【過去問解説】第27回(令和6年度)ケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)

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「第27回のケアマネ試験は、どんな問題が出たの?」「過去問を解いたけれど、なぜその答えになるのか分からない」。この記事では、2024年(令和6年)10月13日に行われた第27回ケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)の全60問を、問題文・選択肢・正答・解説まで1ページにまとめました。

正答は都道府県が公表した正答番号にもとづいています。すべての選択肢に「なぜ○なのか・なぜ×なのか」を短く解説しているので、過去問演習や苦手分野の復習にそのまま使えます。第27回の合格率・合格点、過去10年の合格率の推移もあわせて確認しましょう。

この記事でわかること
  • 第27回(令和6年度)ケアマネ試験の概要と出題形式
  • 第27回の合格率・合格点と、過去10年の合格率の推移
  • 全60問の正答番号の一覧表(解答早見表)
  • 全60問の問題文・選択肢と、選択肢ごとの解説
  • 第27回の出題傾向と、次の試験に向けた勉強のポイント
目次

第27回(令和6年度)ケアマネ試験の概要

項目内容
試験名第27回介護支援専門員実務研修受講試験
試験日2024年(令和6年)10月13日(日)
問題数・時間全60問・120分
出題形式5つの選択肢から、正しいもの(適切なもの)を2つまたは3つ選ぶ
分野介護支援分野 25問(問1〜25)
保健医療サービスの知識等 20問(問26〜45)
福祉サービスの知識等 15問(問46〜60)

合否は、「介護支援分野」と「保健医療福祉サービス分野(保健医療+福祉の35問)」の2つに分けて判定されます。どちらか一方でも合格点に届かなければ、合計点が高くても不合格になります。

新人ケアマネ新人

第27回は合格率が高かったと聞きました。簡単な試験だったんですか?

ベテランケアマネ先輩

合格率は32.1%と、近年では高い水準だったの。ただ、合格点は各分野とも7割前後で、決して「簡単」だったわけではないのよ。選択肢ごとの正誤を判断できる力が必要なのは、どの年も同じね。

第27回ケアマネ試験の合格率・合格点

項目第27回(令和6年度)
受験者数53,699人
合格者数17,228人
合格率32.1%
分野問題数合格点
介護支援分野25問18点(正答率72%)
保健医療福祉サービス分野35問25点(正答率約71%)
ポイント:合格点は「正答率70%を基準に補正」配点は1問1点で、分野ごとに正答率70%を基準とし、問題の難しさによって補正して合格点が決まります。過去問を解くときは「各分野7割以上」をひとつの目安にしましょう。

過去10年のケアマネ試験の合格率の推移

回(年度)受験者数合格者数合格率
第28回(令和7年度)50,601人12,961人25.6%
第27回(令和6年度)53,699人17,228人32.1%
第26回(令和5年度)56,494人11,844人21.0%
第25回(令和4年度)54,406人10,328人19.0%
第24回(令和3年度)54,290人12,662人23.3%
第23回(令和2年度)46,415人8,200人17.7%
第22回(令和元年度)41,049人8,018人19.5%
第21回(平成30年度)49,332人4,990人10.1%
第20回(平成29年度)131,560人28,233人21.5%
第19回(平成28年度)124,585人16,281人13.1%

第27回の合格率32.1%は、受験資格が見直された第21回以降で最も高い水準でした。

出典:厚生労働省「介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況等」、都道府県公表の合格基準

第27回ケアマネ試験の解答一覧(正答番号の早見表)

自己採点に使えるよう、全60問の正答番号を一覧にしました。問題番号を押すと、その問題の解説に移動します。

介護支援分野(問1〜25)
問1問2問3問4問5
2・3・43・42・32・41・3
問6問7問8問9問10
1・2・41・3・51・4・51・51・2・4
問11問12問13問14問15
2・3・51・3・42・3・44・52・5
問16問17問18問19問20
1・31・2・51・31・2・31・2・5
問21問22問23問24問25
1・4・51・4・51・3・42・42・3・5
保健医療サービスの知識等(問26〜45)
問26問27問28問29問30
1・2・41・2・31・4・51・2・51・3・5
問31問32問33問34問35
1・3・51・3・51・2・41・3・41・3・4
問36問37問38問39問40
1・2・51・2・32・4・53・42・3・4
問41問42問43問44問45
1・2・32・51・51・3・52・3・4
福祉サービスの知識等(問46〜60)
問46問47問48問49問50
2・3・41・3・41・3・52・3・42・3・5
問51問52問53問54問55
2・4・51・3・43・4・51・2・51・3
問56問57問58問59問60
1・3・52・4・51・4・52・3・52・3・4

正答は、都道府県が公表した「第27回介護支援専門員実務研修受講試験問題正答番号」にもとづいています。

注意:解説は試験時点の制度にもとづく問題と解説は、第27回試験(2024年10月実施)時点の法令・制度にもとづいています。その後の法改正や報酬改定で内容が変わっている場合があるため、最新の制度は最新版のテキストで確認してください。

介護支援分野(問1〜25)の問題と解説

介護保険制度の仕組み、財政、保険給付、要介護認定、ケアマネジメントの運営基準などが出題される分野です。合格点は25問中18点でした。各問の「解答と解説を見る」を押すと、正答と解説が表示されます。

問題1(介護支援分野)

わが国の近年の介護を取り巻く状況の説明として適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1介護を要する高齢者を同居している高齢者が介護する「老老介護」は、減少傾向にある。
  2. 2育児と介護を同時に担う「ダブルケア」が課題となっている。
  3. 3「ヤングケアラー」への支援が課題となっている。
  4. 4介護者が仕事と介護を両立できるよう、法律により介護休暇及び介護休業が制度化されている。
  5. 5特別養護老人ホームなどの老人ホームでの死亡者数は減少傾向にある。
問題1の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)同居している高齢者が高齢者を介護する「老老介護」の割合は、増加傾向にあります。
  • 選択肢2:適切(正しい)育児と介護を同時に担う「ダブルケア」は、心身や経済面の負担が大きく、支援が課題となっています。
  • 選択肢3:適切(正しい)家族の介護やケアを日常的に担う子ども・若者「ヤングケアラー」への支援が課題となっています。
  • 選択肢4:適切(正しい)育児・介護休業法により、介護休暇と介護休業が制度化されています。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)特別養護老人ホームなどの老人ホームで亡くなる人の数は、増加傾向にあります。
この問題のポイント介護を取り巻く状況の問題は、老老介護・ダブルケア・ヤングケアラー・看取りの場所の変化など「増えている課題」を押さえておくと解きやすくなります。

問題2(介護支援分野)

2021(令和3)年度末における全国の要介護(要支援)認定者数の状況として正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1要介護(要支援)認定者のうち、第2号被保険者の占める割合は、30%を超えている。
  2. 2第1号被保険者に占める要介護(要支援)認定者の割合は、40%を超えている。
  3. 385歳以上の被保険者のうち、要介護(要支援)認定者の占める割合は、50%を超えている。
  4. 4要介護(要支援)認定者数は、男性より女性の方が多い。
  5. 5要介護(要支援)状態区分別でみると、認定者数が最も多いのは、要介護5である。
問題2の解答と解説を見る

正解:3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)要介護(要支援)認定者のうち第2号被保険者が占める割合は、2%程度にとどまります。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)第1号被保険者に占める要介護(要支援)認定者の割合は、2割弱(約19%)です。
  • 選択肢3:適切(正しい)85歳以上の被保険者では、半数を超える人(約6割)が要介護(要支援)認定を受けています。
  • 選択肢4:適切(正しい)要介護(要支援)認定者数は、男性より女性の方が多くなっています。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)要介護(要支援)状態区分別で最も多いのは、要介護1です。
この問題のポイント介護保険事業状況報告の数値は「第1号被保険者の認定率は約2割」「85歳以上は約6割」「最多は要介護1」「女性が多い」をおおまかに覚えておきましょう。

問題3(介護支援分野)

介護保険法に定める医療保険者の事務として正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1第1号被保険者の保険料の特別徴収を行う。
  2. 2第2号被保険者の保険料を徴収する。
  3. 3社会保険診療報酬支払基金に対し、介護給付費・地域支援事業支援納付金を納付する。
  4. 4市町村に対し、介護給付費交付金を交付する。
  5. 5市町村に対し、地域支援事業支援交付金を交付する。
問題3の解答と解説を見る

正解:2・3

  • ×選択肢1:不適切(誤り)第1号被保険者の保険料の特別徴収(年金からの天引き)を行うのは、年金保険者です。
  • 選択肢2:適切(正しい)医療保険者は、医療保険料と一体的に第2号被保険者の保険料を徴収します。
  • 選択肢3:適切(正しい)医療保険者は、徴収した保険料をもとに、社会保険診療報酬支払基金に介護給付費・地域支援事業支援納付金を納付します。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)市町村に介護給付費交付金を交付するのは、社会保険診療報酬支払基金です。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)市町村に地域支援事業支援交付金を交付するのも、社会保険診療報酬支払基金です。
この問題のポイント第2号保険料の流れは「医療保険者が徴収→支払基金に納付→支払基金が市町村に交付」です。年金保険者(特別徴収)と区別しましょう。

問題4(介護支援分野)

介護保険法に定める都道府県の責務として正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1介護報酬の算定基準を適切に設定しなければならない。
  2. 2介護保険事業の運営が健全かつ円滑に行われるように、必要な助言及び適切な援助をしなければならない。
  3. 3介護保険事業が効率的に行われるように、年金保険者を指導・監督しなければならない。
  4. 4認知症に関する知識の普及及び啓発に努めなければならない。
  5. 5高齢者が経済活動に参加することを促さなければならない。
問題4の解答と解説を見る

正解:2・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)介護報酬の算定基準を定めるのは、国(厚生労働大臣)です。
  • 選択肢2:適切(正しい)都道府県は、市町村の介護保険事業の運営が健全かつ円滑に行われるよう、必要な助言と適切な援助をしなければなりません。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)年金保険者を指導・監督することは、都道府県の責務として定められていません。
  • 選択肢4:適切(正しい)国と地方公共団体(都道府県・市町村)は、認知症に関する知識の普及と啓発に努めなければなりません。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)高齢者の経済活動への参加を促すことは、介護保険法に定める都道府県の責務ではありません。
この問題のポイント国の責務(基盤整備・報酬の設定)、都道府県の責務(市町村への助言・援助)、国と地方公共団体共通の努力義務(認知症施策など)を分けて覚えましょう。

問題5(介護支援分野)

