就労支援員とは?仕事内容・資格と職業指導員との違い

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「就労支援員って、どんな仕事?」「職業指導員や生活支援員とは何が違うの?」「一般企業で働いた経験は生かせる?」。障害福祉の求人の中でも、就労移行支援事業所の「就労支援員」は、ビジネスの経験を生かせる職種として注目されています。

結論からいうと、就労支援員は、就労移行支援事業所で、障害のある人の就職活動を支え、企業の開拓や実習先の調整、就職後の職場定着まで支援する職員です。資格は必須ではなく、営業・人事・接客などの経験を生かせます。この記事では、就労支援員の仕事内容、ほかの職種との違い、資格・給料、向いている人と職場選びのポイントをまとめました。

この記事でわかること
  • 就労支援員の仕事内容と1日の流れ
  • 職業指導員・生活支援員との違い
  • 役立つ資格と経験、給料の目安
  • やりがい・大変なことと、職場選びのポイント
目次

就労支援員とは?働く場所と役割

就労支援員は、障害者総合支援法の「就労移行支援」の事業所で、人員配置が決められている職種です。就労移行支援は、一般企業への就職をめざす障害のある人が、原則2年間、訓練や就職活動を行うサービスです。

就労支援員は、その中で「利用者」と「企業」をつなぐ役割を担います。利用者の得意なことや配慮してほしいことを整理し、合う企業を探し、就職したあとも働き続けられるよう支えます。

就労支援員の仕事内容

仕事内容の例
就職活動の支援自己分析、履歴書・職務経歴書の作成の手伝い、面接の練習、ハローワークへの同行
企業の開拓障害者雇用をしている、またはしたい企業を訪問し、求人や実習の受け入れを依頼する
職場実習の調整実習先との日程や内容の調整、実習中の様子の確認と振り返り
企業への説明利用者の特性や必要な配慮を企業に伝え、働きやすい環境づくりを一緒に考える
職場定着の支援就職後6か月までの定着支援(その後は就労定着支援に引き継ぐことが多い)
関係機関との連携ハローワーク、障害者就業・生活支援センター、地域障害者職業センター、医療機関との連絡

1日の流れ(例)

時間主な業務
9:00出勤、朝礼、利用者の体調の確認
10:00個別面談(応募書類の作成、面接の練習)
13:00企業を訪問(実習の打ち合わせ、就職した人の職場訪問)
15:00ハローワークへ同行、求人の検索
16:30記録の作成、ケース会議、企業への電話

事業所の中だけでなく、外回りの仕事が多いのが就労支援員の特徴です。

新人ケアマネ新人

企業に営業に行くこともあるんですね。

ベテランケアマネ先輩

そうなの。障害者雇用の法定雇用率が上がり、障害のある人を採用したい企業は増えているわ。でも「どんな仕事を任せればいいかわからない」という企業も多いから、仕事の切り出し方を一緒に考えるのも就労支援員の大事な役割よ。

職業指導員・生活支援員との違い

職種主な役割
就労支援員就職活動、企業開拓、実習の調整、職場定着など「事業所の外」とつなぐ
職業指導員パソコン作業や軽作業など、仕事のスキルの訓練
生活支援員生活リズムや体調管理、日常生活の相談

就労継続支援A型・B型には、就労支援員の配置は求められていません(一般就労への移行を支援する体制を評価する加算はあります)。小さな事業所では、就労支援員が職業指導員や生活支援員の仕事を兼ねることもあります。

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資格と給料の目安

就労支援員になるために必要な資格はありません。ただし、次の資格や経験があると役立ちます。

  • 社会福祉士、精神保健福祉士(相談援助の専門性)
  • キャリアコンサルタント(職業相談の専門性)
  • ジョブコーチ(職場適応援助者)の養成研修の修了
  • 営業、人事・採用、接客、事務などの一般企業での経験

給料は、正社員で月給20万〜25万円程度が一つの目安です(求人情報からの概算。地域や経験で変わる)。就労移行支援は日中の営業で、夜勤がなく、土日休みの事業所が多いため、生活リズムを整えて働きやすい職場です。経験を積むとサービス管理責任者をめざせます。

やりがいと大変なこと

  • やりがい:利用者の就職が決まった瞬間を一緒に喜べる。働き続けている姿や、企業から「来てくれてよかった」と言われたときの手応えが大きい
  • 大変なこと:利用者の希望と企業の求める条件の調整が難しい。就職後に体調を崩して離職してしまうこともある。就職者数や定着率が事業所の報酬に関わるため、成果へのプレッシャーを感じることもある
新人ケアマネ新人

福祉の経験がなくても大丈夫ですか?

ベテランケアマネ先輩

大丈夫よ。むしろ企業で働いた経験は、「企業の目線」を利用者に伝えるうえで大きな強みになるの。障害の特性については、働きながら研修や先輩から学んでいけばいいわ。

職場選びのポイント

  • 就職実績と定着率を確認する年間の就職者数や、半年後・1年後の定着率を公表している事業所は、支援の質を見る目安になります。
  • 対象の障害と訓練の内容を見る精神障害の人が多い、IT系の訓練に強いなど、事業所の特色を確認します。
  • 職員の役割分担を聞く就労支援員が企業開拓に専念できるのか、ほかの業務も兼ねるのかを確認します。
  • ノルマの有無を確認する就職者数の目標がどのように扱われているか、面接で聞いておくと安心です。

企業から信頼される就労支援員になるには

企業の担当者は、「本当に任せて大丈夫か」「問題が起きたときに支えてもらえるか」を気にしています。利用者の得意なことだけでなく、苦手なことや必要な配慮も正直に伝え、就職後も連絡が取りやすい関係をつくることが、次の採用にもつながります。

就労支援員の仕事は、利用者・企業・家族・関係機関の間に立つ調整役です。

よくある質問

介護職から転職できますか?
できます。利用者との関わり方や記録の経験は生かせます。企業とのやり取りに慣れるまでは、先輩と一緒に企業訪問をして学ぶのが一般的です。
車の運転は必要ですか?
企業訪問や同行が多いため、地方では運転が必要な求人が多いです。都市部では公共交通機関で回る事業所もあります。
サビ管になるには何年かかりますか?
保有資格によって必要な実務経験の年数が違います。都道府県の要件を確認し、基礎研修の受講時期を逆算しておきましょう。
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まとめ
  • 就労支援員は、就労移行支援で就職活動・企業開拓・実習・定着を支える職員
  • 事業所の外とつなぐ役割で、外回りの仕事が多い
  • 資格は不要。営業・人事などの企業経験や、社会福祉士・キャリアコンサルタントが役立つ
  • 夜勤がなく土日休みが多く、サビ管へのキャリアもめざせる
  • 就職実績・定着率・役割分担・ノルマの扱いを確認して職場を選ぶ

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