【過去問解説】第28回(令和7年度)ケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)

「第28回のケアマネ試験は、どんな問題が出たの?」「自分の答えが合っていたか、解説まで確認したい」。この記事では、2025年(令和7年)10月12日に行われた第28回ケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)の全60問を、問題文・選択肢・正答・解説まで1ページにまとめました。
正答は都道府県が公表した正答番号にもとづいています。すべての選択肢に「なぜ○なのか・なぜ×なのか」を短く解説しているので、過去問演習や苦手分野の復習にそのまま使えます。第28回の合格率・合格点、過去10年の合格率の推移もあわせて確認しましょう。
- 第28回(令和7年度)ケアマネ試験の概要と出題形式
- 第28回の合格率・合格点と、過去10年の合格率の推移
- 全60問の正答番号の一覧表(解答早見表)
- 全60問の問題文・選択肢と、選択肢ごとの解説
- 第28回の出題傾向と、次の試験に向けた勉強のポイント
第28回(令和7年度)ケアマネ試験の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験名 | 第28回介護支援専門員実務研修受講試験 |
| 試験日 | 2025年(令和7年)10月12日(日) |
| 合格発表 | 2025年(令和7年)11月25日 |
| 問題数・時間 | 全60問・120分 |
| 出題形式 | 5つの選択肢から、正しいもの(適切なもの)を2つまたは3つ選ぶ |
| 分野 | 介護支援分野 25問(問1〜25) 保健医療サービスの知識等 20問(問26〜45) 福祉サービスの知識等 15問(問46〜60) |
合否は、「介護支援分野」と「保健医療福祉サービス分野(保健医療+福祉の35問)」の2つに分けて判定されます。どちらか一方でも合格点に届かなければ、合計点が高くても不合格になる点に注意しましょう。
新人「2つ選べ」と「3つ選べ」が混ざっているんですね。1問でも選び間違えると点がもらえないんですか?
先輩そうなの。指定された数の選択肢をすべて正しく選んで、はじめて1点になるのよ。だから一つひとつの選択肢の正誤を判断できる力が必要なの。この記事の解説も、選択肢ごとに確認してね。
第28回ケアマネ試験の合格率・合格点
| 項目 | 第28回(令和7年度) |
|---|---|
| 受験者数 | 50,601人 |
| 合格者数 | 12,961人 |
| 合格率 | 25.6% |
| 分野 | 問題数 | 合格点 |
|---|---|---|
| 介護支援分野 | 25問 | 18点(正答率72%) |
| 保健医療福祉サービス分野 | 35問 | 25点(正答率約71%) |
過去10年のケアマネ試験の合格率の推移
| 回(年度) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第28回(令和7年度) | 50,601人 | 12,961人 | 25.6% |
| 第27回(令和6年度) | 53,699人 | 17,228人 | 32.1% |
| 第26回(令和5年度) | 56,494人 | 11,844人 | 21.0% |
| 第25回(令和4年度) | 54,406人 | 10,328人 | 19.0% |
| 第24回(令和3年度) | 54,290人 | 12,662人 | 23.3% |
| 第23回(令和2年度) | 46,415人 | 8,200人 | 17.7% |
| 第22回(令和元年度) | 41,049人 | 8,018人 | 19.5% |
| 第21回(平成30年度) | 49,332人 | 4,990人 | 10.1% |
| 第20回(平成29年度) | 131,560人 | 28,233人 | 21.5% |
| 第19回(平成28年度) | 124,585人 | 16,281人 | 13.1% |
第21回(平成30年度)から受験資格が見直され、受験者数が大きく減りました。近年の合格率はおおむね20〜30%前後で推移しています。
出典:厚生労働省「介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況等」、都道府県公表の合格基準
第28回ケアマネ試験の解答一覧(正答番号の早見表)
自己採点に使えるよう、全60問の正答番号を一覧にしました。問題番号を押すと、その問題の解説に移動します。
| 問1 | 問2 | 問3 | 問4 | 問5 |
|---|---|---|---|---|
| 3・4 | 1・2・3 | 2・3・4 | 3・4・5 | 2・3・5 |
| 問6 | 問7 | 問8 | 問9 | 問10 |
| 1・2・3 | 4・5 | 1・2・4 | 2・3・4 | 2・5 |
| 問11 | 問12 | 問13 | 問14 | 問15 |
| 1・2・4 | 2・5 | 1・3・5 | 1・3・4 | 1・2・4 |
| 問16 | 問17 | 問18 | 問19 | 問20 |
| 1・2 | 1・2・3 | 1・2・5 | 1・2・3 | 2・3・4 |
| 問21 | 問22 | 問23 | 問24 | 問25 |
| 1・2・3 | 1・3・5 | 1・2・3 | 2・3 | 1・3・5 |
| 問26 | 問27 | 問28 | 問29 | 問30 |
|---|---|---|---|---|
| 1・2・3 | 1・4・5 | 1・3・4 | 3・4・5 | 1・2 |
| 問31 | 問32 | 問33 | 問34 | 問35 |
| 1・2・3 | 1・3・5 | 1・2・4 | 1・4・5 | 1・2・3 |
| 問36 | 問37 | 問38 | 問39 | 問40 |
| 2・3・4 | 2・3・5 | 3・4・5 | 2・3・5 | 4・5 |
| 問41 | 問42 | 問43 | 問44 | 問45 |
| 1・2・3 | 1・2・4 | 1・4・5 | 1・3・5 | 2・4・5 |
| 問46 | 問47 | 問48 | 問49 | 問50 |
|---|---|---|---|---|
| 2・3・5 | 1・3・5 | 1・2・5 | 2・4・5 | 1・2・5 |
| 問51 | 問52 | 問53 | 問54 | 問55 |
| 1・2・4 | 1・5 | 2・3・4 | 2・3・4 | 1・2・5 |
| 問56 | 問57 | 問58 | 問59 | 問60 |
| 1・2・4 | 1・3 | 1・2・5 | 1・4 | 1・3 |
正答は、都道府県が公表した「第28回介護支援専門員実務研修受講試験問題正答番号」にもとづいています。当サイトの速報記事は第28回ケアマネ試験(令和7年度)回答速報をご覧ください。
介護支援分野(問1〜25)の問題と解説
介護保険制度の仕組み、保険者と被保険者、要介護認定、ケアマネジメントの運営基準などが出題される分野です。合格点は25問中18点でした。各問の「解答と解説を見る」を押すと、正答と解説が表示されます。
問題1(介護支援分野)
日本の社会保険制度について適切なものはどれか。2つ選べ。
- 1営利企業が保険者となる。
- 2公的扶助と比較して、救貧的機能が強い。
- 3制度への加入手続をとらない者や保険料を納付しない者は、給付を受けられないことがある。
- 4税方式と比較して、給付と負担の関係が明確である。
- 5介護保険は、職域保険に位置付けられる。
問題1の解答と解説を見る
正解:3・4
- ×選択肢1:不適切(誤り)社会保険の保険者は、国や地方公共団体、健康保険組合など公的な性格をもつ団体です。営利企業が保険者になることはありません。
- ×選択肢2:不適切(誤り)救貧的な機能が強いのは、生活に困窮した人を対象とする公的扶助(生活保護)です。社会保険は、あらかじめ保険料を払ってリスクに備える防貧的な仕組みです。
- ○選択肢3:適切(正しい)社会保険は、加入して保険料を納めることで給付を受ける仕組みです。加入手続をしていない場合や保険料を滞納している場合は、給付が制限されることがあります。
- ○選択肢4:適切(正しい)社会保険は、保険料という負担と給付が結びついているため、税を財源とする方式に比べて給付と負担の関係が分かりやすいのが特徴です。
- ×選択肢5:不適切(誤り)介護保険は、市町村(特別区を含む)が保険者となり、住所地で加入する地域保険です。職場単位で加入する職域保険ではありません。
問題2(介護支援分野)
共生社会の実現を推進するための認知症基本法について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1すべての認知症の人が、自らの意思によって日常生活および社会生活を営むことができるようにすることは、基本理念の一つである。
- 2良質かつ適切な保健医療サービスおよび福祉サービスが切れ目なく提供されることは、基本理念の一つである。
- 3地方公共団体は、その地域の状況に応じた認知症施策を総合的かつ計画的に推進する責務を有する。
- 4都道府県は、都道府県認知症施策推進計画の案を作成しようとするときは、あらかじめ、その都道府県内の市町村の意見を聴かなければならない。
- 5市町村認知症施策推進計画は、地域医療構想と一体のものとして策定されなければならない。
問題2の解答と解説を見る
正解:1・2・3
- ○選択肢1:適切(正しい)認知症の人が尊厳を保持しつつ、自らの意思によって日常生活・社会生活を営めるようにすることは、認知症基本法の基本理念に含まれています。
- ○選択肢2:適切(正しい)保健医療サービスと福祉サービスが切れ目なく提供されることも、基本理念の一つとして定められています。
- ○選択肢3:適切(正しい)地方公共団体は、基本理念にのっとり、地域の状況に応じた認知症施策を総合的かつ計画的に策定・実施する責務を負います。
- ×選択肢4:不適切(誤り)都道府県計画の案を作るときに求められているのは、認知症の人や家族などの意見を聴くよう努めることです。「市町村の意見を聴かなければならない」とは定められていません。
- ×選択肢5:不適切(誤り)市町村計画は、市町村介護保険事業計画などとの調和を保つものとされています。「地域医療構想と一体のもの」とする規定ではありません。
問題3(介護支援分野)
介護保険法第4条に定める「国民の努力及び義務」として正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1高齢者の福祉の増進のため、その生活を支える事業を営むよう努める。
- 2自ら要介護状態となることを予防するよう努める。
- 3要介護状態となった場合においても、その有する能力の維持向上に努める。
- 4介護保険事業に要する費用を公平に負担する。
- 5認知症に関する知識の普及及び啓発に努める。
問題3の解答と解説を見る
正解:2・3・4
- ×選択肢1:不適切(誤り)高齢者の福祉の増進のための事業を営むことは、国民の努力及び義務には含まれていません。
- ○選択肢2:適切(正しい)国民は、自ら要介護状態となることを予防するため、加齢に伴う心身の変化を自覚して健康の保持増進に努めるものとされています。
- ○選択肢3:適切(正しい)要介護状態となった場合でも、進んでリハビリテーションなどのサービスを利用し、その有する能力の維持向上に努めるものとされています。
- ○選択肢4:適切(正しい)国民は、共同連帯の理念に基づき、介護保険事業に要する費用を公平に負担するものとされています。
