【過去問解説】第19回(平成28年度)ケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)

「第19回のケアマネ試験は、どんな問題が出たの?」「過去問を解いたけれど、なぜその答えになるのか分からない」。この記事では、2016年(平成28年)10月2日に行われた第19回ケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)の全60問を、問題文・選択肢・正答・解説まで1ページにまとめました。
すべての選択肢に「なぜ○なのか・なぜ×なのか」を短く解説しているので、過去問演習や苦手分野の復習にそのまま使えます。第19回の合格率・合格点、過去10年の合格率の推移もあわせて確認しましょう。
- 第19回(平成28年度)ケアマネ試験の概要と出題形式
- 第19回の合格率・合格点と、過去10年の合格率の推移
- 全60問の正答番号の一覧表(解答早見表)
- 全60問の問題文・選択肢と、選択肢ごとの解説
- 第19回の出題傾向と、次の試験に向けた勉強のポイント
第19回(平成28年度)ケアマネ試験の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験名 | 第19回介護支援専門員実務研修受講試験 |
| 試験日 | 2016年(平成28年)10月2日(日) |
| 問題数・時間 | 全60問・120分 |
| 出題形式 | 5つの選択肢から、正しいもの(適切なもの)を2つまたは3つ選ぶ |
| 分野 | 介護支援分野 25問(問1〜25) 保健医療サービスの知識等 20問(問26〜45) 福祉サービスの知識等 15問(問46〜60) |
合否は、「介護支援分野」と「保健医療福祉サービス分野(保健医療+福祉の35問)」の2つに分けて判定されます。どちらか一方でも合格点に届かなければ、合計点が高くても不合格になります。
新人第19回は、合格率が13.1%とかなり低いですね。
先輩そうね。受験者は12万人以上いたけれど、合格点が低めに補正されても合格者は1万6千人ほどだったの。問題が細かく、難しい試験だったといえるわ。
第19回ケアマネ試験の合格率・合格点
| 項目 | 第19回(平成28年度) |
|---|---|
| 受験者数 | 124,585人 |
| 合格者数 | 16,281人 |
| 合格率 | 13.1% |
| 分野 | 問題数 | 合格点 |
|---|---|---|
| 介護支援分野 | 25問 | 13点(正答率52%) |
| 保健医療福祉サービス分野 | 35問 | 22点(正答率約63%) |
過去10年のケアマネ試験の合格率の推移
| 回(年度) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第28回(令和7年度) | 50,601人 | 12,961人 | 25.6% |
| 第27回(令和6年度) | 53,699人 | 17,228人 | 32.1% |
| 第26回(令和5年度) | 56,494人 | 11,844人 | 21.0% |
| 第25回(令和4年度) | 54,406人 | 10,328人 | 19.0% |
| 第24回(令和3年度) | 54,290人 | 12,662人 | 23.3% |
| 第23回(令和2年度) | 46,415人 | 8,200人 | 17.7% |
| 第22回(令和元年度) | 41,049人 | 8,018人 | 19.5% |
| 第21回(平成30年度) | 49,332人 | 4,990人 | 10.1% |
| 第20回(平成29年度) | 131,560人 | 28,233人 | 21.5% |
| 第19回(平成28年度) | 124,585人 | 16,281人 | 13.1% |
出典:厚生労働省「介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況等」
第19回ケアマネ試験の解答一覧(正答番号の早見表)
自己採点に使えるよう、全60問の正答番号を一覧にしました。問題番号を押すと、その問題の解説に移動します。
| 問1 | 問2 | 問3 | 問4 | 問5 |
|---|---|---|---|---|
| 1・2・3 | 3・5 | 3・5 | 3・5 | 2・5 |
| 問6 | 問7 | 問8 | 問9 | 問10 |
| 3・4 | 1・3・4 | 3・4・5 | 3・5 | 1・5 |
| 問11 | 問12 | 問13 | 問14 | 問15 |
| 1・3・5 | 3・4・5 | 1・4・5 | 1・4・5 | 2・4・5 |
| 問16 | 問17 | 問18 | 問19 | 問20 |
| 1・3・4 | 1・3・5 | 1・4・5 | 2・4 | 2・5 |
| 問21 | 問22 | 問23 | 問24 | 問25 |
| 1・2・4 | 3・4 | 4・5 | 2・3・4 | 4・5 |
| 問26 | 問27 | 問28 | 問29 | 問30 |
|---|---|---|---|---|
| 2・3・4 | 1・3・4 | 2・3・5 | 1・2・4 | 1・3・4 |
| 問31 | 問32 | 問33 | 問34 | 問35 |
| 1・2 | 1・2・4 | 2・5 | 3・4 | 1・2・3 |
| 問36 | 問37 | 問38 | 問39 | 問40 |
| 3・4・5 | 4・5 | 2・4・5 | 2・3・5 | 1・2 |
| 問41 | 問42 | 問43 | 問44 | 問45 |
| 3・4・5 | 1・3・5 | 3・4・5 | 1・4 | 1・4 |
| 問46 | 問47 | 問48 | 問49 | 問50 |
|---|---|---|---|---|
| 1・4・5 | 1・5 | 3・4・5 | 1・3・5 | 1・4 |
| 問51 | 問52 | 問53 | 問54 | 問55 |
| 2・4 | 3・5 | 2・5 | 2・5 | 1・2・5 |
| 問56 | 問57 | 問58 | 問59 | 問60 |
| 1・2・3 | 1・2 | 1・2・5 | 1・3・4 | 2・4・5 |
介護支援分野(問1〜25)の問題と解説
介護保険法の条文、地域包括支援センター、住所地特例、地域ケア会議、要介護認定と主治医意見書、ケアマネジメントの基準、事例問題などが出題される分野です。合格点は25問中13点でした。各問の「解答と解説を見る」を押すと、正答と解説が表示されます。
問題1(介護支援分野)
介護保険法第1条又は第2条に規定されている文言はどれか。3つ選べ。
- 1自立した日常生活
- 2要介護状態等の軽減
- 3医療との連携
- 4利用者主体
- 5介護の社会化
問題1の解答と解説を見る
正解:1・2・3
- ○選択肢1:適切(正しい)「自立した日常生活」は、介護保険法第1条に規定されています。
- ○選択肢2:適切(正しい)「要介護状態等の軽減」は、法第2条第2項に規定されています。
- ○選択肢3:適切(正しい)「医療との連携」は、法第2条第2項に規定されています。
- ×選択肢4:不適切(誤り)「利用者主体」という文言は、法第1条・第2条には規定されていません。
- ×選択肢5:不適切(誤り)「介護の社会化」は制度の考え方を表す言葉ですが、法第1条・第2条の文言ではありません。
問題2(介護支援分野)
介護保険法第8条に規定されている居宅介護支援の内容として正しいものはどれか。2つ選べ。
- 1地域包括ケアシステムの推進
- 2要介護状態の軽減
- 3居宅サービス計画の作成
- 4介護認定審査会との連絡調整
- 5指定居宅サービス事業者との連絡調整
問題2の解答と解説を見る
正解:3・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)地域包括ケアシステムの推進は、法第8条の居宅介護支援の定義に含まれていません。
- ×選択肢2:不適切(誤り)要介護状態の軽減は、居宅介護支援の定義の文言ではありません。
- ○選択肢3:適切(正しい)居宅サービス計画の作成は、法第8条に規定されている居宅介護支援の内容です。
- ×選択肢4:不適切(誤り)介護認定審査会との連絡調整は、居宅介護支援の内容として規定されていません。
- ○選択肢5:適切(正しい)指定居宅サービス事業者などとの連絡調整は、法第8条に規定されている居宅介護支援の内容です。
問題3(介護支援分野)
地域包括支援センターについて正しいものはどれか。2つ選べ。
- 1社会福祉法人は、設置できない。
- 2老人介護支援センターの設置者は、設置できない。
- 3医療法人は、設置できる。
- 4公益法人は、設置できない。
- 5市町村は、設置できる。
問題3の解答と解説を見る
正解:3・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)社会福祉法人は、市町村から委託を受けて地域包括支援センターを設置できます。
- ×選択肢2:不適切(誤り)老人介護支援センター(在宅介護支援センター)の設置者も、委託を受けて設置できます。
- ○選択肢3:適切(正しい)医療法人は、委託を受けて地域包括支援センターを設置できます。
- ×選択肢4:不適切(誤り)公益法人も、委託を受けて設置できます。
- ○選択肢5:適切(正しい)市町村は、地域包括支援センターを設置できます。
問題4(介護支援分野)
包括的支援事業のうち、地域包括支援センター以外に委託できる事業として正しいものはどれか。2つ選べ。
- 1総合相談支援事業
- 2権利擁護事業
- 3認知症総合支援事業
- 4包括的・継続的ケアマネジメント支援事業
- 5在宅医療・介護連携推進事業
問題4の解答と解説を見る
正解:3・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)総合相談支援事業は、地域包括支援センター以外に委託できません(センターに一括して委託する事業)。
- ×選択肢2:不適切(誤り)権利擁護事業は、地域包括支援センター以外に委託できません。
- ○選択肢3:適切(正しい)認知症総合支援事業は、地域包括支援センター以外にも委託できます。
- ×選択肢4:不適切(誤り)包括的・継続的ケアマネジメント支援事業は、地域包括支援センター以外に委託できません。
- ○選択肢5:適切(正しい)在宅医療・介護連携推進事業は、地域包括支援センター以外(医師会など)にも委託できます。
問題5(介護支援分野)
介護保険法における審査請求について正しいものはどれか。2つ選べ。
- 1居宅介護支援の契約解除は、対象となる。
- 2訪問介護の契約解除は、対象とならない。
- 3被保険者証の交付の請求に関する処分は、対象とならない。
- 4介護保険審査会の委員は、市町村長が任命する。
- 5審査は、介護保険審査会が指名する委員で構成される合議体で行われる。
問題5の解答と解説を見る
正解:2・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)居宅介護支援の契約解除は、行政処分ではないため、審査請求の対象になりません。
