リハビリの統計・研究の本おすすめ3選|PT・OTの臨床研究に

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「上司から学会発表をすすめられたけれど、研究の進め方がわからない」「統計の本を開いても、t検定やp値の説明で手が止まってしまう」。臨床研究や統計は、養成校で習っても、実際に自分でやってみると戸惑うことの多い分野です。
リハビリ職の研究では、統計の計算方法を覚えることより、「何を明らかにしたいか」に合った研究の形と分析の方法を選べることが大切です。この記事では、リハビリの統計・研究の本おすすめ3選と、選び方、初めての学会発表までの進め方をまとめました。
- リハビリ職の臨床研究の流れ
- 統計でつまずきやすいポイント
- リハビリの統計・研究の本おすすめ3選と比較表
- 初めての学会発表までの4つのステップ
リハビリ職の臨床研究の流れ
臨床研究は、日々のリハビリで感じた疑問を、データを使って確かめる取り組みです。研究の大まかな流れは、次のとおりです。
| 段階 | やること |
|---|---|
| 疑問を絞る | 「この運動で歩く速さは変わるか」など、確かめたいことを一つに絞る |
| 先行研究を調べる | 同じテーマの論文を探し、わかっていること・わかっていないことを整理する |
| 研究の計画を立てる | 対象者、測る項目、比べ方(研究デザイン)、分析の方法を決める |
| 倫理審査を受ける | 所属先の倫理審査委員会などで、計画の承認を得る |
| データを集めて分析する | 計画どおりに測定し、統計で結果を確かめる |
| 発表する | 学会での発表や論文として、結果をまとめる |
統計は、この流れの一部にすぎません。計画の段階で分析の方法まで決めておくと、データを集めたあとに「どう分析すればいいかわからない」と困ることを防げます。
新人研究って、大学院に行かないとできないものだと思っていました。
先輩臨床の疑問から始める研究は、病院や施設でもできるのよ。ただ、一人で全部やろうとすると大変だから、研究の経験がある先輩や、養成校の先生に相談しながら進めるのがおすすめね。
リハビリの統計でつまずきやすいポイント
データの種類で使う方法が変わる
統計では、測ったデータが「数値の大きさに意味があるもの(筋力や歩行速度など)」か、「順番や分類を表すもの(介助量の段階や性別など)」かで、使う方法が変わります。まずデータの種類を見分けることが、分析の方法を選ぶ第一歩です。
p値だけで判断しない
「p<0.05で差があった」という結果だけでは、その差が臨床で意味のある大きさかどうかはわかりません。差の大きさ(効果量)や信頼区間も合わせて見ることが、最近の論文では求められています。
ソフトの使い方と考え方を分けて学ぶ
統計の計算は、無料で使えるEZRやR、有料のSPSSなどのソフトで行います。ソフトの操作だけを覚えると、結果の読み方がわからなくなりがちです。考え方の本と、操作の手順がわかる本を組み合わせて学びましょう。
リハビリの統計・研究の本おすすめ3選
ここからは、Amazonで買えるリハビリの統計・研究の本を3冊紹介します。価格はAmazonの商品ページで確認したもの(2026年10月22日時点)で、変わることがあります。
| 本 | 向いている人 | 参考価格 |
|---|---|---|
| リハビリテーション統計学(15レクチャーシリーズ) | 統計を基本から学び直したい人 | 3,350円 |
| すぐできる!リハビリテーション統計 | データの分析を実際に進めたい人 | 4,250円 |
| PT・OTのための臨床研究はじめの一歩 | 研究の計画から発表まで知りたい人 | 3,520円 |
リハビリテーション統計学(15レクチャーシリーズ リハビリテーションテキスト)
中山書店の、リハビリの養成校向けに、統計の基本を15回の講義の形でまとめたテキストです。データの種類や代表値、検定の考え方など、統計の土台を順番に学べます。
学生のときに習った統計を忘れてしまった人や、統計を基本から学び直したい人に向いています。
すぐできる!リハビリテーション統計 データのみかたから検定・多変量解析まで
南江堂の、リハビリのデータを例に、データの見方から検定、多変量解析までを解説した本です。どの場面でどの分析を使うかが整理されていて、実際に分析を進めるときに役立ちます。
データを集めたあと、分析の方法に迷っている人に向いています。Amazonでの評価も高い本です。
PT・OTのための臨床研究はじめの一歩
羊土社の、研究デザインの考え方から統計解析、ポスターや口述発表のコツまでを、著者の実体験をもとに解説した本です。研究の全体の流れを、一冊でつかめます。
初めて臨床研究や学会発表に取り組むPT・OTに向いています。Amazonでのレビュー数も多い本です。
先輩研究の全体の流れは「はじめの一歩」でつかんで、統計の基本はテキストで固め、分析するときは「すぐできる」を横に置く。この3冊がそろうと、初めての研究でも迷いにくくなるわ。
初めての学会発表までの4つのステップ
- 症例報告から始めるいきなり多くの人を集める研究ではなく、担当した一人の経過をまとめる症例報告から始めると、発表の流れを経験できます。
- 指導してくれる人を見つける職場の先輩、養成校の先生、学会の研修会などで、研究の相談ができる人を見つけておきます。
- 倫理的な手続きを確認する症例報告でも、本人の同意や個人情報の扱いに注意が必要です。所属先のルールと、発表する学会の規定を確認します。
- 締め切りから逆算して計画する学会の演題登録の締め切りから逆算して、データの整理、分析、抄録の作成の予定を立てます。
新人研究は、臨床の仕事にも役立ちますか?
先輩役立つわ。論文の読み方がわかると、新しい治療法の情報を自分で判断できるようになるの。評価をきちんと数字で残す習慣もつくから、日々のリハビリの質も上がるわね。
よくある質問
統計が苦手でも研究はできますか?
統計のソフトは何を使えばいいですか?
論文の読み方も学べますか?
STにも役立ちますか?
PT・OT・STのオンライン学習なら『リハノメ』
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- 運動器・脳血管・呼吸・生活期など分野別の講義
- スマホ・PCで好きな時間に視聴できる
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※プラン・料金は公式サイトで確認してください
- 臨床研究は、疑問を絞り、計画を立て、倫理審査を経てデータを分析し、発表する流れで進める
- 統計はデータの種類を見分けることから始め、p値だけで判断しない
- リハビリのデータを例にした本を選ぶと理解しやすい
- 初めての発表は症例報告から始め、相談できる人を見つける
- 個人情報と倫理の手続きは、研究を始める前に確認する
















