ケアマネ試験の出題形式|問題数・試験時間・合格基準

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ケアマネ試験の勉強を始める前に、まず知っておきたいのが出題形式です。問題数や試験時間、解答の方式を知らないまま勉強すると、本番で時間が足りなくなったり、選ぶ数を間違えたりすることがあります。

この記事では、ケアマネ試験の出題形式を、問題数・試験時間・解答方式・合格基準に分けて解説し、形式に合わせた解き方と勉強法も紹介します。

この記事でわかること
  • ケアマネ試験の出題形式の全体像
  • 分野ごとの問題数と出題範囲
  • 5つの選択肢から2つまたは3つを選ぶ解答方式
  • 合格基準の考え方
  • 出題形式に合わせた解き方と勉強法
目次

ケアマネ試験の出題形式の全体像

ケアマネ試験の正式名称は「介護支援専門員実務研修受講試験」です。都道府県が実施し、例年10月ごろに全国で同じ日に行われます。

項目内容
実施時期例年10月ごろ
出題数全60問
試験時間120分
解答方式マークシート方式。5つの選択肢から、問題文で指定された数(2つまたは3つ)を選ぶ
記述式なし
合格基準2つの区分それぞれで、正答率70%を基準に難易度で補正した点数以上
注意:最新の試験案内で必ず確認を試験日、申込期間、受験手数料、受験資格は年度や都道府県によって異なります。受験する都道府県の試験案内で、最新の情報を確認してください。

ケアマネ試験の分野ごとの問題数と出題範囲

区分分野問題数主な出題範囲
介護支援分野介護支援分野25問介護保険制度、要介護認定、居宅・施設のケアマネジメント
保健医療福祉サービス分野保健医療サービスの知識等20問高齢者の疾患、医療的なケア、訪問看護、介護老人保健施設など
福祉サービスの知識等15問訪問介護、通所介護、成年後見制度、生活保護、障害福祉など

合格の判定は、「介護支援分野(25問)」と「保健医療福祉サービス分野(35問)」の2つの区分で行われます。どちらか一方でも基準に届かないと不合格になります。

新人ケアマネ新人

全部で60問なら、合計で何点以上とればいいんですか?

ベテランケアマネ先輩

そこが注意点なの。合計点ではなく、2つの区分それぞれで基準点を超える必要があるのよ。

ケアマネ試験の解答方式|5つの選択肢から2つまたは3つを選ぶ

ケアマネ試験は、一般的な「1つだけ選ぶ」試験とは違い、5つの選択肢から正しいもの(または適切なもの)を2つまたは3つ選ぶ方式です。いくつ選ぶかは、問題文に書かれています。

  • 指定された数をすべて正しく選ばないと、その問題は得点にならない
  • 選択肢一つひとつの正誤を判断する力が必要になる
  • 「2つ選ぶ」問題で3つマークするなど、選ぶ数のミスに注意する

選択肢の正誤を見分けるポイント

  • 「必ず」「すべて」「のみ」など言い切る表現は、例外がないか確認する
  • 主語や対象のすり替え(市町村と都道府県、要支援と要介護など)に注意する
  • 数字や期間は、テキストで覚えた内容と照らし合わせる

ケアマネ試験の合格基準の考え方

合格基準は、各区分で正答率70%を基準に、その年の問題の難易度によって補正されます。そのため、合格に必要な点数は年によって変わります。

介護支援分野は25問のため、1問の重みが大きく、数問の取りこぼしが合否を分けることもあります。保健医療福祉サービス分野も35問をまとめて判定されるため、苦手な分野を放置しないことが大切です。

ポイント:両方の区分をバランスよく得意な区分で高得点をとっても、もう一方が基準に届かなければ合格できません。模試や過去問では、区分ごとの正答率を必ず確認しましょう。

出題形式に合わせた解き方のコツ

  • 1問2分を目安にする60問を120分で解くため、迷う問題は印をつけて後回しにします。
  • 選ぶ数に印をつける問題文の「2つ選べ」「3つ選べ」に丸をつけてから選択肢を読みます。
  • 確実な選択肢から決める明らかに正しい・誤りと判断できる選択肢から絞り込みます。
  • 最後にマークを見直す選んだ数とマークの位置のずれを確認する時間を残します。

出題形式に合わせた勉強法

過去問は選択肢ごとに正誤の理由を確認する

複数を選ぶ方式では、すべての選択肢の正誤を判断する力が必要です。過去問を解いたら、正解の選択肢だけでなく、誤りの選択肢のどこが違うかを解説で確認しましょう。

テキストは最新年度版を1冊に絞る

制度改正に対応したテキストで、図や表を使って制度の流れを理解します。過去問で間違えた内容をテキストに書き込み、復習に使います。

本番と同じ120分で通し演習をする

試験の2か月前ごろから、過去問1年分を120分で解く練習をします。時間配分と、集中力が続くかを確認できます。

新人ケアマネ新人

複数選ぶ形式だと、勘で当たることは少なそうですね。

ベテランケアマネ先輩

そうなの。だから選択肢一つひとつを判断できる知識が大事なのよ。過去問の解説を丁寧に読むのが一番の近道ね。

出題形式から考える勉強の優先順位

出題形式を知ると、どこに時間をかけるべきかが見えてきます。

形式の特徴勉強で意識すること
介護支援分野は25問で1つの区分1問の重みが大きいため、最優先で過去問をくり返す
保健医療・福祉は35問で1つの区分苦手な方の分野を放置せず、区分全体で基準を超える
2つまたは3つを選ぶ方式選択肢ごとに正誤の理由を説明できるまで理解する
120分で60問1問2分の感覚を、通しの過去問演習で身につける
制度の数字や期間が問われる最新年度のテキストで、数字をまとめて確認する

受験当日の持ち物と注意点

  • 受験票と、試験案内で指定された筆記用具(マークシート用の鉛筆など)
  • 通信機能のない時計(スマートフォンは時計として使えないことが一般的)
  • 会場までの経路と、集合時間の確認

持ち物や当日の注意事項は、受験票や試験案内に書かれた内容が優先です。前日までに必ず目を通しておきましょう。

よくある質問(FAQ)

ケアマネ試験に記述問題はありますか?
ありません。すべてマークシート方式です。ただし、5つの選択肢から2つまたは3つを選ぶため、選択肢を正確に読み分ける力が必要です。
一部の分野が免除になる制度はありますか?
以前は保有資格によって一部の問題が免除される制度がありましたが、現在は廃止され、受験者全員が全60問を解きます。
合格点は毎年同じですか?
同じではありません。正答率70%を基準に、問題の難易度によって補正されるため、年によって合格に必要な点数が変わります。
2つ選ぶ問題で1つだけ正解していた場合、部分点はありますか?
部分点はなく、指定された数をすべて正しく選んだ場合にのみ得点になるとされています。そのため、選択肢一つひとつの正誤を判断できる知識が必要です。
試験の問題はどのように持ち帰れますか?
問題用紙の持ち帰りなど当日の取り扱いは、試験案内や当日の説明に従ってください。自己採点のために、自分が選んだ答えを問題用紙に書き込んでおく人が多いです。
まとめ
  • ケアマネ試験は全60問・120分のマークシート方式で、記述問題はない
  • 介護支援分野25問、保健医療サービス分野20問、福祉サービス分野15問が出題される
  • 5つの選択肢から指定された数(2つまたは3つ)を選ぶため、選択肢ごとの正誤判断が必要
  • 合格基準は2つの区分それぞれで正答率70%を基準に補正され、両方を超える必要がある

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編集:中央法規「ケアマネジャー」編集部, 著:福島敏之
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