認知症の家族向けおすすめ本8選|接し方が分かる良書

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「親が認知症と診断されたけれど、どう接すればいいか分からない」「同じことを何度も聞かれて、つい強く言ってしまう」。認知症の介護は、正しい知識を持っているかどうかで、家族の気持ちの負担が大きく変わります。
そんなときに役立つのが、認知症の人の気持ちや接し方を分かりやすく解説した本です。この記事では、認知症の家族を介護する人向けにおすすめの本8冊を、目的別に紹介します。
- 認知症の家族が本を読むメリット
- 家族向けの認知症の本の選び方
- 目的別|認知症の家族向けおすすめ本8選
- 本で学んだ知識を介護に活かすコツ
- 本だけで抱え込まないための相談先
認知症の家族が本を読むメリット
- 本人の行動の理由が分かる:「なぜ同じことを聞くのか」「なぜ怒るのか」の背景を知ると、受け止め方が変わる
- 接し方や声かけのヒントが得られる:否定しない言い方など、今日から使える工夫が分かる
- 先の見通しを持てる:病気の進み方や、介護サービス・施設を考えるタイミングを知っておける
- 「自分だけじゃない」と思える:同じ悩みを持つ家族の体験に触れ、気持ちが楽になる
新人忙しい介護の合間に、本を読む時間なんてとれるでしょうか。
先輩全部読まなくていいのよ。困っている場面の章だけ読むとか、マンガやイラストの本から始めると、短い時間でも役に立つわ。
家族向けの認知症の本の選び方
| 知りたいこと | 選びたい本のタイプ |
|---|---|
| 本人がどう感じているか | 本人の視点を描いた本、マンガの本 |
| 毎日の接し方や声かけ | 具体的なフレーズや場面ごとの対応が書かれた実用書 |
| 介護の判断やサービスの選び方 | 施設入所や介護サービスの決め方を解説した本 |
| 予防や進行を遅らせる生活 | 生活習慣や軽度認知障害(MCI)について書かれた本 |
最初の1冊は、イラストやマンガが多く、困っている場面から読める本を選ぶと続けやすくなります。
目的別|認知症の家族向けおすすめ本8選
① 全イラスト版 認知症は接し方で100%変わる!|最初の1冊に
接し方しだいで本人の反応が変わるという視点を、イラストでわかりやすく解説した本です。介護が始まったばかりの家族が、最初に読む1冊として取り入れやすい内容です。
② 認知症世界の歩き方|本人の見ている世界を知りたい人に
認知症の人が体験している世界を、旅をするように読み進められる本です。「なぜそんな行動をするのか」が本人の視点から理解でき、家族の関わり方を見直すきっかけになります。
③ マンガでわかる! 認知症の人が見ている世界|マンガで読みたい人に
本人の視点をマンガで表現し、専門的な解説も添えた本です。活字が苦手な人や、きょうだいで回し読みしたい家族に向いています。
④ 介護現場から生まれた 認知症の人に伝わるすごいひと言|声かけに悩む人に
日常の声かけを少し変えるだけで、本人の安心感が変わることを具体例で紹介した実用書です。「お風呂に入ってくれない」「薬を飲んでくれない」など、よくある場面の言い方が参考になります。
⑤ 認知症の人にラクに伝わる言いかえフレーズ|つい否定してしまう人に
「違うでしょ」「さっき言ったよね」など、つい口にしてしまう言葉を、本人に伝わりやすい言い方に置き換えるヒントをまとめた本です。否定しない言い方を身につけたい家族に向いています。
⑥ 認知症は決断が10割|介護の判断に迷う人に
入院や施設入所、介護サービスの利用など、家族が迫られる決断に焦点を当てた本です。判断に迷ったときの考え方を知り、家族が抱え込みすぎないための指針になります。
⑦ 認知症グレーゾーンからUターンした人がやっていること|軽度の段階の人の家族に
軽度認知障害(MCI)など、認知症の手前の段階から生活を見直した人の例を紹介した本です。食事や運動、人との関わりなど、家族と一緒に取り組める生活の工夫が書かれています。
⑧ マンガでわかる 認知症にならない最高の習慣|予防や生活習慣に関心がある人に
生活習慣と認知症の関係を、マンガ形式で分かりやすく紹介した本です。親だけでなく、介護する家族自身の健康づくりにも役立ちます。