- ○選択肢2:適切(正しい)訪問介護の契約解除も、審査請求の対象になりません。
- ×選択肢3:不適切(誤り)被保険者証の交付の請求に関する処分は、審査請求の対象です。
- ×選択肢4:不適切(誤り)介護保険審査会の委員は、都道府県知事が任命します。
- ○選択肢5:適切(正しい)審査は、介護保険審査会が指名する委員で構成される合議体で行われます。
問題6(介護支援分野)
住所地特例について正しいものはどれか。2つ選べ。
- 1要介護者又は要支援者に限定される。
- 2入所する施設が所在する市町村の地域密着型サービスは、対象外である。
- 3介護予防給付は、対象となる。
- 4軽費老人ホームは、対象施設である。
- 5有料老人ホームは、対象施設ではない。
問題6の解答と解説を見る
正解:3・4
- ×選択肢1:不適切(誤り)住所地特例は、要介護者・要支援者に限らず、対象施設に入所・入居したすべての被保険者に適用されます。
- ×選択肢2:不適切(誤り)住所地特例の対象者は、施設がある市町村の地域密着型サービスなども利用できるようになっています。
- ○選択肢3:適切(正しい)住所地特例の対象者も、介護予防給付を受けることができます。
- ○選択肢4:適切(正しい)軽費老人ホームは、特定施設として住所地特例の対象施設です。
- ×選択肢5:不適切(誤り)有料老人ホームは、住所地特例の対象施設です。
問題7(介護支援分野)
地域包括支援センターの業務として正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1地域ケア会議の開催
- 2居宅介護支援事業所開設の許可
- 3第一号介護予防支援事業の実施
- 4要介護認定の申請代行
- 5介護・医療連携推進会議の開催
問題7の解答と解説を見る
正解:1・3・4
- ○選択肢1:適切(正しい)地域ケア会議の開催は、地域包括支援センターの業務です。
- ×選択肢2:不適切(誤り)居宅介護支援事業所の開設の許可(指定)は、地域包括支援センターの業務ではありません。
- ○選択肢3:適切(正しい)第1号介護予防支援事業(介護予防ケアマネジメント)の実施は、地域包括支援センターの業務です。
- ○選択肢4:適切(正しい)地域包括支援センターは、要介護認定の申請代行を行えます。
- ×選択肢5:不適切(誤り)介護・医療連携推進会議は、定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所などが開くものです。
問題8(介護支援分野)
社会福祉法人による利用者負担軽減制度の対象となる居宅介護サービスとして正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1訪問入浴介護
- 2訪問看護
- 3小規模多機能型居宅介護
- 4夜間対応型訪問介護
- 5第一号訪問事業のうち介護予防訪問介護に相当する事業
問題8の解答と解説を見る
正解:3・4・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)訪問入浴介護は、社会福祉法人による利用者負担軽減制度の対象になっていません。
- ×選択肢2:不適切(誤り)訪問看護は、社会福祉法人による利用者負担軽減制度の対象になっていません。
- ○選択肢3:適切(正しい)小規模多機能型居宅介護は、対象サービスです。
- ○選択肢4:適切(正しい)夜間対応型訪問介護は、対象サービスです。
- ○選択肢5:適切(正しい)総合事業の第1号訪問事業のうち、介護予防訪問介護に相当する事業は対象です。
問題9(介護支援分野)
居宅サービスについて正しいものはどれか。2つ選べ。
- 1指定訪問介護事業者は、要介護認定の申請の援助はできない。
- 2指定通所介護事業者は、要介護認定の申請の援助はできない。
- 3居宅サービス事業者の指定は、6年ごとに更新を受けなければ効力を失う。
- 4特定福祉用具販売は、含まれない。
- 5福祉用具貸与は、含まれる。
問題9の解答と解説を見る
正解:3・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)訪問介護事業者も、要介護認定の申請の援助を行うことができます。
- ×選択肢2:不適切(誤り)通所介護事業者も、要介護認定の申請の援助を行うことができます。
- ○選択肢3:適切(正しい)居宅サービス事業者の指定は、6年ごとに更新を受けなければ効力を失います。
- ×選択肢4:不適切(誤り)特定福祉用具販売は、居宅サービスに含まれます。
- ○選択肢5:適切(正しい)福祉用具貸与は、居宅サービスに含まれます。
問題10(介護支援分野)
介護保険施設について正しいものはどれか。2つ選べ。
- 1地方公共団体は、介護老人保健施設を開設できる。
- 2都道府県知事は、開設許可に当たっては、都道府県議会の意見を求めなければならない。
- 3指定介護老人福祉施設の管理者は、原則として、医師でなければならない。
- 4第三者評価の結果を公表することが義務付けられている。
- 5都道府県の条例で定める員数の介護支援専門員を有しなければならない。
問題10の解答と解説を見る
正解:1・5
- ○選択肢1:適切(正しい)地方公共団体は、介護老人保健施設を開設できます。
- ×選択肢2:不適切(誤り)開設の許可にあたって、都道府県議会の意見を求める決まりはありません。
- ×選択肢3:不適切(誤り)医師を管理者とするのは介護老人保健施設です。介護老人福祉施設の管理者は医師である必要はありません。
- ×選択肢4:不適切(誤り)介護保険施設に、第三者評価の結果の公表は義務付けられていません。
- ○選択肢5:適切(正しい)介護保険施設は、都道府県の条例で定める員数の介護支援専門員を置かなければなりません。
問題11(介護支援分野)
地域ケア会議の機能として正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1個別課題の解決
- 2措置入所の判定
- 3地域課題の発見
- 4成年後見の申立て
- 5政策の形成
問題11の解答と解説を見る
正解:1・3・5
- ○選択肢1:適切(正しい)地域ケア会議には、個別課題の解決の機能があります。
- ×選択肢2:不適切(誤り)措置入所の判定は、地域ケア会議の機能ではありません。
- ○選択肢3:適切(正しい)地域ケア会議には、地域課題の発見の機能があります。
- ×選択肢4:不適切(誤り)成年後見の申立ては、地域ケア会議の機能ではありません。
- ○選択肢5:適切(正しい)地域ケア会議には、政策の形成の機能があります。
問題12(介護支援分野)
介護保険の被保険者について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 165歳未満の生活保護受給者は、医療保険加入者であっても資格がない。
- 265歳以上の生活保護受給者は、住所がなくても第1号被保険者となる。
- 365歳以上の生活保護受給者は、医療保険加入者であっても第1号被保険者となる。
- 4年齢到達による資格取得時期は、誕生日の前日となる。
- 5児童福祉法上の医療型障害児入所施設の入所者は、被保険者とならない。
問題12の解答と解説を見る
正解:3・4・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)65歳未満の生活保護受給者でも、医療保険に加入していれば第2号被保険者になります。
- ×選択肢2:不適切(誤り)被保険者になるには、市町村の区域内に住所があることが必要です。
- ○選択肢3:適切(正しい)65歳以上の生活保護受給者は、医療保険の加入の有無にかかわらず第1号被保険者になります。
- ○選択肢4:適切(正しい)年齢到達による資格の取得は、誕生日の前日です。
- ○選択肢5:適切(正しい)医療型障害児入所施設の入所者は、介護保険の適用除外で、被保険者になりません。
問題13(介護支援分野)
指定地域密着型サービス事業者について正しいものはどれか。3つ選べ。(注)選択肢1、2及び5は「指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準」(平成18年厚生労働省令第34号)の定める内容による。
- 1認知症対応型共同生活介護計画は、介護支援専門員でなくても作成できる。
- 2小規模多機能型居宅介護の管理者は、介護の職務に従事してはならない。
- 3公募指定をするときは、市町村の条例で定める基準に従って選考する。
- 4事業の設備及び運営に関する基準は、市町村の条例で定める。
- 5認知症対応型通所介護事業者には、定期的な避難訓練が義務付けられている。
問題13の解答と解説を見る
正解:1・4・5
- ○選択肢1:適切(正しい)認知症対応型共同生活介護計画は、計画作成担当者が作成し、介護支援専門員でなくても作成できます(事業所に1人以上は介護支援専門員が必要)。
- ×選択肢2:不適切(誤り)小規模多機能型居宅介護の管理者は、支障がなければ介護の職務に従事できます。
- ×選択肢3:不適切(誤り)公募指定の選考は、厚生労働省令で定める公正な方法で行います。市町村の条例で定める基準ではありません。
- ○選択肢4:適切(正しい)地域密着型サービスの設備・運営の基準は、市町村の条例で定めます。
- ○選択肢5:適切(正しい)認知症対応型通所介護事業者には、定期的な避難訓練が義務付けられています。
問題14(介護支援分野)
要介護認定、要支援認定の有効期間について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1区分変更申請の場合は、6月間が原則である。
- 2区分変更申請の場合は、24月間の設定が可能である。
- 3新規申請の場合は、24月間の設定が可能である。
- 4新規申請の場合は、12月間の設定が可能である。
- 5新規申請の場合は、3月間の設定が可能である。
問題14の解答と解説を見る
正解:1・4・5
- ○選択肢1:適切(正しい)区分変更認定の有効期間は、6か月が原則です(試験時点)。
- ×選択肢2:不適切(誤り)区分変更認定の有効期間は、3〜12か月の範囲で設定でき、24か月の設定はできません(試験時点)。
- ×選択肢3:不適切(誤り)新規認定の有効期間は、3〜12か月の範囲で設定でき、24か月の設定はできません(試験時点)。
- ○選択肢4:適切(正しい)新規認定では、12か月の設定が可能です。
- ○選択肢5:適切(正しい)新規認定では、3か月の設定が可能です。
問題15(介護支援分野)
要介護認定の広域的実施の目的として適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1第2号被保険者の保険料の統一
- 2介護認定審査会委員の確保
- 3市町村間の要介護状態区分ごとの分布の統一
- 4近隣市町村での公平な判定
- 5認定事務の効率化
問題15の解答と解説を見る
正解:2・4・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)第2号被保険者の保険料の統一は、要介護認定の広域的実施の目的ではありません。
