【過去問解説】第21回(平成30年度)ケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)

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「第21回のケアマネ試験は、どんな問題が出たの?」「過去問を解いたけれど、なぜその答えになるのか分からない」。この記事では、2018年(平成30年)10月14日に行われた第21回ケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)の全60問を、問題文・選択肢・正答・解説まで1ページにまとめました。

すべての選択肢に「なぜ○なのか・なぜ×なのか」を短く解説しているので、過去問演習や苦手分野の復習にそのまま使えます。第21回の合格率・合格点、過去10年の合格率の推移もあわせて確認しましょう。

この記事でわかること
  • 第21回(平成30年度)ケアマネ試験の概要と出題形式
  • 第21回の合格率・合格点と、過去10年の合格率の推移
  • 全60問の正答番号の一覧表(解答早見表)
  • 全60問の問題文・選択肢と、選択肢ごとの解説
  • 第21回の出題傾向と、次の試験に向けた勉強のポイント
目次

第21回(平成30年度)ケアマネ試験の概要

項目内容
試験名第21回介護支援専門員実務研修受講試験
試験日2018年(平成30年)10月14日(日)
問題数・時間全60問・120分
出題形式5つの選択肢から、正しいもの(適切なもの)を2つまたは3つ選ぶ
分野介護支援分野 25問(問1〜25)
保健医療サービスの知識等 20問(問26〜45)
福祉サービスの知識等 15問(問46〜60)

合否は、「介護支援分野」と「保健医療福祉サービス分野(保健医療+福祉の35問)」の2つに分けて判定されます。どちらか一方でも合格点に届かなければ、合計点が高くても不合格になります。

新人ケアマネ新人

第21回は、合格率が10.1%ととても低いですね。

ベテランケアマネ先輩

そうなの。第21回から受験資格が見直されて、国家資格などをもつ人に限られたため、受験者数も前年から大きく減ったのよ。合格点は低めに補正されたけれど、合格率は過去最低だったわ。

第21回ケアマネ試験の合格率・合格点

項目第21回(平成30年度)
受験者数49,332人
合格者数4,990人
合格率10.1%
分野問題数合格点
介護支援分野25問13点(正答率52%)
保健医療福祉サービス分野35問22点(正答率約63%)
ポイント:合格点は「正答率70%を基準に補正」配点は1問1点で、分野ごとに正答率70%を基準とし、問題の難しさによって補正して合格点が決まります。第21回は両分野とも合格点が大きく下がっており、非常に難しい試験だったことがわかります。

過去10年のケアマネ試験の合格率の推移

回(年度)受験者数合格者数合格率
第28回(令和7年度)50,601人12,961人25.6%
第27回(令和6年度)53,699人17,228人32.1%
第26回(令和5年度)56,494人11,844人21.0%
第25回(令和4年度)54,406人10,328人19.0%
第24回(令和3年度)54,290人12,662人23.3%
第23回(令和2年度)46,415人8,200人17.7%
第22回(令和元年度)41,049人8,018人19.5%
第21回(平成30年度)49,332人4,990人10.1%
第20回(平成29年度)131,560人28,233人21.5%
第19回(平成28年度)124,585人16,281人13.1%

出典:厚生労働省「介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況等」

第21回ケアマネ試験の解答一覧(正答番号の早見表)

自己採点に使えるよう、全60問の正答番号を一覧にしました。問題番号を押すと、その問題の解説に移動します。

介護支援分野(問1〜25)
問1問2問3問4問5
3・41・2・54・51・3・53・4
問6問7問8問9問10
3・52・3・41・3・41・52・4
問11問12問13問14問15
2・3・52・4・51・2・41・4・52・3・5
問16問17問18問19問20
1・3・53・53・42・4・51・4
問21問22問23問24問25
1・3・42・32・4・52・33・5
保健医療サービスの知識等(問26〜45)
問26問27問28問29問30
2・4・51・4・51・4・51・3・51・3・5
問31問32問33問34問35
1・3・41・2・41・4・52・3・51・3・4
問36問37問38問39問40
3・52・3・42・3・41・42・3・5
問41問42問43問44問45
2・3・41・3・51・4・53・53・4・5
福祉サービスの知識等(問46〜60)
問46問47問48問49問50
2・3・41・3・51・2・52・4・52・3・4
問51問52問53問54問55
1・2・31・3・52・3・42・3・51・3・4
問56問57問58問59問60
1・3・51・2・52・3・42・3・43・4

正答番号・合格基準は、都道府県が公表した「第21回介護支援専門員実務研修受講試験問題正答番号」「合格基準」にもとづいています。

注意:解説は試験時点の制度にもとづく問題と解説は、第21回試験(2018年10月実施)時点の法令・制度にもとづいています。その後の報酬改定(2021年度・2024年度)、介護療養型医療施設の廃止、後期高齢者医療の2割負担の導入などで内容が変わっている場合があるため、最新の制度は最新版のテキストで確認してください。

介護支援分野(問1〜25)の問題と解説

介護保険制度の目的、被保険者、保険給付、財政、要介護認定、運営基準、他制度との関係、事例問題などが出題される分野です。合格点は25問中13点でした。各問の「解答と解説を見る」を押すと、正答と解説が表示されます。

問題1(介護支援分野)

介護保険法第1条(目的)に規定されている文言として正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1高齢者の権利利益の擁護に資する
  2. 2高齢者の心身の健康の保持及び生活の安定を図る
  3. 3国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図る
  4. 4有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができる
  5. 5高齢者の居住の安定の確保を図る
問題1の解答と解説を見る

正解:3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)「高齢者の権利利益の擁護に資する」は、高齢者虐待防止法の目的の文言です。介護保険法第1条にはありません。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)「高齢者の心身の健康の保持及び生活の安定」は、老人福祉法の目的の文言です。
  • 選択肢3:適切(正しい)介護保険法第1条には、「国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図る」と規定されています。
  • 選択肢4:適切(正しい)介護保険法第1条には、「有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができる」よう給付を行うと規定されています。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)「高齢者の居住の安定の確保」は、高齢者住まい法の目的の文言です。
この問題のポイント介護保険法第1条のキーワードは、「尊厳を保持」「有する能力に応じ自立した日常生活」「国民の共同連帯」「保健医療の向上及び福祉の増進」です。

問題2(介護支援分野)

認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)の7つの柱として正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1若年性認知症施策の強化
  2. 2認知症の人の介護者への支援
  3. 3認知症の発症割合の低減
  4. 4高度認知症の人への集中的支援
  5. 5認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進
問題2の解答と解説を見る

正解:1・2・5

  • 選択肢1:適切(正しい)「若年性認知症施策の強化」は、新オレンジプランの7つの柱の1つです。
  • 選択肢2:適切(正しい)「認知症の人の介護者への支援」は、7つの柱の1つです。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)「認知症の発症割合の低減」は、7つの柱に含まれていません。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)「高度認知症の人への集中的支援」は、7つの柱に含まれていません。
  • 選択肢5:適切(正しい)「認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進」は、7つの柱の1つです。
この問題のポイント新オレンジプランの7つの柱は、「普及・啓発」「容態に応じた医療・介護」「若年性認知症施策」「介護者への支援」「やさしい地域づくり」「研究開発」「本人や家族の視点の重視」です。

問題3(介護支援分野)

介護医療院について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1開設の許可は、市町村長が行う。
  2. 2開設者は、医療法人でなければならない。
  3. 3理美容代の支払いを受けることはできない。
  4. 4居宅介護支援事業者等に対して入所者の情報を提供する際には、あらかじめ文書により入所者の同意を得ておかなければならない。
  5. 5都道府県知事の承認を受けて、医師以外の者を管理者にすることができる。
問題3の解答と解説を見る

正解:4・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)介護医療院の開設を許可するのは、都道府県知事です。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)介護医療院の開設者は、医療法人に限られず、地方公共団体や社会福祉法人なども開設できます。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)理美容代は、利用料以外の費用として支払いを受けることができます。
  • 選択肢4:適切(正しい)居宅介護支援事業者などに入所者の情報を提供するときは、あらかじめ文書で入所者の同意を得ておかなければなりません。
  • 選択肢5:適切(正しい)都道府県知事の承認を受ければ、医師以外の人を管理者にすることができます。
この問題のポイント介護医療院の管理者は原則として医師ですが、都道府県知事の承認を受けて医師以外の人を管理者にできます。

問題4(介護支援分野)

介護保険制度における国又は地方公共団体の事務又は責務として正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1国は、第2号被保険者負担率を定める。
  2. 2都道府県は、介護報酬の算定基準を定める。
  3. 3国及び地方公共団体は、医療及び居住に関する施策との有機的な連携を図る。
  4. 4国は、財政安定化基金を設置する。
  5. 5市町村の長は、居宅介護支援事業所を指定する。
問題4の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)第2号被保険者負担率は、国が政令で定めます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)介護報酬の算定基準を定めるのは、国(厚生労働大臣)です。
  • 選択肢3:適切(正しい)国と地方公共団体は、医療や居住に関する施策との有機的な連携を図るよう努めます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)財政安定化基金を設置するのは、都道府県です。
  • 選択肢5:適切(正しい)2018年4月から、居宅介護支援事業所の指定は市町村長が行っています。
この問題のポイント居宅介護支援事業所の指定権限は、2018年4月に都道府県から市町村に移りました。

問題5(介護支援分野)

介護保険の被保険者資格について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1居住する市町村から転出した場合は、その翌日から転出先の市町村の被保険者となる。
  2. 2被保険者が死亡した場合は、死亡届が提出された日から被保険者資格を喪失する。
  3. 3第2号被保険者が医療保険加入者でなくなった場合は、その日から被保険者資格を喪失する。
  4. 4障害者総合支援法による指定障害者支援施設を退所した者が介護保険施設に入所した場合は、当該障害者支援施設入所前の住所地の市町村の被保険者となる。
  5. 5第2号被保険者資格の取得の届出は、原則として本人が行わなければならない。
問題5の解答と解説を見る

正解:3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)他の市町村に転出した場合は、転入した日から転入先の市町村の被保険者になります。翌日からではありません。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)被保険者が死亡した場合は、死亡した日の翌日に資格を失います。
  • 選択肢3:適切(正しい)第2号被保険者が医療保険の加入者でなくなった場合は、その日に資格を失います。
  • 選択肢4:適切(正しい)指定障害者支援施設などを退所して介護保険施設に入所した場合は、住所地特例により、障害者支援施設に入所する前の住所地の市町村の被保険者になります。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)第2号被保険者は、資格を取得したときの届出は原則として不要です。
この問題のポイント資格の喪失日は、「死亡・転出は翌日」「医療保険の加入者でなくなったときは当日」と区別しましょう。

問題6(介護支援分野)

