高齢者の足のむくみの原因とケア|家庭でできる対策と受診の目安

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「夕方になると、親の足がパンパンにむくんでいる」「靴下のあとがくっきり残るけれど、病院に行くべき?」。高齢者の足のむくみはよく見られる症状ですが、生活習慣によるものだけでなく、病気が隠れていることもあります。
結論からいうと、高齢者の足のむくみは、座っている時間が長い・歩く量が少ないなど、ふくらはぎの筋肉による血液を戻す働きが弱くなることで起こることが多い一方、心臓・腎臓・肝臓の病気や薬の影響、血栓などが原因のこともあります。足首の運動や足を少し高くして休むなどのケアをしながら、片足だけ急にむくむ、息切れがある、体重が急に増えたときは早めに受診することが大切です。この記事では、むくみの原因、家庭でできるケア、受診の目安をまとめました。
- 高齢者の足がむくみやすい理由と、主な原因
- むくみの確かめ方
- 家庭でできるむくみのケア
- すぐに受診したほうがよいむくみのサイン
高齢者の足のむくみの主な原因
むくみ(浮腫)は、血管の外に水分がたまった状態です。足は心臓から遠く、重力の影響で水分がたまりやすい場所です。ふくらはぎの筋肉は、縮んだりゆるんだりして血液を心臓に押し戻すポンプの役割をしていますが、歩く量が減ると、このポンプの働きが弱くなります。
| 原因 | 特徴 |
|---|---|
| 長く座っている・歩く量が少ない | 夕方に強くなり、朝には軽くなることが多い。両足に起こる |
| 心臓の病気(心不全など) | 両足のむくみに加えて、息切れ、体重の急な増加が見られることがある |
| 腎臓・肝臓の病気 | 足だけでなく、顔やまぶた、おなかがむくむこともある |
| 栄養の不足 | 食事の量が減り、血液中のたんぱく質が少なくなるとむくみやすくなる |
| 薬の影響 | 一部の血圧の薬や痛み止めなどで、むくみが出ることがある |
| 静脈の血栓(深部静脈血栓症) | 片足だけが急にむくみ、痛みや赤み、熱をもつことがある。早めの受診が必要 |
新人年をとると、むくみはある程度しかたないものなんですか?
先輩活動量が減ることで起こるむくみは高齢者によくあるわ。でも、「年だから」と決めつけずに、いつから・どちらの足に・ほかの症状はないかを見ておくことが大切よ。病気のサインのこともあるからね。
むくみの確かめ方
- すねを指で押してみる:すねの骨の上を親指で10秒ほど押し、離したあとにへこみが残るかを見る
- 左右を比べる:片方だけが太くなっていないか、足首やふくらはぎの太さを比べる
- 靴下や靴のあと:夕方に靴下のゴムのあとが深く残る、靴がきつくなる
- 体重の変化:毎日同じ時間に体重を測り、短い期間で急に増えていないかを見る
- 皮膚の状態:赤み、熱、痛み、皮膚の色の変化がないか
家庭でできる足のむくみのケア
足首を動かす
座ったままでも、足首を上下に曲げ伸ばしする、つま先を上げ下げするなどの運動で、ふくらはぎの筋肉を動かせます。テレビを見ながら1日に何回かに分けて行うと続けやすくなります。歩ける人は、体調に合わせて歩く時間を少しずつ増やしましょう。
足を少し高くして休む
横になるときに、足の下にクッションを置いて少し高くすると、水分が戻りやすくなります。ただし、心臓の病気がある人は、主治医に方法を確認してから行いましょう。
やさしくさする
足首からひざに向かって、手のひらでやさしくさすります。強く押したりもんだりせず、皮膚をこすらないよう、オイルやクリームを使うとよいでしょう。
そのほかの工夫
- 塩分をとりすぎないようにする(心臓や腎臓の病気がある人は、主治医の指示に従う)
- 足を締めつけるゴムのきつい靴下を避ける
- 弾性ストッキングは、合わないと皮膚を傷めることがあるため、医師や看護師に相談して使う
- むくんだ皮膚は傷つきやすいので、保湿をして乾燥や傷を防ぐ
新人足をさするのは、どんな場合でもしていいんですか?
先輩いいえ、片足だけが急にむくんで痛みや赤みがあるときは、さすってはいけないの。血栓ができている可能性があって、さすることで血栓が流れてしまうおそれがあるのよ。この場合はすぐに受診してね。
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次のような場合は、早めに医療機関を受診しましょう。息苦しさが強いときや、胸の痛みがあるときは、すぐに救急車を呼んでください。
- 片足だけが急にむくみ、痛み・赤み・熱がある
- 息切れがある、横になると苦しい、夜中に息苦しくて目が覚める
- 数日で体重が急に増えた(たとえば2〜3日で2kg以上)
- 尿の量が減った
- 顔やまぶた、おなかもむくんでいる
- 新しい薬を飲み始めてからむくみが出た
- むくみが日に日にひどくなる、朝になっても引かない
受診のときは、いつから、どちらの足に、どのくらいむくんでいるか、体重の変化、飲んでいる薬をメモして持っていくと、診察がスムーズです。
介護職・家族が日ごろ気をつけたいこと
- 毎日同じ時間に見る:入浴や着替えのときに、足の太さ、皮膚の色、靴下のあとを見る習慣をつける
- 変化を記録する:むくみの程度や体重を記録しておくと、受診のときや医療職への相談のときに役立つ
- 座りっぱなしを避ける:デイサービスや家庭で長く座る時間が続くときは、こまめに立つ・足首を動かす時間をつくる
- 靴を見直す:むくみで靴がきつくなると、靴ずれや転倒の原因になる。足に合った靴を選ぶ
- 医療職と共有する:介護サービスを使っている場合は、気づいた変化をケアマネジャーや訪問看護師に伝える
よくある質問
水分を控えたほうがむくみはよくなりますか?
寝たきりの人のむくみはどうケアすればいいですか?
むくみの相談はどこにすればいいですか?
足をさするときにアロマオイルを使ってもいいですか?
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- 高齢者の足のむくみは、歩く量が減りふくらはぎのポンプの働きが弱まることで起こりやすい
- 心臓・腎臓・肝臓の病気、薬、栄養不足、血栓が原因のこともある
- 足首の運動、足を少し高くして休む、やさしくさするなどのケアができる
- 片足だけの急なむくみや痛み・赤みがあるときは、さすらずに受診する
- 息切れや急な体重の増加があるときは、早めに医療機関を受診する

















