訪問美容師の仕事内容|1日の流れと施設・自宅の違い

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「訪問美容師って、1日にどんな流れで働いているの?」「店舗の美容師と、仕事の進め方はどう違う?」。訪問美容師は、介護施設や自宅、病院に出向いて施術する仕事です。店舗とは環境が大きく違うため、仕事の流れを知っておくとイメージがつかみやすくなります。
結論からいうと、訪問美容師の仕事は、施設や自宅での準備、施術、片づけ、施設や家族への報告までを一人または少人数で行うことが特徴です。施設では1日に複数の利用者を順番に施術し、自宅では1人ひとりの体の状態に合わせて時間をかけて施術します。カットの技術に加えて、体への負担を減らす工夫と、介護職や家族との連携が求められます。この記事では、訪問美容師の仕事内容と1日の流れ、施設と自宅での違いをまとめました。
- 訪問美容師の主な仕事内容
- 介護施設での1日の流れ
- 自宅(居宅)での施術の流れと、施設との違い
- 訪問美容師のやりがいと大変なこと
訪問美容師の主な仕事内容
| 仕事 | 内容 |
|---|---|
| 予約の調整 | 施設の担当者や家族と、日時、人数、メニューを決める |
| 施術の準備 | 道具を運び、シートを敷いて施術の場所をつくる |
| 施術 | カット、カラー、パーマ、顔そりなど。車いすやベッドの上で行うことも多い |
| 片づけ | 切った髪の掃除、道具の消毒、施術の場所をもとに戻す |
| 報告・記録 | 施術の内容や、気づいた体調の変化を施設の職員や家族に伝える |
| 集金・請求 | 利用者ごとの料金を集金するか、施設を通じて請求する |
新人施術だけでなく、準備や片づけも全部自分でするんですね。
先輩そうなの。店舗のように設備がそろっていないから、限られた道具と場所で、手早く安全に仕上げる段取りの力が大切になるわ。施設の職員さんと協力して進めることも多いのよ。
介護施設での1日の流れ
- 施設に到着・打ち合わせ施設の担当者と、当日の利用者の人数、体調、注意点を確認します。
- 施術の場所をつくる食堂や空いている部屋の一角に、シートを敷き、鏡や道具を準備します。
- 順番に施術する職員に利用者を案内してもらい、1人ずつ施術します。1人あたりの時間を決めて、疲れさせないようにします。
- ベッドの上での施術移動が難しい人は、居室に伺ってベッドの上で施術します。
- 片づけと報告髪を掃除し、道具を消毒して片づけます。施術した人と、気づいたことを職員に報告します。
施設では、入浴やリハビリ、食事の時間と重ならないように予定を組みます。施設の1日の流れを理解し、職員の負担にならない進め方をすることが、継続して呼んでもらうためのポイントです。
自宅(居宅)での施術の流れ
自宅での施術は、1件ごとに訪問します。家族と相談しながら、本人がいちばん楽に過ごせる場所と姿勢で施術します。
- 到着したら、本人と家族にあいさつし、体調と希望の髪型を確認する
- リビングや寝室など、施術の場所を家族と決め、床や家具をシートで守る
- 車いすやいすに座れる人は座って、難しい人はベッドの上で施術する
- 施術後は髪をていねいに片づけ、仕上がりを家族と一緒に確認する
| 項目 | 介護施設 | 自宅 |
|---|---|---|
| 1日の件数 | 1回の訪問で複数の人を施術する | 1件ずつ訪問する |
| 相談の相手 | 施設の職員 | 本人と家族、ケアマネジャー |
| 施術の環境 | 施術用のスペースを用意してもらえることが多い | 家の中の限られた場所で行う |
| 料金 | 施設を通じて請求することもある | 出張費を含めて、その場で集金することが多い |
新人寝たきりの人のカットは、どうやって行うんですか?
先輩仰向けで後頭部を少し持ち上げたり、横向きになってもらったりしながら切るの。首や体に負担がかからないよう、枕やタオルで支えるのがコツよ。体の向きを変えるときは、家族や職員と一緒に行うと安全ね。
訪問美容の技術と介護の知識を、まとめて学ぶ
訪問美容では、カットの技術に加えて、車いすや寝たきりの方への姿勢の工夫や介護の基礎知識が欠かせません。介護×美容の専門スクールなら、訪問美容の施術と介護の資格をあわせて学べます。
介護美容研究所の資料を請求する訪問美容師のやりがいと大変なこと
やりがい
- 髪を整えたことで、本人の表情が明るくなる場面に立ち会える
- 家族や施設の職員から感謝の言葉を直接もらえる
- 一人ひとりとゆっくり向き合い、長く担当できる
大変なこと
- 道具の持ち運びや、かがんだ姿勢での施術で体に負担がかかる
- 体調が急に変わったときの対応や、認知症の人への配慮が必要
- 移動の時間がかかり、1日に回れる件数に限りがある
大変さを減らすには、介護の基本的な知識と、体に負担の少ない姿勢での施術の方法を身につけておくことが役立ちます。
訪問美容師の仕事で使う道具
訪問美容師は、施術に必要な道具を持ち運んで仕事をします。店舗とは違い、軽くて片づけやすいものを選ぶことが大切です。
| 道具 | 使い方・ポイント |
|---|---|
| はさみ・くし・バリカン | カットの基本の道具。利用者ごとに消毒する |
| ケープ・タオル | 首まわりに髪が入らないようにする。使い捨てのものも便利 |
| 床に敷くシート | 切った髪を集めやすくし、床や家具を守る |
| 持ち運べる鏡 | 仕上がりを本人に見てもらうために使う |
| 消毒用品 | 道具の消毒と手指の衛生に使う |
| 掃除用品 | 小さなほうきや掃除機で、施術後に髪を片づける |
道具はキャリーケースなどにまとめ、消毒済みの道具と使ったあとの道具を分けて持ち運ぶと、衛生的に管理できます。
よくある質問
訪問美容師は1日に何件くらい回りますか?
認知症の人の施術で気をつけることは?
1人の施術にどのくらい時間がかかりますか?
施術中に体調が悪くなったらどうしますか?
訪問美容師は車の運転が必要ですか?
シャンプーはどうしていますか?
訪問美容師をめざすなら『介護美容研究所 訪問美容コース』
「高齢者に美容を届ける」技術に特化した社会人向けのスクールです。車いすや寝たきりの方へのカット、施設・居宅での施術の流れ、施設への営業や開業の知識を学べ、訪問美容に特化した介護職員初任者研修の講座もあります。
- 車いす・寝たきりの方への施術方法と、現場でのリスク管理を学べる
- 訪問美容に特化した介護職員初任者研修の講座がある
- 東京・埼玉・神奈川・愛知・大阪・福岡に校舎がある
※受講料・日程・受講条件は、資料や公式サイトで確認してください
- 訪問美容師は、準備・施術・片づけ・報告・集金までを自分で行う
- 施設では1回の訪問で複数の人を順番に施術する
- 自宅では、家族と相談しながら本人が楽な場所と姿勢で施術する
- 寝たきりの人には、枕やタオルで支えながらベッドの上で施術する
- 介護の知識と体に負担の少ない施術の方法が、仕事を続ける助けになる
