- ○選択肢2:適切(正しい)複数の市町村で共同して行うことで、介護認定審査会の委員を確保しやすくなります。
- ×選択肢3:不適切(誤り)要介護状態区分の分布を市町村間で統一することは、目的ではありません。
- ○選択肢4:適切(正しい)近隣の市町村で公平な判定を行うことは、広域的実施の目的です。
- ○選択肢5:適切(正しい)認定事務を効率化することは、広域的実施の目的です。
問題16(介護支援分野)
要介護認定に係る主治医意見書における「医学的管理の必要性」の項目として正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1訪問薬剤管理指導
- 2訪問保清指導
- 3訪問栄養食事指導
- 4訪問歯科衛生指導
- 5訪問飲水管理指導
問題16の解答と解説を見る
正解:1・3・4
- ○選択肢1:適切(正しい)訪問薬剤管理指導は、主治医意見書の「医学的管理の必要性」の項目です。
- ×選択肢2:不適切(誤り)訪問保清指導という項目はありません。
- ○選択肢3:適切(正しい)訪問栄養食事指導は、「医学的管理の必要性」の項目です。
- ○選択肢4:適切(正しい)訪問歯科衛生指導は、「医学的管理の必要性」の項目です。
- ×選択肢5:不適切(誤り)訪問飲水管理指導という項目はありません。
問題17(介護支援分野)
要介護認定に係る主治医意見書における「サービス提供時における医学的観点からの留意事項」の項目として正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1血圧
- 2飲水
- 3摂食
- 4排泄
- 5嚥下
問題17の解答と解説を見る
正解:1・3・5
- ○選択肢1:適切(正しい)血圧は、「サービス提供時における医学的観点からの留意事項」の項目です。
- ×選択肢2:不適切(誤り)飲水は、留意事項の項目ではありません。
- ○選択肢3:適切(正しい)摂食は、留意事項の項目です。
- ×選択肢4:不適切(誤り)排泄は、留意事項の項目ではありません。
- ○選択肢5:適切(正しい)嚥下は、留意事項の項目です。
問題18(介護支援分野)
介護予防の基本チェックリストの質問項目として正しいものはどれか。 3つ選べ。
- 115分位続けて歩いていますか。
- 2部屋の掃除ができますか。
- 3調理ができますか。
- 4預貯金の出し入れをしていますか。
- 5口の渇きが気になりますか。
問題18の解答と解説を見る
正解:1・4・5
- ○選択肢1:適切(正しい)「15分位続けて歩いていますか」は、基本チェックリストの運動機能の質問項目です。
- ×選択肢2:不適切(誤り)「部屋の掃除ができますか」は、基本チェックリストの質問項目ではありません。
- ×選択肢3:不適切(誤り)「調理ができますか」は、基本チェックリストの質問項目ではありません。
- ○選択肢4:適切(正しい)「預貯金の出し入れをしていますか」は、基本チェックリストの質問項目です。
- ○選択肢5:適切(正しい)「口の渇きが気になりますか」は、基本チェックリストの口腔機能の質問項目です。
問題19(介護支援分野)
居宅介護支援におけるモニタリングについて正しいものはどれか。2つ選べ。(注)「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第38号)の定める内容による。
- 1地域ケア会議に結果を提出しなければならない。
- 2結果の記録は、居宅介護支援完結の日から2年間保存しなければならない。
- 3地域包括支援センターの指示に基づいて実施しなければならない。
- 4月に1回以上、結果を記録しなければならない。
- 5課題整理総括表を用いて行わなければならない。
問題19の解答と解説を見る
正解:2・4
- ×選択肢1:不適切(誤り)モニタリングの結果を地域ケア会議に提出する決まりはありません。
- ○選択肢2:適切(正しい)モニタリングの結果の記録は、完結の日から2年間保存します。
- ×選択肢3:不適切(誤り)モニタリングは、地域包括支援センターの指示にもとづいて行うものではありません。
- ○選択肢4:適切(正しい)少なくとも月に1回、モニタリングの結果を記録しなければなりません。
- ×選択肢5:不適切(誤り)課題整理総括表を使わなければならない決まりはありません。
問題20(介護支援分野)
介護予防サービス・支援計画書作成におけるアセスメント領域として正しいものはどれか。2つ選べ。
- 1認知機能
- 2日常生活(家庭生活)
- 3介護力
- 4生活歴
- 5社会参加、対人関係・コミュニケーション
問題20の解答と解説を見る
正解:2・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)「認知機能」は、介護予防サービス・支援計画書のアセスメント領域ではありません。
- ○選択肢2:適切(正しい)「日常生活(家庭生活)」は、アセスメント領域の一つです。
- ×選択肢3:不適切(誤り)「介護力」は、アセスメント領域ではありません。
- ×選択肢4:不適切(誤り)「生活歴」は、アセスメント領域ではありません。
- ○選択肢5:適切(正しい)「社会参加、対人関係・コミュニケーション」は、アセスメント領域の一つです。
問題21(介護支援分野)
指定介護老人福祉施設の施設サービス計画について正しいものはどれか。3つ選べ。(注)選択肢1、2及び3は「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第39号)の定める内容による。
- 1地域住民の自発的な活動を位置付けるよう努める。
- 2作成に係るサービス担当者会議の開催等を要する。
- 3入所者の家族にも必ず交付しなければならない。
- 4施設の行事や日課を記載する。
- 5月に1回はモニタリングを行わなければならない。
問題21の解答と解説を見る
正解:1・2・4
- ○選択肢1:適切(正しい)施設サービス計画には、地域住民の自発的な活動によるサービスなども位置付けるよう努めます。
- ○選択肢2:適切(正しい)施設サービス計画の作成にあたっては、サービス担当者会議の開催などにより担当者の意見を求めます。
- ×選択肢3:不適切(誤り)施設サービス計画は入所者に交付します。家族にも必ず交付しなければならない決まりはありません。
- ○選択肢4:適切(正しい)施設の行事や日課は、日課計画表などに記載します。
- ×選択肢5:不適切(誤り)モニタリングは定期的に行いますが、月1回行わなければならない決まりはありません(試験時点)。
問題22(介護支援分野)
サービス担当者会議について正しいものはどれか。2つ選べ。(注1)選択肢1は「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第38号)の定める内容による。(注2)選択肢2、3及び4は「指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準」(平成18年厚生労働省令第37号)の定める内容による。(注3)選択肢5は「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第39号)の定める内容による。
- 1特記事項を書いた認定調査員は、出席しなければならない。
- 2地域包括支援センターの主任介護支援専門員は、出席しなければならない。
- 3利用者が要支援更新認定を受けた場合は、開催するのが原則である。
- 4介護予防サービス計画の原案の内容について、担当者から意見を求める。
- 5施設サービス計画の原案を作成するため、常に開催しなければならない。
問題22の解答と解説を見る
正解:3・4
- ×選択肢1:不適切(誤り)特記事項を書いた認定調査員が、サービス担当者会議に出席しなければならない決まりはありません。
- ×選択肢2:不適切(誤り)地域包括支援センターの主任介護支援専門員が出席しなければならない決まりはありません。
- ○選択肢3:適切(正しい)利用者が要支援更新認定を受けた場合は、原則としてサービス担当者会議を開催します。
- ○選択肢4:適切(正しい)介護予防サービス計画の原案の内容について、担当者から専門的な見地からの意見を求めます。
- ×選択肢5:不適切(誤り)施設サービス計画の原案作成では、サービス担当者会議の開催のほか、照会などで意見を求めることもでき、常に開催しなければならないわけではありません。
問題23(介護支援分野)
居宅介護支援のアセスメントについて正しいものはどれか。2つ選べ。(注)「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第38号)の定める内容による。
- 1認定調査員に委託できる。
- 2指定市町村事務受託法人に委託できる。
- 3居宅サービス計画原案を示しながら行う。
- 4利用者の有する能力を評価する。
- 5利用者の置かれている環境等を評価する。
問題23の解答と解説を見る
正解:4・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)居宅介護支援のアセスメントは、介護支援専門員が行うもので、認定調査員に委託できません。
- ×選択肢2:不適切(誤り)指定市町村事務受託法人にアセスメントを委託することはできません。
- ×選択肢3:不適切(誤り)アセスメントは、居宅サービス計画の原案を作る前に行うもので、原案を示しながら行うものではありません。
- ○選択肢4:適切(正しい)アセスメントでは、利用者の有する能力を評価します。
- ○選択肢5:適切(正しい)アセスメントでは、利用者の置かれている環境などを評価します。
問題24(介護支援分野)
居宅介護支援の開始について適切なものはどれか。3つ選べ。(注)選択肢2及び5は「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第38号)の定める内容による。
- 1時期は、要介護認定後である。
- 2利用申込者の同意を得なければならない。
- 3あらかじめ、苦情処理の体制について説明しなければならない。
- 4障害者施策の相談支援専門員を介して依頼が来る場合がある。
- 5入院患者については、退院後でなければならない。
問題24の解答と解説を見る
正解:2・3・4
- ×選択肢1:不適切(誤り)居宅介護支援は、要介護認定の申請中(認定前)でも開始できます。
- ○選択肢2:適切(正しい)居宅介護支援を始めるときは、利用申込者の同意を得なければなりません。
- ○選択肢3:適切(正しい)あらかじめ、苦情処理の体制などの重要事項を説明しなければなりません。
- ○選択肢4:適切(正しい)障害者施策の相談支援専門員を通して、居宅介護支援の依頼が来る場合があります。
- ×選択肢5:不適切(誤り)入院中の患者についても、退院前から居宅介護支援を始めることができます。
問題25(介護支援分野)
大地震があり、自分が担当する認知症の利用者及びその家族と避難所で面接した。利用者は興奮気味であり、歩き回ったり、大声を出したりして、他の避難者から迷惑がられているように見えた。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。