介護保険の第1号被保険者について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1市町村の区域内に住所を有する65歳以上の者をいう。
  2. 2保険給付の対象となるのは、特定疾病を原因として要支援・要介護状態になった者に限られる。
  3. 3保険料は、地域支援事業の任意事業の財源に充当される。
  4. 4居住する市町村から転出した場合は、その翌月から転出先の市町村の被保険者となる。
  5. 5医療保険加入者でなくなった日から、第1号被保険者の資格を喪失する。
問題5の解答と解説を見る

正解:1・3

  • 選択肢1:適切(正しい)第1号被保険者は、市町村の区域内に住所を有する65歳以上の人です。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)保険給付が特定疾病を原因とする場合に限られるのは、第2号被保険者です。第1号被保険者は原因を問いません。
  • 選択肢3:適切(正しい)任意事業の財源には、第1号被保険者の保険料と公費が充てられます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)他の市町村に転出した場合は、転出先に住所を移した日から転出先の市町村の被保険者となります。翌月からではありません。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)医療保険加入者でなくなった日に資格を失うのは、第2号被保険者です。
この問題のポイント地域支援事業の財源のうち、第2号被保険者の保険料が充てられるのは介護予防・日常生活支援総合事業のみです。包括的支援事業・任意事業には充てられません。

問題6(介護支援分野)

区分支給限度基準額が適用されるサービスとして正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1訪問介護
  2. 2地域密着型通所介護
  3. 3居宅療養管理指導
  4. 4認知症対応型通所介護
  5. 5地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
問題6の解答と解説を見る

正解:1・2・4

  • 選択肢1:適切(正しい)訪問介護は、区分支給限度基準額が適用される居宅サービスです。
  • 選択肢2:適切(正しい)地域密着型通所介護は、区分支給限度基準額が適用されます。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)居宅療養管理指導は、区分支給限度基準額が適用されないサービスです。
  • 選択肢4:適切(正しい)認知症対応型通所介護は、区分支給限度基準額が適用されます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護は施設系のサービスで、区分支給限度基準額は適用されません。
この問題のポイント限度額の対象外は、居宅療養管理指導、特定施設・認知症GH・地域密着型特養などの居住・施設系(短期利用を除く)、福祉用具購入、住宅改修です。

問題7(介護支援分野)

市町村長が指定する事業者が行うサービスとして正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1居宅介護支援
  2. 2通所介護
  3. 3認知症対応型共同生活介護
  4. 4介護予防短期入所生活介護
  5. 5介護予防支援
問題7の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)居宅介護支援の事業者を指定するのは、市町村長です(2018年度から都道府県から移譲)。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)通所介護の事業者を指定するのは、都道府県知事です。
  • 選択肢3:適切(正しい)認知症対応型共同生活介護は地域密着型サービスで、市町村長が指定します。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)介護予防短期入所生活介護の事業者を指定するのは、都道府県知事です。
  • 選択肢5:適切(正しい)介護予防支援の事業者を指定するのは、市町村長です。
この問題のポイント市町村長が指定するのは「地域密着型(介護予防)サービス」「居宅介護支援」「介護予防支援」です。それ以外の居宅サービス・施設は都道府県知事です。

問題8(介護支援分野)

介護保険制度の給付と利用者負担について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1被保険者が災害により住宅に著しい損害を受けた場合には、市町村は、定率の利用者負担を減免することができる。
  2. 2施設介護サービス費に係る利用者負担は、一律2割の定率負担となっている。
  3. 3区分支給限度基準額を超えてサービスを利用した場合には、その超えた部分は3割負担となる。
  4. 4介護保険施設入所者の理美容代は、保険給付の対象とならない。
  5. 5居宅介護サービス計画費については、利用者負担はない。
問題8の解答と解説を見る

正解:1・4・5

  • 選択肢1:適切(正しい)災害で住宅などに著しい損害を受けた場合、市町村は定率の利用者負担を減免することができます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)施設介護サービス費の利用者負担も、所得に応じて1割・2割・3割です。一律2割ではありません。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)区分支給限度基準額を超えた部分は、全額(10割)が利用者負担になります。
  • 選択肢4:適切(正しい)介護保険施設入所者の理美容代は、日常生活費として保険給付の対象外です。
  • 選択肢5:適切(正しい)居宅介護サービス計画費(ケアマネジメントの費用)は、全額が保険給付され、利用者負担はありません。
この問題のポイント利用者負担は「原則1〜3割」「限度額超過分は全額」「ケアプラン作成は負担なし」「災害などで減免可」が基本です。

問題9(介護支援分野)

高額介護サービス費について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1世帯単位で算定される。
  2. 2地域密着型サービスの利用に係る利用者負担額は、支給の対象とならない。
  3. 3同一世帯に住民税が課税されている者がいる場合には、支給の対象とならない。
  4. 4利用者の負担上限額は、6月単位で設定されている。
  5. 5利用者の負担上限額は、所得によって異なる。
問題9の解答と解説を見る

正解:1・5

  • 選択肢1:適切(正しい)高額介護サービス費は、世帯単位で算定されます(上限額には個人単位の区分もあります)。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)地域密着型サービスの利用者負担額も、高額介護サービス費の支給対象です。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)同一世帯に住民税の課税者がいても、負担額が上限を超えれば支給の対象になります。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)負担上限額は、1か月単位で設定されています。
  • 選択肢5:適切(正しい)負担上限額は、所得などに応じて段階的に異なります。
この問題のポイント高額介護サービス費は「月単位」「世帯単位」「所得による上限」「福祉用具購入・住宅改修・食費居住費・限度額超過分は対象外」がポイントです。

問題10(介護支援分野)

介護保険法に定める市町村介護保険事業計画について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1市町村老人福祉計画と一体のものとして作成されなければならない。
  2. 2市町村地域福祉計画と調和が保たれたものでなければならない。
  3. 3介護保険施設の種類ごとの必要入所定員総数の見込みを定めなければならない。
  4. 4各年度における地域支援事業の量の見込みを定めるものとする。
  5. 5計画期間は、5年を1期とする。
問題10の解答と解説を見る

正解:1・2・4

  • 選択肢1:適切(正しい)市町村介護保険事業計画は、市町村老人福祉計画と一体のものとして作成されなければなりません。
  • 選択肢2:適切(正しい)市町村地域福祉計画などと調和が保たれたものでなければなりません。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)介護保険施設の種類ごとの必要入所定員総数を定めるのは、都道府県介護保険事業支援計画です。
  • 選択肢4:適切(正しい)各年度における地域支援事業の量の見込みを定めるものとされています。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)計画期間は3年を1期とします。
この問題のポイント市町村計画は「3年1期」「老人福祉計画と一体」「地域密着型サービスの必要利用定員総数」「地域支援事業の量」、都道府県計画は「施設の必要入所定員総数」と区別しましょう。

問題11(介護支援分野)

介護保険の財政について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1施設等給付の公費負担割合は、国30%、都道府県10%、市町村10%である。
  2. 2調整交付金の総額は、介護給付及び予防給付に要する費用の総額の5%に相当する額である。
  3. 3介護給付及び予防給付に要する費用は、公費と保険料によりそれぞれ50%ずつ賄われる。
  4. 4第1号被保険者と第2号被保険者の保険料負担の按分割合は、制度施行以来変わっていない。
  5. 5市町村特別給付に要する費用は、その市町村の第1号被保険者の保険料により賄われる。
問題11の解答と解説を見る

正解:2・3・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)施設等給付の公費負担割合は、国20%、都道府県17.5%、市町村12.5%です。
  • 選択肢2:適切(正しい)調整交付金の総額は、介護給付と予防給付に要する費用の総額の5%に相当する額です。
  • 選択肢3:適切(正しい)介護給付と予防給付に要する費用は、公費50%、保険料50%で賄われます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)第1号被保険者と第2号被保険者の保険料負担の割合は、人口比に応じて3年ごとに見直されています。
  • 選択肢5:適切(正しい)市町村特別給付に要する費用は、その市町村の第1号被保険者の保険料で賄われます。
この問題のポイント財源の割合(居宅給付:国25%・都道府県12.5%・市町村12.5%、施設等給付:国20%・都道府県17.5%・市町村12.5%)は必ず覚えましょう。

問題12(介護支援分野)

介護保険における第2号被保険者の保険料について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1介護予防・日常生活支援総合事業の費用にも充てられる。
  2. 2所得段階別定額保険料である。
  3. 3被用者保険の被保険者の場合には、事業主負担がある。
  4. 4被用者保険の被保険者である生活保護受給者は、保険料を支払う。
  5. 5被用者保険の被保険者の保険料は、市町村が条例で定める。
問題12の解答と解説を見る

正解:1・3・4

  • 選択肢1:適切(正しい)第2号被保険者の保険料は、介護給付・予防給付に加え、介護予防・日常生活支援総合事業の費用にも充てられます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)所得段階別定額保険料は、第1号被保険者の保険料の仕組みです。
  • 選択肢3:適切(正しい)被用者保険(健康保険など)の被保険者の場合、保険料には事業主負担があります。
  • 選択肢4:適切(正しい)被用者保険に加入している生活保護受給者は第2号被保険者となり、保険料を支払います。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)被用者保険の被保険者の保険料は、各医療保険者が算定します。市町村の条例で定めるものではありません。
この問題のポイント生活保護受給者は「医療保険に加入していれば第2号被保険者、していなければ40〜64歳は被保険者にならない」と覚えましょう。

問題13(介護支援分野)

認知症総合支援事業において配置の対象とされているものとして正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1福祉用具専門相談員
  2. 2認知症地域支援推進員
  3. 3チームオレンジコーディネーター
  4. 4認知症初期集中支援チーム
  5. 5介護サービス相談員
問題13の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)福祉用具専門相談員は、福祉用具貸与・販売の事業所に配置される職種で、認知症総合支援事業の配置対象ではありません。
  • 選択肢2:適切(正しい)認知症地域支援推進員は、認知症総合支援事業で市町村に配置されます。
  • 選択肢3:適切(正しい)チームオレンジコーディネーターは、認知症総合支援事業(認知症サポーター活動促進・地域づくり推進事業)で配置されます。
  • 選択肢4:適切(正しい)認知症初期集中支援チームは、認知症総合支援事業で設置されます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)介護サービス相談員は、任意事業の介護サービス相談員派遣事業などで活動する人で、認知症総合支援事業の配置対象ではありません。
この問題のポイント認知症総合支援事業は「認知症初期集中支援推進事業」「認知症地域支援・ケア向上事業」「チームオレンジ(認知症サポーター活動促進)」で構成されます。

問題14(介護支援分野)

介護予防ケアマネジメント(第1号介護予防支援事業)について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1事業の受託者への費用の審査及び支払に係る事務は、国民健康保険団体連合会に委託できない。
  2. 2介護予防ケアマネジメントの利用者負担は1割又は2割である。
  3. 3医療機関が行わなければならない。
  4. 4住所地特例適用被保険者については、入所又は入居する施設が所在する市町村が行う。
  5. 5要支援者は、対象である。
問題14の解答と解説を見る

