心臓リハビリの本おすすめ5選|心不全の運動療法とリスク管理

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「心不全の患者さんの運動、どこまで負荷をかけていいのか不安」「心電図や血圧の変化を見ても、止めるべきか判断できない」。心臓リハビリは、運動療法の効果が大きい一方で、リスク管理の知識が欠かせない分野です。
心臓リハビリを学ぶときは、運動生理と心臓病の基礎を押さえたうえで、運動処方と中止基準を本で整理しておくのが近道です。この記事では、PT・看護師などに向けて、心臓リハビリの本おすすめ5選と、目的別の選び方、臨床に活かす勉強のコツをまとめました。
- 心臓リハビリで学んでおきたいこと
- 目的別の心臓リハビリの本の選び方
- 心臓リハビリの本おすすめ5選と比較表
- 本の知識を臨床に活かす4つのコツ
心臓リハビリで学んでおきたいこと
心臓リハビリ(心リハ)は、心筋梗塞や心不全、心臓の手術のあとなどに、運動療法・生活指導・心理面の支援を組み合わせて行う包括的なリハビリです。学ぶ内容は大きく次の4つに分けられます。
| 分野 | 主な内容 |
|---|---|
| 病態の理解 | 心不全・虚血性心疾患・心臓手術後など、病気ごとの特徴と治療 |
| 運動処方 | 運動の強さ・時間・頻度の決め方。心拍数や自覚的運動強度(ボルグスケール)、CPXの結果の使い方 |
| リスク管理 | 運動前後のバイタルの確認、心電図の変化、運動を中止する基準 |
| 患者指導 | 服薬・食事(塩分)・体重管理・再入院を防ぐための自己管理の支援 |
とくに心不全の患者さんは高齢者が多く、介護保険の訪問・通所のリハビリでも心不全の人を担当する機会が増えています。病院の心リハ担当だけでなく、生活期のリハビリ職にも役立つ分野です。
新人心臓の病気がある人の運動は、怖くてつい負荷を軽くしてしまいます。
先輩慎重なのは大切よ。でも、根拠なく軽くしすぎると、体力が落ちてしまうの。運動の強さの決め方と、止める基準を知っておけば、安心して運動を続けられるわ。
心臓リハビリの本の選び方
全体を学ぶ本か、運動処方を深める本か
心臓リハビリを基礎から学ぶなら、病態・運動療法・患者指導まで網羅した教科書が向いています。すでに心リハに携わっていて運動処方を深めたいなら、CPX(心肺運動負荷試験)や運動療法に特化した本を選びましょう。
疾患に合っているか
心不全・心筋梗塞・心臓手術後では、リハビリの進め方も注意点も違います。担当することが多い疾患について、詳しく書かれた本を一冊持っておくと、臨床ですぐ確認できます。
患者指導に使える本があると便利
心臓リハビリでは、退院後も自分で運動や体重管理を続けてもらうことが大切です。患者さん向けのやさしい本を一冊知っておくと、説明に使える言葉や図が見つかります。
心臓リハビリの本おすすめ5選
ここからは、Amazonで買える心臓リハビリの本を5冊紹介します。価格はAmazonの商品ページで確認したもの(2026年10月22日時点)で、変わることがあります。
| 本 | 向いている人 | 参考価格 |
|---|---|---|
| 心臓リハビリテーション 第2版 | 心リハを基礎から体系的に学びたい人 | 8,800円 |
| これでカンペキ! 心不全の理学療法 | 心不全の理学療法を整理したいPT | 6,600円 |
| CPX・運動療法ハンドブック 改訂5版 | CPXと運動処方を深めたい人 | 6,820円 |
| 運動療法×学問で考えた 心臓リハビリテーション | 運動療法の意味を広い視点で考えたい人 | 4,180円 |
| イラストでわかる患者さんのための心臓リハビリ入門 第3版 | 患者指導に使える説明を知りたい人 | 1,980円 |
心臓リハビリテーション 第2版
医歯薬出版の、心臓リハビリの基礎から臨床までを網羅した教科書です。医師、理学療法士、看護師、管理栄養士など、心リハに関わる多職種に向けて書かれています。
初めて学ぶ人から、心臓リハビリテーション指導士を目指す人まで使える内容です。価格は高めですが、職場に一冊あると調べものに役立ちます。
これでカンペキ! 心不全の理学療法
協同医書出版社の、心不全の理学療法に必要な知識を整理した本です。現場で役立つ知識を、攻略法としてまとめています。
回復期や生活期で心不全の患者さんを担当することが増えたPTに向いています。心不全の病態と理学療法を結びつけて学べます。
CPX・運動療法ハンドブック 改訂5版
中外医学社の、CPX(心肺運動負荷試験)の準備・実施・解釈と運動療法を扱うハンドブックです。運動生理学・心機能・薬の影響まで解説しています。
CPXの結果を読み、根拠のある運動処方を行いたい人に向いています。Amazonでの評価も高く、心リハに携わる人の定番の一冊です。
運動療法×学問で考えた 心臓リハビリテーション
金芳堂の、運動療法を切り口に、心臓リハビリを文系・理系のさまざまな学問から捉えた本です。歴史学・心理学・教育学などの視点から、運動療法の意味を考えます。
手技や数値だけでなく、患者さんが運動を続ける理由や支え方を考えたい人に向いています。教科書を読んだあとの2冊目におすすめです。
イラストでわかる患者さんのための心臓リハビリ入門 第3版
中外医学社の、患者さん向けに心臓リハビリをイラストでやさしく解説したガイドブックです。心臓の仕組み、動脈硬化と危険因子、運動療法や食事療法について、ガイドラインの改訂を踏まえて説明しています。
患者さんや家族に、運動や食事の大切さを説明するときの参考になります。退院指導の資料づくりにも役立ちます。
先輩専門書だけを読んでいると、説明が難しくなりがちなの。患者さん向けの本で、わかりやすい言い方を知っておくといいわ。
心臓リハビリの本の知識を臨床に活かす4つのコツ
- 職場の中止基準を手元に置く本で学んだ中止基準と、職場や主治医が決めている基準を照らし合わせ、すぐ見られる場所にまとめておきます。
- 運動前後のバイタルを毎回記録する血圧・脈拍・自覚症状・体重の変化を記録し、いつもと違うサインに早く気づけるようにします。
- 自覚的運動強度も一緒に聞く心拍数だけでなく、本人の「きつさ」を聞くと、薬で心拍数が上がりにくい人でも運動の強さを判断しやすくなります。
- 生活での自己管理につなげる体重の増え方やむくみ、息切れなど、心不全が悪くなるサインを本人や家族と共有し、受診のタイミングを伝えます。
新人本を読むだけでなく、資格を目指すのもいいですか?
先輩心リハを専門にしたいなら、日本心臓リハビリテーション学会の「心臓リハビリテーション指導士」を目指すのもいいわね。受験の要件は学会のホームページで確認してね。
よくある質問
心臓リハビリを学ぶ前に、心電図の勉強は必要ですか?
生活期のリハビリ職にも心リハの本は役立ちますか?
最初の1冊はどれがおすすめですか?
本以外の学び方はありますか?
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- 心臓リハビリは運動療法・生活指導・心理面の支援を組み合わせた包括的なリハビリ
- 病態・運動処方・リスク管理・患者指導の4分野を学ぶ
- 全体を学ぶ教科書と、運動処方や疾患別の本を目的で使い分ける
- 中止基準の確認、バイタルの記録、自覚的運動強度の活用で臨床に活かす
- 運動の可否と強さは主治医の指示に従う
















