介護の感染対策の本おすすめ4選|施設の研修とマニュアルに

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「感染対策委員会の担当になったけれど、何から手をつければいいかわからない」「インフルエンザやノロウイルスが出るたびに、施設の中で広がってしまう」。介護施設は、感染症にかかりやすい高齢者が集団で生活する場所のため、感染対策がとても大切です。

介護の感染対策の基本は、「持ち込まない」「広げない」「持ち出さない」ために、手洗いや手袋・マスクの使い方などの標準予防策を、職員全員が正しく続けることです。この記事では、介護職や感染対策の担当者に向けて、感染対策の本おすすめ4選と、選び方、現場で感染を広げないコツをまとめました。

この記事でわかること
  • 介護の感染対策の基本
  • 介護職向けの入門書・施設のマニュアル・研修向けの本の選び方
  • 介護の感染対策の本おすすめ4選と比較表
  • 現場で感染を広げない4つのコツ
目次

介護の感染対策の基本

感染症は、病原体、感染経路、感染しやすい人の3つがそろうと広がります。介護の現場では、特に感染経路を断つことが大切です。

感染経路主な感染症主な対策
接触感染ノロウイルス、疥癬、薬剤耐性菌など手洗い・手指消毒、手袋・エプロンの使用、環境の清掃
飛沫感染インフルエンザなどマスクの着用、咳エチケット、距離をとる
空気感染結核など換気、医療機関と連携した対応

感染対策の土台は、すべての人の血液・体液・排泄物などを、感染の可能性があるものとして扱う「標準予防策(スタンダード・プリコーション)」です。感染症にかかっているとわかっている人だけでなく、全員に同じように行います。

新人ケアマネ新人

症状がない人にも、手袋が必要なんですか?

ベテランケアマネ先輩

そうなの。症状がなくても病原体を持っていることがあるから、排泄物や体液に触れるときは誰に対しても手袋をつけるのが基本よ。そして、手袋を外した後の手洗いも忘れないでね。

介護の感染対策の本の選び方

介護職が基礎を学ぶなら入門書

感染対策を初めて学ぶ介護職は、感染症の基礎と予防の方法を、介護の生活場面に合わせて解説した入門書から始めましょう。食事や入浴、排泄の介助のときに気をつけることがわかると、すぐに現場で実践できます。

委員会や担当者には施設向けのマニュアル

感染対策委員会の担当者や施設の責任者には、施設全体で取り組む感染対策や、日常の業務の注意点を網羅したマニュアルが役立ちます。職員から出る疑問に答えるときにも使えます。

研修に使うならイラストの多い本

職員研修で使うなら、イラストが多く、手技の手順がわかりやすい本を選びましょう。経験や職種の違う職員でも、同じ理解で取り組めるようになります。

感染対策の委員会・指針・研修・訓練は義務 2021年度の介護報酬改定で、感染症の予防とまん延防止のための委員会の開催、指針の整備、研修と訓練の実施が、すべての介護サービス事業所に義務づけられました(2024年4月から完全義務化)。本は、研修や指針づくりの参考にも使えます。
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介護の感染対策の本おすすめ4選

ここからは、Amazonで買える介護の感染対策の本を4冊紹介します。価格はAmazonの商品ページで確認したもの(2026年10月23日時点)で、変わることがあります。

本向いている人参考価格
介護職スキルアップブック 介護の感染対策感染対策の基礎を学びたい介護職1,870円
介護施設のための できる!感染対策 改訂版イラストで手技を学びたい人2,530円
高齢者施設&療養型病院 “誰でもわかる”感染対策マニュアル委員会の担当者・施設の責任者3,850円
介護スタッフのための 高齢者施設の感染対策職員で何冊かそろえたい施設1,980円

介護職スキルアップブック 介護の感染対策

翔泳社の「介護職スキルアップブック」シリーズの一冊で、感染症に「かからない」「持ち込まない」「広げない」ための知識をまとめた本です。感染症と予防の基礎知識から、食事や入浴などの生活場面、医療的ケアのときの予防策まで学べます。

