体圧分散マットレスおすすめ5選|床ずれ予防の選び方

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「寝ている時間が長くなって、おしりが赤くなってきた」「床ずれができないか心配」。在宅介護でこうした悩みが出てきたら、見直したいのが体圧分散マットレスです。
体圧分散マットレスは、体の重さを広く分散させて、おしりやかかとなど骨の出っぱった部分に圧力が集中しにくくするマットレスです。床ずれ予防の基本は「圧を分散する」「同じ姿勢を続けない」の2つで、マットレスはその土台になります。この記事では、介護の現場で使われる体圧分散マットレスおすすめ5選と選び方、介護保険でレンタルする方法までまとめました。
- 床ずれ(褥瘡)ができやすい人と体の部位
- 体圧分散マットレスの種類(静止型・エア)と選び方
- 介護の現場で使われる体圧分散マットレスおすすめ5選
- 介護保険でレンタルできる条件と、買うかレンタルかの考え方
床ずれができやすい人と体の部位
床ずれ(褥瘡)は、同じ場所に長く圧力がかかり、皮膚や皮膚の下の血の流れが悪くなることで起こります。次のような人は注意が必要です。
- 自分で寝返りが打てない、または少ない人
- やせて骨が出っぱっている人(栄養状態が悪い人)
- おむつを使っていて皮膚が湿りやすい人
- まひやしびれがあり、痛みを感じにくい人
あお向けで寝ているときに床ずれができやすいのは、仙骨(おしりの真ん中)・かかと・背中・後頭部です。横向きなら、腰の横の骨(大転子)や肩、くるぶしにも圧がかかります。
新人ふつうの布団やマットレスではだめなんですか?
先輩寝返りができる人なら大丈夫なことも多いわ。でも、寝返りが少ない人だと同じ場所に圧がかかり続けるの。そういうときは体圧分散マットレスを検討してね。
体圧分散マットレスの種類と選び方
静止型(ウレタン)とエア(圧切替型)の違い
| 種類 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 静止型(ウレタンなど) | 電気を使わない。体が沈みすぎず、寝返りや起き上がりがしやすい | 少しでも自分で動ける人、床ずれ予防を始めたい人 |
| エア(圧切替型) | ポンプで空気の出し入れをして、体に当たる場所を自動で変える | ほとんど自分で動けない人、床ずれのリスクが高い人 |
自分で寝返りや起き上がりができる人に、やわらかすぎるエアマットを使うと、体が沈んでかえって動きにくくなることがあります。どれくらい自分で動けるかに合わせて選びましょう。
厚さとベッドのサイズを確認する
体圧分散マットレスは厚さ10〜12cmほどのものが多く、介護ベッドの幅(83cm・91cmなど)に合わせて選びます。厚みが増えると、ベッド柵(サイドレール)の高さが相対的に低くなるので、転落の心配がないかも確認しましょう。
カバーが拭けるか・洗えるか
おむつを使っている人や、食事をベッドの上でとる人は、汚れることも考えておく必要があります。防水で拭けるカバーか、カバーを外して洗えるタイプが便利です。
介護の現場で使われる体圧分散マットレスおすすめ5選
ここからは、体圧分散マットレス4つと、姿勢を整えるクッション1つを紹介します。価格はAmazonの商品ページで確認したもの(2026年10月20日時点)で、変わることがあります。
| 商品 | タイプ | 参考価格 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| モルテン ソフィア 防水・清拭タイプ | 静止型・厚さ10cm | 約43,000円 | 寝返りが少しできる人 |
| モルテン テルサ 防水・清拭タイプ | 静止型・厚さ12cm | 約44,600円 | 寝心地と体圧分散を両立したい人 |
| ケープ ディンプルマットレス900 | 静止型・厚さ12cm | 約70,600円 | 長く寝て過ごす時間が多い人 |
| ケープ エアドクターセット 上敷きタイプ | エア(ポンプ付き) | 約54,000円 | ほとんど自分で動けない人 |
