早期離床の本おすすめ4選|ICU・急性期リハの基本

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「ICUの患者さんを担当することになったけれど、点滴や管がたくさんついていて、動かすのが怖い」「術後の離床を、どの基準で進めていいのかわからない」。急性期の病院では、手術の翌日や、集中治療室(ICU)にいるうちから、リハビリを始めることが増えています。
早期離床では、血圧や脈拍、呼吸などの状態を確認しながら、安全に、できるだけ早くベッドから離れる時間をつくることが大切です。この記事では、PT・OTや看護師に向けて、早期離床の本おすすめ4選と、選び方、安全に進めるコツをまとめました。
- 早期離床の目的と、気をつけたいこと
- ICU・術後・整形外科など、場面に合わせた本の選び方
- 早期離床の本おすすめ4選と比較表
- 早期離床を安全に進める4つのコツ
早期離床の目的と、気をつけたいこと
早期離床とは、手術や病気の後、できるだけ早い時期から、座る・立つ・歩くなどの活動を始めることです。ベッドで寝ている時間が長くなると、次のような問題が起こりやすくなります。
| 寝ている時間が長いと起こりやすいこと | 内容 |
|---|---|
| 筋力や体力の低下 | 短い期間でも、筋肉がやせて、立つ・歩くのが難しくなる |
| 肺炎などの呼吸の合併症 | 痰が出しにくくなり、肺の一部がふくらみにくくなる |
| 血栓 | 脚の血の流れが悪くなり、深部静脈血栓症のおそれが高まる |
| せん妄 | 昼夜のリズムが乱れ、混乱や興奮が起こりやすくなる |
ICUを退室した後も、体の機能や心の不調が長く続くことがあり、PICS(集中治療後症候群)と呼ばれています。早期離床は、その予防のためにも大切な取り組みです。
新人点滴やドレーンがついている患者さんも、離床していいんですか?
先輩管がついているから離床できない、というわけではないの。ただ、どの管が抜けると危ないのか、どこまで動かしていいのかを、医師や看護師と事前に確認しておくことが大切よ。一人で無理をせず、必要なら人数をそろえて行いましょう。
早期離床の本の選び方
ICUで始めるなら、しくみ作りまで学べる本
ICUで離床を始めたい人は、離床の基礎知識に加えて、病院の中で離床を進めるしくみ作りや、病態ごとの注意点まで学べる本を選びましょう。
術後の離床には、呼吸・循環を学べる本
手術の後の患者さんを担当するなら、術後の呼吸や循環の変化と、合併症を防ぎながら離床を進める方法がわかる本が役立ちます。一般病棟でも使える内容かどうかも確認しましょう。
整形外科ならポケットサイズのマニュアル
整形外科の術後の離床を担当するなら、病棟で手元に置いて確認できる、ポケットサイズのマニュアルが便利です。
早期離床の本おすすめ4選
ここからは、Amazonで買える早期離床の本を4冊紹介します。価格はAmazonの商品ページで確認したもの(2026年10月23日時点)で、変わることがあります。
| 本 | 向いている人 | 参考価格 |
|---|---|---|
| 実践!早期離床完全マニュアル | 呼吸ケアと離床を合わせて学びたい人 | 4,910円 |
| ICUから始める離床の基本 | ICUで離床を始めたい人 | 3,850円 |
| 早期離床ガイドブック | 術後の離床を担当する人 | 3,080円 |
| 整形外科と早期離床ポケットマニュアル | 整形外科の術後を担当する人 | 1,320円 |
実践!早期離床完全マニュアル
曷川元さん編集の、「新しい呼吸ケアの考え方」をサブタイトルにした、早期離床の実践のためのマニュアルです。DVDが付いています。
呼吸ケアと離床をあわせて学びたい人に向いています。Amazonでのレビュー数も多い本です。
ICUから始める離床の基本
羊土社の、ICUで離床を始めたい医師やメディカルスタッフに向けた本です。PICSと早期離床の基礎知識から、人を集める・院内の体制を整える・評価して改善するなど、離床を進めるためのしくみ作りまでを、対話形式で学べます。
敗血症や脳卒中など、病態ごとの離床のポイントや、鎮痛・鎮静・せん妄・睡眠の整え方も載っています。
早期離床ガイドブック
医学書院の、術後の患者さんの早期離床に取り組むためのガイドブックです。術後の呼吸・循環の機能をいかし、合併症を防ぎながら早く体を回復させるためのノウハウがまとめられています。
患者さんの体と心の状態を時間の流れでとらえながら、安全で効率の良い関わり方を学べます。ICUだけでなく、一般病棟でも使える内容です。
整形外科と早期離床ポケットマニュアル
看護やリハビリに活かすための、整形外科の早期離床のポケットマニュアルです。「実践!早期離床完全マニュアル」と同じ曷川元さんが監修した、文庫サイズの本です。
4冊の中ではいちばん手に取りやすい価格で、病棟で手元に置いて確認したい人に向いています。
先輩ICUならしくみ作りまで学べる本、術後なら呼吸・循環がわかる本、整形外科ならポケットマニュアル、というように、担当する場面で選ぶといいわ。どの本も、施設の基準と照らし合わせながら読んでね。
早期離床を安全に進める4つのコツ
- 離床の前に状態を確認する血圧、脈拍、呼吸の回数、酸素の値、意識の状態などを確認し、離床してよい状態かを判断します。
- 管やルートの位置を整える点滴やドレーン、酸素のチューブなどが引っぱられないよう、動く前に位置を整えます。
- 段階的に進めるベッドを起こす、端に座る、立つ、歩くと、段階を追って進め、それぞれで状態を確認します。
- チームで情報を共有する離床の結果や患者さんの反応を、医師や看護師と共有し、次の計画に活かします。
新人急性期の離床の経験は、ほかの職場でも役立ちますか?
先輩役立つわ。血圧や呼吸を見ながら安全に動かす力は、回復期や訪問、施設でも欠かせないものなの。急変に気づける力があるリハビリ職は、どの職場でも頼りにされるわよ。
よくある質問
早期離床は、いつから始めますか?
人工呼吸器がついていても離床できますか?
看護師にも早期離床の本は役立ちますか?
心電図の知識も必要ですか?
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- 早期離床は、筋力の低下や肺炎、血栓、せん妄などを防ぐための取り組み
- 状態を確認しながら、安全にできるだけ早くベッドから離れる時間をつくる
- ICU・術後・整形外科など、担当する場面に合わせて本を選ぶ
- 管の位置を整え、段階的に進め、チームで情報を共有する
- 状態が変わったらすぐに中止して報告する
















