【最新3年分】介護福祉士国家試験の過去問解説まとめ|全375問

介護福祉士国家試験の過去問を、第36回・第37回・第38回の3年分(全375問)、問題文・正答・選択肢ごとの解説つきでまとめました。すべて公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表している試験問題と正答にもとづいています。
3回を並べると、合格点が64点・67点・70点と毎回変わっていることが見えてきます。「6割取れば受かる」という覚え方が危ういことも、あわせて確認してください。
- 第36回〜第38回の過去問解説(各125問)へのリンク
- 3回分の合格率・合格点・出題構成の比較
- 合格点が回によって変わる理由
- 11科目群の内訳と、科目ごとの出題数
- 過去問を得点につなげる使い方
介護福祉士国家試験の過去問解説まとめ|第36回〜第38回
各回の記事では、全125問の問題文と選択肢をそのまま掲載し、○が正答、×が誤りと示したうえで、選択肢ごとに「なぜ正しいのか」「なぜ誤りなのか」を解説しています。解答早見表もつけているので、自己採点にも使えます。
| 回 | 実施年 | 記事 |
|---|---|---|
| 第38回 | 令和8年1月(令和7年度) | 【過去問解説】第38回(令和7年度)介護福祉士国家試験|全125問 |
| 第37回 | 令和7年1月(令和6年度) | 【過去問解説】第37回(令和6年度)介護福祉士国家試験|全125問 |
| 第36回 | 令和6年1月(令和5年度) | 【過去問解説】第36回(令和5年度)介護福祉士国家試験|全125問 |
新人3年分もあると、どこから手をつけるか迷います。
先輩いちばん新しい第38回からがいいわ。出題の傾向がいまの形に近いから。1年分を解いたら、点数より「どの科目群を落としたか」を見るの。そこが次に勉強するところよ。
3回分の合格率と合格点の比較
| 項目 | 第36回 | 第37回 | 第38回 |
|---|---|---|---|
| 受験者数 | 74,595人 | 75,387人 | 78,469人 |
| 合格者数 | 61,747人 | 58,992人 | 54,987人 |
| 合格率 | 82.8% | 78.3% | 70.1% |
| 合格点 | 125点中67点 | 125点中70点 | 125点中64点 |
| パート合格 | なし | なし | あり |
合格率は3年連続で下がっています。一方で合格点は上下しており、合格率と合格点は連動しません。難しい回は合格点が下がり、やさしい回は上がるためです。
合格点が回によって変わる理由
合格基準には「総得点の60%程度を基準とし、問題の難易度で補正した」と明記されています。つまり60%は出発点であって、確定した合格ラインではありません。
- やさしい回 … 多くの人が得点できるため、合格点が上がる(第37回の70点)
- 難しい回 … 得点が伸びないため、合格点が下がる(第38回の64点)
本番でどちらに転ぶかは分かりません。目標は6割ではなく、7割以上を安定して取れる状態に置いておくのが安全です。
11科目群と出題数
125問は13科目から出題され、合否の判定は11の科目群単位で行われます。科目ごとの出題数は次のとおりです。
| 科目 | 出題数 |
|---|---|
| 人間の尊厳と自立 | 2問 |
| 人間関係とコミュニケーション | 4問 |
| 社会の理解 | 12問 |
| こころとからだのしくみ | 12問 |
| 発達と老化の理解 | 8問 |
| 認知症の理解 | 10問 |
| 障害の理解 | 10問 |
| 医療的ケア | 5問 |
| 介護の基本 | 10問 |
| コミュニケーション技術 | 6問 |
| 生活支援技術 | 26問 |
| 介護過程 | 8問 |
| 総合問題 | 12問 |
最も多いのは生活支援技術の26問で、全体の2割を占めます。次いで社会の理解とこころとからだのしくみが12問ずつです。時間をかけるなら、まずこの3科目です。
なお第38回では、科目の並び順が入れ替わりました。出題数そのものは変わっていませんが、解く順番が変わる点は知っておきましょう。
第38回から始まったパート合格制
第38回から、試験を3つのパートに分けて合否を判定する仕組みが導入されました。全体で合格点に届かなくても、パートごとの基準を満たせばそのパートは合格として扱われ、次回に持ち越せます。
| パート | 合格基準点 | パート別合格者数 |
|---|---|---|
| Aパート(問1〜60) | 32.23点 | 3,935人 |
| Bパート | 20.43点 | 1,509人 |
| Cパート | 11.33点 | 6,181人 |
働きながら受験する人にとっては、一度にすべてを仕上げなくてよくなった点が大きな変化です。ただしパート別の合格になるのは、全体の総得点で届かなかった場合です。まずは全体での合格を目指すのが基本になります。
新人第36回や第37回の過去問も、いまの試験に役立ちますか。
先輩役立つわ。パートの区切りができただけで、出題される内容も科目も変わっていないの。同じ論点が形を変えて繰り返し出るから、3年分を回すのがいちばん効率がいいのよ。
正答番号の分布
「迷ったら3番」といった当てずっぽうが通用するかどうか、3回分の正答を数えてみました。
| 回 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第36回 | 22 | 24 | 28 | 26 | 25 |
| 第37回 | 24 | 25 | 25 | 23 | 28 |
| 第38回 | 25 | 25 | 27 | 24 | 24 |
どの番号も22〜28問の範囲に収まっており、偏りはありません。番号の傾向に頼る意味はない、と考えてください。
過去問を得点につなげる使い方
- まず1年分を通しで解く時間を計って本番と同じ条件で解きます。第38回から始めます。
- 科目群ごとに得点を出す合計点より、どの科目群が落ちているかを確認します。0点の科目群があれば最優先です。
- 誤りの選択肢の理由を言葉にする正答だけ覚えても、聞き方を変えられると対応できません。「なぜ×か」を説明できる状態を目指します。
- 事例問題は場面を想像して読む総合問題は、本人の希望と状態を押さえると答えが絞れます。
- 3年分を2周以上繰り返す同じ論点が形を変えて出ます。新しい教材を増やすより反復が効きます。
試験の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施時期 | 筆記試験は例年1月下旬 |
| 出題数 | 125問(1問1点) |
| 合格発表 | 例年3月 |
| 受験資格 | 実務経験ルート、養成施設ルート、福祉系高校ルート |
| 合格後 | 登録して初めて「介護福祉士」を名乗れる |
受験資格の詳しい条件はケアマネと介護福祉士の違いでも触れています。実務経験ルートでは、従事期間3年以上と従事日数540日以上の両方を満たす必要があります。
参考:問題文・選択肢・正答・合格基準・受験者数は、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表している資料にもとづいています。各記事の解説は当サイトが独自に作成したもので、公式見解ではありません。制度に関する記述は出題時点の内容です。
よくある質問(FAQ)
過去問は何年分やればよいですか?
第35回より前の過去問はどこで見られますか?
合格点は毎年何点ですか?
古い回の問題でも今の試験に通用しますか?
どの科目から勉強すればよいですか?
- 掲載しているのは、試験センターが公開している直近3年分(第36回〜第38回)の全375問
- 合格点は64点・67点・70点と回ごとに変わる。目標は6割ではなく7割以上
- 11の科目群すべてで得点が必要。1科目群でも0点なら不合格
- 出題数が多いのは生活支援技術26問、社会の理解12問、こころとからだのしくみ12問
- 正答番号に偏りはない。番号の傾向に頼る意味はない
