介護保険の保険給付について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1第三者行為によって生じた給付事由については、当該第三者への損害賠償請求が保険給付の要件となっている。
  2. 2居宅介護住宅改修費については、住宅改修を行った者に対し、都道府県知事が帳簿書類等の提示を命じることができる。
  3. 3居宅サービスに従事する医師が診断書に虚偽の記載をすることにより、不正受給が生じた場合は、市町村は当該医師にも徴収金の納付を命じることができる。
  4. 4保険給付を受ける権利の消滅時効は、5年である
  5. 5居宅要介護被保険者は、指定居宅サービスを受ける都度、被保険者証をサービス事業者に提示しなければならない。
問題6の解答と解説を見る

正解:3・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)第三者の行為による事故でも、第三者への損害賠償の請求は保険給付の要件ではありません。市町村は、給付した額の範囲で第三者への損害賠償請求権を取得します。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)住宅改修を行った者に帳簿書類などの提示を命じることができるのは、市町村です。
  • 選択肢3:適切(正しい)医師が診断書に虚偽の記載をして不正受給が生じた場合は、市町村はその医師にも徴収金の納付を命じることができます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)保険給付を受ける権利の消滅時効は、2年です。
  • 選択肢5:適切(正しい)居宅要介護被保険者は、サービスを受けるたびに被保険者証を事業者に提示します。
この問題のポイント消滅時効は「保険給付を受ける権利」「保険料を徴収する権利」ともに2年です。

問題7(介護支援分野)

支給限度基準額について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1福祉用具貸与には、区分支給限度基準額は適用されない。
  2. 2福祉用具購入費には、区分支給限度基準額は適用されない。
  3. 3居宅療養管理指導には、区分支給限度基準額は適用されない。
  4. 4転居した場合には、改めて支給限度基準額まで居宅介護住宅改修費の支給を受けることができる。
  5. 5地域密着型サービスには、居宅介護サービス費等種類支給限度基準額は適用されない。
問題7の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)福祉用具貸与には、区分支給限度基準額が適用されます。
  • 選択肢2:適切(正しい)福祉用具購入費には区分支給限度基準額は適用されず、別に福祉用具購入費支給限度基準額(年間10万円)があります。
  • 選択肢3:適切(正しい)居宅療養管理指導には、区分支給限度基準額は適用されません。
  • 選択肢4:適切(正しい)転居した場合は、改めて限度額まで住宅改修費の支給を受けることができます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)市町村は、地域密着型サービスについても種類支給限度基準額を定めることができます。
この問題のポイント住宅改修費の支給限度基準額(20万円)は、「転居した場合」と「介護の必要の程度が3段階以上上がった場合」に、もう一度使えるようになります。

問題8(介護支援分野)

地域密着型サービスについて正しいものはどれか。 3つ選べ。

  1. 1看護小規模多機能型居宅介護は、市町村長が行う公募指定の対象である。
  2. 2指定定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所は、夜間・深夜に限り、同一敷地内の施設等の職員をオペレーターに充てることができる。
  3. 3指定療養通所介護事業所の利用定員は、18人以下である。
  4. 4指定小規模多機能型居宅介護の通いサービス及び宿泊サービスは、一時的に利用定員を超えることが認められる。
  5. 5指定認知症対応型共同生活介護の共同生活住居については、居間と食堂を同一の場所とすることができない。
問題8の解答と解説を見る

正解:1・3・4

  • 選択肢1:適切(正しい)看護小規模多機能型居宅介護は、市町村長が行う公募指定の対象です。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)定期巡回・随時対応型訪問介護看護のオペレーターは、利用者の処遇に支障がなければ、夜間・深夜に限らず同一敷地内の施設などの職員を充てることができます(試験時点の基準)。
  • 選択肢3:適切(正しい)療養通所介護事業所の利用定員は、18人以下です(試験時点の基準)。
  • 選択肢4:適切(正しい)小規模多機能型居宅介護の通いサービスと宿泊サービスは、一時的に利用定員を超えることが認められています。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)グループホームの居間と食堂は、同じ場所にすることができます。
この問題のポイント公募指定の対象は、「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」「小規模多機能型居宅介護」「看護小規模多機能型居宅介護」です。

問題9(介護支援分野)

共生型居宅サービスについて正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1障害福祉サービスのうち介護保険サービスに相当するサービスを提供する指定事業所は、介護保険法に基づく居宅サービス事業所の指定も受けることができる。
  2. 2障害児通所支援に係る事業所は、共生型居宅サービス事業所の指定を受けることができない。
  3. 3短期入所生活介護については、共生型居宅サービスはない。
  4. 4事業所の従業者の人員は、市町村の条例で定める員数を満たさなければならない。
  5. 5事業の設備及び運営は、都道府県の条例で定める基準に従わなければならない。
問題9の解答と解説を見る

正解:1・5

  • 選択肢1:適切(正しい)障害福祉サービスの指定を受けた事業所は、介護保険の居宅サービス事業所(共生型)の指定も受けることができます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)障害児通所支援の事業所(児童発達支援など)も、共生型通所介護の指定を受けることができます。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)短期入所生活介護にも、共生型サービスがあります。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)共生型居宅サービスの人員の基準は、都道府県の条例で定められます。市町村の条例ではありません。
  • 選択肢5:適切(正しい)共生型居宅サービスの設備や運営は、都道府県の条例で定める基準に従います。
この問題のポイント共生型サービスの対象は「訪問介護」「通所介護(地域密着型を含む)」「短期入所生活介護(介護予防を含む)」です。居宅サービスの基準は都道府県の条例で定めます。

問題10(介護支援分野)

第1号被保険者の保険料の普通徴収について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1保険料の賦課期日は、市町村の条例で定める。
  2. 2被保険者の配偶者は、被保険者と連帯して納付する義務を負う。
  3. 3保険料の納期は、厚生労働省令で定める。
  4. 4保険料は、市町村と委託契約を結んだコンビニエンスストアで支払うことができる。
  5. 5被保険者は、普通徴収と特別徴収のいずれかを選択することができる。
問題10の解答と解説を見る

正解:2・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)保険料の賦課期日は4月1日で、介護保険法で定められています。
  • 選択肢2:適切(正しい)普通徴収の場合、被保険者の配偶者は連帯して保険料を納付する義務を負います。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)保険料の納期は、市町村の条例で定めます。
  • 選択肢4:適切(正しい)普通徴収の保険料は、市町村と委託契約を結んだコンビニエンスストアで支払うことができます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)年金額などの要件を満たす場合は特別徴収となり、被保険者が普通徴収か特別徴収かを選ぶことはできません。
この問題のポイント特別徴収の対象は、年額18万円以上の老齢・退職年金などを受けている第1号被保険者です。

問題11(介護支援分野)

介護給付に要する費用に係る公費負担について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1国の負担割合は、12.5%である。
  2. 2国の負担は、定率の負担金と調整交付金からなる。
  3. 3調整交付金の交付については、市町村の第1号被保険者の所得の分布状況も考慮する。
  4. 4都道府県の負担割合は、市町村の財政状況に応じて異なる。
  5. 5市町村の負担分は、一般会計において負担する。
問題11の解答と解説を見る

正解:2・3・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)国の負担割合は、居宅給付費で25%(施設等給付費で20%)です。12.5%ではありません。
  • 選択肢2:適切(正しい)国の負担は、定率の負担金と調整交付金からなります。
  • 選択肢3:適切(正しい)調整交付金の交付では、後期高齢者の加入割合のほか、第1号被保険者の所得の分布状況も考慮します。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)都道府県の負担割合は、居宅給付費で12.5%、施設等給付費で17.5%と決まっており、市町村の財政状況によって変わりません。
  • 選択肢5:適切(正しい)市町村の負担分は、一般会計で負担します。
この問題のポイント調整交付金は「後期高齢者の加入割合」と「第1号被保険者の所得分布」の違いを調整するための仕組みです。

問題12(介護支援分野)

財政安定化基金について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1財源の負担割合は、国2分の1、都道府県4分の1、市町村4分の1である。
  2. 2基金事業交付金の交付は、介護保険事業計画期間の最終年度において行う。
  3. 3基金事業交付金の額は、介護保険財政の収入不足分の全額に相当する額である。
  4. 4基金事業貸付金の償還期限は、次期市町村介護保険事業計画期間の最終年度の末日である。
  5. 5基金事業貸付金は、償還期限までの間は無利子である。
問題12の解答と解説を見る

正解:2・4・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)財政安定化基金の財源は、国・都道府県・市町村が3分の1ずつ負担します。
  • 選択肢2:適切(正しい)基金事業交付金の交付は、介護保険事業計画期間の最終年度に行います。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)基金事業交付金の額は、保険料の収納不足額の2分の1が基本で、収入不足分の全額ではありません。
  • 選択肢4:適切(正しい)基金事業貸付金の償還期限は、次期の市町村介護保険事業計画期間の最終年度の末日です。
  • 選択肢5:適切(正しい)基金事業貸付金は、無利子です。
この問題のポイント財政安定化基金は「保険料の収納不足→不足額の2分の1を交付」「給付費の増加→貸付(無利子、次期計画期間で償還)」です。

問題13(介護支援分野)

地域支援事業の在宅医療・介護連携推進事業として市町村が実施することとされているものはどれか。3つ選べ。

  1. 1地域住民への普及啓発
  2. 2医療・介護関係者の研修
  3. 3地域在宅医療推進員の設置
  4. 4地域の医療・介護の資源の把握
  5. 5地域リハビリテーション活動支援体制の構築
問題13の解答と解説を見る

正解:1・2・4

  • 選択肢1:適切(正しい)地域住民への普及啓発は、在宅医療・介護連携推進事業に含まれます。
  • 選択肢2:適切(正しい)医療・介護関係者の研修は、在宅医療・介護連携推進事業に含まれます。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)「地域在宅医療推進員」の設置は、在宅医療・介護連携推進事業の項目にはありません。
  • 選択肢4:適切(正しい)地域の医療・介護の資源の把握は、在宅医療・介護連携推進事業に含まれます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)地域リハビリテーション活動支援体制の構築は、一般介護予防事業(地域リハビリテーション活動支援事業)に関わるものです。
この問題のポイント在宅医療・介護連携推進事業では、「資源の把握」「課題の抽出と対応策の検討」「切れ目のない提供体制の構築」「情報共有の支援」「相談支援」「研修」「普及啓発」などを行います。

問題14(介護支援分野)

介護サービス情報の公表制度において、介護サービスの提供開始時に都道府県知事へ報告すべき情報として規定されているものはどれか。3つ選べ。

  1. 1事業所等の運営に関する方針
  2. 2情報の管理・個人情報保護等のために講じる措置
  3. 3介護サービスの質の確保、透明性の確保等のために講じる措置
  4. 4介護サービスに従事する従業者に関する事項
  5. 5苦情に対応する窓口等の状況
問題14の解答と解説を見る