| アイ・ソネックス ナーセントパットA | 体位変換クッション | 約10,600円 | 横向きの姿勢を保ちたい人 |
モルテン ソフィア 防水・清拭タイプ
介護・医療用品メーカー、モルテンの静止型マットレスです。厚さは約10cmで、カバーは防水で、汚れたら拭いてお手入れできます。
体が沈みすぎないので、寝返りや起き上がりがある程度できる人に向いています。「ふつうのマットレスでは心配になってきた」という段階で最初に検討しやすいタイプです。
モルテン テルサ 防水・清拭タイプ
同じくモルテンの静止型マットレスで、厚さは約12cmです。カバーはウレタン合皮で制菌加工がされており、防水で拭きやすいのが特徴です。
ソフィアより厚みがあり、体圧分散と寝心地の両方を重視したい人に向いています。サイズは91cm幅レギュラーなので、ベッドの幅と合うか確認してから選びましょう。
ケープ ディンプルマットレス900
介護用品メーカー、ケープの静止型マットレスです。厚さ約12cmで、表面のくぼみ(ディンプル)で体を支える構造になっています。
寝て過ごす時間が長い人に使われることが多いタイプです。価格は高めなので、介護保険のレンタルで使えるかも、あわせてケアマネジャーに相談してみましょう。
ケープ エアドクターセット 上敷きタイプ
ケープのエアマットレスで、ポンプとマットがセットになっています。今使っているマットレスの上に敷いて使う「上敷きタイプ」です。
ほとんど自分で寝返りが打てない人や、すでに皮膚が赤くなってきている人に検討されることが多いタイプです。電源が必要なので、ベッドの近くにコンセントがあるか確認しましょう。使う前には、医師や訪問看護師に相談するのが安心です。
先輩エアマットは、体の状態に合わないと逆効果になることもあるの。導入するときは専門職に相談してね。
アイ・ソネックス ナーセントパットA
体位変換や姿勢を保つためのクッション(ポジショニングピロー)です。小さなピースが2個セットで、撥水カバーがついています。
横向きに寝るときに背中やひざの間にはさむと、姿勢が安定し、骨の出っぱった部分に圧がかかりにくくなります。マットレスと組み合わせて使いましょう。
体圧分散マットレスと一緒に行う床ずれ予防
- 体の向きを変える自分で動けない人は、時間を決めて体の向きを変えます。クッションで姿勢を整えましょう。
- 皮膚の様子を毎日見るおしりやかかとが赤くなっていないか、着替えやおむつ交換のときに確認します。
- 皮膚を清潔で乾いた状態に保つおむつはこまめに替え、汗をかいたら拭きます。
- 食事でたんぱく質をとる栄養が足りないと床ずれができやすくなります。
- 赤みが消えないときは相談する指で押しても白くならない赤みは、床ずれの始まりのことがあります。早めに医師や訪問看護師に相談しましょう。
新人どのくらいの間隔で体の向きを変えればいいんですか?
先輩よく「2時間ごと」といわれるけれど、マットレスの種類や体の状態で変わるの。訪問看護師や医師と相談して、その人に合った間隔を決めてね。
体圧分散マットレスは介護保険でレンタルできる?
体圧分散マットレスは、介護保険の福祉用具貸与(レンタル)の「床ずれ防止用具」にあたります。原則として要介護2以上の人が対象で、レンタル料の1〜3割の負担で使えます。
レンタルなら、体の状態が変わったときに静止型からエアマットへ切り替えることもできます。一方で、介護認定を受けていない人や、自分に合うものを長く使いたい人は、購入を選ぶこともあります。
よくある質問
体圧分散マットレスは普通のベッドでも使えますか?
エアマットと静止型、どちらがいいですか?
床ずれができてしまったら、マットレスを替えるだけで大丈夫ですか?
マットレスの上にシーツや防水シーツを敷いてもいいですか?
- 床ずれ予防の基本は「圧を分散する」「同じ姿勢を続けない」の2つ
- 自分で動ける人は静止型、ほとんど動けない人はエアマットが検討される
- 厚さ・ベッドの幅・カバーのお手入れのしやすさも確認する
- 体圧分散マットレスは介護保険の「床ずれ防止用具」で、原則要介護2以上がレンタルできる
- 皮膚の赤みが消えないときは、早めに医師や訪問看護師に相談する
















