【過去問解説】第25回(令和4年度)ケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)

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「第25回のケアマネ試験は、どんな問題が出たの?」「過去問を解いたけれど、なぜその答えになるのか分からない」。この記事では、2022年(令和4年)10月9日に行われた第25回ケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)の全60問を、問題文・選択肢・正答・解説まで1ページにまとめました。

すべての選択肢に「なぜ○なのか・なぜ×なのか」を短く解説しているので、過去問演習や苦手分野の復習にそのまま使えます。第25回の合格率・合格点、過去10年の合格率の推移もあわせて確認しましょう。

この記事でわかること
  • 第25回(令和4年度)ケアマネ試験の概要と出題形式
  • 第25回の合格率・合格点と、過去10年の合格率の推移
  • 全60問の正答番号の一覧表(解答早見表)
  • 全60問の問題文・選択肢と、選択肢ごとの解説
  • 第25回の出題傾向と、次の試験に向けた勉強のポイント
目次

第25回(令和4年度)ケアマネ試験の概要

項目内容
試験名第25回介護支援専門員実務研修受講試験
試験日2022年(令和4年)10月9日(日)
問題数・時間全60問・120分
出題形式5つの選択肢から、正しいもの(適切なもの)を2つまたは3つ選ぶ
分野介護支援分野 25問(問1〜25)
保健医療サービスの知識等 20問(問26〜45)
福祉サービスの知識等 15問(問46〜60)

合否は、「介護支援分野」と「保健医療福祉サービス分野(保健医療+福祉の35問)」の2つに分けて判定されます。どちらか一方でも合格点に届かなければ、合計点が高くても不合格になります。

新人ケアマネ新人

第25回は、合格率が19.0%と低めだったんですね。

ベテランケアマネ先輩

そうなの。保健医療福祉サービス分野の合格点が35問中26点と高めで、ここでつまずいた人が多かったと考えられるわ。医療や福祉の基本知識を取りこぼさないことが大切ね。

第25回ケアマネ試験の合格率・合格点

項目第25回(令和4年度)
受験者数54,406人
合格者数10,328人
合格率19.0%
分野問題数合格点
介護支援分野25問18点(正答率72%)
保健医療福祉サービス分野35問26点(正答率約74%)
ポイント:合格点は「正答率70%を基準に補正」配点は1問1点で、分野ごとに正答率70%を基準とし、問題の難しさによって補正して合格点が決まります。第25回は保健医療福祉サービス分野の合格点が高く、この分野で7割を大きく上回る得点が必要でした。

過去10年のケアマネ試験の合格率の推移

回(年度)受験者数合格者数合格率
第28回(令和7年度)50,601人12,961人25.6%
第27回(令和6年度)53,699人17,228人32.1%
第26回(令和5年度)56,494人11,844人21.0%
第25回(令和4年度)54,406人10,328人19.0%
第24回(令和3年度)54,290人12,662人23.3%
第23回(令和2年度)46,415人8,200人17.7%
第22回(令和元年度)41,049人8,018人19.5%
第21回(平成30年度)49,332人4,990人10.1%
第20回(平成29年度)131,560人28,233人21.5%
第19回(平成28年度)124,585人16,281人13.1%

出典:厚生労働省「介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況等」

第25回ケアマネ試験の解答一覧(正答番号の早見表)

自己採点に使えるよう、全60問の正答番号を一覧にしました。問題番号を押すと、その問題の解説に移動します。

介護支援分野(問1〜25)
問1問2問3問4問5
1・2・52・3・41・2・32・51・5
問6問7問8問9問10
1・3・52・41・2・42・4・51・3・5
問11問12問13問14問15
1・41・3・42・3・51・4・53・4・5
問16問17問18問19問20
1・41・4・51・31・2・52・3・4
問21問22問23問24問25
1・2・31・3・42・3・51・3・52・3・5
保健医療サービスの知識等(問26〜45)
問26問27問28問29問30
2・3・43・51・3・42・3・41・2・3
問31問32問33問34問35
1・2・52・51・2・31・3・51・2・4
問36問37問38問39問40
2・3・43・4・51・3・51・4・51・3・5
問41問42問43問44問45
2・3・41・4・51・2・41・4・51・3
福祉サービスの知識等(問46〜60)
問46問47問48問49問50
2・3・53・4・51・31・3・52・3・4
問51問52問53問54問55
1・3・43・53・42・3・41・2・5
問56問57問58問59問60
1・2・31・3・41・2・54・51・2・4
注意:解説は試験時点の制度にもとづく問題と解説は、第25回試験(2022年10月実施)時点の法令・制度にもとづいています。その後の法改正(介護療養型医療施設の廃止、認知症基本法の施行、2024年度の報酬改定など)で内容が変わっている場合があるため、最新の制度は最新版のテキストで確認してください。

介護支援分野(問1〜25)の問題と解説

介護保険制度の理念、国・地方公共団体の責務、財政、要介護認定、ケアマネジメントなどが出題される分野です。合格点は25問中18点でした。各問の「解答と解説を見る」を押すと、正答と解説が表示されます。

問題1(介護支援分野)

介護保険制度の考え方として適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1要介護者の尊厳を保持し、自立した日常生活を営むことを目指す。
  2. 2高齢者の介護を社会全体で支える。
  3. 3認知症高齢者の施設入所を促進する。
  4. 4要介護者へのサービスを画一的な内容にする。
  5. 5保険給付は、多様な事業者又は施設から、総合的かつ効率的にサービスが提供されるよう配慮する。
問題1の解答と解説を見る

正解:1・2・5

  • 選択肢1:適切(正しい)介護保険制度は、要介護者の尊厳を保持し、自立した日常生活を営めるよう支援することを目指しています。
  • 選択肢2:適切(正しい)高齢者の介護を社会全体で支える「介護の社会化」は、介護保険制度の基本的な考え方です。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)施設入所の促進は、制度の考え方ではありません。できる限り居宅での生活を続けられるよう支援することが重視されています。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)サービスは、利用者の状態や希望に応じて個別に提供されるもので、画一的な内容にするものではありません。
  • 選択肢5:適切(正しい)保険給付は、被保険者の選択に基づき、多様な事業者や施設から総合的かつ効率的に提供されるよう配慮されます。
この問題のポイント介護保険制度の理念は「尊厳の保持」「自立支援」「介護の社会化」「利用者の選択」「在宅重視」です。

問題2(介護支援分野)

社会福祉法における「重層的支援体制整備事業」について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1都道府県が行う。
  2. 2地域生活課題を抱える地域住民の社会参加のための支援が含まれる。
  3. 3地域づくりに向けた支援が含まれる。
  4. 4地域生活課題を抱える地域住民の家族に対する包括的な相談支援が含まれる。
  5. 5介護保険の居宅介護支援が含まれる。
問題2の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)重層的支援体制整備事業を行うのは市町村です。
  • 選択肢2:適切(正しい)重層的支援体制整備事業には、社会参加のための支援(参加支援)が含まれます。
  • 選択肢3:適切(正しい)重層的支援体制整備事業には、地域づくりに向けた支援が含まれます。
  • 選択肢4:適切(正しい)地域生活課題を抱える住民やその家族に対する包括的な相談支援が含まれます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)介護保険の居宅介護支援は、重層的支援体制整備事業に含まれません。
この問題のポイント重層的支援体制整備事業は「市町村が任意で実施」「包括的相談支援・参加支援・地域づくり支援を一体的に行う」事業です。

問題3(介護支援分野)

介護保険法第5条に規定されている「国及び地方公共団体の責務」として正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1国は、保健医療サービス及び福祉サービスを提供する体制の確保に関する施策を講じなければならない。
  2. 2国及び地方公共団体は、障害者その他の者の福祉に関する施策との有機的な連携を図るように努めなければならない。
  3. 3都道府県は、介護保険事業の運営が健全かつ円滑に行われるように、必要な助言及び適切な援助をしなければならない。
  4. 4市町村は、要介護者等の医療に要する費用の適正化を図るための施策を実施しなければならない。
  5. 5市町村は、地域において医療及び介護が総合的に確保されるよう指針を定めなければならない。
問題3の解答と解説を見る

正解:1・2・3

  • 選択肢1:適切(正しい)国は、保健医療サービスと福祉サービスを提供する体制の確保に関する施策などを講じなければなりません。
  • 選択肢2:適切(正しい)国と地方公共団体は、障害者その他の者の福祉に関する施策との有機的な連携を図るよう努めなければなりません。
  • 選択肢3:適切(正しい)都道府県は、介護保険事業の運営が健全かつ円滑に行われるよう、必要な助言と適切な援助をしなければなりません。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)要介護者等の医療費の適正化を図る施策の実施は、第5条に定める市町村の責務ではありません。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)医療と介護の総合的な確保のための方針(総合確保方針)を定めるのは国です。
この問題のポイント第5条は「国=体制確保の施策」「都道府県=市町村への助言・援助」「国・地方公共団体=地域包括ケアの推進、他施策との連携」と整理しましょう。

問題4(介護支援分野)

2019(令和元)年度の第1号被保険者の状況について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1前期高齢者数は、後期高齢者数の3倍を超えている。
  2. 23,000万人を超えている。
  3. 3要介護及び要支援の認定者が占める割合は、40%を超えている。
  4. 4要介護及び要支援の認定者のうち、要介護3以上の者が占める割合は、50%を超えている。
  5. 5保険給付費のうち、居宅サービス及び地域密着型サービスが占める割合は、50%を超えている。
問題4の解答と解説を見る

正解:2・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)2019年度の前期高齢者数と後期高齢者数はほぼ同じで、前期高齢者が後期高齢者の3倍を超えていることはありません。
  • 選択肢2:適切(正しい)2019年度末の第1号被保険者数は約3,555万人で、3,000万人を超えています。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)第1号被保険者に占める要介護・要支援認定者の割合は約18%で、40%を超えていません。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)認定者のうち要介護3以上の人の割合は約35%で、50%を超えていません。
  • 選択肢5:適切(正しい)保険給付費のうち、居宅サービスと地域密着型サービスが占める割合は50%を超えています。
この問題のポイント介護保険事業状況報告の数字は「第1号被保険者は3,500万人超」「認定率は2割弱」「給付費は居宅+地域密着が半分超」をおおまかに押さえましょう。

問題5(介護支援分野)

介護保険の被保険者資格の取得及び喪失について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1医療保険加入者が40歳に達したとき、住所を有する市町村の被保険者資格を取得する。
  2. 2第1号被保険者が生活保護の被保護者となった場合は、被保険者資格を喪失する。
  3. 3入所前の住所地とは別の市町村に所在する養護老人ホームに措置入所した者は、その養護老人ホームが所在する市町村の被保険者となる。
  4. 4居住する市町村から転出した場合は、その翌日から、転出先の市町村の被保険者となる。
  5. 5被保険者が死亡した場合は、その翌日から、被保険者資格を喪失する。
問題5の解答と解説を見る

