脳画像の本おすすめ5選|リハビリ職がCT・MRIの見方を学ぶ

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「カルテに脳画像が載っていても、どこを見ればいいのかわからない」「先輩が画像から予後を話しているのを聞いて、自分も読めるようになりたい」。脳卒中のリハビリでは、脳画像を読めると評価や目標の立て方が大きく変わります。

リハビリ職が脳画像を学ぶ目的は、診断をすることではなく、損傷した場所から出やすい症状を予測し、評価とリハビリの計画に活かすことです。この記事では、脳画像の本おすすめ5選と、選び方、臨床で画像を活かす手順をまとめました。

この記事でわかること
  • リハビリ職が脳画像を見る目的とCT・MRIの基本
  • 入門書・機能解剖の本など脳画像の本の選び方
  • 脳画像の本おすすめ5選と比較表
  • 臨床で脳画像を活かす4つの手順
目次

リハビリ職が脳画像を見る目的とCT・MRIの基本

脳画像を見ると、脳のどこが、どのくらい損傷しているかがわかります。損傷した場所と、その場所が担っている働きを結びつけることで、次のようなことに役立ちます。

  • まひや感覚障害、高次脳機能障害など、出やすい症状を予測して評価の漏れを防ぐ
  • 症状の回復の見込みを考え、目標を立てる参考にする
  • 本人や家族、ほかの職種に症状の理由を説明する

脳画像は、主にCTとMRIで撮影されます。

検査特徴
CT短い時間で撮れる。脳出血は白く写る。脳梗塞は発症直後には写りにくく、時間がたつと黒く写る
MRI(拡散強調画像)発症早期の脳梗塞が白く写り、新しい梗塞を見つけやすい
MRI(T1・T2・FLAIRなど)撮り方によって写り方が違い、古い病変や脳の萎縮などを確認できる

まずは、画像の種類を見分け、決まった高さの断面で、脳のどの部位が写っているかを確認できるようになることが第一歩です。

新人ケアマネ新人

画像を見ても、全部同じような灰色に見えてしまいます…。

ベテランケアマネ先輩

最初はみんなそうよ。まずは脳室や中心溝など、目印になる場所を探すことから始めるの。目印が見つかると、そこから「ここが内包」「ここが放線冠」とたどれるようになるわ。

脳画像の本の選び方

初めてなら、リハビリ職向けの入門書

医師向けの画像診断の本は、診断の細かい内容が中心で、リハビリ職には難しいことがあります。リハビリ職向けに、画像の見方と症状のつながりを解説した入門書から読みましょう。

症状とつなげるなら、機能解剖の本

画像の部位がわかっても、その場所の働きがわからないと症状は予測できません。脳の部位ごとの働きと、損傷したときの症状を整理した機能解剖の本を合わせて読むと、画像が臨床に活きてきます。

手を動かして覚える本

画像に書き込みながら覚える形の本や、ノート形式の本は、繰り返し練習するのに向いています。自分で線を引いたり、部位の名前を書いたりすると、記憶に残りやすくなります。

画像と実際の症状が合わないこともある 画像で予測した症状と、実際の症状が違うこともあります。画像はあくまで評価の手がかりの一つです。必ず実際の評価で確かめ、その違いも含めて考えましょう。
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臨床の知識を体系的に学び直すなら

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脳画像の本おすすめ5選

ここからは、Amazonで買える脳画像の本を5冊紹介します。価格はAmazonの商品ページで確認したもの(2026年10月22日時点)で、変わることがあります。

本向いている人参考価格
コツさえわかればあなたも読める リハに役立つ脳画像 改訂第2版脳画像が初めてのリハビリ職4,180円
リハビリPT・OT・ST・Dr.のための脳画像の新しい勉強本国試と臨床の両方に使いたい人4,400円
脳画像(標準シリーズ別巻)教科書で体系的に学びたい学生3,850円
脳の機能解剖とリハビリテーション部位の働きと症状をつなげたい人4,950円
看護に活かせる脳画像ノート手軽に要点を確認したい人2,200円

コツさえわかればあなたも読める リハに役立つ脳画像 改訂第2版

メジカルビュー社の、リハビリ職が脳画像を読むためのコツを、基本からまとめた入門書です。断面ごとの部位の見つけ方や、損傷した場所と症状のつながりがわかりやすく解説されています。