- ×選択肢5:不適切(誤り)認知症に関する知識の普及・啓発に努めるのは、国と地方公共団体の責務(第5条の2)です。国民の努力及び義務ではありません。
問題4(介護支援分野)
介護保険に関する市町村の事務について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1地域における医療及び介護を総合的に確保するための基本的な方針(総合確保方針)を定めなければならない。
- 2介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施を確保するための基本的な指針(基本指針)を定めなければならない。
- 3介護保険に関する収入及び支出について、特別会計を設けなければならない。
- 4介護報酬の審査及び支払いを国民健康保険団体連合会に委託することができる。
- 5普通徴収の方法によって徴収する保険料の納期は、条例で定める。
問題4の解答と解説を見る
正解:3・4・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)総合確保方針は、医療介護総合確保推進法にもとづき国(厚生労働大臣)が定めるものです。市町村の事務ではありません。
- ×選択肢2:不適切(誤り)基本指針は、厚生労働大臣が定めるものです。市町村はこの基本指針に即して市町村介護保険事業計画を定めます。
- ○選択肢3:適切(正しい)市町村は、介護保険に関する収入と支出について特別会計を設けなければなりません。
- ○選択肢4:適切(正しい)市町村は、介護報酬の審査と支払いに関する事務を国民健康保険団体連合会に委託することができます。
- ○選択肢5:適切(正しい)普通徴収による保険料の納期は、市町村の条例で定めます。
問題5(介護支援分野)
介護支援専門員について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1介護支援専門員証の有効期間は、10年である。
- 2登録をしている都道府県以外の指定居宅介護支援事業者の業務に従事するときは、登録の移転の申請をすることができる。
- 3その業務を行うに当たり、関係者から請求があったときは、介護支援専門員証を提示しなければならない。
- 4理由がある場合には、その名義を他人に使用させることができる。
- 5登録が消除された場合には、速やかに、介護支援専門員証をその交付を受けた都道府県知事に返納しなければならない。
問題5の解答と解説を見る
正解:2・3・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)介護支援専門員証の有効期間は5年です。10年ではありません。
- ○選択肢2:適切(正しい)登録している都道府県以外の事業所で業務に従事する場合などは、登録先の都道府県を移す「登録の移転」を申請できます。
- ○選択肢3:適切(正しい)介護支援専門員は、業務を行うにあたり関係者から請求があったときは、介護支援専門員証を提示しなければなりません。
- ×選択肢4:不適切(誤り)介護支援専門員は、どのような理由があっても、その名義を他人に使用させてはなりません。
- ○選択肢5:適切(正しい)登録が消除されたときは、速やかに介護支援専門員証を交付を受けた都道府県知事に返納しなければなりません。
問題6(介護支援分野)
指定地域密着型サービス事業者について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1市町村長は、事業者の指定をしようとするときは、あらかじめその旨を都道府県知事に届け出なければならない。
- 2市町村長は、事業者の指定をしたときは、当該事業者の名称などを公示しなければならない。
- 3サービスに従事する従業者に係る基準は、市町村の条例で定める。
- 4事業者の指定は、毎年更新を受けなければ、その効力を失う。
- 5事業者に対する立入検査の権限を持つのは、都道府県知事である。
問題6の解答と解説を見る
正解:1・2・3
- ○選択肢1:適切(正しい)市町村長は、地域密着型サービス事業者を指定しようとするときは、あらかじめその旨を都道府県知事に届け出る必要があります。
- ○選択肢2:適切(正しい)市町村長は、事業者を指定したときは、事業者の名称や所在地などを公示しなければなりません。
- ○選択肢3:適切(正しい)地域密着型サービスの従業者や設備・運営に関する基準は、市町村の条例で定めます。
- ×選択肢4:不適切(誤り)事業者の指定は6年ごとに更新を受けなければ効力を失います。毎年ではありません。
- ×選択肢5:不適切(誤り)地域密着型サービス事業者への報告命令や立入検査を行う権限は、指定権者である市町村長にあります。
問題7(介護支援分野)
特定入所者介護サービス費(補足給付)について正しいものはどれか。2つ選べ。
- 1生活保護受給者は、支給対象者に含まれない。
- 2短期入所生活介護は、対象となるサービスではない。
- 3地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護は、対象となるサービスではない。
- 4食費は、支給対象に含まれる。
- 5居住費は、支給対象に含まれる。
問題7の解答と解説を見る
正解:4・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)生活保護を受けている人も、特定入所者介護サービス費の支給対象者に含まれます。
- ×選択肢2:不適切(誤り)短期入所生活介護は、特定入所者介護サービス費の対象となるサービスです。
- ×選択肢3:不適切(誤り)地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護も対象となるサービスです。
- ○選択肢4:適切(正しい)食費は、特定入所者介護サービス費の支給対象に含まれます。
- ○選択肢5:適切(正しい)居住費(短期入所では滞在費)も、支給対象に含まれます。
問題8(介護支援分野)
介護保険法に定める都道府県介護保険事業支援計画について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1都道府県高齢者居住安定確保計画との調和が保たれたものでなければならない。
- 2医療計画との整合性の確保が図られたものでなければならない。
- 3地域支援事業の量の見込みを定めるものとする。
- 4介護支援専門員の確保及び資質の向上に資する事業に関する事項について定めるよう努めるものとする。
- 5日常生活圏域ごとの認知症対応型共同生活介護に係る必要利用定員総数を定めるものとする。
問題8の解答と解説を見る
正解:1・2・4
- ○選択肢1:適切(正しい)都道府県介護保険事業支援計画は、都道府県高齢者居住安定確保計画と調和が保たれたものでなければなりません。
- ○選択肢2:適切(正しい)医療計画との整合性の確保が図られたものでなければなりません。
- ×選択肢3:不適切(誤り)地域支援事業の量の見込みを定めるのは、市町村介護保険事業計画です。
- ○選択肢4:適切(正しい)介護支援専門員の確保や資質の向上に資する事業に関する事項は、定めるよう努める事項(任意記載事項)です。
- ×選択肢5:不適切(誤り)日常生活圏域ごとの認知症対応型共同生活介護の必要利用定員総数を定めるのは、市町村介護保険事業計画です。
問題9(介護支援分野)
介護保険における第1号被保険者の保険料について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1被保険者は、普通徴収と特別徴収のいずれかを選択することができる。
- 2保険料率は、おおむね3年を通じ財政の均衡を保つことができるものでなければならない。
- 3所得段階別定額保険料である。
- 4市町村が条例で定める。
- 5生活保護受給者の場合は、免除される。
問題9の解答と解説を見る
正解:2・3・4
- ×選択肢1:不適切(誤り)普通徴収と特別徴収は、年金額などの条件で決まり、被保険者が選ぶことはできません。
- ○選択肢2:適切(正しい)保険料率は、おおむね3年を通じて財政の均衡を保つことができるものでなければなりません。
- ○選択肢3:適切(正しい)第1号被保険者の保険料は、所得に応じて段階ごとに定額を定める「所得段階別定額保険料」です。
- ○選択肢4:適切(正しい)保険料率は、政令で定める基準に従い、市町村が条例で定めます。
- ×選択肢5:不適切(誤り)生活保護を受けている人も保険料は免除されません。生活扶助に保険料分が加算され、代理納付などで納めます。
問題10(介護支援分野)
介護保険の第2号被保険者について正しいものはどれか。2つ選べ。
- 1被保険者資格の取得には、市町村への届出が必要となる。
- 2保険給付の対象者は、特定疾病を原因として要支援・要介護状態にある者である。
- 3児童福祉法に規定する医療型障害児入所施設の入所者は、被保険者となる。
- 4市町村の区域内に住所を有する者の保険料は、介護保険の保険者である当該市町村が徴収する。
- 5医療保険加入者でなくなった日から、被保険者資格を喪失する。
問題10の解答と解説を見る
正解:2・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)第2号被保険者の資格は、40歳に達し医療保険に加入していることなどの要件を満たした時点で自動的に取得し、届出は不要です。
- ○選択肢2:適切(正しい)第2号被保険者が保険給付を受けられるのは、要介護・要支援状態の原因が特定疾病による場合に限られます。
- ×選択肢3:不適切(誤り)医療型障害児入所施設の入所者は、介護保険の適用除外施設の入所者として、被保険者になりません。
- ×選択肢4:不適切(誤り)第2号被保険者の保険料は、市町村ではなく、加入している医療保険者が医療保険料と一体的に徴収します。
- ○選択肢5:適切(正しい)第2号被保険者は、医療保険加入者でなくなった日から被保険者の資格を失います。
問題11(介護支援分野)
介護保険の財政安定化基金について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1都道府県が設置する。
- 2市町村からの財政安定化基金拠出金の財源は、第1号被保険者の保険料である。
- 3財源には、第2号被保険者の保険料も充当する。
- 4市町村は、介護保険財政に不足が見込まれる場合に活用することができる。
- 5財政安定化基金から貸付けを受けた市町村は、貸付けを受けた年度内に返済しなければならない。
問題11の解答と解説を見る
正解:1・2・4
- ○選択肢1:適切(正しい)財政安定化基金は、都道府県が設置します。
- ○選択肢2:適切(正しい)市町村が拠出する財政安定化基金拠出金の財源は、第1号被保険者の保険料です。
- ×選択肢3:不適切(誤り)財政安定化基金の財源は、国・都道府県・市町村が3分の1ずつ負担し、第2号被保険者の保険料は充てません。
- ○選択肢4:適切(正しい)市町村は、保険料の収納不足や給付費の増加で財政に不足が見込まれる場合、基金から交付や貸付を受けられます。
- ×選択肢5:不適切(誤り)貸付を受けた市町村は、次の計画期間(3年間)に分割して返済します。貸付を受けた年度内に返済する必要はありません。
問題12(介護支援分野)
介護予防・日常生活支援総合事業の一般介護予防事業に含まれるものとして正しいものはどれか。2つ選べ。
- 1権利擁護業務
- 2介護予防把握事業
