手を使わずに履ける靴とは?高齢の親に選ぶポイントと注意点

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「親が玄関でしゃがんで靴を履くとき、ふらついて危なっかしい」「腰が痛くて、かかとに指を入れるのがつらそう」。靴を履く動作は毎日のことなので、小さな負担でも積み重なります。

そんなときの選択肢が、かがまず、手も使わずに、足を入れるだけで履ける「手を使わずに履ける靴」です。この記事では、手を使わずに履ける靴の仕組みと種類、向いている人・向かない人、選ぶときのポイント、安全に履くための工夫をまとめました。

この記事でわかること
  • 手を使わずに履ける靴の仕組みと種類
  • 手を使わずに履ける靴が向いている人・向かない人
  • 手を使わずに履ける靴を選ぶ5つのポイント
  • 代表例「LAQUN(ラクーン)」の特徴と、安全に履く工夫
目次

手を使わずに履ける靴とは?仕組みと種類

手を使わずに履ける靴は、「ハンズフリーシューズ」とも呼ばれます。かかとの部分がやわらかく、足を入れて踏み込むと、つぶれたかかとが元の形に戻って足を包む作りになっているものが多いです。靴べらを使ったり、かかとに指を入れたりしなくても履けるのが特徴です。

「脱ぎ履きがかんたんな靴」には、ほかにもいくつか種類があります。違いを表にまとめました。

種類履き方向いている人
ハンズフリースニーカー足を入れて踏み込むだけ。手を使わないかがむのがつらい人、脱ぎ履きが多い人
面ファスナーの介護シューズ大きく開いて足を入れ、ベルトでとめるむくみ・麻痺・足の変形がある人、装具を使う人
スリッポン足を入れるだけ。かかとは手で整えることが多い足の形が細めで、手で直せる人
サンダル・つっかけ足を入れるだけ近所やゴミ出しなど短い距離だけ(かかとが固定されず脱げやすい)

サンダルやつっかけは手軽ですが、かかとが固定されないので、歩いているうちに脱げたり、つまずいたりしやすくなります。外を歩くなら、かかとまで包む靴を選ぶのが基本です。

新人ケアマネ新人

かかとを踏んで履いている親に、「ちゃんと履いて」と言ってもなかなか直らないんです。

ベテランケアマネ先輩

かがむのがつらいから、かかとを踏んでしまうことが多いのよ。注意するより、かかとを踏まなくても履ける靴に替えるほうが、本人も家族も楽になるわ。

手を使わずに履ける靴が向いている人・向かない人

向いている人

  • しゃがんだり、前かがみになったりすると、ふらついたり腰やひざが痛んだりする
  • 指先に力が入りにくく、かかとに指を入れて履くのがつらい
  • 靴ひもを結ぶのがおっくうで、ほどけたまま歩いてしまう
  • デイサービスや病院など、出かけた先で靴を脱ぎ履きすることが多い

ほかの靴を考えたほうがよい人

次のような場合は、手を使わずに履ける靴よりも、大きく開く面ファスナーの介護シューズが合うことがあります。

  • 片まひなどで、足先を靴に入れる動きが難しい
  • 足のむくみが強い、外反母趾などで足の形が変わっている
  • 足の装具(短下肢装具など)をつけて歩いている

判断に迷うときは、担当のケアマネやリハビリの専門職(理学療法士など)に相談すると、歩き方や足の状態に合う靴を一緒に考えてもらえます。

「履きやすい=安全」とは限らない 履きやすさだけで選ぶと、足に合わずに脱げやすかったり、つまずきやすかったりすることがあります。歩くときにかかとがしっかり固定されるかも、あわせて確認しましょう。

手を使わずに履ける靴を選ぶ5つのポイント

  • サイズと足幅を確認するふだんの靴のサイズに加えて、足幅(2E・3Eなど)も見ます。幅が合わないと、足が痛くなったり、中で足がずれたりします。
  • 軽さを確認する重い靴は足が上がりにくくなります。片足の重さが表示されていれば比べましょう。
  • 靴底がすべりにくいか雨の日の道路や、施設・病院の床ですべりにくいか、靴底の溝を確認します。
  • かかとがしっかり戻るか踏み込んだあと、かかとが元の形に戻って足を包むかが大切です。歩いたときにかかとが浮かないか確かめます。
  • 返品・サイズ交換ができるか靴は履いてみないと合うかわかりません。通販で買うなら、返品やサイズ交換の条件を先に確認しておくと安心です。
新人ケアマネ新人

親の足のサイズ、意外と知らないんですよね…。

ベテランケアマネ先輩

年をとると、足の形やサイズが変わることもあるの。今履いている靴のサイズを見るだけでなく、帰省したときに実際に足を測っておくといいわね。むくみが出やすい人は、夕方に測ると安心よ。