- 1避難者の迷惑を考え、利用者本人だけ外の車の中で生活するよう勧めた。
- 2家族も大変なので、避難所のリーダーの監視下に置いてもらった。
- 3外の混乱している様子が分からないよう、段ボールの小部屋に隔離した。
- 4福祉避難所に移れないか、地域包括支援センターの職員に相談した。
- 5周りの避難者に理解と協力を求めた。
問題25の解答と解説を見る
正解:4・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)本人だけを車の中で生活させるのは、健康面でも権利の面でも適切ではありません。
- ×選択肢2:不適切(誤り)避難所のリーダーの監視下に置くことは、本人の尊厳を守らない不適切な対応です。
- ×選択肢3:不適切(誤り)段ボールの小部屋に隔離することは、身体拘束や虐待にもつながりかねない不適切な対応です。
- ○選択肢4:適切(正しい)福祉避難所に移れないか、地域包括支援センターの職員に相談することは適切です。
- ○選択肢5:適切(正しい)周りの避難者に認知症への理解と協力を求めることは適切です。
保健医療サービスの知識等(問26〜45)の問題と解説
高齢者に多い病気、検査値、呼吸状態、皮膚疾患、在宅医療、薬剤、認知症、終末期のケア、医療系のサービス、災害対応などが出題される分野です。福祉サービスの知識等と合わせた35問で合格点(第19回は22点)を判定します。
問題26(保健医療サービス分野)
高齢者に多い症状・疾患について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1高齢者の難聴では、伝音性難聴が多い。
- 2服用する薬剤数が多くなると、副作用のリスクは増大する。
- 3心房細動では、心内で形成された血栓により、脳梗塞をきたすことが多い。
- 4高齢者のめまいは、内耳の障害のほか、血圧のコントロール不良、脳腫瘍などが原因となることがある。
- 5加齢黄斑変性では、進行しても視力が失われることはない。
問題26の解答と解説を見る
正解:2・3・4
- ×選択肢1:不適切(誤り)高齢者の難聴は、内耳などの障害による感音性難聴が多くみられます。
- ○選択肢2:適切(正しい)服用する薬の数が多くなると、副作用のリスクは高くなります。
- ○選択肢3:適切(正しい)心房細動では、心臓の中にできた血栓が脳に飛んで、脳梗塞を起こすことが多くあります。
- ○選択肢4:適切(正しい)高齢者のめまいは、内耳の障害のほか、血圧のコントロール不良や脳腫瘍などが原因になることがあります。
- ×選択肢5:不適切(誤り)加齢黄斑変性は、進行すると視力を失うこともあります。
問題27(保健医療サービス分野)
次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1高齢者の不明熱では、悪性腫瘍や感染症が隠れていることがある。
- 2心室性期外収縮は、健康な人ではみられない。
- 3血圧測定は、上腕での測定が難しい場合には、下肢で測定してもよい。
- 4起立性低血圧は、飲酒や降圧剤の使用も原因となる。
- 5本態性高血圧は、腎臓や内分泌の異常により血圧が高い状態をいう。
問題27の解答と解説を見る
正解:1・3・4
- ○選択肢1:適切(正しい)原因がわからない高齢者の発熱(不明熱)には、悪性腫瘍や感染症が隠れていることがあります。
- ×選択肢2:不適切(誤り)心室性期外収縮は、健康な人でもみられます。
- ○選択肢3:適切(正しい)上腕で血圧を測れない場合は、下肢で測ることもできます。
- ○選択肢4:適切(正しい)起立性低血圧は、飲酒や降圧剤の使用も原因になります。
- ×選択肢5:不適切(誤り)腎臓や内分泌の異常など原因がはっきりしている高血圧は、二次性高血圧です。本態性高血圧は、原因が特定できない高血圧です。
問題28(保健医療サービス分野)
検査について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1高齢者のBMI(Body Mass Index)は、脊椎の変形や圧迫骨折により、本来の値より小さくなる。
- 2血清アルブミンは、高齢者の長期にわたる栄養状態をみるために有用な指標である。
- 3AST(GOT)は、肝臓の疾病以外の原因でも上昇する。
- 4糖尿病の指標であるヘモグロビンA1cは、検査前1〜2時間の血糖レベルを反映している。
- 5CRP(C反応性たんぱく質)は、感染症以外に、悪性腫瘍や膠原病でも高値になることがある。
問題28の解答と解説を見る
正解:2・3・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)脊椎の変形や圧迫骨折で身長が低くなると、BMIは本来の値より大きくなります。
- ○選択肢2:適切(正しい)血清アルブミンは、高齢者の長期的な栄養状態をみるのに役立つ指標です。
- ○選択肢3:適切(正しい)AST(GOT)は、肝臓の病気以外に、心筋梗塞や筋肉の病気などでも上昇します。
- ×選択肢4:不適切(誤り)HbA1cは、検査前1〜2か月の血糖の状態を反映します。1〜2時間ではありません。
- ○選択肢5:適切(正しい)CRPは、感染症以外に、悪性腫瘍や膠原病でも高くなることがあります。
問題29(保健医療サービス分野)
呼吸状態について適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1チアノーゼは、呼吸状態が悪いため血液中の酸素が欠乏し、皮膚や粘膜が紫藍(しらん)色になることである。
- 2心不全により呼吸困難をきたしている場合は、起坐位又は半坐位となることで呼吸困難が軽減される。
- 3慢性閉塞性肺疾患(COPD)の場合は、口をすぼめて息を吸う呼吸を積極的に勧める。
- 4呼吸のたびに顎であえぐような下顎呼吸が始まると、1〜2時間後に死亡することが多い。
- 5チェーンストークス呼吸は、睡眠時無呼吸症候群に特徴的な呼吸である。
問題29の解答と解説を見る
正解:1・2・4
- ○選択肢1:適切(正しい)チアノーゼは、血液中の酸素が不足して、皮膚や粘膜が紫藍色になる状態です。
- ○選択肢2:適切(正しい)心不全による呼吸困難は、起座位や半座位になると楽になります。
- ×選択肢3:不適切(誤り)COPDでは、口をすぼめて「息を吐く」口すぼめ呼吸を勧めます。息を吸うときではありません。
- ○選択肢4:適切(正しい)下顎呼吸が始まると、1〜2時間後に亡くなることが多いとされています。
- ×選択肢5:不適切(誤り)チェーンストークス呼吸は、心不全や脳の障害などでみられる呼吸です。睡眠時無呼吸症候群に特徴的なものではありません。
問題30(保健医療サービス分野)
次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1慢性心不全に用いられるジギタリス製剤や認知症治療薬は、食欲不振の原因になることがある。
- 2高齢者は、口渇の訴えが多いので、水分の過剰摂取に注意する。
- 3嚥下障害の有無を把握するには、食事の所要時間、むせや誤嚥の有無、姿勢等を観察する。
- 4経口維持加算は、多職種による食事の観察や会議を行い、経口維持計画を作成し、管理栄養士等により栄養管理を行った場合に算定する。
- 5高齢者では、ADLの低下よりも、小腸における消化や吸収機能の低下が著しい。
問題30の解答と解説を見る
正解:1・3・4
- ○選択肢1:適切(正しい)慢性心不全に使うジギタリス製剤や認知症の治療薬は、食欲不振の原因になることがあります。
- ×選択肢2:不適切(誤り)高齢者は、のどの渇きを感じにくく、脱水に注意が必要です。水分の過剰摂取に注意するのではありません。
- ○選択肢3:適切(正しい)嚥下障害を把握するには、食事にかかる時間、むせや誤嚥の有無、姿勢などを観察します。
- ○選択肢4:適切(正しい)経口維持加算は、多職種で食事の観察や会議を行い、経口維持計画を作って、管理栄養士などが栄養管理を行った場合に算定します。
- ×選択肢5:不適切(誤り)高齢者では、小腸の消化・吸収機能の低下より、ADLの低下の方が栄養状態に大きく影響します。
問題31(保健医療サービス分野)
皮膚疾患について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
- 1脂漏性湿疹では、患部を清潔に保つほか、抗真菌薬、保湿剤、ビタミン薬などが使用される。
- 2帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス感染の再活性化によって起こる。
- 3皮脂欠乏症は患部を清潔に保つことが悪化予防になることから、ナイロンタオルなどを使ってよく洗う。
- 4白癬は家族内で感染することはまれであるため、爪切りやスリッパなどは共有しても差し支えない。
- 5薬疹は、長期間服用している薬剤により生じることはない。
問題31の解答と解説を見る
正解:1・2
- ○選択肢1:適切(正しい)脂漏性湿疹では、患部を清潔に保ち、抗真菌薬や保湿剤、ビタミン薬などが使われます。
- ○選択肢2:適切(正しい)帯状疱疹は、体内に潜んでいた水痘・帯状疱疹ウイルスが再び活性化して起こります。
- ×選択肢3:不適切(誤り)皮脂欠乏症では、ナイロンタオルでこすると悪化するため、やさしく洗って保湿します。
- ×選択肢4:不適切(誤り)白癬は家族内で感染することがあるため、爪切りやスリッパなどは共有しないようにします。
- ×選択肢5:不適切(誤り)薬疹は、長く飲んでいる薬で起こることもあります。
問題32(保健医療サービス分野)
在宅医療管理について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1悪性腫瘍の疼痛管理のために麻薬を使う場合は、便秘になることが多いので、排便コントロールに留意する。
- 2腹膜透析は、在宅で行うことができるため、血液透析に比べて通院回数は少ない。
- 3インスリンを自己注射している場合に、冷や汗、動悸、震えがみられたら、高血糖を疑う。
- 4在宅酸素療法や人工呼吸療法を実施している場合は、パルスオキシメーター購入費用の補助を受けられることがある。
- 5胃ろうに栄養剤を注入する際には、水平仰臥位で実施する。
問題32の解答と解説を見る
正解:1・2・4
- ○選択肢1:適切(正しい)がんの痛みに麻薬を使うと便秘になりやすいため、排便のコントロールに注意します。
- ○選択肢2:適切(正しい)腹膜透析は在宅で行えるため、血液透析に比べて通院の回数が少なくて済みます。
- ×選択肢3:不適切(誤り)インスリン注射をしている人に冷や汗、動悸、震えがみられたら、低血糖を疑います。
- ○選択肢4:適切(正しい)在宅酸素療法や人工呼吸療法を行っている場合は、パルスオキシメーターの購入費用の補助を受けられることがあります。
- ×選択肢5:不適切(誤り)胃ろうに栄養剤を注入するときは、逆流を防ぐため上半身を起こした姿勢(半座位など)で行います。
問題33(保健医療サービス分野)