- 3認知症総合支援事業
- 4介護給付等費用適正化事業
- 5地域リハビリテーション活動支援事業
問題12の解答と解説を見る
正解:2・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)権利擁護業務は、包括的支援事業に含まれます。
- ○選択肢2:適切(正しい)介護予防把握事業は、一般介護予防事業に含まれます。
- ×選択肢3:不適切(誤り)認知症総合支援事業は、包括的支援事業(社会保障充実分)に含まれます。
- ×選択肢4:不適切(誤り)介護給付等費用適正化事業は、任意事業に含まれます。
- ○選択肢5:適切(正しい)地域リハビリテーション活動支援事業は、一般介護予防事業に含まれます。
問題13(介護支援分野)
介護サービス情報の公表制度における居宅介護支援に係る公表項目として正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1要介護認定等の申請に係る援助の取組の状況
- 2介護と看護の連携の状況
- 3サービス担当者会議の開催等の状況
- 4ターミナルケアの質の確保のための取組の状況
- 5公正・中立な居宅介護支援のための取組の状況
問題13の解答と解説を見る
正解:1・3・5
- ○選択肢1:適切(正しい)要介護認定等の申請に係る援助の取組の状況は、居宅介護支援の公表項目に含まれます。
- ×選択肢2:不適切(誤り)介護と看護の連携の状況は、居宅介護支援の公表項目ではありません。
- ○選択肢3:適切(正しい)サービス担当者会議の開催等の状況は、居宅介護支援の公表項目に含まれます。
- ×選択肢4:不適切(誤り)ターミナルケアの質の確保のための取組の状況は、居宅介護支援の公表項目ではありません。
- ○選択肢5:適切(正しい)公正・中立な居宅介護支援のための取組の状況は、居宅介護支援の公表項目に含まれます。
問題14(介護支援分野)
介護保険審査会について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1都道府県に設置される。
- 2審査請求は、口頭ではなく、文書で行わなければならない。
- 3審査を行う場合、原処分をした市町村及びその他の利害関係人に通知しなければならない。
- 4必要があると認めるときは、関係人に出頭を命じて審問することができる。
- 5都道府県知事の指揮監督の下で裁決を行う。
問題14の解答と解説を見る
正解:1・3・4
- ○選択肢1:適切(正しい)介護保険審査会は、各都道府県に設置されます。
- ×選択肢2:不適切(誤り)審査請求は、文書だけでなく口頭でも行うことができます。
- ○選択肢3:適切(正しい)審査を行うときは、原処分をした市町村とその他の利害関係人に通知しなければなりません。
- ○選択肢4:適切(正しい)審理のために必要があると認めるときは、関係人に出頭を命じて審問することができます。
- ×選択肢5:不適切(誤り)介護保険審査会は、都道府県知事の指揮監督を受けず、独立して裁決を行う第三者機関です。
問題15(介護支援分野)
介護保険法で定める国民健康保険団体連合会が行う業務として正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1介護給付費等審査委員会の設置
- 2市町村から委託を受けて行う第三者行為求償事務
- 3介護給付費交付金の交付
- 4指定居宅サービス事業者に対する必要な指導及び助言
- 5福祉用具貸与の種目の指定
問題15の解答と解説を見る
正解:1・2・4
- ○選択肢1:適切(正しい)国民健康保険団体連合会は、介護給付費等の請求を審査するため、介護給付費等審査委員会を設置します。
- ○選択肢2:適切(正しい)市町村から委託を受けて、交通事故などの第三者行為による損害賠償の求償事務を行います。
- ×選択肢3:不適切(誤り)介護給付費交付金を市町村に交付するのは、社会保険診療報酬支払基金です。
- ○選択肢4:適切(正しい)苦情処理などの業務に関連して、指定居宅サービス事業者などに対する必要な指導や助言を行います。
- ×選択肢5:不適切(誤り)福祉用具貸与の種目を定めるのは、厚生労働大臣です。
問題16(介護支援分野)
要介護認定の認定調査について正しいものはどれか。2つ選べ。
- 1新規認定の調査は、市町村が、その職員に行わせるものとする。
- 2新規認定の調査は、市町村から指定市町村事務受託法人に委託することができる。
- 3更新認定の調査は、市町村から地域密着型介護老人福祉施設に委託することができない。
- 4更新認定の調査は、市町村から地域包括支援センターに委託することができない。
- 5更新認定の調査は、市町村から指定居宅介護支援事業者に委託することができない。
問題16の解答と解説を見る
正解:1・2
- ○選択肢1:適切(正しい)新規認定の認定調査は、原則として市町村が職員に行わせます。
- ○選択肢2:適切(正しい)新規認定の認定調査は、指定市町村事務受託法人に委託することができます。
- ×選択肢3:不適切(誤り)更新認定の認定調査は、地域密着型介護老人福祉施設に委託することができます。
- ×選択肢4:不適切(誤り)更新認定の認定調査は、地域包括支援センターに委託することができます。
- ×選択肢5:不適切(誤り)更新認定の認定調査は、指定居宅介護支援事業者に委託することができます。
問題17(介護支援分野)
要介護認定の有効期間について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1新規認定の場合には、6月間が原則である。
- 2更新認定の場合には、3月間の設定が可能である。
- 3更新認定の場合には、36月間の設定が可能である。
- 4要介護状態区分の変更の認定の場合には、12月間が原則である。
- 5要介護状態区分の変更の認定の場合には、48月間の設定が可能である。
問題17の解答と解説を見る
正解:1・2・3
- ○選択肢1:適切(正しい)新規認定の有効期間は、原則6か月(3〜12か月の範囲で設定可能)です。
- ○選択肢2:適切(正しい)更新認定の有効期間は、3〜36か月の範囲で設定できるため、3か月にすることも可能です。
- ○選択肢3:適切(正しい)更新認定では、36か月の設定が可能です。要介護度などに変更がない場合は48か月まで設定できます。
- ×選択肢4:不適切(誤り)区分変更の認定の有効期間は、原則6か月です。12か月ではありません。
- ×選択肢5:不適切(誤り)区分変更の認定で設定できるのは3〜12か月です。48か月は設定できません。
問題18(介護支援分野)
介護認定審査会について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1複数の市町村で共同設置することができる。
- 2審査及び判定をするに当たって必要があると認めるときは、主治医意見書を作成した医師の意見を聴くことができる。
- 3審査及び判定をするに当たって、審査対象者の家族の意見を聴くことはできない。
- 4審査対象者が利用できるサービスの種類を指定する。
- 5要介護状態の軽減又は悪化の防止のために必要な療養について、市町村に意見を述べることができる。
問題18の解答と解説を見る
正解:1・2・5
- ○選択肢1:適切(正しい)介護認定審査会は、複数の市町村で共同して設置することができます。
- ○選択肢2:適切(正しい)審査・判定にあたって必要があると認めるときは、主治医意見書を作成した医師などの意見を聴くことができます。
- ×選択肢3:不適切(誤り)必要があると認めるときは、審査対象者やその家族の意見を聴くこともできます。
- ×選択肢4:不適切(誤り)介護認定審査会は、サービスの種類を指定しません。必要に応じて市町村に意見を述べ、市町村がサービスの種類を指定します。
- ○選択肢5:適切(正しい)要介護状態の軽減や悪化の防止のために必要な療養について、市町村に意見を述べることができます。
問題19(介護支援分野)
介護サービス計画作成のための課題分析(アセスメント)に関する課題分析標準項目として正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1健康状態
- 2ADL
- 3口腔内の状況
- 4介護保険料
- 5資産額
問題19の解答と解説を見る
正解:1・2・3
- ○選択肢1:適切(正しい)健康状態は、課題分析標準項目に含まれます。
- ○選択肢2:適切(正しい)ADL(日常生活動作)は、課題分析標準項目に含まれます。
- ○選択肢3:適切(正しい)口腔内の状況(口腔衛生)は、課題分析標準項目に含まれます。
- ×選択肢4:不適切(誤り)介護保険料は、課題分析標準項目ではありません。
- ×選択肢5:不適切(誤り)資産額は、課題分析標準項目ではありません。
問題20(介護支援分野)
指定居宅介護支援におけるサービス担当者会議について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1主治の医師の出席が必須である。
- 2家庭内暴力がある場合には、必ずしも利用者及び家族の参加を求めるものではない。
- 3指定居宅サービス等の担当者から、専門的な見地からの意見を求めるものとする。
- 4テレビ電話装置等を活用して行うことができる。
- 5会議の記録は、その完結の日から10年間保存しなければならない。
問題20の解答と解説を見る
正解:2・3・4
- ×選択肢1:不適切(誤り)サービス担当者会議に主治の医師の出席は必須ではありません。やむを得ず出席できない場合は、照会などで意見を求めます。
- ○選択肢2:適切(正しい)家庭内暴力がある場合など、利用者や家族の参加が望ましくない場合は、必ずしも参加を求めなくてよいとされています。
- ○選択肢3:適切(正しい)サービス担当者会議では、居宅サービス計画の原案の内容について、担当者から専門的な見地からの意見を求めます。
- ○選択肢4:適切(正しい)テレビ電話装置などを活用して行うことができます。利用者や家族が参加する場合は、その同意を得る必要があります。
- ×選択肢5:不適切(誤り)運営基準で定める記録の保存期間は、完結の日から2年間です(自治体の条例でより長く定めている場合があります)。
問題21(介護支援分野)
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準第13条の具体的取扱方針のうち、介護支援専門員に係るものとして正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1利用者の心身又は家族の状況等に応じ、継続的かつ計画的に指定居宅サービス等の利用が行われるようにしなければならない。
- 2住民による自発的な活動によるサービス等の利用も居宅サービス計画上に位置付けるよう努めなければならない。
- 3介護保険施設等から退院又は退所しようとする要介護者から依頼があった場合には、あらかじめ、居宅サービス計画の作成等の援助を行うものとする。
- 4利用者が介護保険施設へ入院又は入所することが必要になった場合には、介護保険施設への紹介を市町村に依頼しなければならない。
- 5居宅サービス計画に特定福祉用具販売を位置付ける場合にあっては、それが必要な理由を記載する必要はない。
問題21の解答と解説を見る
正解:1・2・3
- ○選択肢1:適切(正しい)利用者の心身や家族の状況などに応じて、継続的かつ計画的にサービスが利用されるようにしなければなりません。
