特養ケアマネの仕事内容|1日の流れと居宅との違い・やりがい

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「特養のケアマネって、具体的にどんな仕事をしているの?」「居宅のケアマネとは何が違うの?」。特別養護老人ホーム(特養)で働くケアマネに興味はあっても、仕事の中身はなかなか見えにくいものです。
結論から言うと、特養ケアマネの仕事の中心は、入所者一人ひとりの施設サービス計画(施設のケアプラン)をつくり、施設内の多職種をつなぐことです。外部の事業所と調整する居宅ケアマネと違い、介護職・看護職・栄養士・相談員など同じ施設のチームと連携しながら、入所から看取りまでの暮らしを支えます。この記事では、特養ケアマネの仕事内容を流れに沿って解説し、1日のスケジュール例、居宅との違い、やりがいと向いている人、求人を選ぶときの確認点までまとめます。
- 特養でのケアマネの役割と人員配置の基準
- 入所から看取り・退所までの特養ケアマネの仕事内容
- 1日・1か月のスケジュール例
- 特養ケアマネと居宅ケアマネの違い
- やりがい・向いている人と、求人を選ぶときの確認点
特養ケアマネの役割と配置の基準
特養(介護老人福祉施設)は、原則として要介護3以上で、常に介護が必要な人が暮らす施設です。多くの人にとって「終の棲家」となる場所で、入所期間も長くなる傾向があります。
特養には、運営基準で入所者100人に対して1人以上の介護支援専門員を配置することが決められています。たとえば定員80人の特養なら1人、定員120人なら2人が目安です。生活相談員や介護職と兼務しているケアマネも少なくありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な役割 | 施設サービス計画の作成と見直し、多職種の連携の要 |
| 配置の基準 | 入所者100人に対して1人以上(増えるごとに追加) |
| 担当する人数 | 施設の定員と配置人数によって決まり、数十人〜100人規模になることもある |
| 連携する職種 | 介護職員、看護職員、生活相談員、管理栄養士、機能訓練指導員、配置医師 |
施設の中では、入所者の情報が一番集まるのがケアマネです。日々のケアを担う介護職と、医療を担う看護職、生活全体を見る相談員のあいだに立って、チームが同じ方向を向いて支援できるようにするのが特養ケアマネの大きな役割です。
新人施設だと、ケアマネは何人も担当するんですね。
先輩そうね。居宅より担当人数は多くなりやすいけれど、同じ建物の中に入所者がいて、職員とすぐ話せるのが施設の特徴なの。移動の時間がない分、会議や記録の時間に回せるわ。
特養ケアマネの仕事内容|入所から看取りまでの流れ
1. 入所前の調整とアセスメント
入所が決まると、生活相談員と一緒に本人・家族と面談し、それまでの生活歴、心身の状態、服薬や医療的なケア、本人の好みや大切にしてきたことを聞き取ります。在宅の担当ケアマネや病院からの情報提供も、アセスメントの大切な材料です。
2. 施設サービス計画の作成
アセスメントをもとに、食事・入浴・排泄・移動・機能訓練・医療的なケア・余暇活動など、生活全体を見渡した計画をつくります。施設の「日課」に合わせるのではなく、その人の生活リズムや希望をどう実現するかを考えるのがポイントです。
3. サービス担当者会議の開催
計画の原案をもとに、介護職、看護職、栄養士、機能訓練指導員などが集まり、支援の方針と役割を確認します。家族にも参加してもらい、計画の内容を説明して同意を得ます。
4. モニタリングと計画の見直し
計画どおりに支援が行われているか、入所者の状態に変化がないかを定期的に確認し、記録します。体調の変化や入退院、食事形態の変更などがあれば、計画を見直します。介護職の記録や申し送りから小さな変化を拾うことが大切です。
5. 家族との連絡・相談
面会のときの声かけや電話で、近況を伝えたり要望を聞いたりします。「もっとリハビリをしてほしい」「食事を楽しませてほしい」などの要望を、できる範囲で計画に反映します。
6. 看取りの支援と退所
状態が変化し、看取りの時期が近づいたときは、配置医師の判断をもとに家族と話し合い、本人と家族の意向に沿った看取りの計画をつくります。入院や逝去による退所の際には、必要な書類や家族への連絡も担います。
特養ケアマネの1日・1か月のスケジュール例
| 時間 | 主な業務 |
|---|---|
| 8:30 | 出勤、夜勤者からの申し送り、記録の確認 |
| 9:30 | フロアを回り、入所者の様子を確認(モニタリング) |
| 10:30 | 計画の作成・見直し、記録の入力 |
| 12:00 | 食事の様子の確認(食事形態や食べ方の観察)、休憩 |
| 13:30 | サービス担当者会議(多職種・家族) |