正解:1・4・5

  • 選択肢1:適切(正しい)事業所の運営に関する方針は、サービス提供開始時に報告する基本情報です。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)情報の管理・個人情報保護などのための措置は、運営情報で、提供開始時に報告する基本情報ではありません。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)サービスの質や透明性の確保のための措置は、運営情報で、提供開始時に報告する基本情報ではありません。
  • 選択肢4:適切(正しい)従業者に関する事項は、提供開始時に報告する基本情報です。
  • 選択肢5:適切(正しい)苦情に対応する窓口などの状況は、提供開始時に報告する基本情報です。
この問題のポイント介護サービス情報は「基本情報(事業所の概要、従業者、利用料、苦情窓口など)」と「運営情報(サービスの内容や質を確保する取組など)」に分かれます。

問題15(介護支援分野)

介護保険法で定める国民健康保険団体連合会が行う業務として正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1第1号被保険者の保険料の特別徴収事務
  2. 2居宅介護サービス計画費の請求に関する審査
  3. 3第三者行為求償事務
  4. 4財政安定化基金の運営
  5. 5介護保険施設の運営
問題15の解答と解説を見る

正解:2・3・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)第1号被保険者の保険料の特別徴収は、年金保険者が行います。
  • 選択肢2:適切(正しい)国民健康保険団体連合会は、居宅介護サービス計画費の請求の審査と支払いを行います。
  • 選択肢3:適切(正しい)市町村から委託を受けて、第三者行為求償事務を行います。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)財政安定化基金を運営するのは、都道府県です。
  • 選択肢5:適切(正しい)国民健康保険団体連合会は、介護保険施設などの運営を行うことができます。
この問題のポイント国民健康保険団体連合会の業務は、「介護給付費の審査・支払い」「苦情処理(サービスの質の向上に関する調査・指導助言)」「第三者行為求償事務」「サービス事業・施設の運営」などです。

問題16(介護支援分野)

指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準(平成11年厚生省令第38号)第1条の2の基本方針に定められている事項として正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1障害者総合支援法に規定する指定特定相談支援事業者との連携に努めること。
  2. 2利用者の施設入所について配慮すること。
  3. 3保健医療サービス及び福祉サービスの総合的かつ効率的な提供に配慮すること。
  4. 4利用者の最低限度の生活の維持に努めること。
  5. 5居宅介護支援の提供に当たって公正中立に行うこと。
問題16の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)障害者総合支援法の指定特定相談支援事業者との連携に努めることは、基本方針に定められています。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)利用者の施設入所に配慮することは、基本方針に定められていません。基本方針は、可能な限り居宅で自立した生活を送れるよう配慮することです。
  • 選択肢3:適切(正しい)保健医療サービスと福祉サービスの総合的かつ効率的な提供に配慮することは、基本方針に定められています。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)最低限度の生活の維持は、生活保護法の考え方で、居宅介護支援の基本方針ではありません。
  • 選択肢5:適切(正しい)居宅介護支援を公正中立に行うことは、基本方針に定められています。
この問題のポイント居宅介護支援の基本方針のキーワードは、「居宅での自立」「利用者の選択」「総合的かつ効率的」「公正中立」「市町村や関係機関との連携」です。

問題17(介護支援分野)

指定居宅介護支援における居宅サービス計画の作成について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1サービス担当者会議の要点を利用者に交付すること。
  2. 2文書により家族の同意を得ること。
  3. 3作成した際に、利用者に交付すること。
  4. 4作成後、保険者に提出すること。
  5. 5介護支援専門員は、計画に位置付けた指定訪問介護事業者に対して、訪問介護計画の提出を求めること。
問題17の解答と解説を見る

正解:3・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)利用者に交付するのは居宅サービス計画です。サービス担当者会議の要点を交付する決まりはありません。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)居宅サービス計画は、利用者の同意を文書で得ます。家族の同意ではありません。
  • 選択肢3:適切(正しい)居宅サービス計画を作成したときは、利用者と担当者に交付します。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)作成した計画を保険者に提出する決まりはありません(一定回数以上の生活援助中心型の訪問介護を位置付ける場合などを除く)。
  • 選択肢5:適切(正しい)介護支援専門員は、計画に位置付けた訪問介護事業者などに、個別サービス計画の提出を求めます。
この問題のポイント居宅サービス計画は「利用者に説明し、文書で同意を得て、利用者と担当者に交付」します。

問題18(介護支援分野)

指定介護予防支援事業者の担当職員の業務として正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1指定介護予防サービス事業者等から、サービスの提供状況等の報告を三月に1回聴取しなければならない。
  2. 2介護予防サービス計画を作成した際には、必ずそれを主治の医師に交付しなければならない。
  3. 3アセスメントに当たっては、利用者の居宅を訪問し、面接して行わなければならない。
  4. 4介護予防サービス計画に位置付けた期間が終了するときは、目標の達成状況について評価しなければならない。
  5. 5介護予防短期入所生活介護を介護予防サービス計画に位置付ける場合には、その利用日数が一月の半数をこえないようにしなければならない。
問題18の解答と解説を見る

正解:3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)介護予防サービス事業者などからのサービスの提供状況などの報告は、少なくとも1か月に1回聴取します。3か月に1回ではありません。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)介護予防サービス計画を作成したときは、利用者とサービスの担当者に交付します。必ず主治の医師に交付するものではありません(医療系サービスを位置付ける場合など、求めがあったときは交付します)。
  • 選択肢3:適切(正しい)アセスメントは、利用者の居宅を訪問し、利用者と家族に面接して行います。
  • 選択肢4:適切(正しい)計画に位置付けた期間が終わるときは、目標の達成状況について評価します。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)短期入所サービスは、利用日数が要支援認定の有効期間のおおむね半数を超えないようにします。1か月の半数ではありません。
この問題のポイント介護予防支援のモニタリングは、「少なくとも3か月に1回と、サービスの評価期間が終わる月などに居宅を訪問」「訪問しない月は電話などで状況を確認」が基本です。

問題19(介護支援分野)

指定介護老人福祉施設における身体的拘束等(身体的拘束その他入所者の行動を制限する行為)の取り扱いについて正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1身体的拘束等を行う場合には、介護支援専門員は入所者の家族と面談しなければならない。
  2. 2身体的拘束等の適正化のための対策を検討する委員会を三月に1回以上開催しなければならない。
  3. 3身体的拘束等を行う場合には、医師の指示によらなければならない。
  4. 4従業者に対し、身体的拘束等の適正化のための研修を定期的に実施しなければならない。
  5. 5身体的拘束等の適正化のための指針を整備しなければならない。
問題19の解答と解説を見る

正解:2・4・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)身体的拘束等を行うときに、介護支援専門員が家族と面談しなければならない決まりはありません。
  • 選択肢2:適切(正しい)身体的拘束等の適正化のための対策を検討する委員会を、3か月に1回以上開催しなければなりません。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)身体的拘束等を行う場合に、医師の指示によらなければならない決まりはありません。
  • 選択肢4:適切(正しい)従業者に対し、身体的拘束等の適正化のための研修を定期的に行わなければなりません。
  • 選択肢5:適切(正しい)身体的拘束等の適正化のための指針を整備しなければなりません。
この問題のポイント身体的拘束等を行う場合は、「その態様・時間・心身の状況・緊急やむを得ない理由を記録」します。適正化のための「委員会・指針・研修」はセットで覚えましょう。

問題20(介護支援分野)

要介護認定について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1主治の医師の意見は、介護認定審査会に通知しなければならない。
  2. 2介護認定審査会の意見は、主治の医師に通知しなければならない。
  3. 3介護認定審査会の審査及び判定の結果は、介護支援専門員に通知しなければならない。
  4. 4要介護認定等基準時間は、1日当たりの時間として推計される。
  5. 5要介護認定等基準時間の推計の方法は、都道府県の条例で定める。
問題20の解答と解説を見る

正解:1・4

  • 選択肢1:適切(正しい)主治の医師の意見は、介護認定審査会に通知されます(資料として使われます)。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)介護認定審査会の意見は、被保険者証に記載されます。主治の医師に通知する決まりはありません。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)審査・判定の結果は、市町村に通知されます。介護支援専門員に通知するものではありません。
  • 選択肢4:適切(正しい)要介護認定等基準時間は、1日当たりの時間として推計されます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)要介護認定等基準時間の推計方法は、国(厚生労働大臣)が定めます。都道府県の条例ではありません。
この問題のポイント要介護認定等基準時間は、実際の介護時間ではなく、「介護の手間」を1日当たりの時間として推計したものです。

問題21(介護支援分野)

要介護認定について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1認定調査票の基本調査項目には、口腔清潔に関する項目が含まれる。
  2. 2認定調査票の基本調査項目には、主たる介護者に関する項目が含まれる。
  3. 3認定調査票の基本調査項目には、集団への不適応に関する項目が含まれる。
  4. 4要介護認定等基準時間の算定の合算対象には、疼痛の看護が含まれる。
  5. 5要介護認定等基準時間の算定の合算対象には、認定調査票の特記事項の内容が含まれる。
問題21の解答と解説を見る

正解:1・3・4

  • 選択肢1:適切(正しい)認定調査票の基本調査項目には、口腔清潔の項目が含まれます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)主たる介護者に関する項目は、基本調査項目に含まれません。
  • 選択肢3:適切(正しい)集団への不適応の項目は、基本調査項目に含まれます。
  • 選択肢4:適切(正しい)疼痛の看護は「特別な医療」の項目で、要介護認定等基準時間の算定の合算対象に含まれます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)特記事項の内容は、要介護認定等基準時間の算定には含まれません。二次判定の資料として使われます。
この問題のポイント基本調査は一次判定(コンピュータ判定)に、特記事項と主治医意見書は二次判定に使われる、という流れを押さえましょう。

問題22(介護支援分野)

介護認定審査会について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1認定調査を行うことができる。
  2. 2認定の有効期間について意見を付すことができる。
  3. 3要介護状態の軽減のために必要な療養について意見を付すことができる。
  4. 4被保険者が受けることができるサービスの種類を指定することができる。
  5. 5被保険者に主治の医師がいないときは、診断を行う医師を指定することができる。
問題22の解答と解説を見る

正解:2・3

  • ×選択肢1:不適切(誤り)認定調査を行うのは、市町村(または委託先)です。介護認定審査会は行いません。
  • 選択肢2:適切(正しい)介護認定審査会は、認定の有効期間について意見を付すことができます。
  • 選択肢3:適切(正しい)介護認定審査会は、要介護状態の軽減や悪化防止に必要な療養について意見を付すことができます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)サービスの種類を指定するのは市町村です。介護認定審査会は、指定について意見を述べることができるにとどまります。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)主治の医師がいないときに診断を行う医師を指定するのは、市町村です。
この問題のポイント介護認定審査会ができるのは「審査・判定」と「意見を付すこと(療養・有効期間・サービスの種類)」です。決定や指定は市町村が行います。

