らしさ」を支える視点です。気分の落ち込みや意欲低下にも、その人の価値観を尊重した目標で寄り添います。

No.長期目標短期目標
177自分らしさを大切にされ、前向きに暮らせる本人の価値観・希望を尊重した支援を受けられる
178気持ちの落ち込みが和らぎ、笑顔が増える話を傾聴し、安心できる関わりを保てる
179生きがいを感じ、毎日に張りをもてる好きな活動・趣味を継続できる
180人との交流を楽しみ、心が満たされる他者との会話・交流の機会をもてる
181役割を担い、自分の存在価値を感じられる施設内で本人に合った役割を担える
182自尊心を保ち、誇りをもって暮らせるできることを尊重した関わりを受けられる
183意欲を取り戻し、活動に前向きになれる成功体験を重ね、自信を高められる
184不安が和らぎ、安心して過ごせる気持ちを受け止めてもらえる
185孤独を感じず、つながりの中で暮らせる声かけ・交流を通じて孤立を防げる
186好きなことに取り組み、充実感を得られる週3回以上、趣味活動に参加できる
187感謝される経験を通じ、自己肯定感を保てる役割を果たし「ありがとう」と言われる機会をもてる
188自分の思いを表現し、尊重されて暮らせる希望や気持ちを伝える機会をもてる
189穏やかな気持ちで、安定して過ごせる落ち着ける環境・関わりを保てる
190意欲の低下を防ぎ、活動的に暮らせる本人の興味に合う活動を提案してもらえる
191人生を肯定的に振り返り、心安らかに過ごせる回想を通じて自分の歩みを語れる
192楽しみを見つけ、笑顔のある毎日を送れる本人の楽しみを生活に取り入れられる
193信頼関係の中で、安心して気持ちを表せるなじみの職員に本音を話せる
194自分のペースを尊重され、心地よく暮らせる無理のないペースで生活できる
195達成感を味わい、前向きな気持ちを保てる小さな目標を達成する機会をもてる
196心の安定を保ち、穏やかに人と関われるストレスの要因を減らせる

⑧リハビリ・機能訓練に関する目標例(22例)

機能の維持・向上は「できる生活」を支える土台です。訓練そのものでなく、訓練の先にある「やりたい暮らし」を長期目標に描きます。

No.長期目標短期目標
197身体機能を保ち、自分でできる生活を続けられる週2回の機能訓練に継続して参加できる
198歩く力を維持し、行きたい場所へ移動できる歩行訓練で歩行距離・安定性を保てる
199関節の動きを保ち、痛みなく日常動作を行える毎日の関節可動域訓練を継続できる
200筋力低下を防ぎ、活動的な毎日を送れる下肢・体幹の筋力訓練を継続できる
201立ち上がり・移乗動作を保ち、自立を続けられる立ち上がり訓練を毎日行える
202拘縮を予防し、安楽な姿勢で過ごせるポジショニング・他動運動を継続できる
203手の動きを保ち、食事や整容を自分で行える上肢・手指の訓練を継続できる
204バランス能力を保ち、転倒なく生活できるバランス訓練に取り組み安定性を高められる
205生活動作を維持し、自分らしい暮らしを続けられる日常生活動作訓練に取り組める
206座位・立位の保持力を保ち、活動に参加できる座位・立位保持時間を延ばせる
207呼吸機能を保ち、息切れなく活動できる呼吸リハビリ・体操を継続できる
208嚥下機能を保ち、安全に食べ続けられる嚥下訓練・口腔体操を継続できる
209活動量を保ち、心身の活力を維持できる集団体操・レクに週3回参加できる
210廃用症候群を防ぎ、元気に過ごせる離床と運動の習慣を継続できる
211自分の足で歩く喜びを保ち続けられる平行棒・歩行器で歩行練習を続けられる
212身体を動かす習慣で、気分も前向きになれる毎日の体操を楽しみながら続けられる
213残された機能を活かし、できることを増やせる得意な動作を活かした訓練を行える
214痛みを管理しながら、無理なく訓練を続けられる痛みに配慮したプログラムを継続できる
215機能の維持により、介助量を増やさず過ごせる現在のADLを6か月間維持できる
216動く自信を取り戻し、生活範囲を広げられる訓練の成果を生活動作に活かせる
217車椅子上でも活動的に、楽しく過ごせる車椅子上での運動・活動に参加できる
218むくみや循環を改善し、快適に過ごせる下肢の運動・マッサージを継続できる