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かかとに手を伸ばさずに履ける靴もある

かかとをつぶして足を入れるだけで履けるハンズフリーのスニーカーもあります。しゃがんだり、かがんだりするのがつらい人の選択肢になります。

LAQUNの公式サイトを見る

手を使わずに履ける靴の代表例「LAQUN(ラクーン)」

手を使わずに履けるスニーカーの一つに、MIREYA TOKYOの「LAQUN(ラクーン)」があります。クラウドファンディングのMakuakeで2023年に登場した商品で、公式ストアでは次のように案内されています(2026年10月時点)。

項目内容
価格17,600円(税込)
サイズ23.0〜28.0cm(0.5cm刻み)
足幅3E
重さ片足250g〜(23cm)
つくりやわらかいかかと、結ばなくてよいゴムの靴ひも、通気性のよいニット素材
カラーブラック・グレー・ホワイト・ブルー・レッド・ブラウン・ベージュ
返品・交換到着後30日以内(未使用・室内での試着のみ。返送料は購入者負担)

足幅が3Eあり、立ったまま足を入れて踏み込むだけで履けるので、玄関でかがむのがつらい人に向いています。シンプルな見た目なので、「介護用」っぽさが気になる親にも勧めやすい靴です。

ただし、公式ストアでも「フィット感には足の形や歩き方による個人差がある」と案内されています。届いたら、まず室内で履いて少し歩き、かかとが浮かないか、指先が当たらないかを確かめましょう。在庫はサイズや色によって欠品していることがあります。

手を使わずに履ける靴を安全に履くための工夫

  • 玄関にいすや手すりを置く:立ったまま履ける靴でも、片足立ちになる瞬間があります。つかまる場所があると安心です。
  • かかとをつぶしたまま歩かない:かかとが戻りきっていないときは、つま先をトントンと床につけるなどして、しっかり履いてから歩きます。
  • 最初は近所で試す:新しい靴は、まず短い距離で歩きやすさを確かめてから、遠出に使います。
  • すり減ったら替える:靴底がすり減ると、すべりやすくなります。定期的に靴底を確認しましょう。
新人ケアマネ新人

プレゼントにしても大丈夫ですか?

ベテランケアマネ先輩

靴はサイズが合わないと使ってもらえないから、サイズ交換ができるお店で買うのがおすすめよ。一緒に選べるなら、色だけでも本人に決めてもらうと、喜んで履いてくれることが多いわ。

よくある質問

手を使わずに履ける靴は、介護保険で買えますか?
一般的な靴は、介護保険の福祉用具の対象ではありません。足の変形などで医師が必要と認めた靴(治療用の装具)は、医療保険などの対象になることがあります。
手を使わずに履ける靴とスリッポンは何が違いますか?
スリッポンも足を入れるだけで履けますが、かかとがつぶれやすく、手で整える必要がある靴が多いです。手を使わずに履ける靴は、踏み込んだあとにかかとが元の形に戻るように作られています。
サイズはふだんと同じでいいですか?
基本はふだんのスニーカーと同じサイズですが、足幅や甲の高さ、靴下の厚さによって合うサイズが変わります。商品ごとの案内を確認し、サイズ交換ができるお店で買うと安心です。
室内履きにも使えますか?
外履き用の靴は、室内では靴底が汚れを持ち込むことがあります。施設や家の中で履くなら、室内用の上靴(介護用の上靴)を別に用意すると衛生的です。
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手を使わずに履けるスニーカー『LAQUN(ラクーン)』

かかとの部分がやわらかく、足を入れて踏み込むだけで履けるハンズフリーのスニーカーです。ひもを結ぶ必要がなく、立ったまま履けます。足の形によって合う・合わないがあるため、サイズ交換の条件を確認してから選びましょう。

  • かがまず、手を使わずに履ける
  • 片足約250g(23cm)の軽さ。足幅は3E
  • 到着後30日以内なら返品・サイズ交換ができる(未使用・室内試着のみ)
LAQUN(ラクーン)
LAQUNの公式サイトを見る

※価格・在庫・返品の条件は公式サイトで確認してください

まとめ
  • 手を使わずに履ける靴は、かかとがやわらかく、足を入れて踏み込むだけで履ける
  • かがむのがつらい人、脱ぎ履きが多い人に向いている
  • 麻痺・むくみ・足の変形・装具がある場合は、面ファスナーの介護シューズも検討する
  • サイズと足幅、軽さ、すべりにくさ、かかとの戻り、返品・交換の条件を確認して選ぶ
  • 玄関にいすや手すりを置き、かかとをしっかり履いてから歩く

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