正解:4・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)事業の受託者への費用の審査・支払事務は、国民健康保険団体連合会に委託することができます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)介護予防ケアマネジメントには、利用者負担はありません。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)介護予防ケアマネジメントは、地域包括支援センターが行います(居宅介護支援事業所への委託も可能です)。
  • 選択肢4:適切(正しい)住所地特例の適用を受ける被保険者の介護予防ケアマネジメントは、入所・入居している施設がある市町村が行います。
  • 選択肢5:適切(正しい)要支援者は、介護予防ケアマネジメントの対象です(総合事業のサービスのみを利用する場合など)。
この問題のポイント総合事業の利用者は「要支援者」と「基本チェックリスト該当者」です。住所地特例の対象者は、施設所在地の市町村の総合事業を利用します。

問題15(介護支援分野)

介護保険審査会について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1市町村に設置される。
  2. 2委員には、被保険者を代表する者が含まれる。
  3. 3介護報酬の審査・支払についての不服は、審査請求の対象となる。
  4. 4指定介護老人福祉施設の指定についての不服は、審査請求の対象となる。
  5. 5保険料の滞納処分についての不服は、審査請求の対象となる。
問題15の解答と解説を見る

正解:2・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)介護保険審査会は、都道府県に設置されます。
  • 選択肢2:適切(正しい)委員は、被保険者を代表する委員、市町村を代表する委員、公益を代表する委員で構成されます。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)介護報酬の審査・支払についての不服は、介護保険審査会への審査請求の対象ではありません。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)事業者・施設の指定についての不服は、介護保険審査会への審査請求の対象ではありません。
  • 選択肢5:適切(正しい)保険料その他の徴収金に関する処分(滞納処分を含む)についての不服は、審査請求の対象です。
この問題のポイント審査請求の対象は「保険給付に関する処分(要介護認定を含む)」と「保険料などの徴収金に関する処分」です。

問題16(介護支援分野)

介護保険に関して市町村が有する権限について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1被保険者に対する老齢等年金給付の支給状況について、年金保険者に対し資料の提供を求める。
  2. 2要介護認定に関する審査請求事件について、医療保険者に対し必要な報告を求める。
  3. 3被保険者の保険料に関し、被保険者の収入について調査する。
  4. 4介護サービス情報の公表制度に係る報告に関し、指定居宅サービス事業者を調査する。
  5. 5不正の手段により登録を受けた介護支援専門員の登録を消除する。
問題16の解答と解説を見る

正解:1・3

  • 選択肢1:適切(正しい)市町村は、被保険者の老齢等年金給付の支給状況について、年金保険者に資料の提供を求めることができます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)要介護認定に関する審査請求事件を取り扱うのは介護保険審査会で、市町村の権限ではありません。
  • 選択肢3:適切(正しい)市町村は、保険料の賦課・徴収に関して、被保険者の収入などを調査することができます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)介護サービス情報の公表制度に関する調査は、都道府県知事が行います。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)介護支援専門員の登録を消除するのは、都道府県知事です。
この問題のポイント介護支援専門員の登録・介護サービス情報の公表は都道府県知事、保険料・保険給付に関する調査は市町村、と権限の主体を区別しましょう。

問題17(介護支援分野)

要介護認定の認定調査票(基本調査)に含まれる項目として正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1座位保持
  2. 2整髪
  3. 3預貯金の額
  4. 4学歴
  5. 5買い物
問題17の解答と解説を見る

正解:1・2・5

  • 選択肢1:適切(正しい)座位保持は、認定調査票の基本調査(身体機能・起居動作)の項目です。
  • 選択肢2:適切(正しい)整髪は、基本調査(生活機能)の項目です。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)預貯金の額は、基本調査の項目ではありません。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)学歴は、基本調査の項目ではありません。
  • 選択肢5:適切(正しい)買い物は、基本調査(社会生活への適応)の項目です。
この問題のポイント基本調査は「身体機能・起居動作」「生活機能」「認知機能」「精神・行動障害」「社会生活への適応」と「特別な医療」「日常生活自立度」で構成されます。

問題18(介護支援分野)

要介護認定の一次判定について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1要介護認定等基準時間は、1日当たりの時間として推計される。
  2. 2要介護認定等基準時間は、実際に居宅等で行われている介護時間そのものである。
  3. 3全国共通の基準に基づき行われる。
  4. 4都道府県が行わなければならない。
  5. 5一次判定の結果は、申請した被保険者に対し通知されなければならない。
問題18の解答と解説を見る

正解:1・3

  • 選択肢1:適切(正しい)要介護認定等基準時間は、介護の手間を1日当たりの時間として推計したものです。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)要介護認定等基準時間は、実際に家庭などで行われている介護時間そのものではなく、介護の必要性の目安となる時間です。
  • 選択肢3:適切(正しい)一次判定は、全国共通の基準(コンピュータによる推計)に基づいて行われます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)一次判定を行うのは市町村です。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)申請者に通知されるのは、介護認定審査会の審査・判定を経た認定結果です。一次判定の結果を通知する決まりはありません。
この問題のポイント要介護認定等基準時間は「1日当たりの推計時間」「実際の介護時間ではない」がひっかけの定番です。

問題19(介護支援分野)

要介護認定に係る主治医意見書の項目として正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1栄養・食生活
  2. 2感染症の有無
  3. 3医学的管理の必要性
  4. 4趣味
  5. 5職歴
問題19の解答と解説を見る

正解:1・2・3

  • 選択肢1:適切(正しい)栄養・食生活は、主治医意見書の生活機能に関する項目に含まれます。
  • 選択肢2:適切(正しい)感染症の有無は、主治医意見書の項目に含まれます。
  • 選択肢3:適切(正しい)医学的管理の必要性は、主治医意見書の項目に含まれます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)趣味は、主治医意見書の項目ではありません。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)職歴は、主治医意見書の項目ではありません。
この問題のポイント主治医意見書は「傷病に関する意見」「特別な医療」「心身の状態」「生活機能とサービス」「特記すべき事項」で構成されます。

問題20(介護支援分野)

指定居宅介護支援におけるケアマネジメント業務として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1課題分析標準項目に基づくアセスメントの実施
  2. 2利用者によるサービスの選択に資するための情報提供
  3. 3地域ケア会議の主催
  4. 4住民による自発的活動の開発
  5. 5モニタリングの実施
問題20の解答と解説を見る

正解:1・2・5

  • 選択肢1:適切(正しい)課題分析標準項目に基づくアセスメントは、居宅介護支援のケアマネジメント業務です。
  • 選択肢2:適切(正しい)利用者がサービスを選択できるよう、事業所などの情報を提供することは、ケアマネジメント業務です。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)地域ケア会議を主催するのは、市町村や地域包括支援センターです。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)住民の自発的な活動の開発は、生活支援コーディネーターなどが担う役割で、居宅介護支援の業務ではありません。
  • 選択肢5:適切(正しい)モニタリングの実施は、ケアマネジメント業務です。
この問題のポイント居宅介護支援のケアマネジメントの流れ(アセスメント→原案作成→サービス担当者会議→交付→モニタリング)に含まれるかどうかで判断しましょう。

問題21(介護支援分野)

居宅サービス計画の作成について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1被保険者証に認定審査会意見の記載がある場合には、利用者にその趣旨を説明し、理解を得た上で、その内容に沿って作成しなければならない。
  2. 2地域密着型通所介護を位置付ける場合には、認知症の専門医の意見を求めなければならない。
  3. 3厚生労働大臣が定める回数以上の訪問介護は、位置付けることができない。
  4. 4短期入所生活介護を位置付ける場合には、原則として利用する日数が要介護認定の有効期間のおおむね半数を超えないようにしなければならない。
  5. 5福祉用具貸与を位置付ける場合には、その利用の妥当性を検討し、必要な理由を記載しなければならない。
問題21の解答と解説を見る

正解:1・4・5

  • 選択肢1:適切(正しい)被保険者証に介護認定審査会の意見が記載されている場合は、利用者に趣旨を説明して理解を得たうえで、その内容に沿って計画を作成します。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)地域密着型通所介護を位置付けるときに、認知症の専門医の意見を求める決まりはありません。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)厚生労働大臣が定める回数以上の生活援助中心型の訪問介護を位置付けた場合は、市町村への届出が必要ですが、位置付けること自体は可能です。
  • 選択肢4:適切(正しい)短期入所生活介護などは、原則として利用日数が要介護認定の有効期間のおおむね半数を超えないようにします。
  • 選択肢5:適切(正しい)福祉用具貸与を位置付ける場合は、利用の妥当性を検討し、計画に必要な理由を記載しなければなりません。
この問題のポイント運営基準では「審査会意見への配慮」「短期入所は有効期間の半数以内」「福祉用具は必要な理由を記載」「生活援助の回数が多い場合は市町村に届出」が頻出です。

問題22(介護支援分野)

指定居宅介護支援事業者の記録について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1居宅介護支援経過は、時系列で誰もが理解できるように記載する。
  2. 2サービス担当者会議の記録は、支援が完結すればその時点で廃棄してもよい。
  3. 3自ら提供した指定居宅介護支援とは明らかに関係がない苦情を受け付けた場合でもすべて記録し保存しなければならない。
  4. 4指定居宅介護支援の提供により発生した事故の状況及び事故に際して採った処置について、記録しなければならない。
  5. 5不正の行為によって保険給付を受けた利用者については、市町村に遅滞なく通知するとともに、その記録を整備しなければならない。
問題22の解答と解説を見る

正解:1・4・5

  • 選択肢1:適切(正しい)居宅介護支援経過は、時系列で、ほかの人が読んでも理解できるように記載します。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)サービス担当者会議の記録は、支援が完結した日から2年間保存しなければなりません(条例で期間が延長されている場合もあります)。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)自ら提供した居宅介護支援と明らかに関係がない苦情まで、すべて記録・保存する義務はありません。
  • 選択肢4:適切(正しい)事故の状況と、事故に際してとった処置について記録しなければなりません。
  • 選択肢5:適切(正しい)不正の行為によって保険給付を受けた利用者については、遅滞なく市町村に通知し、その記録を整備します。
この問題のポイント記録の保存期間(完結の日から2年)と、記録すべき内容(苦情、事故、市町村への通知など)を整理しておきましょう。

問題23(介護支援分野)

指定介護予防支援について適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1地域支援事業及び介護給付と連続性及び一貫性を持った支援を行うように配慮する。
  2. 2介護予防通所リハビリテーションを介護予防サービス計画に位置付ける場合には、当該サービスに係る主治の医師の指示は必要ない。
  3. 3介護予防サービス計画の策定に当たっては、利用者の個別性を重視した効果的なものとする。
  4. 4利用者による主体的な取組を支援し、常に利用者の生活機能の向上に対する意欲を高めるよう支援する。
  5. 5介護福祉士を配置しなければならない。
問題23の解答と解説を見る

