【コピペOK】ケアプラン第2表 ニーズ・長期目標・短期目標の書き方と300セット文例集

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居宅サービス計画書(第2表)で書き方に最も悩むのが、「ニーズ(生活全般の解決すべき課題)」「長期目標」「短期目標」の3要素ではないでしょうか。

ケアマネジャーとして書類作成にあたっていると、こんな悩みにぶつかる方が多いはずです。

  • 「ニーズ」と「課題」の違いがわからず、毎回書き方に迷う
  • 長期目標と短期目標の粒度・期間設定の基準があいまい
  • 利用者の言葉をどこまで原文で残すか判断に困る
  • 抽象的になりがちで、評価可能な目標になっていないと指摘される
  • 疾患別・場面別に書き分けたいが、毎回ゼロから考えるのが大変
  • 監査・指導で「目標の達成度を測れない」と言われた

本記事では、現役ケアマネジャー監修のもと、運営基準と課題分析標準項目に沿った第2表の書き方の基本ルールと、そのままコピペで使えるニーズ・長期目標・短期目標の3点セット300例を、場面別・疾患別に整理しました。

新規プラン、更新プラン、退院後プラン、看取りプラン、要支援プランまで、現場のあらゆる場面を想定した文例を網羅しています。第2表の作成に悩んだとき、まずはこのページをブックマークしてご活用ください。


目次

1. 第2表の構成と各要素の意味

1-1. 第2表「居宅サービス計画書(2)」の項目構成

居宅サービス計画書(第2表)には、以下の項目を記載します。

  1. 生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
  2. 目標:長期目標/短期目標/期間
  3. 援助内容:サービス内容/サービス種別/頻度/期間

このうち、書き方で最も悩むのが 「ニーズ」「長期目標」「短期目標」の3要素 です。

1-2. ニーズ(生活全般の解決すべき課題)とは

ニーズ」とは、利用者・家族の意向とアセスメント結果から導かれる、ケアマネジメントで取り組むべき生活上の課題 です。

区分内容
デマンド(要求)本人や家族の希望・要望(一次情報)
ニーズ(生活上の課題)アセスメントを経て、専門的視点で整理された解決すべき課題(最終形)

つまりニーズは、本人の言葉そのままではなく、ケアマネが専門的判断で整理した「解決すべき生活課題」 です。

書き方は 「○○○○できるようになりたい」「○○○○な生活を維持したい」など、本人の主体性が見える一人称・希望形 が一般的です。

1-3. 長期目標とは

長期目標 は、ニーズが充足された状態をイメージして設定する、6カ月〜1年後の到達目標 です。

  • 期間:通常 6カ月〜1年(認定有効期間内に収める)
  • 主語:利用者本人
  • 表現:「○○○○できる」「○○○○が実現できる」のように 達成可能な状態を客観的に記述

1-4. 短期目標とは

短期目標 は、長期目標を達成するための 1〜3カ月単位の具体的なステップ目標 です。

  • 期間:通常 1〜3カ月(モニタリング周期に合わせる)
  • 主語:利用者本人
  • 表現:「○○○○できるようになる」「○○○○の頻度が増える」のように 評価可能・観察可能な行動レベル

1-5. 3要素の関係

要素主眼期間評価のポイント
ニーズ解決すべき課題(本人の希望形)(課題が解消されるまで)本人の主体性・生活全般の視点
長期目標ゴール状態(到達目標)6カ月〜1年達成可能性・客観性
短期目標ステップ目標(具体的行動)1〜3カ月評価可能性・SMART性

3要素は論理的に一貫している必要があります。短期目標を積み重ねれば長期目標が達成され、長期目標が達成されればニーズが充足される、という関係性です。


2. 書き方の基本ルール(運営基準・SMART原則)

2-1. 根拠(運営基準・標準項目)

書き方の根拠は次の通りです。

  • 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準(厚生省令第38号)第13条第8号:居宅サービス計画原案の作成
  • 居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について(老振発第0331第3号):第2表の記載事項の趣旨
  • 厚生労働省「課題分析標準項目」(老企第29号):アセスメントの23項目
  • 介護報酬告示・介護保険制度の理念:自立支援・重度化防止

2-2. SMART原則を踏まえた目標設定

短期目標・長期目標は、SMART原則 を意識すると評価可能な目標になります。

要素意味チェックポイント
Specific具体的何が、いつ、どこで、どうなるのか明確か
Measurable測定可能達成度が数値・観察で測れるか
Achievable達成可能利用者の状態で実現可能か
Relevant関連性ニーズと整合しているか
Time-bound期限明確期間が具体的に設定されているか

2-3. 監査・指導で見られる10チェックポイント

実地指導・運営指導の現場で多く指摘されるポイントは次の通りです。

  1. ニーズが本人の意向(一人称・希望形)で書かれているか
  2. 「特に問題なし」「現状維持」など曖昧な記載になっていないか
  3. 長期目標と短期目標の粒度が適切に区別されているか
  4. 長期目標と短期目標の期間設定が認定期間と整合しているか
  5. 目標が観察可能・測定可能に書かれているか(SMART原則)
  6. 短期目標を達成すれば長期目標に近づく論理関係になっているか
  7. ニーズ・目標・援助内容の3要素が一貫しているか
  8. 更新時に過去のコピペになっていないか(達成度評価が反映されているか)
  9. 介護保険の理念(自立支援・重度化防止)が反映されているか
  10. 本人・家族の意向との整合性が取れているか

