デイサービスとデイケアの違いとは?わかりやすく解説

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介護保険サービスの中でよく耳にする「デイサービス」と「デイケア」。

どちらも日帰りで施設に通うサービスですが、「実際には何が違うの?」「うちの家族にはどちらが合っているの?」と悩む方も少なくありません。

この記事では、デイサービス(通所介護)とデイケア(通所リハビリテーション)の違いを、サービス内容・対象者・料金・メリットを比較しながらわかりやすく解説します。

目次

デイサービス(通所介護)とは?

概要

デイサービスは、介護保険の「通所介護」に分類されるサービスです。日中に施設へ通い、入浴・食事・排泄などの日常生活支援やレクリエーション、機能訓練を受けられます。

サービス内容

  • 入浴介助
  • 食事の提供
  • 機能訓練(体操や軽度の運動)
  • レクリエーション(ゲーム、手芸、カラオケなど)
  • 利用者同士の交流

介護予防の役割や、家族の介護負担を軽減する「レスパイトケア」としても利用されています。

対象者

要介護1〜5、要支援1・2の人。特に「自宅で過ごす時間が多く閉じこもりがち」「入浴が一人では困難」という方に適しています。

利用料金(1割負担の目安)

  • 半日利用:約500〜700円
  • 1日利用:約800〜1,200円
  • 食費:500〜800円程度/1日
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デイケア(通所リハビリテーション)とは?

概要

デイケアは、介護保険の「通所リハビリテーション」に分類されるサービスです。病院や介護老人保健施設などに併設されることが多く、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)による専門的なリハビリを受けられます。

サービス内容

  • 理学療法士による歩行訓練・筋力トレーニング
  • 作業療法士による日常生活動作訓練(食事・着替えなど)
  • 言語聴覚士による嚥下訓練・発声練習
  • 医師・看護師による健康管理
  • 食事・入浴介助

退院後のリハビリ継続や、在宅生活の維持を目的に利用されます。

対象者

要介護1〜5、要支援1・2の人。特に「退院直後でリハビリが必要」「筋力低下で自宅生活に不安がある」という方に適しています。

利用料金(1割負担の目安)

  • 半日利用:約700〜900円
  • 1日利用:約1,000〜1,500円
  • 個別リハビリ(20分):約300円
  • 食費:500〜800円程度/1日
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デイサービスとデイケアの違いを比較

項目デイサービスデイケア
サービス区分通所介護通所リハビリテーション
主な目的生活支援・交流・介護予防リハビリによる機能回復・維持
提供内容入浴・食事・レクリエーション中心専門職によるリハビリ中心
スタッフ介護職員・看護師医師・リハ専門職・看護師・介護職員
対象者要介護・要支援の幅広い人要介護・要支援でリハビリが必要な人
利用料金半日500〜700円/1日800〜1,200円半日700〜900円/1日1,000〜1,500円+リハ加算

デイサービスが向いている人

  • 入浴や食事の介助が必要な人
  • 家族が介護を休む時間を確保したいケース
  • 外出や交流が少なく、孤立が心配な人
  • 認知症予防や軽度の機能訓練を希望する人

デイケアが向いている人

  • 病気やけがの後でリハビリが必要な人
  • 在宅生活を維持するために専門的な訓練を受けたい人
  • 誤嚥や発声に課題があり、言語訓練が必要な人
  • 病院退院後、すぐに自宅生活へ戻るのが不安な人

デイサービスとデイケアを併用できる?

原則として同じ日に両方を利用することはできませんが、状況によっては併用が可能です。
例:週2回はデイサービスで入浴や交流、週1回はデイケアでリハビリを受けるなど。

ケアマネジャーと相談しながら、本人の状態や目標に合わせて柔軟に使い分けることが大切です。

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まとめ

デイサービスとデイケアはどちらも「日帰りで通う介護保険サービス」ですが、目的と内容が大きく異なります。

  • デイサービス:生活支援や交流、介護予防が中心
  • デイケア:専門職によるリハビリが中心

「入浴や交流を重視するならデイサービス」「リハビリを受けたいならデイケア」と考えると分かりやすいでしょう。どちらが適しているかは本人の状態や家族の希望によって異なるため、まずはケアマネジャーや地域包括支援センターに相談してみることをおすすめします。

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