- ○選択肢2:適切(正しい)地域住民の自発的な活動によるサービスなども含めて、居宅サービス計画に位置付けるよう努めなければなりません。
- ○選択肢3:適切(正しい)介護保険施設などから退院・退所しようとする要介護者から依頼があった場合は、円滑に居宅での生活へ移行できるよう、あらかじめ計画の作成などの援助を行います。
- ×選択肢4:不適切(誤り)介護保険施設への入所が必要になった場合、介護支援専門員は自ら施設への紹介その他の便宜の提供を行います。市町村に依頼するのではありません。
- ×選択肢5:不適切(誤り)特定福祉用具販売を居宅サービス計画に位置付ける場合は、その必要な理由を記載しなければなりません。
問題22(介護支援分野)
介護予防・日常生活支援総合事業の基本チェックリストの質問項目として正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1友人の家を訪ねていますか
- 2自宅は持ち家ですか
- 3椅子に座った状態から何もつかまらずに立ち上がっていますか
- 4褥瘡はありますか
- 5今日が何月何日かわからない時がありますか
問題22の解答と解説を見る
正解:1・3・5
- ○選択肢1:適切(正しい)「友人の家を訪ねていますか」は、基本チェックリストの質問項目です。
- ×選択肢2:不適切(誤り)「自宅は持ち家ですか」は、基本チェックリストの質問項目ではありません。
- ○選択肢3:適切(正しい)「椅子に座った状態から何もつかまらずに立ち上がっていますか」は、運動器の機能に関する質問項目です。
- ×選択肢4:不適切(誤り)「褥瘡はありますか」は、基本チェックリストの質問項目ではありません。
- ○選択肢5:適切(正しい)「今日が何月何日かわからない時がありますか」は、認知機能に関する質問項目です。
問題23(介護支援分野)
介護老人保健施設における計画担当介護支援専門員の業務について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1入所者が居宅において日常生活を営むことができるかどうかについて、定期的に検討する。
- 2入所者の退所に際し、居宅サービス計画の作成等の援助に資するため、居宅介護支援事業者に対して情報を提供する。
- 3入所者及びその家族からの苦情の内容等を記録する。
- 4入所者の処遇に支障がない場合であっても、当該介護老人保健施設の他の職務に従事することはできない。
- 5従業者の管理、業務の実施状況の把握その他の管理を一元的に行う。
問題23の解答と解説を見る
正解:1・2・3
- ○選択肢1:適切(正しい)介護老人保健施設の計画担当介護支援専門員は、入所者が居宅で日常生活を営むことができるかどうかを定期的に検討します。
- ○選択肢2:適切(正しい)入所者の退所に際しては、居宅サービス計画の作成などの援助に役立つよう、居宅介護支援事業者に情報を提供します。
- ○選択肢3:適切(正しい)入所者やその家族からの苦情の内容などを記録します。
- ×選択肢4:不適切(誤り)入所者の処遇に支障がない場合は、その施設のほかの職務に従事することができます。
- ×選択肢5:不適切(誤り)従業者の管理や業務の実施状況の把握などを一元的に行うのは、管理者の責務です。
問題24(介護支援分野)
Aさん(84歳、女性、要介護2)は一人暮らしをしており、近隣に住む長女が働きながらAさんに支援を行っている。Aさんは、長女の負担を軽減するため、短期入所療養介護を利用しようとして、長女を通じて居宅介護支援事業所の介護支援専門員に相談をした。相談内容は、Aさんの収入が公的年金に限られ、それが低額であることから、利用料金を減額する方法がないかというものであった。この場合における介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。
- 1Aさんが生活に困窮する者として、生活保護を直ちに申請するよう促す。
- 2Aさんの公的年金の受給状況について、改めて確認する。
- 3費用負担やその軽減の仕組みについて説明する。
- 4長女がより高い所得を得られるよう、ハローワークに相談することを強く勧める。
- 5長女が同居して全面的に介護を行うことを勧める。
問題24の解答と解説を見る
正解:2・3
- ×選択肢1:不適切(誤り)年金が低額だからといって、直ちに生活保護の申請を促すのは適切ではありません。まず利用できる負担軽減の制度や収入の状況を確認します。
- ○選択肢2:適切(正しい)負担軽減の制度が使えるかを判断するため、Aさんの年金の受給状況を改めて確認することは適切です。
- ○選択肢3:適切(正しい)特定入所者介護サービス費(補足給付)や高額介護サービス費など、費用負担とその軽減の仕組みを説明することは適切です。
- ×選択肢4:不適切(誤り)相談の内容はAさんの利用料金の減額です。長女に就労先を変えるよう強く勧めるのは、相談の趣旨から外れています。
- ×選択肢5:不適切(誤り)長女の負担を軽くしたいという相談に対し、同居して全面的に介護するよう勧めるのは適切ではありません。
問題25(介護支援分野)
Aさん(80歳、女性、要介護3、認知症はない)は訪問介護を利用している。同居している長男から「母は自宅で暮らし続けることを望んでいるが、入浴や夜間の排泄に関する介護の負担が重くなって困っている」との相談があった。そのときの介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1Aさんの意向を尊重するために、Aさんと長男との話し合いの機会を設ける。
- 2長男と相談し、特別養護老人ホームに入所するようAさんを説得する。
- 3夜間の排泄について、薬の影響はないか、Aさんの同意を得てかかりつけの医師に意見を求める。
- 4近所の認知症対応型共同生活介護に照会し、空室があれば、速やかに予約する。
- 5Aさんの希望を改めて確認したところ、他者との交流も望んでいたので、通所介護の利用を提案する。
問題25の解答と解説を見る
正解:1・3・5
- ○選択肢1:適切(正しい)本人の在宅生活の意向と長男の介護負担の両方を踏まえ、話し合いの機会を設けることは適切です。
- ×選択肢2:不適切(誤り)本人は自宅で暮らし続けることを望んでいます。長男と相談して入所を説得するのは、本人の意思を尊重していません。
- ○選択肢3:適切(正しい)夜間の排泄の背景に薬の影響がないか、本人の同意を得て医師に意見を求めるのは、課題の原因を探る適切な対応です。
- ×選択肢4:不適切(誤り)Aさんには認知症がないため、認知症対応型共同生活介護は対象になりません。また本人の意向を確認せずに予約するのも不適切です。
- ○選択肢5:適切(正しい)本人の希望を改めて確認し、交流の希望に沿って通所介護を提案することは、本人の意向と家族の負担軽減の両方に役立つ対応です。
保健医療サービスの知識等(問26〜45)の問題と解説
高齢者に多い病気や症状、医療的なケア、リハビリテーション、看取り、医療系のサービスなどが出題される分野です。福祉サービスの知識等と合わせた35問で合格点(第28回は25点)を判定します。
問題26(保健医療サービス分野)
次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1サルコペニアとは、加齢に伴う筋力の低下や筋肉量が減少した状態をいう。
- 2体重減少は、身体的フレイルの目安になる。
- 3社会参加しやすい環境づくりは、社会的フレイルの予防になる。
- 4オーラルフレイルとは、心理的認知的フレイルのことである。
- 5フレイルになると、健康な状態に回復することはない。
問題26の解答と解説を見る
正解:1・2・3
- ○選択肢1:適切(正しい)サルコペニアは、加齢などにより筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下した状態をいいます。
- ○選択肢2:適切(正しい)意図しない体重減少は、身体的フレイルの評価基準(日本版CHS基準など)の項目の一つです。
- ○選択肢3:適切(正しい)社会参加しやすい環境をつくり、人とのつながりを保つことは、社会的フレイルの予防につながります。
- ×選択肢4:不適切(誤り)オーラルフレイルは、噛む・飲み込む・話すなどの口腔機能の衰えを指します。心理的・認知的フレイルのことではありません。
- ×選択肢5:不適切(誤り)フレイルは、適切な運動・栄養・社会参加などの取り組みにより、健康な状態に戻ることができる可逆的な状態です。
問題27(保健医療サービス分野)
次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1入浴は、全身の保清を図り、血液循環や新陳代謝を促進する。
- 2口腔内を清掃する際は、義歯は外さない。
- 3膀胱留置カテーテルの使用時は、蓄尿バッグを膀胱と同じ高さに固定する。
- 4適切な移動補助具の導入は、介護負担の軽減につながる。
- 5痛みやかゆみ、咳、呼吸困難、頻尿が睡眠障害の原因となることがある。
問題27の解答と解説を見る
正解:1・4・5
- ○選択肢1:適切(正しい)入浴は、全身の清潔を保つとともに、血液循環や新陳代謝を促進し、リラックス効果もあります。
- ×選択肢2:不適切(誤り)口腔内を清掃する際は、義歯を外して、義歯と口腔内をそれぞれ清掃します。
- ×選択肢3:不適切(誤り)膀胱留置カテーテルの蓄尿バッグは、尿の逆流を防ぐため、膀胱より低い位置に置きます。
- ○選択肢4:適切(正しい)本人の状態に合った杖や歩行器などの移動補助具を導入することは、自立を助け、介護負担の軽減にもつながります。
- ○選択肢5:適切(正しい)痛み、かゆみ、咳、呼吸困難、頻尿などの症状は、睡眠障害の原因となることがあります。
問題28(保健医療サービス分野)
褥瘡について適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1感染を伴って敗血症の原因となることがある。
- 2半座位や座位では、生じない。
- 3低栄養は、発生要因の一つである。
- 4排泄物による皮膚の湿潤が加わることで、より生じやすくなる。
- 5入浴をさせてはならない。
問題28の解答と解説を見る
正解:1・3・4
- ○選択肢1:適切(正しい)褥瘡に感染が起こると、細菌が血液中に入り、敗血症の原因となることがあります。
- ×選択肢2:不適切(誤り)半座位や座位でも、仙骨部や坐骨部などに圧力やずれがかかり、褥瘡が生じます。
- ○選択肢3:適切(正しい)低栄養は皮膚や組織を弱くするため、褥瘡の発生要因の一つです。
- ○選択肢4:適切(正しい)尿や便などの排泄物による皮膚の湿潤は、皮膚を傷つけやすくし、褥瘡を生じやすくします。
- ×選択肢5:不適切(誤り)入浴は皮膚を清潔に保ち、血流を促すため、褥瘡があっても医師などの判断のもとで行うことができます。
問題29(保健医療サービス分野)
次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1リハビリテーションは、終末期にある者には行ってはならない。
- 2要介護1の者は、介護予防通所リハビリテーションの対象となる。
- 3退院後の訪問リハビリテーション計画の作成に当たっては、入院中のリハビリテーションの情報を把握する。
- 4片麻痺のある者がベッドから車いすに移乗する場合には、車いすをその人の健側に置くとよい。
- 5歩行障害に対するリハビリテーションでは、杖や装具の活用を検討する。
問題29の解答と解説を見る