正解:1・3・4

  • 選択肢1:適切(正しい)介護予防支援では、地域支援事業や介護給付と連続性・一貫性をもった支援を行うよう配慮します。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)介護予防通所リハビリテーションなど医療サービスを位置付ける場合は、主治の医師などの指示(意見)が必要です。
  • 選択肢3:適切(正しい)介護予防サービス計画は、利用者の個別性を重視した効果的なものとします。
  • 選択肢4:適切(正しい)利用者の主体的な取組を支援し、生活機能の向上への意欲を高めるよう支援します。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)介護予防支援事業所に介護福祉士を配置する義務はありません。担当職員(保健師、介護支援専門員など)を配置します。
この問題のポイント介護予防支援は「自立支援」「利用者の意欲を高める」「目標指向型」がキーワードです。医療サービスには主治医の指示が必要な点も押さえましょう。

問題24(介護支援分野)

Aさん(80歳、女性、要介護2、認知機能は低下していない)は、長男と二人暮らしで、通所介護を利用している。その通所介護事業所の職員から、入浴時にAさんの体に直径3cmくらいのあざが数か所あることを見つけ、Aさんが「長男に怒鳴られて、叩かれた」と話していたことについての相談があった。高齢者虐待防止法を踏まえた介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。

  1. 1一時的なものと考え、しばらく様子を見ることにする。
  2. 2速やかに市町村に通報する。
  3. 3直ちにAさんが長期間養護を受けるために必要となる居室を確保するための措置を決める。
  4. 4長男がいない場で、Aさんと今後の介護サービスや対応について話をする機会を設ける。
  5. 5長男に対し、なぜ怒鳴ったり叩いたりしたのかを厳しく問いただす。
問題24の解答と解説を見る

正解:2・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)あざと本人の発言から身体的虐待が疑われるため、様子を見るのは適切ではありません。
  • 選択肢2:適切(正しい)高齢者虐待を受けたと思われる高齢者を発見した人は、速やかに市町村に通報するよう努めなければなりません(生命・身体に重大な危険がある場合は通報義務)。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)養護を受けるための居室の確保などの措置を決めるのは市町村で、介護支援専門員が決めることではありません。
  • 選択肢4:適切(正しい)長男がいない場で、Aさんの気持ちや今後の支援について話を聞く機会を設けることは、本人の安全と意思の確認のために適切です。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)長男を厳しく問いただすと、関係が悪化したり虐待が深刻化したりするおそれがあり、適切ではありません。
この問題のポイント虐待が疑われる事例では「市町村への通報」「本人の安全確保と意思の確認」が基本です。介護支援専門員が一人で判断・対決しないことがポイントです。

問題25(介護支援分野)

Aさん(85歳、女性)は、長女と二人暮らしである。Aさんは自宅で転倒して腰椎を圧迫骨折し、1か月入院した。退院後、筋力低下が著しく、要支援2の認定を受けた。介護支援専門員が訪問したところ、Aさんは以前のように自分で家事や入浴をしたいと希望しているが、長女は転倒を心配してデイサービスでの入浴介助を希望していて折り合わない。自立支援・重度化防止の観点に立った介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1長女の希望だけに沿ったケアプランを作成する。
  2. 2筋力低下の原因や回復方法等の確認のため、医師、理学療法士、管理栄養士などに相談する。
  3. 3自宅での転倒リスクを軽減し、できるだけ自宅での自立した生活を営めるように、生活環境全般を把握する。
  4. 4様子を見るため、あえて目標や期間を定めずに介護予防通所リハビリテーションの利用を位置付ける。
  5. 5Aさんと長女を交えて、自立支援・重度化防止に向けた話し合いの場を設ける。
問題25の解答と解説を見る

正解:2・3・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)長女の希望だけに沿った計画は、本人の自立への意欲を尊重しておらず、自立支援の観点から適切ではありません。
  • 選択肢2:適切(正しい)筋力低下の原因や回復の見込みを医師、理学療法士、管理栄養士などに相談することは、自立支援に向けた適切な対応です。
  • 選択肢3:適切(正しい)転倒リスクを減らしながら自宅で自立した生活を送れるよう、住環境を含めて生活全般を把握することは適切です。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)介護予防サービス計画では、目標と期間を定めることが必要です。目標や期間を定めずに位置付けるのは適切ではありません。
  • 選択肢5:適切(正しい)本人と長女の意向が合わないため、双方を交えて自立支援・重度化防止に向けた話し合いの場を設けることは適切です。
この問題のポイント自立支援の事例では「多職種への相談」「生活環境の把握」「本人・家族の合意形成」「目標と期間の設定」が適切な選択肢になりやすい傾向があります。

保健医療サービスの知識等(問26〜45)の問題と解説

高齢者に多い病気や症状、医療的なケア、感染予防、急変時の対応、医療系のサービスなどが出題される分野です。福祉サービスの知識等と合わせた35問で合格点(第27回は25点)を判定します。

問題26(保健医療サービス分野)

せん妄に関する次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1日常生活における活動性が低下することがある。
  2. 2認知症を有する人は、せん妄を起こしやすい。
  3. 3治療は、誘因にかかわらず薬物治療を最優先とする。
  4. 4せん妄の程度は、時間の経過とともに変化することがある。
  5. 5夜間にせん妄を起こす高齢者には、日中の睡眠を十分にとらせる。
問題26の解答と解説を見る

正解:1・2・4

  • 選択肢1:適切(正しい)せん妄には、ぼんやりして活動性が低下する「低活動型」もあります。
  • 選択肢2:適切(正しい)認知症のある人は、せん妄を起こしやすいとされています。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)せん妄の治療は、脱水、感染症、薬剤、環境の変化などの誘因を取り除くことが優先されます。薬物治療を最優先するわけではありません。
  • 選択肢4:適切(正しい)せん妄の程度は、時間帯や時間の経過によって変動することが特徴です。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)夜間にせん妄を起こす高齢者には、日中は活動を促して覚醒を保ち、昼夜のリズムを整えることが大切です。
この問題のポイントせん妄は「急に発症」「症状が変動」「誘因の除去が基本」「低活動型もある」と覚えましょう。

問題27(保健医療サービス分野)

バイタルサインについて適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1生命の維持にかかわる最も基本的な情報である。
  2. 2感染症にかかっても、発熱しないことがある。
  3. 3やせているため体温計を腋下部(腋の下)に密着できない場合には、正確に体温を測定できないことがある。
  4. 4不整脈の有病率は、年齢層が高くなるにつれて減少する。
  5. 5医師や看護師が血圧を測定すると低値になることが多い。
問題27の解答と解説を見る

正解:1・2・3

  • 選択肢1:適切(正しい)バイタルサイン(体温、脈拍、血圧、呼吸、意識状態など)は、生命の維持に関わる最も基本的な情報です。
  • 選択肢2:適切(正しい)高齢者は、感染症にかかっても発熱が目立たないことがあります。
  • 選択肢3:適切(正しい)やせていて体温計を腋の下に密着できない場合は、正確に体温を測れないことがあります。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)不整脈の有病率は、年齢が高くなるにつれて増加します。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)医師や看護師が血圧を測ると、緊張のため高くなること(白衣高血圧)があります。
この問題のポイント高齢者のバイタルサインは「発熱しにくい」「不整脈は加齢で増える」「白衣高血圧」がポイントです。

問題28(保健医療サービス分野)

口腔のケアについて適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1口腔内・口腔周囲を動かすことは、口腔機能の維持・向上に資する。
  2. 2胃ろうによる経管栄養を行っている高齢者では、口腔のケアは必要ない。
  3. 3寝たきりで片麻痺がある人の場合には、誤嚥を防ぐため、麻痺側を下にして口腔のケアを行う。
  4. 4食後は義歯をはずして口腔内を清掃し、義歯はブラシを使用して流水で洗う。
  5. 5高齢者では唾液の分泌量が減り、う蝕や歯周病が起こりやすい。
問題28の解答と解説を見る

正解:1・4・5

  • 選択肢1:適切(正しい)口腔内や口腔周囲を動かすことは、口腔機能の維持・向上につながります。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)胃ろうで経管栄養を行っている人も、口腔内の細菌が増えやすいため口腔ケアが必要です。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)片麻痺がある人の口腔ケアでは、誤嚥を防ぐため、健側を下にした姿勢で行います。
  • 選択肢4:適切(正しい)食後は義歯を外して口腔内を清掃し、義歯はブラシを使って流水で洗います。
  • 選択肢5:適切(正しい)高齢者は唾液の分泌量が減り、自浄作用が低下するため、う蝕や歯周病が起こりやすくなります。
この問題のポイント口腔ケアは「経口摂取していなくても必要」「片麻痺は健側を下」「義歯は外して流水で洗う」が定番です。

問題29(保健医療サービス分野)

リハビリテーションについて適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1利用者の残存能力をできる限り活かす。
  2. 2急性期及び回復期に獲得された機能をできるだけ長く維持することも重要である。
  3. 3廃用による筋力低下や筋萎縮の予防には、趣味や余暇活動への参加は効果がない。
  4. 4本人が苦痛を感じなければ、同じ姿勢で安静臥床を続けることが望ましい。
  5. 5変形性膝関節症は、歩行障害の原因となることがある。
問題29の解答と解説を見る

正解:1・2・5

  • 選択肢1:適切(正しい)リハビリテーションでは、利用者の残存能力をできる限り活かします。
  • 選択肢2:適切(正しい)急性期・回復期に獲得した機能を、生活期(維持期)にできるだけ長く維持することも重要です。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)趣味や余暇活動への参加は、活動量を増やし、廃用による筋力低下や筋萎縮の予防に効果があります。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)同じ姿勢で安静臥床を続けると、廃用症候群や褥瘡の原因になります。
  • 選択肢5:適切(正しい)変形性膝関節症は、痛みなどにより歩行障害の原因となることがあります。
この問題のポイントリハビリテーションは「残存能力の活用」「生活期の機能維持」「廃用症候群の予防(安静にしすぎない)」が基本です。

問題30(保健医療サービス分野)

