シーティングの本おすすめ5選|車椅子の座り方を整える

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「車椅子の利用者さんが、いつの間にか前にずり落ちている」「座っている時間が長いと、体が横に傾いてしまう」。施設や病院、在宅では、一日の多くの時間を車椅子で過ごす人が少なくありません。
シーティングとは、車椅子やクッションを調整して、その人に合った楽で安定した座り方をつくることです。座り方が整うと、食事や会話、活動がしやすくなり、床ずれの予防にもつながります。この記事では、シーティングの本おすすめ5選と、選び方、現場で活かすコツをまとめました。
- シーティングの目的と、よくある座り方の問題
- 専門書・目的別・介護職向けなど、本の選び方
- シーティングの本おすすめ5選と比較表
- シーティングを現場で活かす4つのコツ
シーティングの目的と、よくある座り方の問題
車椅子に合わない座り方を続けると、体の痛みや床ずれ、食事のときのむせなど、さまざまな問題が起こります。よく見られる座り方の問題と、考えられる原因は次のとおりです。
| よくある座り方の問題 | 考えられる原因の例 |
|---|---|
| 前にずり落ちる(仙骨座り) | 座面が深すぎる、足台の高さが合わない、骨盤が後ろに倒れている |
| 体が横に傾く | まひや筋力の左右差、座面のたわみ、車椅子の幅が広すぎる |
| お尻が痛い・赤くなる | クッションが合っていない、同じ姿勢が長く続いている |
| 食事のときにむせる | 頭や体が後ろに倒れ、あごが上がっている |
シーティングは、車椅子のサイズやクッションだけでなく、体の動きや病気、生活の目的まで含めて考えるものです。リハビリ職だけでなく、看護師や介護職、福祉用具の専門職と一緒に取り組みます。
新人ずり落ちる人には、ベルトをすればいいんでしょうか?
先輩ベルトで止めるのは、身体拘束にあたるおそれもあるから、まずはずり落ちる原因を考えてね。座面の奥行きや足台の高さ、クッションを合わせるだけで、ずり落ちにくくなることも多いのよ。
シーティングの本の選び方
基礎から体系的に学ぶなら専門書
シーティングを基礎から学びたいなら、座ることの運動学や評価、車椅子やクッションの知識から、疾患別の対応までをまとめた専門書がおすすめです。
現場ですぐ使うなら目的別の本
食事や休息など、生活の場面や目的に合わせたシーティングを学べる本は、病棟や施設ですぐに使えます。イラストが多い本は、ほかの職種と共有するときにも便利です。
介護職が読むなら介助の視点の本
介護職には、シーティングの基本と、車椅子を使った介助の方法を一緒に学べる本が向いています。高齢者の施設が中心なら、高齢者に絞った本も役立ちます。
シーティングの本おすすめ5選
ここからは、Amazonで買えるシーティングの本を5冊紹介します。価格はAmazonの商品ページで確認したもの(2026年10月23日時点)で、変わることがあります。
| 本 | 向いている人 | 参考価格 |
|---|---|---|
| シーティング技術のすべて | 基礎から疾患別まで体系的に学びたい人 | 7,480円 |
| 目的別車椅子シーティングのススメ | 生活の場面に合わせて学びたい人 | 4,180円 |
| 車いす・シーティングの理論と実践 | 理論から深く学びたい人 | 6,930円 |
| 高齢者のシーティング | 高齢者の施設や在宅で働く人 | 4,230円 |
| これであなたも車いす介助のプロに! | 介護職・シーティング初心者 | 1,760円 |
シーティング技術のすべて
医歯薬出版の、シーティングの基礎知識から、目的別・疾患別・環境別の対応までをまとめたテキストです。イラストや症例の写真が多く、臨床での実践をイメージしながら学べます。
前半では運動学や評価、車椅子やクッション、座位保持装置などの基本を解説し、後半では褥瘡の予防や食事の姿勢、脳血管障害・脊髄損傷・神経難病・認知症などへの対応、病院・施設・在宅などの環境別の技術を紹介しています。
「なぜそうすべきか」がわかる! 目的別車椅子シーティングのススメ
小原謙一さん・藤田大介さん編集の、生活の場面や目的に合わせたシーティングを学べる本です。「食事のときはどんなシーティングが適切か」など、医療職や介護職が知っておきたい知識と実践方法をイラストで解説しています。
座ることの基礎や車椅子・クッションの基本から、安楽に過ごすための座り方まで、基礎からスキルアップまで対応しています。Amazonでのレビュー数も多い本です。
車いす・シーティングの理論と実践
日本車いすシーティング協会が編集した、車いすとシーティングの理論と実践をまとめた本です。
車いすやシーティングを、理論から深く学びたい人に向いています。
高齢者のシーティング
三輪書店の、廣瀬秀行さん・木之瀬隆さんによる、高齢者のシーティングに焦点を当てた本です。
特別養護老人ホームや老健、在宅など、高齢者の支援を中心に働くリハビリ職や看護師、介護職に向いています。
これであなたも車いす介助のプロに!
中央法規の「おはよう21ブックス 基礎から学ぶ介護シリーズ」の一冊で、シーティングの基本を理解して、自立につなげる介助をつくることをめざした本です。
5冊の中でいちばん手に取りやすい価格で、介護職や、シーティングを初めて学ぶ人の一冊目に向いています。
先輩リハビリ職なら専門書か目的別の本、介護職なら介助の本から読むといいわ。施設で取り組むときは、職種が違っても同じ本を読んでおくと、話が通じやすくなるわよ。
シーティングを現場で活かす4つのコツ
- 座っている姿を前と横から見る骨盤の傾きや体の傾き、足の裏が足台についているかなどを、前と横から確認します。
- 車椅子のサイズを確かめる座面の幅や奥行き、高さ、足台の高さが、体に合っているかを確認します。
- クッションを見直す座面がたわんでいる場合や、お尻が赤くなる場合は、クッションの種類や状態を見直します。
- 時間をおいてもう一度見る座ってすぐと、しばらくたった後では姿勢が変わります。時間をおいて、崩れ方を確認しましょう。
新人シーティングを学ぶと、仕事の幅は広がりますか?
先輩広がるわ。施設や在宅では、車椅子の座り方の相談は本当に多いの。シーティングに詳しいリハビリ職は、福祉用具の選定や、施設全体の環境づくりでも頼りにされるわよ。
よくある質問
シーティングは誰が行いますか?
ティルト・リクライニング式の車椅子はどんな人に向いていますか?
クッションだけ変えても効果はありますか?
介護職にもシーティングの本は役立ちますか?
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※プラン・料金は公式サイトで確認してください
- シーティングは、車椅子やクッションを調整して楽で安定した座り方をつくること
- ずり落ちや体の傾きは、原因を考えてから対応する
- リハビリ職は専門書や目的別の本、介護職は介助の視点の本から選ぶ
- 前と横から姿勢を見て、車椅子のサイズとクッションを確かめる
- お尻の赤みが消えないときは、早めに看護師や医師に相談する
