正解:1・5

  • 選択肢1:適切(正しい)医療保険加入者が40歳に達したときは、住所のある市町村の第2号被保険者の資格を取得します。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)第1号被保険者は、生活保護の被保護者となっても被保険者資格を失いません。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)養護老人ホームは住所地特例の対象施設のため、入所前に住所があった市町村の被保険者のままとなります。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)転出した場合は、転出先に住所を移した日から転出先の市町村の被保険者となります。「翌日から」ではありません。
  • 選択肢5:適切(正しい)被保険者が死亡した場合は、死亡した日の翌日から被保険者資格を失います。
この問題のポイント資格の取得・喪失の時期(40歳到達日、転入日、死亡の翌日など)と、住所地特例の対象施設を整理しておきましょう。

問題6(介護支援分野)

介護支援専門員について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1登録を受けているものが死亡した場合は、その相続人はその旨を届け出なければならない。
  2. 2登録の申請の10年前に居宅サービスにおいて不正な行為をした者は、登録を受けることができない。
  3. 3都道府県知事は、信用を傷つけるような行為をした介護支援専門員の登録を削除することができる。
  4. 4介護支援専門員証の交付を受けていなくても、業務に従事することができる。
  5. 5更新研修を受けた者は、介護支援専門員証の有効期間を更新することができる。
問題6の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)登録を受けている介護支援専門員が死亡した場合は、相続人がその旨を届け出なければなりません。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)登録を受けられないのは、申請前5年以内に居宅サービスなどに関し不正または著しく不当な行為をした人です。10年前の行為は該当しません。
  • 選択肢3:適切(正しい)都道府県知事は、介護支援専門員としての信用を傷つけるような行為をした人の登録を消除することができます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)介護支援専門員証の交付を受けていなければ、介護支援専門員として業務に従事することはできません。
  • 選択肢5:適切(正しい)更新研修を修了した人は、介護支援専門員証の有効期間を更新することができます。
この問題のポイント登録の欠格事由(5年以内の不正行為など)、登録の消除、介護支援専門員証がないと業務ができない点を押さえましょう。

問題7(介護支援分野)

介護保険施設について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1介護老人福祉施設の入所定員は、50人以上でなければならない。
  2. 2介護老人保健施設の管理者となる医師は、都道府県知事の承認を受けなければならない。
  3. 32024(令和6)年3月31日までは、新たに指定介護療養型医療施設の指定を受けることができる。
  4. 4入所者ごとに施設サービス計画を作成しなければならない。
  5. 5地域密着型介護老人福祉施設は、含まれる。
問題7の解答と解説を見る

正解:2・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)介護老人福祉施設の入所定員は30人以上です(29人以下は地域密着型)。
  • 選択肢2:適切(正しい)介護老人保健施設の管理者は、原則として都道府県知事の承認を受けた医師です。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)介護療養型医療施設は、2012年度以降新たな指定は行われておらず、2024年3月末で廃止されました。
  • 選択肢4:適切(正しい)介護保険施設は、入所者ごとに施設サービス計画を作成しなければなりません。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)地域密着型介護老人福祉施設は地域密着型サービスで、介護保険施設には含まれません。
この問題のポイント介護保険施設は「介護老人福祉施設(定員30人以上)」「介護老人保健施設」「介護医療院」の3種類です(介護療養型医療施設は2024年3月末で廃止)。

問題8(介護支援分野)

要介護認定の仕組みについて正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1介護保険の被保険者証が交付されていない第2号被保険者が申請するときは、医療保険被保険者証等を提示する。
  2. 2市町村は新規認定の調査について、指定市町村事務受託法人に委託することができる。
  3. 3主治医がいない場合には、介護認定審査会が指定する医師が主治医意見書を作成する。
  4. 4要介護者が他市町村に所在する介護老人福祉施設に入所する場合には、その施設所在地の市町村の認定を改めて受ける必要はない。
  5. 5介護保険料を滞納している者は、認定を受けることができない。
問題8の解答と解説を見る

正解:1・2・4

  • 選択肢1:適切(正しい)被保険者証が交付されていない第2号被保険者が申請するときは、医療保険の被保険者証などを提示します。
  • 選択肢2:適切(正しい)市町村は、新規認定の調査を指定市町村事務受託法人に委託することができます。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)主治医がいない場合は、市町村が指定する医師などの診断を受けて主治医意見書を作成します。介護認定審査会が指定するのではありません。
  • 選択肢4:適切(正しい)住所地特例の対象となる他市町村の施設に入所する場合は、施設所在地の市町村で改めて認定を受ける必要はありません。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)保険料を滞納していても、要介護認定を受けることはできます(給付の制限が行われることはあります)。
この問題のポイント認定の申請・調査・主治医意見書の流れと、「滞納者も認定は受けられる」点を押さえましょう。

問題9(介護支援分野)

介護保険財政について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1国は、介護給付及び予防給付に要する費用の30%を負担する。
  2. 2国は、介護保険の財政の調整を行うため、市町村に対して調整交付金を交付する。
  3. 3都道府県は、介護保険事業に要する費用に充てるため、保険料を徴収しなければならない。
  4. 4地域支援事業支援交付金は、社会保険診療報酬支払基金が医療保険者から徴収する納付金をもって充てる。
  5. 5第1号被保険者の保険料の賦課期日は、当該年度の初日である。
問題9の解答と解説を見る

正解:2・4・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)国は、介護給付と予防給付の費用の25%(施設等給付は20%)を負担します。30%ではありません。
  • 選択肢2:適切(正しい)国は、市町村間の財政力の格差を調整するため、調整交付金を交付します。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)保険料を徴収するのは市町村です。都道府県は保険料を徴収しません。
  • 選択肢4:適切(正しい)地域支援事業支援交付金は、社会保険診療報酬支払基金が医療保険者から徴収した納付金を財源としています。
  • 選択肢5:適切(正しい)第1号被保険者の保険料の賦課期日は、その年度の初日(4月1日)です。
この問題のポイント国の負担は「居宅給付25%(うち調整交付金5%)、施設等給付20%」です。支払基金の役割もあわせて確認しましょう。

問題10(介護支援分野)

介護保険における第1号被保険者の保険料について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1政令で定める基準に従い市町村が条例で定める。
  2. 2保険料率は、おおむね5年を通じ財政の均衡を保つことができるものでなければならない。
  3. 3普通徴収の方法によって徴収する保険料については、世帯主に連帯納付義務がある。
  4. 4普通徴収の方法によって徴収する保険料の納期は、政令で定める。
  5. 5条例で定めるところにより、特別の理由がある者に対し、保険料を減免し、又はその徴収を猶予することができる。
問題10の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)第1号被保険者の保険料率は、政令で定める基準に従い市町村が条例で定めます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)保険料率は、おおむね3年を通じて財政の均衡を保つことができるものでなければなりません。5年ではありません。
  • 選択肢3:適切(正しい)普通徴収による保険料については、世帯主と配偶者に連帯納付義務があります。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)普通徴収による保険料の納期は、市町村の条例で定めます。政令で定めるのではありません。
  • 選択肢5:適切(正しい)市町村は、条例で定めるところにより、特別の理由がある人の保険料を減免し、または徴収を猶予することができます。
この問題のポイント第1号保険料は「条例で定める」「3年ごと」「普通徴収は世帯主・配偶者に連帯納付義務」「減免・猶予は条例で」がポイントです。

問題11(介護支援分野)

介護予防・生活支援サービス事業について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1居宅要支援被保険者は、利用できる。
  2. 2利用者の負担額は、都道府県が設定する。
  3. 3住所地特例適用被保険者に係る費用は、施設所在地の市町村が負担する。
  4. 4介護老人保健施設の入所者は、利用できない。
  5. 5第2号被保険者は、利用できない。
問題11の解答と解説を見る

正解:1・4

  • 選択肢1:適切(正しい)居宅要支援被保険者は、介護予防・生活支援サービス事業を利用できます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)利用者の負担額は、市町村が設定します。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)住所地特例の適用を受ける被保険者の費用は、保険者である市町村が負担します。
  • 選択肢4:適切(正しい)介護老人保健施設の入所者は、介護予防・生活支援サービス事業を利用できません。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)要支援認定を受けた第2号被保険者も利用できます。
この問題のポイント介護予防・生活支援サービス事業の対象は「要支援者」と「基本チェックリスト該当者」で、実施・利用料の設定は市町村です。

問題12(介護支援分野)

包括的支援事業の各事業において配置することとされている者として正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)
  2. 2介護サービス相談員
  3. 3認知症地域支援推進員
  4. 4チームオレンジコーディネーター
  5. 5福祉用具専門相談員
問題12の解答と解説を見る

正解:1・3・4

  • 選択肢1:適切(正しい)生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)は、包括的支援事業の生活支援体制整備事業で配置されます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)介護サービス相談員は、任意事業などで活動する人で、包括的支援事業で配置することとされている者ではありません。
  • 選択肢3:適切(正しい)認知症地域支援推進員は、包括的支援事業の認知症総合支援事業で配置されます。
  • 選択肢4:適切(正しい)チームオレンジコーディネーターは、包括的支援事業の認知症総合支援事業で配置されます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)福祉用具専門相談員は、福祉用具貸与・販売の事業所に配置される職種です。
この問題のポイント包括的支援事業(社会保障充実分)で配置されるのは、生活支援コーディネーター、認知症地域支援推進員、チームオレンジコーディネーター、認知症初期集中支援チームなどです。

問題13(介護支援分野)

介護保険法で定める国民健康保険団体連合会が行う業務として正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1介護給付費交付金の交付
  2. 2市町村から委託を受けて行う介護予防・日常生活支援総合事業に関する費用の審査及び支払
  3. 3介護給付費等審査委員会の設置
  4. 4指定居宅介護支援事業所への強制権限を伴う立入検査
  5. 5市町村から委託を受けて行う第三者行為求償事務
問題13の解答と解説を見る

正解:2・3・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)介護給付費交付金を交付するのは、社会保険診療報酬支払基金です。
  • 選択肢2:適切(正しい)市町村から委託を受けて、介護予防・日常生活支援総合事業の費用の審査と支払を行います。
  • 選択肢3:適切(正しい)介護給付費等の請求を審査するため、介護給付費等審査委員会を設置します。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)国保連には、事業所に対する強制権限を伴う立入検査の権限はありません。
  • 選択肢5:適切(正しい)市町村から委託を受けて、第三者行為による損害賠償の求償事務を行います。
この問題のポイント国保連の業務は「審査・支払」「苦情処理と指導・助言」「第三者行為求償事務」「総合事業の審査・支払(受託)」です。

問題14(介護支援分野)