正解:3・4・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)リハビリテーションは、終末期にある人に対しても、苦痛の緩和や生活の質の維持を目的に行われます。
- ×選択肢2:不適切(誤り)介護予防通所リハビリテーションの対象は要支援者です。要介護1の人は通所リハビリテーションの対象です。
- ○選択肢3:適切(正しい)退院後の訪問リハビリテーション計画を作るときは、入院中のリハビリテーションの内容や経過を把握することが重要です。
- ○選択肢4:適切(正しい)片麻痺のある人がベッドから車いすに移乗するときは、動かせる健側に車いすを置くと、安全に移乗しやすくなります。
- ○選択肢5:適切(正しい)歩行障害のリハビリテーションでは、杖や装具の活用を検討し、安全な歩行を支援します。
問題30(保健医療サービス分野)
認知症やそのケアについて適切なものはどれか。2つ選べ。
- 1軽度認知障害(MCI)は、認知症に移行することがある。
- 2記憶障害や見当識障害は、認知症の中核症状である。
- 3パーソン・センタード・ケアとは、介護者本位で効率を優先して行うケアである。
- 4認知症初期集中支援チームは、行方不明の認知症の人を捜索する仕組みである。
- 5認知症カフェは、介護保険の給付対象のサービスである。
問題30の解答と解説を見る
正解:1・2
- ○選択肢1:適切(正しい)軽度認知障害(MCI)は、認知症に移行することがある一方、正常な状態に戻る人もいます。
- ○選択肢2:適切(正しい)記憶障害や見当識障害は、脳の障害によって直接起こる中核症状です。
- ×選択肢3:不適切(誤り)パーソン・センタード・ケアは、認知症の人を一人の人として尊重し、本人の視点に立って行うケアです。介護者本位のケアではありません。
- ×選択肢4:不適切(誤り)認知症初期集中支援チームは、医療・介護の専門職が認知症が疑われる人や家族を訪問し、初期の支援を集中的に行う仕組みです。
- ×選択肢5:不適切(誤り)認知症カフェは、地域支援事業などで設置が進められている交流の場で、介護保険の給付対象のサービスではありません。
問題31(保健医療サービス分野)
次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1せん妄の発症の誘因の一つとして、入院や施設入所などの環境の変化がある。
- 2高齢者では、薬剤によって精神症状を生じやすい。
- 3統合失調症の症状の一つに、幻覚がある。
- 4老年期のアルコール依存症では、認知症を合併することはない。
- 5老年期うつ病では、妄想の症状が生じることはない。
問題31の解答と解説を見る
正解:1・2・3
- ○選択肢1:適切(正しい)せん妄は、入院や施設入所などの環境の変化、脱水、感染症、薬剤などが誘因となって起こることがあります。
- ○選択肢2:適切(正しい)高齢者は薬の代謝や排泄の機能が低下しているため、薬剤によって幻覚や抑うつなどの精神症状を生じやすくなります。
- ○選択肢3:適切(正しい)統合失調症の主な症状には、幻覚や妄想などがあります。
- ×選択肢4:不適切(誤り)老年期のアルコール依存症では、認知症を合併することがあります。
- ×選択肢5:不適切(誤り)老年期うつ病では、心気妄想や貧困妄想、罪業妄想などの妄想が生じることがあります。
問題32(保健医療サービス分野)
診断や治療について適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1医学的な根拠に基づき行うことが重要である。
- 2疾病の現在の状態のことを予後という。
- 3検査は、患者の身体的負担も考慮して行う。
- 4検査を行う際には、インフォームド・コンセントは不要である。
- 5治療は、診断に基づき行うことが重要である。
問題32の解答と解説を見る
正解:1・3・5
- ○選択肢1:適切(正しい)診断や治療は、医学的な根拠(エビデンス)に基づいて行うことが重要です。
- ×選択肢2:不適切(誤り)予後とは、病気の今後の経過や見通しのことです。現在の状態のことではありません。
- ○選択肢3:適切(正しい)検査は、得られる情報の必要性と、患者の身体的な負担とのバランスを考えて行います。
- ×選択肢4:不適切(誤り)検査を行う際にも、内容や目的を説明し、同意を得るインフォームド・コンセントが必要です。
- ○選択肢5:適切(正しい)治療は、正確な診断に基づいて行うことが重要です。
問題33(保健医療サービス分野)
栄養・食生活について適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1体重減少は、低栄養の徴候の一つである。
- 2食事の介護のためのアセスメントでは、摂食動作を確認する。
- 3食事介助では、本人に頭部後屈の姿勢をとらせることが望ましい。
- 4誤嚥性肺炎の予防のためには、口腔ケアが重要である。
- 5薬の服用時間における食間とは、食事中に服用することである。
問題33の解答と解説を見る
正解:1・2・4
- ○選択肢1:適切(正しい)体重減少は、低栄養の徴候の一つです。定期的な体重の測定が、早期発見に役立ちます。
- ○選択肢2:適切(正しい)食事の介護のアセスメントでは、箸やスプーンを使えるかなど、摂食動作を確認します。
- ×選択肢3:不適切(誤り)頭部を後屈(あごが上がる姿勢)にすると気道が開いて誤嚥しやすくなります。軽くあごを引いた姿勢が望ましいとされています。
- ○選択肢4:適切(正しい)誤嚥性肺炎の予防には、口腔内の細菌を減らす口腔ケアが重要です。
- ×選択肢5:不適切(誤り)食間とは、食事と食事の間(食後おおむね2時間)のことです。食事中に服用することではありません。
問題34(保健医療サービス分野)
次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1在宅医療では、医師、看護師、介護支援専門員など多職種の連携が重要である。
- 2腹膜透析は、患者の自宅で行われることはない。
- 3胃ろうがある場合には、原則として、入浴は禁止されている。
- 4中心静脈栄養法は、点滴栄養剤を中心静脈に入れる方法である。
- 5パルスオキシメーターは、血液中の酸素飽和度を測定する機器である。
問題34の解答と解説を見る
正解:1・4・5
- ○選択肢1:適切(正しい)在宅医療では、医師、看護師、薬剤師、介護支援専門員など多職種の連携が欠かせません。
- ×選択肢2:不適切(誤り)腹膜透析は、患者本人や家族が自宅で行うことができる透析の方法です。
- ×選択肢3:不適切(誤り)胃ろうがあっても、状態が安定していれば原則として入浴できます。
- ○選択肢4:適切(正しい)中心静脈栄養法は、心臓に近い太い静脈(中心静脈)にカテーテルを入れて栄養剤を注入する方法です。
- ○選択肢5:適切(正しい)パルスオキシメーターは、指先などにつけて血液中の酸素飽和度(SpO2)と脈拍を測定する機器です。
問題35(保健医療サービス分野)
感染症について適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1エタノール濃度70%以上95%以下の消毒液は、新型コロナウイルスの消毒に有効である。
- 2ノロウイルス感染者の吐物には、ノロウイルスが含まれていることがある。
- 3高齢者に対する肺炎球菌ワクチンは、重症な肺炎の予防に有効である。
- 4B型肝炎は、ワクチンで予防することはできない。
- 5感染防護具であるエプロンやガウンは、節約のためできるだけ使い回しをする。
問題35の解答と解説を見る
正解:1・2・3
- ○選択肢1:適切(正しい)エタノール濃度70%以上95%以下の消毒液は、新型コロナウイルスの消毒に有効とされています。
- ○選択肢2:適切(正しい)ノロウイルス感染者の吐物や便には、ウイルスが大量に含まれていることがあり、処理の際は感染対策が必要です。
- ○選択肢3:適切(正しい)高齢者の肺炎球菌ワクチンの接種は、肺炎球菌による重症な肺炎などの予防に有効とされています。
- ×選択肢4:不適切(誤り)B型肝炎は、ワクチンで予防することができます。
- ×選択肢5:不適切(誤り)エプロンやガウンなどの感染防護具は、原則として使い捨てにし、使い回しはしません。
問題36(保健医療サービス分野)
次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1経管栄養法で使用するカテーテルは、定期的な交換は不要である。
- 2人工的に造設した便や尿の排泄口のことをストーマという。
- 3気管切開を伴った人工呼吸療法では、気管切開部の管理が必要である。
- 4患者の自宅で人工呼吸器を使用する場合は、災害時の対応方法を確認しておくことが重要である。
- 5インスリンの自己注射をしていれば、低血糖は生じない。
問題36の解答と解説を見る
正解:2・3・4
- ×選択肢1:不適切(誤り)経管栄養法で使用するカテーテルは、汚染や劣化を防ぐため、定期的な交換が必要です。
- ○選択肢2:適切(正しい)手術によって腹部に造られた便や尿の排泄口をストーマ(人工肛門・人工膀胱)といいます。
- ○選択肢3:適切(正しい)気管切開を伴う人工呼吸療法では、気管切開部の清潔保持や感染予防などの管理が必要です。
- ○選択肢4:適切(正しい)在宅で人工呼吸器を使う場合は、停電などの災害時に備えて、外部バッテリーや連絡先などの対応方法を確認しておくことが重要です。
- ×選択肢5:不適切(誤り)インスリンの自己注射をしている人は、食事量の不足や運動などで低血糖を起こすことがあります。
問題37(保健医療サービス分野)
次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1吐き気を訴える場合は、誤嚥を予防するために身体を仰向きにして寝かせる。
- 2出血している傷口に対しては、清潔なタオルなどを当て、圧迫して止める方法がある。
- 3転倒して頭部を打撲した後に両手足に力が入らない場合は、頸髄損傷の可能性がある。
- 4高齢者が心筋梗塞を起こしている場合は、必ず強い胸痛がある。
- 5手の甲の皮膚をつまみ上げて離したとき、すぐには元に戻らない場合は、脱水も疑う。
問題37の解答と解説を見る
正解:2・3・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)吐き気がある場合に仰向けで寝かせると、吐いたものが気道に入る危険があります。顔を横に向ける、側臥位にするなどの対応をとります。
- ○選択肢2:適切(正しい)出血している傷口には、清潔なガーゼやタオルを当てて圧迫する止血方法があります。
- ○選択肢3:適切(正しい)頭部を打撲した後に両手足に力が入らない場合は、頸髄損傷の可能性があり、首を動かさずに救急要請を検討します。
- ×選択肢4:不適切(誤り)高齢者の心筋梗塞では、強い胸痛がなく、息苦しさや吐き気、倦怠感などだけのこともあります。
- ○選択肢5:適切(正しい)手の甲の皮膚をつまみ上げて離したとき、すぐに元に戻らない場合は、脱水を疑います。
問題38(保健医療サービス分野)
次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1関節リウマチでは、症状の日内変動がないことが特徴の一つである。
- 2パーキンソン病では、転倒しやすいため、運動療法は禁忌である。
- 3大腿骨頸部骨折の最も多い受傷原因は、転倒である。
- 4膝関節症による痛みや腫脹を抑えるために、定期的な運動が効果的である。