問題23(介護支援分野)

介護保険と他制度との関係について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1障害者総合支援法による行動援護を利用している障害者が、要介護認定を受けた場合には、行動援護は利用できなくなる。
  2. 2労働者災害補償保険法の通勤災害に関する療養給付は、介護保険給付に優先する。
  3. 3福祉用具購入費は、高額医療合算介護サービス費の利用者負担額の算定対象に含まれる。
  4. 4医療扶助の受給者であって医療保険に加入していない者は、介護保険の第2号被保険者とはならない。
  5. 5介護老人保健施設は、老人福祉施設に含まれない。
問題23の解答と解説を見る

正解:2・4・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)行動援護は介護保険にない障害福祉サービスなので、要介護認定を受けても引き続き利用できます。
  • 選択肢2:適切(正しい)労働者災害補償保険法の給付は、介護保険の給付より優先されます。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)福祉用具購入費などの償還払いの自己負担分は、高額医療合算介護サービス費の算定の対象に含まれません。
  • 選択肢4:適切(正しい)生活保護の医療扶助を受けていて医療保険に加入していない人は、介護保険の第2号被保険者になりません。
  • 選択肢5:適切(正しい)介護老人保健施設は介護保険法にもとづく施設で、老人福祉法の老人福祉施設には含まれません。
この問題のポイント障害福祉サービスとの関係では、「介護保険と共通するサービスは介護保険が優先」「介護保険にないサービス(行動援護など)は障害福祉で利用可能」です。

問題24(介護支援分野)

Aさん(85歳、女性)は、大腿骨頸部骨折の手術を受け、近々退院予定である。自力での排泄や移動にはやや困難が伴い、要介護2の認定を受けた。本人も、同居している息子夫婦も、在宅生活を望んでいる。息子夫婦は、お互いに協力して在宅で介護を行うつもりである。介護保険のサービス利用について相談があったが、介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。

  1. 1トイレ介助の負担を減らすため、排泄についてはおむつを利用することを提案する。
  2. 2歩行機能の向上を図るため、通所リハビリテーションの利用を提案する。
  3. 3住宅改修の利用を検討するため、住環境のアセスメントを提案する。
  4. 4家族介護者の負担を軽減するため、訪問介護による生活援助の利用を提案する。
  5. 5将来に備えて、施設入所を提案する。
問題24の解答と解説を見る

正解:2・3

  • ×選択肢1:不適切(誤り)おむつを使うことは、Aさんの自立を妨げるおそれがあり、在宅生活を望む本人の意向にも沿いません。
  • 選択肢2:適切(正しい)歩行機能の向上を目指して通所リハビリテーションを提案することは適切です。
  • 選択肢3:適切(正しい)住宅改修を検討するため、住環境のアセスメントを提案することは適切です。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)息子夫婦が協力して介護する意向があり、生活援助の必要性はアセスメントで判断します。家族の負担軽減だけを理由に提案するのは適切ではありません。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)本人も家族も在宅生活を望んでいるので、施設入所を提案するのは適切ではありません。
この問題のポイント退院後の事例では、「本人の意向」「自立支援(リハビリ)」「住環境の整備」を優先して考えます。

問題25(介護支援分野)

Aさん(80歳、女性、変形性膝関節症、要介護1)は、週2回介護保険の訪問介護で買い物と掃除を利用し、一人暮らしをしていたが、息子が来月から同居することになった。Aさんは、「息子は精神的に弱い面があり、仕事をしながら私の世話をするのは無理だ。」と言って、現在利用している訪問介護の継続を希望している。介護支援専門員の当面の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。

  1. 1一人暮らしではなくなるため、訪問介護の対象外となることをAさんに伝える。
  2. 2訪問介護が受けられなくなっても自分でできるように、住宅改修を提案する。
  3. 3息子に対して、Aさんに必要な援助ができる状況かを確認する。
  4. 4Aさんの希望通り、同居後も今までのサービスを継続することを約束する。
  5. 5改めてアセスメントを行う必要があることをAさんに伝える。
問題25の解答と解説を見る

正解:3・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)家族と同居しても、それだけで訪問介護が受けられなくなるわけではありません。家族の状況によっては生活援助を利用できます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)アセスメントをせずに、訪問介護が受けられなくなることを前提に住宅改修を提案するのは適切ではありません。
  • 選択肢3:適切(正しい)息子がAさんに必要な援助をできる状況かどうかを確認することは適切です。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)アセスメントをせずに、同居後もサービスを続けると約束するのは適切ではありません。
  • 選択肢5:適切(正しい)生活状況が変わるため、改めてアセスメントを行う必要があることを伝えるのは適切です。
この問題のポイント同居家族がいる場合の生活援助は、「家族の障害や疾病、就労などで家事が困難な場合」などに認められます。一律に対象外になるわけではありません。

保健医療サービスの知識等(問26〜45)の問題と解説

高齢者に多い病気、感染症、検査値、バイタルサイン、認知症、在宅医療、急変時の対応、医療系のサービスなどが出題される分野です。福祉サービスの知識等と合わせた35問で合格点(第21回は22点)を判定します。

問題26(保健医療サービス分野)

高齢者に多い症状や疾患について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1パーキンソン病の臨床的重症度の評価は、NYHAの重症度分類によって行う。
  2. 2狭心症の発作に対しては、ニトログリセリン製剤の投与が効果的である。
  3. 3褥瘡は、大転子部には発症しにくい。
  4. 4疥癬は、集団感染の危険性がある。
  5. 5肝不全の症状として、食欲不振、全身倦怠感、黄疸がみられることが多い。
問題26の解答と解説を見る

正解:2・4・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)NYHA分類は、心不全の重症度を評価するものです。パーキンソン病の重症度は、ホーエン・ヤールの重症度分類などで評価します。
  • 選択肢2:適切(正しい)狭心症の発作には、ニトログリセリン製剤(舌下錠など)が効果的です。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)大転子部(太ももの付け根の外側)は、側臥位で褥瘡ができやすい部位です。
  • 選択肢4:適切(正しい)疥癬は、施設などで集団感染を起こす危険性があります。
  • 選択肢5:適切(正しい)肝不全では、食欲不振、全身のだるさ、黄疸などがよくみられます。
この問題のポイント重症度分類は「NYHA=心不全」「ホーエン・ヤール=パーキンソン病」と対応させて覚えましょう。

問題27(保健医療サービス分野)

次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1深部静脈血栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)は、こまめに足を動かして予防に努める。
  2. 2福祉避難所は、高齢者など何らかの特別な配慮を必要とする者を対象とし、その家族は対象としない。
  3. 3避難所で生活している場合には、介護保険サービスの提供は受けられない。
  4. 4介護老人保健施設は、非常災害に関する具体的計画を立てなければならない。
  5. 5避難所では、体を動かす機会が減り、筋力が低下することによって、生活不活発病となることがある。
問題27の解答と解説を見る

正解:1・4・5

  • 選択肢1:適切(正しい)深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)は、こまめに足を動かしたり水分をとったりして予防します。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)福祉避難所は、特別な配慮が必要な高齢者などとその家族も対象になります。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)避難所で生活していても、介護保険サービスを受けることができます。
  • 選択肢4:適切(正しい)介護老人保健施設は、非常災害に関する具体的な計画を立てなければなりません。
  • 選択肢5:適切(正しい)避難所では体を動かす機会が減り、生活不活発病(廃用症候群)になることがあります。
この問題のポイント災害時の高齢者支援では、「生活不活発病」「エコノミークラス症候群」の予防と、避難所でもサービスを使えることを押さえましょう。

問題28(保健医療サービス分野)

感染症と感染経路の組合せについて正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1結核 – 空気感染
  2. 2疥癬 – 飛沫感染
  3. 3インフルエンザ – 空気感染
  4. 4腸管出血性大腸菌感染症 – 接触感染
  5. 5流行性耳下腺炎 – 飛沫感染
問題28の解答と解説を見る

正解:1・4・5

  • 選択肢1:適切(正しい)結核は、空気感染します。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)疥癬は、ダニ(ヒゼンダニ)による接触感染です。飛沫感染ではありません。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)インフルエンザの主な感染経路は、飛沫感染と接触感染です。空気感染ではありません。
  • 選択肢4:適切(正しい)腸管出血性大腸菌感染症(O157など)は、接触感染(経口感染)します。
  • 選択肢5:適切(正しい)流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、飛沫感染します。
この問題のポイント空気感染するのは「結核」「麻しん(はしか)」「水痘(水ぼうそう)」です。この3つを覚えておくと判断しやすくなります。

問題29(保健医療サービス分野)

次の記述について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1腹囲は、メタボリックシンドロームの診断に使われる。
  2. 2血清アルブミン値は、栄養状態の指標とはならない。
  3. 3血中尿素窒素(BUN)は、腎機能の指標となる。
  4. 4白血球数は、細菌感染で減少する。
  5. 5AST(GOT)は、心臓の疾患でも上昇することがある。
問題29の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)腹囲は、メタボリックシンドロームの診断に使われます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)血清アルブミン値は、栄養状態の指標になります。
  • 選択肢3:適切(正しい)血中尿素窒素(BUN)は、腎機能の指標になります。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)細菌に感染すると、白血球数は増加します。
  • 選択肢5:適切(正しい)AST(GOT)は肝臓だけでなく心筋にも含まれるため、心筋梗塞などの心臓の病気でも上昇することがあります。
この問題のポイントASTは肝臓・心臓・筋肉に、ALTは主に肝臓に含まれます。「ALTの上昇は肝臓の病気を示しやすい」と押さえましょう。

問題30(保健医療サービス分野)

バイタルサインについて正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1生命の維持にかかわる最も基本的な情報をいう。
  2. 2意識レベルは、バイタルサインには含まれない。
  3. 3感染症にかかっても、発熱しないことがある。
  4. 4脱水では、徐脈がみられる。
  5. 5降圧剤によって起立性低血圧を起こすことがある。
問題30の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)バイタルサインは、生命の維持に関わる最も基本的な情報です。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)意識レベルは、バイタルサインに含まれます。
  • 選択肢3:適切(正しい)高齢者は、感染症にかかっても発熱しないことがあります。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)脱水では、脈が速くなる頻脈がみられます。
  • 選択肢5:適切(正しい)降圧剤によって、起立性低血圧を起こすことがあります。
この問題のポイント脱水のサインは「頻脈」「血圧低下」「皮膚や口の乾燥」「尿量の減少」などです。

問題31(保健医療サービス分野)

高齢者に多い症状や疾患について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1フレイルとは、高齢になって筋力や活動が低下している状態を指す。
  2. 2機能性尿失禁とは、くしゃみ、咳などによって尿がもれることである。
  3. 3急性緑内障発作では、頭痛、嘔吐がみられることがある。
  4. 4慢性腎不全では、全身倦怠感、動悸、頭痛、浮腫などの症状がみられることがある。
  5. 5加齢によるインスリンの増加が、糖尿病の原因である。
問題31の解答と解説を見る

