住宅改修の本おすすめ3選|ケアマネ・PT・OTの住環境整備

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「手すりをつけたのに、利用者さんが使っていなかった」「業者さんとの打ち合わせで、建築の言葉がわからず話についていけない」。住宅改修は、ケアマネやPT・OTが関わる機会が多いのに、学ぶ場が少ない分野です。
住宅改修で大切なのは、建築の知識よりも、本人の動作と生活をもとに「どこで、何に困っているか」を見極めることです。この記事では、住宅改修の本おすすめ3選と、選び方、本人の動作から改修を考える手順をまとめました。
- 住宅改修で失敗しやすいポイント
- 建築の基礎・住環境整備の理論・新しい考え方の本の選び方
- 住宅改修の本おすすめ3選と比較表
- 本人の動作から住宅改修を考える4つの手順
住宅改修で失敗しやすいポイント
介護保険の住宅改修は、手すりの取り付けや段差の解消など、対象になる工事が決まっています。支給の限度額は原則20万円で、その範囲で本人に合った改修を考える必要があります。現場でよくある失敗には、次のようなものがあります。
| よくある失敗 | 原因 |
|---|---|
| 手すりを使っていない | 本人の動作や、つかむ位置・高さを確認せずに取り付けた |
| 段差をなくして逆に歩きにくい | スロープの勾配や長さが、本人の歩き方に合っていない |
| 家族の動線をじゃました | 本人だけを見て、家族の生活や介助の動きを考えなかった |
| 体の状態が変わって合わなくなった | 病気の進み方や、今後の変化を見込んでいなかった |
失敗の多くは、「どんな工事をするか」から考えてしまうことが原因です。先に本人の動作を確認し、困りごとを具体的にすることが、住宅改修を成功させる近道です。
新人建築の知識がないと、住宅改修の提案はできないんでしょうか?
先輩細かい建築の知識がなくても大丈夫よ。大事なのは、本人がどう動いて、どこで困っているかを伝えること。工事のことは施工業者さんがプロだから、こちらは動作と生活のプロとして話をすればいいの。
住宅改修の本の選び方
業者とのやりとりに不安があるなら実践のコツの本
建築の言葉や業者とのやりとりに不安があるなら、建築の専門家の目線で、改修を成功させるコツを書いた本がおすすめです。図面の読み方を覚えるより先に、現場で役立つ考え方を知ることができます。
体系的に学ぶなら住環境整備の教科書
PT・OTの学生や、住環境整備を基礎から学びたい人は、住環境整備の考え方を体系的にまとめた教科書が向いています。疾患や障害ごとの環境の整え方を、根拠とともに学べます。
新しい考え方を知りたいなら事例の本
経験を積んだ人は、暮らし全体を考えた住環境整備の新しい考え方や事例を学ぶと、提案の幅が広がります。福祉用具と組み合わせた方法も知っておくと、工事をしなくても解決できる場面が増えます。
住宅改修の本おすすめ3選
ここからは、Amazonで買える住宅改修の本を3冊紹介します。価格はAmazonの商品ページで確認したもの(2026年10月23日時点)で、変わることがあります。
| 本 | 向いている人 | 参考価格 |
|---|---|---|
| 建築知識なんかなくても住宅改修を成功させる本 | 業者とのやりとりに不安があるケアマネ・PT・OT | 4,250円 |
| OT・PTのための住環境整備論 第3版 | 住環境整備を体系的に学びたい人 | 4,840円 |
| リハビリテーション×ライフ | 新しい考え方と事例を学びたい人 | 5,060円 |
OT・PT・ケアマネにおくる 建築知識なんかなくても住宅改修を成功させる本
三輪書店の、住宅改修の現場に立つ建築士が、自身の経験をもとに改修を成功させる鍵を書いた本です。手すりの付け方や図面の読み方を知らなくてもできる改修のコツ、建築職とのコミュニケーションの取り方、良い業者の見分け方などが紹介されています。
手順を細かく教えるノウハウ本ではなく、考え方を学ぶ本です。住宅改修に苦手意識があるケアマネやPT・OTに向いています。
OT・PTのための住環境整備論 第3版
三輪書店の、OT・PTが住環境整備を学ぶための教科書です。第2版から9年ぶりの全面改訂で、福祉用具の記述が見直され、疾患・障害別の住環境整備には重症心身障害や発達障害などが加わりました。建築関連の法規の初歩、生活の動作に合わせた福祉用具の選び方、具体的な寸法を示した住まいの設計・改修の方法を、イラストを多く使って説明しています。
学生や、住環境整備を基礎から体系的に学び直したいPT・OTに向いています。
リハビリテーション×ライフ 暮らしのリノベーション・住宅改修と住環境整備 7つの新常識
暮らし全体の視点から、住宅改修と住環境整備の新しい考え方をまとめた本です。「バリアフリーからリノベーションへ」「病院と在宅の連携」「退院支援」「生活から暮らしへ」など、7つの新常識をテーマに、退院後の暮らしを「使い勝手が悪い」から「欲しい暮らし」へ変える考え方を紹介しています。
住宅改修の経験がある程度あり、提案の幅を広げたいリハビリ職やケアマネに向いています。
先輩苦手意識があるなら、まずは建築士の本で考え方をつかんでね。体系的に学びたくなったら教科書、提案の幅を広げたくなったら新しい考え方の本、という順番がおすすめよ。
本人の動作から住宅改修を考える4つの手順
- 困っている場面を具体的にする「トイレで立ち上がるときにふらつく」など、どの場所の、どの動作で困っているかを本人と家族に聞きます。
- 実際の動作を見る可能なら、その場所で実際に動いてもらい、手をつく位置や体の向き、足の運びを確認します。
- 工事以外の方法も考える置き型の手すりや福祉用具のレンタルなど、工事をしなくても解決できる方法がないかを検討します。
- 業者と一緒に位置を決める手すりの高さや位置は、本人に実際につかんでもらいながら、施工業者と一緒に決めます。
新人リハビリ職とケアマネは、住宅改修でどう協力すればいいですか?
先輩リハビリ職に動作の評価をお願いして、その結果をケアマネが理由書やケアプランにつなげるのが基本の形ね。訪問リハビリが入っていない人でも、退院前の家屋調査の情報を病院からもらえることがあるわ。
よくある質問
住宅改修の理由書は誰が書けますか?
福祉住環境コーディネーターの資格は役立ちますか?
PT・OTの学生にも住宅改修の本は役立ちますか?
本以外の学び方はありますか?
- 住宅改修の失敗の多くは、工事の内容から考えてしまうことが原因
- 本人の動作と困っている場面を具体的にすることが大切
- 苦手意識があるなら実践のコツの本、体系的に学ぶなら教科書を選ぶ
- 工事以外の方法も考え、手すりの位置は本人と業者と一緒に決める
- 着工前の申請など、制度のルールは保険者の手引きで確認する
