⑨医療・服薬・健康管理に関する目標例(30例)

持病や服薬の管理は、安心して暮らすための基盤です。数値の安定だけでなく「体調を崩さず好きなことを続けられる」ことを目標に結びつけます。

No.長期目標短期目標
219持病を安定させ、好きな活動を続けられる定期的なバイタル測定で体調を把握できる
220痛みが和らぎ、穏やかに毎日を過ごせる痛みの評価を行い、緩和を図れる
221服薬を確実に行い、病状を安定させられる毎回の内服を確認し、飲み忘れを防げる
222再入院を防ぎ、施設での生活を続けられる体調変化を早期に発見し対応できる
223褥瘡を予防し、健やかな皮膚を保てる定期的な体位変換・除圧を行える
224感染症を予防し、健康に過ごせる手指衛生・環境衛生を徹底できる
225呼吸状態を安定させ、楽に過ごせるSpO2を測定し呼吸状態を把握できる
226血圧を安定させ、合併症なく暮らせる服薬・生活管理で血圧を基準内に保てる
227血糖を安定させ、元気に活動できる食事・服薬・運動で血糖を管理できる
228脱水を防ぎ、体調を崩さず過ごせる1日の水分摂取量を把握し確保できる
229体重・栄養を保ち、活力ある生活を送れる定期的に体重・栄養状態を評価できる
230急変を防ぎ、安心して療養できる体調変化のサインを早期に把握できる
231医療と連携し、安心して暮らせる協力医療機関と定期的に情報共有できる
232発熱・体調不良に早く対応してもらえる毎日の健康観察で異常を早期発見できる
233皮膚トラブルを防ぎ、快適に過ごせる皮膚の観察・保湿・清潔を継続できる
234便秘・下痢を防ぎ、おなかの調子を保てる排便コントロールで腹部症状を防げる
235浮腫を管理し、体の重さなく過ごせる下肢挙上・観察でむくみを管理できる
236服薬の副作用に早く気づき、安全に過ごせる服薬後の状態を観察できる
237口腔を清潔に保ち、誤嚥性肺炎を防げる口腔ケアを毎日継続できる
238持病の悪化を防ぎ、安定した生活を送れる受診・検査を計画的に受けられる
239貧血・倦怠感を防ぎ、活気よく過ごせる栄養・服薬管理で体調を保てる
240発作・症状の悪化を防ぎ、安心して暮らせる服薬遵守と観察で症状を管理できる
241医療的ケアを安全に受け、穏やかに過ごせる必要な医療処置を安全に受けられる
242体調に合わせた生活で、無理なく過ごせるその日の体調に応じて活動量を調整できる
243予防接種・健診で、病気を未然に防げる必要な予防接種・健康診断を受けられる
244低栄養・フレイルを防ぎ、活力を保てる栄養補給と運動を組み合わせられる
245関節リウマチの痛みと付き合い、活動を続けられる痛みの変動を把握し、無理のない活動ができる
246心不全を悪化させず、穏やかに暮らせる体重・むくみ・呼吸を毎日観察できる
247認知症の進行に伴う体調変化に対応できる食事量・活動量の変化を把握できる
248多職種が連携し、安心して療養できる看護・介護・医療が情報を共有できる

⑩看取り・終末期に関する目標例(20例)