正解:1・3・4

  • 選択肢1:適切(正しい)フレイルは、高齢になって筋力や活動が低下し、心身が弱くなっている状態を指します。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)くしゃみや咳で尿がもれるのは、腹圧性尿失禁です。機能性尿失禁は、身体機能や認知機能の低下でトイレに間に合わないなどのものです。
  • 選択肢3:適切(正しい)急性緑内障発作では、目の痛みのほか、頭痛や嘔吐がみられることがあります。
  • 選択肢4:適切(正しい)慢性腎不全では、全身のだるさ、動悸、頭痛、むくみなどの症状がみられることがあります。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)糖尿病の原因は、インスリンの分泌の低下や働きの低下です。加齢によるインスリンの増加ではありません。
この問題のポイント急性緑内障発作は、頭痛や嘔吐が目立ち、目の病気と気づかれにくいことがあるため注意が必要です。

問題32(保健医療サービス分野)

認知症について適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1レビー小体型認知症では、便秘や立ちくらみなどの自律神経症状を伴うことがある。
  2. 2うつ状態が続くと、認知症と診断されてしまうことがある。
  3. 3認知症の初期では、ADLの低下がみられ、進行するとIADLの低下が起こってくる。
  4. 4せん妄は意識障害であり、認知症と区別する必要がある。
  5. 5認知症初期集中支援チームの訪問支援対象者は、初期の認知症患者に限られる。
問題32の解答と解説を見る

正解:1・2・4

  • 選択肢1:適切(正しい)レビー小体型認知症では、便秘や立ちくらみなどの自律神経症状を伴うことがあります。
  • 選択肢2:適切(正しい)うつ状態が続くと、認知症と診断されてしまうことがあります(仮性認知症)。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)認知症の初期には、買い物や金銭管理などのIADLの低下がみられ、進行すると食事や排泄などのADLが低下します。
  • 選択肢4:適切(正しい)せん妄は意識障害で、認知症とは区別する必要があります。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)認知症初期集中支援チームの対象は、初期の認知症の人に限られず、医療や介護サービスにつながっていない人なども含まれます。
この問題のポイント認知症の進行は「IADLの低下が先、ADLの低下が後」です。順番の入れ替えに注意しましょう。

問題33(保健医療サービス分野)

在宅で医療機器を使用する場合の留意点について適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1腹膜透析を実施している場合は、感染に注意が必要である。
  2. 2在宅中心静脈栄養法を行っている場合は、入浴は禁忌である。
  3. 3在宅経管栄養法では、カテーテルの定期的な交換は不要である。
  4. 4気管切開を伴った人工呼吸療法では、気管切開部の管理が必要である。
  5. 5在宅酸素療法では、機器の周囲2m以内に火気を置かないようにする。
問題33の解答と解説を見る

正解:1・4・5

  • 選択肢1:適切(正しい)腹膜透析では、カテーテルの出口部などの感染に注意が必要です。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)在宅中心静脈栄養法を行っていても、カテーテルの挿入部を保護するなどすれば入浴できます。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)在宅経管栄養法でも、カテーテルは定期的に交換する必要があります。
  • 選択肢4:適切(正しい)気管切開を伴う人工呼吸療法では、気管切開部の管理が必要です。
  • 選択肢5:適切(正しい)在宅酸素療法では、機器の周囲2m以内に火気を置かないようにします。
この問題のポイント在宅酸素療法の注意点は、「火気は2m以内に置かない」「医師の指示なく流量を変えない」の2つが頻出です。

問題34(保健医療サービス分野)

次の記述について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1BMI(Body Mass Index)が18.5以上の場合は、肥満とされる。
  2. 2喫煙は、心疾患のリスクを高める。
  3. 3多量の飲酒習慣は、脳卒中のリスクを高める。
  4. 4骨粗鬆症の予防には、運動は効果がない。
  5. 5大腿骨頸部骨折の予防には、ヒップ・プロテクターも効果がある。
問題34の解答と解説を見る

正解:2・3・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)BMIが25以上の場合を肥満とし、18.5未満はやせ(低体重)とされます。
  • 選択肢2:適切(正しい)喫煙は、心疾患のリスクを高めます。
  • 選択肢3:適切(正しい)多量の飲酒習慣は、脳卒中のリスクを高めます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)運動は骨に刺激を与え、骨粗鬆症の予防に効果があります。
  • 選択肢5:適切(正しい)ヒップ・プロテクターは、転倒時の衝撃をやわらげ、大腿骨頸部骨折の予防に効果があります。
この問題のポイントBMIは「18.5未満=やせ」「18.5以上25未満=普通体重」「25以上=肥満」です。

問題35(保健医療サービス分野)

在宅で行われる呼吸管理について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1ネブライザーで吸入薬を用いる際に副作用と思われる症状がみられた場合には、吸入を中止して医療者に報告する。
  2. 2在宅酸素療法を受けている利用者が息苦しさを訴えた場合には、医師の指示の有無にかかわらず、酸素流量を増やす。
  3. 3在宅酸素療法を実施している場合には、定期的にバッテリーの充電状態を確認する。
  4. 4人工呼吸器を使用する場合には、緊急時の対応方法や連絡先を確認しておく。
  5. 5痰の吸引器は、介護保険の給付の対象となる。
問題35の解答と解説を見る

正解:1・3・4

  • 選択肢1:適切(正しい)ネブライザーで吸入中に副作用と思われる症状が出たら、吸入を中止して医療者に報告します。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)息苦しさを訴えても、医師の指示なく酸素流量を増やしてはいけません。CO2ナルコーシスを起こすおそれがあります。
  • 選択肢3:適切(正しい)在宅酸素療法の機器は、定期的にバッテリーの充電状態を確認します。
  • 選択肢4:適切(正しい)人工呼吸器を使う場合は、緊急時の対応方法や連絡先を確認しておきます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)痰の吸引器は、介護保険の給付の対象ではありません。
この問題のポイントCO2ナルコーシスは、酸素を過剰に投与することで意識障害などが起こる状態です。酸素流量は必ず医師の指示に従います。

問題36(保健医療サービス分野)

次の記述のうち、より適切なものはどれか。2つ選べ。

  1. 1高齢者の低栄養状態を改善するには、水分を多く摂取することが重要である。
  2. 2介護保険施設では、入所者全員について栄養ケア計画の作成が義務付けられている。
  3. 3栄養マネジメント加算の要件には、栄養に関するスクリーニング、アセスメント及びケア計画の作成が含まれる。
  4. 4高齢になっても、味覚は低下しない。
  5. 5認知症の高齢者への食事摂取の促しとしては、声かけ、見守りなども重要である。
問題36の解答と解説を見る

正解:3・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)低栄養の改善には、エネルギーやたんぱく質を十分にとることが大切です。水分を多くとるだけでは改善しません。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)試験時点では、栄養ケア計画の作成は栄養マネジメント加算の要件で、入所者全員への作成が義務付けられてはいませんでした(2021年度以降は運営基準で栄養管理が求められています)。
  • 選択肢3:適切(正しい)栄養マネジメント加算の要件には、スクリーニング、アセスメント、栄養ケア計画の作成が含まれていました。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)高齢になると、味覚は低下しやすくなります。
  • 選択肢5:適切(正しい)認知症の高齢者には、声かけや見守りなどで食事を促すことが大切です。
この問題のポイント栄養ケアの流れは「スクリーニング→アセスメント→栄養ケア計画→実施→モニタリング→評価」です。

問題37(保健医療サービス分野)

在宅での医療管理について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1インスリンの自己注射の効果は、利用者の体調によって変わることはない。
  2. 2人工透析を受けている者は、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高い。
  3. 3疼痛に対して麻薬を使用する際は、副作用の便秘に注意する必要がある。
  4. 4人工呼吸器を装着している場合には、パルスオキシメーターによって酸素飽和度を測定する。
  5. 5在宅自己導尿は、膀胱内にカテーテルを留置するよりも、感染リスクが高い。
問題37の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)インスリンの効果は、食事の量や体調によって変わることがあります。
  • 選択肢2:適切(正しい)人工透析を受けている人は、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高くなります。
  • 選択肢3:適切(正しい)痛みに麻薬(医療用麻薬)を使うときは、副作用の便秘に注意します。
  • 選択肢4:適切(正しい)人工呼吸器を装着している場合は、パルスオキシメーターで酸素飽和度を測ります。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)在宅自己導尿は、カテーテルを膀胱に留置するより感染のリスクが低いとされています。
この問題のポイント医療用麻薬の主な副作用は「便秘」「吐き気」「眠気」です。特に便秘はほぼ必ず起こるため、対策が必要です。

問題38(保健医療サービス分野)

高齢者に起こりやすい急変や急変時の対応について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1ジャパン・コーマ・スケール(Japan Coma Scale:JCS)では、数字が小さいほど意識障害が重度である。
  2. 2心不全による呼吸困難は、座位をとらせることで軽減することがある。
  3. 3心筋梗塞による痛みは、胸痛だけでなく、腹痛のこともある。
  4. 4寝たきりの高齢者が嘔吐した場合には、側臥位をとらせた方が吐物で窒息するのを防ぎやすい。
  5. 5発熱時には、直ちに解熱剤を用いて苦痛を緩和する。
問題38の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)JCSは、数字が大きいほど意識障害が重いことを示します。
  • 選択肢2:適切(正しい)心不全による呼吸困難は、座位をとると楽になることがあります。
  • 選択肢3:適切(正しい)心筋梗塞の痛みは、胸痛だけでなく、腹痛や肩の痛みとして現れることもあります。
  • 選択肢4:適切(正しい)寝たきりの高齢者が嘔吐したときは、側臥位にすると吐物による窒息を防ぎやすくなります。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)発熱時にすぐ解熱剤を使うと原因がわかりにくくなることがあります。まず状態を観察し、医師の指示に従います。
この問題のポイント高齢者の急変対応は「意識・呼吸・脈の確認」「窒息を防ぐ体位」「医療職への連絡」がポイントです。

問題39(保健医療サービス分野)

死亡診断書を交付することができる資格として正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1医師
  2. 2看護師
  3. 3介護支援専門員
  4. 4歯科医師
  5. 5介護福祉士
問題39の解答と解説を見る

正解:1・4

  • 選択肢1:適切(正しい)医師は、死亡診断書を交付できます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)看護師は、死亡診断書を交付できません。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)介護支援専門員は、死亡診断書を交付できません。
  • 選択肢4:適切(正しい)歯科医師は、死亡診断書を交付できます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)介護福祉士は、死亡診断書を交付できません。
この問題のポイント死亡診断書(死体検案書)を交付できるのは、医師と歯科医師です。

問題40(保健医療サービス分野)