- 5複数の疾患を治療している高齢者では、多剤服用による影響に注意する。
問題38の解答と解説を見る
正解:3・4・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)関節リウマチでは、朝のこわばりなど、症状に日内変動があることが特徴の一つです。
- ×選択肢2:不適切(誤り)パーキンソン病では、転倒に注意しながら、運動療法を行うことが症状の維持に有効です。
- ○選択肢3:適切(正しい)大腿骨頸部骨折の最も多い受傷原因は転倒です。
- ○選択肢4:適切(正しい)変形性膝関節症では、痛みや腫れを抑え、関節の機能を保つために、筋力訓練などの定期的な運動が有効とされています。
- ○選択肢5:適切(正しい)複数の疾患を治療している高齢者は多剤服用(ポリファーマシー)になりやすく、副作用や相互作用に注意が必要です。
問題39(保健医療サービス分野)
臨死期の徴候について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1規則正しいリズムの呼吸
- 2意識レベルの低下
- 3四肢冷感
- 4尿量増加
- 5喘鳴
問題39の解答と解説を見る
正解:2・3・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)臨死期には、呼吸のリズムが不規則になり、下顎呼吸や無呼吸がみられるようになります。
- ○選択肢2:適切(正しい)臨死期には、意識レベルが低下していきます。
- ○選択肢3:適切(正しい)臨死期には、血液循環が低下し、手足が冷たくなる四肢冷感がみられます。
- ×選択肢4:不適切(誤り)臨死期には、尿量は減少していきます。
- ○選択肢5:適切(正しい)臨死期には、のどの奥で分泌物がゴロゴロと音をたてる喘鳴(死前喘鳴)がみられることがあります。
問題40(保健医療サービス分野)
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
- 1本人が死の直前になったときにのみ話し合う。
- 2本人の考えよりも、家族の考えが優先される。
- 3話合いは、一度だけ行えばよい。
- 4話し合った内容は、文書にまとめておくことが望ましい。
- 5認知症の人の意思を適切に反映できるよう、医療ケアチームが支援する。
問題40の解答と解説を見る
正解:4・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)ACPは、人生の最終段階に限らず、早い段階から繰り返し話し合うことが大切です。
- ×選択肢2:不適切(誤り)ACPでは、本人の意思や価値観を最も尊重します。家族の考えが優先されるわけではありません。
- ×選択肢3:不適切(誤り)本人の気持ちや状態は変化するため、話し合いは繰り返し行います。
- ○選択肢4:適切(正しい)話し合った内容は、関係者で共有できるよう文書にまとめておくことが望ましいとされています。
- ○選択肢5:適切(正しい)認知症の人も意思を示せるよう、医療・ケアチームが本人の意思決定を支援します。
問題41(保健医療サービス分野)
指定訪問看護について適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1指定訪問看護ステーションには、作業療法士を配置することができる。
- 2指定訪問看護ステーションには、看護職員を常勤換算で2.5人以上置かなければならない。
- 3訪問看護計画書の作成に当たっては、利用者の同意を得なければならない。
- 4介護老人保健施設の入所者にも、訪問看護を提供できる。
- 5看護師は、薬剤の処方を行うことができる。
問題41の解答と解説を見る
正解:1・2・3
- ○選択肢1:適切(正しい)指定訪問看護ステーションには、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を実情に応じて適当数配置することができます。
- ○選択肢2:適切(正しい)指定訪問看護ステーションには、看護職員を常勤換算で2.5人以上置かなければなりません。
- ○選択肢3:適切(正しい)訪問看護計画書の作成にあたっては、その内容を利用者または家族に説明し、同意を得なければなりません。
- ×選択肢4:不適切(誤り)介護老人保健施設の入所者には、施設でサービスが提供されるため、訪問看護は提供できません。
- ×選択肢5:不適切(誤り)看護師は、薬剤の処方を行うことはできません。処方は医師などが行います。
問題42(保健医療サービス分野)
次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1胃ろうから薬剤を注入する際には、錠剤であれば、粉砕や微温湯での溶解をしてよいか確認する。
- 2薬の副作用によるふらつきで、転倒を起こすことがある。
- 3介護職員は、服薬介助を行ってはならない。
- 4服薬の状況について、お薬手帳により、処方情報を適切に共有することが重要である。
- 5高齢者は腎機能が低下しているため、薬の副作用が減弱することが多い。
問題42の解答と解説を見る
正解:1・2・4
- ○選択肢1:適切(正しい)胃ろうから薬を注入する場合、錠剤によっては粉砕や溶解で効果が変わることがあるため、事前に医師や薬剤師に確認します。
- ○選択肢2:適切(正しい)薬の副作用によるふらつきや眠気は、転倒の原因になることがあります。
- ×選択肢3:不適切(誤り)介護職員は、一包化された内服薬の服薬介助など、一定の条件のもとで服薬の介助を行うことができます。
- ○選択肢4:適切(正しい)お薬手帳を活用して処方情報を共有することは、重複投与や相互作用の防止に役立ちます。
- ×選択肢5:不適切(誤り)高齢者は腎機能が低下しているため、薬が体内に蓄積しやすく、副作用が強く出ることがあります。
問題43(保健医療サービス分野)
指定通所リハビリテーションについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1リハビリテーション会議は、利用者やその家族の参加が基本とされている。
- 2既に居宅サービス計画が作成されている場合には、通所リハビリテーション計画は作成しなくてもよい。
- 3個々の利用者の状態にかかわらず、全員が同一の内容で実施しなければならない。
- 4利用定員について、運営規程に定めておかなければならない。
- 5非常災害対策について、運営規程に定めておかなければならない。
問題43の解答と解説を見る
正解:1・4・5
- ○選択肢1:適切(正しい)リハビリテーション会議は、利用者やその家族の参加が基本とされています。
- ×選択肢2:不適切(誤り)指定通所リハビリテーションでは、居宅サービス計画があっても、通所リハビリテーション計画を作成する必要があります。
- ×選択肢3:不適切(誤り)通所リハビリテーションは、利用者一人ひとりの状態や目標に応じて個別に実施します。
- ○選択肢4:適切(正しい)利用定員は、事業所の運営規程に定めておかなければならない事項です。
- ○選択肢5:適切(正しい)非常災害対策は、事業所の運営規程に定めておかなければならない事項です。
問題44(保健医療サービス分野)
指定看護小規模多機能型居宅介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1訪問看護と小規模多機能型居宅介護を組み合わせたサービスである。
- 2事業者は、看護サービスを提供する場合は、1人の利用者について複数の医師から指示を受けなければならない。
- 3要支援者は利用できない。
- 4登録者の居宅サービス計画は、居宅介護支援事業所の介護支援専門員が作成する。
- 5サテライト型ではない事業所の登録定員は、29人以下である。
問題44の解答と解説を見る
正解:1・3・5
- ○選択肢1:適切(正しい)看護小規模多機能型居宅介護は、訪問看護と小規模多機能型居宅介護を組み合わせて提供するサービスです。
- ×選択肢2:不適切(誤り)看護サービスは、主治の医師の指示に基づいて提供します。複数の医師から指示を受けなければならない決まりはありません。
- ○選択肢3:適切(正しい)看護小規模多機能型居宅介護は、要介護者を対象とするサービスで、要支援者は利用できません。
- ×選択肢4:不適切(誤り)登録者の居宅サービス計画は、看護小規模多機能型居宅介護事業所の介護支援専門員が作成します。
- ○選択肢5:適切(正しい)サテライト型ではない事業所の登録定員は29人以下です。
問題45(保健医療サービス分野)
介護医療院について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1要介護者が居宅において生活を営むことができるようにするための支援を行う施設と定義されている。
- 2入所対象者には、病状が比較的安定期にあり、身体合併症を有する認知症高齢者も含まれる。
- 3介護支援専門員を置かなくてよい。
- 4入所者のためのレクリエーション行事を行うよう努める。
- 5ユニットケアを行うユニット型もある。
問題45の解答と解説を見る
正解:2・4・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)「居宅で生活を営むことができるようにするための支援を行う施設」は、介護老人保健施設の定義に近い内容です。介護医療院は、長期にわたり療養が必要な要介護者に、医療と日常生活上の世話を一体的に提供する施設です。
- ○選択肢2:適切(正しい)介護医療院の入所対象者には、病状が比較的安定しており、身体合併症を有する認知症高齢者なども含まれます。
- ×選択肢3:不適切(誤り)介護医療院には、介護支援専門員を置かなければなりません。
- ○選択肢4:適切(正しい)介護医療院は、入所者のためのレクリエーション行事を行うよう努めるものとされています。
- ○選択肢5:適切(正しい)介護医療院には、少人数のユニットでケアを行うユニット型もあります。
福祉サービスの知識等(問46〜60)の問題と解説
相談援助(ソーシャルワーク)、福祉系のサービスの運営基準、生活保護制度、成年後見制度、高齢者虐待防止法などが出題される分野です。
問題46(福祉サービス分野)
面接場面におけるコミュニケーション技術について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1「どのようなことでお困りですか」という質問は、クローズドクエスチョンである。
- 2「なぜ」で始まる質問は、クライエントの戸惑いが増幅することが多いので、注意が必要である。
- 3面接を開始する際には、面接の終了時間をクライエントと確認しておくことが望ましい。
- 4観察には、非言語的メッセージを捉えることは含まれない。
- 5共感とは、クライエントの立場であれば、どのような気持ちになるだろうか、と想像して感じ取ることである。
問題46の解答と解説を見る
正解:2・3・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)「どのようなことでお困りですか」は、相手が自由に答えられるオープンクエスチョン(開かれた質問)です。
- ○選択肢2:適切(正しい)「なぜ」で始まる質問は、責められているように感じさせたり戸惑いを増したりしやすいため、使い方に注意が必要です。
- ○選択肢3:適切(正しい)面接を始める際に終了時間を確認しておくと、クライエントが安心して話しやすくなり、面接の見通しも共有できます。