終末期は「その人らしい最期」を支える時期です。苦痛の緩和、本人の意思の尊重、家族の安心を目標の柱に据えます。

No.長期目標短期目標
249住み慣れた施設で、その人らしい最期を迎えられる本人・家族の意思を確認しながら支援できる
250苦痛が和らぎ、穏やかな時間を過ごせる疼痛・苦痛の評価と緩和を継続できる
251尊厳を保ち、安らかに過ごせる本人の意思を尊重したケアを提供できる
252家族とともに、心穏やかな時間を過ごせる面会・付き添いの環境を整えられる
253不安なく、安心して療養を続けられる丁寧な説明と寄り添いで安心感を保てる
254最期まで好きなことに触れ、心満たされて過ごせる本人の好きな音楽・品を取り入れられる
255呼吸や体の苦しさが和らぎ、楽に過ごせる症状緩和のケアを継続できる
256家族の不安が和らぎ、ともに見守れる家族へ定期的に状態を報告できる
257口や肌を清潔に保ち、心地よく過ごせる口腔・清潔ケアで安楽を保てる
258静かで落ち着いた環境で、安らかに過ごせる静かな環境を整えられる
259本人の望む形で、最期の時間を過ごせる事前の意思(ACP)を尊重できる
260家族との大切な時間を、穏やかに過ごせる家族の付き添いを支援できる
261医療と連携し、安心して看取りを迎えられる医師・看護師と密に連携できる
262苦痛の少ない、安らかな最期を迎えられる苦痛症状を観察し早期に対応できる
263心身ともに安楽な状態で、穏やかに過ごせる安楽な体位・環境を保てる
264これまでの人生を尊び、温かく見守られる本人の歩みを尊重した関わりを保てる
265家族の悲しみに寄り添う支援を受けられる家族へのグリーフケアを行える
266安心できる職員に囲まれ、穏やかに過ごせるなじみの職員が寄り添える
267最期まで「その人らしさ」を大切にできる本人の価値観をケアに反映し続けられる
268安らかな旅立ちを、温かく支えてもらえる多職種・家族が連携して見守れる

⑪家族・社会交流・QOLに関する目標例(26例)

家族とのつながりや社会との接点は、施設生活の質を大きく左右します。「孤立させない」「その人の世界を広げる」視点を目標に込めます。

No.長期目標短期目標
269家族とのつながりを保ち、心の支えにできる定期的な面会・連絡の機会をもてる
270地域や社会との接点を保ち、世界を広げられる行事・外出を通じて社会と関われる
271仲間との交流を楽しみ、笑顔で過ごせる他の利用者との交流の機会をもてる
272自分の役割を果たし、必要とされる喜びを感じられる施設内で役割・係を担える
273季節の行事を楽しみ、暮らしに彩りをもてる季節の行事・レクに参加できる
274家族に見守られ、安心して暮らせる家族と情報を共有し連携できる
275外出・外泊を楽しみ、生活に張りをもてる体調に応じて外出・外泊を実現できる
276趣味の仲間と過ごし、生きがいを感じられる趣味の活動・クラブに参加できる
277家族との思い出を大切にしながら暮らせる家族写真・手紙などを身近に置ける
278人とのふれあいの中で、穏やかに過ごせる日常的な交流・会話の機会をもてる
279地域の人とのつながりを感じて暮らせるボランティア・地域交流に参加できる
280自分の好きな環境で、心地よく暮らせる居室を本人好みに整えられる
281家族の負担を減らし、安心して任せられる家族の相談に応じ支援できる
282人生の楽しみを保ち、満足して暮らせる本人の「したいこと」を生活に取り入れられる
283孤立を防ぎ、人とのつながりの中で暮らせる声かけ・交流で孤立を防げる
284家族との信頼関係の中で、安心して過ごせる家族と定期的に面談できる
285ペットや自然に触れ、心が安らぐ時間をもてる動物・園芸など好みの活動に触れられる
286写真や記録を通じ、暮らしを家族と共有できる活動の様子を家族に伝えられる
287仲間と協力し、達成感を味わえる共同作業・グループ活動に参加できる
288自分の意思で選び、納得して暮らせる生活の場面で選択する機会をもてる
289住み慣れた地域とのつながりを保てる地域行事・お便りなどで地域を感じられる
290感謝や交流を通じ、心豊かに過ごせる他者との助け合いの機会をもてる
291家族とともに、本人の希望を実現できる家族と協力し希望をケアに反映できる
292人との関わりの中で、自分らしさを保てる本人らしい関わり方を尊重できる
293社会とのつながりを通じ、意欲を保てる外部との交流機会を継続できる
294穏やかな人間関係の中で、安心して暮らせる良好な関係づくりを支援できる
新人ケアマネ新人

294例もあると、自分の利用者さんに近い言葉がきっと見つかりますね!