2-4. NG例とOK例(Before / After)

Before(NG例)問題点After(OK例)
ニーズ「特に問題なし」課題が見えない、ケアマネジメントの放棄現在の身体機能を維持し、自宅での生活を続けたい
長期目標「自立した生活」抽象的すぎ、評価できない家事の8割を自分で行い、週3日の趣味活動に参加できる
短期目標「リハビリを頑張る」励まし表現で目標になっていない訪問リハビリを週2回継続し、屋内歩行が見守りで可能となる
ニーズ「介護をしてほしい」主体性が見えない、サービス前提の記載できる範囲で自分で動きながら、必要な介助を受けて自立した生活を継続したい
長期目標「健康に過ごす」主観的・観察不可血圧130/80以下を維持し、合併症の悪化を予防できる
短期目標「服薬する」行動の方向性が不明1日3回の服薬を訪問看護の確認のもとで継続できるようになる
ニーズ「家族が困っている」主語が家族家族の介護負担を分散し、安心して在宅生活を続けたい
長期目標「サービスを使う」サービス利用が目標化しているサービスを活用しながら、自宅で穏やかな生活を継続できる

2-5. ニーズ・長期目標・短期目標の文型テンプレ

ニーズ(本人の言葉風 一人称・希望形)

  • 「○○○○したい」
  • 「○○○○ができるようになりたい」
  • 「○○○○な生活を続けたい」
  • 「○○○○せずに○○○○したい」(〜を予防しながら〜したい)
  • 「○○○○の負担を減らしながら○○○○したい」

長期目標(達成状態を客観表現で)

  • 「○○○○できる」
  • 「○○○○が実現できる」
  • 「○○○○な状態を維持できる」
  • 「○○○○の頻度/量/時間が○○になる」
  • 「○○○○せずに(予防しつつ)○○○○できる」

短期目標(観察可能・1〜3カ月で達成可能なステップ)

  • 「○○○○できるようになる」
  • 「週○回の○○○○を継続できる」
  • 「○○○○の頻度が増える/減る」
  • 「○○○○について本人・家族が理解できる」
  • 「○○○○の症状(再発・悪化)が見られない」

3. カテゴリ別 ニーズ・長期目標・短期目標 文例300セット

ここからは、実務でそのままコピペできるニーズ・長期目標・短期目標の3点セットを、場面別・疾患別に整理しました。利用者の状態に合わせて、固有名詞・期間・サービス名を置き換えてご活用ください。

各セットは「ニーズ|長期目標|短期目標」の3要素構成です。


3-1. 移乗・移動・歩行(15セット)

ニーズ長期目標短期目標
転倒せず安全に自宅内を移動したい転倒せず安全に自宅内を移動できる福祉用具を活用し、歩行が見守りで安全に行える
屋外を1人で歩いて外出したい杖を使って屋外歩行が安全にできる訪問リハビリで歩行訓練を週2回継続できる
ベッドからの起き上がりを自分でできるようになりたいベッドからの起き上がりが自立してできる介助バーの設置と訓練で、起居動作が改善する
車いすへの移乗を安全に行いたい車いすへの移乗が見守りで安全にできる移乗動作の練習を週3回継続できる
階段昇降を自分でできるようになりたい手すりを使って階段昇降が安全にできる通所リハビリで階段昇降訓練を週2回継続できる
痛みなく歩けるようになりたい疼痛コントロールが取れた状態で歩行できる服薬と運動療法で疼痛が軽減する
寝たきりを予防したい1日2時間以上の離床時間を確保できる1日2回のベッドからの離床ができるようになる
拘縮の進行を防ぎたい関節可動域が現状から悪化しない訪問リハビリで関節可動域訓練を週3回継続できる
歩行器を上手に使えるようになりたい歩行器を使って屋内外を安全に移動できる福祉用具導入後1カ月で適切な使用方法が定着する
自宅から近所のスーパーまで歩いて買い物に行きたい月4回以上、近所のスーパーまで歩行で外出できる訪問リハビリで耐久性訓練を週2回継続できる
外出時の転倒不安を減らしたい外出時の転倒不安が軽減し外出機会が週3回以上になる通所リハビリで歩行訓練を週2回継続できる
床からの立ち上がりができるようになりたい床からの立ち上がりが見守りでできる下肢筋力訓練を週3回継続できる
杖なしで歩けるようになりたい屋内を杖なしで歩行できる下肢筋力強化訓練を週3回継続できる
自宅内の段差で転ばないようにしたい自宅内の段差で転倒しない住宅改修と福祉用具導入で段差を解消する
入院前の歩行能力を取り戻したい入院前と同等の歩行能力を獲得する通所リハビリで集中的な歩行訓練を週3回継続できる

3-2. 排泄(12セット)