介護サービス情報の公表制度について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1原則として、介護サービス事業者は、毎年、介護サービス情報を報告する。
  2. 2指定居宅介護支援事業者は、介護サービス情報をその事業所の所在地の市町村長に報告する。
  3. 3介護サービス情報の公表は、事業所又は施設の所在地の国民健康保険団体連合会が行う。
  4. 4職種別の従業者の数は、公表すべき事項に含まれる。
  5. 5指定居宅サービス事業者が報告内容の是正命令に従わないときには、指定を取り消されることがある。
問題14の解答と解説を見る

正解:1・4・5

  • 選択肢1:適切(正しい)介護サービス事業者は、原則として毎年、介護サービス情報を報告します。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)介護サービス情報は、事業所の所在地の都道府県知事に報告します。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)介護サービス情報を公表するのは、都道府県知事です。
  • 選択肢4:適切(正しい)職種別の従業者の数は、公表すべき事項に含まれます。
  • 選択肢5:適切(正しい)報告内容の是正命令などに従わないときは、指定を取り消されることがあります。
この問題のポイント公表制度は「都道府県知事に報告」「都道府県知事が公表(調査も)」「命令に従わないと指定取消の可能性」がポイントです。

問題15(介護支援分野)

介護サービスに関する苦情処理について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1利用者が国民健康保険団体連合会に苦情を申し立てる場合は、指定居宅介護支援事業者は、利用者に対して必要な援助を行わなくてもよい。
  2. 2国民健康保険団体連合会は、都道府県から委託を受けて苦情処理を行う。
  3. 3国民健康保険団体連合会は、事業者に対する必要な指導及び助言を行う。
  4. 4指定訪問看護事業者は、受け付けた苦情の内容等を記録しなければならない。
  5. 5指定訪問介護事業者は、苦情受付窓口の設置等の必要な措置を講じなければならない。
問題15の解答と解説を見る

正解:3・4・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)利用者が国保連に苦情を申し立てる場合、指定居宅介護支援事業者は利用者に対して必要な援助を行わなければなりません。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)国保連の苦情処理は、介護保険法に定められた国保連自身の業務です。都道府県からの委託ではありません。
  • 選択肢3:適切(正しい)国保連は、苦情処理の業務として、事業者に対して必要な指導や助言を行います。
  • 選択肢4:適切(正しい)指定訪問看護事業者は、受け付けた苦情の内容などを記録しなければなりません。
  • 選択肢5:適切(正しい)指定訪問介護事業者は、苦情受付窓口の設置など必要な措置を講じなければなりません。
この問題のポイント苦情処理の窓口は「事業所」「市町村」「国保連」です。事業者には記録と窓口設置の義務があります。

問題16(介護支援分野)

要介護認定に係る主治医意見書における「認知症の中核症状」の項目として正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1自分の意思の伝達能力
  2. 2徘徊
  3. 3幻視・幻聴
  4. 4短期記憶
  5. 5妄想
問題16の解答と解説を見る

正解:1・4

  • 選択肢1:適切(正しい)自分の意思の伝達能力は、主治医意見書の「認知症の中核症状」の項目です。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)徘徊は、「認知症の行動・心理症状(BPSD)」の項目です。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)幻視・幻聴は、「認知症の行動・心理症状(BPSD)」の項目です。
  • 選択肢4:適切(正しい)短期記憶は、「認知症の中核症状」の項目です。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)妄想は、「認知症の行動・心理症状(BPSD)」の項目です。
この問題のポイント主治医意見書の中核症状は「短期記憶」「日常の意思決定を行うための認知能力」「自分の意思の伝達能力」の3つです。

問題17(介護支援分野)

介護保険における特定疾病として正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1関節リウマチ
  2. 2慢性肝疾患
  3. 3潰瘍性大腸炎
  4. 4脳血管疾患
  5. 5骨折を伴う骨粗鬆症
問題17の解答と解説を見る

正解:1・4・5

  • 選択肢1:適切(正しい)関節リウマチは、特定疾病に含まれます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)慢性肝疾患は、特定疾病に含まれません。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)潰瘍性大腸炎は、特定疾病に含まれません。
  • 選択肢4:適切(正しい)脳血管疾患は、特定疾病に含まれます。
  • 選択肢5:適切(正しい)骨折を伴う骨粗鬆症は、特定疾病に含まれます。
この問題のポイント特定疾病は16種類です(がん末期、関節リウマチ、ALS、後縦靱帯骨化症、骨折を伴う骨粗鬆症、初老期の認知症、パーキンソン病関連疾患、脊髄小脳変性症、脊柱管狭窄症、早老症、多系統萎縮症、糖尿病性の合併症、脳血管疾患、閉塞性動脈硬化症、COPD、両側の膝関節・股関節の変形性関節症)。

問題18(介護支援分野)

要介護認定について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1要介護認定等基準時間は、実際の介護時間とは異なる。
  2. 2要介護認定等基準時間は、同居家族の有無によって異なる。
  3. 3要介護認定等基準時間の算出根拠は、1分間タイムスタディである。
  4. 4指定居宅介護支援事業者は、新規認定の調査を行える。
  5. 5認定調査票の特記事項は、一次判定で使用する。
問題18の解答と解説を見る

正解:1・3

  • 選択肢1:適切(正しい)要介護認定等基準時間は、介護の手間を推計した時間で、実際の介護時間とは異なります。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)要介護認定等基準時間は、同居家族の有無によって変わりません。
  • 選択肢3:適切(正しい)要介護認定等基準時間は、施設での介護の実態を調べた「1分間タイムスタディ」のデータに基づいて算出されます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)新規認定の調査は、市町村職員または指定市町村事務受託法人が行います。指定居宅介護支援事業者は行えません。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)認定調査票の特記事項は、二次判定(介護認定審査会)で使用されます。
この問題のポイント要介護認定等基準時間は「推計時間」「1分間タイムスタディが根拠」「家族状況で変わらない」と覚えましょう。

問題19(介護支援分野)

指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準第13条の具体的取扱方針のうち、介護支援専門員に係るものとして正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1利用者の心身又は家族の状況等に応じ、継続的かつ計画的に指定居宅サービス等の利用が行われるようにしなければならない。
  2. 2その地域における指定居宅サービス事業者等に関するサービスの内容、利用料等の情報を適正に利用者又はその家族に対して提供するものとする。
  3. 3居宅サービス計画の原案の内容について利用者やその家族に対して説明し、口頭で利用者の同意を得るものとする。
  4. 4作成した居宅サービス計画は、利用者から求めがなければ、利用者に交付しなくてもよい。
  5. 5介護保険施設等から退院又は退所しようとする要介護者から依頼があった場合には、あらかじめ、居宅サービス計画の作成等の援助を行うものとする。
問題19の解答と解説を見る

正解:1・2・5

  • 選択肢1:適切(正しい)利用者の心身や家族の状況に応じて、継続的かつ計画的にサービスが利用されるようにしなければなりません。
  • 選択肢2:適切(正しい)地域の事業者のサービス内容や利用料などの情報を、適正に利用者や家族に提供します。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)居宅サービス計画の原案は、利用者や家族に説明し、文書により利用者の同意を得なければなりません。口頭の同意では足りません。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)作成した居宅サービス計画は、利用者と担当者に交付しなければなりません。
  • 選択肢5:適切(正しい)介護保険施設などから退院・退所しようとする要介護者から依頼があった場合は、あらかじめ計画の作成などの援助を行います。
この問題のポイントケアプランは「文書による同意」「利用者と担当者への交付」が必須です。

問題20(介護支援分野)

指定居宅介護支援事業者の記録の整備について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1居宅介護支援台帳は、書面による記録と電磁的記録の両方を整備しなければならない。
  2. 2事故の状況及び事故に際して採った処置についての記録を整備しなければならない。
  3. 3従業者に関する記録を整備しておかなければならない。
  4. 4会計に関する記録を整備しておかなければならない。
  5. 5サービス担当者会議等の記録は、その完結の日から5年間保存しなければならない。
問題20の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)居宅介護支援台帳は、書面か電磁的記録のいずれかで整備すればよく、両方を整備する必要はありません。
  • 選択肢2:適切(正しい)事故の状況と事故に際してとった処置についての記録を整備しなければなりません。
  • 選択肢3:適切(正しい)従業者に関する記録を整備しておかなければなりません。
  • 選択肢4:適切(正しい)会計に関する記録を整備しておかなければなりません。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)サービス担当者会議等の記録は、完結の日から2年間保存します(条例でより長くしている自治体もあります)。
この問題のポイント運営基準の記録の保存期間は「完結の日から2年間」が基本です。

問題21(介護支援分野)

指定居宅介護支援に係るモニタリングについて正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1利用者についての継続的なアセスメントは、含まれる。
  2. 2目標の達成度の把握は、含まれる。
  3. 3指定居宅サービス事業者等との連絡を継続的に行う。
  4. 4少なくとも月に1回、主治の医師に意見を求めなければならない。
  5. 5地域ケア会議に結果を提出しなければならない。
問題21の解答と解説を見る

正解:1・2・3

  • 選択肢1:適切(正しい)モニタリングには、利用者についての継続的なアセスメントが含まれます。
  • 選択肢2:適切(正しい)モニタリングには、目標の達成度の把握が含まれます。
  • 選択肢3:適切(正しい)モニタリングでは、居宅サービス事業者などとの連絡を継続的に行います。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)主治の医師に月1回意見を求める義務はありません。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)モニタリングの結果を地域ケア会議に提出する義務はありません。
この問題のポイントモニタリングは「月1回以上の居宅訪問・面接」「結果の記録」「継続的なアセスメント」「事業者との連絡」が基本です。

問題22(介護支援分野)

介護予防サービス計画について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1地域の住民による自発的な活動によるサービス等の利用も含めて位置付けるよう努めなければならない。
  2. 2計画に位置付けた指定介護予防サービス事業者から、利用者の状態等に関する報告を少なくとも3月に1回、聴取しなければならない。
  3. 3介護予防福祉用具貸与を位置付ける場合には、貸与が必要な理由を記載しなければならない。
  4. 4計画に位置付けた期間が終了するときは、当該計画の目標の達成状況について評価しなければならない。
  5. 5介護予防通所リハビリテーションを位置づける場合には、理学療法士の指示が必要である。
問題22の解答と解説を見る

正解:1・3・4

  • 選択肢1:適切(正しい)介護予防サービス計画にも、地域の住民による自発的な活動によるサービスなどを位置付けるよう努めなければなりません。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)計画に位置付けた事業者からの利用者の状態などに関する報告は、少なくとも月1回聴取しなければなりません。
  • 選択肢3:適切(正しい)介護予防福祉用具貸与を位置付ける場合は、必要な理由を記載しなければなりません。
  • 選択肢4:適切(正しい)計画の期間が終了するときは、目標の達成状況について評価しなければなりません。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)介護予防通所リハビリテーションなど医療サービスを位置付ける場合は、主治の医師などの指示が必要です。理学療法士の指示ではありません。
この問題のポイント介護予防支援は「事業者から月1回報告を聴取」「計画期間終了時の評価」「医療サービスは主治医の指示」がポイントです。