次の記述について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
- 1ジェネリック医薬品は、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない。
- 2医療保険における訪問診療は、医師が計画的な医学管理の下に定期的に訪問して診療を行うことである。
- 3中心静脈栄養法を行っている者は、入浴はできない。
- 4呼吸の苦しさを訴えた場合は、速やかに症状を緩和するため、医師の指示にかかわらず酸素流量を増やす。
- 5膀胱留置カテーテルを使用し、尿漏れがある場合は、カテーテルの閉塞を疑う。
問題33の解答と解説を見る
正解:2・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)ジェネリック医薬品も、医薬品副作用被害救済制度の対象です。
- ○選択肢2:適切(正しい)訪問診療は、医師が計画的な医学管理のもとで定期的に訪問して診療を行うことです。
- ×選択肢3:不適切(誤り)中心静脈栄養法を行っていても、カテーテルの保護などをすれば入浴できます。
- ×選択肢4:不適切(誤り)呼吸の苦しさを訴えても、医師の指示なく酸素流量を増やしてはいけません。
- ○選択肢5:適切(正しい)膀胱留置カテーテルを使っていて尿漏れがある場合は、カテーテルの閉塞を疑います。
問題34(保健医療サービス分野)
感染症について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
- 1感染症罹患者に対する特別な対応を、標準予防策(スタンダード・プリコーション)と呼ぶ。
- 2介護施設で集団感染を起こしやすい感染症には、C型肝炎や麻しんがある。
- 3ヘリコバクター・ピロリ菌に感染していると、胃潰瘍は治りにくかったり再発したりする。
- 4ノルウェー疥癬は、感染力が非常に強いので、一定期間の個室での管理が必要である。
- 5ウイルス感染により引き起こされる肝がんは、終末期であっても介護保険の特定疾病には該当しない。
問題34の解答と解説を見る
正解:3・4
- ×選択肢1:不適切(誤り)標準予防策は、感染症の有無にかかわらず、すべての人に対して行う予防策です。感染症の人への特別な対応ではありません。
- ×選択肢2:不適切(誤り)C型肝炎は主に血液で感染するため、介護施設で日常的に集団感染を起こしやすい感染症ではありません。
- ○選択肢3:適切(正しい)ヘリコバクター・ピロリ菌に感染していると、胃潰瘍が治りにくかったり、再発したりします。
- ○選択肢4:適切(正しい)ノルウェー疥癬は感染力が非常に強いため、一定期間、個室で管理する必要があります。
- ×選択肢5:不適切(誤り)がんの原因にかかわらず、医師が回復の見込みがないと判断した末期がんは、特定疾病に該当します。
問題35(保健医療サービス分野)
次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1急変時に予想される事態への対応、緊急受診先等をあらかじめ主治医や家族と共有しておくことが望ましい。
- 2血圧低下による重要臓器の末梢循環が著しく障害された状態をショックという。
- 3高齢者の場合、急変時にみられる痛みや呼吸困難などの訴えがないことも多い。
- 4嘔吐した場合には、仰臥位にして口腔内に吐物が残っていないかを確認する。
- 5高齢者は、感染症に罹患すれば、必ず発熱する。
問題35の解答と解説を見る
正解:1・2・3
- ○選択肢1:適切(正しい)急変時に予想される事態への対応や緊急受診先などを、前もって主治医や家族と共有しておくことが望ましいです。
- ○選択肢2:適切(正しい)血圧が低下して、重要な臓器の末梢循環が著しく障害された状態をショックといいます。
- ○選択肢3:適切(正しい)高齢者は、急変時に痛みや呼吸困難などを訴えないことも多くあります。
- ×選択肢4:不適切(誤り)嘔吐したときは、吐物による窒息を防ぐため、側臥位にします。仰臥位ではありません。
- ×選択肢5:不適切(誤り)高齢者は、感染症にかかっても発熱しないことがあります。
問題36(保健医療サービス分野)
次の記述について、適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1入浴の際に、皮膚の発赤や新しいアザを見つけても、褥瘡のできる部位でなければ、そのままにしてもかまわない。
- 2膀胱留置カテーテルの使用時は、蓄尿バッグを膀胱と同じ高さに固定する。
- 3適切な住宅改修や移動補助具の導入は、介護負担の軽減につながる。
- 4摂食・嚥下障害による誤嚥は、嚥下前、嚥下中、嚥下後のいずれのときでも生じることがある。
- 5睡眠障害は、痛みやかゆみ、咳、呼吸困難、頻尿などが原因となることがある。
問題36の解答と解説を見る
正解:3・4・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)入浴時に皮膚の発赤や新しいあざを見つけたら、褥瘡の好発部位でなくても、原因を確認して医療職などに報告します。
- ×選択肢2:不適切(誤り)蓄尿バッグは、尿の逆流を防ぐため、膀胱より低い位置に置きます。
- ○選択肢3:適切(正しい)適切な住宅改修や移動補助具の導入は、介護負担の軽減につながります。
- ○選択肢4:適切(正しい)摂食・嚥下障害による誤嚥は、飲み込む前、飲み込む最中、飲み込んだ後のいずれでも起こることがあります。
- ○選択肢5:適切(正しい)睡眠障害は、痛みやかゆみ、咳、呼吸困難、頻尿などが原因になることがあります。
問題37(保健医療サービス分野)
薬剤について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
- 1肝機能が低下している場合は、薬剤の代謝速度が速くなる。
- 2口腔内で溶けるOD(Oral Disintegrant)錠は、口腔粘膜からそのまま吸収される薬剤である。
- 3薬剤は、主に便として排泄される。
- 4麻薬は、口渇の原因となり得る薬剤である。
- 5上半身を起こし、多めの水で薬を服用することが、食道潰瘍の予防につながる。
問題37の解答と解説を見る
正解:4・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)肝機能が低下していると、薬を分解する速度は遅くなり、薬が効きすぎることがあります。
- ×選択肢2:不適切(誤り)OD錠は口の中で溶けますが、口腔粘膜から吸収されるのではなく、飲み込んで消化管から吸収されます。
- ×選択肢3:不適切(誤り)薬は、主に腎臓から尿として排泄されます。
- ○選択肢4:適切(正しい)麻薬(医療用麻薬)は、口渇の原因になることがあります。
- ○選択肢5:適切(正しい)上半身を起こし、多めの水で薬を飲むと、薬が食道にとどまりにくくなり、食道潰瘍の予防になります。
問題38(保健医療サービス分野)
訪問看護について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1ターミナルケア加算は、死亡日にターミナルケアを実施した場合に加算できる。
- 2介護保険の要介護者であっても医療保険の訪問看護の対象となるのは、厚生労働大臣が定める疾病、急性増悪時及び精神障害である。
- 3主治医から交付される訪問看護指示書の有効期間は、3カ月以内である。
- 4緊急時訪問看護加算では、利用者・家族は、24時間連絡を取ることができる。
- 5訪問看護師でも、薬剤管理を行うことができる。
問題38の解答と解説を見る
正解:2・4・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)ターミナルケア加算は、死亡日と死亡日前14日以内に2日以上ターミナルケアを行った場合などに算定します。死亡日に行っただけでは算定できません(試験時点)。
- ○選択肢2:適切(正しい)要介護者でも、厚生労働大臣が定める疾病、急性増悪時、精神科訪問看護などは医療保険の訪問看護の対象になります。
- ×選択肢3:不適切(誤り)主治医の訪問看護指示書の有効期間は、最長6か月です。3か月以内ではありません。
- ○選択肢4:適切(正しい)緊急時訪問看護加算を算定する事業所では、利用者や家族が24時間連絡をとることができます。
- ○選択肢5:適切(正しい)訪問看護師も、薬の管理(服薬の確認や指導など)を行うことができます。
問題39(保健医療サービス分野)
短期入所療養介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1喀痰吸引を必要とする要介護高齢者は、介護老人保健施設での短期入所療養介護を利用できない。
- 2短期入所療養介護には、ターミナルケアも含まれる。
- 3緊急短期入所受入加算は、居宅サービス計画にない短期入所療養介護を緊急に行った場合に、7日を限度として算定できる。
- 4投薬以外の診療を行ってはならない。
- 5介護老人保健施設において多職種で協働して個別リハビリテーション計画を作成し、実施した場合には、個別リハビリテーション実施加算を算定できる。
問題39の解答と解説を見る
正解:2・3・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)喀痰吸引が必要な要介護高齢者も、介護老人保健施設の短期入所療養介護を利用できます。
- ○選択肢2:適切(正しい)短期入所療養介護には、ターミナルケアも含まれます。
- ○選択肢3:適切(正しい)緊急短期入所受入加算は、居宅サービス計画にない短期入所療養介護を緊急に行った場合に、7日を限度として算定できます(試験時点)。
- ×選択肢4:不適切(誤り)短期入所療養介護では、投薬のほか、必要な検査や処置などの診療も行います。
- ○選択肢5:適切(正しい)介護老人保健施設で多職種が協働して個別リハビリテーション計画を作成し、実施した場合は、個別リハビリテーション実施加算を算定できます。
問題40(保健医療サービス分野)
介護老人保健施設について正しいものはどれか。2つ選べ。
- 1若年性認知症の入所者を受け入れた場合には、介護報酬の加算を算定できる。
- 2既存の介護療養型医療施設は、介護療養型老人保健施設に転換することができる。
- 3施設長は、医師でなければならない。
- 4退所時等指導加算は、退所後に自宅を訪問して生活指導を行っても算定できない。
- 5口腔衛生管理体制加算は、歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が1カ月に4回以上口腔ケアを行った場合に限り算定できる。
問題40の解答と解説を見る
正解:1・2
- ○選択肢1:適切(正しい)一定の基準を満たす介護老人保健施設で若年性認知症の入所者を受け入れた場合は、加算を算定できます。
- ○選択肢2:適切(正しい)既存の介護療養型医療施設は、介護療養型老人保健施設に転換することができます(試験時点)。
- ×選択肢3:不適切(誤り)介護老人保健施設の管理者は原則として医師ですが、都道府県知事の承認を受ければ医師以外の人もなれます。