定期巡回・随時対応型訪問介護看護について適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1居宅で生活している要支援者も利用できる。
  2. 2心身の機能の維持回復を目指す。
  3. 3随時訪問サービスは、随時の通報からおおむね30分以内に居宅に駆けつけられる体制確保に努めなければならない。
  4. 4介護・医療連携推進会議の会議記録は、守秘義務の観点から公表してはならない。
  5. 5苦情処理では、苦情の内容を記録しなければならない。
問題40の解答と解説を見る

正解:2・3・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)定期巡回・随時対応型訪問介護看護には介護予防サービスがなく、要支援者は利用できません。
  • 選択肢2:適切(正しい)定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、心身の機能の維持回復を目指すサービスです。
  • 選択肢3:適切(正しい)随時訪問サービスは、通報からおおむね30分以内に駆けつけられる体制を確保するよう努めます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)介護・医療連携推進会議の記録は、公表しなければなりません。
  • 選択肢5:適切(正しい)苦情を受け付けたときは、その内容などを記録しなければなりません。
この問題のポイント地域密着型サービスの運営推進会議・介護・医療連携推進会議の記録は「作成して公表」するのが基本です。

問題41(保健医療サービス分野)

介護保険法による訪問看護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1要介護認定者であれば、主治の医師の指示は必要ない。
  2. 2理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士によっても提供される。
  3. 3訪問看護の内容は、療養上の世話又は必要な診療の補助である。
  4. 4原則として、健康保険法による訪問看護より優先的に適用される。
  5. 5心身の機能の維持回復を目指すものであり、要介護状態の悪化防止は含まない。
問題41の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)介護保険の訪問看護を利用するには、要介護認定を受けていても主治の医師の指示が必要です。
  • 選択肢2:適切(正しい)訪問看護は、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士によっても提供されます。
  • 選択肢3:適切(正しい)訪問看護の内容は、療養上の世話と必要な診療の補助です。
  • 選択肢4:適切(正しい)要介護認定を受けている人の訪問看護は、原則として介護保険が医療保険より優先されます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)訪問看護は、心身の機能の維持回復だけでなく、要介護状態の悪化の防止にも役立つよう行われます。
この問題のポイント訪問看護は原則「介護保険が優先」ですが、末期がんや特定の難病、特別訪問看護指示書が出た場合などは医療保険で行われます。

問題42(保健医療サービス分野)

看護小規模多機能型居宅介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1看護小規模多機能型居宅介護とは、居宅要介護者に訪問看護と小規模多機能型居宅介護を組み合わせて提供するサービスのことをいう。
  2. 2開設に当たっては、都道府県に対して事業所の指定申請を行う。
  3. 3医療ニーズの高い高齢者の医療が想定されているので、要支援者は利用できない。
  4. 4管理者としての要件は、事業所などで3年以上認知症ケアに従事した経験と、厚生労働大臣が定める研修の修了に限定される。
  5. 5登録者の居宅における生活を継続するための指定看護小規模多機能型居宅介護の提供体制を強化した場合は、訪問体制強化加算として所定単位を加算できる。
問題42の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)看護小規模多機能型居宅介護は、訪問看護と小規模多機能型居宅介護を組み合わせて提供するサービスです。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)看護小規模多機能型居宅介護は地域密着型サービスで、指定の申請は市町村に行います。
  • 選択肢3:適切(正しい)看護小規模多機能型居宅介護には介護予防サービスがなく、要支援者は利用できません。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)管理者は、認知症ケアの経験と研修修了の要件のほか、保健師や看護師もなることができ、要件はそれだけに限られません。
  • 選択肢5:適切(正しい)提供体制を強化した場合は、訪問体制強化加算を算定できます。
この問題のポイント地域密着型サービスの指定は「市町村長」です。看護小規模多機能型居宅介護は要支援者が使えない点も押さえましょう。

問題43(保健医療サービス分野)

通所リハビリテーションについて正しいものはどれか。3つ選べ。(注)SPDCAとは、調査(Survey)、計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)及び改善(Action)をいう。

  1. 1主治の医師が必要と認めた居宅要介護者に、理学療法、作業療法その他必要なリハビリテーションを提供する。
  2. 2若年性認知症患者は、通所リハビリテーションの対象とならない。
  3. 3IADLの維持・回復は、通所リハビリテーションの目的に含まれない。
  4. 4リハビリテーションマネジメント加算は、SPDCAサイクルの構築を通じて、多職種協働によりリハビリテーションの質の管理を行うことを目的としている。
  5. 5介護老人保健施設における通所リハビリテーションの人員基準では、常勤の医師を1人以上置かなければならない。
問題43の解答と解説を見る

正解:1・4・5

  • 選択肢1:適切(正しい)通所リハビリテーションは、主治の医師が必要と認めた居宅要介護者に、理学療法や作業療法などのリハビリテーションを提供します。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)若年性認知症の人も、要介護認定を受けていれば通所リハビリテーションの対象になります。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)IADL(買い物や調理など)の維持・回復も、通所リハビリテーションの目的に含まれます。
  • 選択肢4:適切(正しい)リハビリテーションマネジメント加算は、SPDCAサイクルを通じて、多職種協働でリハビリテーションの質を管理することを目的としています。
  • 選択肢5:適切(正しい)介護老人保健施設で行う通所リハビリテーションでは、常勤の医師を1人以上置かなければなりません(施設の医師との兼務は可能)。
この問題のポイントリハビリテーションマネジメントは、「SPDCAサイクル」「リハビリテーション会議」「多職種協働」がキーワードです。

問題44(保健医療サービス分野)

介護医療院について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1要介護3以上の者のみが利用できる。
  2. 2介護医療院の創設に伴って介護療養型医療施設が廃止されるのは、2020年度末である。
  3. 3長期療養が必要な者に対し、必要な医療及び日常生活上の世話を提供する施設である。
  4. 4多床室の場合は、カーテンのみで入所者同士の視線等を遮断し、プライバシーを確保できればよい。
  5. 5主として長期にわたり療養が必要である者であって、重篤な身体疾患を有する者等を入所させるI型療養床と、それ以外の者を入所させるII型療養床がある。
問題44の解答と解説を見る

正解:3・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)介護医療院は、要介護3以上に限らず、要介護者が利用できます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)介護療養型医療施設の廃止は、試験時点で2023年度末とされていました。2020年度末ではありません。
  • 選択肢3:適切(正しい)介護医療院は、長期療養が必要な人に、医療と日常生活上の世話を提供する施設です。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)多床室でも、家具やパーティションなどで入所者同士の視線を遮り、プライバシーに配慮します。カーテンだけでよいわけではありません。
  • 選択肢5:適切(正しい)介護医療院には、重篤な身体疾患のある人などを対象とするI型療養床と、それ以外の人を対象とするII型療養床があります。
この問題のポイント介護医療院は2018年4月に創設され、介護療養型医療施設は経過措置を経て2024年3月末に廃止されました。

問題45(保健医療サービス分野)

介護老人保健施設について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1医療法人が設置する介護老人保健施設では、協力病院を定める必要がない。
  2. 2サテライト型小規模介護老人保健施設及び分館型介護老人保健施設の2つの類型からなる。
  3. 3介護老人保健施設は、入所者が不正行為によって保険給付を受けたときは、市町村に通知しなければならない。
  4. 4感染症又は食中毒の予防のため、その対策を検討する委員会をおおむね三月に1回以上開催しなければならない。
  5. 5入所者の心身の諸機能の維持回復を図り、日常生活の自立を助けるため、リハビリテーションを計画的に行わなければならない。
問題45の解答と解説を見る

正解:3・4・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)介護老人保健施設は、設置者にかかわらず、協力病院を定めなければなりません。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)介護老人保健施設の類型は、サテライト型小規模と分館型の2つだけではありません。通常の施設のほか、医療機関併設型小規模なども含まれます。
  • 選択肢3:適切(正しい)入所者が不正行為によって保険給付を受けたときは、市町村に通知しなければなりません。
  • 選択肢4:適切(正しい)感染症や食中毒の予防のため、対策を検討する委員会をおおむね3か月に1回以上開きます。
  • 選択肢5:適切(正しい)入所者の心身の機能の維持回復を図り、日常生活の自立を助けるため、リハビリテーションを計画的に行います。
この問題のポイント介護保険施設の運営基準では、「感染対策委員会(おおむね3か月に1回)」「協力病院」「市町村への通知」がよく問われます。

福祉サービスの知識等(問46〜60)の問題と解説

相談援助(ソーシャルワーク)、福祉系サービスの基準や加算、福祉用具、成年後見制度、生活保護制度、後期高齢者医療制度などが出題される分野です。

問題46(福祉サービス分野)

面接場面におけるコミュニケーション技術について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1「もう少し詳しく話してください」という質問は、クローズドクエスチョン(閉じられた質問)である。
  2. 2コミュニケーション手段としては、言語的なものと非言語的なものがある。
  3. 3傾聴は、「聴いている」ということをクライエントに理解してもらうことを含む。
  4. 4「励まし、明確化、要約」は、クライエントとの関係を形成するための重要な技術である。
  5. 5話すときの表情、抑揚、速さは重要ではない。
問題46の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)「もう少し詳しく話してください」は、自由に答えてもらうオープンクエスチョンです。
  • 選択肢2:適切(正しい)コミュニケーションの手段には、言葉による言語的なものと、表情や身振りなどの非言語的なものがあります。
  • 選択肢3:適切(正しい)傾聴には、「聴いている」ことをクライエントに伝え、理解してもらうことも含まれます。
  • 選択肢4:適切(正しい)励まし、明確化、要約は、クライエントとの関係を築くための重要な技術です。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)話すときの表情、抑揚、速さは、非言語的なメッセージとして重要です。
この問題のポイント面接では、言葉の内容だけでなく、表情や声のトーンなどの非言語的なコミュニケーションも大切です。

問題47(福祉サービス分野)

インテーク面接について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1相談援助者は、どのような援助ができるかについて説明する必要がある。
  2. 2インテークは、初期の面接であるため、1回で終わらせる必要がある。
  3. 3秘密が保持できる部屋の準備など、クライエントが話しやすい環境を整える必要がある。
  4. 4クライエントの主訴に対して、相談援助者の所属する機関が対応できないことを明確に伝えるのは、望ましくない。
  5. 5インテーク面接では、経過や課題について正確かつ迅速に記録する必要がある。
問題47の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)相談援助者は、どのような援助ができるかをクライエントに説明する必要があります。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)インテークは1回で終わらせる必要はなく、必要に応じて複数回行います。
  • 選択肢3:適切(正しい)秘密が守られる部屋を用意するなど、話しやすい環境を整えます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)所属機関で対応できない場合は、そのことを明確に伝え、適切な機関を紹介することが大切です。
  • 選択肢5:適切(正しい)インテーク面接では、経過や課題を正確かつ迅速に記録します。
この問題のポイントインテークでは、「主訴の把握」「機関でできることの説明」「対応できない場合の紹介」「話しやすい環境づくり」がポイントです。