問題23(介護支援分野)

Aさん(58歳、男性)は、会社の管理職をしていたが、仕事中に突然怒り出すことが多くなり、受診の結果、若年性認知症と診断された。Aさんは、まだ働けるという認識はあったが、退職せざるを得なくなった。夫婦二人暮らしで、妻(55歳)はパートで働いている。 Aさんは要介護1の認定を受け、通所介護を週2回利用することとなった。サービス利用開始1カ月後に介護支援専門員がAさん夫婦と面談したところ、Aさんは、高齢者ばかりの環境に馴染めないことと、妻のために我慢して通っていることが分かった。 介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1妻からAさんに我慢して通所介護に通うよう説得してもらう。
  2. 2通所介護の場でAさんが役割を実感できるように、通所介護事業所に通所介護計画を再検討してもらう。
  3. 3地域の中でAさんが参加したいと思うような活動や場所を探す。
  4. 4通所介護の利用をやめて、Aさんが一人で自宅で過ごすことを夫婦に勧める。
  5. 5若年性認知症に対応する社会資源開発を地域ケア会議で提案する。
問題23の解答と解説を見る

正解:2・3・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)妻にAさんを説得してもらうのは、Aさんの気持ちを無視した対応で適切ではありません。
  • 選択肢2:適切(正しい)Aさんが役割を実感できるよう、通所介護計画の見直しを事業所に依頼するのは、本人の意欲に配慮した適切な対応です。
  • 選択肢3:適切(正しい)地域の中でAさんが参加したいと思う活動や場所を探すのは、若年性認知症の人の社会参加を支える適切な対応です。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)通所介護をやめて一人で過ごすよう勧めると、社会との関わりが減り、妻の負担も増えるおそれがあります。
  • 選択肢5:適切(正しい)若年性認知症の人に対応する社会資源が不足している場合、地域ケア会議で資源開発を提案するのは適切です。
この問題のポイント若年性認知症の人の支援では「本人の役割や社会参加」「年齢に合った居場所」「社会資源の開発」が大切です。

問題24(介護支援分野)

Aさん(80歳、女性、要介護2)は、長女(50歳、障害支援区分3)との二人暮らしである。 Aさんは、変形性股関節症の悪化に伴い、自宅の浴槽で入浴することが難しくなり、通所介護での入浴を希望している。しかし、長女はAさんの姿が見えなくなると不穏になるので、「長女を一人にするのが不安だ」とAさんから介護支援専門員に相談があった。 この時点における介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1Aさんと長女の同意を得て、長女を担当する相談支援専門員に現状を伝える。
  2. 2浴室の改修のため、直ちに施工業者を訪問させる。
  3. 3Aさんと長女が一緒に通所利用できる共生型サービス事業所の情報を収集する。
  4. 4Aさんがすぐに入所できる特別養護老人ホームを探す。
  5. 5Aさんの変形性股関節症の症状の改善の可能性について、本人の同意を得て主治医に意見を求める。
問題24の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)Aさんと長女の同意を得て、長女を担当する相談支援専門員に状況を伝えるのは、障害福祉との連携として適切です。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)アセスメントや本人・家族の意向の確認をせずに、直ちに施工業者を訪問させるのは適切ではありません。
  • 選択肢3:適切(正しい)Aさんと長女が一緒に利用できる共生型サービスの情報を集めるのは、二人の状況に合った適切な対応です。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)Aさんは通所介護での入浴を希望しており、すぐに入所できる特養を探すのは本人の意向に沿いません。
  • 選択肢5:適切(正しい)変形性股関節症の症状の改善の可能性について、本人の同意を得て主治医に意見を求めるのは適切です。
この問題のポイント複合的な課題のある世帯では「関係機関(相談支援専門員など)との連携」「共生型サービスの活用」「医療との連携」を考えましょう。

問題25(介護支援分野)

一人暮らしのAさん(84歳、男性、要介護1)は、訪問介護を週1回利用している。認知症と診断されており、片付けができなくなったことに加え、先日は外出先で道に迷って警察に保護された。 遠方に住む妹からは、「迷惑をかけるようなら施設に入るよう説得してほしい」との要望があった。Aさんは、「このまま家で気楽に暮らし続けたいが、銀行手続等の金銭管理が不安なので、介護支援専門員に管理をお願いしたい」と話している。 この時点における介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1Aさんとの信頼関係を大切にするため、金銭管理を引き受ける。
  2. 2Aさんと妹の同意を得て、民生委員にAさんの最近の状況を説明し、見守りに関する対応を相談する。
  3. 3Aさんに日常生活自立支援事業についての情報提供を行う。
  4. 4妹の要望に応え、施設サービスの利用手続を始める。
  5. 5Aさんの認知症の状態や生活状況についての再アセスメントを行う。
問題25の解答と解説を見る

正解:2・3・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)介護支援専門員が利用者の金銭管理を引き受けるのは、トラブルの原因になるため適切ではありません。
  • 選択肢2:適切(正しい)Aさんと妹の同意を得て民生委員に状況を説明し、見守りについて相談するのは適切です。
  • 選択肢3:適切(正しい)金銭管理の不安には、日常生活自立支援事業の情報提供を行うのが適切です。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)Aさんは自宅で暮らし続けたいと望んでおり、妹の要望だけで施設入所の手続きを始めるのは適切ではありません。
  • 選択肢5:適切(正しい)認知症の状態や生活状況が変化しているため、再アセスメントを行うのは適切です。
この問題のポイント金銭管理の支援は「日常生活自立支援事業」「成年後見制度」につなぎ、介護支援専門員が自ら引き受けないことが原則です。

保健医療サービスの知識等(問26〜45)の問題と解説

高齢者に多い病気、検査値、服薬、リハビリテーション、看取り、医療系のサービスなどが出題される分野です。福祉サービスの知識等と合わせた35問で合格点(第25回は26点)を判定します。

問題26(保健医療サービス分野)

次の疾病の特徴として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1狭心症では、前胸部の圧迫感が生じることはない。
  2. 2心不全による呼吸困難時には、起座位にすると症状が改善することがある。
  3. 3慢性腎不全では、水分やカリウムの摂取量に注意する必要がある。
  4. 4高齢者の糖尿病では、口渇、多飲、多尿の症状が出現しにくい。
  5. 5帯状疱疹は、細菌性感染症である。
問題26の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)狭心症では、前胸部の圧迫感や締めつけ感が生じることがあります。
  • 選択肢2:適切(正しい)心不全で呼吸が苦しいときは、上半身を起こした起座位にすると症状が楽になることがあります。
  • 選択肢3:適切(正しい)慢性腎不全では、水分やカリウム、塩分、たんぱく質の摂取量に注意する必要があります。
  • 選択肢4:適切(正しい)高齢者の糖尿病では、口渇、多飲、多尿などの典型的な症状が出にくいことがあります。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスによるウイルス性の感染症です。
この問題のポイント高齢者の病気は「典型的な症状が出にくい」ことが多い点と、心不全=起座位、腎不全=水分・カリウムの制限を押さえましょう。

問題27(保健医療サービス分野)

高齢者の精神障害について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

  1. 1老年期うつ病では、妄想の症状が発現することはない。
  2. 2老年期うつ病では、自死を図ることはない。
  3. 3高齢者の妄想性障害への対応では、共感が大切な要素である。
  4. 4神経症は、病気ではなく、気のもちようである。
  5. 5アルコール依存症のケアには、自助グループなどの地域の社会資源の活用も有用である。
問題27の解答と解説を見る

正解:3・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)老年期うつ病では、心気妄想や貧困妄想などの妄想が現れることがあります。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)老年期うつ病では、自死(自殺)を図ることがあり、注意が必要です。
  • 選択肢3:適切(正しい)高齢者の妄想性障害への対応では、否定せずに本人の不安に共感することが大切です。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)神経症は、気のもちようではなく、治療や支援の対象となる精神疾患です。
  • 選択肢5:適切(正しい)アルコール依存症のケアでは、断酒会などの自助グループなど地域の社会資源の活用も有用です。
この問題のポイント老年期うつ病は「妄想が出ることがある」「自殺のリスクに注意」がポイントです。

問題28(保健医療サービス分野)

次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1起立性低血圧は、降圧薬、利尿薬などの薬剤の使用も原因になる。
  2. 2加齢とともに血管の弾力が失われるため、収縮期血圧が低くなる傾向がある。
  3. 3橈骨動脈で脈が触れない場合には、頸動脈や股動脈で脈拍をみる。
  4. 4重度の徐脈は、失神を伴うことがある。
  5. 5昏睡とは、刺激がないと眠ってしまう状態である。
問題28の解答と解説を見る

正解:1・3・4

  • 選択肢1:適切(正しい)起立性低血圧は、降圧薬や利尿薬などの薬剤の使用も原因になります。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)加齢とともに血管の弾力が失われると、収縮期血圧は高くなる傾向があります。
  • 選択肢3:適切(正しい)手首の橈骨動脈で脈が触れない場合は、頸動脈や股動脈(大腿動脈)で脈拍を確認します。
  • 選択肢4:適切(正しい)重度の徐脈は、脳への血流が不足して失神を伴うことがあります。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)刺激がないと眠ってしまう状態は「傾眠」です。昏睡は、強い刺激を与えても反応しない状態です。
この問題のポイント意識障害の程度(傾眠→昏迷→半昏睡→昏睡)と、加齢による血圧の変化(収縮期血圧は上昇)を押さえましょう。

問題29(保健医療サービス分野)

検査項目について適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1BMI(Body Mass Index)は、身長(m)を体重(kg)の2乗で除したものである。
  2. 2血清アルブミンの値は、高齢者の長期にわたる栄養状態をみる指標として有用である。
  3. 3AST(GOT)・ALT(GPT)の値は、肝・胆道疾患の指標となる。
  4. 4血清クレアチニンの値は、腎機能の指標となる。
  5. 5ヘモグロビンA1cの値は、過去1週間の平均的な血糖レベルを反映する。
問題29の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)BMIは、体重(kg)を身長(m)の2乗で割って求めます。
  • 選択肢2:適切(正しい)血清アルブミンの値は、高齢者の長期的な栄養状態を見る指標として有用です。
  • 選択肢3:適切(正しい)AST(GOT)・ALT(GPT)の値は、肝臓や胆道の病気の指標となります。
  • 選択肢4:適切(正しい)血清クレアチニンの値は、腎機能の指標となります。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)ヘモグロビンA1cは、過去1〜2か月の平均的な血糖の状態を反映します。過去1週間ではありません。
この問題のポイントBMI=体重÷身長²、アルブミン=栄養状態、クレアチニン=腎機能、HbA1c=過去1〜2か月の血糖、が定番です。

問題30(保健医療サービス分野)