ニーズ長期目標短期目標
自分でトイレに行けるようになりたい日中のトイレでの排泄が自立してできる排泄パターンに合わせた声かけ・誘導で失禁が減る
夜間も自分で排泄できるようにしたい夜間もポータブルトイレで自立して排泄できるポータブルトイレ設置と夜間動線の確保ができる
オムツを外して尿意をしっかり伝えたいオムツ離脱し、トイレで排泄できる排泄日誌をつけ、排尿パターンを把握できる
便秘を解消したい排便が3日に1回以上ある食事内容の調整と運動療法で排便リズムが整う
残尿感を減らしたい残尿感が軽減され、排尿が円滑に行える服薬管理と排尿日誌で症状が把握できる
失禁の不安を減らしたい失禁回数が週○回以下に減る排泄誘導とリハパンの活用で失禁が減る
便失禁を予防したい便失禁が起きない食事内容の調整・服薬管理で便通が安定する
自宅で安全に排泄したい自宅トイレで排泄が自立してできる手すり設置・夜間照明等の環境整備ができる
介護者の負担を減らした排泄ケアにしたい介護者の排泄介助時間が日○分以下に減る福祉用具と排泄リズム調整で介助時間が短縮する
ストマケアを継続したいストマケアが本人・家族で継続できる訪問看護の指導でストマケアが習得できる
膀胱留置カテーテル管理を続けたいカテーテル管理が安全に継続できる訪問看護で月1回のカテーテル交換と感染予防ができる
尿失禁を予防したい尿失禁の頻度が週○回以下に減る骨盤底筋訓練を週3回継続できる

3-3. 入浴・清潔保持(12セット)

ニーズ長期目標短期目標
自宅で入浴したい自宅浴槽で安全に入浴できる福祉用具と手すりを活用し、入浴動作が見守りで可能となる
デイで入浴を継続したい週2回の通所での入浴が継続できる通所介護での安全な入浴が定着する
訪問入浴で清潔を保ちたい週1回の訪問入浴で清潔保持ができる訪問入浴の利用が定着し、皮膚状態が良好に保たれる
自分で身体を洗えるようになりたい入浴時の洗体が自立してできる訪問リハビリで上肢機能訓練を週2回継続できる
浴槽への出入りを安全に行いたい浴槽への出入りが見守りで安全にできる浴槽用手すり・シャワーチェアの活用が定着する
寝たきりでも入浴を続けたい訪問入浴で清潔保持が継続できる週1回の訪問入浴を継続できる
入浴時の転倒を予防したい入浴時の転倒が起きない浴室手すり設置・滑り止めマットの活用ができる
入浴拒否があっても清潔を保ちたい週○回の入浴・清拭で清潔保持ができる本人のペースに合わせた入浴支援が定着する
皮膚トラブルを予防したい皮膚状態が良好に保たれる訪問看護による皮膚観察が週1回継続できる
心臓に負担をかけず入浴したい安全な入浴が継続できる通所サービスでの入浴管理が定着する
認知症があっても入浴を継続したい週○回の入浴が継続できる認知症対応型デイでの入浴支援が定着する
介護者の入浴介助負担を減らしたい介護者の入浴介助時間が週○時間以下に減る通所介護・訪問入浴の活用で介助負担が軽減する

3-4. 食事・栄養(12セット)

ニーズ長期目標短期目標
自分で食事ができるようになりたい食事動作が自立してできる自助具の活用と訓練で食事が自立する
好きな物を食べたい安全に経口摂取が継続できる嚥下訓練と食事形態の調整ができる
栄養バランスのとれた食事をしたい1日3食、栄養バランスのとれた食事が継続できる配食サービスと訪問介護で食事が確保できる
体重減少を予防したい体重が現状を維持する食事摂取量と栄養補助食品で体重維持できる
誤嚥を予防したい誤嚥性肺炎が起きない嚥下訓練と食事姿勢の改善ができる
自宅で調理を続けたい簡単な調理が継続できるヘルパーとの共同調理で調理動作が維持できる
食事を楽しみたい1日3食を楽しんで食べることができる本人の好みを取り入れた食事提供ができる
嚥下障害があっても経口摂取を続けたいきざみ・ペースト食で経口摂取が継続できる言語聴覚士の嚥下訓練が週2回継続できる
胃ろうを管理しながら経口摂取も続けたい胃ろう管理と経口摂取の併用ができる訪問看護による胃ろう管理が継続できる
食事の準備が自分でできるようになりたい簡単な食事の準備ができるヘルパーの援助で買い物・調理ができる
塩分制限食を続けたい塩分摂取量が1日6g以下になる配食サービスと栄養指導が定着する
糖尿病食を継続したい血糖値が良好に保たれる配食サービスと栄養士の指導が定着する

3-5. 介護負担の軽減(10セット)

ニーズ長期目標短期目標
家族の介護負担を減らしたい介護者のレスパイト機会が月○回確保されるショートステイの計画的利用が定着する
介護者の心身負担を軽減したい介護者の体調が良好に保たれる介護者の通院・休養機会が週○回確保される
介護者の就労を継続できるようにしたい介護者が就労を継続できる通所サービスの長時間利用が定着する
老老介護を続けたい夫婦双方の生活機能が維持される双方への介護保険サービスが導入される
認知症介護の方法を学びたい介護者が認知症介護に対応できる家族介護教室への参加が継続できる
緊急時に対応できる体制を整えたい緊急時の連絡体制が文書化共有される連絡先一覧が事業所間で共有される
介護離職を予防したい介護者の就労継続ができるサービス時間の調整で就労時間が確保される
子世代の介護負担を減らしたい兄弟間の介護分担が成立する兄弟会議でのサービス調整が定着する
遠距離介護の不安を減らしたい遠方家族の安心感が得られるICTツールでの状況共有が定着する
介護者の社会的孤立を予防したい介護者が家族会・サロンに参加できる月1回の家族会への参加が定着する

3-6. 意欲向上・社会参加(10セット)