高齢者の精神疾患について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1要因の一つに、脳の加齢性変化がある。
  2. 2うつ病では、自殺リスクはない。
  3. 3配偶者や近親者の死が、うつ病の要因となることがある。
  4. 4アルコール依存症は、うつ病を合併することはない。
  5. 5精神症状が定型的でなく、訴えは多彩かつ曖昧であることがある。
問題30の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)脳の加齢性変化は、高齢者の精神疾患の要因の一つです。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)うつ病では自殺のリスクがあり、特に高齢者では注意が必要です。
  • 選択肢3:適切(正しい)配偶者や近親者の死などの喪失体験は、うつ病の要因となることがあります。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)アルコール依存症は、うつ病を合併することがあります。
  • 選択肢5:適切(正しい)高齢者の精神疾患は症状が典型的でなく、訴えが多彩であいまいなことがあります。
この問題のポイント高齢者の精神疾患は「非定型的な症状」「身体の訴えが多い」「喪失体験が要因」「うつ病は自殺リスクに注意」を押さえましょう。

問題31(保健医療サービス分野)

次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1入院中から退院後の生活に向けた準備を進めることが望ましい。
  2. 2退院前カンファレンスには、利用者・家族は出席できない。
  3. 3介護支援専門員には、退院前カンファレンスにおいて、病院関係者と在宅支援の関係者の橋渡し役になることが求められる。
  4. 4介護支援専門員は、常に医学的立場に立って治療法について助言すべきである。
  5. 5退院後の利用者を担当する介護支援専門員は、退院後の状況を入院していた病院に報告することが望ましい。
問題31の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)入院中から、退院後の生活を見据えた準備を進めることが望ましいとされています。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)退院前カンファレンスには、利用者や家族も出席できます。
  • 選択肢3:適切(正しい)介護支援専門員には、退院前カンファレンスで病院関係者と在宅支援の関係者の橋渡し役が求められます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)介護支援専門員が、医学的立場から治療法を助言するのは役割を超えています。治療に関することは医師に確認します。
  • 選択肢5:適切(正しい)退院後の生活状況を入院していた病院に報告することは、医療と介護の連携のために望ましい対応です。
この問題のポイント入退院時の連携では、介護支援専門員は「生活の視点からの情報提供」と「橋渡し役」を担います。治療の判断は医師の役割です。

問題32(保健医療サービス分野)

栄養と食事について適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1体重測定は、栄養状態を把握するために有用である。
  2. 2低栄養を予防するためには、摂取するエネルギー量を減らす。
  3. 3水を飲んでむせる場合は、汁物やお茶に適度なとろみをつけることも一つの方法である。
  4. 4スプーンはできるだけ深く大きいものとし、1回量を多くすることで食事の所要時間を短くする。
  5. 5配食サービスは、栄養改善の目的だけでなく、一人暮らし高齢者の見守りとしても活用できる。
問題32の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)体重測定は、栄養状態を把握するために有用な方法です。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)低栄養の予防には、必要なエネルギーやたんぱく質を十分に摂ることが大切です。摂取エネルギーを減らすのは逆効果です。
  • 選択肢3:適切(正しい)水を飲んでむせる場合は、汁物やお茶に適度なとろみをつけることが誤嚥予防の方法の一つです。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)誤嚥を防ぐため、スプーンは小さめで浅いものを使い、一口量を少なくします。
  • 選択肢5:適切(正しい)配食サービスは、栄養改善だけでなく、一人暮らしの高齢者の見守りにも活用できます。
この問題のポイント食事介助は「一口量は少なめ」「とろみの活用」「体重で栄養状態を把握」が定番です。

問題33(保健医療サービス分野)

次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1糖尿病の治療法の一つとして、インスリンの在宅自己注射がある。
  2. 2人工透析は、腎臓の働きを補うために行う。
  3. 3中心静脈栄養法では、必ず腕や手の細い静脈から点滴する。
  4. 4経管栄養法では、胃や腸に管を用いて栄養を注入する。
  5. 5人工呼吸療法は、体内への二酸化炭素の取り込みを促すために行う。
問題33の解答と解説を見る

正解:1・2・4

  • 選択肢1:適切(正しい)糖尿病の治療法の一つに、インスリンの在宅自己注射があります。
  • 選択肢2:適切(正しい)人工透析は、低下した腎臓の働きを補うために行います。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)中心静脈栄養法では、鎖骨の下や首などの太い中心静脈にカテーテルを入れます。腕や手の細い静脈から点滴するのは末梢静脈栄養です。
  • 選択肢4:適切(正しい)経管栄養法では、鼻や胃ろう・腸ろうから管を通して胃や腸に栄養を注入します。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)人工呼吸療法は、酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する呼吸を補うために行います。
この問題のポイント中心静脈栄養(太い静脈)と末梢静脈栄養(腕などの細い静脈)の違い、人工呼吸療法の目的を押さえましょう。

問題34(保健医療サービス分野)

感染予防について適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1すべての人が感染症の病原体を保有している可能性があると考え、感染予防に努める。
  2. 2高齢者には、肺炎球菌ワクチンの接種を毎年1回受けることが推奨されている。
  3. 3高齢者における結核の初期症状としては、食欲不振、全身倦怠、体重減少などもある。
  4. 4手洗いでは、指先、指の間、親指、手首も洗い忘れないようにする。
  5. 5ノロウイルスの消毒には、低濃度のエタノールを用いる。
問題34の解答と解説を見る

正解:1・3・4

  • 選択肢1:適切(正しい)すべての人が病原体を保有している可能性があると考えて対策する「標準予防策(スタンダード・プリコーション)」の考え方です。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)高齢者の肺炎球菌ワクチンの定期接種は、原則として65歳の時に1回です。毎年接種するものではありません。
  • 選択肢3:適切(正しい)高齢者の結核は、咳などの症状が目立たず、食欲不振、全身倦怠感、体重減少などで始まることもあります。
  • 選択肢4:適切(正しい)手洗いでは、指先、指の間、親指、手首などの洗い残しに注意します。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)ノロウイルスにはエタノールが効きにくいため、次亜塩素酸ナトリウムや加熱による消毒を行います。
この問題のポイント「インフルエンザワクチンは毎年、肺炎球菌ワクチンは定期接種1回」「ノロウイルスは次亜塩素酸ナトリウム」は頻出です。

問題35(保健医療サービス分野)

次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1パルスオキシメーターは、一般に手や足の指先に装着する。
  2. 2自己導尿に用いるカテーテルの消毒は不要である。
  3. 3ネブライザーは、薬剤の投与や気道の加湿のために使われる。
  4. 4在宅酸素療法では、携帯用酸素ボンベを使用して外出することができる。
  5. 5ストーマとは、気管切開口のことである。
問題35の解答と解説を見る

正解:1・3・4

  • 選択肢1:適切(正しい)パルスオキシメーターは、一般に手や足の指先に装着して測定します。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)自己導尿に用いるカテーテルは、尿路感染を防ぐため、洗浄や消毒などで清潔に保つ必要があります。
  • 選択肢3:適切(正しい)ネブライザーは、薬剤を霧状にして吸入させたり、気道を加湿したりするために使います。
  • 選択肢4:適切(正しい)在宅酸素療法では、携帯用酸素ボンベを使って外出することができます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)ストーマは、人工肛門や人工膀胱などの排泄口のことです。気管切開口のことではありません。
この問題のポイント在宅医療機器(パルスオキシメーター、ネブライザー、在宅酸素、自己導尿、ストーマ)の用途を用語とセットで覚えましょう。

問題36(保健医療サービス分野)

次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1倒れている高齢者を発見したときは、意識の有無を確認する。
  2. 2吐物を処理する場合は、使い捨て手袋を使用し塩素系の消毒剤を使用する。
  3. 3止血した腕は、心臓より低い位置で保持する。
  4. 4心肺蘇生時の胸骨圧迫は、うつ伏せにして行う。
  5. 5高齢者が発熱したときは、全身状態の変化も併せて観察する。
問題36の解答と解説を見る

正解:1・2・5

  • 選択肢1:適切(正しい)倒れている高齢者を発見したときは、まず意識の有無を確認します。
  • 選択肢2:適切(正しい)吐物を処理するときは、使い捨て手袋やマスクなどを着用し、塩素系の消毒剤を使用します。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)止血した腕は、出血を抑えるため心臓より高い位置に保ちます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)心肺蘇生の胸骨圧迫は、あお向けにして、硬い床の上などで行います。
  • 選択肢5:適切(正しい)高齢者が発熱したときは、体温だけでなく、意識、呼吸、食事や水分摂取など全身状態もあわせて観察します。
この問題のポイント急変時は「意識の確認」「止血は圧迫+心臓より高く」「胸骨圧迫はあお向け」が基本です。

問題37(保健医療サービス分野)

次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1後期高齢者に対する健康診査では、フレイル状態のチェックも重要である。
  2. 2握力の低下は、サルコペニア(筋肉減弱症)の目安となる。
  3. 3慢性閉塞性肺疾患(COPD)を有する高齢者では、禁煙が重要である。
  4. 4喫煙は、心筋梗塞の危険因子ではない。
  5. 5多量の飲酒習慣は、脳卒中のリスクとは無関係である。
問題37の解答と解説を見る

正解:1・2・3

  • 選択肢1:適切(正しい)後期高齢者の健康診査では、生活習慣病に加えて、フレイルの状態を確認することが重要です。
  • 選択肢2:適切(正しい)握力の低下は、サルコペニア(筋肉減弱症)を判断する目安の一つです。
  • 選択肢3:適切(正しい)慢性閉塞性肺疾患(COPD)の主な原因は喫煙で、禁煙は治療の基本です。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)喫煙は、心筋梗塞の危険因子です。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)多量の飲酒習慣は、脳卒中のリスクを高めます。
この問題のポイント喫煙・多量飲酒は、心筋梗塞・脳卒中・COPDなど多くの病気の危険因子です。

問題38(保健医療サービス分野)

次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1皮脂欠乏症では、患部を清潔に保つことが悪化予防になることから、ナイロンタオルなどを使ってよく洗う。
  2. 2めまいやふらつきの原因となる疾患の一つに脳梗塞がある。
  3. 3糖尿病の治療で薬を飲んでいる場合は、食事に気を付ける必要はない。
  4. 4関節リウマチの患者には、身体に負担をかけないためにベッドの使用が望ましい。
  5. 5高齢者の大腿骨頸部骨折は、寝たきりの原因となりやすい。
問題38の解答と解説を見る

正解:2・4・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)皮脂欠乏症では、ナイロンタオルなどでこすると皮膚を傷つけて悪化させます。やさしく洗い、保湿します。
  • 選択肢2:適切(正しい)めまいやふらつきの原因となる病気の一つに、脳梗塞があります。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)糖尿病の薬を飲んでいても、食事療法は治療の基本です。食事にも気を付ける必要があります。
  • 選択肢4:適切(正しい)関節リウマチの人は、布団よりベッドを使うほうが起き上がりなどの動作で関節への負担を減らせます。
  • 選択肢5:適切(正しい)高齢者の大腿骨頸部骨折は、寝たきりの原因となりやすい骨折です。
この問題のポイント関節リウマチは「関節の負担を減らす生活環境(ベッド、高めの椅子など)」、糖尿病は「食事療法・運動療法が基本」です。