- ×選択肢4:不適切(誤り)退所後に自宅を訪問して指導を行った場合も、退所時等指導加算(退所後訪問指導加算)を算定できます。
- ×選択肢5:不適切(誤り)口腔衛生管理体制加算は、歯科医師などが介護職員に口腔ケアの技術的助言・指導を月1回以上行う体制を評価する加算です。月4回の口腔ケアは口腔衛生管理加算の要件です(試験時点)。
問題41(保健医療サービス分野)
高齢者の特性について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1老年症候群に対しては、できる限り安静や臥床が必要である。
- 2せん妄は、原因や誘因を取り除いても消失しない。
- 3体重減少、疲れやすい、身体活動レベルの低下、握力低下、歩行速度低下の5つの要素のうち、3つ以上あればフレイル(虚弱)と定義される。
- 4サルコペニア(加齢性筋肉減少症)は、運動器全体の機能低下をきたすことがある。
- 5加齢により、最近の出来事に対する記憶が低下していくことが多い。
問題41の解答と解説を見る
正解:3・4・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)老年症候群では、安静や臥床を続けると廃用症候群が進むため、できるだけ活動を保つことが大切です。
- ×選択肢2:不適切(誤り)せん妄は、原因や誘因を取り除くと改善することが多くあります。
- ○選択肢3:適切(正しい)体重減少、疲れやすさ、身体活動量の低下、握力の低下、歩行速度の低下の5項目のうち、3つ以上あてはまるとフレイルと定義されます(Friedの基準)。
- ○選択肢4:適切(正しい)サルコペニア(加齢による筋肉量の減少)は、運動器全体の機能低下を起こすことがあります。
- ○選択肢5:適切(正しい)加齢により、最近の出来事の記憶が低下することが多くあります。
問題42(保健医療サービス分野)
終末期のケアについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1体位変換の頻度の減少や栄養状態の悪化により、褥瘡ができやすくなる。
- 2本人の意思を確認できない状況下では、家族の意見が分かれることがあるため、医療・介護専門職が方針を話し合い、その結果に基づき家族を説得する。
- 3終末期には、息苦しさが楽になるよう、ベッドの角度調整など姿勢の工夫をする。
- 4終末期には、身体への負担が大きいため、本人が望んでも入浴は避けなければならない。
- 5家族の予期悲嘆を表現できるよう支援することは、家族に対して看取りへの心の準備を促すことにつながる。
問題42の解答と解説を見る
正解:1・3・5
- ○選択肢1:適切(正しい)終末期は体位変換が減ったり栄養状態が悪くなったりして、褥瘡ができやすくなります。
- ×選択肢2:不適切(誤り)本人の意思が確認できない場合も、専門職が決めた方針で家族を説得するのではなく、家族と話し合い、本人の推定意思を尊重して合意を目指します。
- ○選択肢3:適切(正しい)息苦しさが楽になるよう、ベッドの角度を調整するなど姿勢を工夫します。
- ×選択肢4:不適切(誤り)本人が入浴を望む場合は、体の状態を見ながら、清拭や部分浴、入浴の方法を工夫して対応します。一律に避けるものではありません。
- ○選択肢5:適切(正しい)家族が予期悲嘆を表現できるよう支援することは、看取りへの心の準備を促します。
問題43(保健医療サービス分野)
認知症について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1レビー小体型認知症では、起立性低血圧や失神による転倒、便秘などの症状はまれである。
- 2認知症ケアパスとは、医療機関の連携を示すもので、介護体制は含まない。
- 3若年性認知症者は、自立支援医療の対象となる。
- 4認知症のSOSネットワークは、警察だけでなく、介護事業者や地域の生活関連団体等が捜索に協力して、行方不明者を発見する仕組みである。
- 5正常圧水頭症にみられる認知機能障害は、脳の周囲や脳室内に脳脊髄液が貯留するために生じる。
問題43の解答と解説を見る
正解:3・4・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)レビー小体型認知症では、起立性低血圧や失神による転倒、便秘などの自律神経症状がよくみられます。
- ×選択肢2:不適切(誤り)認知症ケアパスは、状態に応じた医療や介護サービスなどの提供の流れを示すもので、介護体制も含まれます。
- ○選択肢3:適切(正しい)若年性認知症の人は、精神通院医療として自立支援医療の対象になります。
- ○選択肢4:適切(正しい)認知症のSOSネットワークは、警察だけでなく、介護事業者や地域の団体などが捜索に協力して、行方不明者を発見する仕組みです。
- ○選択肢5:適切(正しい)正常圧水頭症の認知機能障害は、脳室などに脳脊髄液がたまることで起こります。
問題44(保健医療サービス分野)
居宅サービス事業について適切なものはどれか。2つ選べ。(注1)選択肢1は「指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準」(平成18年厚生労働省令第34号)の定める内容による。(注2)選択肢2、4及び5は「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第37号)の定める内容による。
- 1連携型定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所は、定期巡回サービス、随時対応サービス、随時訪問サービスを提供する。
- 2指定訪問リハビリテーションの提供は、研修を受けた看護師が行うことができる。
- 3介護予防訪問看護の対象者には、末期の悪性腫瘍の患者も含まれる。
- 4短期入所療養介護の入所が4日以上になる場合は、医師の診療方針に基づき、居宅サービス計画に沿った短期入所療養介護計画を事業所の管理者が作成する。
- 5通所リハビリテーション計画は、かかりつけ医の指示により作成しなければならない。
問題44の解答と解説を見る
正解:1・4
- ○選択肢1:適切(正しい)連携型定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所は、定期巡回サービス、随時対応サービス、随時訪問サービスを提供し、訪問看護は連携する訪問看護事業所が行います。
- ×選択肢2:不適切(誤り)訪問リハビリテーションは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が提供します。研修を受けた看護師が行うことはできません。
- ×選択肢3:不適切(誤り)末期の悪性腫瘍の人の訪問看護は、医療保険で行われるため、介護予防訪問看護の対象になりません。
- ○選択肢4:適切(正しい)短期入所療養介護をおおむね4日以上利用する場合は、医師の診療方針にもとづき、居宅サービス計画に沿った計画を事業所の管理者が作成します。
- ×選択肢5:不適切(誤り)通所リハビリテーション計画は、事業所の医師の診療にもとづいて、医師や理学療法士などが共同で作成します。かかりつけ医の指示で作成するものではありません。
問題45(保健医療サービス分野)
災害対応について適切なものはどれか。2つ選べ。
- 1深部静脈血栓症/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)は、長時間同じ姿勢でいることから生じやすいので、こまめに足を動かすことなどで予防する。
- 2災害時においても、個人情報保護の観点から、要援護者の個人情報の提供及び共有は、行うことができない。
- 3災害時の新たな課題である生活不活発病は、活動低下により身体機能が低下した状態をいい、要介護者のみに生じる。
- 4人工呼吸器等電源を必要とする医療機器使用者の停電時の対応については、平時より、主治医等と話し合い、対応を決めておく。
- 5福祉避難所の対象者は、高齢者や障害者など避難所生活において何らかの特別な配慮を必要とする者とし、その家族は含まない。
問題45の解答と解説を見る
正解:1・4
- ○選択肢1:適切(正しい)エコノミークラス症候群は、長時間同じ姿勢でいることで起こりやすいため、こまめに足を動かすなどして予防します。
- ×選択肢2:不適切(誤り)災害時は、要援護者の命を守るため、一定の要件のもとで個人情報を提供・共有できます。
- ×選択肢3:不適切(誤り)生活不活発病は、活動量が減って体の機能が低下した状態で、要介護者に限らず誰にでも起こります。
- ○選択肢4:適切(正しい)人工呼吸器など電源が必要な医療機器を使っている人の停電時の対応は、普段から主治医などと話し合って決めておきます。
- ×選択肢5:不適切(誤り)福祉避難所は、特別な配慮が必要な高齢者や障害者などとその家族も対象になります。
福祉サービスの知識等(問46〜60)の問題と解説
相談援助(ソーシャルワーク)と職業倫理、福祉系サービスの基準や加算、福祉用具、生活保護制度、成年後見制度、後期高齢者医療制度などが出題される分野です。
問題46(福祉サービス分野)
ソーシャルワークに関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1クライエントの意欲を高めるために、小さな事柄から自己決定を促すことが重要である。
- 2クライエントが希望する必要なサービスを同居家族が望まない場合には、家族の意向を優先する。
- 3クライエントと家族の間の問題を調整することは、クライエントとの信頼関係を崩壊させる原因となるため、できるだけ控えるべきである。
- 4クライエントに必要な介護サービス等を活用して、家族の過重な介護負担を軽減する。
- 5クライエントの生命の危険を予見したときは、専門職による介入を試みる。
問題46の解答と解説を見る
正解:1・4・5
- ○選択肢1:適切(正しい)クライエントの意欲を高めるため、小さなことから自己決定を促すことが大切です。
- ×選択肢2:不適切(誤り)クライエントが希望する必要なサービスを家族が望まない場合でも、家族の意向を優先するのではなく、本人の意向を尊重しながら家族と調整します。
- ×選択肢3:不適切(誤り)クライエントと家族の間の問題を調整することは、ソーシャルワークの大切な役割です。控えるべきではありません。
- ○選択肢4:適切(正しい)必要な介護サービスを活用して、家族の過重な介護負担を軽くします。
- ○選択肢5:適切(正しい)クライエントの生命の危険を予見したときは、専門職による介入を試みます。
問題47(福祉サービス分野)
相談援助者の職業倫理について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
- 1クライエントに対する個人的な興味に基づいて質問するべきではない。
- 2事例検討の内容があまりにもつらいものであったため、自宅でその具体的な内容を家族に話した。
- 3クライエントの表情や家族の様子については、守秘義務の範囲ではない。
- 4退職後は、クライエントから相談があったことについて守秘義務はない。
- 5職業倫理の違反を予防するためにも、スーパービジョンは有効である。