介護現場に多い感染症とその対応も載っています。感染対策を初めて学ぶ介護職の一冊目に向いています。

介護施設のための できる!感染対策 改訂版

感染対策の基本的な知識と、施設で実施できる具体的な感染防止の手技を、イラストと平易な文章で解説した本です。改訂版では、新型コロナウイルスへの対策をふまえた、これからの感染対策の標準的なあり方に重点を置いて大きく改訂されました。

施設の責任者や看護師、ヘルパー向けの「超入門書」とされていて、職員研修の教材にも向いています。Amazonでの評価も高い本です。

高齢者施設&療養型病院 “誰でもわかる”感染対策マニュアル

メディカ出版の、「いまさら聞けない」疑問と、日常の業務で注意すべきポイントをまとめた感染対策のマニュアルです。感染対策と新型コロナウイルス感染症の疑問32と、日常の業務の「ダメ!」ポイント33を取り上げています。

感染対策に苦手意識がある人にも読みやすく、委員会の担当者が職員の疑問に答えるときにも使えます。Amazonでのレビュー数も多い本です。

介護スタッフのための 高齢者施設の感染対策

高齢者施設で働く介護スタッフに向けて、感染対策をまとめた本です。タイトルのとおり、医療職ではない介護スタッフが、施設で感染症を防ぐために知っておきたい内容を扱っています。

手に取りやすい価格なので、職員で何冊かそろえて、勉強会の資料にするのにも向いています。

ベテランケアマネ先輩

まず入門書で基本をそろえて、担当者はマニュアルを手元に置いておくと安心よ。研修のときは、イラストの多い本を使うと、みんなが同じイメージを持てるわ。

現場で感染を広げない4つのコツ

  • ケアの前後に手を清潔にする一つのケアごと、利用者ごとに手洗いや手指消毒をします。手袋を外した後も必ず行います。
  • 嘔吐物・排泄物は手順どおりに処理するノロウイルスなどに備えて、処理の手順と必要な物品をセットにしておき、誰でも同じ方法でできるようにします。
  • いつもと違う症状を早く共有する発熱、下痢、嘔吐、咳などが複数の利用者に出たら、すぐに看護師や責任者に報告します。
  • 職員自身の体調を管理する職員が感染症を持ち込まないよう、体調が悪いときは無理に出勤せず、責任者に相談します。
集団発生が疑われるときは早めに報告する 感染症の集団発生が疑われるときは、施設の決まりに沿って、医師や保健所、市町村への報告が必要になることがあります。報告の基準や連絡先を、事前に確認しておきましょう。
新人ケアマネ新人

感染対策の知識は、ほかの職場でも役立ちますか?

ベテランケアマネ先輩

もちろんよ。施設でも訪問でも、感染対策はどの職場でも欠かせない知識なの。感染対策に詳しい介護職は、委員会やリーダーの役割を任されることも多いから、キャリアアップにもつながるわ。

よくある質問

手洗いとアルコール消毒はどう使い分けますか?
目に見える汚れがあるときや、ノロウイルスなどアルコールが効きにくい病原体が疑われるときは、石けんと流水での手洗いが基本です。それ以外は、アルコールでの手指消毒も使えます。
感染対策の研修は年に何回必要ですか?
サービスの種類によって決まりが違います。施設系のサービスは年2回以上、在宅のサービスは年1回以上の研修と訓練が求められているものが多いです。自分の事業所の基準を、運営基準で確認しましょう。
訪問介護でも感染対策の本は役立ちますか?
役立ちます。標準予防策の考え方は、施設でも在宅でも同じです。利用者の家を回る訪問介護では、ほかの家に病原体を運ばないための手洗いや物品の扱いが特に大切です。
感染対策の資格はありますか?
看護師向けには感染管理認定看護師などの資格があります。介護職は、まず施設の研修や本で標準予防策をしっかり身につけることが大切です。
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まとめ
  • 感染対策の土台は、全員に同じように行う標準予防策
  • 接触・飛沫・空気の感染経路ごとに対策を考える
  • 介護職は入門書、担当者は施設向けのマニュアル、研修にはイラストの多い本を選ぶ
  • ケアの前後の手洗いと、嘔吐物・排泄物の正しい処理を徹底する
  • いつもと違う症状は早く共有し、集団発生が疑われたら早めに報告する

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