問題39(保健医療サービス分野)

死亡診断書を交付することができる資格として正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1介護支援専門員
  2. 2介護福祉士
  3. 3医師
  4. 4歯科医師
  5. 5薬剤師
問題39の解答と解説を見る

正解:3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)介護支援専門員は、死亡診断書を交付することはできません。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)介護福祉士は、死亡診断書を交付することはできません。
  • 選択肢3:適切(正しい)医師は、死亡診断書を交付することができます。
  • 選択肢4:適切(正しい)歯科医師も、死亡診断書を交付することができます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)薬剤師は、死亡診断書を交付することはできません。
この問題のポイント死亡診断書(死体検案書)を交付できるのは医師と歯科医師です。在宅での看取りの流れとあわせて確認しましょう。

問題40(保健医療サービス分野)

指定訪問看護ステーションについて正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1管理者は、医師でなければならない。
  2. 2主治の医師に、訪問看護計画書及び訪問看護報告書を提出しなければならない。
  3. 3理学療法士を配置することができる。
  4. 4訪問看護は、利用者の心身の機能の維持回復を図るよう妥当適切に行う。
  5. 5看護職員は、すべて常勤で配置しなければならない。
問題40の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)訪問看護ステーションの管理者は、原則として常勤の保健師または看護師です。医師である必要はありません。
  • 選択肢2:適切(正しい)訪問看護計画書と訪問看護報告書は、主治の医師に提出しなければなりません。
  • 選択肢3:適切(正しい)訪問看護ステーションには、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を配置することができます。
  • 選択肢4:適切(正しい)訪問看護は、利用者の心身の機能の維持回復を図るよう妥当適切に行います。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)看護職員は常勤換算で2.5人以上(うち1人は常勤)必要ですが、すべてを常勤で配置する必要はありません。
この問題のポイント訪問看護ステーションの管理者は「保健師または看護師」、看護職員は「常勤換算2.5人以上」を覚えましょう。

問題41(保健医療サービス分野)

指定訪問リハビリテーションについて正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1サービス提供には、医師の指示が必要である。
  2. 2理学療法、作業療法その他必要なリハビリテーションを行うことにより、利用者の心身の機能の維持回復を図るものでなければならない。
  3. 3事業者は、従業者、設備、備品及び会計に関する諸記録を整備しておかなければならない。
  4. 4特定の研修を受けた介護福祉士であれば、サービスを提供することができる。
  5. 5訪問看護ステーションの言語聴覚士がサービスを提供した場合は、訪問リハビリテーション費が算定される。
問題41の解答と解説を見る

正解:1・2・3

  • 選択肢1:適切(正しい)訪問リハビリテーションの提供には、医師の指示が必要です。
  • 選択肢2:適切(正しい)理学療法、作業療法その他必要なリハビリテーションにより、利用者の心身の機能の維持回復を図るものでなければなりません。
  • 選択肢3:適切(正しい)事業者は、従業者、設備、備品、会計に関する諸記録を整備しておかなければなりません。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)訪問リハビリテーションを提供できるのは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士です。介護福祉士は提供できません。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)訪問看護ステーションの言語聴覚士が訪問した場合は、訪問看護費として算定されます。
この問題のポイント訪問リハビリテーションは「病院・診療所・老健・介護医療院」から、PT・OT・STが医師の指示で提供します。訪問看護ステーションからのリハビリは訪問看護です。

問題42(保健医療サービス分野)

指定短期入所療養介護について適切なものはどれか。2つ選べ。

  1. 1家族の疾病を理由とした利用はできない。
  2. 2短期入所療養介護計画は、おおむね4日以上連続して利用する場合に作成する必要がある。
  3. 3要介護1又は要介護2と認定された者は、利用できない。
  4. 4介護老人福祉施設で提供される。
  5. 5酸素療法を必要とするなど医療ニーズが高い要介護者も利用できる。
問題42の解答と解説を見る

正解:2・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)家族の疾病や冠婚葬祭、介護負担の軽減などを理由として利用することができます。
  • 選択肢2:適切(正しい)短期入所療養介護計画は、おおむね4日以上連続して利用する場合に作成します。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)要介護1・2の人も、短期入所療養介護を利用できます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)短期入所療養介護は、介護老人保健施設、介護医療院、療養病床のある病院・診療所などで提供されます。介護老人福祉施設で提供されるのは短期入所生活介護です。
  • 選択肢5:適切(正しい)酸素療法など医療ニーズの高い要介護者も利用できます。
この問題のポイント短期入所療養介護(医療系:老健・介護医療院など)と短期入所生活介護(福祉系:特養など)の違いを押さえましょう。

問題43(保健医療サービス分野)

指定定期巡回・随時対応型訪問介護看護について適切なものはどれか。2つ選べ。

  1. 1要支援者は利用できない。
  2. 2利用者の心身の状況にかかわらず、毎日、訪問しなければならない。
  3. 3訪問看護サービスの提供の開始に際し、主治の医師による指示を口頭で受ければよい。
  4. 4日常生活上の緊急時の対応は想定されていない。
  5. 5自らその提供するサービスの質の評価を行い、結果を公表しなければならない。
問題43の解答と解説を見る

正解:1・5

  • 選択肢1:適切(正しい)定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、要介護者を対象とするサービスで、要支援者は利用できません。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)訪問の回数や時間は、利用者の心身の状況に応じて計画で定めます。毎日訪問しなければならない決まりはありません。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)訪問看護サービスの提供開始にあたっては、主治の医師による指示を文書で受けなければなりません。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)利用者からの通報に応じて随時対応し、日常生活上の緊急時の対応も想定されています。
  • 選択肢5:適切(正しい)事業者は、自らサービスの質の評価を行い、介護・医療連携推進会議で評価を受けて結果を公表しなければなりません。
この問題のポイント定期巡回は「要介護者のみ」「定期巡回・随時対応・随時訪問・訪問看護」「24時間対応」「介護・医療連携推進会議」がキーワードです。

問題44(保健医療サービス分野)

介護老人保健施設について適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1入所者の在宅復帰を目指すことが基本方針として定められている。
  2. 2社会福祉法人は、開設できない。
  3. 3若年性認知症を有する要介護者は、入所することができる。
  4. 4介護支援専門員以外の者でも施設サービス計画を作成することができる。
  5. 5所得の多寡を理由にサービスの提供を拒否することは禁じられている。
問題44の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)介護老人保健施設は、入所者の居宅での生活への復帰を目指すことが基本方針に定められています。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)介護老人保健施設は、地方公共団体や医療法人、社会福祉法人などが開設できます。
  • 選択肢3:適切(正しい)若年性認知症(特定疾病)により要介護認定を受けた40〜64歳の人も入所できます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)施設サービス計画は、計画担当介護支援専門員が作成します。
  • 選択肢5:適切(正しい)所得の多寡を理由にサービスの提供を拒否することは禁じられています。
この問題のポイント老健は「在宅復帰を目指す施設」「開設は許可制(社会福祉法人も可)」「計画担当介護支援専門員が計画を作成」がポイントです。

問題45(保健医療サービス分野)

介護医療院について適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1主として短期的な療養が必要な者を対象とすることが基本方針として定められている。
  2. 2要支援者は、入所することができない。
  3. 3適切なリハビリテーションを計画的に行わなければならない。
  4. 4診療所に併設できる場合がある。
  5. 51つの療養室の定員は、2人以下としなければならない。
問題45の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)介護医療院の基本方針の対象は、主として長期にわたり療養が必要な人です。
  • 選択肢2:適切(正しい)介護医療院は要介護者のための施設で、要支援者は入所できません。
  • 選択肢3:適切(正しい)介護医療院は、適切なリハビリテーションを計画的に行わなければなりません。
  • 選択肢4:適切(正しい)医療機関(病院・診療所)に併設して設置できる場合があります。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)療養室の定員は、1室あたり4人以下です。
この問題のポイント介護医療院は「長期療養」「要介護者のみ」「療養室の定員4人以下」「医療機関との併設あり」を押さえましょう。

福祉サービスの知識等(問46〜60)の問題と解説

相談援助(ソーシャルワーク)、福祉系のサービスの運営基準、生活保護制度、成年後見制度、後期高齢者医療制度などが出題される分野です。

問題46(福祉サービス分野)

面接場面におけるコミュニケーション技術について適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1明確化とは、相談援助者がクライエントの利益を考えて、クライエントの代わりに意思決定することである。
  2. 2アセスメントには、クライエントの問題状況の把握、情報の収集と分析が含まれる。
  3. 3オープンクエスチョンとは、クライエントが自らの選択や決定により、答えを見つけることを促す質問である。
  4. 4面接技術には、ジェスチャー、表情、声の抑揚が含まれる。
  5. 5視線やクライエントとの距離について配慮することは避けるべきである。
問題46の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)明確化とは、クライエントが言葉にしきれていない気持ちや考えを、援助者が言葉にして確かめる技術です。代わりに意思決定することではありません。
  • 選択肢2:適切(正しい)アセスメントには、クライエントの問題状況の把握、情報の収集と分析が含まれます。
  • 選択肢3:適切(正しい)オープンクエスチョンは、クライエントが自分で考え、自由に答えを選んだり決めたりすることを促す質問です。
  • 選択肢4:適切(正しい)ジェスチャー、表情、声の抑揚などの非言語的な要素も、面接技術に含まれます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)視線の合わせ方や座る位置・距離への配慮は、話しやすい雰囲気をつくるために大切です。
この問題のポイント面接技術の用語(明確化、要約、繰り返し、オープン/クローズドクエスチョン)と非言語的コミュニケーションの意味を整理しましょう。

問題47(福祉サービス分野)

ソーシャルワークに関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1クライエントと相談援助者が目標達成に向けて取り組むことは、重要である。
  2. 2支援計画は、具体的に立てるよりは、できる限り抽象的に立てることが望ましい。
  3. 3支援を終結する際は、終結に伴うクライエントの不安に十分配慮することが重要である。
  4. 4スーパービジョンの主な目的は、クライエントへの支援の向上とサービスの質の確保のための相談援助者の養成である。
  5. 5アウトリーチとは、個人情報を適切に管理・保護することである。
問題47の解答と解説を見る