問題47の解答と解説を見る
正解:1・5
- ○選択肢1:適切(正しい)クライエントへの個人的な興味にもとづいて質問するべきではありません。
- ×選択肢2:不適切(誤り)事例検討の内容を、自宅で家族に具体的に話すことは、守秘義務に反します。
- ×選択肢3:不適切(誤り)クライエントの表情や家族の様子も、業務上知り得た情報として守秘義務の範囲に含まれます。
- ×選択肢4:不適切(誤り)退職後も、業務上知り得た秘密を守る義務は続きます。
- ○選択肢5:適切(正しい)スーパービジョンは、職業倫理の違反を防ぐためにも役立ちます。
問題48(福祉サービス分野)
メゾ・ソーシャルワーク(集団援助)について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1メンバーの中に共通の問題を発見し、共感することは、孤立感や悲壮感を解消することにはつながらない。
- 2援助を受ける立場にあるメンバーは、他人を援助するという立場にはなれない。
- 3集団として活動するという体験で、グループの力の大きさを理解することができる。
- 4一人ではできない活動に仲間とともに取り組むことで、できるようになった喜びを体験することができる。
- 5他のメンバーの行動を観察することは、自分の問題について新たな見方を獲得する機会となる。
問題48の解答と解説を見る
正解:3・4・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)メンバーの中に共通の問題を見つけて共感し合うことは、孤立感や悲壮感をやわらげることにつながります。
- ×選択肢2:不適切(誤り)援助を受ける立場のメンバーも、他のメンバーを援助する立場になることができます。
- ○選択肢3:適切(正しい)集団で活動する体験を通して、グループの力の大きさを理解できます。
- ○選択肢4:適切(正しい)一人ではできない活動に仲間と取り組むことで、できるようになった喜びを体験できます。
- ○選択肢5:適切(正しい)他のメンバーの行動を見ることは、自分の問題について新しい見方を得る機会になります。
問題49(福祉サービス分野)
マクロ・ソーシャルワーク(地域援助)として、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 1社会福祉協議会による一人暮らし高齢者への声かけ活動のための住民の組織化
- 2地域包括支援センターの社会福祉士による高齢者を虐待する家族への面接
- 3住民が手軽に福祉サービスの情報を入手できる手段の創設
- 4特別養護老人ホームの生活相談員による入所者に対するグループ活動
- 5コンビニエンスストアや商店街、地域の企業などの社会資源が行う認知症高齢者の見守り活動
問題49の解答と解説を見る
正解:1・3・5
- ○選択肢1:適切(正しい)一人暮らし高齢者への声かけ活動のために住民を組織化することは、地域援助です。
- ×選択肢2:不適切(誤り)社会福祉士による、虐待する家族への面接は、個別援助です。
- ○選択肢3:適切(正しい)住民が福祉サービスの情報を手軽に入手できる手段をつくることは、地域援助です。
- ×選択肢4:不適切(誤り)生活相談員による入所者へのグループ活動は、集団援助です。
- ○選択肢5:適切(正しい)コンビニエンスストアや商店街、企業などによる認知症高齢者の見守り活動は、地域援助です。
問題50(福祉サービス分野)
短期入所生活介護について正しいものはどれか。2つ選べ。(注)選択肢1、2、3及び4は「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第37号)の定める内容による。
- 1利用者20名未満の併設型の事業所の場合、介護職員は非常勤でもよい。
- 2すべての利用者について、短期入所生活介護計画を作成しなければならない。
- 3短期入所生活介護計画は、居宅サービス計画を作成した介護支援専門員が作成しなければならない。
- 4災害等のやむを得ない事情がある場合には、利用定員を超えた短期入所生活介護が認められる。
- 5緊急短期入所受入加算と認知症行動・心理症状緊急対応加算は、同時に算定できる
問題50の解答と解説を見る
正解:1・4
- ○選択肢1:適切(正しい)利用者20人未満の併設型事業所の場合は、介護職員は非常勤でもよいとされています。
- ×選択肢2:不適切(誤り)短期入所生活介護計画は、おおむね4日以上続けて利用する人について作成します。すべての利用者ではありません。
- ×選択肢3:不適切(誤り)短期入所生活介護計画は、事業所の管理者が作成します。
- ○選択肢4:適切(正しい)災害などやむを得ない事情がある場合は、利用定員を超えてサービスを提供できます。
- ×選択肢5:不適切(誤り)緊急短期入所受入加算と認知症行動・心理症状緊急対応加算は、同時に算定できません。
問題51(福祉サービス分野)
介護保険の給付対象となる福祉用具について正しいものはどれか。2つ選べ。(注)選択肢1及び4は「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第37号)の定める内容による。
- 1福祉用具貸与事業所には、福祉用具専門相談員を1名以上置かなければならない。
- 2利用者の身体を滑らせるスライディングボードは、福祉用具貸与の対象となる。
- 3浴槽用の手すりは、福祉用具貸与の対象となる。
- 4特定福祉用具を販売する際には、福祉用具専門相談員は、利用者ごとに特定福祉用具販売計画を作成しなければならない。
- 5福祉用具貸与の対象となるスロープは、持ち運びできないものでもよい。
問題51の解答と解説を見る
正解:2・4
- ×選択肢1:不適切(誤り)福祉用具貸与事業所には、福祉用具専門相談員を常勤換算で2人以上置かなければなりません。
- ○選択肢2:適切(正しい)スライディングボードは、体位変換器として福祉用具貸与の対象です。
- ×選択肢3:不適切(誤り)浴槽用の手すりは、入浴補助用具として特定福祉用具販売(購入)の対象です。
- ○選択肢4:適切(正しい)特定福祉用具を販売するときは、福祉用具専門相談員が利用者ごとに特定福祉用具販売計画を作成しなければなりません。
- ×選択肢5:不適切(誤り)福祉用具貸与の対象となるスロープは、取付工事が不要で持ち運びできるものです。
問題52(福祉サービス分野)
介護保険における訪問介護について正しいものはどれか。2つ選べ。
- 1家具の修繕は、生活援助として算定する。
- 2利用者以外の家族の衣類の洗濯は、生活援助として算定する。
- 3ストマ装具のパウチにたまった排泄物を捨てることは、身体介護として算定する。
- 41人の利用者に対して同時に2人の訪問介護員がサービスを提供しても、2人分の訪問介護費は算定できない。
- 5処方薬の受け取りは、生活援助として算定する。
問題52の解答と解説を見る
正解:3・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)家具の修繕は、日常生活の援助の範囲を超えるため、生活援助として算定できません。
- ×選択肢2:不適切(誤り)利用者以外の家族の衣類の洗濯は、生活援助として算定できません。
- ○選択肢3:適切(正しい)ストマ装具のパウチにたまった排泄物を捨てることは、身体介護として算定します。
- ×選択肢4:不適切(誤り)一定の条件を満たせば、2人の訪問介護員が同時にサービスを提供した場合に、2人分の訪問介護費を算定できます。
- ○選択肢5:適切(正しい)処方薬の受け取りは、生活援助として算定します。
問題53(福祉サービス分野)
介護保険における通所介護について正しいものはどれか。2つ選べ。(注)選択肢1、2及び5は「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第37号)の定める内容による。
- 1看護職員の配置は、義務付けられていない。
- 2おむつ代は、利用料以外の料金として支払いを受けることができる。
- 3認知症介護指導者養成研修を修了した職員を配置していれば、認知症の程度にかかわらず、認知症加算を算定できる。
- 4通所介護事業所と同一の建物内に居住する利用者がサービスを利用する場合であっても、通所介護費を減算されることはない。
- 5利用者に病状の急変が生じた場合は、主治の医師への連絡等の措置を講じなければならない。
問題53の解答と解説を見る
正解:2・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)通所介護では、利用定員が10人を超える場合は看護職員を配置しなければなりません。
- ○選択肢2:適切(正しい)おむつ代は、利用料以外の料金として支払いを受けることができます。
- ×選択肢3:不適切(誤り)認知症加算は、職員の配置に加え、認知症高齢者の日常生活自立度Ⅲ以上の利用者を対象とするなどの要件があります。認知症の程度にかかわらず算定できるわけではありません。
- ×選択肢4:不適切(誤り)事業所と同じ建物に住む利用者がサービスを利用する場合は、通所介護費が減算されます。
- ○選択肢5:適切(正しい)利用者の病状が急変した場合は、主治の医師への連絡などの措置を講じなければなりません。
問題54(福祉サービス分野)
介護保険における通所介護について正しいものはどれか。2つ選べ。(注)選択肢3及び4は「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第37号)の定める内容による。
- 1若年性認知症の利用者を受け入れた場合は、認知症加算に加えて、若年性認知症利用者受入加算を算定できる。
- 2低栄養状態にある利用者に対して管理栄養士を中心に栄養改善サービスを提供した場合は、月に2回を限度として栄養改善加算を算定できる。
- 3通所介護計画は、利用者が希望した場合にのみ交付すればよい。
- 4利用者からの要望があれば、利用定員を超えてサービスを提供することができる。
- 5サービス利用時間が9時間以上の場合は、5時間を限度として延長加算を算定できる。
問題54の解答と解説を見る
正解:2・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)認知症加算と若年性認知症利用者受入加算は、同時に算定できません。
- ○選択肢2:適切(正しい)低栄養状態の利用者に管理栄養士を中心として栄養改善サービスを行った場合は、月2回を限度に栄養改善加算を算定できます。
- ×選択肢3:不適切(誤り)通所介護計画は、すべての利用者に交付しなければなりません。
- ×選択肢4:不適切(誤り)利用者から要望があっても、利用定員を超えてサービスを提供することはできません(災害などやむを得ない事情を除く)。
- ○選択肢5:適切(正しい)9時間以上のサービスの場合は、5時間を限度として延長加算を算定できます(試験時点)。
問題55(福祉サービス分野)
認知症対応型共同生活介護について正しいものはどれか。3つ選べ。(注)選択肢1、2、4及び5は「指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準」(平成18年厚生労働省令第34号)の定める内容による。