ニーズ長期目標短期目標
趣味の活動を続けたい週○回の趣味活動への参加が継続できるデイサービスでの趣味活動への参加が定着する
他者との交流を増やしたい月○回の他者交流の機会が確保される通所サービスでの交流が継続できる
役割を持ちたい家族・地域での役割が継続できる家事・近隣との交流での役割が見つかる
引きこもりを予防したい週○回以上の外出機会が確保される通所サービス・地域サロンへの参加が定着する
生活意欲を取り戻したい生活への意欲が回復し、活動量が増える興味のある活動への参加が週○回確保される
カラオケを楽しみたいデイサービスで月○回カラオケに参加できる通所サービスでの趣味活動が定着する
散歩を続けたい週○回の散歩が継続できるヘルパー同行で散歩が週○回できる
季節を感じる外出をしたい季節ごとの外出機会が確保される通所サービスの外出企画への参加が定着する
生きがいを再発見したい生きがいとなる活動が見つかる本人の興味関心を活かしたプログラムへの参加が定着する
地域の活動に参加したい地域の通いの場・サロンに継続参加できる月○回の地域活動への参加が定着する

3-7. 病状管理 – 脳血管疾患(10セット)

ニーズ長期目標短期目標
脳梗塞の再発を予防したい脳梗塞の再発が起きない服薬・血圧管理が訪問看護で確実にできる
片麻痺でも生活機能を維持したいADLが現状を維持する訪問リハビリで機能訓練が週2回継続できる
失語症があってもコミュニケーションを取りたい家族・関係者とのコミュニケーションが取れる言語聴覚士の訪問リハビリが週1回継続できる
嚥下機能を維持したい経口摂取が継続できる嚥下訓練と食事形態調整ができる
退院後の機能回復を目指したい退院前の生活水準に近づく訪問・通所リハビリの集中支援ができる
高次脳機能障害があっても自宅で生活したい自宅で生活機能を維持できる作業療法士の訪問リハビリが週1回継続できる
血圧コントロールを継続したい血圧130/80以下を維持できる訪問看護で週1回の血圧測定と服薬管理ができる
利き手交換訓練を続けたい食事・更衣が自立してできるOTの訪問リハビリで利き手交換訓練ができる
拘縮を予防したい関節可動域が現状を維持する訪問リハビリで関節可動域訓練が週2回継続できる
再発兆候の早期発見をしたい再発時に早期対応ができる家族・関係者で症状の早期発見ポイントが共有される

3-8. 病状管理 – 心疾患・心不全(8セット)

ニーズ長期目標短期目標
心不全の悪化を予防したい心不全症状が安定して保たれる服薬管理と体重測定が日々継続できる
在宅酸素療法を継続したい在宅酸素療法が安全に継続できる機器管理と訪問看護のモニタリングが定着する
塩分・水分管理を徹底したい1日塩分6g以下、適切な水分量が継続できる配食サービスと栄養指導が定着する
入浴を安全に継続したい心臓に負担なく入浴が継続できる通所サービスでの入浴が定着する
再入院を予防したい心不全による再入院が起きない訪問看護で症状観察が週1回継続できる
ペースメーカー管理を継続したいペースメーカー管理が継続できる訪問看護で機器・身体観察が継続できる
心不全の終末期を穏やかに過ごしたい苦痛が少ない状態で過ごせる訪問診療・訪問看護24時間体制が確保される
適切な活動量で生活したい心臓に負担のない活動量が継続できる訪問リハビリで運動量の評価ができる

3-9. 病状管理 – 高血圧(6セット)

ニーズ長期目標短期目標
血圧を安定させたい血圧130/80以下を維持できる服薬管理と毎日の血圧測定が継続できる
服薬を確実に続けたい1日3回の服薬が継続できる訪問看護・ヘルパーによる服薬支援が定着する
脳血管疾患の再発を予防したい脳血管疾患の再発が起きない血圧管理と生活習慣指導が定着する
塩分を控えた食事をしたい塩分摂取量1日6g以下が継続できる配食サービス・栄養指導が定着する
起立性低血圧での転倒を予防したい起立時のふらつきがなくなる服薬時間と立ち上がり動作の指導ができる
自己血圧測定を続けたい1日2回の自己血圧測定が習慣化する家族と一緒に血圧測定の習慣がつく

3-10. 病状管理 – 糖尿病(8セット)

ニーズ長期目標短期目標
血糖コントロールを安定させたいHbA1c 7.0%以下を維持できる服薬・インスリン管理と食事療法が継続できる
インスリン注射を確実に続けたいインスリン自己注射が継続できる訪問看護による注射管理が定着する
低血糖を予防したい低血糖発作が起きない食事・運動・服薬のバランス管理ができる
糖尿病性合併症を予防したい合併症の進行が見られない定期受診と訪問看護のモニタリングが継続できる
フットケアを続けたい足部潰瘍が起きない週1回のフットケアが継続できる
透析導入を回避したい腎機能の悪化が見られない食事療法と医療管理が継続できる
視力低下に対応したい視力低下による生活困難が軽減する通院介助で眼科受診が継続できる
食事療法を継続したい食事療法が日々継続できる配食サービスと栄養指導が定着する

3-11. 転倒・骨折(10セット)