正解:1・3・4

  • 選択肢1:適切(正しい)クライエントと相談援助者が協働して目標達成に取り組むことは、ソーシャルワークで重要です。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)支援計画は、評価や見直しができるよう、できる限り具体的に立てることが望ましいとされています。
  • 選択肢3:適切(正しい)支援を終結する際は、クライエントが感じる不安に十分配慮し、必要に応じて再び相談できることを伝えます。
  • 選択肢4:適切(正しい)スーパービジョンの主な目的は、援助者を育成し、クライエントへの支援の向上とサービスの質を確保することです。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)アウトリーチとは、援助者が地域や家庭に出向き、支援が必要な人やニーズを発見して支援につなげることです。
この問題のポイント「アウトリーチ=出向いて発見」「スーパービジョン=援助者の育成」「支援計画は具体的に」を押さえましょう。

問題48(福祉サービス分野)

ソーシャルワークの視点から、支援困難事例に関する記述として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1高齢者の家族が支援内容に対して何度も不満を訴えたため、担当の介護支援専門員が地域包括支援センターへ相談する。
  2. 2独居のクライエントが屋外までごみがあふれている家屋に住んでいるので、直ちに警察へ介入を依頼する。
  3. 3認知症のために判断能力が著しく低下したクライエントに対して、成年後見制度の利用を検討する。
  4. 4セルフ・ネグレクトには、配偶者からの身体的虐待が含まれる。
  5. 5関係する専門職、関係機関、地域住民などがチームを組んでアプローチすることが望ましい。
問題48の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)家族から繰り返し不満の訴えがある場合に、担当の介護支援専門員が一人で抱えず地域包括支援センターに相談するのは適切です。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)ごみがあふれた家屋に住む人に対し、直ちに警察に介入を依頼するのは適切ではありません。本人との関係づくりや関係機関との連携から始めます。
  • 選択肢3:適切(正しい)判断能力が著しく低下したクライエントに、成年後見制度の利用を検討するのは適切です。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)セルフ・ネグレクトは、本人自身による生活や健康の管理の放棄を指します。配偶者からの身体的虐待は含まれません。
  • 選択肢5:適切(正しい)関係する専門職、関係機関、地域住民などがチームを組んでアプローチすることが望ましいとされています。
この問題のポイント支援困難事例では「一人で抱えない」「チームで対応」「権利擁護の制度の活用」が基本です。

問題49(福祉サービス分野)

ソーシャルワークにおける地域援助として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1保健医療・福祉等の専門職のみによる地域の課題への対応
  2. 2地域の商店とNPOの協働による認知症カフェの設置・運営
  3. 3地域の高齢者が福祉サービスにアクセスしやすくなるための自治体への働きかけ
  4. 4被災者に対する支援のためのボランティアの組織化
  5. 5住民を交えたグループ活動における本人の了解を得ないままの参加者の氏名や顔写真の公表
問題49の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)地域の課題への対応は、専門職だけでなく、住民や関係機関と協働して行うことが大切です。
  • 選択肢2:適切(正しい)地域の商店とNPOが協働して認知症カフェを設置・運営するのは、地域の資源を活かした地域援助です。
  • 選択肢3:適切(正しい)高齢者が福祉サービスにアクセスしやすくなるよう自治体に働きかけるのは、地域援助(ソーシャルアクション)です。
  • 選択肢4:適切(正しい)被災者支援のためにボランティアを組織化するのは、地域援助の一つです。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)本人の了解を得ずに参加者の氏名や顔写真を公表するのは、個人情報の保護に反し、不適切です。
この問題のポイント地域援助は「住民参加」「地域資源の活用・開発」「行政への働きかけ」がキーワードです。

問題50(福祉サービス分野)

介護保険における訪問介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1指定訪問介護事業所の管理者は、介護福祉士でなければならない。
  2. 2サービス提供責任者は、利用者のサービスに関する意向を定期的に把握するものとする。
  3. 3指定訪問介護事業者は、サービス提供中に事故が発生した場合は、市町村、利用者の家族、担当の居宅介護支援事業者等に連絡を行わなければならない。
  4. 4居宅サービス計画にないサービスでも、利用者の要望があった場合には、訪問介護員は直ちに提供しなければならない。
  5. 5指定訪問介護事業者は、定期的に業務継続計画の見直しを行い、必要に応じて業務継続計画の変更を行うものとする。
問題50の解答と解説を見る

正解:2・3・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)指定訪問介護事業所の管理者に、介護福祉士などの資格要件はありません。
  • 選択肢2:適切(正しい)サービス提供責任者は、利用者のサービスに関する意向を定期的に把握するものとされています。
  • 選択肢3:適切(正しい)サービス提供中に事故が発生した場合は、市町村、利用者の家族、居宅介護支援事業者などに連絡しなければなりません。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)居宅サービス計画にないサービスを要望された場合は、直ちに提供するのではなく、介護支援専門員に連絡して調整します。
  • 選択肢5:適切(正しい)事業者は、業務継続計画(BCP)を定期的に見直し、必要に応じて変更するものとされています。
この問題のポイント管理者に資格要件はなく、サービス提供責任者には資格要件があります。BCPの策定・見直しは全サービス共通の義務です。

問題51(福祉サービス分野)

介護保険における通所介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1サービスの所要時間が同じ区分の利用者に対しては、サービス提供開始時刻を同じにしなければならない。
  2. 2指定通所介護事業所の設備を利用し、宿泊サービスを提供する場合には、その開始前に指定権者に届け出る必要がある。
  3. 3通所介護費の算定の基準となる所要時間には、送迎に要する時間も含まれる。
  4. 4通所介護計画は、サービスの提供に関わる従業者が共同して個々の利用者ごとに作成するものである。
  5. 5あらかじめ通所介護計画に位置付けられ、効果的な機能訓練等のサービスが提供できる場合は、事業所の屋外でサービスを提供することができる。
問題51の解答と解説を見る

正解:2・4・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)所要時間が同じ区分の利用者でも、サービス提供の開始時刻を同じにする必要はありません。
  • 選択肢2:適切(正しい)事業所の設備を使って宿泊サービスを提供する場合は、開始前に指定権者に届け出る必要があります。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)通所介護費の所要時間には、送迎に要する時間は含まれません。
  • 選択肢4:適切(正しい)通所介護計画は、管理者が中心となり、サービスの提供に関わる従業者と共同して利用者ごとに作成します。
  • 選択肢5:適切(正しい)あらかじめ計画に位置付け、効果的な機能訓練などが提供できる場合は、事業所の屋外でサービスを提供することができます。
この問題のポイント通所介護の「所要時間に送迎は含まない」「宿泊サービスは事前届出」「屋外でのサービス提供の条件」が頻出です。

問題52(福祉サービス分野)

介護保険における訪問入浴介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 11回の訪問につき、看護職員1人及び介護職員2人で行った場合、これらの者のうち1人を当該サービスの提供の責任者とする。
  2. 2利用者が短期入所生活介護を利用している間も、その必要性が居宅サービス計画に記載されていれば、訪問入浴介護費を算定できる。
  3. 3心身の状況により、訪問時に全身入浴が難しい場合、利用者の希望によって、清拭や部分浴に変更することができる。
  4. 4利用者の自宅に浴室があっても、訪問入浴介護を利用することができる。
  5. 5終末期にある者は、利用することができない。
問題52の解答と解説を見る

正解:1・3・4

  • 選択肢1:適切(正しい)看護職員1人と介護職員2人で行う場合、そのうち1人をサービスの提供の責任者とします。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)短期入所生活介護を利用している間は、訪問入浴介護費を算定できません。
  • 選択肢3:適切(正しい)心身の状況により全身入浴が難しい場合は、利用者の希望によって清拭や部分浴に変更できます(報酬は減算されます)。
  • 選択肢4:適切(正しい)自宅に浴室があっても、身体の状況などにより入浴が難しい場合は訪問入浴介護を利用できます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)終末期にある人も、医師の意見を確認するなど状態に配慮しながら利用できます。
この問題のポイント訪問入浴介護は「看護職員1人+介護職員2人が基本」「清拭・部分浴への変更は減算」「短期入所中は算定不可」を押さえましょう。

問題53(福祉サービス分野)

介護保険における短期入所生活介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1短期入所生活介護計画は、居宅サービス計画を作成した介護支援専門員が作成しなければならない。
  2. 2いかなる場合でも、静養室において指定短期入所生活介護を行うことはできない。
  3. 3利用定員が20人未満の併設事業所の場合、生活相談員は非常勤でもよい。
  4. 4食事内容は、当該事業者の医師又は栄養士を含む会議で検討が加えられなければならない。
  5. 5協力医療機関は、緊急時等に速やかに対応できるよう、指定短期入所生活介護事業所から近距離にあることが望ましいものである。
問題53の解答と解説を見る

正解:3・4・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)短期入所生活介護計画は、事業所の管理者が作成します。居宅サービス計画を作成した介護支援専門員が作成するものではありません。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)利用者の状況や家族の事情などでやむを得ない場合は、静養室で指定短期入所生活介護を行うことができます。
  • 選択肢3:適切(正しい)利用定員が20人未満の併設事業所では、生活相談員などを非常勤で配置することができます。
  • 選択肢4:適切(正しい)食事の内容は、事業者の医師または栄養士を含む会議で検討が加えられなければならないとされています。
  • 選択肢5:適切(正しい)協力医療機関は、緊急時などに速やかに対応できるよう、事業所から近距離にあることが望ましいとされています。
この問題のポイント短期入所生活介護計画は「管理者が作成」「おおむね4日以上の連続利用で作成」、併設型20人未満は「非常勤可」を覚えましょう。

問題54(福祉サービス分野)

介護保険における福祉用具について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1福祉用具の使用目的には、利用者の自立した日常生活の支援と介護者の負担軽減が含まれる。
  2. 2浴槽内いすなどの入浴補助用具は、特定福祉用具販売の対象となる。
  3. 3利用者の身体を滑らせるスライディングボードは、特定福祉用具販売の対象となる。
  4. 4空気式又は折りたたみ式の簡易浴槽は、福祉用具貸与の対象となる。
  5. 5エアマットなどの床ずれ防止用具は、福祉用具貸与の対象となる。
問題54の解答と解説を見る

正解:1・2・5

  • 選択肢1:適切(正しい)福祉用具の使用目的には、利用者の自立した日常生活の支援と、介護者の負担軽減が含まれます。
  • 選択肢2:適切(正しい)浴槽内いすなどの入浴補助用具は、特定福祉用具販売の対象です。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)スライディングボードは体位変換器として福祉用具貸与の対象です。特定福祉用具販売の対象ではありません。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)空気式または折りたたみ式の簡易浴槽は、特定福祉用具販売の対象です。
  • 選択肢5:適切(正しい)エアマットなどの床ずれ防止用具は、福祉用具貸与の対象です。
この問題のポイント特定福祉用具販売(腰掛便座、入浴補助用具、簡易浴槽、つり具など)と福祉用具貸与の品目を区別しましょう。

問題55(福祉サービス分野)