- 1計画作成担当者は、厚生労働大臣が定める研修を修了している者でなければならない。
- 2入退去に際しては、その年月日を利用者の被保険者証に記載しなければならない。
- 3入居した日から30日以内の期間について算定される初期加算は、短期利用にも適用される。
- 4利用者の処遇上必要と認められる場合であっても、居室を二人部屋にすることはできない。
- 5非常災害に対する具体的な計画を、定期的に従業者に周知しなければならない。
問題55の解答と解説を見る
正解:1・2・5
- ○選択肢1:適切(正しい)グループホームの計画作成担当者は、厚生労働大臣が定める研修を修了していなければなりません。
- ○選択肢2:適切(正しい)入居・退居の際には、その年月日を利用者の被保険者証に記載しなければなりません。
- ×選択肢3:不適切(誤り)初期加算は、短期利用共同生活介護には適用されません。
- ×選択肢4:不適切(誤り)居室の定員は1人が原則ですが、夫婦で利用する場合など処遇上必要と認められる場合は2人部屋にできます。
- ○選択肢5:適切(正しい)非常災害に対する具体的な計画を、定期的に従業者に周知しなければなりません。
問題56(福祉サービス分野)
小規模多機能型居宅介護について正しいものはどれか。3つ選べ。 (注)選択肢1、2、4及び5は「指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準」(平成18年厚生労働省令第34号)の定める内容による。
- 1登録定員は、29人以下としなければならない。
- 2運営に当たり、地域住民やその自発的な活動等との連携・協力を行う等の地域との交流を図らなければならない。
- 3利用者は、1カ所の小規模多機能型居宅介護事業所に限って、利用者登録をすることができる。
- 4小規模多機能型居宅介護事業者は、利用者の負担によって、利用者宅で他の事業者の介護を受けさせることができる。
- 5通いサービスの利用者が登録定員の2分の1を下回る状態を続けてはならない。
問題56の解答と解説を見る
正解:1・2・3
- ○選択肢1:適切(正しい)小規模多機能型居宅介護の登録定員は、29人以下です(試験時点)。
- ○選択肢2:適切(正しい)運営にあたっては、地域住民やその自発的な活動などと連携・協力し、地域との交流を図らなければなりません。
- ○選択肢3:適切(正しい)利用者は、1か所の小規模多機能型居宅介護事業所にだけ登録できます。
- ×選択肢4:不適切(誤り)利用者の負担によって、他の事業者の介護を受けさせることはできません。
- ×選択肢5:不適切(誤り)登録定員に比べて通いサービスの利用者が著しく少ない状態を続けてはなりませんが、「2分の1を下回る」という基準ではありません。
問題57(福祉サービス分野)
介護老人福祉施設について正しいものはどれか。2つ選べ。(注)選択肢2、3及び4は「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第39号) の定める内容による。
- 1やむを得ない事由があれば、要介護1又は2の人でも入所できる。
- 2あらかじめ協力歯科医療機関を定めておくよう努めなければならない。
- 3入所者が入院する場合には、3カ月間は空床にしておかなければならない。
- 4他の職務と兼務していない常勤の介護支援専門員を1名以上置かなければならない。
- 5歯科医師から技術的指導を受けた介護職員が口腔ケアを行った場合は口腔衛生管理加算を算定できる。
問題57の解答と解説を見る
正解:1・2
- ○選択肢1:適切(正しい)やむを得ない事由があれば、要介護1・2の人でも特例入所できます。
- ○選択肢2:適切(正しい)あらかじめ協力歯科医療機関を定めておくよう努めなければなりません。
- ×選択肢3:不適切(誤り)入所者が入院した場合、おおむね3か月以内に退院が見込まれるときは再入所できるよう配慮しますが、その間必ず空床にしておかなければならないわけではありません(短期入所に利用することもできます)。
- ×選択肢4:不適切(誤り)介護支援専門員は常勤で1人以上置きますが、処遇に支障がなければ他の職務と兼務できます。
- ×選択肢5:不適切(誤り)口腔衛生管理加算は、歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が入所者に口腔ケアを行った場合に算定します。介護職員が行った場合ではありません。
問題58(福祉サービス分野)
生活保護制度について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1介護保険の介護保険料は、生活扶助として給付される。
- 2介護扶助による介護の給付は、介護保険法の指定を受け、かつ、生活保護法による指定を受けた事業者等に委託して行われる。
- 3被保護者が介護保険の被保険者である場合は、介護保険の保険給付より介護扶助が優先して給付される。
- 4介護保険制度に基づく住宅改修は、住宅扶助の対象である。
- 5医療扶助による医療の給付は、入院又は通院により治療を必要とする場合に、生活保護の指定医療機関に委託して行われる。
問題58の解答と解説を見る
正解:1・2・5
- ○選択肢1:適切(正しい)介護保険料は、生活扶助(介護保険料加算)として給付されます。
- ○選択肢2:適切(正しい)介護扶助による介護の給付は、介護保険法の指定と生活保護法の指定の両方を受けた事業者などに委託して行われます。
- ×選択肢3:不適切(誤り)被保護者が介護保険の被保険者である場合は、介護保険の給付が優先され、利用者負担分が介護扶助で給付されます。
- ×選択肢4:不適切(誤り)介護保険の住宅改修は、住宅扶助ではなく介護扶助の対象です。
- ○選択肢5:適切(正しい)医療扶助は、入院や通院による治療が必要な場合に、指定医療機関に委託して行われます。
問題59(福祉サービス分野)
成年後見制度について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1成年後見人が成年被後見人の居住用の不動産を処分する場合には、家庭裁判所の許可が必要である。
- 2家庭裁判所は、本人の同意がなくても、四親等内の親族の請求により、補助開始の審判をすることができる。
- 3市町村は、後見、保佐及び補助の業務を適正に行うことができる人材の育成を図るために必要な研修を実施するよう努めなければならない。
- 4市町村は、後見、保佐及び補助の業務を適正に行うことができる者を家庭裁判所に推薦するよう努めなければならない。
- 5任意後見人は、本人からの依頼により、市町村長が任命する。
問題59の解答と解説を見る
正解:1・3・4
- ○選択肢1:適切(正しい)成年後見人が本人の居住用の不動産を処分するには、家庭裁判所の許可が必要です。
- ×選択肢2:不適切(誤り)本人以外の人の請求で補助開始の審判をするには、本人の同意が必要です。
- ○選択肢3:適切(正しい)市町村は、後見・保佐・補助の業務を適正に行える人材を育てるため、研修の実施などに努めなければなりません。
- ○選択肢4:適切(正しい)市町村は、後見などの業務を適正に行える人を家庭裁判所に推薦するよう努めなければなりません。
- ×選択肢5:不適切(誤り)任意後見人は、本人が契約(公正証書)で選ぶ人です。市町村長が任命するのではありません。
問題60(福祉サービス分野)
後期高齢者医療制度について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 1保険料は、厚生労働省令で定める。
- 265歳以上75歳未満であって、後期高齢者医療広域連合の障害認定を受けた者も、被保険者となる。
- 3生活保護世帯に属する者も、被保険者となる。
- 4一部負担の割合は、原則として1割であるが、現役並み所得者は3割である。
- 5給付には、高額療養費及び高額介護合算療養費の支給が含まれる。
問題60の解答と解説を見る
正解:2・4・5
- ×選択肢1:不適切(誤り)後期高齢者医療の保険料は、後期高齢者医療広域連合が条例で定めます。厚生労働省令ではありません。
- ○選択肢2:適切(正しい)65歳以上75歳未満で、広域連合から一定の障害の認定を受けた人も被保険者になります。
- ×選択肢3:不適切(誤り)生活保護世帯に属する人は、後期高齢者医療の被保険者になりません。
- ○選択肢4:適切(正しい)一部負担の割合は原則1割で、現役並み所得者は3割です(試験時点)。
- ○選択肢5:適切(正しい)給付には、高額療養費や高額介護合算療養費の支給が含まれます。
第19回ケアマネ試験の出題傾向と次の試験対策
| 分野 | 第19回の特徴 | 対策のポイント |
|---|---|---|
| 介護支援分野 | 介護保険法の条文(問1・問2)、主治医意見書の項目(問16・問17)、基本チェックリスト(問18)など、細かい項目名を問う問題が多かった | 主治医意見書や基本チェックリスト、課題分析標準項目など「様式の項目」を一度確認しておく |
| 保健医療サービスの知識等 | 検査値、呼吸状態、皮膚疾患、薬の代謝や排泄、認知症の種類ごとの特徴など、医学的な知識が幅広く問われた | 病気や検査の「数値・名称・特徴」をセットで覚え、高齢者特有の症状の出方を押さえる |
| 福祉サービスの知識等 | 集団援助の意義、職業倫理と守秘義務、訪問介護の算定区分、同時に算定できない加算の組合せなどが出題された | 守秘義務の範囲や、身体介護と生活援助の区別など、毎年出るポイントを確実にする |
新人第19回は、主治医意見書の項目まで問われていて驚きました。
先輩そうね。こうした様式の問題は、実物を一度見ておくと覚えやすいわ。現場で使う書類とつなげて学ぶと、試験にも実務にも役立つわよ。
- まず時間を計って60問を解く本番と同じ120分で解き、分野ごとに採点します。
- 間違えた選択肢の解説を読む正答番号だけでなく、×の理由まで確認します。
- 苦手なテーマをテキストで確認する間違えたテーマのページに戻り、関連する知識をまとめて覚えます。
- ほかの年度の過去問で同じテーマを解く繰り返し出題されるテーマを確実に得点できるようにします。
よくある質問(FAQ)
第19回ケアマネ試験の合格点は何点ですか?
第19回ケアマネ試験の合格率は何%ですか?
ケアマネ試験は、選択肢を1つでも間違えると0点ですか?
第19回の過去問は、今の制度でもそのまま使えますか?
過去問は何年分解けばいいですか?
- 第19回ケアマネ試験は2016年10月2日に行われ、全60問・120分で実施された
- 受験者124,585人、合格者16,281人で、合格率は13.1%だった
- 合格点は介護支援分野13点(25問中)、保健医療福祉サービス分野22点(35問中)で、両分野とも基準が大きく下がった
- 介護保険法の条文、主治医意見書や基本チェックリストの項目、医学知識、職業倫理など、細かい知識を問う問題が幅広く出題された
- 正答番号だけでなく選択肢ごとの解説を確認し、苦手テーマを他年度の過去問で繰り返し解くことが合格への近道
















