ケアマネの1日の流れ|居宅と施設のスケジュール例を比較

「ケアマネジャーは、1日をどんなふうに過ごしているの?」「訪問ばかりなのか、事務作業が多いのか、イメージがわかない」。ケアマネを目指している人や、転職を考えている人にとって、実際の働き方は気になるところです。
ケアマネの1日は、居宅と施設で大きく違います。この記事では、居宅ケアマネと施設ケアマネの1日の流れをスケジュール例で紹介し、1か月の繁忙期や、1日を効率よく回すコツも解説します。
- 居宅ケアマネの1日の流れとスケジュール例
- 施設ケアマネの1日の流れとスケジュール例
- 居宅と施設の働き方の違い
- 1か月の中で忙しくなる時期
- 1日の仕事を効率よく回すコツ
居宅ケアマネの1日の流れ
居宅ケアマネは、居宅介護支援事業所を拠点に、自宅で暮らす利用者を担当します。利用者宅への訪問と、事業所での事務作業を組み合わせるのが特徴です。
| 時間 | 仕事の内容 |
|---|---|
| 8:45 | 出勤。メールやFAXを確認し、その日の訪問の予定と順番を確認 |
| 9:00 | 朝のミーティング。利用者の入退院や状態の変化を共有 |
| 9:30 | 1件目の訪問。モニタリングで体調やサービスの利用状況を確認 |
| 10:30 | 2件目の訪問。新しい利用者のアセスメントで、生活の様子や希望を聞き取る |
| 12:00 | 昼休憩 |
| 13:00 | サービス担当者会議。本人、家族、サービス事業所とケアプランを確認 |
| 14:30 | 3件目の訪問。認定の更新について家族に説明 |
| 15:30 | 事業所に戻り、訪問の記録やケアプランの修正 |
| 16:30 | 病院やサービス事業所、地域包括支援センターとの連絡や調整 |
| 17:30 | 翌日の準備をして退勤 |
1日の訪問は2〜4件ほどが一般的で、空いた時間に記録や書類の作成、電話での調整を進めます。急な入院や体調の変化があると、予定が大きく変わることもあります。
新人訪問の合間に、記録や電話もこなしているんですね。
先輩そうなの。外に出ている時間が長いから、戻ってからの事務作業をどう効率よく進めるかがポイントよ。予定どおりにいかない日も多いから、余裕を持った計画が大事ね。
施設ケアマネの1日の流れ
施設ケアマネは、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などで、入所している人のケアプラン(施設サービス計画)を担当します。外出が少なく、施設の中で多職種と連携しながら働くのが特徴です。
| 時間 | 仕事の内容 |
|---|---|
| 8:30 | 出勤。夜勤の職員からの申し送りで、入所者の状態の変化を確認 |
| 9:00 | フロアを回り、入所者の様子を観察。気になる人は介護職員に詳しく聞く |
| 10:00 | 担当する入所者のモニタリング。居室で生活の様子や要望を聞く |
| 11:00 | ケアプランの作成や見直し |
| 12:00 | 昼休憩。食事の様子を見守ることも |
| 13:00 | サービス担当者会議。介護、看護、栄養、リハビリの職員とケアプランを検討 |
| 14:30 | 新しく入所する人の家族との面談や契約の説明 |
| 15:30 | 記録の整理、医療機関や行政との連絡 |
| 16:30 | 翌日の会議や面談の準備 |
| 17:30 | 退勤 |
施設によっては、ケアマネが介護職や相談員を兼務していることもあり、1日の流れは職場によって違います。
居宅と施設の1日の違い
| 項目 | 居宅ケアマネ | 施設ケアマネ |
|---|---|---|
| 1日の中心 | 利用者宅への訪問と事務作業 | 施設内での観察、会議、記録 |
| 外出 | 多い | 少ない |
| 連携の相手 | 外部のサービス事業所や病院 | 主に施設内の職員 |
| 予定の変わりやすさ | 急な入院や家族からの相談で変わりやすい | 入退所や急変で変わることがある |
| 兼務 | 専任が基本 | 介護職などと兼務する場合がある |
1か月の中で忙しくなる時期
居宅ケアマネは、月の初めが特に忙しくなります。前の月に使ったサービスの実績を確認し、給付管理票を作って、毎月10日までに国民健康保険団体連合会(国保連)へ提出する必要があるためです。この時期は訪問の件数を抑え、事務作業に時間を使うケアマネも多くいます。
月の後半は、翌月のサービス利用票の作成や、利用者への配布、モニタリングの訪問が中心になります。
新人月の前半と後半で、1日の過ごし方が変わるんですね。
先輩そのとおりよ。1か月のリズムをつかむと、訪問の予定を入れる時期を工夫できるようになるわ。最初は先輩の予定の立て方をまねるといいわね。
1日の仕事を効率よく回すコツ
- 訪問の順番を地域でまとめる近い利用者宅を同じ日に回り、移動時間を減らします。
- 記録はその日のうちに記憶が新しいうちに記録すると、書く時間も短くなります。
- 月初めの予定を空けておく給付管理の時期に訪問を詰め込まないようにします。
- 急な対応の時間を残す1日の予定に余白をつくり、入退院などの急な連絡に備えます。
1日の流れから見るケアマネに向いている人
1日の流れを見ると、ケアマネに求められる力が見えてきます。
- 予定を組み立てるのが得意な人:訪問、会議、事務作業を1日の中で調整する力が求められる
- 人の話を聞くのが好きな人:利用者や家族の希望を丁寧に聞き取る場面が多い
- 急な変更にも落ち着いて対応できる人:入院や体調の変化で予定が変わることがよくある
- 記録や書類の作業をこつこつ進められる人:訪問や会議の後には必ず記録が必要になる
最初からすべてが得意な人はいません。先輩の1日の動き方を見て、自分なりのリズムをつくっていくことで、少しずつ効率よく働けるようになります。
よくある質問(FAQ)
ケアマネに残業はありますか?
ケアマネに夜勤はありますか?
居宅ケアマネは、1日に何件くらい訪問しますか?
初めてケアマネになるなら、居宅と施設のどちらがいいですか?
ケアマネは土日休みですか?
- 居宅ケアマネの1日は、利用者宅への訪問と事業所での記録や調整を組み合わせる
- 施設ケアマネの1日は、施設内での観察、多職種との会議、ケアプランの作成が中心
- 居宅ケアマネは、給付管理のある月の初めが特に忙しい
- 訪問の順番をまとめ、記録をその日のうちに済ませ、急な対応の余白を残すと効率よく回せる