介護保険における認知症対応型共同生活介護について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1指定認知症対応型共同生活介護事業所の共同生活住居数は、1以上3以下である。
  2. 21つの共同生活住居の入居定員は、15人以上20人以下である。
  3. 3認知症対応型共同生活介護を利用している場合、福祉用具貸与費を算定できない。
  4. 4計画作成担当者は、1つの共同生活住居ごとに置かなければならない。
  5. 5サテライト型指定認知症対応型共同生活介護事業所の管理者は、管理上支障がない場合であっても、本体事業所の管理者が兼務することはできない。
問題55の解答と解説を見る

正解:1・3

  • 選択肢1:適切(正しい)指定認知症対応型共同生活介護事業所の共同生活住居の数は、1以上3以下です。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)1つの共同生活住居の入居定員は、5人以上9人以下です。
  • 選択肢3:適切(正しい)認知症対応型共同生活介護を利用している間は、福祉用具貸与費を算定できません。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)計画作成担当者は、事業所ごとに1人以上配置します(共同生活住居ごとではありません)。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)サテライト型事業所の管理者は、管理上支障がない場合は本体事業所の管理者が兼務できます。
この問題のポイントグループホームは「1ユニット5〜9人」「ユニットは1〜3」「利用中は他の居宅サービス(福祉用具貸与など)は算定不可」がポイントです。

問題56(福祉サービス分野)

介護保険における小規模多機能型居宅介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1通いを中心として、利用者の様態や希望に応じて、随時訪問や宿泊を組み合わせてサービスを提供するものである。
  2. 2利用者は、同時に複数の指定小規模多機能型居宅介護事業所に登録することができる。
  3. 31つの本体事業所に係るサテライト事業所の数は2か所までとする。
  4. 4小規模多機能型居宅介護従業者として、理学療法士又は作業療法士を置かなければならない。
  5. 5介護支援専門員は、利用者の処遇に支障がない場合は、管理者と兼務することができる。
問題56の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)小規模多機能型居宅介護は、通いを中心に、利用者の様態や希望に応じて随時訪問や宿泊を組み合わせて提供します。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)利用者は、同時に複数の小規模多機能型居宅介護事業所に登録することはできません。
  • 選択肢3:適切(正しい)1つの本体事業所に係るサテライト事業所の数は、2か所までとされています。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)理学療法士や作業療法士を配置する義務はありません。
  • 選択肢5:適切(正しい)介護支援専門員は、利用者の処遇に支障がない場合、管理者と兼務することができます。
この問題のポイント小多機は「1か所のみ登録」「登録定員29人以下」「事業所の介護支援専門員がケアプランを作成」がポイントです。

問題57(福祉サービス分野)

指定介護老人福祉施設について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1第三者による施設サービスの質の評価を受けることが義務付けられている。
  2. 2身体拘束等の適正化のための対策を検討する委員会を、3か月に1回以上開催しなければならない。
  3. 3入所者の処遇に支障がない場合、配置される介護支援専門員は非常勤でもよい。
  4. 4看護職員については、常勤の者を1人以上配置しなければならない。
  5. 5計画担当介護支援専門員は、特段の事情のない限り、定期的にモニタリングの結果を記録しなければならない。
問題57の解答と解説を見る

正解:2・4・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)第三者によるサービスの質の評価を受けることは努めるべきこととされていますが、義務ではありません。
  • 選択肢2:適切(正しい)身体拘束等の適正化のための対策を検討する委員会は、3か月に1回以上開催しなければなりません。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)介護支援専門員は、常勤で1人以上配置しなければなりません。
  • 選択肢4:適切(正しい)看護職員は、常勤の者を1人以上配置しなければなりません。
  • 選択肢5:適切(正しい)計画担当介護支援専門員は、特段の事情のない限り、定期的に入所者に面接してモニタリングを行い、その結果を記録しなければなりません。
この問題のポイント身体拘束適正化の委員会(3か月に1回以上)、研修(定期的に)、指針の整備は、施設系サービスの頻出事項です。

問題58(福祉サービス分野)

生活保護制度について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 165歳以上の被保護者の介護保険料は、生活保護から給付される。
  2. 2補足性の原理により、生活保護の介護扶助は、介護保険の保険給付よりも優先して給付される。
  3. 3生活保護の要否判定は、家庭裁判所が行う。
  4. 4葬祭扶助には、火葬又は埋葬に必要な費用が含まれる。
  5. 5介護予防支援計画に基づいて行われる介護予防サービスは、介護扶助の対象となる。
問題58の解答と解説を見る

正解:1・4・5

  • 選択肢1:適切(正しい)65歳以上の被保護者の介護保険料は、生活扶助(介護保険料加算)として給付されます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)補足性の原理により、介護保険の保険給付が優先され、介護扶助はその自己負担分などを補います。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)生活保護の要否判定を行うのは、福祉事務所を設置する都道府県知事や市町村長などです。家庭裁判所ではありません。
  • 選択肢4:適切(正しい)葬祭扶助には、火葬または埋葬に必要な費用などが含まれます。
  • 選択肢5:適切(正しい)介護予防支援計画に基づいて行われる介護予防サービスは、介護扶助の対象です。
この問題のポイント「介護保険料は生活扶助」「介護保険の自己負担は介護扶助」「介護保険が優先(補足性)」を整理しましょう。

問題59(福祉サービス分野)

成年後見制度について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1親族は、成年後見人になることができない。
  2. 2後見開始の審判は、本人も請求することができる。
  3. 3法人も、成年後見人に選任されることがある。
  4. 4身上保護(身上監護)とは、本人に代わって財産を管理することをいう。
  5. 5成年被後見人の法律行為は、原則として、取り消すことができる。
問題59の解答と解説を見る

正解:2・3・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)親族も成年後見人になることができます。実際に親族が選任される場合もあります。
  • 選択肢2:適切(正しい)後見開始の審判は、本人、配偶者、4親等内の親族、市町村長などが請求できます。
  • 選択肢3:適切(正しい)法人も成年後見人に選任されることがあります。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)身上保護(身上監護)とは、本人の生活、療養看護に関する契約や手続きなどを行うことです。財産の管理は財産管理です。
  • 選択肢5:適切(正しい)成年被後見人の法律行為は、日用品の購入など日常生活に関する行為を除き、取り消すことができます。
この問題のポイント成年後見人の職務は「財産管理」と「身上保護」の2つです。後見・保佐・補助で本人の行為の取消の範囲が違う点も押さえましょう。

問題60(福祉サービス分野)

後期高齢者医療制度について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1保険料は、厚生労働省令で定める。
  2. 2生活保護受給者は、被保険者にならない。
  3. 3被保険者には、65歳以上75歳未満であって、後期高齢者医療広域連合の障害認定を受けた者も含まれる。
  4. 4後期高齢者医療広域連合は、特別の理由がある者に対し、保険料を減免することができる。
  5. 5訪問看護療養費の支給は、給付に含まれない。
問題60の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)後期高齢者医療制度の保険料は、後期高齢者医療広域連合の条例で定めます。
  • 選択肢2:適切(正しい)生活保護受給者は、後期高齢者医療制度の被保険者になりません。
  • 選択肢3:適切(正しい)65歳以上75歳未満で、一定の障害があると広域連合の認定を受けた人も被保険者になります。
  • 選択肢4:適切(正しい)後期高齢者医療広域連合は、特別の理由がある人について保険料を減免することができます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)訪問看護療養費の支給は、後期高齢者医療制度の給付に含まれます。
この問題のポイント後期高齢者医療制度は「運営は広域連合」「75歳以上+65〜74歳の障害認定者」「生活保護受給者は対象外」がポイントです。

第27回ケアマネ試験の出題傾向と次の試験対策

分野第27回の特徴対策のポイント
介護支援分野要介護認定者数の統計(問2)や財政の負担割合(問11)など数字の問題に加え、認定調査・主治医意見書・運営基準などの定番テーマが多かった財源の割合、認定の流れ、運営基準の数字を表で整理する
保健医療サービスの知識等せん妄、バイタルサイン、口腔ケア、感染予防、急変時の対応など、基本的なケアの知識で解ける問題が中心だった「高齢者に特有の症状の出方」と「ケアの基本動作」をセットで覚える
福祉サービスの知識等面接技術・ソーシャルワークの基本に加え、通所介護・短期入所生活介護・グループホームなど運営基準の細かい問題や、後期高齢者医療制度も出題されたサービスごとの人員・設備・運営基準を比較表で整理する
新人ケアマネ新人

第27回の問題を解いてみたら、福祉サービス分野の運営基準で迷いました。

ベテランケアマネ先輩

運営基準は、サービスごとに少しずつ違うから混ざりやすいの。「定員」「計画を作る人」「算定できないサービス」など、比べる軸を決めて表にまとめると覚えやすいわよ。

  • まず時間を計って60問を解く本番と同じ120分で解き、分野ごとに採点します。
  • 間違えた選択肢の解説を読む正答番号だけでなく、×の理由まで確認します。
  • 苦手なテーマをテキストで確認する間違えたテーマのページに戻り、関連する知識をまとめて覚えます。
  • ほかの年度の過去問で同じテーマを解く繰り返し出題されるテーマを確実に得点できるようにします。

よくある質問(FAQ)

第27回ケアマネ試験の合格点は何点ですか?
介護支援分野が25問中18点、保健医療福祉サービス分野が35問中25点でした。2つの分野それぞれで合格点に達する必要があります。
第27回ケアマネ試験の合格率は何%ですか?
受験者53,699人に対し合格者17,228人で、合格率は32.1%でした(厚生労働省公表)。
ケアマネ試験は、選択肢を1つでも間違えると0点ですか?
1問1点で、指定された数の正しい選択肢をすべて選んだ場合に得点になります。部分点はないため、選択肢ごとの正誤を確実に判断する力が必要です。
過去問は何年分解けばいいですか?
少なくとも3年分、できれば5年分以上を目安にしましょう。古い年度の問題は、その後の法改正で正答が変わっている場合があるため、解説とあわせて最新の制度を確認することが大切です。
この記事の正答は公式のものですか?
正答番号は、都道府県が合格発表とあわせて公表した正答番号にもとづいています。解説は当サイトが作成したもので、試験時点の制度にもとづいています。
まとめ
  • 第27回ケアマネ試験は2024年10月13日に行われ、全60問・120分で実施された
  • 受験者53,699人、合格者17,228人で、合格率は32.1%と近年で高い水準だった
  • 合格点は介護支援分野18点(25問中)、保健医療福祉サービス分野25点(35問中)
  • 統計や財政の数字、運営基準の細かい問題が出題される一方、基本的なケアの知識で解ける問題も多かった
  • 正答番号だけでなく選択肢ごとの解説を確認し、苦手テーマを他年度の過去問で繰り返し解くことが合格への近道

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