ケアマネのモニタリングは自宅以外はダメ?ルールを解説

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介護支援専門員(ケアマネジャー)の業務の中でも、特に重要なのが「モニタリング」です。

「モニタリングって毎月やらないといけないの?」
「利用者さんがデイサービスにいる時に会えばいいのでは?」
「自宅以外でやったらダメなの?」

このような疑問を持つケアマネも少なくありません。

結論から言うと、居宅介護支援におけるモニタリングは原則“利用者の居宅(自宅)”で行うことがルールです。自宅以外での実施は基本的に認められていません。

本記事では、

  • モニタリングの法的根拠
  • なぜ自宅でなければならないのか
  • 自宅以外で行った場合どうなるのか
  • 例外はあるのか

について、わかりやすく解説します。

目次

モニタリングとは何か?まずは基本を確認

モニタリングとは、ケアプランに基づいたサービスが適切に提供されているかを確認し、利用者の状態変化やニーズの変化を把握するための重要な業務です。

単なる「様子確認」ではありません。

具体的には以下のような確認を行います。

  • サービス内容が計画通りに提供されているか
  • 利用者の心身状態に変化はないか
  • 生活環境に変化はないか
  • 家族の負担は増えていないか
  • ケアプランの見直しが必要か

つまり、ケアマネジメントの質を維持するための根幹となる業務なのです。

モニタリングは自宅で行うのが原則というルール

居宅介護支援におけるモニタリングの実施場所については、明確なルールがあります。

居宅介護支援の基準では、「少なくとも1月に1回、利用者の居宅を訪問し、面接を行うこと」と定められています。

ここで重要なのが「居宅」という言葉です。

居宅とは、利用者が実際に生活している場所、つまり自宅を指します。

したがって、

  • デイサービス先
  • ショートステイ先
  • 病院の待合室
  • ケアマネ事務所
  • カフェなどの外出先

これらの場所で面談を行ったとしても、原則としてモニタリングの要件を満たしたことにはなりません。

なぜ自宅でなければならないのか?

「本人に会って話せればいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。

しかし、モニタリングの目的は単なる会話ではありません。

1. 生活環境を直接確認するため

自宅で確認できることは非常に多いです。

  • 手すりは適切に使えているか
  • 福祉用具の位置は適切か
  • 室内に転倒リスクはないか
  • 衛生状態は保たれているか
  • 冷暖房の使用状況はどうか

これらは、施設やデイサービスでは確認できません。

2. 家族の状況を把握するため

自宅訪問では、家族の表情や負担状況も確認できます。

  • 介護疲れは出ていないか
  • 新たな困りごとはないか
  • 同居家族との関係に変化はないか

生活全体を見渡せるのが「居宅訪問」の強みです。

3. ケアマネジメントの質を担保するため

モニタリングを形式的に終わらせないためにも、自宅訪問は重要です。

自宅での観察によって、

  • ADLの実際の様子
  • IADLの実行状況
  • 本人の生活意欲

などがより具体的に把握できます。

自宅以外で実施した場合どうなる?

原則として、自宅以外での面談はモニタリングの要件を満たしません。

そのため、

  • 実地指導で指摘される可能性がある
  • 居宅介護支援費の算定に影響する可能性がある
  • 減算対象になる可能性がある

といったリスクがあります。

特に「毎月自宅訪問していない」ことが継続的に確認されると、運営基準違反と判断される可能性もあります。

「デイで会っているからOK」は通用しないということです。

例外はあるのか?

原則は自宅ですが、やむを得ない事情がある場合は例外的な扱いが認められることもあります。

例えば、

  • 入院中
  • 長期ショート利用中
  • 災害などで自宅訪問が困難

などの場合です。

ただし、これはあくまで例外であり、恒常的に自宅以外で実施することは認められていません。

また、オンラインモニタリングについても一部特例はありますが、基本は「居宅訪問」が原則です。

よくある誤解

デイサービスで会えば問題ない?

→ 原則NGです。自宅訪問が必要です。

本人が外出好きで家にいない場合は?

→ 訪問日時を調整し、居宅で面接を行う必要があります。

家族だけに会った場合は?

→ 原則として「利用者本人との面接」が必要です。

モニタリングを形式化しないために

忙しい業務の中で、モニタリングは負担に感じることもあります。

しかし、自宅訪問を省略すると、

  • ケアプランの質の低下
  • 利用者のリスク見逃し
  • 指導監査リスク

につながります。

逆に言えば、自宅での丁寧なモニタリングは、

  • 事故予防
  • 早期対応
  • 信頼関係構築

につながる重要な機会でもあります。

まとめ

ケアマネのモニタリングは、

原則として「利用者の居宅(自宅)」で行うことがルールです。

自宅以外での実施は、原則として認められていません。

その理由は、

  • 生活環境を直接確認するため
  • 家族状況を把握するため
  • ケアマネジメントの質を担保するため

です。

実地指導対策としても、日頃からルールを意識した運営が重要です。

モニタリングは単なる義務ではなく、利用者の生活を守るための大切な業務です。

今一度、訪問の意味を再確認し、質の高いケアマネジメントを目指していきましょう。

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