ケアマネの実習協力者(利用者)が見つからない場合はどうしたら良い?

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ケアマネジャーの実務研修において、避けて通れないのが「実習協力者(利用者)」の確保です。

しかし実際の現場では、

・利用者に断られてしまう
・個人情報やプライバシーの問題で難しい
・家族が不安を感じている
・そもそも対象になりそうなケースが少ない

といった理由で、実習協力者が見つからず困っている指導者も少なくありません。

本記事では、実習受け入れ側のケアマネ(指導者)向けに、協力者が見つからない場合の具体的な対応策や考え方、トラブル回避のポイントを詳しく解説します。

目次

実習協力者が見つからないのは珍しいことではない

まず前提としてお伝えしたいのは、実習協力者がすぐに見つからないことは決して珍しくないということです。

実習協力はあくまで「任意」です。利用者やご家族にとっては、

・知らない人が同席する不安
・個人情報が扱われることへの抵抗
・体調や精神的な負担
・忙しい家族の時間的余裕

など、さまざまな心理的ハードルがあります。

指導者としては「研修だから協力してもらえるだろう」と思いがちですが、利用者目線では必ずしもそうではありません。

そのため、「見つからない=指導者の力量不足」というわけではないのです。

まずは焦らず、冷静に対応することが大切です。

実習協力者が見つからない主な理由

利用者・家族の不安が強い

実習生が同席することに対して、

・ケア内容が評価されるのではないか
・個人情報が外部に漏れるのではないか
・余計な時間がかかるのではないか

といった不安を抱く方は多いです。

特に高齢の利用者や認知症のある方の場合、「知らない人が来る」というだけでストレスになることもあります。

状態が安定していないケースが多い

医療依存度が高い方や、状態が不安定な方の場合、実習協力が難しいこともあります。

・入退院を繰り返している
・家族の負担が強い
・ターミナル期である

こうしたケースでは、実習よりも本人の生活を優先すべきです。

事業所の利用者層が限定的

小規模事業所や特定の疾患に偏ったケースが多い事業所では、実習条件に合うケースが少ない場合もあります。

この場合は、指導者の努力だけではどうにもならない部分もあります。

実習協力者が見つからない場合の具体的な対応策

① 早めに候補者を複数ピックアップする

「この人なら大丈夫そう」と1人に絞ってしまうと、断られたときに一気に行き詰まります。

最初から、

・第1候補
・第2候補
・第3候補

と複数想定しておくことが大切です。

同意取得は順番に進める形でも問題ありません。

② 説明の仕方を見直す

協力依頼の際に重要なのは「安心感」です。

伝えるべきポイントは以下です。

・実習生は守秘義務を負っていること
・評価目的ではないこと
・生活に大きな負担はかからないこと
・断っても不利益は一切ないこと

特に「断っても全く問題ありません」と明確に伝えることで、信頼関係を損なわずに済みます。

説明不足が原因で断られているケースも意外と多いです。

③ 家族への丁寧なフォロー

家族がキーパーソンの場合、電話だけで済ませず、

・対面で説明する
・書面を渡す
・疑問点に丁寧に答える

といった対応が有効です。

「家族の理解」が得られると、協力はスムーズになります。

④ 研修機関へ早めに相談する

どうしても見つからない場合は、早めに研修機関へ相談することが重要です。

ギリギリまで抱え込むと、

・研修生が不安になる
・実習が間に合わない
・指導者側の負担が増える

といった悪循環に陥ります。

研修機関によっては、

・ケース変更の相談
・他事業所との調整
・条件緩和の確認

などの対応が可能な場合もあります。

絶対にやってはいけない対応

焦るあまり、次のような対応は避けましょう。

・半ば強制的に協力を依頼する
・「みんなやっているから」と圧力をかける
・実習目的を曖昧にする
・同意を曖昧なまま進める

これは倫理的にも問題がありますし、トラブルの原因になります。

実習は「利用者の善意の協力」で成り立っています。

その原点を忘れないことが大切です。

指導者としての考え方を整える

実習協力者が見つからないと、

・自分の事業所が悪いのでは
・受け入れを断るべきだったのか
・研修生に申し訳ない

と感じることもあるでしょう。

しかし、指導者の役割は「無理をしてでもケースを用意すること」ではありません。

大切なのは、

・利用者の尊厳を守ること
・倫理的に正しい判断をすること
・研修生に現場のリアルを伝えること

です。

実習協力者が見つからない経験そのものも、研修生にとっては貴重な学びになります。

今後に向けた事前準備のポイント

次回以降に備えて、

・日頃から協力的な利用者との信頼関係を築く
・実習受け入れの方針を事業所内で共有する
・説明文書をテンプレート化しておく
・実習時期を繁忙期とずらす

といった工夫も有効です。

「毎回探す」のではなく、「準備しておく」という視点が重要です。

まとめ

ケアマネの実習協力者が見つからないことは、決して珍しいことではありません。

大切なのは、

・焦らない
・複数候補を用意する
・説明を丁寧にする
・無理をしない
・早めに相談する

という基本姿勢です。

指導者として最優先すべきは、利用者の尊厳と信頼関係です。

実習は大切ですが、それ以上に守るべきものがあります。

倫理的に正しい対応を積み重ねることが、結果的に事業所の信頼と指導者としての評価につながります。

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