次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1介護を行うときには、利用者の残存能力をできる限り活かす。
  2. 2入浴は、全身の保清を図り、血液循環や新陳代謝を促進する。
  3. 3清拭をするときには、その部屋の温度を確認する。
  4. 4尿失禁とは、尿を全部出しきれず、膀胱の中に尿が残ることをいう。
  5. 5ボディメカニクスとは、起床、食事、排泄など、利用者の生活リズムを取り戻すことをいう。
問題30の解答と解説を見る

正解:1・2・3

  • 選択肢1:適切(正しい)介護を行うときは、利用者の残存能力をできる限り活かします。
  • 選択肢2:適切(正しい)入浴は、全身の清潔を保ち、血液循環や新陳代謝を促進します。
  • 選択肢3:適切(正しい)清拭をするときは、体が冷えないよう部屋の温度を確認します。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)尿を全部出しきれず膀胱に尿が残ることは「残尿」です。尿失禁は、自分の意思に関係なく尿がもれることです。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)ボディメカニクスとは、体の動きや力学の原理を活用して、負担の少ない介護を行う技術のことです。
この問題のポイント「尿失禁」と「残尿」、「ボディメカニクス」の意味など、基本用語の定義を確認しましょう。

問題31(保健医療サービス分野)

次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1味覚は、舌や口蓋等にある味蕾が刺激されて起こる。
  2. 2誤嚥とは、飲食物や唾液、胃の内容物が気管内に入ることをいう。
  3. 3薬のPTP包装シート(プラスチックにアルミなどを貼り付けたもの)を誤って飲み込んだ場合、排泄されるため心配はない。
  4. 4認知症と口腔環境とは、無関係である。
  5. 5口腔内・口腔周囲を動かすことは、オーラルフレイル予防につながる。
問題31の解答と解説を見る

正解:1・2・5

  • 選択肢1:適切(正しい)味覚は、舌や口蓋などにある味蕾が刺激されて生じます。
  • 選択肢2:適切(正しい)誤嚥とは、飲食物や唾液、胃の内容物が気管に入ることをいいます。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)PTP包装シートを誤って飲み込むと、食道などを傷つけるおそれがあり、医療機関の受診が必要です。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)口腔環境の悪化は、認知機能の低下とも関係するといわれています。
  • 選択肢5:適切(正しい)口腔内や口腔周囲を動かすことは、オーラルフレイルの予防につながります。
この問題のポイント口腔の健康は、誤嚥性肺炎の予防だけでなく、栄養状態や認知機能の維持にも関係します。

問題32(保健医療サービス分野)

認知症について適切なものはどれか。2つ選べ。

  1. 1BPSD(認知症の行動・心理症状)は、住環境などの環境因子の影響は受けない。
  2. 2若年性認知症は、うつ病など、他の精神疾患と疑われることがある。
  3. 3前頭側頭型認知症では、リアルな幻視やパーキンソニズムが特徴である。
  4. 4パーソン・センタード・ケアは、介護者本位で効率よく行うケアである。
  5. 5介護支援専門員が、利用者本人の同意を得て、心身の変化などを主治医に伝えることは、よりよい医療につながる。
問題32の解答と解説を見る

正解:2・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)BPSD(認知症の行動・心理症状)は、住環境などの環境因子や周囲の関わり方の影響を受けます。
  • 選択肢2:適切(正しい)若年性認知症は、うつ病など他の精神疾患と間違われることがあります。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)リアルな幻視やパーキンソニズムが特徴なのは、レビー小体型認知症です。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)パーソン・センタード・ケアは、認知症の人を中心に据え、その人らしさを尊重するケアです。
  • 選択肢5:適切(正しい)本人の同意を得て、心身の変化などを主治医に伝えることは、よりよい医療につながります。
この問題のポイント認知症の種類と特徴(アルツハイマー型、血管性、レビー小体型、前頭側頭型)を表で整理しましょう。

問題33(保健医療サービス分野)

リハビリテーションについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1代償的アプローチには、残存機能の活用が含まれる。
  2. 2急性期リハビリテーションは、一般に、廃用症候群の予防と早期からのセルフケアの自立を目標とする。
  3. 3回復期リハビリテーション病棟では、多職種による集中的なリハビリテーションが提供される。
  4. 4終末期にある者は、対象とならない。
  5. 5指定訪問リハビリテーションは、バス等の公共交通機関への乗降の支援を対象としない。
問題33の解答と解説を見る

正解:1・2・3

  • 選択肢1:適切(正しい)代償的アプローチには、残存機能の活用や、福祉用具・環境の工夫などが含まれます。
  • 選択肢2:適切(正しい)急性期リハビリテーションは、廃用症候群の予防と早期からのセルフケアの自立を目標とします。
  • 選択肢3:適切(正しい)回復期リハビリテーション病棟では、多職種による集中的なリハビリテーションが提供されます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)終末期にある人も、苦痛の緩和や生活の質の維持のためにリハビリテーションの対象となります。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)指定訪問リハビリテーションでは、バスなど公共交通機関への乗降の練習など、生活に必要な行為の支援も対象になり得ます。
この問題のポイントリハビリテーションは「急性期→回復期→生活期(維持期)」と続き、終末期も対象です。

問題34(保健医療サービス分野)

次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1薬剤師は、薬剤を処方してはならない。
  2. 2介護職員は、服薬介助を行ってはならない。
  3. 3医療用医薬品と健康食品の併用による有害な相互作用の可能性について注意が必要である。
  4. 4薬の変更や中止で重篤な症状が起こることはない。
  5. 5内服薬は、通常、水又はぬるま湯で飲む。
問題34の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)薬剤を処方できるのは医師や歯科医師で、薬剤師は処方できません。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)介護職員は、一包化された内服薬の服薬介助など、一定の条件のもとで服薬の介助を行うことができます。
  • 選択肢3:適切(正しい)医療用医薬品と健康食品を併用すると、有害な相互作用が起こる可能性があるため注意が必要です。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)薬の変更や中止によって、重篤な症状が起こることがあります。
  • 選択肢5:適切(正しい)内服薬は、通常、水またはぬるま湯で飲みます。
この問題のポイント服薬は「処方は医師・歯科医師」「健康食品との相互作用に注意」「自己判断で中止しない」が基本です。

問題35(保健医療サービス分野)

次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1居宅介護支援事業所から病院への情報提供のため、入院時情報提供書が使われることがある。
  2. 2エビデンス・ベースド・メディスン(Evidence Based Medicine:EBM)は、根拠に基づく医療のことである。
  3. 3介護支援専門員は、患者自身が治療法を選択する際に、第三者的な立場から助言してはならない。
  4. 4介護支援専門員は、退院前カンファレンスに参加することが望ましい。
  5. 5チームアプローチでは、住民によるボランティア活動を含まない。
問題35の解答と解説を見る

正解:1・2・4

  • 選択肢1:適切(正しい)居宅介護支援事業所から病院への情報提供には、入院時情報提供書が使われることがあります。
  • 選択肢2:適切(正しい)エビデンス・ベースド・メディスン(EBM)とは、科学的な根拠に基づく医療のことです。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)患者が治療法を選択する際に、介護支援専門員が第三者的な立場から助言することは差し支えありません。
  • 選択肢4:適切(正しい)介護支援専門員は、退院前カンファレンスに参加することが望ましいとされています。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)チームアプローチには、住民によるボランティア活動など地域の支援も含まれます。
この問題のポイント医療との連携では、入院時の情報提供と退院前カンファレンスへの参加が重要です。

問題36(保健医療サービス分野)

高齢者の栄養・食生活について適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1必要な栄養を食事では摂りきれない場合でも、間食で補うことは適当でない。
  2. 2咀嚼能力や唾液分泌の低下などから、摂食・嚥下障害を起こしやすい。
  3. 3食事中に口から食べ物をこぼす場合、口腔・嚥下機能評価を行うとよい。
  4. 4食べることを通じて尊厳ある自己実現を目指す。
  5. 5食事支援では、介護する家族の状況を考える必要はない。
問題36の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)必要な栄養を食事だけで摂りきれない場合は、間食で補うことも有効です。
  • 選択肢2:適切(正しい)高齢者は咀嚼能力や唾液の分泌が低下し、摂食・嚥下障害を起こしやすくなります。
  • 選択肢3:適切(正しい)食事中に口から食べ物をこぼす場合は、口腔・嚥下機能の評価を行うとよいでしょう。
  • 選択肢4:適切(正しい)食べることを通じて、尊厳ある自己実現を目指すことが大切です。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)食事の支援では、調理や介助を担う家族の状況も考える必要があります。
この問題のポイント高齢者の食事支援は「間食も活用」「口腔・嚥下機能の評価」「本人の楽しみと家族の状況の両方に配慮」がポイントです。

問題37(保健医療サービス分野)

次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1中心静脈栄養法では、静脈炎にならないように末梢静脈を用いる。
  2. 2経鼻胃管の種類には、バルーン型とバンパー型がある。
  3. 3血液透析のためのシャントは、動脈と静脈をつなぎ合わせた部位のことである。
  4. 4ネブライザーは、気道を加湿して痰を出しやすくするために用いる機器である。
  5. 5パルスオキシメーターは、血液中の酸素飽和度を測定する機器である。
問題37の解答と解説を見る

正解:3・4・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)中心静脈栄養法では、鎖骨下静脈など太い中心静脈を用います。末梢静脈を用いるのは末梢静脈栄養法です。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)バルーン型とバンパー型は、胃ろうカテーテルの種類です。経鼻胃管の種類ではありません。
  • 選択肢3:適切(正しい)血液透析のためのシャントは、動脈と静脈をつなぎ合わせた部位のことです。
  • 選択肢4:適切(正しい)ネブライザーは、気道を加湿して痰を出しやすくしたり、薬剤を吸入させたりするための機器です。
  • 選択肢5:適切(正しい)パルスオキシメーターは、血液中の酸素飽和度を測定する機器です。
この問題のポイント胃ろうカテーテルは「胃内部がバルーン型かバンパー型」「体外部がボタン型かチューブ型」で分類されます。

問題38(保健医療サービス分野)

次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1手の甲の皮膚をつまみ上げて離したとき、すぐには元に戻らない場合は、脱水を疑う。
  2. 2薬の服用時間における食間とは、食事中に服用することである。
  3. 3言葉が出てこない、又はろれつが回らないという症状が突然生じた場合は、脳卒中の可能性がある。
  4. 4転倒による頭部打撲後、すぐに意識障害が起こらなければ問題はない。
  5. 5前立腺肥大症の場合、尿意を感じたら、早めにトイレに行くよう心がける。
問題38の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)手の甲の皮膚をつまみ上げて離したとき、すぐに元に戻らない場合は、脱水を疑います。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)食間とは、食事と食事の間(食後おおむね2時間)のことです。食事中に服用することではありません。
  • 選択肢3:適切(正しい)言葉が出ない、ろれつが回らないといった症状が突然生じた場合は、脳卒中の可能性があります。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)頭部を打った直後に意識障害がなくても、数週間後に慢性硬膜下血腫などで症状が出ることがあり、経過観察が必要です。
  • 選択肢5:適切(正しい)前立腺肥大症の人は、尿をがまんすると尿閉を起こしやすいため、尿意を感じたら早めにトイレに行くよう心がけます。
この問題のポイント頭部打撲後は「すぐに症状がなくても経過を観察する(慢性硬膜下血腫)」が定番の論点です。