脳画像を初めて学ぶPT・OT・STの一冊目に向いています。

国家試験にも臨床にも役立つ!リハビリPT・OT・ST・Dr.のための脳画像の新しい勉強本

三輪書店の、国家試験の勉強と臨床の両方に使える脳画像の本です。PT・OT・STに加えて医師にも向けて書かれていて、画像の見方を順番に学べます。

学生のうちから脳画像に慣れておきたい人や、臨床に出てから学び直したい人に向いています。

脳画像(標準理学療法学・作業療法学・言語聴覚障害学 別巻)

医学書院の標準シリーズの別巻で、リハビリ職に必要な脳画像の知識を体系的にまとめた教科書です。画像の基本から、疾患ごとの見方までを学べます。

養成校の授業や、体系的に学びたい学生に向いています。

脳の機能解剖とリハビリテーション

医学書院の、脳の部位ごとの働きと、損傷したときの症状、リハビリの考え方をつなげて解説した本です。画像で見つけた損傷の場所から、症状を予測する力がつきます。

画像の部位はわかるけれど、症状とのつながりがわからない人に向いています。

看護に活かせる脳画像ノート

照林社の、脳画像の見方の要点を、ノートの形でコンパクトにまとめた本です。看護師向けの本ですが、基本の見方を手軽に確認できます。

価格が手ごろで、まず要点だけ押さえたい人や、職場で手早く確認したい人に向いています。

ベテランケアマネ先輩

まずリハビリ職向けの入門書で見方をつかんで、機能解剖の本で症状とつなげる。この2冊で、カルテの画像がぐっと読めるようになるわよ。

臨床で脳画像を活かす4つの手順

  • 画像の種類と撮影日を確認するCTかMRIか、どの撮り方か、発症からいつの画像かを確認します。
  • 決まった断面で損傷の場所を探す目印になる構造を手がかりに、損傷の場所と広がりを確認します。
  • 出やすい症状を予測して評価する損傷した場所の働きから、まひや感覚障害、高次脳機能障害などを予測し、評価の項目を決めます。
  • 予測と実際の違いを振り返る評価の結果と予測を比べ、違いがあれば理由を考えます。先輩や医師と一緒に画像を見る機会をつくると、上達が早くなります。
画像の説明は医師の役割 患者さんや家族に、病状や画像の結果を説明するのは医師の役割です。リハビリ職が画像について話すときは、医師の説明の範囲を確認し、症状やリハビリの内容の説明にとどめましょう。
新人ケアマネ新人

訪問リハビリでは、画像を見る機会がありません。

ベテランケアマネ先輩

在宅では画像がないことも多いわね。でも、退院時の情報提供書に損傷の場所が書かれていることがあるの。その情報と脳の機能解剖の知識があれば、症状の予測には十分役立つわよ。

よくある質問

STにも脳画像の本は役立ちますか?
役立ちます。失語症や構音障害、嚥下障害は、損傷した場所と深く関係しています。画像から症状を予測できると、評価の計画を立てやすくなります。
脳画像は国家試験にも出ますか?
PT・OT・STの国家試験では、画像を見て損傷の場所や症状を考える問題が出ることがあります。学生のうちから基本の見方に慣れておくと役立ちます。
画像を見る練習はどうすればいいですか?
職場で許可を得て、担当した患者さんの画像を本と見比べるのが一番の練習です。個人情報の扱いに注意し、画像を持ち出したり撮影したりしないようにしましょう。
脳卒中以外の病気でも使えますか?
頭部外傷や脳腫瘍、正常圧水頭症など、脳の病気全般で画像を見る機会があります。基本の見方は共通なので、入門書で身につけた知識を応用できます。
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まとめ
  • リハビリ職が脳画像を見る目的は、損傷した場所から症状を予測し、評価と計画に活かすこと
  • CTとMRIの写り方の違いと、目印になる構造から覚える
  • 入門書で見方をつかみ、機能解剖の本で症状とつなげる
  • 画像の種類の確認、損傷の場所、症状の予測、実際との比較の順に活かす
  • 画像の結果の説明は医師の役割と心得る

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