- ×選択肢4:不適切(誤り)観察には、表情、しぐさ、声の調子、服装などの非言語的なメッセージを捉えることも含まれます。
- ○選択肢5:適切(正しい)共感とは、クライエントの立場に立って、その気持ちを想像し感じ取ろうとすることです。
問題47(福祉サービス分野)
ソーシャルワークに関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1ソーシャルワークは、人権を尊重し、生活課題を有する人々がつながりを実感できる社会への変革と社会的包摂の実現を目指している。
- 2チームアプローチでは、それぞれの専門職の役割を曖昧にすることがよい。
- 3アセスメントに当たっては、クライエントの家族関係や経済状況、地域の社会資源など多岐にわたる情報収集が必要である。
- 4アセスメントシートを使用する際は、すべての項目を順番通りに聞かなければならない。
- 5コンサルテーションとは、関連機関や関連領域の専門家との相談等により、援助者が専門的助言や示唆を受けることである。
問題47の解答と解説を見る
正解:1・3・5
- ○選択肢1:適切(正しい)ソーシャルワークは、人権を尊重し、生活課題を抱える人がつながりを実感できる社会への変革や、社会的包摂の実現を目指すものです。
- ×選択肢2:不適切(誤り)チームアプローチでは、各専門職の役割を明確にし、互いに理解したうえで連携することが大切です。
- ○選択肢3:適切(正しい)アセスメントでは、本人の心身の状態だけでなく、家族関係、経済状況、地域の社会資源など幅広い情報を集めます。
- ×選択肢4:不適切(誤り)アセスメントシートは、面接の流れや本人の状態に合わせて柔軟に活用します。すべての項目を順番どおりに聞く必要はありません。
- ○選択肢5:適切(正しい)コンサルテーションとは、援助者が関連する分野の専門家などに相談し、専門的な助言や示唆を受けることです。
問題48(福祉サービス分野)
ソーシャルワークにおける相談援助者の基本姿勢として、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1クライエントに対していかなる差別もしない。
- 2判断能力が低下しているクライエントであっても、自己決定を尊重して支援する。
- 3クライエントから得た個人情報は、クライエントの同意を得ないで、近隣住民からの照会に応じて提供してよい。
- 4支援計画では、短期・長期などの期間を設けることなく、目標を立てる。
- 5クライエントが抱えている不安、ためらい、遠慮などに注意する。
問題48の解答と解説を見る
正解:1・2・5
- ○選択肢1:適切(正しい)相談援助者は、クライエントに対していかなる差別もせず、一人の人として尊重します。
- ○選択肢2:適切(正しい)判断能力が低下しているクライエントであっても、意思決定を支援しながら自己決定を尊重することが基本です。
- ×選択肢3:不適切(誤り)クライエントの個人情報を、本人の同意なく近隣住民からの照会に応じて提供することは、秘密保持の原則に反します。
- ×選択肢4:不適切(誤り)支援計画では、短期目標と長期目標などの期間を設定し、評価や見直しができるようにします。
- ○選択肢5:適切(正しい)クライエントが表に出しにくい不安、ためらい、遠慮などに注意を払い、受け止めることが大切です。
問題49(福祉サービス分野)
ソーシャルワークにおける地域援助について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1専門家によって行われるため、地域住民の参加は必要ではない。
- 2地域アセスメントの手法には、福祉施設への聞き取り調査が含まれる。
- 3アドボカシーとは、地域に出向き潜在的なニーズを発見することである。
- 4地域包括ケアシステムを構築するプロセスには、地域資源の発掘が含まれる。
- 5高齢者の孤立死を防ぐため、見守りネットワークを構築することが重要である。
問題49の解答と解説を見る
正解:2・4・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)地域援助は、地域住民が主体的に参加し、専門職と協働して進めることが重要です。
- ○選択肢2:適切(正しい)地域アセスメントでは、統計資料の分析に加え、福祉施設や関係機関、住民への聞き取り調査なども行います。
- ×選択肢3:不適切(誤り)アドボカシーとは、本人の権利を擁護し、声を代弁することです。地域に出向いて潜在的なニーズを発見するのはアウトリーチです。
- ○選択肢4:適切(正しい)地域包括ケアシステムを構築するプロセスには、地域の課題の把握とともに、地域資源の発掘や開発が含まれます。
- ○選択肢5:適切(正しい)高齢者の孤立死を防ぐため、住民や関係機関による見守りネットワークを構築することは重要です。
問題50(福祉サービス分野)
介護保険における訪問介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1訪問介護は、その利用者が可能な限りその居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう援助を行うものである。
- 2利用者の同居家族等に障害や疾病がなくても、その他の事情により、家事が困難である場合には、生活援助を利用することができる。
- 3事業所は、訪問回数が少ない利用者には、訪問介護計画を作成しなくてもよい。
- 4事業所のサービス提供責任者には、特段の資格要件はない。
- 5事業所のサービス提供責任者には、サービス担当者会議への出席等により、居宅介護支援事業者との連携を図ることが業務として位置付けられている。
問題50の解答と解説を見る
正解:1・2・5
- ○選択肢1:適切(正しい)訪問介護は、利用者が可能な限り居宅で、その有する能力に応じて自立した日常生活を営めるように援助を行うものです。
- ○選択肢2:適切(正しい)同居家族等に障害や疾病がない場合でも、同様のやむを得ない事情により家事が困難な場合は、生活援助を利用できます。
- ×選択肢3:不適切(誤り)訪問介護計画は、訪問回数にかかわらず、すべての利用者について作成しなければなりません。
- ×選択肢4:不適切(誤り)サービス提供責任者には、介護福祉士や実務者研修修了者などの資格要件があります。
- ○選択肢5:適切(正しい)サービス提供責任者の業務には、サービス担当者会議への出席などによる居宅介護支援事業者との連携が位置付けられています。
問題51(福祉サービス分野)
介護保険における通所介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1通所介護の基本方針には、利用者の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図ることが含まれる。
- 2機能訓練指導員を1人以上配置しなければならない。
- 3事業者は、事業所ごとに通常の事業の実施地域を定めなくてもよい。
- 4事業者は、利用料以外に利用者が使用したおむつ代の支払いを受けることができる。
- 5事業所の建物と利用者の居住建物が同一の場合、その建物に居住する者以外に、当該事業所を利用させてはならない。
問題51の解答と解説を見る
正解:1・2・4
- ○選択肢1:適切(正しい)通所介護の基本方針には、利用者の社会的孤立感の解消や心身機能の維持とともに、家族の身体的・精神的負担の軽減を図ることが含まれています。
- ○選択肢2:適切(正しい)通所介護事業所には、機能訓練指導員を1人以上配置しなければなりません。
- ×選択肢3:不適切(誤り)事業者は、事業所ごとに通常の事業の実施地域を運営規程に定めなければなりません。
- ○選択肢4:適切(正しい)事業者は、利用料以外に、おむつ代などの費用の支払いを受けることができます。
- ×選択肢5:不適切(誤り)事業所と同一の建物に住む利用者に提供する場合は、その建物以外に住む人にもサービスを提供するよう努めるものとされています。利用させてはならないという決まりではありません。
問題52(福祉サービス分野)
介護保険における訪問入浴介護について正しいものはどれか。2つ選べ。
- 1指定訪問入浴介護の基本方針には、居宅での入浴の援助を行うことによって、利用者の心身機能の維持を図ることが含まれる。
- 2サービスの提供の責任者は、入浴介護に関する知識を有していなくてもよい。
- 3サービス提供に使用する浴槽は、あらかじめ利用者が用意しなければならない。
- 4事業所ごとに、医師を1人以上配置しなければならない。
- 5事業者は、セクシュアルハラスメントにより、従業者の就業環境が害されないよう必要な措置を講じなければならない。
問題52の解答と解説を見る
正解:1・5
- ○選択肢1:適切(正しい)指定訪問入浴介護の基本方針には、居宅での入浴の援助により、利用者の身体の清潔の保持や心身機能の維持回復を図ることが含まれています。
- ×選択肢2:不適切(誤り)訪問入浴介護のサービスの提供にあたる責任者には、入浴介護に関する知識や技術が求められます。
- ×選択肢3:不適切(誤り)訪問入浴介護では、事業者が浴槽(簡易浴槽)を持ち込んでサービスを提供します。
- ×選択肢4:不適切(誤り)訪問入浴介護事業所に、医師の配置は必要ありません。看護職員1人以上と介護職員を配置します。
- ○選択肢5:適切(正しい)事業者は、セクシュアルハラスメントやパワーハラスメントにより、従業者の就業環境が害されないよう必要な措置を講じなければなりません。
問題53(福祉サービス分野)
介護保険における短期入所生活介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1短期入所生活介護計画は、利用期間にかかわらず、作成しなければならない。
- 2居室については、日照、採光、換気等利用者の保健衛生、防災等について十分考慮しなければならない。
- 3利用者20人未満の併設型の事業所の場合、介護職員は常勤でなくてもよい。
- 4事業者は、利用者から理美容代の支払いを受けることができる。
- 5事業者は、その利用者に対して、利用者の負担により、当該指定短期入所生活介護事業所の従業者以外の者による介護を受けさせることができる。
問題53の解答と解説を見る
正解:2・3・4
- ×選択肢1:不適切(誤り)短期入所生活介護計画は、相当期間以上(おおむね4日以上)継続して入所する利用者について作成します。利用期間にかかわらず作成する必要はありません。
- ○選択肢2:適切(正しい)居室は、日照、採光、換気など利用者の保健衛生や防災について十分考慮したものでなければなりません。
- ○選択肢3:適切(正しい)利用者20人未満の併設型事業所では、介護職員を常勤で配置しなくてもよいとされています。
- ○選択肢4:適切(正しい)事業者は、利用料以外に、理美容代の支払いを受けることができます。
- ×選択肢5:不適切(誤り)事業者は、利用者に対して、利用者の負担によって、事業所の従業者以外の者による介護を受けさせてはなりません。
問題54(福祉サービス分野)
介護保険における住宅改修について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1事前の支給申請に必要な「住宅改修が必要な理由書」は、原則として、被保険者本人が作成する。
- 2取付工事の必要のないスロープによる段差の解消は、住宅改修費の支給対象とならない。
- 3ポータブルトイレの設置は、住宅改修費の支給対象とならない。