問題39(保健医療サービス分野)

次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1健康日本21(第二次)では、健康寿命を延ばすことを目指している。
  2. 2就労、ボランティアなどの社会参加は、フレイル予防に役立たない。
  3. 3パーキンソン病の場合、転倒しやすいため、運動療法は禁忌である。
  4. 4膝関節症による痛みや腫脹を抑えるには、定期的な運動が効果的である。
  5. 5高齢者においては、無症状であっても骨粗鬆症の検査を受けることが推奨される。
問題39の解答と解説を見る

正解:1・4・5

  • 選択肢1:適切(正しい)健康日本21(第二次)では、健康寿命の延伸を目指しています。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)就労やボランティアなどの社会参加は、フレイル予防に役立ちます。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)パーキンソン病では、転倒に注意しながら運動療法を行うことが有効です。
  • 選択肢4:適切(正しい)変形性膝関節症の痛みや腫れを抑えるには、筋力訓練などの定期的な運動が効果的です。
  • 選択肢5:適切(正しい)骨粗鬆症は症状がないまま進行することが多いため、高齢者は無症状でも検査を受けることが推奨されます。
この問題のポイントフレイル予防は「運動・栄養・社会参加」の3本柱です。

問題40(保健医療サービス分野)

臨死期について適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1家族に対して、今後予想される状況に即した病状説明が行われるよう配慮する。
  2. 2在宅で看取る場合、呼吸停止の瞬間に、医師が立ち会う必要がある。
  3. 3呼吸をするたびに、喉元でゴロゴロと音がする状態(死前喘鳴)になることがある。
  4. 4臨終が近づき、応答がなくなった場合には、本人への語りかけをやめる。
  5. 5死後のケアであるエンゼルケアは、身体を清潔にし、その人らしい外見に整えるためのものである。
問題40の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)家族に対して、今後予想される状況に即した病状の説明が行われるよう配慮します。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)在宅で看取る場合、呼吸が止まる瞬間に医師が立ち会う必要はありません。死亡後に医師が診察して死亡を確認します。
  • 選択肢3:適切(正しい)臨死期には、呼吸のたびに喉元でゴロゴロと音がする死前喘鳴がみられることがあります。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)応答がなくなっても聴覚は最後まで残るといわれており、語りかけを続けることが大切です。
  • 選択肢5:適切(正しい)エンゼルケアは、亡くなった後に身体を清潔にし、その人らしい外見に整えるケアです。
この問題のポイント在宅での看取りでは「呼吸停止の瞬間に医師の立ち会いは不要」「最後まで語りかける」「家族への説明とグリーフケア」を押さえましょう。

問題41(保健医療サービス分野)

訪問看護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1急性増悪時に主治医から特別指示書が交付された場合、介護保険から給付が行われる。
  2. 2介護保険の指定訪問看護ステーションの管理者は、原則として、常勤の保健師又は看護師でなければならない。
  3. 3提供に当たっては、常に利用者の病状、心身の状況及びその置かれている環境の的確な把握に努める。
  4. 4保険医療機関の指定を受けている病院は、介護保険の指定訪問看護事業者とみなされる。
  5. 524時間365日、サービスを提供しなければならない。
問題41の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)急性増悪時などに主治医から特別訪問看護指示書が交付された場合は、医療保険から給付が行われます。
  • 選択肢2:適切(正しい)指定訪問看護ステーションの管理者は、原則として常勤の保健師または看護師でなければなりません。
  • 選択肢3:適切(正しい)訪問看護の提供にあたっては、常に利用者の病状や心身の状況、置かれている環境の的確な把握に努めます。
  • 選択肢4:適切(正しい)保険医療機関の指定を受けている病院・診療所は、介護保険の指定訪問看護事業者とみなされます(みなし指定)。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)24時間365日サービスを提供しなければならない義務はありません。
この問題のポイント特別訪問看護指示書の期間は医療保険、保険医療機関はみなし指定、管理者は保健師・看護師、を押さえましょう。

問題42(保健医療サービス分野)

指定通所リハビリテーションについて正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1利用者の生活機能の維持又は向上を目指し、心身の機能の維持回復を図るものでなければならない。
  2. 2介護老人福祉施設で提供される。
  3. 3事業所には、生活相談員を配置しなければならない。
  4. 4通所リハビリテーション計画は、医師及び理学療法士、作業療法士等の従業者が、共同して作成する。
  5. 5通所リハビリテーション計画の進捗状況を定期的に評価し、必要に応じて当該計画を見直す。
問題42の解答と解説を見る

正解:1・4・5

  • 選択肢1:適切(正しい)指定通所リハビリテーションは、生活機能の維持・向上を目指し、心身の機能の維持回復を図るものでなければなりません。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)通所リハビリテーションを提供するのは、病院・診療所、介護老人保健施設、介護医療院です。介護老人福祉施設では提供されません。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)通所リハビリテーション事業所に、生活相談員を配置する義務はありません。
  • 選択肢4:適切(正しい)通所リハビリテーション計画は、医師と理学療法士、作業療法士などの従業者が共同して作成します。
  • 選択肢5:適切(正しい)計画の進捗状況を定期的に評価し、必要に応じて計画を見直します。
この問題のポイント生活相談員の配置が必要なのは通所介護で、通所リハビリテーションには不要です。

問題43(保健医療サービス分野)

指定短期入所療養介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1家族の身体的及び精神的な負担軽減を図るために利用できる。
  2. 2看護、医学的管理の下における介護及び機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行う。
  3. 3居宅サービス計画において、あらかじめ位置付けられていない場合には、利用することができない。
  4. 4短期入所療養介護計画は、おおむね4日以上連続して利用する場合に作成する必要がある。
  5. 5ターミナルケアは、行われない。
問題43の解答と解説を見る

正解:1・2・4

  • 選択肢1:適切(正しい)家族の身体的・精神的な負担の軽減のために利用できます。
  • 選択肢2:適切(正しい)看護、医学的管理のもとでの介護、機能訓練、その他必要な医療と日常生活上の世話を行います。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)あらかじめ居宅サービス計画に位置付けられていない場合でも、緊急時などには利用できることがあります。
  • 選択肢4:適切(正しい)短期入所療養介護計画は、おおむね4日以上連続して利用する場合に作成します。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)短期入所療養介護でも、ターミナルケアが行われることがあります。
この問題のポイント短期入所療養介護は「医療ニーズの高い人の短期入所」「おおむね4日以上で計画作成」「緊急時の利用も可能」がポイントです。

問題44(保健医療サービス分野)

指定定期巡回・随時対応型訪問介護看護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1利用者が尊厳を保持し、可能な限りその居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう援助を行う。
  2. 2要支援者も利用できる。
  3. 3利用者の心身の状況にかかわらず、毎日、訪問しなければならない。
  4. 4随時対応サービスについては、利用者のみならずその家族等からの在宅介護における相談等にも適切に対応する。
  5. 5介護・医療連携推進会議は、おおむね6月に1回以上、開催しなければならない。
問題44の解答と解説を見る

正解:1・4・5

  • 選択肢1:適切(正しい)定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、利用者が尊厳を保持し、可能な限り居宅で自立した生活を営めるよう援助を行います。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)要支援者は利用できません。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)訪問の回数は利用者の心身の状況に応じて定めるもので、毎日訪問する義務はありません。
  • 選択肢4:適切(正しい)随時対応サービスでは、利用者だけでなく家族などからの在宅介護に関する相談にも適切に対応します。
  • 選択肢5:適切(正しい)介護・医療連携推進会議は、おおむね6か月に1回以上開催しなければなりません。
この問題のポイント定期巡回は「要介護者のみ」「介護・医療連携推進会議はおおむね6か月に1回以上」を覚えましょう。

問題45(保健医療サービス分野)

介護老人保健施設について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1社会福祉法人は開設できる。
  2. 2ユニット型では、一のユニットの定員は、15人を超えることが認められている。
  3. 3入所定員が100人以上の場合には、栄養士又は管理栄養士を置かなければならない。
  4. 4処置室を設けなければならない。
  5. 5全国では、全入所者のうち要介護4及び要介護5の者が占める割合は、80%以上である。
問題45の解答と解説を見る

正解:1・3

  • 選択肢1:適切(正しい)社会福祉法人は、介護老人保健施設を開設することができます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)ユニット型の1ユニットの入居定員は、原則としておおむね10人以下で、15人を超えることは認められていません。
  • 選択肢3:適切(正しい)入所定員が100人以上の場合は、栄養士または管理栄養士を置かなければなりません。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)介護老人保健施設の設備基準に、処置室の設置は定められていません。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)全国の介護老人保健施設で、要介護4・5の人が占める割合は半数程度で、80%以上ではありません。
この問題のポイントユニット型の定員(おおむね10人以下、15人まで)と、老健の人員・設備基準を確認しましょう。

福祉サービスの知識等(問46〜60)の問題と解説

相談援助(ソーシャルワーク)、福祉系サービスの基準、生活保護制度、成年後見制度、障害者総合支援法などが出題される分野です。

問題46(福祉サービス分野)

面接場面におけるコミュニケーション技術について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1イラストや写真などの表現方法の利用は、クライエントを混乱させるので控える。
  2. 2直面化とは、クライエントが否認していることによって生じている話の矛盾点を指摘することをいう。
  3. 3援助者は、クライエントの主訴の把握に当たっては、言語的な手段だけでなく、非言語的な手段も用いることが望ましい。
  4. 4共感とは、クライエントの言動に対して、援助者自身の過去の重要な人との関係を投影することをいう。
  5. 5クローズドクエスチョンは、明確な回答を得たいときに用いる。
問題46の解答と解説を見る

正解:2・3・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)イラストや写真などを使うと、言葉だけでは伝わりにくい内容を分かりやすく伝えられることがあり、控える必要はありません。
  • 選択肢2:適切(正しい)直面化とは、クライエントが否認していることで生じている話の矛盾を指摘し、向き合うきっかけをつくる技術です。
  • 選択肢3:適切(正しい)主訴を把握するときは、言語的な手段だけでなく、表情やしぐさなど非言語的な手段も用いることが望ましいとされています。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)援助者が自分の過去の重要な人との関係をクライエントに投影することは「逆転移」です。共感とは、クライエントの気持ちを理解しようとすることです。
  • 選択肢5:適切(正しい)クローズドクエスチョンは、「はい・いいえ」など明確な回答を得たいときに用います。
この問題のポイント面接技術の用語(直面化、共感、逆転移、オープン/クローズドクエスチョン)を正しく区別しましょう。