ニーズ長期目標短期目標
転倒を予防したい転倒が起きない住宅改修と福祉用具導入で危険箇所が解消される
大腿骨頸部骨折術後の機能を回復したい術前のADLレベルに戻る通所・訪問リハビリで集中的な機能訓練ができる
腰椎圧迫骨折の痛みをコントロールしたい疼痛コントロールが取れた状態が維持されるコルセット活用と服薬管理が継続できる
再骨折を予防したい再骨折が起きない骨粗鬆症治療薬の服用と転倒予防策が定着する
自宅環境を安全にしたい自宅内の転倒リスクが最小化される訪問リハビリによる環境評価と整備ができる
機能訓練を続けて筋力を維持したい下肢筋力が現状を維持する機能訓練特化型デイでの訓練が週3回継続できる
夜間の転倒を予防したい夜間の転倒が起きないポータブルトイレ・夜間センサーが活用できる
服薬による転倒リスクを下げたい服薬による眠気・ふらつきが軽減される主治医による服薬調整ができる
転倒の不安を減らしたい転倒の不安が軽減し外出機会が増える通所リハビリで歩行訓練が継続できる
骨密度を維持したい骨密度が現状を維持する骨粗鬆症治療薬の服用と栄養指導が定着する

3-12. 病状管理 – 呼吸器疾患・COPD(8セット)

ニーズ長期目標短期目標
息切れなく生活したい呼吸困難が軽減され、活動量が維持される在宅酸素療法と呼吸リハビリが定着する
COPDの急性増悪を予防したい急性増悪が起きない感染予防と服薬・吸入療法が継続できる
在宅酸素療法を続けたい在宅酸素療法が安全に継続できる機器管理と訪問看護のモニタリングが定着する
痰の喀出を支援してほしい痰の喀出が効果的にできる訪問看護による痰の吸引と排痰援助が継続できる
呼吸機能を維持したい呼吸機能が現状を維持する通所・訪問リハビリでの呼吸訓練が継続できる
感染症を予防したい感染症(肺炎・インフルエンザ)が起きないワクチン接種と感染予防教育が定着する
入浴を安全に続けたい安全な入浴が継続できる通所サービス・訪問入浴の活用が定着する
呼吸器疾患の終末期を穏やかに過ごしたい苦痛が少ない状態で過ごせる訪問診療・訪問看護24時間体制が確保される

3-13. 病状管理 – 関節系疾患(リウマチ・変形性関節症)(8セット)

ニーズ長期目標短期目標
関節の痛みを軽減したい疼痛コントロールが取れた状態が維持される服薬管理と温熱療法が継続できる
関節可動域を維持したい関節可動域が現状を維持する訪問リハビリで関節可動域訓練が週2回継続できる
自助具を活用してADLを維持したい自助具を活用してADLが自立してできるOTによる自助具選定と練習が定着する
関節リウマチの服薬を続けたい関節リウマチの病勢が安定する訪問看護による服薬管理と症状観察が継続できる
入浴で痛みを和らげたい入浴で疼痛軽減ができる通所サービスでの入浴と温熱療法が定着する
家事を続けられるようにしたい簡単な家事が継続できる自助具と環境整備で家事動作が継続できる
関節保護の生活習慣を身につけたい関節への負担を最小化する生活ができるOTによる生活指導が定着する
朝のこわばりを軽減したい朝のこわばりによる活動制限が軽減する入浴・温熱療法と運動療法が定着する

3-14. 病状管理 – パーキンソン病(8セット)

ニーズ長期目標短期目標
ON/OFFを踏まえた生活リズムを維持したいON時間に合わせた活動が継続できる服薬時間の徹底と症状観察が定着する
すくみ足での転倒を予防したいすくみ足による転倒が起きない歩行リズム訓練と環境整備ができる
嚥下機能を維持したい経口摂取が継続できるSTによる嚥下訓練が週1回継続できる
パーキンソン病の進行を緩やかにしたい進行が現状から大きく悪化しない訪問リハビリで運動療法が継続できる
服薬を確実に続けたい服薬時間の遅れがなくなる訪問看護とヘルパーによる服薬支援が定着する
構音障害があってもコミュニケーションを取りたい家族・関係者とのコミュニケーションが取れるSTによる構音訓練が継続できる
自助具を活用してADLを維持したい食事・更衣のADLが継続できるOTによる自助具選定と練習が定着する
認知機能の変化に対応したい認知機能の状態に応じた支援が提供される神経内科・認知症外来の連携が継続できる

3-15. 病状管理 – 神経難病・ALS(6セット)

ニーズ長期目標短期目標
進行に応じたサービスを段階的に増やしたい進行段階に合わせたサービスが提供されるステージ評価と支援計画の見直しが定期的にできる
コミュニケーション手段を維持したい意思伝達装置・コミュニケーションボードが活用されるOT・STによる導入支援ができる
呼吸機能を維持したい呼吸機能の維持と急変対応ができる訪問看護による呼吸状態のモニタリングが継続できる
嚥下機能を維持したい経口摂取が可能な範囲で継続できるSTによる嚥下訓練が継続できる
介護負担を軽減したい家族の介護負担が軽減する訪問看護24時間と訪問介護の頻度増で負担分散できる
終末期の意思を尊重した支援を受けたいACPに基づく終末期ケアが提供されるACPの定期的な確認と記録が継続できる

3-16. 褥瘡(6セット)