ベテランケアマネ先輩

そうね。でも『近い』で止めないで。見つけた文例に、その方ならではの一言を足す——それが個別性のあるケアプランになるコツよ。

第1表・第2表への記入例|長期目標・短期目標の落とし込み方

選んだ文例を、実際のケアプランにどう落とし込むかを記入例で示します。ニーズ→長期目標→短期目標→サービス内容の流れがつながっているかを確認しましょう。

記入例1:食事(誤嚥予防)のケース

項目記入例
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)むせ込みがみられ、安全に食事を続けたい
長期目標誤嚥を防ぎながら、長く口から食べる生活を続けられる
短期目標毎食後30分は座位を保ち、肺炎を予防できる
サービス内容食事姿勢の調整/食後の座位保持/口腔ケア/嚥下状態の観察

記入例2:認知症(BPSD・不安)のケース

項目記入例
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)夕方に不安が強くなり、落ち着いて過ごしたい
長期目標なじみの環境で安心して、穏やかに暮らせる
短期目標定期的な声かけ・傾聴で安心感を保てる
サービス内容なじみの職員による対応/傾聴・寄り添い/日課の安定/環境調整

記入例3:看取り(終末期)のケース

項目記入例
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)住み慣れた施設で、苦痛なく最期を迎えたい
長期目標住み慣れた施設で、その人らしい最期を迎えられる
短期目標疼痛・苦痛の評価と緩和を継続できる
サービス内容苦痛症状の観察と緩和/医師・看護師との連携/家族の付き添い支援/安楽なケア

文例を活かす4ステップ

  • ステップ1:ニーズを確認するアセスメントから、その人の課題と「望む暮らし」を整理します。
  • ステップ2:近い文例を選ぶジャンル別の文例から、ニーズに合う長期・短期のペアを選びます。
  • ステップ3:本人の言葉を足す好きなこと・価値観を一言加え、その人だけの目標に仕上げます。
  • ステップ4:評価基準を整える短期目標を「いつ・何を・どのくらい」で評価できる形に調整します。

よくある質問(FAQ)

長期目標と短期目標の期間に決まりはありますか?
法令で年数が固定されているわけではありませんが、一般に長期目標は概ね6か月〜1年、短期目標は1〜3か月が目安です。利用者の状態やサービス計画の見直し時期に合わせて設定します。
長期目標と短期目標が同じ内容になってしまいます。
長期目標は「暮らしの方向性(どう過ごしたいか)」、短期目標は「評価できる具体的な行動・状態」と役割を分けると重複を防げます。短期目標に頻度や数値を入れると違いが明確になります。
文例をそのままコピペしても監査で問題になりませんか?
文例の表現自体が問題になることは通常ありませんが、アセスメントやニーズとつながっていないと「根拠が不明」と指摘されることがあります。必ず本人の状態・意向に合わせて調整してください。
施設ケアプランと居宅ケアプランで目標の書き方は違いますか?
基本構造(長期・短期)は同じですが、施設は「生活の場」であるため、暮らしの楽しみ・役割・交流・看取りなど、生活全体を見据えた目標が重視されます。
ADL以外の目標が思いつきません。
本記事の「認知症・BPSD」「心理・意欲」「家族・社会交流」「看取り」のジャンルが参考になります。暮らしの楽しみ・人とのつながり・役割といった視点を加えると幅が広がります。
目標は誰と決めればよいですか?
本人・家族の意向を中心に、サービス担当者会議で多職種と共有して決定します。本人の言葉や希望を反映することで、個別性が高く納得感のあるプランになります。
まとめ
  • 施設ケアプランの長期目標は「暮らしの方向性」短期目標は「評価できる具体策」と役割を分ける。
  • 個別性は「その人らしさ・強み・生活の場・評価できる表現」の4つの視点で生まれる。
  • 文例はたたき台。アセスメント・本人の意向と整合させ、本人の言葉を一言足す。
  • 本記事の294例を場面別に活用し、第1表・第2表へ無理なく落とし込もう。

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