| 15:00 | 家族への電話連絡、入所予定者との面談 |
| 16:00 | 看護職・相談員との打ち合わせ、記録の整理 |
| 17:30 | 退勤 |
| 1か月の中の時期 | 主な業務の例 |
|---|---|
| 月初 | 前月の入退所の整理、計画の更新予定の確認 |
| 月の中ごろ | 担当者会議の集中、モニタリング記録の作成 |
| 月末 | 計画の更新漏れの確認、委員会や会議の準備 |
施設によっては、褥瘡予防・感染対策・身体拘束の廃止などの委員会に参加したり、入所の判定会議に出席したりします。夜勤はないことが多く、日勤中心で働けるのも特養ケアマネの特徴です。
今の職場を続けるか迷ったら、まず求人を見て比べる
辞めるかどうかを決める前に、ほかの事業所の給与・担当件数・残業の実態を知っておくと、判断の基準ができます。介護業界に特化した転職支援サービスなら、ケアマネの求人を条件で探して相談できます。
レバウェル介護に無料で相談する特養ケアマネと居宅ケアマネの違い
| 比べる点 | 特養ケアマネ | 居宅ケアマネ |
|---|---|---|
| 支援する場所 | 施設の中での暮らし | 自宅での暮らし |
| 作る計画 | 施設サービス計画 | 居宅サービス計画 |
| 連携する相手 | 同じ施設の多職種が中心 | 外部のサービス事業所、主治医、行政 |
| 担当人数 | 入所者数と配置人数による(多くなりやすい) | 1人あたり30〜40件前後が多い(45件以上で報酬が逓減) |
| 訪問・移動 | 施設内で完結し、移動が少ない | 自宅訪問が多く、車での移動がある |
| 給付管理 | 不要 | 毎月必要 |
| 看取り | 施設での看取りに関わる機会が多い | 在宅の看取りに関わることがある |
施設と居宅のどちらが向いているかは、「多職種のチームの中で深く関わりたいか」「在宅の暮らしを外から支えたいか」で考えると選びやすくなります。施設ケアマネが感じやすい大変さについては特養ケアマネはなぜ大変?10の現場リアルで詳しく紹介しています。
新人施設のケアマネは、介護の仕事を手伝うこともあるんですか?
先輩人手の少ない施設では、食事や入浴の時間に手伝うこともあるわね。現場を知るきっかけにはなるけれど、本来の業務の時間が足りなくなることもあるから、入職前に業務の範囲を確認しておくといいわ。
特養ケアマネのやりがいと向いている人
特養ケアマネのやりがい
- 入所から看取りまで、長い時間をかけて一人の人生に関われる
- 計画した支援の結果を、毎日の様子で確かめられる
- 多職種のチームで話し合い、「その人らしい暮らし」を形にできる
- 家族から「ここに入ってよかった」と言われる場面に立ち会える
特養ケアマネに向いている人
| 向いている人 | 理由 |
|---|---|
| チームで働くことが好きな人 | 施設内の多職種と毎日やり取りする |
| 観察が得意な人 | 言葉で伝えにくい入所者の小さな変化に気づくことが大切 |
| 介護の現場経験がある人 | 介護職の大変さが分かり、現場に合った計画を立てやすい |
| 看取りに向き合いたい人 | 人生の最期に関わる支援が多い |
| 運転や移動を減らしたい人 | 訪問の移動がほとんどない |
特養ケアマネの求人を選ぶときの確認点
- 担当人数と兼務の有無を確認するケアマネの配置人数と担当する入所者の数、相談員や介護職との兼務があるかを確認します。
- ケアマネの業務範囲を確認する介護業務の応援がどれくらいあるか、委員会や入所判定の担当を聞いておきます。
- 看取りの体制を確認する配置医師や看護職の体制、看取りの件数を聞くと、仕事のイメージがつかめます。
- 記録のシステムを確認する記録が紙中心か、介護記録ソフトで多職種と共有できるかで、事務の負担が変わります。
- 給与と手当の内訳を確認するケアマネ手当、処遇改善の手当の有無、夜勤がない場合の給与水準を比べます。
よくある質問(FAQ)
特養ケアマネに夜勤はありますか?
特養ケアマネは1人で何人担当しますか?
特養ケアマネから居宅ケアマネに転職できますか?
未経験でも特養ケアマネになれますか?
特養ケアマネは主任ケアマネになれますか?
ケアマネの転職相談なら『レバウェル介護』
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- 特養ケアマネの仕事の中心は、施設サービス計画の作成と、施設内の多職種をつなぐこと
- 配置の基準は入所者100人に対して1人以上で、担当人数は居宅より多くなりやすい
- 入所前のアセスメントから計画作成、担当者会議、モニタリング、家族対応、看取りまでを担う
- 移動や給付管理がなく日勤中心で働ける一方、看取りや兼務の負担がある施設もある
- 求人では担当人数・兼務・業務範囲・看取り体制・記録システム・手当を確認する
