問題47(福祉サービス分野)

インテーク面接について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1地域援助技術の一つである。
  2. 2支援過程の後期に実施する面接である。
  3. 3面接の終わりには、問題解決に向けて一定の方向性を確認することが重要である。
  4. 4必ずしも1回で終了させる必要はない。
  5. 5クライエントが訪れた支援機関の機能や提供可能なサービスを説明する。
問題47の解答と解説を見る

正解:3・4・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)インテーク面接は、個別援助(ケースワーク)の最初の段階の面接で、地域援助技術ではありません。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)インテーク面接は、支援過程の初期(最初)に実施する面接です。
  • 選択肢3:適切(正しい)面接の終わりには、問題解決に向けて一定の方向性を確認することが重要です。
  • 選択肢4:適切(正しい)インテーク面接は、必要に応じて複数回行うこともあり、必ずしも1回で終わらせる必要はありません。
  • 選択肢5:適切(正しい)クライエントが訪れた支援機関の機能や、提供できるサービスについて説明します。
この問題のポイント支援の過程は「インテーク→アセスメント→計画→実施→モニタリング→評価→終結(アフターケア)」です。

問題48(福祉サービス分野)

ソーシャルワークに関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。2つ選べ。

  1. 1クライエントの視点から、人生観や価値観等についての理解をより深めることが重要である。
  2. 2家族や地域住民は、アウトリーチの対象に含まれない。
  3. 3利用できる社会資源が不足している場合、新たな社会資源の開発が求められる。
  4. 4不衛生な環境に居住している認知症高齢者が、サービスの利用を拒否したため、本人の意向に従い、支援を中止する。
  5. 5「無断で家族に年金をすべて使われている」と高齢者からの訴えがあったが、家族間の問題であるため、「支援できない」と本人に伝える。
問題48の解答と解説を見る

正解:1・3

  • 選択肢1:適切(正しい)クライエントの視点に立ち、人生観や価値観などへの理解を深めることが重要です。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)アウトリーチの対象には、本人だけでなく家族や地域住民も含まれます。
  • 選択肢3:適切(正しい)利用できる社会資源が不足している場合は、新たな社会資源の開発が求められます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)不衛生な環境で暮らす認知症高齢者がサービスを拒否しても、本人の安全や権利を守るため、関わりを続けて支援の方法を検討します。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)家族に年金を無断で使われている訴えは経済的虐待の可能性があり、「家族の問題だから支援できない」と伝えるのは不適切です。
この問題のポイント支援を拒否する人や虐待が疑われる事例では「関わりを続ける」「権利擁護の視点で関係機関と連携する」ことが大切です。

問題49(福祉サービス分野)

ソーシャルワークにおける集団援助として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1地域包括支援センターの主任介護支援専門員による認知症高齢者の家族を対象とした交流活動
  2. 2民生委員による地域の認知症高齢者の見守り活動
  3. 3医療機関で行われる、難病の当事者による分かち合いの場の体験
  4. 4社会福祉協議会によるヤングケアラー支援のための地域ネットワークの構築
  5. 5養護老人ホームの生活相談員による入所者グループに対するプログラム活動
問題49の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)家族を対象とした交流活動は、グループの力を活用する集団援助です。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)民生委員による地域の見守り活動は、地域援助(コミュニティワーク)に当たります。
  • 選択肢3:適切(正しい)難病の当事者が分かち合う場は、集団援助(セルフヘルプグループなど)に当たります。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)ヤングケアラー支援のための地域ネットワークの構築は、地域援助に当たります。
  • 選択肢5:適切(正しい)入所者グループに対するプログラム活動は、集団援助です。
この問題のポイント「個別援助(ケースワーク)」「集団援助(グループワーク)」「地域援助(コミュニティワーク)」のどれに当たるかを区別する問題です。

問題50(福祉サービス分野)

介護保険における訪問介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1訪問介護計画の作成は、管理者の業務として位置付けられている。
  2. 2利用回数が少ない利用者であっても、訪問介護計画を作成しなければならない。
  3. 3サービス提供責任者は、居宅介護支援事業者に対し、サービス提供に当たり把握した利用者の心身の状態及び生活の状況について必要な情報の提供を行うものとする。
  4. 4指定訪問介護事業者は、利用者が不正な行為によって保険給付を受けたときは、遅滞なく、市町村に通知しなければならない。
  5. 5指定訪問介護事業者は、法定代理受領サービスに該当しないサービスの利用料の支払いを受けた場合には、サービス提供証明書を交付しなくてよい。
問題50の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)訪問介護計画を作成するのは、サービス提供責任者の業務です。
  • 選択肢2:適切(正しい)利用回数が少ない利用者でも、訪問介護計画を作成しなければなりません。
  • 選択肢3:適切(正しい)サービス提供責任者は、居宅介護支援事業者に、把握した利用者の心身の状態や生活の状況について必要な情報を提供します。
  • 選択肢4:適切(正しい)利用者が不正な行為によって保険給付を受けたときは、遅滞なく市町村に通知しなければなりません。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)法定代理受領サービスに当たらないサービスの利用料を受け取った場合は、サービス提供証明書を交付しなければなりません。
この問題のポイント訪問介護計画の作成はサービス提供責任者、事業所の管理は管理者、と役割を区別しましょう。

問題51(福祉サービス分野)

介護保険における通所介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1利用者の社会的孤立感の解消を図ることは、指定通所介護の事業の基本方針に含まれている。
  2. 2通所介護計画作成後に、居宅サービス計画が作成された場合、その通所介護計画が居宅サービス計画に沿ったものであるか、確認する必要はない。
  3. 3通所介護計画の目標及び内容については、利用者又は家族に説明を行うとともに、その実施状況や評価についても説明を行うものとする。
  4. 4利用者は、利用日ごとに異なる提供時間数のサービスを受けることができる。
  5. 5指定通所介護事業者は、指定通所介護事業所ごとに、経理を区分しなくてもよい。
問題51の解答と解説を見る

正解:1・3・4

  • 選択肢1:適切(正しい)利用者の社会的孤立感の解消は、指定通所介護の基本方針に含まれています。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)通所介護計画の作成後に居宅サービス計画が作成された場合は、計画に沿ったものか確認し、必要に応じて変更します。
  • 選択肢3:適切(正しい)通所介護計画の目標や内容を利用者または家族に説明し、実施状況や評価についても説明します。
  • 選択肢4:適切(正しい)利用者は、利用日ごとに異なる提供時間数のサービスを受けることができます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)事業者は、事業所ごとに経理を区分しなければなりません。
この問題のポイント個別サービス計画は「居宅サービス計画に沿って作成し、後から計画ができた場合は確認・変更」が各サービス共通のルールです。

問題52(福祉サービス分野)

介護保険における訪問入浴介護について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1指定訪問入浴介護事業所ごとに、医師を1人以上置かなければならない。
  2. 2管理者は、看護師又は准看護師でなければならない。
  3. 3サービス提供時に使用する浴槽は、事業者が備えなければならない。
  4. 4利用者が小規模多機能型居宅介護を利用している場合でも、訪問入浴介護費を算定できる。
  5. 5事業者は、サービスの利用に当たっての留意事項を運営規程に定めておかなければならない。
問題52の解答と解説を見る

正解:3・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)訪問入浴介護事業所に、医師を配置する必要はありません。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)管理者に、看護師などの資格要件はありません。
  • 選択肢3:適切(正しい)サービスの提供に使用する浴槽は、事業者が備えなければなりません。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)小規模多機能型居宅介護を利用している間は、訪問入浴介護費を算定できません。
  • 選択肢5:適切(正しい)事業者は、サービスの利用にあたっての留意事項を運営規程に定めておかなければなりません。
この問題のポイント小規模多機能型居宅介護の利用中は、訪問看護・訪問リハ・居宅療養管理指導・福祉用具貸与などを除き、他の居宅サービスは算定できません。

問題53(福祉サービス分野)

介護保険における短期入所生活介護について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1家族の冠婚葬祭や出張を理由とした利用はできない。
  2. 2災害等のやむを得ない事情がある場合でも、利用定員を超えることは認められない。
  3. 3短期入所生活介護計画の作成は、既に居宅サービス計画が作成されている場合には、当該計画の内容に沿って作成されなければならない。
  4. 4一の居室の定員は、4人以下でなければならない。
  5. 5居宅サービス計画上、区分支給限度基準額の範囲内であれば、利用できる日数に制限はない。
問題53の解答と解説を見る

正解:3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)家族の冠婚葬祭や出張などを理由とした利用もできます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)災害などやむを得ない事情がある場合は、利用定員を超えることが認められています。
  • 選択肢3:適切(正しい)既に居宅サービス計画がある場合は、その内容に沿って短期入所生活介護計画を作成しなければなりません。
  • 選択肢4:適切(正しい)1つの居室の定員は、4人以下でなければなりません(ユニット型は原則個室)。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)連続して利用できるのは30日までで、また原則として要介護認定の有効期間のおおむね半数を超えないようにするなど、日数には制限があります。
この問題のポイント短期入所の日数は「連続30日まで」「有効期間のおおむね半数以内」がポイントです。

問題54(福祉サービス分野)

介護保険における福祉用具について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1使用目的は、利用者の自立した日常生活の支援であり、介護者の負担軽減ではない。
  2. 2貸与する際には、福祉用具専門相談員は、具体的なサービス内容等を記載した福祉用具貸与計画を作成しなければならない。
  3. 3複数の福祉用具を貸与する場合には、通常の貸与価格から減額して貸与することができる。
  4. 4入浴用いすなどの入浴補助用具は、特定福祉用具販売の対象となる。
  5. 5取付工事の有無にかかわらず、手すりは福祉用具貸与の対象となる。
問題54の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)福祉用具の使用目的には、利用者の自立した日常生活の支援とあわせて、介護者の負担軽減も含まれます。
  • 選択肢2:適切(正しい)福祉用具を貸与する際は、福祉用具専門相談員が福祉用具貸与計画を作成しなければなりません。
  • 選択肢3:適切(正しい)複数の福祉用具を貸与する場合は、通常の貸与価格から減額して貸与することができます。
  • 選択肢4:適切(正しい)入浴用いすなどの入浴補助用具は、特定福祉用具販売の対象です。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)福祉用具貸与の対象となる手すりは、取付工事を伴わないものです。工事を伴うものは住宅改修の対象です。
この問題のポイント手すり・スロープは「工事なし=福祉用具貸与」「工事あり=住宅改修」と区別しましょう。

問題55(福祉サービス分野)

介護保険における小規模多機能型居宅介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1通いサービス、宿泊サービスごとに、1日当たりの同時にサービス提供を受ける利用定員の上限が定められている。
  2. 2一の宿泊室の定員は、利用者の処遇上必要と認められる場合は、2人とすることができる。
  3. 3訪問サービスでは、身体介護の提供に限られる。
  4. 4宿泊サービスでは、利用者1人につき1月当たりの日数の上限が定められている。
  5. 5指定小規模多機能型居宅介護事業所の登録者に対しては、その事業所の介護支援専門員が、居宅サービス計画を作成しなければならない。
問題55の解答と解説を見る

