高次脳機能障害の本おすすめ6選|入門から評価・対応まで

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「記憶障害や注意障害の評価はしたけれど、生活の支援にどうつなげればいいかわからない」「高次脳機能障害のある利用者さんへの声かけに迷う」。高次脳機能障害は、外から見えにくく、支援の方法も人によって大きく変わる障害です。
高次脳機能障害の理解は、症状の名前を覚えるだけでなく、生活のどんな場面で困るのかを結びつけて考えることが大切です。この記事では、高次脳機能障害の本おすすめ6選と、職種・目的別の選び方、学んだ内容を支援に活かすコツをまとめました。
- 高次脳機能障害の主な症状と、生活で困る場面
- 高次脳機能障害の本の選び方(職種・目的別)
- 高次脳機能障害の本おすすめ6選と比較表
- 本で学んだ内容を支援に活かすコツ
高次脳機能障害の主な症状と、生活で困る場面
高次脳機能障害は、脳卒中や頭部外傷などで脳が損傷を受けたことで、記憶・注意・判断などの働きに障害が出た状態です。主な症状と、生活で困りやすい場面の例は次のとおりです。
| 症状 | 生活で困る場面の例 |
|---|---|
| 記憶障害 | 約束や薬の時間を忘れる、同じ話をくり返す |
| 注意障害 | 作業中にミスが多い、ほかのことに気を取られる |
| 遂行機能障害 | 段取りを立てて料理や買い物をするのが難しい |
| 社会的行動障害 | 感情のコントロールが難しい、こだわりが強くなる |
| 半側空間無視 | 片側の物に気づかず、ぶつかったり食べ残したりする |
| 失語 | 言葉が出にくい、話を理解しにくい |
同じ診断名でも、どの症状がどの程度あるかは人によって違います。本で症状の特徴を学んだら、目の前の人の生活の中で、どんな困りごとになっているかを確かめることが大切です。
新人見た目では障害があるようには見えない方もいますよね。
先輩そうなの。だから本人も家族も、周りの人にわかってもらえずに苦しむことがあるのよ。「できないのは怠けているから」ではないことを、チームで共有しておくことが大事ね。
高次脳機能障害の本の選び方
はじめて学ぶなら「イラスト・図解の入門書」
介護職や家族、学生など、はじめて学ぶ人は、症状と対応をイラストでわかりやすく説明した入門書から始めましょう。
評価と治療を深めるなら「リハビリテーションの専門書」
セラピストや看護師は、症状の病態と評価の方法、リハビリの進め方を体系的に学べる専門書を選びます。病態から評価、治療へと考えの流れを追える本がおすすめです。
対応に悩むなら「場面別の対応ガイド」
怒りっぽい、同じことを何度も聞くなど、日々の関わりの中で困っている場合は、場面ごとの声かけや工夫がのっている対応ガイドが役立ちます。
高次脳機能障害の本おすすめ6選
ここからは、Amazonで買える高次脳機能障害の本を6冊紹介します。価格はAmazonの商品ページで確認したもの(2026年10月20日時点)で、変わることがあります。
| 書籍 | 向いている人 | 参考価格 |
|---|---|---|
| 高次脳機能障害のリハビリがわかる本 | 家族・介護職・はじめて学ぶ人 | 約1,700円 |
| 高次脳機能障害の病態・ケア・リハがトータルにわかる | 看護師・介護職 | 約2,300円 |
| こんなときどうする?! 高次脳機能障害患者さんへの対応ガイド | 関わり方に悩む人 | 約2,400円 |
| 高次脳機能障害学 第3版 | 学生・セラピスト | 約5,000円 |
| 高次脳機能障害を読み解く | 病態と評価から考えたい人 | 約5,700円 |
| 高次脳機能障害リハビリテーションの掟 | 臨床の要点を押さえたい人 | 約6,400円 |
高次脳機能障害のリハビリがわかる本
講談社の健康ライブラリー イラスト版の1冊で、高次脳機能障害の症状とリハビリの進め方を、イラストでやさしく解説しています。
家族や介護職への説明に使いやすく、はじめて学ぶ人の入門書にも向いています。
高次脳機能障害の病態・ケア・リハがトータルにわかる
照林社の、病態からケア、リハビリまでを1冊でまとめた本です。看護や介護の視点からの関わり方も学べます。
病棟や施設で高次脳機能障害のある人に関わる看護師・介護職に向いています。
こんなときどうする?! 高次脳機能障害患者さんへの対応ガイド
医歯薬出版の、困った場面ごとの対応のしかたをまとめたガイドです。支援に役立つストラテジー(対応の工夫)のリストが付いています。
日々の関わりの中で、声かけや環境の整え方に悩んでいる人に向いています。
高次脳機能障害学 第3版
医歯薬出版の、高次脳機能障害を学ぶ教科書として使われる1冊です。症状ごとの特徴と評価を体系的に学べます。
学生や、基礎から学び直したいセラピストに向いています。
高次脳機能障害を読み解く(病態と評価から考えるリハビリテーション)
医学書院の、病態と評価の結果から、リハビリの方針を考える流れを学べる本です。
評価はできるけれど、結果をどう解釈して治療につなげればいいか迷うセラピストに向いています。
高次脳機能障害リハビリテーションの掟
中外医学社の、高次脳機能障害のリハビリで押さえたい要点を「掟」としてまとめた本です。
臨床で大事にしたい考え方を、要点から確認したいセラピストに向いています。
先輩本の対応方法をそのまま当てはめるより、その人が安心できる関わり方を探すことが大事よ。うまくいった声かけは、記録に残してチームで共有してね。
本で学んだ内容を支援に活かすコツ
- 困りごとを具体的に書き出す「忘れっぽい」ではなく「薬を飲んだか覚えていない」のように、場面で書き出します。
- 環境の工夫から試すメモ、アラーム、物の置き場所を決めるなど、本で紹介されている工夫を1つ試します。
- うまくいった方法をそろえる効果があった声かけや手順を、職種や家族と共有し、関わる人で方法をそろえます。
- 家族の負担にも目を向ける家族の疲れや悩みを聞き、相談先や支援サービスにつなぎます。
新人高次脳機能障害の人が使える制度はありますか?
先輩障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳など)や、障害福祉サービス、年齢などの条件によっては介護保険も使えるの。地域には相談支援の拠点もあるから、ケアマネや相談支援専門員と一緒に確認してね。
よくある質問
高次脳機能障害の本は、家族が読んでもわかりますか?
高次脳機能障害は、リハビリでよくなりますか?
介護職でも高次脳機能障害の勉強は必要ですか?
失語症の本もあわせて読んだほうがいいですか?
PT・OT・STのオンライン学習なら『リハノメ』
リハビリ職のための総合オンラインセミナーです。分野ごとの講義動画を、自宅や移動中に視聴できます。
- 運動器・脳血管・呼吸・生活期など分野別の講義
- スマホ・PCで好きな時間に視聴できる
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※プラン・料金は公式サイトで確認してください
- 高次脳機能障害は外から見えにくく、症状の出方は人によって違う
- はじめて学ぶならイラストの入門書、評価・治療を深めるなら専門書を選ぶ
- 関わり方に悩むなら、場面別の対応ガイドが役立つ
- 困りごとを具体的に書き出し、環境の工夫から試してチームで共有する
- 急な症状の変化は、すぐに医療職へ報告する
