ニーズ長期目標短期目標
褥瘡を予防したい褥瘡が発生しない体位変換と皮膚観察が定着する
褥瘡の悪化を防ぎたい褥瘡が現状から悪化しない訪問看護による創処置と評価が継続できる
褥瘡を治癒させたい褥瘡が治癒する創処置と栄養管理の徹底ができる
エアマットレスを活用したいエアマットレスでの体圧分散ができる福祉用具の選定と使用が定着する
栄養状態を改善し褥瘡治癒を促したい栄養状態が改善する配食サービスと栄養補助食品の活用ができる
介護者が褥瘡予防のケアを習得したい介護者が褥瘡予防のコツを習得する訪問看護師による家族指導が継続できる

3-17. 看取り・ターミナル期(10セット)

ニーズ長期目標短期目標
自宅で最期を迎えたい自宅での看取りができる訪問診療・訪問看護24時間体制が確保される
苦痛なく過ごしたい疼痛コントロールが取れた状態で過ごせる麻薬管理と疼痛緩和ケアが継続できる
家族と最期の時間を過ごしたい家族との時間が継続的に確保される訪問サービスでの見守り体制が整備される
本人の意思を尊重した支援を受けたいACPに基づく支援が継続できるACPの定期的な確認と記録が継続できる
家族のグリーフケアを受けたい家族のグリーフケアが提供される看取り後の家族フォローが継続できる
在宅と入院の選択肢を残しておきたい状態に応じた選択肢が確保される連携病院との情報共有が継続できる
食べたいものを食べたい経口摂取が可能な範囲で継続できる食事形態の調整と摂食支援が継続できる
痛み以外の不快症状も緩和したい不快症状が軽減される訪問看護による包括的症状緩和が継続できる
本人の尊厳を最後まで守りたい本人の意思と尊厳が尊重される多職種チームで尊厳保持の関わりが定着する
看取りの場所を選択できるようにしたい本人の意向に沿った場所での看取りができる在宅・施設・病院の選択肢が継続的に確認できる

3-18. 住宅環境の整備(10セット)

ニーズ長期目標短期目標
自宅で安全に生活したい自宅環境の危険箇所が解消される住宅改修と福祉用具導入が完了する
浴室での転倒を予防したい浴室での転倒が起きない浴室手すり設置・滑り止めマット導入ができる
トイレでの自立を維持したいトイレでの排泄が自立してできるトイレ手すり・温水洗浄便座の導入ができる
玄関の段差を解消したい玄関の段差が解消されるスロープ設置・上がり框の改修ができる
寝室から離れずに生活したい寝室周辺で生活が完結する寝室近くにポータブルトイレ・配食を配置できる
車いすでも生活できるようにしたい車いすでの生活動線が確保される段差解消・廊下幅の確保ができる
介護用ベッドを導入したい介護用ベッドで起居動作が楽になる特殊寝台の導入と適切な使用が定着する
階段の昇降を続けたい2階自室での生活が継続できる階段手すり・階段昇降機の導入ができる
認知症でも安全な環境を整えたい認知症があっても安全に生活できるセンサー・GPS・IH調理器の導入ができる
リフトで安全に移乗したい移乗時の事故が起きない介護リフトの導入と使用方法習得ができる

3-19. うつ・不安・精神症状(8セット)

ニーズ長期目標短期目標
気分の落ち込みを軽減したい気分が安定して保たれる精神科主治医との連携と服薬管理が継続できる
不眠を改善したい睡眠時間が確保される生活リズムの改善と服薬管理が定着する
不安を軽減したい不安が軽減され外出機会が増える訪問看護でのカウンセリングと服薬管理が継続できる
うつ病からの回復を目指したいうつ症状が緩和される精神科治療と通所サービスの活用が継続できる
精神疾患の症状を安定させたい精神症状が安定して保たれる精神科主治医との連携と服薬管理が定着する
社会参加を再開したい通所サービス・地域活動への参加ができる通所サービスへの参加が週○回定着する
自殺念慮を予防したい自殺念慮が見られない主治医・訪問看護による継続支援ができる
配偶者死別の喪失感を乗り越えたい喪失感が軽減され生活意欲が回復する家族・専門職の継続支援ができる

3-20. 口腔衛生・嚥下(6セット)

ニーズ長期目標短期目標
誤嚥性肺炎を予防したい誤嚥性肺炎が起きない口腔ケアと嚥下訓練が継続できる
自分の歯で食べ続けたい経口摂取が継続できる訪問歯科衛生士の口腔ケアが週1回継続できる
入れ歯を適切に使いたい入れ歯の使用が定着する訪問歯科診療で義歯調整が継続できる
嚥下機能を維持したい嚥下機能が維持されるSTによる嚥下訓練が週1回継続できる
口腔内を清潔に保ちたい口腔内が清潔に保たれる毎日の口腔ケアが定着する
食事形態の調整で安全に食べたい食事形態に応じた経口摂取が継続できる多職種で食事形態の評価と調整ができる

3-21. コミュニケーション(6セット)

ニーズ長期目標短期目標
家族とコミュニケーションを続けたい家族との会話・交流が継続できるコミュニケーション手段の確保と活用が定着する
失語症があっても意思を伝えたい意思伝達手段が確保されるコミュニケーションボードと筆談ノートの活用が定着する
補聴器を活用して聞き取りを改善したい補聴器使用で聞き取りが改善する補聴器の調整と使用習慣が定着する
認知症でも自分の意思を伝えたい推定意思を尊重した関わりが継続できる多職種で意思決定支援の関わりが定着する
構音障害があっても会話したい家族・関係者との会話が継続できるSTによる構音訓練と環境整備ができる
視覚障害があっても情報にアクセスしたい情報入手手段が確保される音声機器・点字資料の活用が定着する