正解:1・2・5

  • 選択肢1:適切(正しい)通いサービスと宿泊サービスには、それぞれ1日当たりの利用定員の上限が定められています。
  • 選択肢2:適切(正しい)宿泊室の定員は原則1人ですが、利用者の処遇上必要と認められる場合は2人とすることができます。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)訪問サービスは身体介護に限られず、生活援助や見守りなども提供できます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)宿泊サービスについて、1か月当たりの利用日数の上限は定められていません。
  • 選択肢5:適切(正しい)登録者の居宅サービス計画は、その事業所の介護支援専門員が作成しなければなりません。
この問題のポイント小多機は「通い・宿泊の定員あり」「宿泊日数の上限なし」「事業所の介護支援専門員がケアプランを作成」を押さえましょう。

問題56(福祉サービス分野)

介護保険における認知症対応型共同生活介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1入居の際には、主治の医師の診断書等により申込者が認知症である者であることの確認をしなければならない。
  2. 2居間及び食堂は、同一の場所とすることができる。
  3. 3管理者は、認知症である者の介護に3年以上従事した経験を有するものであって、所定の研修を修了しているものでなければならない。
  4. 4事業者は、利用者の食材料費、理美容代、おむつ代を負担しなければならない。
  5. 5各事業所に設けることができる共同生活住居の数は、1以上5以下である。
問題56の解答と解説を見る

正解:1・2・3

  • 選択肢1:適切(正しい)入居の際は、主治の医師の診断書などで申込者が認知症であることを確認しなければなりません。
  • 選択肢2:適切(正しい)居間と食堂は、同一の場所とすることができます。
  • 選択肢3:適切(正しい)管理者は、認知症の人の介護に3年以上従事した経験があり、所定の研修を修了した人でなければなりません。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)食材料費、理美容代、おむつ代などは、利用者から支払いを受けることができる費用です。事業者が負担するのではありません。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)1つの事業所に設けることができる共同生活住居の数は、1以上3以下です。
この問題のポイントグループホームは「認知症の確認」「管理者の要件(3年以上の経験+研修)」「ユニットは1〜3」「食材料費などは利用者負担」がポイントです。

問題57(福祉サービス分野)

指定介護老人福祉施設について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1明るく家庭的な雰囲気を有し、地域や家庭との結び付きを重視した運営を行うよう努めなければならない。
  2. 2市町村長が指定する。
  3. 3入所者の負担により、当該施設の従業者以外の者による介護を受けさせてはならない。
  4. 4褥瘡の発生を予防するための体制を整備しなければならない。
  5. 5入所者のためのレクリエーション行事を行うのであれば、教養娯楽設備等は備えなくてもよい。
問題57の解答と解説を見る

正解:1・3・4

  • 選択肢1:適切(正しい)明るく家庭的な雰囲気をもち、地域や家庭との結び付きを重視した運営を行うよう努めなければなりません。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)指定介護老人福祉施設(定員30人以上)を指定するのは、都道府県知事です。
  • 選択肢3:適切(正しい)入所者の負担により、その施設の従業者以外の者による介護を受けさせてはなりません。
  • 選択肢4:適切(正しい)褥瘡が発生しないよう適切な介護を行うとともに、発生を予防するための体制を整備しなければなりません。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)教養娯楽設備などを備えるほか、適宜レクリエーション行事を行わなければなりません。
この問題のポイント特養の指定は「定員30人以上=都道府県知事」「29人以下(地域密着型)=市町村長」です。

問題58(福祉サービス分野)

生活保護制度について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1被保護者の収入として認定されるものには、地代や家賃等の財産収入が含まれる。
  2. 2要保護者が急迫した状況にあるときは、保護の申請がなくても、必要な保護を行うことができる。
  3. 3介護施設入所者基本生活費は、介護扶助として給付される。
  4. 4教育扶助は、原則として、現物給付によって行われる。
  5. 5介護扶助は、介護保険制度の保険給付の対象となる介護サービスと同等のサービスを、要保護者に対し保障する。
問題58の解答と解説を見る

正解:1・2・5

  • 選択肢1:適切(正しい)地代や家賃などの財産収入は、被保護者の収入として認定されます。
  • 選択肢2:適切(正しい)要保護者が急迫した状況にあるときは、保護の申請がなくても必要な保護を行うことができます(職権保護)。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)介護施設入所者基本生活費は、生活扶助として給付されます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)教育扶助は、原則として金銭給付によって行われます。
  • 選択肢5:適切(正しい)介護扶助は、介護保険の保険給付の対象となる介護サービスと同等のサービスを、要保護者に保障するものです。
この問題のポイント扶助の給付方法は「医療扶助・介護扶助=現物給付」、それ以外(生活・教育・住宅など)は原則金銭給付です。

問題59(福祉サービス分野)

成年後見制度について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1任意後見制度では、判断能力を喪失した人に、保佐人や補助人をつけることができる。
  2. 2都道府県知事は、65歳以上の者につき、その福祉を図るため特に必要があると認めるときは、後見開始の審判の請求をすることができる。
  3. 3本人と任意後見受任者の同意があれば、公正証書以外の方法でも任意後見契約が成立する。
  4. 4成年後見制度の利用の促進に関する法律に定められた基本理念には、成年被後見人等の意思決定の支援と身上の保護が適切に行われるべきことが含まれる。
  5. 5成年被後見人の法律行為は、原則として、取り消すことができる。
問題59の解答と解説を見る

正解:4・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)保佐人や補助人がつくのは法定後見制度です。任意後見制度は、本人が契約で任意後見人を決める制度です。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)65歳以上の人の福祉を図るため特に必要がある場合に、後見開始の審判を請求できるのは市町村長です。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)任意後見契約は、公正証書によって締結しなければなりません。
  • 選択肢4:適切(正しい)成年後見制度利用促進法の基本理念には、成年被後見人等の意思決定の支援と身上の保護が適切に行われるべきことが含まれます。
  • 選択肢5:適切(正しい)成年被後見人の法律行為は、日用品の購入など日常生活に関する行為を除き、原則として取り消すことができます。
この問題のポイント任意後見は「公正証書で契約」「判断能力低下後に任意後見監督人の選任で効力発生」、市町村長申立ても押さえましょう。

問題60(福祉サービス分野)

障害者総合支援法について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1その支援には、自立支援給付と地域生活支援事業が含まれる。
  2. 2自立支援医療とは、育成医療、更生医療及び精神通院医療である。
  3. 3補装具費の支給は、地域生活支援事業の一つである。
  4. 4対象とする障害者には、難病の者も含まれる。
  5. 5サービスの利用を希望する者は、都道府県に対して支給申請を行う。
問題60の解答と解説を見る

正解:1・2・4

  • 選択肢1:適切(正しい)障害者総合支援法による支援には、自立支援給付と地域生活支援事業が含まれます。
  • 選択肢2:適切(正しい)自立支援医療は、育成医療、更生医療、精神通院医療の3つです。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)補装具費の支給は、自立支援給付の一つです。地域生活支援事業ではありません。
  • 選択肢4:適切(正しい)障害者総合支援法の対象とする障害者には、難病等の患者も含まれます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)サービスの利用を希望する人は、市町村に支給申請を行います。
この問題のポイント障害者総合支援法は「自立支援給付(介護給付・訓練等給付・自立支援医療・補装具など)」と「地域生活支援事業」の2本立てで、申請先は市町村です。

第25回ケアマネ試験の出題傾向と次の試験対策

分野第25回の特徴対策のポイント
介護支援分野重層的支援体制整備事業(問2)や第1号被保険者の統計(問4)など新しい内容に加え、財政、保険料、特定疾病、運営基準などの定番テーマが出題された財源の割合や保険料の仕組み、特定疾病16種類などを確実に覚える
保健医療サービスの知識等疾病の特徴、検査値、バイタルサイン、在宅の医療処置など基本的な医学知識が幅広く問われた検査値の意味や用語の定義を正確に覚え、ひっかけに注意する
福祉サービスの知識等面接技術・インテーク・集団援助などソーシャルワークの用語や、障害者総合支援法も出題された個別援助・集団援助・地域援助の区別と、関連制度の基本を押さえる
新人ケアマネ新人

第25回は、保健医療福祉サービス分野の合格点が高いのが気になります。

ベテランケアマネ先輩

基本的な問題が多い年は、合格点が上がることがあるの。だからこそ、どの年も「基本問題を落とさない」ことが一番の対策よ。解説を読んで、自信のない選択肢をなくしていきましょう。

  • まず時間を計って60問を解く本番と同じ120分で解き、分野ごとに採点します。
  • 間違えた選択肢の解説を読む正答番号だけでなく、×の理由まで確認します。
  • 苦手なテーマをテキストで確認する間違えたテーマのページに戻り、関連する知識をまとめて覚えます。
  • ほかの年度の過去問で同じテーマを解く繰り返し出題されるテーマを確実に得点できるようにします。

よくある質問(FAQ)

第25回ケアマネ試験の合格点は何点ですか?
介護支援分野が25問中18点、保健医療福祉サービス分野が35問中26点でした。2つの分野それぞれで合格点に達する必要があります。
第25回ケアマネ試験の合格率は何%ですか?
受験者54,406人に対し合格者10,328人で、合格率は19.0%でした(厚生労働省公表)。
ケアマネ試験は、選択肢を1つでも間違えると0点ですか?
1問1点で、指定された数の正しい選択肢をすべて選んだ場合に得点になります。部分点はないため、選択肢ごとの正誤を確実に判断する力が必要です。
第25回の過去問は、今の制度でもそのまま使えますか?
基本的な考え方は使えますが、介護療養型医療施設の廃止や報酬改定など、その後に変わった内容もあります。最新版のテキストで確認しながら使いましょう。
過去問は何年分解けばいいですか?
少なくとも3年分、できれば5年分以上を目安にしましょう。古い年度の問題は、法改正で正答が変わっている場合がある点に注意が必要です。
まとめ
  • 第25回ケアマネ試験は2022年10月9日に行われ、全60問・120分で実施された
  • 受験者54,406人、合格者10,328人で、合格率は19.0%だった
  • 合格点は介護支援分野18点(25問中)、保健医療福祉サービス分野26点(35問中)で、保健医療福祉サービス分野の基準が高かった
  • 重層的支援体制整備事業など新しいテーマに加え、財政、特定疾病、検査値、ソーシャルワークなど定番テーマが幅広く出題された
  • 正答番号だけでなく選択肢ごとの解説を確認し、苦手テーマを他年度の過去問で繰り返し解くことが合格への近道

ケアマネ向けのおすすめの本を紹介します!

ぜひ、クリックして確認してみてください。

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