退院後の施設探し|急に退院と言われたときの行き先と探し方

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「病院から『来週には退院です』と言われたけど、家で介護できる状態ではない」「退院までに施設なんて見つかるの?」。親の入院をきっかけに、急に退院後の行き先を決めなければならなくなる家族は少なくありません。

結論からいうと、退院が決まったら、まず病院の医療ソーシャルワーカー(相談員)に相談し、要介護認定の申請と施設の情報集めを同時に進めるのが近道です。すぐに入れる施設が見つからない場合も、老健やショートステイでつなぐ方法があります。この記事では、退院後の行き先の選択肢と、短い期間で施設を探す手順をまとめました。

この記事でわかること
  • 退院後の行き先の選択肢(自宅・老健・特養・有料老人ホームなど)
  • 退院が決まったら最初に相談する人
  • 短い期間で施設を探す手順
  • 施設が見つからないときのつなぎ方
目次

退院後の行き先の選択肢と施設の種類

行き先向いている人入りやすさ・特徴
自宅+介護サービス介護保険のサービスや家族の支えで暮らせる人訪問介護・訪問看護・デイサービス・福祉用具などを組み合わせる
介護老人保健施設(老健)リハビリをして自宅に戻ることをめざす人要介護1以上。在宅復帰を目的とした施設で、長く住む場所ではない
回復期リハビリ病院脳卒中や骨折などで集中的なリハビリが必要な人病気やけがの種類・発症からの期間に条件がある
特別養護老人ホーム(特養)要介護3以上で、長く暮らせる場所が必要な人費用は比較的安いが、地域によっては待機が長い
有料老人ホーム・サ高住早めに入居先を決めたい人空きがあれば比較的早く入居できる。費用は施設によって幅が大きい
介護医療院医療的なケアが継続して必要な人たんの吸引や経管栄養など、医療と介護の両方が必要な人向け
新人ケアマネ新人

どれを選べばいいのか、全然わかりません…。

ベテランケアマネ先輩

選ぶときは、「医療的なケアがどのくらい必要か」「リハビリで良くなる見込みがあるか」「費用をどのくらい出せるか」の3つを軸に考えるといいわ。病院の相談員や主治医に、今の状態でどこが合いそうか聞いてみてね。

退院が決まったら最初に相談する人

  • 医療ソーシャルワーカー(MSW)・退院支援の看護師:病院の「地域連携室」「医療相談室」などにいます。退院後の行き先の相談、転院先や施設の紹介、介護保険の手続きの案内をしてくれます。
  • ケアマネジャー:すでに介護保険を使っている場合は、担当のケアマネに入院したことと退院の見通しを伝えます。
  • 地域包括支援センター:まだ介護保険を使っていない場合は、親が住む地域のセンターに相談します。

入院中でも、要介護認定の申請はできます。退院後に介護サービスや施設を使う可能性があるなら、早めに申請しておきましょう。認定調査は病院で受けられます。

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条件に合う施設をまとめて比べる

施設の種類が分かったら、次は実際の候補探しです。地域・予算・介護度で絞り込んで、気になる施設を並べて比べると違いが見えてきます。

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短い期間で施設を探す手順

  • 条件を整理する予算(月額・入居一時金)、希望の地域、必要な医療的ケア(たんの吸引・インスリン・胃ろうなど)、認知症の有無を書き出します。
  • 候補をまとめて探す相談員からの紹介に加え、施設検索サイトで地域・予算・介護度から候補を絞ります。複数の施設に同時に問い合わせます。
  • 空き状況と受け入れ条件を確認する「今の医療的ケアに対応できるか」「いつから入居できるか」を電話で確認します。
  • 見学・面談する時間がないときは家族だけで見学し、施設の職員に病院で本人と面談してもらう方法もあります。
  • 病院から施設へ情報を伝える病院の看護サマリーや診療情報提供書を施設へ送ってもらい、入居日を調整します。
新人ケアマネ新人

見学に行く時間がなかなか取れないんです。

ベテランケアマネ先輩

そういうときは、オンライン見学に対応している施設もあるわ。それに、いきなり本契約ではなく、体験入居やショートステイで様子を見ることもできるの。合わなければ、そこから探し直すこともできるのよ。

施設に伝えると話が早い情報

項目例
病名と入院の理由大腿骨骨折の手術後、肺炎で入院 など
今の動ける程度車いすで移乗は一部介助、歩行器で数メートル など
医療的ケアインスリン注射、たんの吸引、胃ろう、在宅酸素 など
食事と排泄きざみ食・とろみ、紙パンツ使用 など
認知症の症状夜間に起き出す、帰宅願望がある など
希望の時期と予算○日ごろ退院予定、月○万円まで など

このメモを作っておくと、複数の施設に問い合わせるときに同じ説明を何度もせずに済み、受け入れできるかどうかの返事も早くもらえます。

施設が見つからないときのつなぎ方

  • 老健に入って次を探す:老健でリハビリをしながら、特養や有料老人ホームの空きを待つ方法があります。
  • ショートステイを使う:自宅に戻ったあと、ショートステイを組み合わせて家族の負担を減らしながら、入居先を探します。ショートステイは連続利用の日数に上限があるので、ケアマネと計画を立てます。
  • 退院日を相談する:行き先が決まらない事情を病院に伝え、退院日の調整ができないか相談します。必ずしも延ばせるわけではありませんが、相談員が転院先を探してくれることもあります。
慌てて契約する前に確認したいこと 急いでいると、費用や契約内容を十分に確認しないまま決めてしまいがちです。月額費用に含まれないもの(おむつ代・医療費・日用品など)、入居一時金の返還ルール、退去になる条件は、契約前に必ず確認しましょう。

よくある質問

要介護認定の結果が出る前に施設に入れますか?
有料老人ホームなどは、認定の結果が出る前でも入居できる場合があります。特養や老健は、要介護度が入所の条件になるため、結果を待つか、見込みで相談することになります。
退院後すぐに特養に入れますか?
特養は要介護3以上が原則で、地域によっては待機者が多く、すぐに入れないことがあります。申し込みはしておき、それまでは老健や有料老人ホームなどでつなぐ方法を考えましょう。
本人が施設に入るのを嫌がっています。
「リハビリのために少しの間」「体調が落ち着くまで」など、期間を区切って伝えると受け入れやすくなることがあります。本人の気持ちを聞き、ケアマネや相談員にも一緒に説明してもらいましょう。
施設の費用が心配です。
特養や老健は、所得によって食費・居住費が軽くなる制度(負担限度額認定)があります。有料老人ホームは施設ごとに費用の幅が大きいので、複数を比べることが大切です。
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まとめ
  • 退院が決まったら、まず病院の医療ソーシャルワーカーに相談する
  • 要介護認定は入院中でも申請でき、早めの申請が施設探しの近道
  • 医療的ケア・リハビリの見込み・費用の3つを軸に行き先を選ぶ
  • 候補はまとめて探し、空き状況と受け入れ条件を同時に確認する
  • すぐに見つからなければ、老健やショートステイでつなぎながら探す

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