問題48(福祉サービス分野)

ソーシャルワークにおける集団援助として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1精神科クリニックで行われる、アルコール依存症の当事者による分かち合いの体験
  2. 2地域包括支援センターによる、介護に悩む家族を対象とした交流活動
  3. 3福祉事務所で行われる、社会福祉主事による生活保護の相談面接
  4. 4特別養護老人ホームの入居者と地域住民との交流を目的とした夏祭りのためのボランティアの募集
  5. 5地域支援事業として行われる、虚弱高齢者のグループを対象とした介護予防活動への助言
問題48の解答と解説を見る

正解:1・2・5

  • 選択肢1:適切(正しい)アルコール依存症の当事者による分かち合いの体験は、集団援助です。
  • 選択肢2:適切(正しい)介護に悩む家族を対象にした交流活動は、集団援助です。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)社会福祉主事による生活保護の相談面接は、個別援助です。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)夏祭りのためのボランティアの募集は、地域援助です。
  • 選択肢5:適切(正しい)虚弱高齢者のグループを対象にした介護予防活動への助言は、集団援助です。
この問題のポイント「共通の悩みや目的をもつグループ」を対象にした活動は、集団援助と判断しやすくなります。

問題49(福祉サービス分野)

ソーシャルワークにおける地域援助として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 1難病患者の家族の会による会員向けの介護体験報告会
  2. 2社会福祉協議会による地域住民向けの生活支援サポーター養成講座の開催
  3. 3地域包括支援センターに登録された虚弱高齢者向けの健康教室でのプログラム活動
  4. 4精神障害者の地域移行のための病院や障害福祉サービス事業者、不動産会社等のネットワークの構築
  5. 5自治体や社会福祉法人と大学との協働による認知症カフェの設置・運営
問題49の解答と解説を見る

正解:2・4・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)家族会による会員向けの介護体験報告会は、集団援助にあたります。
  • 選択肢2:適切(正しい)社会福祉協議会による地域住民向けの生活支援サポーター養成講座は、地域援助です。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)登録された虚弱高齢者向けの健康教室でのプログラム活動は、集団援助にあたります。
  • 選択肢4:適切(正しい)精神障害者の地域移行のための関係機関のネットワークづくりは、地域援助です。
  • 選択肢5:適切(正しい)自治体や社会福祉法人と大学の協働による認知症カフェの設置・運営は、地域援助です。
この問題のポイント地域援助は、「地域住民の組織化」「関係機関のネットワークづくり」「社会資源の開発」などが特徴です。

問題50(福祉サービス分野)

介護保険における短期入所生活介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1緊急短期入所受入加算と認知症行動・心理症状緊急対応加算は、同時に算定できる。
  2. 2一定の条件を満たした事業所が、喀痰吸引等の医療ニーズの高い利用者に対してサービス提供を行った場合には、医療連携強化加算を算定できる。
  3. 3利用者の心身状態や家族等の事情から送迎を行う場合には、送迎加算を算定できる。
  4. 4一定の条件を満たした事業所が、認知症の高齢者に対して専門的な認知症ケアを行った場合には、認知症専門ケア加算を算定できる。
  5. 5連続して30日を超えて同一の事業所に入所してサービスを受けている利用者がいる場合には、加算を算定できる。
問題50の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)緊急短期入所受入加算と認知症行動・心理症状緊急対応加算は、同時に算定できません。
  • 選択肢2:適切(正しい)一定の条件を満たす事業所が、喀痰吸引などの医療ニーズの高い利用者にサービスを提供した場合は、医療連携強化加算を算定できます。
  • 選択肢3:適切(正しい)利用者の心身の状態や家族の事情などから送迎を行う場合は、送迎加算を算定できます。
  • 選択肢4:適切(正しい)一定の条件を満たす事業所が専門的な認知症ケアを行った場合は、認知症専門ケア加算を算定できます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)連続して30日を超えて利用している場合、30日を超える日以降は短期入所生活介護費を算定できません。加算を算定できるのではありません。
この問題のポイント短期入所生活介護の「連続利用30日を超える日以降は算定できない」ルールは、毎年のように出題されます。

問題51(福祉サービス分野)

介護保険の福祉用具貸与の対象となるものとして正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1取付工事の必要がなく、持ち運びが容易なスロープ
  2. 2特殊寝台と一体的に使用されるマットレス
  3. 3車輪のない歩行器
  4. 4空気式又は折りたたみ式の簡易浴槽
  5. 5自動排泄処理装置の専用パッド
問題51の解答と解説を見る

正解:1・2・3

  • 選択肢1:適切(正しい)取付工事が不要で持ち運びできるスロープは、福祉用具貸与の対象です。
  • 選択肢2:適切(正しい)特殊寝台と一体的に使うマットレスは、特殊寝台付属品として貸与の対象です。
  • 選択肢3:適切(正しい)車輪のない歩行器も、歩行器として貸与の対象です。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)空気式または折りたたみ式の簡易浴槽は、特定福祉用具販売(購入)の対象です。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)自動排泄処理装置の専用パッドなどの消耗品は、貸与の対象になりません。
この問題のポイント工事が必要なスロープは「住宅改修」、工事不要のスロープは「福祉用具貸与」と区別しましょう。

問題52(福祉サービス分野)

介護保険における訪問介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1訪問介護事業所と同一敷地内にある建物の居住者に対して訪問介護を提供した場合には、介護報酬は減算される。
  2. 2耳式電子体温計により外耳道で体温を測定することは、医療行為に当たるため、訪問介護員が行うことはできない。
  3. 3訪問介護計画において計画的に訪問することとなっていない身体介護を訪問介護員が緊急に行った場合には、所定の単位を加算できることがある。
  4. 4サービス提供責任者については、専従する常勤のものであれば、特段の資格要件はない。
  5. 5新規に訪問介護計画を作成した利用者に対してサービス提供責任者が初回の訪問介護に同行した場合には、所定の単位を加算できる。
問題52の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)事業所と同一の敷地内にある建物の居住者にサービスを提供した場合は、介護報酬が減算されます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)耳式電子体温計で外耳道の体温を測ることは医療行為にあたらず、訪問介護員が行うことができます。
  • 選択肢3:適切(正しい)計画にない身体介護を、利用者や家族の要請で緊急に行った場合は、緊急時訪問介護加算を算定できることがあります。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)サービス提供責任者には、介護福祉士や実務者研修修了者などの資格要件があります。
  • 選択肢5:適切(正しい)新規の利用者に、サービス提供責任者が初回の訪問介護に同行した場合などは、初回加算を算定できます。
この問題のポイント医療行為にあたらない行為として、「電子体温計での検温」「自動血圧測定器での血圧測定」「軽い切り傷の処置」「一定条件での爪切り」などが示されています。

問題53(福祉サービス分野)

介護保険における通所介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1通所介護に係る介護報酬は、併設事業所の有無によって異なっている。
  2. 2通常の事業の実施地域内に住む利用者の送迎に要する費用は、通所介護費に含まれる。
  3. 3指定通所介護事業所は、利用定員数にかかわらず、生活相談員を配置しなければならない。
  4. 4指定通所介護事業所において、夜間及び深夜に指定通所介護以外のサービスを提供する場合は、その開始前に都道府県知事に届け出をしなければならない。
  5. 5非常災害に際して必要な設備や備品を備えておくことは、各事業所の任意である。
問題53の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)通所介護の介護報酬は、事業所の規模や所要時間などで決まります。併設事業所の有無によって違うわけではありません。
  • 選択肢2:適切(正しい)通常の事業の実施地域内の利用者の送迎費用は、通所介護費に含まれています。
  • 選択肢3:適切(正しい)通所介護事業所には、利用定員にかかわらず生活相談員を配置しなければなりません。
  • 選択肢4:適切(正しい)通所介護事業所で夜間・深夜に通所介護以外のサービス(宿泊サービス)を提供する場合は、開始前に都道府県知事に届け出ます。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)非常災害に必要な設備や備品を備えることは、運営基準で求められており、任意ではありません。
この問題のポイントいわゆる「お泊りデイ」は介護保険外のサービスですが、事前に都道府県知事への届出が必要です。

問題54(福祉サービス分野)

介護保険における訪問入浴介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1訪問入浴介護で使用する浴槽は、利用者又はその家族が用意しなければならない。
  2. 2利用者が小規模多機能型居宅介護を利用している場合には、訪問入浴介護費は算定できない。
  3. 3利用者の身体状況等に支障がない場合には、主治の医師の意見を確認したうえで、介護職員3人で実施することができる。
  4. 4訪問入浴介護費は、サービス提供時間によって2区分に分けられている。
  5. 5利用者の心身状況及びその希望によって清拭に変更になった場合には、訪問入浴介護費は減算される。
問題54の解答と解説を見る

正解:2・3・5

  • ×選択肢1:不適切(誤り)訪問入浴介護で使う浴槽は、事業者が用意して持ち込みます。
  • 選択肢2:適切(正しい)小規模多機能型居宅介護を利用している間は、訪問入浴介護費は算定できません。
  • 選択肢3:適切(正しい)身体の状況に支障がない場合は、主治の医師の意見を確認したうえで、看護職員に代えて介護職員3人で実施できます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)訪問入浴介護費は、サービス提供時間で区分されていません。
  • 選択肢5:適切(正しい)利用者の状態や希望で清拭に変えた場合は、訪問入浴介護費は減算されます。
この問題のポイント訪問入浴介護は「看護職員1人+介護職員2人」が基本で、介護職員のみで行う場合や清拭・部分浴のみの場合は減算されます。

問題55(福祉サービス分野)

夜間対応型訪問介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1緊急時の連絡体制を確保し、日中においてオペレーションセンターサービスを行う等の要件を満たす場合は、24時間通報対応加算を算定できる。
  2. 2定期巡回サービスを行う訪問介護員等は、サービスを提供する時間帯を通じて専従で1人以上配置しなければならない。
  3. 3事業者は、利用者からの苦情に関して市町村等が派遣する者が相談及び援助を行う事業に協力するよう努めなければならない。
  4. 4随時訪問サービスにおいて、オペレーションセンター従業者は、一月ないし三月に1回程度利用者宅を訪問しなければならない。
  5. 5利用者が短期入所生活介護を受けている間も、夜間対応型訪問介護費を算定できる。
問題55の解答と解説を見る