3-22. 経済状態・権利擁護(5セット)

ニーズ長期目標短期目標
経済的に安定した生活を続けたい経済面での不安が軽減する福祉サービス・年金・貸付制度の活用ができる
金銭管理を支援してもらいたい金銭管理が継続できる日常生活自立支援事業・成年後見制度の活用ができる
高齢者虐待から保護されたい安全な生活環境が確保される地域包括・行政との連携による保護ができる
成年後見制度を活用したい成年後見人による身上監護・財産管理ができる成年後見制度申立てが完了する
経済的虐待を予防したい経済的虐待が起きない成年後見制度の活用と関係者連携ができる

3-23. 認知症(12セット)

ニーズ長期目標短期目標
認知症の進行を緩やかにしたい認知症の進行が緩やかになる認知症対応型デイ・認知症外来の継続活用ができる
服薬を確実に続けたい服薬の継続ができる訪問薬剤師・ヘルパー・お薬カレンダーで服薬支援が定着する
帰宅願望に対応したい帰宅願望が軽減されるなじみの環境・対応の工夫が定着する
徘徊による事故を予防したい徘徊による事故が起きないGPS・見守りセンサーの活用ができる
介護拒否があっても支援を続けたい必要な介護が受けられるなじみの職員による継続支援が定着する
認知症でも在宅生活を続けたい在宅生活が継続できる多職種チームによる包括的支援が定着する
夜間不穏を改善したい夜間の睡眠が確保される生活リズムの調整と服薬調整ができる
BPSDの増悪を予防したいBPSDが安定して保たれる薬剤調整・環境調整・対応の工夫が定着する
家族の認知症介護スキルを向上したい家族の介護スキルが向上する家族介護教室への参加が継続できる
認知症の終末期を穏やかに過ごしたい認知症の終末期が穏やかに過ごせる訪問診療・訪問看護による看取り支援が継続できる
若年性認知症の就労を継続したい就労または社会活動が継続できる若年性認知症対応の支援機関が活用できる
成年後見制度を活用したい成年後見人による身上監護・財産管理ができる成年後見制度申立てが完了する

3-24. 独居(10セット)

ニーズ長期目標短期目標
独居でも安心して生活したい独居生活が継続できる訪問サービスと地域見守りが定着する
安否確認の体制を整えたい毎日の安否確認ができる緊急通報装置・訪問サービスで安否確認が継続できる
緊急時の対応体制を整えたい緊急時に速やかに対応できる連絡体制が文書化共有される
服薬管理を支援してほしい服薬の継続ができる訪問薬剤師・ヘルパーによる服薬支援が定着する
食事の準備を支援してほしい1日3食の食事が確保される配食サービスと訪問介護で食事が継続できる
社会的孤立を予防したい他者交流の機会が週○回確保される通所サービス・地域サロンへの参加が定着する
認知症が進んでも自宅で暮らしたい認知症があっても在宅生活が継続できる訪問看護・訪問介護・通所介護の併用が定着する
成年後見制度を活用したい身寄りなしでも権利擁護ができる成年後見制度の申立てが完了する
看取り期も自宅で過ごしたい独居でも在宅看取りができる24時間対応体制と親族の見守りが整備される
火の元・戸締まりに不安なく過ごしたい火災事故が起きないIH調理器の導入と安全確認が定着する

3-25. 整容・身だしなみ(5セット)

ニーズ長期目標短期目標
身だしなみを整えて生活したい身だしなみが整った状態で生活できるヘルパー・通所での整容支援が定着する
自分で爪を切れるようになりたい爪切りが自立してできる訪問看護・通所での爪切り支援が継続できる
髭剃りを継続したい髭剃りが自立してできる自助具・電動シェーバーの活用が定着する
ヘアケアを続けたい髪の手入れが継続できる通所サービス・訪問理美容での支援が定着する
身だしなみで自尊心を保ちたい整った身だしなみで外出できる通所サービスでの身だしなみ支援が継続できる

3-26. 退院後・退院支援(10セット)

ニーズ長期目標短期目標
入院前の生活水準に戻りたい入院前のADL・IADLレベルが回復する訪問・通所リハビリの集中支援ができる
再入院を予防したい再入院が起きない服薬管理・体調観察が継続できる
退院後の医療継続を支援してほしい必要な医療が継続できる訪問看護・訪問診療の連携が定着する
退院直後の不安を減らしたい退院後の生活への不安が軽減する訪問サービスの集中投入が継続できる
自宅環境を退院前に整えたい退院時に自宅環境が整っている退院前の住宅改修と福祉用具導入が完了する
介護方法を家族が習得したい家族が介護方法を習得する訪問看護師による家族指導が定着する
通所サービスへ段階的に移行したい在宅生活が安定し通所サービス中心となる退院後3カ月で通所サービスへの移行ができる
退院後の認知症悪化(せん妄)を予防したいせん妄が起きない訪問看護による状態観察と環境調整ができる
退院後の食事・栄養を維持したい適切な栄養摂取が継続できる配食サービス・訪問介護による食事支援が定着する
看取り目的の退院を支援してほしい在宅看取りができる訪問診療・訪問看護24時間体制が確保される