- 4浴室の床材を滑りにくいものに変更することは、住宅改修費の支給対象となる。
- 5転居前の住宅について住宅改修費の支給を受けた場合、転居後の住宅については住宅改修費の支給を受けることができない。
問題54の解答と解説を見る
正解:2・3・4
- ×選択肢1:不適切(誤り)住宅改修が必要な理由書は、原則として介護支援専門員や地域包括支援センターの担当職員などが作成します。
- ○選択肢2:適切(正しい)取付工事を伴わないスロープは、福祉用具貸与の対象です。住宅改修費の支給対象にはなりません。
- ○選択肢3:適切(正しい)ポータブルトイレは、特定福祉用具販売(腰掛便座)の対象で、住宅改修費の支給対象にはなりません。
- ○選択肢4:適切(正しい)浴室の床材を滑りにくいものに変更することは、「床又は通路面の材料の変更」として住宅改修費の支給対象です。
- ×選択肢5:不適切(誤り)転居した場合は、転居後の住宅について改めて住宅改修費の支給を受けることができます。
問題55(福祉サービス分野)
介護保険における認知症対応型通所介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1指定認知症対応型通所介護の基本方針には、利用者の社会的孤立感の解消が含まれる。
- 2単独型・併設型指定認知症対応型通所介護事業所は、機能訓練室を備えなければならない。
- 3単独型・併設型指定認知症対応型通所介護事業所の生活相談員は、介護支援専門員でなければならない。
- 4若年性認知症の要介護者は、指定認知症対応型通所介護を利用することができない。
- 5認知症対応型通所介護計画の作成後に居宅サービス計画が作成された場合は、当該認知症対応型通所介護計画を必要に応じて変更する。
問題55の解答と解説を見る
正解:1・2・5
- ○選択肢1:適切(正しい)指定認知症対応型通所介護の基本方針には、利用者の社会的孤立感の解消や心身機能の維持、家族の負担軽減が含まれています。
- ○選択肢2:適切(正しい)単独型・併設型の事業所は、食堂と機能訓練室などを備えなければなりません。
- ×選択肢3:不適切(誤り)生活相談員に介護支援専門員の資格は求められていません。
- ×選択肢4:不適切(誤り)若年性認知症の要介護者も、指定認知症対応型通所介護を利用することができます。
- ○選択肢5:適切(正しい)認知症対応型通所介護計画を作成した後に居宅サービス計画が作成された場合は、その内容に沿っているかを確認し、必要に応じて変更します。
問題56(福祉サービス分野)
介護保険における小規模多機能型居宅介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1利用者の居宅又はサービスの拠点において、家庭的な環境と地域住民との交流の下で行わなければならない。
- 2宿泊サービスでは、利用者1人につき1月当たりの利用日数の上限は定められていない。
- 3宿泊サービスの利用者が1人であれば、夜間及び深夜の時間帯を通じて、夜勤や宿直を行う職員を置かないことができる。
- 4通いサービスの利用者が登録定員に比べて著しく少ない状態が続くものであってはならない。
- 5宿泊室については、宿泊専用の個室でなければならない。
問題56の解答と解説を見る
正解:1・2・4
- ○選択肢1:適切(正しい)小規模多機能型居宅介護は、利用者の居宅またはサービスの拠点で、家庭的な環境と地域住民との交流のもとで行います。
- ○選択肢2:適切(正しい)宿泊サービスについて、利用者1人あたり1か月の利用日数の上限は定められていません。
- ×選択肢3:不適切(誤り)宿泊サービスの利用者がいない場合は夜勤・宿直の職員を置かないことができますが、利用者が1人でもいる場合は必要です。
- ○選択肢4:適切(正しい)通いサービスの利用者が、登録定員に比べて著しく少ない状態が続くものであってはならないとされています。
- ×選択肢5:不適切(誤り)宿泊室は個室が原則ですが、プライバシーが確保されていれば、個室以外の宿泊室を設けることもできます。
問題57(福祉サービス分野)
指定介護老人福祉施設について正しいものはどれか。2つ選べ。
- 1入所者の意思及び人格を尊重し、常にその者の立場に立ってサービスを提供するように努めなければならない。
- 2災害等のやむを得ない事情があっても、定員を超えて入所させることはできない。
- 3指定介護福祉施設サービスを受ける必要性が高いと認められる入所申込者を優先的に入所させるよう努めなければならない。
- 4入所者の入浴又は清拭の頻度の下限については、定めがない。
- 5夜間には、常勤の介護職員を置くことは義務付けられていない。
問題57の解答と解説を見る
正解:1・3
- ○選択肢1:適切(正しい)指定介護老人福祉施設は、入所者の意思と人格を尊重し、常にその立場に立ってサービスを提供するよう努めなければなりません。
- ×選択肢2:不適切(誤り)災害や虐待などやむを得ない事情がある場合は、定員を超えて入所させることができます。
- ○選択肢3:適切(正しい)指定介護福祉施設サービスを受ける必要性が高いと認められる入所申込者を、優先的に入所させるよう努めなければなりません。
- ×選択肢4:不適切(誤り)入所者の入浴または清拭は、1週間に2回以上行わなければならないと定められています。
- ×選択肢5:不適切(誤り)指定介護老人福祉施設では、常時1人以上の常勤の介護職員を介護に従事させることが義務付けられています。
問題58(福祉サービス分野)
生活保護制度について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1すべて国民は、生活保護法の定める要件を満たす限り、保護を無差別平等に受けることができる。
- 2保護は、原則として、世帯を単位として行われる。
- 3介護施設入所者基本生活費は、住宅扶助として給付される。
- 4介護扶助は、原則として、金銭給付により行われる。
- 5被保護者の収入として認定されるものには、老齢基礎年金が含まれる。
問題58の解答と解説を見る
正解:1・2・5
- ○選択肢1:適切(正しい)すべて国民は、生活保護法の要件を満たす限り、保護を無差別平等に受けることができます(無差別平等の原理)。
- ○選択肢2:適切(正しい)保護は、原則として世帯を単位としてその要否や程度を定めます(世帯単位の原則)。
- ×選択肢3:不適切(誤り)介護施設入所者基本生活費は、生活扶助として給付されます。
- ×選択肢4:不適切(誤り)介護扶助は、原則として現物給付により行われます。
- ○選択肢5:適切(正しい)老齢基礎年金などの年金は、被保護者の収入として認定されます。
問題59(福祉サービス分野)
成年後見制度について正しいものはどれか。2つ選べ。
- 1成年後見制度の理念の一つとして、成年被後見人等の自発的意思の尊重がある。
- 2成年後見人の選任は、都道府県社会福祉協議会が行う。
- 3成年後見人は、弁護士に限られる。
- 4任意後見では、任意後見人の不正や権限濫用がないよう監督するために、任意後見監督人が選任される。
- 5任意後見人の配偶者は、任意後見監督人となることができる。
問題59の解答と解説を見る
正解:1・4
- ○選択肢1:適切(正しい)成年後見制度は、本人の自己決定の尊重、残存能力の活用、ノーマライゼーションを理念としています。
- ×選択肢2:不適切(誤り)成年後見人を選任するのは家庭裁判所です。
- ×選択肢3:不適切(誤り)成年後見人は弁護士に限られず、親族、司法書士、社会福祉士、市民後見人、法人なども選任されます。
- ○選択肢4:適切(正しい)任意後見では、家庭裁判所が任意後見監督人を選任し、任意後見人の事務を監督します。
- ×選択肢5:不適切(誤り)任意後見人(受任者)の配偶者、直系血族、兄弟姉妹は、任意後見監督人になることができません。
問題60(福祉サービス分野)
高齢者虐待防止法について適切なものはどれか。2つ選べ。
- 1高齢者虐待には、養介護施設従事者等によるものが含まれる。
- 2養護者の高齢者に対する著しい暴言は、身体的虐待に該当する。
- 3高齢者を衰弱させるような養護者による長時間の放置は、著しく養護を怠ること(ネグレクト)に該当する。
- 4介護支援専門員には、高齢者虐待の早期発見の役割は期待されていない。
- 5都道府県は、養護者の負担を軽減するため、養護者の相談、指導及び助言その他の必要な措置を講じなければならない。
問題60の解答と解説を見る
正解:1・3
- ○選択肢1:適切(正しい)高齢者虐待防止法の高齢者虐待には、養護者によるものと養介護施設従事者等によるものが含まれます。
- ×選択肢2:不適切(誤り)著しい暴言や拒絶的な対応は、心理的虐待に該当します。
- ○選択肢3:適切(正しい)高齢者を衰弱させるような著しい減食や長時間の放置は、ネグレクト(養護を著しく怠ること)に該当します。
- ×選択肢4:不適切(誤り)介護支援専門員など高齢者の福祉に職務上関係のある人は、高齢者虐待を発見しやすい立場にあるとして、早期発見に努めることが求められています。
- ×選択肢5:不適切(誤り)養護者の負担軽減のための相談、指導、助言などの措置を講じるのは市町村です。
第28回ケアマネ試験の出題傾向と次の試験対策
| 分野 | 第28回の特徴 | 対策のポイント |
|---|---|---|
| 介護支援分野 | 認知症基本法(問2)など新しい法律が出題された一方、要介護認定、介護保険審査会、運営基準などの定番テーマも多かった | 法改正・新法は最新版のテキストで確認し、定番テーマは過去問で確実に得点する |
| 保健医療サービスの知識等 | フレイル、褥瘡、臨死期、ACPなど基本用語の理解で解ける問題が中心だった | 用語の意味と、在宅での医療処置の注意点をセットで覚える |
| 福祉サービスの知識等 | 面接技術・ソーシャルワークの基本に加え、小規模多機能型居宅介護など運営基準の細かい問題もあった | サービスごとの人員・運営基準を表で整理し、用語のひっかけに注意する |
新人第28回を解いてみて、介護支援分野が思ったより取れませんでした。
先輩介護支援分野は25問中18点が必要で、1問の重みが大きいの。間違えた問題の解説を読んで、同じテーマの過去問をまとめて解くと効率がいいわ。数字(有効期間、保存期間、定員など)は表にして覚えるのがおすすめよ。
- まず時間を計って60問を解く本番と同じ120分で解き、分野ごとに採点します。
- 間違えた選択肢の解説を読む正答番号だけでなく、×の理由まで確認します。
- 苦手なテーマをテキストで確認する間違えたテーマのページに戻り、関連する知識をまとめて覚えます。
- ほかの年度の過去問で同じテーマを解く繰り返し出題されるテーマを確実に得点できるようにします。
よくある質問(FAQ)
第28回ケアマネ試験の合格点は何点ですか?
第28回ケアマネ試験の合格率は何%ですか?
ケアマネ試験は、選択肢を1つでも間違えると0点ですか?
過去問は何年分解けばいいですか?
この記事の正答は公式のものですか?
- 第28回ケアマネ試験は2025年10月12日に行われ、全60問・120分で実施された
- 受験者50,601人、合格者12,961人で、合格率は25.6%だった
- 合格点は介護支援分野18点(25問中)、保健医療福祉サービス分野25点(35問中)
- 認知症基本法など新しいテーマも出題されたが、要介護認定や運営基準などの定番テーマが多かった
- 正答番号だけでなく選択肢ごとの解説を確認し、苦手テーマを他年度の過去問で繰り返し解くことが合格への近道
