正解:1・3・4

  • 選択肢1:適切(正しい)緊急時の連絡体制を確保し、日中もオペレーションセンターサービスを行うなどの要件を満たす場合は、24時間通報対応加算を算定できます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)定期巡回サービスを行う訪問介護員等は、交通事情や訪問頻度などを考えて必要な数を配置します。サービス提供時間帯を通じて専従で1人以上置く基準ではありません。
  • 選択肢3:適切(正しい)事業者は、苦情について市町村などが派遣する人が相談・援助を行う事業に協力するよう努めます。
  • 選択肢4:適切(正しい)オペレーションセンター従業者は、1か月ないし3か月に1回程度、利用者宅を訪問して心身の状況などを把握します。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)短期入所生活介護を利用している間は、夜間対応型訪問介護費を算定できません。
この問題のポイント夜間対応型訪問介護は「定期巡回」「随時訪問」「オペレーションセンター」の3つのサービスで構成されています。

問題56(福祉サービス分野)

小規模多機能型居宅介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1通いサービス、訪問サービス及び宿泊サービスの算定月における提供回数について、登録者1人当たり平均回数が週4回に満たない場合には、介護報酬は減算される。
  2. 2従業者のうち1人以上は、常勤の看護師又は准看護師でなければならない。
  3. 3一定の条件を満たす事業所において、看取り期におけるサービス提供を行った場合は、看取り連携体制加算を算定できる。
  4. 4利用者の処遇上必要と認められる場合であっても、一の宿泊室の定員は1人である。
  5. 5介護支援専門員は、利用者の処遇に支障がない場合には、管理者と兼務することができる。
問題56の解答と解説を見る

正解:1・3・5

  • 選択肢1:適切(正しい)登録者1人当たりの平均の提供回数が週4回に満たない場合は、介護報酬が減算されます。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)従業者のうち1人以上は看護師または准看護師でなければなりませんが、常勤である必要はありません。
  • 選択肢3:適切(正しい)一定の条件を満たす事業所で、看取り期のサービス提供を行った場合は、看取り連携体制加算を算定できます。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)宿泊室の定員は1人が原則ですが、処遇上必要と認められる場合は2人にできます。
  • 選択肢5:適切(正しい)介護支援専門員は、利用者の処遇に支障がなければ、管理者と兼務できます。
この問題のポイント小規模多機能型居宅介護は、「過少サービスの減算(週4回未満)」「看護職員の配置」「介護支援専門員の配置」がよく問われます。

問題57(福祉サービス分野)

介護老人福祉施設について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1介護支援専門員については、常勤の者を1人以上配置しなければならない。
  2. 2看護職員については、常勤の者を1人以上配置しなければならない。
  3. 3栄養士については、入所定員にかかわらず、常勤の者を1人以上配置しなければならない。
  4. 4生活相談員については、常勤の者を配置しなくてもよい。
  5. 5機能訓練指導員は、同一施設の他の職務に従事することができる。
問題57の解答と解説を見る

正解:1・2・5

  • 選択肢1:適切(正しい)介護老人福祉施設には、常勤の介護支援専門員を1人以上配置しなければなりません。
  • 選択肢2:適切(正しい)看護職員は、常勤の者を1人以上配置しなければなりません。
  • ×選択肢3:不適切(誤り)入所定員40人以下で、他の施設の栄養士との連携があり、処遇に支障がない場合は、栄養士を配置しないことができます(試験時点の基準)。
  • ×選択肢4:不適切(誤り)生活相談員は、常勤の者を配置しなければなりません。
  • 選択肢5:適切(正しい)機能訓練指導員は、同じ施設の他の職務と兼務できます。
この問題のポイント介護老人福祉施設では、「医師(非常勤可)」「生活相談員(常勤)」「介護支援専門員(常勤)」など、職種ごとの配置基準を整理しましょう。

問題58(福祉サービス分野)

成年後見制度について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1任意後見制度では、都道府県知事が、本人の親族の中から任意後見監督人を選任する。
  2. 2精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く常況にある者については、配偶者も、後見開始の審判を請求することができる。
  3. 3成年後見制度の利用の促進に関する法律では、成年後見制度の基本理念として、「ノーマライゼーション」、「自己決定の尊重」及び「身上の保護の重視」の考え方を示している。
  4. 4市町村は、後見、保佐及び補助の業務を適正に行うことができる人材の育成及び活用を図るため、必要な措置を講ずるよう努めなければならない。
  5. 5法定後見制度では、検察官及び市町村長のみが後見開始の審判を請求することができる。
問題58の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)任意後見監督人は、家庭裁判所が選任します。都道府県知事ではありません。
  • 選択肢2:適切(正しい)判断能力を欠く常況にある人については、配偶者も後見開始の審判を請求できます。
  • 選択肢3:適切(正しい)成年後見制度利用促進法では、基本理念として「ノーマライゼーション」「自己決定の尊重」「身上の保護の重視」を示しています。
  • 選択肢4:適切(正しい)市町村は、後見・保佐・補助の業務を適正に行える人材の育成と活用を図るため、必要な措置を講ずるよう努めなければなりません。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)後見開始の審判は、本人、配偶者、四親等内の親族、検察官、市町村長などが請求できます。検察官と市町村長だけではありません。
この問題のポイント成年後見制度では、「家庭裁判所が選任・審判を行う」「請求できる人は幅広い」がポイントです。

問題59(福祉サービス分野)

生活保護制度について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 1介護扶助は、原則として金銭給付であり、これができない場合に現物給付を行うことができる。
  2. 2生活保護の申請は、同居している親族も行うことができる。
  3. 3住宅扶助には、家賃だけでなく、老朽化に伴う住宅を維持するための補修費用も含まれる。
  4. 4生活保護受給者である介護保険の第1号被保険者の介護保険料は、年金から特別徴収される場合以外は、生活扶助の介護保険料加算の対象となる。
  5. 5介護施設入所者基本生活費は、介護扶助として給付される。
問題59の解答と解説を見る

正解:2・3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)介護扶助は、原則として現物給付です。
  • 選択肢2:適切(正しい)生活保護の申請は、本人のほか、扶養義務者や同居の親族も行うことができます。
  • 選択肢3:適切(正しい)住宅扶助には、家賃だけでなく、住宅を維持するための補修費用なども含まれます。
  • 選択肢4:適切(正しい)生活保護受給者の介護保険料は、年金から特別徴収される場合以外は、生活扶助の介護保険料加算の対象になります。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)介護施設入所者基本生活費は、生活扶助として給付されます。介護扶助ではありません。
この問題のポイント生活保護の申請ができるのは「要保護者本人・扶養義務者・同居の親族」です。

問題60(福祉サービス分野)

後期高齢者医療制度について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 1運営主体は、都道府県である。
  2. 275歳以上の者であって生活保護世帯に属する者も、被保険者となる。
  3. 3患者の一部負担の割合は、1割又は3割である。
  4. 4診療報酬点数表は、健康保険法に基づくものと同一である。
  5. 5他の都道府県の特別養護老人ホームに入所するため住所を変更した者は、そのホームの所在する都道府県に被保険者の届出を行う。
問題60の解答と解説を見る

正解:3・4

  • ×選択肢1:不適切(誤り)後期高齢者医療制度の運営主体は、都道府県ごとに全市町村が加入する後期高齢者医療広域連合です。
  • ×選択肢2:不適切(誤り)生活保護を受けている世帯に属する人は、後期高齢者医療制度の被保険者になりません。
  • 選択肢3:適切(正しい)患者の一部負担の割合は、試験時点では1割または3割でした(2022年10月から2割負担も導入)。
  • 選択肢4:適切(正しい)後期高齢者医療の診療報酬点数表は、健康保険法にもとづくものと同じです。
  • ×選択肢5:不適切(誤り)他の都道府県の施設に入所して住所を変えた場合は、住所地特例により、もとの都道府県の広域連合の被保険者のままです。
この問題のポイント後期高齢者医療制度は「運営主体は広域連合」「生活保護受給者は対象外」「住所地特例あり」がポイントです。

第21回ケアマネ試験の出題傾向と次の試験対策

分野第21回の特徴対策のポイント
介護支援分野介護保険法の条文(問1)、新オレンジプラン(問2)、被保険者資格や財政の細かいルールなど、条文や数字の正確な知識が問われた法の目的や基本方針のキーワード、財源の割合、被保険者資格の取得・喪失の時期を正確に覚える
保健医療サービスの知識等感染経路、検査値、在宅医療機器の注意点、急変時の対応など、実務に直結する医療知識が幅広く出題された感染経路の組合せや数値の基準を表にまとめ、在宅医療の安全管理のポイントを押さえる
福祉サービスの知識等面接技術や集団援助・地域援助に加え、サービスごとの加算や人員基準、後期高齢者医療制度が出題されたサービスごとの加算と減算、人員基準の違いを整理する
新人ケアマネ新人

第21回は、条文の細かい言葉まで問われていて難しいですね。

ベテランケアマネ先輩

そうね。でも条文問題は、キーワードを押さえれば得点しやすくなるわ。法第1条の「尊厳の保持」「自立した日常生活」「保健医療の向上及び福祉の増進」のように、何度も出る言葉から覚えていきましょう。

  • まず時間を計って60問を解く本番と同じ120分で解き、分野ごとに採点します。
  • 間違えた選択肢の解説を読む正答番号だけでなく、×の理由まで確認します。
  • 苦手なテーマをテキストで確認する間違えたテーマのページに戻り、関連する知識をまとめて覚えます。
  • ほかの年度の過去問で同じテーマを解く繰り返し出題されるテーマを確実に得点できるようにします。

よくある質問(FAQ)

第21回ケアマネ試験の合格点は何点ですか?
介護支援分野が25問中13点、保健医療福祉サービス分野が35問中22点でした。2つの分野それぞれで合格点に達する必要があります。
第21回ケアマネ試験の合格率は何%ですか?
受験者49,332人に対し合格者4,990人で、合格率は10.1%でした(厚生労働省公表)。
第21回で受験者数が大きく減ったのはなぜですか?
第21回から受験資格が見直され、保健・医療・福祉の国家資格や相談援助業務の経験をもつ人などに限られたためです。
ケアマネ試験は、選択肢を1つでも間違えると0点ですか?
1問1点で、指定された数の正しい選択肢をすべて選んだ場合に得点になります。部分点はないため、選択肢ごとの正誤を確実に判断する力が必要です。
第21回の過去問は、今の制度でもそのまま使えますか?
基本的な考え方は使えますが、報酬改定や介護療養型医療施設の廃止など、その後に変わった内容もあります。最新版のテキストで確認しながら使いましょう。
まとめ
  • 第21回ケアマネ試験は2018年10月14日に行われ、全60問・120分で実施された
  • 受験資格の見直しで受験者は49,332人に減り、合格者は4,990人、合格率は過去最低の10.1%だった
  • 合格点は介護支援分野13点(25問中)、保健医療福祉サービス分野22点(35問中)で、両分野とも基準が大きく下がった
  • 条文のキーワード、被保険者資格、感染経路、在宅医療、サービスごとの加算など、正確な知識を問う問題が幅広く出題された
  • 正答番号だけでなく選択肢ごとの解説を確認し、苦手テーマを他年度の過去問で繰り返し解くことが合格への近道

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