目的別の早見表
| 目的 | おすすめの本 |
|---|---|
| まず全体を知りたい | 全イラスト版 認知症は接し方で100%変わる! |
| 本人の気持ちを理解したい | 認知症世界の歩き方、マンガでわかる! 認知症の人が見ている世界 |
| 声かけや言い方を変えたい | 伝わるすごいひと言、ラクに伝わる言いかえフレーズ |
| 介護の判断に迷っている | 認知症は決断が10割 |
| 軽度の段階・予防を考えたい | グレーゾーンからUターンした人がやっていること、認知症にならない最高の習慣 |
介護の段階別|読む順番のおすすめ
8冊すべてを一度に読む必要はありません。介護の段階や、今困っていることに合わせて選ぶと、本の内容を実際の介護に活かしやすくなります。
| 介護の段階 | 家族によくある悩み | おすすめの読み方 |
|---|---|---|
| もの忘れが気になり始めた | 受診をすすめたいが、本人が嫌がる | ⑦で軽度の段階でできることを知り、⑧で生活習慣を見直す |
| 診断を受けたばかり | 何が起きているのか分からず不安 | ①で全体像をつかみ、②③で本人の見ている世界を知る |
| 同じ話のくり返しや、もの盗られの訴えがある | つい否定して言い争いになる | ④⑤の声かけ・言いかえの本を、困っている場面の章から読む |
| 介護の負担が大きくなってきた | 施設に入るか、在宅を続けるかで迷う | ⑥で判断の考え方を知り、ケアマネや家族と話し合う材料にする |
本とあわせて使いたい相談先・学びの場
本は知識を得るのに役立ちますが、目の前の困りごとを解決するには、人に相談することも欠かせません。次のような窓口や場を、本と組み合わせて活用しましょう。
| 相談先・学びの場 | できること |
|---|---|
| 地域包括支援センター | 介護保険の申請、介護の悩みの相談、地域の支援の紹介 |
| 担当のケアマネジャー | 本人の状態に合わせたサービスの調整、家族の負担を減らす相談 |
| かかりつけ医・もの忘れ外来 | 症状の変化や薬の相談、診断と治療 |
| 認知症カフェ | 本人・家族・専門職が気軽に集まり、情報交換や相談ができる |
| 家族会・電話相談 | 同じ立場の家族と悩みを分かち合える |
| 認知症サポーター養成講座 | 認知症の基礎知識と、接し方の基本を学べる |
住んでいる市区町村の「認知症ケアパス」には、症状の段階ごとに使える相談先やサービスがまとめられています。市区町村のホームページや地域包括支援センターで手に入れておくと便利です。認知症の進行を穏やかにする生活の工夫は認知症の進行を遅らせるには、介護で疲れたときの対処は認知症介護に疲れたときにで解説しています。
新人本を読んでいると、「こんなにうまくできない」と落ち込んでしまうこともありそうです。
先輩本に書いてあることを全部できる家族はいないのよ。一つでも試せたら十分。うまくいかないときは、ケアマネや包括に相談して、介護を分け合う方法を一緒に考えましょう。
本で学んだ知識を介護に活かすコツ
- 一度に全部試さない気になったフレーズや工夫を1つだけ選び、数日続けてみます。
- うまくいったことを書き留める本人が落ち着いた声かけや場面をメモし、家族で共有します。
- 家族で同じ本を読む介護に関わる家族が同じ考え方を持つと、対応がそろい、本人も混乱しにくくなります。
- うまくいかなくても自分を責めない本のとおりにならない日があるのは当然です。
よくある質問(FAQ)
認知症の本はどれから読めばいいですか?
本人に認知症の本を読ませてもいいですか?
本を読んでも、つい怒ってしまいます。
本以外に、認知症について学べる場はありますか?
介護が忙しくて本を読む時間がありません。
本の内容と実際の本人の様子が違うときは?
- 認知症の本を読むと、本人の行動の理由や接し方のヒントが分かり、家族の気持ちが楽になる
- 本は「本人の気持ち」「声かけ」「介護の判断」「予防」など、知りたいことに合わせて選ぶ
- 最初の1冊は、イラストやマンガが多く、困っている場面から読める本がおすすめ
- 学んだことは1つずつ試し、本だけで抱え込まず相談先も活用する
















