脳卒中リハの本おすすめ6選|片麻痺の評価と治療を学ぶ

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「脳卒中の患者さんを担当することになったけれど、何から勉強すればいいかわからない」「片麻痺の評価や治療に自信が持てない」。脳卒中のリハビリは、リハビリ職が必ず向き合う分野でありながら、学ぶ範囲がとても広い領域です。
この記事では、脳卒中リハの本のおすすめ6選を紹介します。病態の理解、脳画像、評価と治療の理論、歩行、動作分析、運動麻痺の治療と、目的別に選べるようにまとめました。新人が学ぶ順番と、臨床で生かす読み方もあわせて解説します。
- 脳卒中リハで学ぶべきことと、新人がつまずきやすいポイント
- 脳卒中リハの本の選び方と学ぶ順番
- 脳卒中リハの本おすすめ6選(目的別)
- 本で学んだことを臨床で生かす読み方
脳卒中リハで学ぶべきことと、新人がつまずきやすいポイント
脳卒中のリハビリでは、次のような知識を組み合わせて考える必要があります。
- 病態:脳梗塞・脳出血・くも膜下出血の違い、損傷部位と症状の関係
- 脳画像:CTやMRIから、どこが損傷しているかを読み取る
- 評価:運動麻痺、感覚、高次脳機能障害、バランスなどの評価
- 治療:基本動作・歩行・上肢の練習、装具の選択
新人がつまずきやすいのは、知識がばらばらで、目の前の患者さんの動きとつながらないことです。脳のどこが損傷していて、それがどの動作の問題につながっているのか。この「つながり」を理解できると、評価と治療の筋道が見えてきます。
新人教科書を読んでも、実際の患者さんにどう当てはめればいいかわからないんです。
先輩最初はみんなそうよ。病態と画像、動作の見方を順番に学んで、担当の患者さんと照らし合わせながら読むと、少しずつつながってくるわ。
脳卒中リハの本の選び方と学ぶ順番
まずは「病態」と「脳画像」から
最初に読みたいのは、脳の構造と脳卒中の病態がわかる本です。図解の多い本で全体像をつかみ、次に脳画像の読み方を学ぶと、カルテの情報を自分で読み解けるようになります。
次に「評価と治療の理論」
病態がわかってきたら、評価と治療の理論をまとめた本で、脳卒中リハの全体の流れを押さえましょう。急性期から回復期、生活期まで、時期ごとの考え方を知っておくと、担当する場面が変わっても応用できます。
最後に「目的別」の専門書
歩行、動作分析、上肢の運動麻痺など、担当する患者さんの課題に合わせて専門書を選びます。すべてを一度に読む必要はありません。
| 段階 | 学ぶこと | この記事の本 |
|---|---|---|
| 1. 基礎 | 脳の構造・病態 | 病気がみえる vol.7 |
| 2. 画像 | 脳画像の読み方 | リハに役立つ脳画像 |
| 3. 全体像 | 評価と治療の理論 | 脳卒中理学療法の理論と技術 |
| 4. 専門 | 歩行・動作分析・運動麻痺 | 歩行リハ/基本動作分析/脳科学の本 |
脳卒中リハの本おすすめ6選
ここからは、脳卒中リハを学ぶのに役立つ本を6冊紹介します。
病気がみえる vol.7 脳・神経
医療情報科学研究所の「病気がみえる」シリーズの脳・神経の巻です。イラストと図解が豊富で、脳の構造から脳卒中などの病気まで、視覚的に理解できます。第2版では解剖の図が追加され、脳血管障害のリハビリについての内容も充実しています。
ページ数は多いですが、辞書のように必要なところを引いて使えます。脳卒中リハの勉強を始める最初の1冊に向いています。
コツさえわかればあなたも読める リハに役立つ脳画像
大村優慈さん著、酒向正春さん監修の、リハビリ職向けの脳画像の入門書です。脳回や神経の通り道、血管ごとに、画像の読み方を解説しています。
カルテのCT・MRIの画像を見ても、どこが損傷しているかわからないという人に向いています。画像と症状のつながりがわかると、評価の予測が立てやすくなります。
脳卒中理学療法の理論と技術 第3版
原寛美さん・吉尾雅春さん編の、脳卒中の理学療法の理論と技術をまとめた本です。エビデンスにもとづく治療理論を、臨床の技術として取り入れることを方針としています。第3版では、ロボットを使った理学療法やニューロリハビリテーションの項目が追加されました。
560ページの厚い本ですが、脳卒中リハの全体像を押さえたい人の、手元に置いておきたい1冊です。
脳卒中片麻痺者に対する歩行リハビリテーション
阿部浩明さん・大畑光司さん編の、片麻痺のある人の歩行リハビリに特化した本です。歩行の評価から練習方法まで、歩行の再獲得に向けた考え方を学べます。
「歩けるようになりたい」という患者さんの目標に向き合うことが多い、回復期や生活期のリハビリ職に向いています。
脳卒中片麻痺の基本動作分析
長田悠路さん著の、片麻痺の基本動作の分析を解説した本です。寝返り・起き上がり・立ち上がり・歩行などの基本動作を、バイオメカニクスの視点から分析し、動作のパターンごとに治療法を選ぶ考え方を学べます。
動作を観察しても、どこに問題があるのか言葉にできないという人に向いています。
先輩動作分析は、本を読むだけでなく、先輩と一緒に患者さんの動きを見て話し合うと、ぐっと身につくわよ。
リハビリテーション臨床のための脳科学 運動麻痺治療のポイント
富永孝紀さんほかによる、運動麻痺の治療を脳科学の視点から解説した本です。脳の仕組みと、運動麻痺の回復の考え方をつなげて学べます。
上肢の運動麻痺など、治療の効果が出にくいと感じている人が、治療の根拠を見直したいときに向いています。
本で学んだことを臨床で生かす読み方
- 担当患者さんを思い浮かべて読む病態や画像の章を、担当の患者さんのカルテと照らし合わせながら読みます。
- 1冊を通読しようとしない専門書は、必要な章から読みます。わからないところは基礎の本に戻ります。
- 読んだことを1つ試す評価の方法や練習の工夫を、翌日の臨床で1つ試してみます。
- 先輩と話し合う学んだことをもとに、先輩に「この患者さんの歩行はこう考えたのですが」と相談します。
新人本で勉強しても、時間が足りなくて……。
先輩動画で学べるオンラインのサービスを使う人も増えているわ。通勤時間などのすきま時間に学べるから、本と組み合わせるといいわよ。
よくある質問
新人が最初に読むなら、どの本がいいですか?
作業療法士や言語聴覚士にも役立ちますか?
中古の医学書を買っても大丈夫ですか?
本以外に、脳卒中リハを学ぶ方法はありますか?
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- 脳卒中リハは、病態・脳画像・評価・治療の知識をつなげて考えることが大切
- 学ぶ順番は、病態と脳画像 → 評価と治療の理論 → 目的別の専門書
- 図解の多い基礎書から始め、担当患者さんの課題に合わせて専門書を選ぶ
- 担当患者さんを思い浮かべながら読み、学んだことを1つずつ臨床で試す
- 本だけで判断せず、チームと確認しながら進める
