4. 書き方のコツとよくあるFAQ

4-1. 書き方の効率化テクニック

  • 3要素を一度に下書きする:ニーズ→長期→短期の順に一気に書くことで論理的一貫性が保ちやすい
  • 本人の言葉を直接ニーズに残す:「○○○○したい」など、本人の発言の生のニュアンスを残す
  • 動詞は他動詞・自動詞を意識:「〜できる」「〜ができるようになる」など達成・観察可能な表現を使う
  • 数値・頻度を入れて測定可能に:「週○回」「月○日」「1日○時間」などの具体性を加える
  • 更新時は前期の達成度を反映:「前期は○○達成、今期は○○を目標とする」のように継続性を示す

4-2. 監査前のセルフチェックリスト

  • ニーズが本人の意向(一人称・希望形)で書かれているか
  • 「特に問題なし」「現状維持」など曖昧な記載になっていないか
  • 長期目標と短期目標の粒度が適切に区別されているか
  • 期間設定が認定有効期間と整合しているか
  • 目標が観察可能・測定可能に書かれているか(SMART原則)
  • 短期目標を達成すれば長期目標に近づく論理関係になっているか
  • ニーズ・目標・援助内容の3要素が一貫しているか
  • 更新時に過去のコピペになっていないか
  • 介護保険の理念(自立支援・重度化防止)が反映されているか
  • 本人・家族の意向との整合性が取れているか

4-3. FAQ:第2表でよくある質問

Q1. 「ニーズ」と「課題」の違いは何ですか?

A. 厳密には同義です。第2表の様式では「生活全般の解決すべき課題(ニーズ)」と表記されており、両者を一体として扱います。書き方は 「○○○○したい」「○○○○できるようになりたい」など本人の主体性が見える希望形 が基本です。

Q2. ニーズはいくつ書けばいいですか?

A. 目安は3〜5個です。多すぎると焦点がぼやけ、少なすぎると生活全般が捉えられません。利用者の状態と支援対象に応じて、優先度の高いニーズから順に記載しましょう。

Q3. 長期目標と短期目標の期間設定はどう決めますか?

A. 長期目標は6カ月〜1年、短期目標は1〜3カ月が一般的です。ただし、認定有効期間内に収めることが原則です。看取り期や状態変化期は、より短い期間設定(長期3カ月、短期1カ月)にすることもあります。

Q4. 「現状維持」は目標として書いてもよいですか?

A. 書き方の工夫で明確化しましょう。例えば、「ADLが現状を維持する」「疼痛のない状態が維持される」「血圧130/80以下を維持できる」のように 何が・どのレベルで・どう保たれるか を具体化すると、評価可能な目標になります。

Q5. 短期目標が達成された場合、更新時はどうすればよいですか?

A. 達成度を支援経過に記録したうえで、新たな短期目標を設定します。例:「前期:『歩行器で屋内歩行が見守りで可能となる』達成 → 今期:『歩行器で屋内歩行が自立してできる』に更新」のように継続性を示しましょう。

Q6. 認知症で本人の意思確認が困難な場合、ニーズはどう書きますか?

A. 推定意思を尊重した形で記載します。「本人の生活歴・現在の様子から推定される意向:『○○○○したい』」のように、推定意思の根拠を含めて書くと運営指導でも評価されます。

Q7. 看取り期の目標設定はどう書けばよいですか?

A. 苦痛緩和・本人の希望尊重・家族支援を中心に書きます。例:「ニーズ:自宅で穏やかに最期を迎えたい/長期目標:自宅での看取りが本人の希望通りに実現する/短期目標:訪問診療・訪問看護24時間体制で苦痛緩和ができる」のように、看取り期特有の構成にします。

Q8. 介護予防(要支援)の場合、目標設定はどう変わりますか?

A. 介護予防・重度化防止の視点を必ず含めます。「閉じこもり予防」「認知症予防」「運動機能維持」などをニーズや目標に明記しましょう。地域包括支援センターの委託で作成する場合は、介護予防支援計画書の様式に沿って記載します。

Q9. 区分変更時の第2表はどう書き直せばよいですか?

A. 状態変化に応じてニーズと目標を再設定します。「前回の更新時から○○の変化があり、新たに○○のニーズが顕在化した」と支援経過に変化点を記録し、第2表でも対応する目標を新規設定します。

Q10. 援助内容のサービス種別と短期目標の対応関係は?

A. 短期目標 → 援助内容 → サービス種別 → 頻度・期間 の順で論理的につなげます。例:「短期目標:訪問リハビリで歩行訓練を週2回継続できる → 援助内容:歩行訓練・自宅環境での動作練習 → サービス種別:訪問リハビリテーション → 頻度:週2回 / 期間:1カ月」のように、各列が連動するよう記載しましょう。


5. まとめ

第2表のニーズ・長期目標・短期目標は、ケアプランの中核となる3要素です。

本記事のポイントを再確認します。

  • ニーズは本人の希望形、長期目標は到達状態、短期目標は評価可能なステップ
  • 期間設定は 長期6カ月〜1年、短期1〜3カ月 が原則
  • SMART原則(具体的・測定可能・達成可能・関連性・期限明確)で目標を設定する
  • 監査では 3要素の論理的一貫性 が見られる
  • 更新時は 前期の達成度 を反映する
  • 認知症や意思確認困難なケースは 推定意思 を反映する
  • 看取り期は 苦痛緩和・本人意思尊重・家族支援 を中心に組み立てる

本記事の300セットは、現場ですぐに使える形でまとめています。ケースに合わせて固有名詞・数値・サービス名を置き換えて、ご活用ください。


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